JP2002286008A - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2002286008A
JP2002286008A JP2001088856A JP2001088856A JP2002286008A JP 2002286008 A JP2002286008 A JP 2002286008A JP 2001088856 A JP2001088856 A JP 2001088856A JP 2001088856 A JP2001088856 A JP 2001088856A JP 2002286008 A JP2002286008 A JP 2002286008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に連結でき、連結時の遊びを防止できる
連結装置を提供する。 【解決手段】 机体の側板に取り付けた係合部材を、机
体の天板に取り付けた摺動部材41に係合する。天板に取
り付けた操作レバー61の回動で摺動部材41を摺動させ、
摺動部材41の傾斜面51,52で係合部材11を締め込み固定
する。操作レバー61の回動で摺動部材41を摺動させ、傾
斜面51,52による係合部材11の締め込み固定を解除す
る。係合部材11に対する摺動部材41の係合が解除可能に
なる。操作レバー61の回動で摺動部材41を摺動させる
と、係合部材11に係合させた摺動部材41を傾斜面51,52
で締め込み固定できる。傾斜面51,52による係合部材11
に対する摺動部材41の係合を解除可能にできる。天板お
よび側板間の連結を容易にできる。天板および側板間の
連結時の遊びを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材間を解除可能
に連結する連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連結装置は、例えば机の
天板と脚板とを解除可能に連結し、例えば実開昭60−
77805号公報に記載の構成が知られている。
【0003】この実開昭60−77805号公報に記載
の連結装置は、机の脚板の上面板の前側上面に設けられ
た嵌合孔に嵌入された前向フック収納ケースを備えてい
る。また、この脚板の後側上面には、後向きに突出した
係合爪を備えた後向フックが固着されている。
【0004】また、前向フック収納ケース内には、前向
フックが回動可能に配設されている。この前向フック
は、垂直片と水平片とにより構成されており、この垂直
片の上部前端に係合爪が形成され、垂直片と水平片との
交点近傍が左右方向の枢軸により回動可能に軸支されて
いる。
【0005】さらに、水平片の下方の前向フック収納ケ
ース内には、偏心カムが左右方向に回転可能に配設され
ている。この偏心カムは、先端にキー溝が形成された枢
軸により左右方向に回転可能に軸支されている。さら
に、この偏心カムは、枢軸に対する最遠周面の一部円弧
が切り欠かれており、外周面が前向フックの水平片の下
方に当接している。
【0006】また、天板の下面には、前部補強杆および
後部補強杆が互いに相対する左右方向を向いて平行に取
り付けられている。この前部補強杆の後側板面には、前
向フックの係合爪が係合する係合孔が設けられている。
また、後部補強杆の前側板面には、後向フックの係合爪
が係合する係合孔が設けられている。
【0007】そして、キー溝を用いて枢軸を回転させて
前向フックの係合爪を後方に向けて回動させた状態で、
脚板の上方から天板を降下させ、後向フックの係合爪
を、後部補強杆の係合孔に係合させる。
【0008】この状態で、キー溝を用いて枢軸を回動さ
せることにより前向フックの係合爪を前方に向けて回動
させ、この前向フックの係合爪を前部補強杆の係合孔に
係合させて、天板を脚板に連結させる。
【0009】また、キー溝を用いて枢軸を回動させて、
前部補強杆の係合孔に対する前向フックの係合爪の係合
を解除させた後、天板をわずかに後退させながら持ち上
げることにより、脚板から天板が分離される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
