JP2002277497A - 近接電界強度測定器 - Google Patents

近接電界強度測定器

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JP2002277497A
JP2002277497A JP2001074855A JP2001074855A JP2002277497A JP 2002277497 A JP2002277497 A JP 2002277497A JP 2001074855 A JP2001074855 A JP 2001074855A JP 2001074855 A JP2001074855 A JP 2001074855A JP 2002277497 A JP2002277497 A JP 2002277497A
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Hisashi Omura
久 大村
Kazuyoshi Futamura
一良 ニ村
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MEIKO TRADING KK
Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡便で安価な近接電界強度測定器を提供す
る。 【解決手段】 近接電界強度測定器は、電界プローブ1
0をZ軸方向に移動可能に所定部位にて把持するZ軸移
動メカニズム330と、前記Z軸移動メカニズム330
を取付けたX−Y移動板310とを備え、電界プローブ
10を支持するプローブ支持ユニツト300と、ファン
トム400と、ファントム400を支持するファントム
支持ユニット500と、携帯電話端末などの電磁波放射
体を支持する端末支持ユニット600とから構成されて
いる。桶状のファントム400内に充填した液剤中に、
先端に微小アンテナを配置した電界プローブ10を挿入
して移動させ、前記ファントム400の外壁に近接して
設置された電磁波放射体から放射される電磁波の前記フ
ァントム400内における電界強度分布を前記電界プロ
ーブ10により測定することにより、SARを算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末等の電磁
波放射体から放射される電磁波の人体の受ける電界強度
を定量的に測定することの可能な近接電界強度測定器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の急速な普及に伴い、
その筐体から発せられる電磁波に起因する人体の受ける
電界強度を定量的に測定する必要が生じている。この影
響の度合いを示すための指標として局所吸収比率(Sp
ecificAbsorption Rate、以下S
ARという)が用いられ、このSARを所定の値以下に
保つ事が欧州、米国、日本などの電波防護指針により規
定されている。
【0003】SARを測定するための近接電界強度測定
器は、人体の頭部を模した、桶状のファントムと呼ばれ
る容器内に人体の導電率、密度などをシミュレートした
擬似人体液を充填し、先端に微小アンテナを配置した電
界プローブを、この擬似人体液中に挿入してファントム
内で移動させ、ファントムの外壁に近接して設置された
携帯端末などの電磁波放射体から放射される電磁波のフ
ァントム内における電界強度分布を測定することにより
SARを算出するように構成されている。ここで、ファ
ントム内で測定される電磁波の電界強度をE、擬似人体
液の導電率をσ、その密度をρとするとSARは(1)
式により算出される。
【0004】
【数1】
【0005】図3はこのような測定器の概略構成を示す
ブロック図である。先端10aに図示しない微小アンテ
ナを配置した電界プローブ10によりファントム内の電
界強度を検出する。電界プローブ10により検出された
電界強度は増幅ユニット20により増幅され、表示ユニ
ット30にその大きさが表示される。表示ユニット30
にはマイクロコンピュータ等からなる処理ユニット40
が接続されており、この処理ユニット40により(1)
式に基づいてSARを測定し、その値を同様に表示ユニ
ット30に表示する。
【0006】図4は近接電界強度の測定系の基本構成図
を示したものである。人体の頭部を模した、桶状のファ
ントム50内に擬似人体液となる液剤55を満たす。電
界プローブ10はその先端に図示しない微小アンテナが
配置されている。電界プローブ10は支持器60により
