JP2002288980A - 強誘電体メモリの駆動方法および強誘電体メモリ - Google Patents

強誘電体メモリの駆動方法および強誘電体メモリ

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JP2002288980A
JP2002288980A JP2001087932A JP2001087932A JP2002288980A JP 2002288980 A JP2002288980 A JP 2002288980A JP 2001087932 A JP2001087932 A JP 2001087932A JP 2001087932 A JP2001087932 A JP 2001087932A JP 2002288980 A JP2002288980 A JP 2002288980A
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bit line
potential
ferroelectric
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JP2001087932A
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Katsumi Nagahashi
克己 永橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2T2C型の強誘電体メモリにおいて、イン
プリント発生による反転データが書き込みにくくなる現
象やデータ読み出し不良等の不具合を回避する。 【解決手段】 データの書き込みを行う際、2つの強誘
電体キャパシタ3,4に対し同極性の異なる電位を供給
することで一方にハイデータを他方にローデータを書き
込む。データの読み出しを行う際、センスアンプ9でビ
ット線BLと/BLとの電位差を増幅してデータの読み
出しを行い、そのときのハイデータ側のビット線の電位
を保持した状態で、プリチャージ回路36にてローデー
タ側のビット線をセルプレート電位に対して所望のプラ
ス電位に持ち上げ、ハイデータ側およびローデータ側の
ビット線の電位をそれぞれ対応する2つの強誘電体キャ
パシタ3,4に供給することで一方にハイデータを他方
にローデータを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体キャパシ
タを有する不揮発性の強誘電体メモリの駆動方法および
強誘電体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な強誘電体メモリの動作を説明す
る。代表的な強誘電体メモリは図12に示すように、2
つのNMOSトランジスタ1,2と2つの強誘電体キャ
パシタ3,4で1ビットのメモリセルが構成される(2
T2C型)。WLはワード線、BL,/BLはキャパシ
タからデータを読み出し、および書き込むためのビット
線を示す。CPはセルプレート線を示す。図13,図1
4にセルプレート線駆動方式で読み出し時,書き込み時
の動作波形を示す。
【0003】まず、読み出し動作は次のようにして行わ
れる。図13において、初めにワード線WLを“H”
(VCC:高電位側電源電位)レベルに持ち上げ選択状
態にし(t1)、その後にセルプレート線CPを“H”
レベルにして(t2)メモリセルを選択する。セルプレ
ート線CPが“H”レベルに駆動されるとメモリセルか
ら電荷がビット線BL,/BLに流れ出す。この電荷が
ビット線容量とメモリセル容量とによって分割され電位
としてビット線BL,/BLに現れる。センス起動信号
SAEを“H”レベルにしてセンスアンプ9を起動し
(t3)、ビット線BL,/BLの電位差をセンスし
て、VCCレベルとVSSレベルに拡げ、データの読み
出しがセンスアンプ9により行われる。続いて、セルプ
レート線CPは“L”(VSS:低電位側電源電位)レ
ベルに下げられ(t4)メモリセルへの再書き込みが行
われる。最後にワード線WLが“L”レベルに戻り(t
5)、読み出し動作が完了する。
【0004】上記読み出し動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図15に示す。12,13が残留
分極量を示し、14,15は抗電圧を示す。図13のt
1の時点での強誘電体キャパシタの状態が図15のH1
/L1に示される。同様にt2,t3,t4,t5の時
点での状態をH2/L2,H3/L3,H4/L4,H
5/L4に示す。ビット線に現れる電位レベルは強誘電
体キャパシタのヒステリシス曲線の形状とビット線容量
によって決まる。図15に示される直線16,17の傾
きが、ビット線の容量を示す。セルプレート線CPを
“H”レベルにすると強誘電体キャパシタとビット線容
量の直列容量にVCCの電位が印加される。このとき強
誘電体キャパシタから電荷が流れ出し、ビット線容量を
充電する。直列容量の電荷分配によりビット線の電位が
決定され、図15のH2/L2の点がBL,/BLのそ
れぞれの電位18,19を示し、この電位差20がビッ
ト線の電位差となる。
【0005】書き込み動作は、次のように行われる。図
14において、初めにワード線WLを“H”(VCC)
レベルに持ち上げ選択状態にし(t1)、その後にセル
プレート線CPを“H”レベルにして(t2)メモリセ
ルを選択する。BL,/BLに転送された“H”デー
タ,“L”データをセンス起動信号SAEを“H”レベ
ルにしてセンスアンプ9を起動し(t3)、この電位差
をセンスすることにより、VCCレベルとVSSレベル
に拡げる。このとき、セルプレート線CPは“H”レベ
ルになっているため、“L”データがメモリセルへ書き
込まれる。次にセルプレート線CPを“L”レベルにす
ることで(t4)、“H”データがメモリセルへ書き込