実開昭60−77805号公報に記載の連結装置では、
前向フックおよび後向フックと、これら前向フックおよ
び後向フックそれぞれの係止爪に係合する係止孔とを設
けることにより連結装置を構成しているため、この連結
装置全体の構成要件が多く、各構成要件の位置関係の取
り付け精度を高く設定しなければならない。
【0011】また、前向フックおよび後向フックそれぞ
れの係合爪を係合孔に係合させて連結した際における左
右方向の遊び防止がされていないので、連結時に左右方
向の遊びが生じてしまう。このため、連結時の遊び防止
として係止孔の幅と係止爪の幅とを隙間なく設定して製
造すれば良いが、これら係止爪と係止孔との連結が困難
となり、より一層取り付け精度を高くしなければならな
いという問題を有している。
【0012】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、容易に連結でき、連結時の遊びを防止できる連結
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の連結装置
は、部材間を解除可能に連結する連結装置であって、前
記一方の部材に設けられた係合部材と、前記他方の部材
に設けられ、摺動により前記係合部材に係合し、前記係
合部材に係合させた際にこの係合部材を締め込み固定す
る締込手段を備えた摺動部材と、前記他方の部材に設け
られ、操作により前記摺動部材を摺動させてこの摺動部
材を前記係合部材に締め込み固定させる操作部材とを具
備しているものである。
【0014】そして、この構成では、一方の部材に設け
た係合部材に、他方の部材に設けた摺動部材を係合させ
る。この状態で、他方の部材に設けた操作部材を操作す
ることにより摺動部材を摺動させて、この摺動部材に設
けた締込手段で、係合部材を締め込み固定させる。ま
た、操作部材の操作で摺動部材を摺動させて、この摺動
部材の締込手段による係合部材の締め込み固定を解除さ
せることにより、係合部材に対する摺動部材の係合が解
除可能になる。この結果、操作部材の操作で摺動部材を
摺動させることにより、係合部材に係合させた摺動部材
を締込手段で締め込み固定できるとともに、この締込手
段による係合部材に対する摺動部材の係合が解除可能と
なるので、部材間の連結が容易になる。また、締込手段
で係合部材を締め込み固定するので、部材間の連結時の
遊びが防止される。
【0015】請求項2記載の連結装置は、請求項1記載
の連結装置において、他方の部材に設けられ、前記係合
部材の当接によりこの係合部材を解除可能に位置決め固
定する仮固定部材を具備しているものである。
【0016】そして、この構成では、係合部材に摺動部
材を係合させる際に、この係合部材が他方の部材に設け
た仮固定部材に当接することにより、この仮固定部材が
係合部材を解除可能に位置決め固定する。この結果、係
合部材に摺動部材を係合させた際に、これら係合部材お
よび摺動部材間の係合を押さえ付ける等して保持する必
要がなくなる。よって、係合部材に係合させた摺動部材
を操作部材の操作で摺動させる動作が容易になるから、
部材間の連結がより容易になる。
【0017】請求項3記載の連結装置は、請求項1また
は2記載の連結装置において、操作部材は、回動により
摺動部材を押動して、この摺動部材を摺動させる操作レ
バーであるものである。
【0018】そして、この構成では、他方の部材に設け
た操作レバーを回動で、係合部材に係合させた摺動部材
が操作レバーに押動されて摺動する。この結果、係合部
材に係合させた摺動部材でこの係合部材を締め込み固定
する際の操作が容易になるとともに、係合部材を締め込
み固定した摺動部材による係合部材の係合を解除可能に
するための操作が容易になる。よって、部材間の連結が
より容易になる。
【0019】請求項4記載の連結装置は、請求項1ない
し3いずれか記載の連結装置において、締込手段は、摺
動部材が係合部材に係合する摺動方向に向かうに連れ
て、前記摺動方向および前記係合部材の係合方向にそれ
ぞれ直交する方向へと傾斜した傾斜面であるものであ