把持され、この支持器60はプローブ操作装置200に
接続されている。プローブ操作装置200を駆動するこ
とにより、電界プローブ10をファントム50内で水平
方向(X−Y軸方向)及び垂直方向(Z軸方向)に移動
させることができる。これによりファントム50内の任
意の位置における電界強度分布を測定することができ
る。
【0007】検出された電界強度の値は、電界プローブ
10に接続されたSAR計測装置100により演算処理
が行われSARが測定される。ファントム50の近傍に
は、この外壁に近接して保持器70に保持された携帯電
話端末等の被測定機80が設置されている。被測定機8
0は、ファントム50の外壁面に対して所定の距離だけ
近づいたり離れたりすることができ、且つファントム5
0の外壁面に対して角度調整ができるように構成されて
いる。これにより携帯電話機の使用者が、実際に携帯電
話機を使用した状態を模式することができるように構成
されている。
【0008】図6はファントム50の模擬図を示したも
のである。ファントム50の大きさや形状は、SAR値
に関わる主要なパラメータであることから人の頭部及び
頚部を近似するよう構成される。またその電気的特性も
頭部組織と同様の特性を有することが望ましい。ファン
トム内部で電界プローブを走査可能にするため、このフ
ァントム50は頭部及び頚部を左右に二分割した形状の
外殻に、擬似人体液となる薬剤55を充填した構成とな
る。
【0009】図5は人間が携帯電話端末等の被測定機8
0を実際に使用した状態を示した図で、(A)はその正
面図を、また(B)はその上面図を示している。このよ
うな実際の使用状態を模擬的にシミュレートできるよう
に図4に示す測定系は構成されている。このように、フ
ァントム50の頭部に相当する部分に実際の使用状態に
模して据え付けられた測定対象となる携帯電話端末等の
被測定機80から放射される電界強度を、ファントム5
0内の擬似人体液を介して測定することにより、実際に
人体に受ける電磁波の大きさを模擬的に算出することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなSARを測
定するための近接電界強度測定器は世界レベルで見て2
社ほどから販売されているが、いずれもロボットアーム
により電界プローブを把持してファントム内を移動させ
る構成となっていた。図7はこのような従来の近接電界
強度測定器の概略構成を示す図で、図から明らかなよう
にシステムはその規模が大きく必然的に高価なものとな
っていた。すなわち、ファントム50は据置型の形状を
有し、電界プローブ10をファントム50内で移動させ
るプローブ操作装置200としてロボットアームが用い
られていた。このためファントム50の形状を変更しよ
うとする際には、設置されたシステム全体を取り替える
工事が必要となり、フキシビリティに欠けるという問題
があった。本発明は上述した課題を解決するためになさ
れたもので、安価でフレキシビリティに飛んだ簡便な測
定器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、桶状のファン
トム内に充填した液剤中に、先端に微小アンテナを配置
した電界プローブを挿入して移動させ、前記ファントム
の外壁に近接して設置された電磁波放射体から放射され
る電磁波の前記ファントム内における電界強度分布を前
記電界プローブにより測定することにより、SARを算
出する近接電界強度測定器において、前記ファントムを
支持するファントム支持ユニットと、前記電界プローブ
を支持するプローブ支持ユニットと、前記電磁波放射体
を支持する端末支持ユニットとを備え、前記プローブ支
持ユニットは、前記電界プローブをZ軸方向に移動可能
に所定部位にて把持するZ軸移動メカニズムと、前記Z
軸移動メカニズムを取付けたX−Y移動板とを備え、前
記ファントム支持ユニットは、前記ファントムを着脱可
能に収納する収納窓を有し、前記ファントムは開口部周
縁にフランジを有し、前記フランジにより前記ファント
ム支持ユニットの前記収納窓に前記開口部が水平になる
よう載置され、前記プローブ支持ユニットを前記X−Y
移動板が前記ファントム支持ユニットの前記収納窓を閉
塞してX−Y軸方向に移動可能に前記ファントム支持ユ
ニット上に載置することを特徴とする。
【0012】前記近接電界強度測定器において、前記X
−Y移動板をX−Y軸方向に水平移動することにより、
前記電界プローブの先端を前記ファントムの内壁底面近