まれる。最後にワード線WLが“L”レベルに戻り(t
5)、書き込み動作が完了する。このように“L”デー
タの書き込み時間10および“H”データの書き込み時
間11がそれぞれ必要となる。
【0006】上記書き込み動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図15に示す。図14のt1の時
点での強誘電体キャパシタの状態が図15のH1/L1
に示される。同様にt2,t3,t4,t5の時点での
状態をH2/L2,H3/L3,H4/L4,H5/L
4に示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の強誘電体メモリでは、強誘電体特有の性質によ
り、データの書き込みを行った後に高温で長時間放置し
たままにしておくと記憶されているデータと逆のデータ
を書き込もうとしたときに特性が変化してしまい、デー
タが書き込まれにくくなるという欠点があった。このよ
うな性質はインプリントといわれる。
【0008】これは、図16に示すように、−Pr分極
状態(データ“0”の残留分極電荷量)で長時間保存さ
れると、ヒステリシス曲線Aがヒステリシス曲線Bのよ
うにプラス電位側にシフトする。これによって、逆デー
タ(データ“1”)を書き込む際の逆方向への分極反転
に必要な抗電圧21が抗電圧22に増大して分極反転が
しにくくなり、反転後の逆データの分極量は初期に比べ
て減少する(減少量23)。この結果、この逆データ
(データ“1”)の読み出し電荷量は、インプリントの
進行に伴い減少する。
【0009】一方、図17に示すように、+Pr分極状
態(データ“1”の残留分極電荷量)で長時間保存され
ると、ヒステリシス曲線Aがヒステリシス曲線Bのよう
にマイナス電位側にシフトする。この場合も逆データ
(データ“0”)を書き込む際の逆方向への分極反転に
必要な抗電圧24が抗電圧25に増大して分極反転がし
にくくなり、反転後の逆データの分極量は初期に比べて
減少する(減少量26)。この結果、この逆データ(デ
ータ“0”)の分極量が減少し、その読み出し電荷量と
しては増大する。
【0010】2T2C型強誘電体メモリセルでは、この
データ“1”とデータ“0”の読み出し電荷量の差より
生じるビット線電位差をセンスアンプ9で検出すること
により読み出しを行うが、インプリントの進行が進み、
この差がセンスアンプ9の検出限界より小さくなったと
き、逆データ(分極反転データ)の読み出し不良が発生
する。
【0011】本発明は、上記課題を解決するもので、2
T2C型の強誘電体メモリにおいて、インプリント発生
による反転データが書き込みにくくなる現象やデータ読
み出し不良等の不具合を回避することができる強誘電体
メモリの駆動方法および強誘電体メモリを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の強誘電体
メモリの駆動方法は、2つのトランジスタと2つの強誘
電体キャパシタとで1ビットのメモリセルを構成した強
誘電体メモリの駆動方法であって、メモリセルにデータ
の書き込みを行う際、2つの強誘電体キャパシタに同極
性で異なる電位を供給することで2つの強誘電体キャパ
シタのうちの一方にハイデータを他方にローデータを書
き込むことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の強誘電体メモリの駆動方法
は、第1および第2の強誘電体キャパシタと、第1の強
誘電体キャパシタを第1のビット線に電気的に接続およ
び非接続する第1のトランジスタと、第2の強誘電体キ
ャパシタを第1のビット線と対をなす第2のビット線に
電気的に接続および非接続する第2のトランジスタとで
1ビットのメモリセルを構成し、第1のビット線と第2
のビット線との電位差を増幅するセンスアンプを備えた
強誘電体メモリの駆動方法であって、メモリセルにデー
タの書き込みを行う際、第1および第2の2つの強誘電
体キャパシタにセルプレート電位に対して同極性で異な
るプラス電位を供給することで2つの強誘電体キャパシ
タのうちの一方にハイデータを他方にローデータを書き
込むことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の強誘電体メモリの駆動方法
は、請求項2記載の強誘電体メモリの駆動方法におい
て、メモリセルからデータの読み出しを行う際、センス
アンプで第1のビット線と第2のビット線との電位差を
増幅してデータの読み出しを行い、そのときのハイデー
タ側およびローデータ側のビット線にそれぞれハイデー
タ側およびローデータ側に対応してセルプレート電位に
対して同極性で異なるプラス電位を与えることにより、
第1および第2の2つの強誘電体キャパシタのうちの一
方にハイデータを他方にローデータを書き込むことを特
徴とする。
【0015】請求項4記載の強誘電体メモリは、第1お
よび第2の強誘電体キャパシタと、第1の強誘電体キャ
パシタを第1のビット線に電気的に接続および非接続す
る第1のトランジスタと、第2の強誘電体キャパシタを
第1のビット線と対をなす第2のビット線に電気的に接
続および非接続する第2のトランジスタとで1ビットの
メモリセルを構成し、第1のビット線と第2のビット線
との電位差を増幅するセンスアンプを備えた強誘電体メ
モリであって、第1および第2のビット線に所望の電位
を供給するプリチャージ回路を設け、メモリセルにデー
タの書き込みを行う際、センスアンプで第1のビット線
と第2のビット線との電位差を増幅し、そのときのハイ
データ側のビット線の電位を保持した状態で、プリチャ
ージ回路にてローデータ側のビット線をセルプレート電
位に対して所望のプラス電位に持ち上げ、ハイデータ側
およびローデータ側のビット線の電位をそれぞれ対応す
る第1および第2の2つの強誘電体キャパシタに供給す