る。
【0020】そして、この構成では、摺動部材が係合部
材に係合する摺動方向に向かうに連れて、この摺動方向
および係合部材の係合方向にそれぞれ直交する方向へと
傾斜した傾斜面と締込手段をしたので、係合部材に係合
させた摺動部材を操作部材の操作で摺動させることによ
り、この摺動部材の傾斜面の傾斜が係合部材を締め込み
固定する。よって、締込手段の構成が簡略であるので、
締込手段を別部材で構成する場合に比べ製造性が向上す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の連結装置の一実施
の形態の構成を図1ないし図7を参照して説明する。
【0022】図1ないし図7において、1は机体で、こ
の机体1は折り畳み可能な机である。また、この机体1
は、上面が作業面となる矩形平板状の一方の部材として
の天板2を備えている。この天板2の裏面の長手方向の
一側には、矩形平板状の背板3が複数、例えば2つの蝶
番4,5を介して内方に折り畳み可能に取り付けられて
いる。この背板3の長手方向における幅寸法は、天板2
の長手方向における幅寸法に等しい。
【0023】さらに、この背板3は、この背板3を天板
2に対して組み立てた際に、この背板3の長手方向の一
側面が天板2の裏面に当接し、この背板3の表面が天板
2の長手方向における一側面に面一になる。また、蝶番
4,5それぞれは、天板2の裏面に接続されている側の
側片が、これら蝶番4,5それぞれの回動軸10から後述
する側板6,7の厚さ寸法程度離間した位置で内方に約
90°屈曲されている。
【0024】そして、背板3の裏面の長手方向における
両端縁には、矩形平板状の他方の部材としての側板6,
7が、複数、例えば2つの蝶番8,9を介して折り畳み
可能にそれぞれ取り付けられている。これら側板6,7
は、背板3の高さ寸法からこれら側板6,7の厚さ寸法
を引いた高さ寸法を有し、背板3の長手方向における幅
寸法の1/2からこれら側板6,7の厚さ寸法を引いた
幅寸法を有している。
【0025】さらに、これら側板6,7は、これら側板
6,7を背板3に対して組み立てた際に、これら側板
6,7の幅方向の一側面が背板3の裏面に当接し、これ
ら側板6,7の表面が背板3の長手方向における一側面
に面一になる。また、これら側板6,7の高さ方向にお
ける一側は、天板2に接続されていない側の背板3の高
さ方向における一側にそれぞれ一致している。また、こ
れら側板6,7は、背板3の幅方向における上端からこ
れら側板6,7の厚さ寸法分下方に向けて離間した位置
にそれぞれ取り付けられている。
【0026】そして、これら側板6,7の高さ方向にお
ける上方側の一側面には、略円柱状の係合部材11がそれ
ぞれ上方に向けて突設されている。これら係合部材11
は、各側板6,7それぞれの蝶番8,9を取り付けた側
と対向する側に取り付けられている。また、この係合部
材11の基端には、外周面にねじ溝が螺刻された略円柱状
のねじ部12が形成されている。このねじ部12の先端側に
は、このねじ部12の外径寸法より径大な外径寸法を有す
る円柱状の軸部13が設けられている。ここで、ねじ部12
を除く係合部材11の軸方向における長さ寸法は、背板3
の高さ寸法から側板6,7の高さ寸法を引いた値より小
さい。
【0027】さらに、この軸部13の先端側には、この軸
部13より縮径した係合部としての環状の縮径凹部14が設
けられている。この縮径凹部14の先端および基端には、
互いに対向する方向に向けて拡径した被締込手段として
の傾斜面部15,16が設けられている。そして、この傾斜
面部15の先端には、縮径凹部の外径寸法より径大な外径
寸法を有する略円柱状の頭部17が設けられている。この
頭部17の先端面には、例えばマイナスドライバなどの治
具で係合部材11のねじ部12を、側板6,7に設けた図示
しないねじ孔に螺合させる断面凹溝状のキー溝部18が設
けられている。
【0028】また、天板2の裏面の長手方向における一
側両縁には、側板6,7を天板2に位置決め固定させて
連結する連結装置21がそれぞれ取り付けられている。こ
れら連結装置21は、互いに相対する方向に向けて天板2