傍の任意箇所に移動可能とすることができる。
【0013】また、前記近接電界強度測定器において、
前記Z軸移動メカニズムは、前記電界プローブの先端を
所定ピッチでZ軸方向に垂直移動させることができる。
【0014】さらに、前記近接電界強度測定器におい
て、前記フランジに、前記フランジの上面と前記ファン
トムの外壁底面との間の距離よりも長い支持足を備え、
前記ファントムの前記ファントム支持ユニットからの脱
却時に前記ファントムを前記支持足にて水平面上に自立
して載置可能とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
近接電界強度測定器の要部構成を示す図である。本発明
による測定器は、電界プローブ10を支持するプローブ
支持ユニット300と、ファントム400と、ファント
ム400を支持するファントム支持ユニット500と、
携帯電話端末などの電磁波放射体を支持する端末支持ユ
ニット600とから構成されており、図1(A)はプロ
ーブ支持ユニットを、(B)はファントムを、(C)は
ファントム支持ユニットを、(D)は端末支持ユニット
をそれぞれ示している。
【0016】プローブ支持ユニット300は、電界プロ
ーブ10の所定部位を把持して垂直方向、即ちZ軸方向
に移動可能となるようなZ軸移動メカニズム330を備
えている。このZ軸移動メカニズム330により、電界
プローブ10はX−Y移動板310のほぼ中央部に取り
付けられている。プローブ10の終端にはコネクタ37
0が設けられており、これにより図示しないケーブルに
より、図3に示す増幅ユニット20に接続される。ま
た、X−Y移動板310の一端には増幅ユニット台35
0が設置されており、この増幅ユニット台350に増幅
ユニット20を載置することができる。
【0017】ファントム400は開口部470の周縁に
フランジ430を有している。また、フランジ430の
所定位置にはフランジの上面とファントム400の外壁
底面との間の距離よりも長い支持足450が備えられて
おり、この支持足450によりファントム400を水平
面上に自立して載置することができる。支持足450は
ファントムの外壁底面までの距離が長いため、自立した
場合にファントム400の底面が水平面上に接触する事
はない。
【0018】ファントム支持ユニット500は、ほぼ立
方体の形状をした中空の形状を有しており、その上面5
10にはファントム400を着脱可能に収納するための
収納窓530が設けられている。収納窓500の形状
は、ファントム400のフランジ430の外周面と同一
形状と成っている。したがってファントム400を収納
窓430に収納することにより、フランジ430が収納
窓の内壁に設けられた縁部532に支えられ、開口部4
70が支持ユニット500の上面510と同一面となる
ように収納される。
【0019】支持ユニット500の側面に設けられた側
壁窓550から、図示しない電磁波放射体を保持した端
末支持ユニット600を挿入し、保持された電磁波放射
体がファントム400の底面に近接して配置されるよう
に設置する。端末支持ユニット600は、電磁波放射体
を保持するホルダ610と、このホルダ610の角度を
調節する角度調節メカニズム630と、高さを調整する
高さ調節メカニズム650とから構成されている。これ
により、電磁波放射体をファントム400の外壁面に対
して、所定の距離で所定の角度だけ傾斜させて設置する
ことができる。
【0020】ファントム支持ユニット500の収納窓5
30にファントム400を収納した後、端末支持ユニッ
ト600をファントム400の底面に対して所定の位置
関係に設置する。次いで、プローブ支持ユニット300
をプローブ10の先端10aがファントム400の内壁
底面の任意箇所に近接して配置されるように、X−Y移
動板310をファントム400の開口部470を覆うよ
うに支持ユニット500の上面510に載置する。移動
板310を、支持ユニット500の上面510内で水平
方向(X−Y軸方向)に移動させることにより、プロー
ブ10の先端10aをファントム400の内壁底面に近
接させて任意箇所に移動させることができる。また、Z
軸移動メカニズム330を操作することにより、プロー
ブ10の先端10aを所定ピッチで垂直方向(Z軸方
向)に垂直移動させることができる。
【0021】図2はZ軸移動メカニズム330の詳細構
成を示す断面図である。プローブ10は円筒状の部材3
31により所定部位において把持されている。この部材