ることで2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハイ
データを他方にローデータを書き込み、メモリセルから
データの読み出しを行う際、センスアンプで第1のビッ
ト線と第2のビット線との電位差を増幅してデータの読
み出しを行い、そのときのハイデータ側のビット線の電
位を保持した状態で、プリチャージ回路にてローデータ
側のビット線をセルプレート電位に対して所望のプラス
電位に持ち上げ、ハイデータ側およびローデータ側のビ
ット線の電位をそれぞれ対応する第1および第2の2つ
の強誘電体キャパシタに供給することで2つの強誘電体
キャパシタのうちの一方にハイデータを他方にローデー
タを書き込むようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の強誘電体メモリは、第1お
よび第2の強誘電体キャパシタと、第1の強誘電体キャ
パシタを第1のビット線に電気的に接続および非接続す
る第1のトランジスタと、第2の強誘電体キャパシタを
第1のビット線と対をなす第2のビット線に電気的に接
続および非接続する第2のトランジスタとで1ビットの
メモリセルを構成し、第1のビット線と第2のビット線
との電位差を増幅するセンスアンプを備えた強誘電体メ
モリであって、第1のビット線と第2のビット線との電
位差を検知し、かつ第1および第2のビット線のハイデ
ータ側およびローデータ側を認識する電位差検知認識回
路と、セルプレート電位に対して同極性で異なるプラス
電位を第1および第2のビット線に印加する電圧発生回
路とを設け、メモリセルにデータの書き込みを行う際、
センスアンプで第1のビット線と第2のビット線との電
位差を増幅し、この時に電位差検知認識回路は第1のビ
ット線と第2のビット線との電位差を検知し、かつハイ
データ側およびローデータ側のビット線を認識し、電圧
発生回路は電位差検知認識回路による検知認識結果を受
け、認識されたハイデータ側およびローデータ側に対応
してセルプレート電位に対して同極性で異なるプラス電
位をハイデータ側およびローデータ側のビット線に印加
することにより第1および第2の2つの強誘電体キャパ
シタのうちの一方にハイデータを他方にローデータを書
き込み、メモリセルからデータの読み出しを行う際、セ
ンスアンプで第1のビット線と第2のビット線との電位
差を増幅してデータの読み出しを行い、この読み出し時
に電位差検知認識回路は第1のビット線と第2のビット
線との電位差を検知し、かつハイデータ側およびローデ
ータ側のビット線を認識し、電圧発生回路は電位差検知
認識回路による検知認識結果を受け、認識されたハイデ
ータ側およびローデータ側に対応してセルプレート電位
に対して同極性で異なるプラス電位をハイデータ側およ
びローデータ側のビット線に印加することにより第1お
よび第2の2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハ
イデータを他方にローデータを書き込むようにしたこと
を特徴とする。
【0017】以上の本発明の構成によれば、2T2C型
の強誘電体メモリにおいて、2つの強誘電体キャパシタ
でのデータ保持のために同極性の異なるプラス電位で書
き込みが行なわれるので、反転データを書き込む必要が
ない。したがって、強誘電体メモリ特有のインプリント
による反転データが書き込みにくくなる現象を回避する
ことができる。
【0018】また、インプリントが起きても、“H”
(ハイ)データ、および“L”(ロー)データが書き込
まれている2つの強誘電体キャパシタとも、ヒステリシ
ス曲線は同じマイナス電位側にシフトするため、この2
つの強誘電体キャパシタに書き込める電荷量の差は変動
しにくくなる。さらに、プラス抗電圧はともに小さくな
るため、プラス電圧でのデータ書き込みは容易となる。
従って、インプリントの進行に伴い、プラス電圧でのデ
ータ書き込みは、徐々に書き込みやすくなる。以上のこ
とから、インプリントが発生しても反転データ書き込み
不足によるデータ読み出し不良を回避することができ
る。
【0019】さらに、データ書き込み時、セルプレート
電位は“L”レベル状態で、“H”データおよび“L”
データの書き込みができるため、セルプレートの電位制
御が簡単となる。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の原理について説明
する。本発明は、2つのトランジスタと2つの強誘電体
キャパシタとで1ビットのメモリセル(2T2C型メモ
リセル)が構成される強誘電体メモリであり、各メモリ
セルを構成する2つの強誘電体キャパシタに、従来例で
は相反する形でデータ保持を行うのに対し、本発明では
同極性の異なる電位でデータ保持を行う。これは、強誘
電体キャパシタへの印加電圧が高いほど残留分極量が大
きくなる強誘電体キャパシタの特徴を利用し、この残留
分極量を読み出して、データ“1”であるか、データ
“0”であるかを識別する。このような方式によると
“H”データ,“L”データともに2つの強誘電体キャ
パシタに書き込む電圧は、セルプレート電位に対して同
極性のプラス電位で書き込み、“H”データの書き込み
電圧は、“L”データより高い電圧で書き込む。
【0021】以下、図1を用いて説明する。図1におい
て、27は“H”データの分極電荷量、28は“L”デ
ータの分極電荷量、29は“H”データと“L”データ
の分極電荷量の差、30,31はそれぞれの傾きがビッ
ト線容量を示す直線、32はプラスの抗電圧、33は読
み出した時の“H”データのビット線電位、34は読み
出した時の“L”データのビット線電位、35は読み出
した時の“H”データと“L”データのビット線電位差
である。
【0022】前述のように2つの強誘電体キャパシタで
のデータ保持をセルプレート電位に対して同極性の異な