の裏面に取り付けられている。また、この連結部材21
は、天板2と側板6,7とを解除可能に連結する。さら
に、この連結装置21は、係合部材11と、1枚の金属板を
折り曲げて形成した略コの字状のケース体22とを備えて
いる。
【0029】このケース体22には、天板2の裏面への取
り付け面となる底面部23の一側を上方に向けて略垂直に
折り曲げて側面部24を設けた後、この側面部24の先端を
底面部23と同方向に略平行に折り曲げて支持面部25を設
け、さらに、側面部24の幅方向の一側を底面部23および
支持面部25がそれぞれ位置する側に略垂直に折り曲げて
端面部26が形成されている。
【0030】そして、このケース体22の側面部24の高さ
寸法は、背板3の高さ寸法から側板6,7の高さ寸法を
引いた値より小さい。また、支持面部25の長手方向に対
する両側間の距離は、側板6,7の厚さに略等しい。さ
らに、ケース体22の底面部23には、複数、例えば4個の
ねじ挿通孔27が穿設されている。そして、支持面部25の
先端縁の略中央には、略凹弧状に切り欠かれた切欠凹部
28が形成されている。また、この切欠凹部28の基端であ
る支持面部25の基端縁には、幅方向に長手方向を有する
長溝状の係合溝部29が穿設されている。
【0031】さらに、支持面部25の幅方向における切欠
凹部28の両側には、この支持面部25の幅方向に長手方向
を有する長穴状の軸支孔31,32がそれぞれ穿設されてい
る。また、底面部23には、支持面部25の軸支孔31,32に
連通する長穴状の軸支孔33,34がそれぞれ穿設されてい
る。これら軸支孔33,34は、底面部23の幅方向に長手方
向を有している。
【0032】そして、端面部26と対向する側の支持面部
25の幅方向における一端近傍には、後述する回転軸62を
回転可能に支持する円形の支持孔35が穿設されている。
また、底面部23には、支持面部25の支持孔35に連通する
支持孔36が穿設されている。
【0033】さらに、ケース体22は、底面部23、側面部
24、支持面部25および端面部26により収容空間37を形成
している。この収容空間37内には、天板2に対して背板
3を組み立て、さらに、この背板3に対して側板6,7
を組み立てた状態で、係合部材11の縮径凹部14に解除可
能に係合する摺動部材41が、ケース体22の幅方向に向け
て進退可能に取り付けられている。この摺動部材41は、
係合部材11の係合経路を閉塞する方向に向けて摺動す
る。
【0034】そして、この摺動部材41の先端には、バネ
体42の軸方向における一端が嵌合するバネ嵌合部43が突
設されている。このバネ嵌合部43に嵌合させたバネ体42
の軸方向における他端は、ケース体22の端面部26の内面
に当接する。このため、摺動部材41は、この摺動部材41
の基端側に向けてこのバネ体42の復元力により付勢され
ている。
【0035】また、摺動部材41の先端近傍および基端近
傍それぞれには、上下方向に貫通した軸孔44,45がそれ
ぞれ穿設されている。これら軸孔44,45には、摺動軸4
6,47が挿通されており、これら摺動軸46,47の両端
は、ケース体22の支持面部25の軸支孔31,32および底面
部23の軸支孔33,34にそれぞれ摺動可能に係合してい
る。このため、摺動部材41は、ケース体22の幅方向に向
けて、このケース体22の収容空間37内で進退可能であ
り、摺動可能である。
【0036】さらに、ケース体22の収容空間37に摺動部
材41を収容した際に、このケース体22の側面部24に対向
する側の摺動部材41の一側面には、この摺動部材41の摺
動方向に沿って両側縁が切り欠かれた形状の嵌合突部48
が設けられている。また、摺動部材41の摺動方向におけ
る嵌合突部48の略中間には、上下方向に貫通した略凹弧
状の挿入開口部としての切欠溝部49が切り欠き形成され
ている。
【0037】そして、この切欠溝部49の摺動部材41にお
ける基端側には、係合部材11の縮径凹部14に係合して、
この係合部材11を位置決め固定する凹部である保持溝部
50が、摺動部材41の上下方向に貫通して切り欠き形成さ
