JP2002264125A - コア・ドリル用給水装置 - Google Patents

コア・ドリル用給水装置

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JP2002264125A
JP2002264125A JP2001111956A JP2001111956A JP2002264125A JP 2002264125 A JP2002264125 A JP 2002264125A JP 2001111956 A JP2001111956 A JP 2001111956A JP 2001111956 A JP2001111956 A JP 2001111956A JP 2002264125 A JP2002264125 A JP 2002264125A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コア・ドリルの端部内径に着脱自在なコア・ド
リル用給水装置を提供すること 【解決手段】貫通した穴を有する給水軸2と、回転支持
筒3と、まわり止め板4と、スリーブ5と、スリーブ5
の外周に嵌装される弾性を有する伸縮シール6と、コー
ン7と、ナット8からなる。回転支持筒3は、まわり止
め板4に支持され、給水軸2を回転自在にして、給水口
が設けられ、スリーブ5は複数本のスリットを軸方向に
設けられ、給水軸2の外径部に係合し、ナット8はコー
ン7を移動させ、コーン7はスリーブ5の両端に設置さ
れる。ナット8の締付けによりスリーブ5の両端に設置
されたコーン7が、スリーブ5を拡開し、スリーブ5に
嵌装された弾性を有する伸縮シール6が、コア・ドリル
9の内径に圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物に穴をあけるコア・ドリル装置に取付けられる給水装
置に関し、さらに詳しくは、パイプ状のコア・ドリル端
部の内径部に直接着脱自在に取付け、取外しが容易にで
き、シールが十分に保持できるコア・ドリル用給水装置
に関している。
【0002】
【従来の技術】コア・ドリルによるコンクリート構造物
に穿孔する作業の際には、通常潤滑及び切粉の排出とし
て水を使用しているので、コア・ドリル装置には水を供
給する装置が設けられている。従来のコア・ドリル装置
の給水機構は、コア・ドリルを取付ける駆動軸の軸心方
向に給水用の穴をあけ、この穴に一致するように横方向
から穴をあけ、この横穴を通して、軸外から給水を行っ
ていた。しかし、駆動軸の回転と共に、横穴も回転する
ので、横穴と軸外の給水口と合致する時しか有効な給水
がされないという欠点があった。又、建築物の耐震補強
工事のように、多数の穿孔を行うと、コンクリートの抜
きカスがコア・ドリルの筒内に溜まって、水の流れが悪
くなるため、圧力を加え、給水を増す必要がある。
【0003】そこで本発明者は、特願平11−3037
44、特願平2000−181496に於いてコア・ド
リル装置、コア・ドリルを回転駆動部へ接続するための
接続装置の発明と一緒に給水装置の提案をした。特願平
11−303744の給水装置は、コア・ドリル端部に
穴テーパを設け、給水栓の外径テーパ部を嵌合させてい
た。しかし、コア・ドリル装置を使用する現場では、コ
ンクリートの切粉が嵌合するテーパ部分に付着すること
もあり、両テーパ面を確実に密着できない場合もあり、
少量ではあるが、給水の漏れる問題があった。特願20
00−181496に於いては、更に改良して、シール
部分にOリングを用いたが、シールを確実にするため、
Oリングは若干つぶす必要があった。このため、給水機
構を組込むコア・ドリルの入口端部は外面取りをして、
Oリングが入り易くして、Oリングがコア・ドリル外径
を押えた時には、水漏れがないようOリングは若干つぶ
れた状態にしていた。しかし、コア・ドリルの入口端部
に外面取りを設けても、Oリングは給水機構の内側にあ
り見えないので、給水機構を取付ける時には、Oリング
がコア・ドリルの入口端部の外面取りにスムーズに乗
り、コア・ドリル内に入るとは限らず、ゆっくり、気を
つけて行わないと、傷をつけることもあり、コア・ドリ
ルの交換、現場の移動等により、給水機構を何度も取付
けたり、取外したりすると、Oリングが傷つくことも多
くなり、一度ついた傷は、更に大きくなり、水漏れの原
因となった。又、Oリングは使用時間が長くなると、復