るプラス電位で書き込む。この場合、“H”データ,
“L”データの書き込み電圧をそれぞれVa,Vb(V
a>Vb)とすると、電圧Va,Vbでの分極電荷量は
それぞれ27,28となる。このように書き込み電圧の
違いにより分極電荷量が異なり、書き込み電圧が高いほ
ど分極電荷量は大きくなる。この分極電荷量を読み出し
た時の電位差35をセンスアンプでセンスし、VCCレ
ベルとVSSレベルに拡げ、記憶情報の識別すなわちデ
ータ“1”か、データ“0”かの識別を行う。
【0023】以上によれば、書き込み電圧は常に同極性
のプラス電圧のため、インプリントによって書き込み難
くなる反転データを書き込む必要がなくなる。
【0024】また、インプリントによるヒステリシス曲
線のシフトは、プラス電位で書き込まれるため、2つの
キャパシタともマイナス電圧側へシフトする。従って、
インプリントの発生で、プラス抗電圧32も小さくな
り、プラス電圧では書き込みやすくなる。
【0025】以上のことから、インプリントが起きても
反転データ書き込み不足によるデータ読み出し不良を回
避できる。
【0026】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について図面を用いて説明する。図2は第1の実
施の形態の強誘電体メモリの主要部の構成を示す回路図
である。図2において、36はプリチャージ回路、41
はロープリチャージ回路であり、その他、図12と対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図
3は本実施の形態における読み出し時の動作波形を示す
図である。
【0027】まず、読み出し動作は次のようにして行わ
れる。図3において、初めにワード線WLを“H”(V
CC:高電位側電源電位)レベルに持ち上げ選択状態に
し(t1)、その後にセルプレート線CPを“H”レベ
ルにして(t2)メモリセルを選択する。セルプレート
線CPが“H”レベルに駆動されるとメモリセルから電
荷がビット線BL,/BLに流れ出す。この電荷がビッ
ト線容量とメモリセル容量とによって分割され電位とし
てビット線BL,/BLに現れる。センス起動信号SA
Eを“H”レベルにしてセンスアンプ9を起動し(t
3)、ビット線BL,/BLの電位差をセンスして、V
CCレベルとVSS(低電位側電源電位)レベルに拡
げ、データの読み出しがセンスアンプ9により行われ
る。ここまでの動作は従来例と同じである。
【0028】次に、本実施の形態では、データの読み出
し後、セルプレート線CPおよびセンス起動信号SAE
を“L”レベルに下げる(t4)と同時に、図2のプリ
チャージ回路36の信号線PCに印加する電圧を上げ
て、所望の電位まで上げる。所望の電位は、(信号線P
Cに印加する電圧)−(トランジスタTr1のしきい値
電圧)となる。ただし、信号線PCに印加する電圧はV
CCレベル以下である。この動作により、VSSレベル
のビット線はセルプレート電位に対してプラス電位に持
ち上がり(t5)、2つのキャパシタ3,4ともセルプ
レート電位に対して同極性の異なるプラス電位でデータ
が書き込まれる。この所望の電位は、ヒステリシス曲線
の形状,ビット線容量,センスアンプ9の検出能力によ
って決まる。最後にワード線WLを“L”レベルに戻す
とともに信号線PCを非プリチャージ電位に下げ(t
6)、読み出し動作が完了する。
【0029】上記読み出し動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図4に示す。図4に示される3
7,38はそれぞれの傾きがビット線容量を示す直線で
ある。H1,L1はデータ“1”,データ“0”の残留
分極量を示す。図3のt1の時点での2つの強誘電体キ
ャパシタ3,4の状態が図4のH1/L1に示される。
同様にt2,t3,t4,t5,t6の時点での状態を
H2/L2,H3/L3,H4/L4,H4/L5,H
5/L6に示す。
【0030】以上のように、データ読み出し後の再書き
込み動作において、“L”データが書き込まれていたキ
ャパシタは、センスアンプ9のセンス動作により、いっ
たんVSSレベルによる反転データ(図4のL4)が書
き込まれる。本実施の形態では、この相反する形でのデ
ータ保持を回避するため、センス後のデータ読み出し
後、プリチャージ回路36により、ビット線BL,/B
Lをプリチャージすることで2つのキャパシタ3,4と
もに同極性の電圧を供給する。したがって、“L”デー
タが書き込まれているキャパシタにはいったんマイナス
電圧による反転データ(図4のL4)が書き込まれる
が、プリチャージによって、再度、プラス電圧で反転デ
ータ(図4のL1)が書き込まれる。この結果、“H”
データと同じ同極性のプラス電圧でのデータ保持が可能
となる。
【0031】次に、本実施の形態における書き込み動作
について説明する。図5は本実施の形態における書き込
み時の動作波形を示す図である。
【0032】書き込み動作は、図5において次のように
行われる。初めにワード線WLを“H”(VCC)レベ
ルに持ち上げ選択状態にし(t1)、その後にセルプレ
ート線CPを“H”レベルにして(t2)メモリセルを
選択する。記憶されているデータがビット線BL,/B
Lに読み出された後、セルプレート線CPを“L”レベ
ルにする。続いて、ロープリチャージ回路41の信号L
PCを“H”レベルにして(t3)、ビット線BL,/
BLをVSSレベルにプリチャージした後、ロープリチ
ャージ信号LPCを“L”レベルにする(t4)。その
後、データ線DL,/DLからビット線BL,/BLに
転送される“H”データ,“L”データの電位差をVC
CレベルとVSSレベルに拡げるため、センス起動信号
SAEを“H”レベルにして、センスアンプ9を起動さ
せる(t5)。このセンス後、センス起動信号SAEを