れている。この保持溝部50は、摺動部材41の先端側への
摺動により係合部材11の縮径凹部14に係合する。
【0038】ここで、摺動部材41を先端側に向けて摺動
させることにより、ケース体22の切欠凹部28と摺動部材
41の切欠溝部49との連通により形成された開口部53が、
摺動部材41の保持溝部50の一方の開口外縁により閉塞さ
れる。
【0039】また、この保持溝部50の上下方向における
開口外縁面には、この保持溝部50に係合した係合部材11
の傾斜面部を締め込み固定する締め込み手段としての傾
斜面51,52がそれぞれ形成されている。これら傾斜面5
1,52は、摺動部材41が係合部材11に係合する際の摺動
方向に向かうに連れて、この摺動方向および係合部材11
が係合する方向それぞれに直交する方向へと傾斜してい
る。
【0040】そして、ケース体22の収容空間37の基端側
には、操作により摺動部材41を摺動させてこの摺動部材
41で係合部材11を締め込み固定させる操作部材としての
操作レバー61が回動可能に取り付けられている。この操
作レバー61の基端側には、上下方向に回転軸62が摺動可
能に貫通する貫通孔63が穿設されている。また、回転軸
62の両端は、操作レバー61の貫通孔63に貫通させた状態
で、ケース体22の支持面部25の支持孔35および底面部23
の支持孔36のそれぞれに回転可能に支持されている。
【0041】さらに、操作レバー61の貫通孔63の外周面
は、この貫通孔63の軸芯に対して偏心されてカム部とし
ての押動面部64が形成されている。この押動面部64は、
ケース体22の収容空間37を閉塞する方向に向けて操作レ
バー61を回動させることにより、摺動部材41を押動させ
て、この摺動部材41をケース体22の端面部26へと向かう
方向へ摺動させる。
【0042】また、この押動面部64には、この押動面部
64の径方向に向けて突出した細長略矩形平板状の操作部
としてのレバー部65が設けられている。このレバー部65
の内側面には、このレバー部65でケース体22の収容空間
37を閉塞した際に、摺動部材41の嵌合突部48に嵌合する
横断面凹溝状の嵌合凹部66が設けられている。また、こ
の嵌合凹部66の長手方向における略中間の両縁には、レ
バー部65でケース体22の収容空間37を閉塞した際に、摺
動部材41の係合溝部29に係合させた係合部材11の頭部17
および軸部13に嵌合して、この係合部材11を位置決め固
定する嵌合溝部67が設けられている。
【0043】さらに、レバー部65の先端内縁には、この
レバー部65でケース体22の収容空間37を閉塞した際に、
このケース体22の端面部26の外縁に嵌合する嵌合段部68
が設けられている。また、この嵌合段部68の基端側であ
るレバー部65の嵌合凹部66の長手方向における一端縁に
は、このレバー部65でケース体22の収容空間37を閉塞し
た際に、この収容空間37に収容したバネ体42との当接を
避けるための切欠部69が設けられている。
【0044】また、ケース体22の収容空間37には、係合
部材11の縮径凹部14との当接により、この係合部材を解
除可能に位置決め固定する仮固定部材71が配設されてい
る。この仮固定部材71は、弾性変形可能な合成樹脂など
で略Uの字平板状に成形されている。この仮固定部材71
の先端に形成されている略凹溝状の仮固定凹部72の開口
内縁には、互いに相対する方向に向けて突出した係止爪
部73,74がそれぞれ設けられている。これら係合爪部7
3,74間は、係合部材11の軸部13の外径寸法より若干狭
く形成されている。
【0045】さらに、仮固定部材71の一主面の基端縁に
は、この基端縁に沿って垂直に突出する係合凸部75が設
けられている。そして、この係合凸部をケース体22の支
持面部25の係合溝部29に係合させることにより、仮固定
部材71がケース体22に取り付けられ、この仮固定部材71
の仮固定凹部72がケース体22の切欠凹部28に略連通す
る。
【0046】次に、上記一実施の形態の作用を説明す
る。
【0047】まず、図2に示すように、机体1を組み立
てた状態から、この机体1を折り畳む場合には、図5に