元力が低下し、Oリングのつぶししろが小さくなり、水
漏れの原因となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、給水装置をコア・ドリルの端部に取付けた
り、取外したりすることが容易にでき、シール部分が確
実に保持でき、簡単に破損しない給水装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、貫通した穴を
有する給水軸と、回転支持筒と回転支持筒のまわり止め
板と、スリーブと、スリーブの外径部に嵌装した弾性を
有する伸縮するシールと、コーンと、ナットからなり、
上記回転支持筒は、まわり止め板で支持され、かつ、給
水軸を回転自在に取付けし、一端に給水コックを取付け
るための給水口が設けられ、上記スリーブは、筒体であ
り、複数本のスリットが軸方向に設けられ、給水軸の外
径部に係合し、上記コーンは、上記スリーブの両端に設
置され、上記ナットは、上記給水軸に螺合し、上記コー
ンの一端部に設置され、上記ナットの締付けにより、ス
リーブが拡開し、該スリーブの外径部に設けた上記弾性
を有する伸縮シールがコア・ドリルの内径部に圧着する
ことを特長とするものである。
【0006】上記装置に於いて、筒体であるスリーブ
は、該スリーブの両端部が大径となり、内側が小径とな
る内側テーパ面を設け、かつ、両端部から交互に軸方向
に沿って複数本のスリットが設けられ、コーンは上記ス
リーブの両端に設けられた内側面のテーパ角度と略同角
度で、上記スリーブの内側テーパと嵌合することを特長
とするものである。
【0007】又、筒体であるスリーブは、該スリーブの
両端にフランジを設けたことを特長とするものである。
【0008】さらに又、筒体であるスリーブは、該スリ
ーブの両端外径部の円周方向に溝を設けたことを特長と
するものである。
【0009】上記装置において、上記したスリーブのそ
れぞれの形状とは別に、筒体であるスリーブは、該スリ
ーブの両端の肉を残し、軸方向に沿って、複数本のスリ
ットを設け、コーンは、上記したスリーブの両端面に当
接していることを特長とするものである。
【0010】又、筒体であるスリーブは、該スリーブの
内径が、両端部より中央部の方が大きいことを特長とす
るものである。
【0011】さらに又、筒体であるスリーブは、該スリ
ーブの外径および中央部が略同径の突状面であることを
特長としている。
【0012】上記装置に於いて、伸縮するシールは、上
記スリーブの形状に応じて、円筒形状あるいは断面が角
型形状又は丸型であることを特長としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、コア・ドリル装置の正面
図を示し、本発明のコア・ドリル用給水装置1は、コア
・ドリル9の上端部に取付けられている。図2(A)
は、本発明のコア・ドリル用給水装置1の第一実施例で
あり、一部断面を含む正面図である。図2(A)に示す
ように、コア・ドリル用給水装置1は、給水軸2、回転
支持筒3、まわり止め板4、スリーブ5、弾性を有する
伸縮シール6、コーン7、ナット8からなる部材より構
成されている。
【0014】次に各部材の構造と機能について説明す
る。給水軸2は、コア・ドリルの刃先の冷却と切粉を排
出するのに十分な給水を行うための貫通した穴を軸芯に
有し、上部には、回転支持筒3を取付ける外径軸部10
を設け、中央部の外径にはナット8が螺合するためのお
ねじ11を設け、該おねじ11の上部には、ナット8を
締付ける際に用いる2面巾12を設け、おねじ11の下
側には、ねじなし第1コーン7が摺動可能で、おねじ1
1の谷径と同じか、あるいは小さい軸13を設け、該軸
13の下端部には、該軸13と同径かあるいは小径のお
ねじ14が設けられている。該おねじ14には、ねじの
付いた第2コーン7が螺合される。
【0015】回転支持筒3は、円筒状で、内径部には、
給水軸2が回転できるように、ベアリング15と水漏れ
防止用シール16が組込まれており、円筒部の穴の上部
と下部は蓋が設けられ、上蓋には給水口が設けられ、給
水コック17がねじにより取付けられ、下蓋は下側のベ
アリング15を押える構造となっている。又、回転支持
筒3は、円筒自体の外部を押えないと、コア・ドリル9
と共に給水軸2が回転すると、ベアリング15と水漏れ
防止用シール16を介して回転するので、回転しないよ
うに、まわり止め板4が回転支持筒3の側面に取付けら