331は、上面が階段状に形成された部材332を貫通
しており、この部材332の階段部分に係合するように
プローブ10を把持する別の部材334が設けられてい
る。部材332は移動板310に固定されている。従っ
て、部材334を水平方向に回転させることにより、プ
ローブ10は所定ピッチで垂直方向に移動することがで
きる。部材332の上面に設けられた階段状のピッチの
幅及び高さを所定の寸法に設定することにより、1ピッ
チ毎にZ軸方向に移動する量を調整することができる。
このようにプローブ支持ユニット300は階段状の段差
刻みを単位としてZ軸方向への移動が可能となってい
る。
【0022】図8はSARの測定の基本手順を示すフロ
ーチャートである。プローブ支持ユニット300、ファ
ントム400、ファントム支持ユニット500及び端末
支持ユニット600を所定の位置関係にセットアップす
ると(ステップ801)、端末支持ユニット600に設
置された被測定器の動作条件を設定する。即ち、アンテ
ナ収納/伸張、送信出力、フルレート又はハーフレート
等の設定を行う(ステップ802)。
【0023】次いで、端末支持ユニット600に設置さ
れている被測定器のファントム400に対する位置条件
を設定する。即ち、被測定器のファントム400に対す
る位置を左側頭部、右側頭部、頬の位置、傾斜の位置等
により設定する(ステップ803)。次に、被測定器を
中心周波数近傍で動作させ、プローブ10によりファン
トム内の任意の位置での電界強度を検出し、これに基づ
いてSARの測定を行う(ステップ804)。
【0024】このSARの測定結果から、被測定器の位
置条件は全て適正位置に配置されているかどうかの判定
を行い(ステップ805)、適正位置に配置されている
場合にはSAR値が最も高くなる被測定器の位置条件を
決定する(ステップ806)。次いで下限周波数と上限
周波数とでSARを測定し(ステップ807)、被測定
器の動作条件を全て完了すれば(ステップ808)全て
の測定値の中から局所最大SARを決定する(ステップ
809)。
【0025】次に、本発明によるプローブ支持ユニット
を用いた測定方法を説明する。端末支持ユニット600
に測定対象となる電話機などの携帯端末を装着し、角度
調整メカニズム630及び高さ調節メカニズム650に
より高さ及び角度の調整を行いファントム400との位
置関係を決定する。次いで携帯端末を出力ON状態とす
る。擬似人体液が充填されたファントム400をファン
トム支持ユニット500に装着し、プローブ支持ユニッ
ト300をファントム支持ユニット500上に載せ、X
−Y移動板310を手で走査して水平方向に移動させ、
最も大きなSAR値を示す部分を探り当てる。
【0026】なお、予めZ軸移動メカニズム330を調
整してプローブ10の先端10aがファントム400の
内壁底面の近傍に位置するように調節する。次いで、最
も大きなSAR値を示す部分が測定された場合その位置
においてX−Y移動板310を停止し、Z軸移動メカニ
ズム330を操作して所定の刻み(例えば5mm)毎の
電界強度の測定値から1g当たり、もしくは、10g当
たりのSAR値を算出する。
【0027】図9はこのようにして測定されたSAR値
を示したものである。横軸はファントムの内壁底面から
のプローブ先端の距離を示している。一般に、プローブ
10の先端部10aに設置されている微小ダイポールア
ンテナの中心はプローブ10の先端より内側にあるこ
と、あるいは、ファントム400の内壁底面とそれに最
接近する測定面の間に距離があることから表面のデータ
は外挿により求める必要がある。図9に■で示した値は
測定データであり▲で示した値は外装データである。
【0028】このようにしてファントム内壁底面でのS
ARを測定することができる。なお、ファントムは「擬
似的な人体モデル」を意味する言葉ではあるが、上述し
た実施の形態ではファントムとして頭部のみをモデルと
した例について説明している。もちろん、人体の他の部
分や人体全体をモデルとしても本発明を適用することが
できるのは言うまでもない。なお、図2に示すZ軸移動
メカニズムは本発明における一実施形態であってこれに
限定されるものではない。即ち、プローブの先端部が所
定のピッチでZ軸方向に移動可能となる機構を備えてい
ればよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではファン
トムをファントム支持ユニットに着脱可能に装着できる
ような構造としたため、異なる形状のファントムを用い