示すように、連結装置21の操作レバー61がケース体22の
収容空間37を閉塞している。
【0048】このため、机体1の天板2に取り付けた各
連結装置21の操作レバー61のレバー部65を回動させて、
このレバー部65を、図6に示す状態へと回動させた後、
図7に示す状態へと回動させる。
【0049】このとき、操作レバー61の押動面部64が回
動することにより、バネ体42の復元力で摺動部材41が基
端側に向けて摺動する。この結果、この摺動部材41の保
持溝部50による係合部材11の縮径凹部14の位置決め固定
が解除されるとともに、この摺動部材41の傾斜面51,52
による係合部材11の傾斜面部15,16の締め込み固定が解
除されて、この係合部材11が摺動部材41の切欠溝部49か
ら解除可能となる。
【0050】次いで、仮固定部材71を弾性変形させて摺
動部材41の切欠溝部49に係合した係合部材41を解除させ
る。この後、図2および図3に示すように、机体1の各
側板6,7を折り畳み、これら各側板6,7を机体1の
背板3の裏面に当接させる。
【0051】さらに、天板2を折り畳み、図4に示すよ
うに、この天板2の裏面を各側板6,7の表面に当接さ
せる。
【0052】また、図4に示す状態から机体1を組み立
てる場合には、まず、図3に示すように、背板3および
側板6,7に対して天板2を回動させる。
【0053】次いで、図2に示すように、この状態から
各側板6,7を背板3に対して回動させる。
【0054】この後、連結装置21の仮固定部材71の仮固
定凹部72を弾性変形させて、各側板6,7の係合部材11
を各連結装置21の摺動部材41の切欠溝部49に嵌合させ
る。
【0055】この状態で、図7に示す状態から、各連結
装置21の操作レバー61を回動させて、図6に示すよう
に、この操作レバー61の押動面部64で摺動部材41を摺動
させて、この摺動部材41の保持溝部50で係合部材11の縮
径凹部14を位置決め固定するとともに、この摺動部材41
の傾斜面51,52で係合部材11の傾斜面部15,16を締め込
み固定して、図5に示すように、この操作レバー61のレ
バー部65の嵌合凹部66を摺動部材41の嵌合突部48に嵌合
させて、このレバー部65でケース体22の収容空間37を閉
塞する。
【0056】このとき、操作レバー61の嵌合溝部67が係
合部材11の軸部13および頭部17それぞれに嵌合してこの
係合部材11を位置決め固定するとともに、この操作レバ
ー61の切欠部69がケース体22の端面部26の外縁に嵌合す
る。
【0057】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、机体1の背板3に対して天板2を組み立てた状態
で、各側板6,7に取り付けた係合部材11の縮径凹部14
を、天板2に取り付けた摺動部材41の切欠溝部49に係合
させた後、この天板2に取り付けた操作レバー61を回動
させて、摺動部材41を摺動させることにより、この摺動
部材41の切欠溝部49に係合した係合部材11の傾斜面部1
5,16を、この摺動部材41の傾斜面51,52で締め込み固
定できる。
【0058】また、この状態で操作レバー61を回動させ
て摺動部材41を基端側に向けて摺動させ、この摺動部材
41の傾斜面51,52による係合部材11の傾斜面部15,16に
対する締め込み固定を解除させることにより、この摺動
部材41の切欠溝部49に係合させた係合部材11の縮径凹部
14を解除できる。
【0059】この結果、操作レバー61を回動させて摺動
部材41を摺動させることにより、摺動部材41に係合させ
た係合部材11を、この摺動部材41の保持溝部50で位置決
め固定でき、かつこの摺動部材41の傾斜面51,52で締め
込み固定できるとともに、この摺動部材41による係合部
材11の位置決め固定および締め込み固定が解除可能とな
るので、天板2と各側板6,7との確実な連結および解
除を容易にできるとともに、これら天板2および側板
6,7間の組み立て誤差や、製造誤差などを吸収できる
から、これら天板2と各側板6,7とを連結した際の遊
びを防止できる。
【0060】さらに、仮固定部材71の仮固定凹部72を弾