れている。
【0016】図2(B)は、図2(A)のまわり止め板
4の側面図を示すが、まわり止め板4は、まわり止め板
4の下部にある回転しないスピンドルカバー18(図
1)に取付けられている。又、まわり止め板4には、コ
ア・ドリルの長さに応じて、コア・ドリル用給水装置1
が取付けられるよう、溝20を設けている。
【0017】ナット8は、給水軸2の略中央部に設けら
れたおねじ11に螺合するもので、ダブルナットとして
ゆるみ止めの機能を持たせるため、2個用いている。ナ
ット8は、給水軸2の軸13の下部より挿入して、おね
じ11に螺合する。
【0018】コーン7は2個用いられ、外径部にテーパ
角を有するテーパ面を有し、ナット8側に挿入される第
1コーン7は、軸13に対し、回転自在であり、軸方向
に自由に移動可能であり、第2コーン7は、めねじを有
し、給水軸2の下端部にあるおねじ14に螺合させる。
おねじ14には、第2コーン7を螺合させるねじの長さ
が設けられているが、ねじの末端部は不完全ねじ部が設
けられ、第2コーン7は、ゆるまないように一部不完全
ねじ部まで締付けて用いる。2つのコーン7は、お互い
にテーパ面が向き合うように取付ける。
【0019】図3(A)は、上記で説明した図2の第一
実施例に用いたスリーブ5の一部断面を含む正面図であ
り、図3(B)は、図3(A)のスリーブ5を中央で横
方向に切断したa−a断面図である。図3(A)に於い
て、スリーブ5は円筒状で、両端が大径となり、内側が
小径となるコーン7のテーパ面と一致する内側テーパ面
21を有し、かつ、両端から交互に、軸方向に沿って6
本のスリット22を設けたものである。
【0020】弾性を有する伸縮シール6は、伸縮可能で
水を通さない材質ならば何でも良く、例えばゴムでも樹
脂でも良い。図2(A)の第一実施例の弾性を有する伸
縮シール6は、形状が円筒形の場合であり、スリーブ5
に嵌装された状態で組付けられる。ここで重要なこと
は、スリーブ5に嵌装された弾性を有するシール6の外
径は、コア・ドリル内周面19に取付ける前はコア・ド
リルの内径より小さく、コア・ドリル内に楽にスムーズ
に挿入できることを特長とするものである。以下の全て
の実施例においても共通することである。
【0021】本発明のコア・ドリル用給水装置1を組立
て、コア・ドリルに取付けるには次のように行う。先
ず、給水軸2の上部に設けられた軸部10に、ベアリン
グ15と水漏れ防止シール16を組付け、次に回転支持
筒3をはめ込み、更に、給水コック17の付いた上蓋
と、ベアリング15を押える下蓋をねじ等で回転支持筒
3に取付ける。次にナット8を軸13側より給水軸2の
おねじ11に奥まで螺合し、次にねじの無い第1コーン
7をテーパ面が軸13の下端部に向くように軸13に挿
入し、更に、弾性を有するシール6がスリーブ5に嵌装
された状態で、先に挿入した第1コーン7に当るまで挿
入し、次に第2コーン7をテーパ面を上に向け、給水軸
2の軸13の末端部にあるおねじ14にゆるまないよう
に、一部不完全ねじ部まで締付ける。次にナット8をス
リーブ5が拡張しないところまで仮締付けする。この時
スリーブ5の外径は、上記したように、コア・ドリル9
の内径より小さい。次にまわり止め板4をスピンドルカ
バー18(図1)に固定した後、コア・ドリル9に仮組
みされたコア・ドリル用給水装置1を第2コーン7が付
いた方から挿入する。コア・ドリル9の端部がナット8
に当接したら、まわり止め板4を蝶ボルト23を用い、
回転支持筒3に固定する。次に回転支持筒3の外部を手
あるいは給水軸2の2面巾12をスパナ等で押え、コア
・ドリル9に接している方のナット8を締付けると、第
1コーン7が下方に押されて、第2コーン7と協同して
スリーブ5を拡開させ、スリーブ5の外周に嵌装した弾
性を有する伸縮シール6の外周面がコア・ドリルの内周
面19に圧着し、締付けているナット8のトルクが急に
上がるので、締付けを中止し、もう1つのナット8を先
に締付けたナットの方向へ締付け、ダブルナットの状態
にする。次に給水コック17にホースをつなぎ、水を出
すと、コア・ドリル装置を動かせる状態となる。
【0022】図4は、第二実施例で、スリーブ51は、
両端にフランジ24を有し、スリーブ51に円筒状の弾
性を有する伸縮シール61を嵌装した図で、フランジ2
4を設けることにより、弾性を有する伸縮シール61
が、スリーブ51の外周面からずれることのないように