る場合にも設置されたシステム全体を取り替える工事の
必要性がなく、フレキシビリティに富む。また、電界プ
ローブを水平方向あるいは垂直方向に移動させるプロー
ブ支持ユニットを設けたため、従来のようなロボットア
ーム等の大型の移動機構を必要とせず、規模の小さな、
且つ安価な測定システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す近接電界強度測定器
の要部構成を示す図。
【図2】本発明に用いられるプローブ支持ユニットの詳
細構成を示す図。
【図3】近接電界強度測定器の概略構成を示すブロック
図。
【図4】近接電界強度測定器の測定系の基本構成図。
【図5】携帯電話機の使用状態を示す図。
【図6】ファントムの模擬図。
【図7】従来の近接電界強度測定システムの概略構成を
示す図。
【図8】SARの測定基本手順を示すフローチャート。
【図9】ファントム内壁底面とプローブ先端との距離と
SARとの関係を示す図。
【符号の説明】
10 電界プローブ 300 プローブ支持ユニット 310 X−Y移動板 330 Z軸移動メカニズム 400 ファントム 430 フランジ 450 支持足 500 ファントム支持ユニット 600 端末支持ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 久 東京都渋谷区南平台町15−13 株式会社ケ ンウッド・エンジニアリング内 (72)発明者 ニ村 一良 東京都中央区日本橋人形町3丁目7番2号 明弘トレーディング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桶状のファントム内に充填した液剤中
    に、先端に微小アンテナを配置した電界プローブを挿入
    して移動させ、前記ファントムの外壁に近接して設置さ
    れた電磁波放射体から放射される電磁波の前記ファント
    ム内における電界強度分布を前記電界プローブにより測
    定することにより、SARを算出する近接電界強度測定
    器において、 前記ファントムを支持するファントム支持ユニットと、 前記電界プローブを支持するプローブ支持ユニットと、 前記電磁波放射体を支持する端末支持ユニットとを備
    え、 前記プローブ支持ユニットは、 前記電界プローブをZ軸方向に移動可能に所定部位にて
    把持するZ軸移動メカニズムと、 前記Z軸移動メカニズムを取付けたX−Y移動板とを備
    え、 前記ファントム支持ユニットは、前記ファントムを着脱
    可能に収納する収納窓を有し、 前記ファントムは開口部周縁にフランジを有し、前記フ
    ランジにより前記ファントム支持ユニットの前記収納窓
    に前記開口部が水平になるよう載置され、 前記プローブ支持ユニットを、前記X−Y移動板が前記
    ファントム支持ユニットの前記収納窓を閉塞してX−Y
    軸方向に移動可能に前記ファントム支持ユニット上に載
    置することを特徴とする近接電界強度測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の近接電界強度測定器に
    おいて、 前記X−Y移動板をX−Y軸方向に水平移動することに
    より、前記電界プローブの先端を前記ファントムの内壁
    底面近傍の任意箇所に移動可能とすることを特徴とする
    近接電界強度測定器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の近接電界強度測定器に
    おいて、 前記Z軸移動メカニズムは、前記電界プローブの先端を
    所定ピッチでZ軸方向に垂直移動させることを特徴とす
    る近接電界強度測定器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の近接電界強度測定器に
    おいて、 前記フランジに、前記フランジの上面と前記ファントム
    の外壁底面との間の距離よりも長い支持足を備え、前記
    ファントムの前記ファントム支持ユニットからの脱却時
    に前記ファントムを前記支持足にて水平面上に自立して
    載置可能とすることを特徴とする近接電界強度測定器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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