性変形させて、摺動部材41の切欠溝部49に係合部材11を
係合させることにより、この切欠溝部49に対する係合部
材11の係合を仮固定凹部72が位置決め固定する。よっ
て、天板2に対して各側板6,7を組み立てる際に、摺
動部材41の切欠溝部49に対する係合部材11の係合を手な
どで押さえ付けて保持しつつ、操作レバー61を回動させ
る必要がなくなる。このため、摺動部材41の切欠溝部49
に係合部材11を係合させた状態での操作レバー61の回動
操作が容易になるから、天板2と各側板6,7との連結
をより容易にできる。
【0061】そして、摺動部材41のバネ嵌合部43にバネ
体42を取り付けたので、ケース体22の収容空間37に収容
した摺動部材41が、このケース体22の端面部26により基
端側に向けて付勢される。この結果、ケース体22の収容
空間37を操作レバー61の回動で開口することにより、摺
動部材41がバネ体42の復元力により基端側へと摺動す
る。よって、摺動部材41の切欠溝部49に係合させた係合
部材11の解除を容易にできる。
【0062】また、操作レバー61の回転軸62に対して、
この操作レバー61の外周面を偏心させて押動面部64を設
けたので、この操作レバー61を回動させるだけで、摺動
部材41を摺動できる。よって、操作レバー61の構成が簡
略であるので、製造コストおよび破損を防止できる。
【0063】さらに、操作レバー61の回動で、この操作
レバー61のレバー部65でケース体22の収容空間37を閉塞
できる。よって、この収容空間37に収容した摺動部材4
1、バネ体42および仮固定部材71などの破損を防止でき
るので、使い勝手を向上できる。
【0064】また、操作レバー61を回動させて、この操
作レバー61のレバー部65でケース体22の収容空間37を閉
塞した際に、このレバー部65に設けた嵌合溝部67が、摺
動部材41の切欠溝部49に係合した係合部材11の軸部13お
よび頭部17それぞれに嵌合するので、この操作レバー61
の嵌合溝部67で係合部材11を位置決め固定できる。よっ
て、摺動部材41に係合させた係合部材11の位置決め固定
がより確実になるので、摺動部材41に係合部材11を係合
させた際における天板2と各側板6,7との連結時にお
ける遊びをより防止できる。
【0065】そして、天板2と背板3とを折り畳み可能
に接続する蝶番4,5の天板2に接続されている側の側
片が、これら蝶番4,5それぞれの回動軸10から側板
6,7の厚さ寸法程度離間した位置で内方に約90°屈
曲している。このため、この背板3に対して天板2およ
び側板6,7を折り畳むことにより、図4に示すよう
に、背板3に側板6,7および天板2を重ねた状態に折
り畳むことができる。よって、折り畳んだ机体1の体積
を極力小さくできるから、この机体1の収納スペースを
低減できるので、使い勝手を向上できる。
【0066】また、背板3の高さ寸法から側板6,7の
厚さ寸法を引いた高さ寸法を有する側板6,7にしたの
で、机体1を組み立てた際に、天板2と側板6,7との
間に間隙81を形成できる。このため、この間隙81に手な
どを掛けることにより、組み立てた机体1の移動が容易
にできる。
【0067】さらに、係合部材11の係合経路を閉塞する
方向に向けて摺動部材41が摺動するので、摺動部材41の
切欠溝部49の開口幅および仮固定部材71の仮固定凹部72
の開口幅のそれぞれをより拡開できる。よって、これら
摺動部材41の切欠溝部49および仮固定部材71の仮固定凹
部72のそれぞれに対する係合部材11の連結をより容易に
できる。
【0068】なお、上記一実施の形態では、机体1の天
板2と側板6,7とを連結する連結装置21について説明
したが、机以外のキャビネットタイプの家具などでも、
この連結装置21を用いることができる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の連結装置によれば、操作
部材の操作による摺動部材の摺動で、係合部材に係合し
た摺動部材を締込手段で締め込み固定でき、この締込手
段による係合部材に対する摺動部材の係合が解除可能と