“L”レベルに下げる(t6)と同時に、プリチャージ
回路36の信号線PCに所望の電圧を印加する。この動
作により、VSSレベルのビット線はセルプレート電位
に対してプラス電位に持ち上がり(t7)、2つのキャ
パシタ3,4ともセルプレート電位に対して同極性の異
なるプラス電位でデータが書き込まれる。最後にワード
線WLを“L”レベルに戻すとともに信号線PCを非プ
リチャージ電位に下げ(t8)、書き込み動作が完了す
る。
【0033】上記書き込み動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図6,図7に示す。図6は記憶さ
れているデータと同じデータを書き込む場合、図7は記
憶されているデータと異なる逆のデータを書き込む場合
をそれぞれ示している。
【0034】図6において、H1,L1は“H”デー
タ,“L”データの残留分極量を示す。図5のt1の時
点での2つの強誘電体キャパシタ3,4の状態が図6の
H1/L1に示される。同様にt2,t3,t4,t
5,t6,t7,t8の時点での状態をH2/L2,H
3/L3,H3/L3,H3/L3,H4/L3,H4
/L4,H5/L5に示す。
【0035】また、図7において、H1,L1は“H”
データ,“L”データの残留分極量を示す。図5のt1
の時点での2つの強誘電体キャパシタ3,4の状態が図
7のH1/L1に示される。同様にt2,t3,t4,
t5,t6,t7,t8の時点での状態をH2/L2,
H3/L3,H3/L3,H3/L3,H3/L4,H
4/L4,H5/L5に示す。
【0036】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図面を用いて説明する。図8は第2の実
施の形態の強誘電体メモリの主要部の構成を示す回路図
である。図8において、39は電位差検知認識回路、4
0は書き込み電圧Va,Vbを供給する電圧発生回路、
42はロープリチャージ回路であり、その他、図12と
対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図9は本実施の形態における読み出し時の動作波形
を示す図である。
【0037】まず、読み出し動作は次のようにして行わ
れる。図9において、初めにワード線WLを“H”(V
CC:高電位側電源電位)レベルに持ち上げ選択状態に
し(t1)、その後にセルプレート線CPを“H”レベ
ルにして(t2)メモリセルを選択する。セルプレート
線CPが“H”レベルに駆動されるとメモリセルから電
荷がビット線BL,/BLに流れ出す。この電荷がビッ
ト線容量とメモリセル容量とによって分割され電位とし
てビット線BL,/BLに現れる。センス起動信号SA
Eを“H”レベルにしてセンスアンプ9を起動し(t
3)、ビット線BL,/BLの電位差をセンスして、V
CCレベルとVSS(低電位側電源電位)レベルに拡
げ、データの読み出しがセンスアンプ9により行われ
る。ここまでの動作は従来例と同じである。
【0038】次に、本実施の形態では、センス後のビッ
ト線BL,/BLの電位差と、ビット線電位の“H”デ
ータ側,“L”データ側を電位差検知認識回路39にて
検知する(なお、ビット線BL,/BLの電位差は検知
されるだけでこの後使用されない)。その後、セルプレ
ート線CPおよびセンス起動信号SAEが“L”レベル
に下がる(t4)。同時に電位差検知認識回路39から
の信号を受けて、電圧発生回路40からビット線BL,
/BLに同極性の異なるプラス電圧Va,Vb(Va>
Vb)が供給される(t4〜t6)。これは、ビット線
の電位がBL>/BLの場合、すなわちビット線BLが
“H”データ側で、ビット線/BLが“L”データ側で
あると電位差検知認識回路39にて検知していた場合、
電圧発生回路40からビット線BL,/BLに供給され
る電圧はそれぞれVa,Vbとなる。逆に、ビット線の
電位がBL</BLの場合、すなわちビット線BLが
“L”データ側で、ビット線/BLが“H”データ側で
あると電位差検知認識回路39にて検知していた場合、
電圧発生回路40からビット線BL,/BLに供給され
る電圧はそれぞれVb,Vaとなる。その後、ワード線
WLが“L”レベルに戻り(t6)、同時に電圧発生回
路40からの電圧供給も止まり、データ読み出し後の再
書き込み動作が終了する。
【0039】電圧発生回路40から発生する電圧Va,
Vbについて、図10を参照して説明する。図10にお
いて、Aは抗電圧、B〜Cは残留分極量が飽和する印加
電圧領域、CはVCC(電源電圧)である。電圧Vaの
とりうる範囲は、C>Va>Vbであり、Vbのとりう
る範囲は、B>Vb>Aである。
【0040】上記読み出し動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図4に示す。H1,L1は“H”
データ,“L”データの残留分極量を示す。図9のt1
の時点での2つの強誘電体キャパシタ3,4の状態が図
4のH1/L1に示される。同様にt2,t3,t4,
t5,t6の時点での状態をH2/L2,H3/L3,
H4/L4,H4/L5,H5/L6に示す。
【0041】以上のように、データ読み出し後の再書き
込み動作において、“L”データが書き込まれていたキ
ャパシタは、センスアンプ9のセンス動作により、いっ
たんVSSレベルによる反転データ(図4のL4)が書
き込まれる。本実施の形態では、この相反する形でのデ
ータ保持を回避するため、電位差検知認識回路39,電
圧発生回路40から構成された回路により、センス後の
ビット線BL,/BLにプラス電圧を供給する。したが
って、“L”データが書き込まれているキャパシタには
いったんマイナス電圧による反転データ(図4のL4)
が書き込まれるが、この電圧発生回路40からの電圧供
給によって、再度、プラス電圧により反転データ(図4
のL1)が書き込まれる。この結果、同極性のプラス電
圧でのデータ保持が可能となる。
【0042】次に、本実施の形態における書き込み動作
について説明する。図11は本実施の形態における書き
込み時の動作波形を示す図である。
【0043】書き込み動作は、図11において次のよう
に行われる。初めにワード線WLを“H”(VCC)レ
ベルに持ち上げ選択状態にし(t1)、その後にセルプ
レート線CPを“H”レベルにして(t2)メモリセル
を選択する。記憶されているデータがビット線BL,/
BLに読み出された後、セルプレート線CPを“L”レ
ベルにする。続いて、ロープリチャージ回路42の信号
LPCを“H”レベルにして(t3)、ビット線BL,
/BLをVSSレベルにプリチャージした後、ロープリ
チャージ信号LPCを“L”レベルにする(t4)。そ
の後、データ線DL,/DLからビット線BL,/BL
に転送される“H”データ,“L”データの電位差をV
CCレベルとVSSレベルに拡げるため、センス起動信
号SAEを“H”レベルにして、センスアンプ9を起動
させる(t5)。このセンス後のビット線BLと/BL
との電位差、およびビット線電位の“H”データ側,
“L”データ側を電位差検知認識回路39にて検知する
(なお、ビット線BL,/BLの電位差は検知されるだ
けでこの後使用されない)。その後、センス起動信号S
AEを“L”レベルに下げる(t6)と同時に、電位差
検知認識回路39からの信号を受けて、電圧発生回路4
0からビット線BL,/BLに異なるプラス電圧が供給
される(t7〜t8)。これは、ビット線の電位がBL
>/BLの場合、すなわちビット線BLが“H”データ
側で、ビット線/BLが“L”データ側であると電位差
検知認識回路39にて検知していた場合、電圧発生回路
40からビット線BL,/BLに供給される電圧はそれ
ぞれVa,Vbとなる。逆に、ビット線の電位がBL<
/BLの場合、すなわちビット線BLが“L”データ側
で、ビット線/BLが“H”データ側であると電位差検
知認識回路39にて検知していた場合、電圧発生回路4
0からビット線BL,/BLに供給される電圧はそれぞ
れVb,Vaとなる。最後にワード線WLを“L”レベ
ルに戻すと同時に電圧発生回路40からの電圧供給も終
わり、書き込み動作が完了する(t8)。
【0044】上記書き込み動作の各段階における強誘電
体キャパシタの状態を図6,図7に示す。図6は記憶さ
れているデータと同じデータを書き込む場合、図7は記
憶されているデータと異なる逆のデータを書き込む場合
をそれぞれ示している。
【0045】図6において、H1,L1は“H”デー
タ,“L”データの残留分極量を示す。図11のt1の
時点での2つの強誘電体キャパシタ3,4の状態が図6
のH1/L1に示される。同様にt2,t3,t4,t
5,t6,t7,t8の時点での状態をH2/L2,H
3/L3,H3/L3,H3/L3,H4/L3,H4
/L4,H5/L5に示す。
【0046】また、図7において、H1,L1は“H”
データ,“L”データの残留分極量を示す。図11のt
1の時点での2つの強誘電体キャパシタ3,4の状態が
図7のH1/L1に示される。同様にt2,t3,t
4,t5,t6,t7,t8の時点での状態をH2/L
2,H3/L3,H3/L3,H3/L3,H3/L
4,H4/L4,H5/L5に示す。
【0047】以上の第1および第2の実施の形態によれ
ば、書き込み動作の際および読み出し動作における再書
き込み動作の際、2つの強誘電体キャパシタ3,4には
セルプレート電位に対して同極性の異なるプラス電位で
書き込みが行なわれるので、反転データを書き込む必要
がない。したがって、強誘電体メモリ特有のインプリン
トによる反転データが書き込みにくくなる現象を回避で
きる。
【0048】また、インプリントが発生しても、“H”
データおよび“L”データが書き込まれている2つの強
誘電体キャパシタ3,4とも、ヒステリシス曲線は同じ
マイナス電位側にシフトするため、この2つのキャパシ
タ3,4に書き込める電荷量の差は変動しにくくなる。
さらに、プラス抗電圧はともに小さくなるため、プラス
電圧でのデータ書き込みは容易となる。従って、インプ
リントの進行に伴い、プラス電圧でのデータ書き込み
は、徐々に書き込みやすくなる。以上のことから、イン
プリントが発生しても反転データの書き込み不足による
データ読み出し不良を回避できる。
【0049】さらに、セルプレート電位が“L”(VS
S)レベルの状態で、2つの強誘電体キャパシタ3,4
への“H”データおよび“L”データの書き込みが同時
に可能となるため、従来例のように“H”データおよび
“L”データを別々に書き込むための時間が必要なくな
る。また、これにより、書き込み動作、および読み出し
動作時のセルプレートの電位制御が容易となる。
【0050】また、第1の実施の形態(図2)と第2の
実施の形態(図8)とを比較すると、第1の実施の形態
の方が、設計が容易である。また、第2の実施の形態の
方が、電圧発生回路40で発生する電位の制御を広い範
囲で行え、第1の実施の形態の場合はプリチャージ回路
36のトランジスタの閾値おちの制御しかできない。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2T2C
型の強誘電体メモリにおいて、2つの強誘電体キャパシ
タでのデータ保持のために同極性の異なるプラス電位で
書き込みが行なわれるので、反転データを書き込む必要
がない。したがって、強誘電体メモリ特有のインプリン
トによる反転データが書き込みにくくなる現象を回避す
ることができる。
【0052】また、インプリントが起きても、“H”
(ハイ)データ、および“L”(ロー)データが書き込
まれている2つの強誘電体キャパシタとも、ヒステリシ
ス曲線は同じマイナス電位側にシフトするため、この2
つの強誘電体キャパシタに書き込める電荷量の差は変動