なるので、部材間の連結を容易にでき、これら部材間の
連結時の遊びを防止できる。
【0070】請求項2記載の連結装置によれば、請求項
1記載の連結装置の効果に加え、係合部材に摺動部材を
係合させる際における係合部材と仮固定部材との当接
で、この仮固定部材が係合部材を解除可能に位置決め固
定するから、係合部材および摺動部材間の係合を保持す
る必要がなくなり、係合部材に係合させた摺動部材を操
作部材の操作で容易に摺動できるので、部材間の連結を
より容易にできる。
【0071】請求項3記載の連結装置によれば、請求項
1または2記載の連結装置の効果に加え、操作レバーの
回動で、係合部材に係合させた摺動部材が操作レバーに
押動されて摺動するので、係合部材に係合させた摺動部
材でこの係合部材を締め込み固定する際の操作を容易で
き、係合部材を締め込み固定した摺動部材による係合部
材の係合を容易に解除可能にできるから、部材間の連結
をより容易できる。
【0072】請求項4記載の連結装置によれば、請求項
1ないし3いずれか記載の連結装置の効果に加え、係合
部材に係合させた摺動部材を操作部材の操作で摺動させ
ることにより、摺動部材の傾斜面の傾斜が係合部材を締
め込み固定するので、締込手段の構成を簡略化でき、製
造性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結装置の第1実施の形態を示す分解
斜視図である。
【図2】同上連結装置を取り付けた机体の組み立て状態
を示す斜視図である。
【図3】同上机体の側板を折り畳んだ状態を示す斜視図
である。
【図4】同上机体の折り畳んだ状態を示す斜視図であ
る。
【図5】同上連結装置の閉塞状態を示す図である。 (a) 連結装置の斜視図 (b) 連結装置の上面図
【図6】同上連結装置の操作レバーの回動状態を示す図
である。 (a) 連結装置の斜視図 (b) 連結装置の上面図
【図7】同上連結装置の開口状態を示す図である。 (a) 連結装置の斜視図 (b) 連結装置の上面図
【符号の説明】
2 他方の部材としての天板 6,7 一方の部材としての側板 11 係合部材 21 連結装置 41 摺動部材 51,52 締込手段としての傾斜面 61 操作部材としての操作レバー 71 仮固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 敏昭 東京都文京区音羽一丁目20番11号 プラス 株式会社内 Fターム(参考) 3J022 EA16 EA42 EB14 EC12 EC22 FB12 GA04 GA15 GB15 GB33 3J024 AA13 CA05 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材間を解除可能に連結する連結装置で
    あって、 前記一方の部材に設けられた係合部材と、 前記他方の部材に設けられ、摺動により前記係合部材に
    係合し、前記係合部材に係合させた際にこの係合部材を
    締め込み固定する締込手段を備えた摺動部材と、 前記他方の部材に設けられ、操作により前記摺動部材を
    摺動させてこの摺動部材を前記係合部材に締め込み固定
    させる操作部材とを具備していることを特徴とした連結
    装置。
  2. 【請求項2】 他方の部材に設けられ、前記係合部材の
    当接によりこの係合部材を解除可能に位置決め固定する
    仮固定部材を具備していることを特徴とした請求項1記
    載の連結装置。
  3. 【請求項3】 操作部材は、回動により摺動部材を押動
    して、この摺動部材を摺動させる操作レバーであること
    を特徴とした請求項1または2記載の連結装置。
  4. 【請求項4】 締込手段は、摺動部材が係合部材に係合
    する摺動方向に向かうに連れて、前記摺動方向および前
    記係合部材の係合方向にそれぞれ直交する方向へと傾斜
    した傾斜面であることを特徴とした請求項1ないし3い
    ずれか記載の連結装置。
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