しにくくなる。さらに、プラス抗電圧はともに小さくな
るため、プラス電圧でのデータ書き込みは容易となる。
従って、インプリントの進行に伴い、プラス電圧でのデ
ータ書き込みは、徐々に書き込みやすくなる。以上のこ
とから、インプリントが発生しても反転データ書き込み
不足によるデータ読み出し不良を回避することができ
る。
【0053】さらに、データ書き込み時、セルプレート
電位は“L”レベル状態で、“H”データおよび“L”
データの書き込みができるため、セルプレートの電位制
御が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同極性の異なるプラス電位でデー
タを書き込み後、そのデータを読み出した時の強誘電体
キャパシタの状態を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の強誘電体メモリの
構成を示す回路図。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるデータ読み
出し時の動作波形を示す図。
【図4】本発明の実施の形態における同極性の異なるプ
ラス電位でデータを書き込み後、そのデータを読み出し
た時の強誘電体キャパシタの状態を示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるデータ書き
込み時の動作波形を示す図。
【図6】本発明の実施の形態において記憶されているデ
ータと同じデータを書き込む時の強誘電体キャパシタの
状態を示す図。
【図7】本発明の実施の形態において記憶されているデ
ータと異なる逆のデータを書き込む時の強誘電体キャパ
シタの状態を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の強誘電体メモリの
構成を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるデータ読み
出し時の動作波形を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における電圧発生
回路の電圧を説明するための図。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるデータ書
き込み時の動作波形を示す図。
【図12】従来例の一般的な2T2C型強誘電体メモリ
の構成を示す回路図。
【図13】従来例におけるデータ読み出し動作時の動作
波形を示す図。
【図14】従来例におけるデータ書き込み動作時の動作
波形を示す図。
【図15】従来例におけるデータ読み出しおよび書き込
み時の強誘電体キャパシタの状態を示す図。
【図16】ヒステリシス曲線がプラス電位側にシフトし
た状態を示す図。
【図17】ヒステリシス曲線がマイナス電位側にシフト
した状態を示す図。
【符号の説明】
1,2 NMOSトランジスタ 3,4 強誘電体キャパシタ WL ワード線 CP セルプレート線 BL ビット線 /BL ビット線 9 センスアンプ 10 データ“0”書き込み時間 11 データ“1”書き込み時間 12,13 残留分極量 14,15 抗電圧 16,17 傾きがビット線容量を示す直線 18 電圧印加時の“H”データのビット線電位 19 電圧印加時の“L”データのビット線電位 20 電圧印加時の“H”データと“L”データ
のビット線電位差 21 初期状態の抗電圧 22 インプリント後の抗電圧 23 インプリント前後の分極電荷量の差 24 初期状態の抗電圧 25 インプリント後の抗電圧 26 インプリント前後の分極電荷量の差 27 “H”データの分極電荷量 28 “L”データの分極電荷量 29 “H”データと“L”データの分極電荷量
の差 30,31 傾きがビット線容量を示す直線 32 プラスの抗電圧 33 読み出した時の“H”データのビット線電
位 34 読み出した時の“L”データのビット線電
位 35 読み出した時の“H”データと“L”デー
タのビット線電位差 36 プリチャージ回路 37,38 傾きがビット線容量を示す直線 39 電位差検知認識回路 40 電圧発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのトランジスタと2つの強誘電体キ
    ャパシタとで1ビットのメモリセルを構成した強誘電体
    メモリの駆動方法であって、 前記メモリセルにデータの書き込みを行う際、前記2つ
    の強誘電体キャパシタに同極性で異なる電位を供給する
    ことで前記2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハ
    イデータを他方にローデータを書き込むことを特徴とす
    る強誘電体メモリの駆動方法。
  2. 【請求項2】 第1および第2の強誘電体キャパシタ
    と、前記第1の強誘電体キャパシタを第1のビット線に
    電気的に接続および非接続する第1のトランジスタと、
    前記第2の強誘電体キャパシタを前記第1のビット線と
    対をなす第2のビット線に電気的に接続および非接続す
    る第2のトランジスタとで1ビットのメモリセルを構成
    し、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位
    差を増幅するセンスアンプを備えた強誘電体メモリの駆
    動方法であって、 前記メモリセルにデータの書き込みを行う際、前記第1
    および第2の2つの強誘電体キャパシタにセルプレート
    電位に対して同極性で異なるプラス電位を供給すること
    で前記2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハイデ
    ータを他方にローデータを書き込むことを特徴とする強
    誘電体メモリの駆動方法。
  3. 【請求項3】 メモリセルからデータの読み出しを行う
    際、センスアンプで第1のビット線と第2のビット線と
    の電位差を増幅してデータの読み出しを行い、そのとき
    のハイデータ側およびローデータ側のビット線にそれぞ
    れハイデータ側およびローデータ側に対応してセルプレ
    ート電位に対して同極性で異なるプラス電位を与えるこ
    とにより、第1および第2の2つの強誘電体キャパシタ
    のうちの一方にハイデータを他方にローデータを書き込
    むことを特徴とする請求項2記載の強誘電体メモリの駆
    動方法。
  4. 【請求項4】 第1および第2の強誘電体キャパシタ
    と、前記第1の強誘電体キャパシタを第1のビット線に
    電気的に接続および非接続する第1のトランジスタと、
    前記第2の強誘電体キャパシタを前記第1のビット線と
    対をなす第2のビット線に電気的に接続および非接続す
    る第2のトランジスタとで1ビットのメモリセルを構成
    し、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位
    差を増幅するセンスアンプを備えた強誘電体メモリであ
    って、 前記第1および第2のビット線に所望の電位を供給する
    プリチャージ回路を設け、 前記メモリセルにデータの書き込みを行う際、前記セン
    スアンプで前記第1のビット線と第2のビット線との電
    位差を増幅し、そのときのハイデータ側のビット線の電
    位を保持した状態で、前記プリチャージ回路にてローデ
    ータ側のビット線をセルプレート電位に対して所望のプ
    ラス電位に持ち上げ、前記ハイデータ側およびローデー
    タ側のビット線の電位をそれぞれ対応する前記第1およ
    び第2の2つの強誘電体キャパシタに供給することで前
    記2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハイデータ
    を他方にローデータを書き込み、 前記メモリセルからデータの読み出しを行う際、前記セ
    ンスアンプで前記第1のビット線と第2のビット線との
    電位差を増幅してデータの読み出しを行い、そのときの
    ハイデータ側のビット線の電位を保持した状態で、前記
    プリチャージ回路にてローデータ側のビット線をセルプ
    レート電位に対して所望のプラス電位に持ち上げ、前記
    ハイデータ側およびローデータ側のビット線の電位をそ
    れぞれ対応する前記第1および第2の2つの強誘電体キ
    ャパシタに供給することで前記2つの強誘電体キャパシ
    タのうちの一方にハイデータを他方にローデータを書き
    込むようにしたことを特徴とする強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】 第1および第2の強誘電体キャパシタ
    と、前記第1の強誘電体キャパシタを第1のビット線に
    電気的に接続および非接続する第1のトランジスタと、
    前記第2の強誘電体キャパシタを前記第1のビット線と
    対をなす第2のビット線に電気的に接続および非接続す
    る第2のトランジスタとで1ビットのメモリセルを構成
    し、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位
    差を増幅するセンスアンプを備えた強誘電体メモリであ
    って、 前記第1のビット線と第2のビット線との電位差を検知
    し、かつ前記第1および第2のビット線のハイデータ側
    およびローデータ側を認識する電位差検知認識回路と、
    セルプレート電位に対して同極性で異なるプラス電位を
    前記第1および第2のビット線に印加する電圧発生回路
    とを設け、 前記メモリセルにデータの書き込みを行う際、前記セン
    スアンプで前記第1のビット線と第2のビット線との電
    位差を増幅し、この時に前記電位差検知認識回路は前記
    第1のビット線と第2のビット線との電位差を検知し、
    かつハイデータ側およびローデータ側のビット線を認識
    し、前記電圧発生回路は前記電位差検知認識回路による
    検知認識結果を受け、認識された前記ハイデータ側およ
    びローデータ側に対応してセルプレート電位に対して同
    極性で異なるプラス電位を前記ハイデータ側およびロー
    データ側のビット線に印加することにより前記第1およ
    び第2の2つの強誘電体キャパシタのうちの一方にハイ
    データを他方にローデータを書き込み、 前記メモリセルからデータの読み出しを行う際、前記セ
    ンスアンプで前記第1のビット線と第2のビット線との
    電位差を増幅してデータの読み出しを行い、この読み出
    し時に前記電位差検知認識回路は前記第1のビット線と
    第2のビット線との電位差を検知し、かつハイデータ側
    およびローデータ側のビット線を認識し、前記電圧発生
    回路は前記電位差検知認識回路による検知認識結果を受
    け、認識された前記ハイデータ側およびローデータ側に
    対応してセルプレート電位に対して同極性で異なるプラ
    ス電位を前記ハイデータ側およびローデータ側のビット
    線に印加することにより前記第1および第2の2つの強
    誘電体キャパシタのうちの一方にハイデータを他方にロ
    ーデータを書き込むようにしたことを特徴とする強誘電
    体メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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