したものである。スリット25の形状、本数は第一実施
例と同じである。使用方法は図2(A)の第一実施例と
同じである。
【0023】図5は、スリーブ52と弾性を有する伸縮
シール62を用いた場合の第三実施例であり、スリーブ
52は、該スリーブ52の両端の外径部に溝26を設
け、該溝26に断面角型形状の弾性を有する伸縮シール
62を組込んだ場合で、スリットの形状、本数は、第
一、第二実施例と同じであり、使い方も同じである。
【0024】図6は第四実施例であり、第三実施例の断
面角型形状を持つ、弾性を有する伸縮シール62の代り
に、断面O型形状を持つ、弾性を有する伸縮シール63
を用いた場合である。
【0025】図7(A)は、上記した第一〜第四実施例
とは、給水軸2、回転支持筒3、まわり止め板4、ナッ
ト8は同じだが、スリーブ53とコーン71の形状が異
なり、スリーブ53とコーン71の作用がちがう第五実
施例である。第五実施例に於いて、コーン71は、図7
(A)に示すようにスリーブ53をはさみ2個使用さ
れ、ナット8側に挿入される第1コーン71は、給水軸
2の軸13に対し、回転自在であり、軸方向に自由に移
動可能で、第2コーン71はめねじを有し、給水軸2の
軸13の下端部に設けられたおねじ14に螺合させる。
【0026】図8(A)は、図7(A)の第五実施例に
用いたスリーブ53の一部断面を含む正面図であり、図
8(B)は、図8(A)のスリーブ53を中央で横方向
に切断したb−b断面図である。図8(A)に於いて、
スリーブ53は、円筒状で、両端部の肉を残し、軸方向
に沿って6本のスリット27を設け、スリーブ53の内
径は給水軸2の軸13に挿入できる、ゆるいはめ合わせ
ができる寸法としている。図7(A)の第五実施例で
は、スリーブ53の両端部にある第1コーン71と第2
コーン71の端面28が、スリーブ53の両端面29に
当接する構造となっており、ナット8の締付けにより、
第1コーン71と第2コーン71の端面28がスリーブ
53の両端面29を押圧し、スリーブ53は内径側には
給水軸2の軸13があるため動きが阻止されるが、外径
側には何の押えもないので、スリーブ53の軸方向の中
心部から弓状に外径方向に曲がり、スリーブ53の外周
に嵌装された弾性のある伸縮シール64が、コア・ドリ
ル9の内径部に圧着し、コア・ドリル用給水装置が固定
される。
【0027】図9は、スリーブ54に弾性を有する伸縮
シール65を嵌装した場合の第六実施例である。スリー
ブ54は、該スリーブ54の両端内径より中央部内径の
方を大きくして、肉薄になっているので、スリーブ54
の両端面にナット8の締付けにより、コーン71により
押圧された場合に、スリーブ54は外径方向に弓型状に
曲がり、弾性を有する伸縮シールがコア・ドリル内径に
圧着し易くなっている。
【0028】図10は、スリーブ55に弾性を有する伸
縮シール66を嵌装した場合の第七実施例である。スリ
ーブ55は、該スリーブ55の外径の両端と中央部に突
起面30を設け、スリーブ55の両端部にナット8の締
付けによりコーン71により押圧された場合に、スリー
ブ55は、内径側は給水軸2の軸とゆるいはめ合わせと
なっているので、動きが阻止され、外径側には何の押さ
えもないので、スリーブ55は、外径方向に第五、第六
実施例と同じように弓型形状に曲がり、弾性を有する伸
縮シール66が、コア・ドリルの内面に圧着する。第五
実施例〜第七実施例において、本発明のコア・ドリル用
給水装置をコア・ドリルに組付ける前の弾性を有する伸
縮シールの外径は、コア・ドリル9の内径より小さく、
楽に挿入できることは、第一〜第四実施例と同じであ
る。実施例のコア・ドリル内径38mmに対しコア・ド
リル内に挿入される前の弾性を有する伸縮シール外径は
36.5から37mmである。
【0029】
【発明の効果】本発明のコア・ドリル用給水装置は、コ
ア・ドリルの内径端部に直接取付けるに際し、コア・ド
リル内径端部内に挿入される弾性ある伸縮シールの外径
は、コア・ドリル内径より小さく、楽に挿入でき、挿入
後、給水軸に螺合しているナットを締付けると、コーン
ナットに挟まれたスリーブが拡開するので、スリーブ外
周部に嵌装された弾性ある伸縮シールがコア・ドリル内
径に圧着する。この状態で使用し、使用後はナットをゆ
るめると、スリーブの拡開が元の径に戻り、弾性ある伸
縮シールも、それに従い径が元の径に戻り、コア・ドリ
ル内径との間にスキマができるので、楽にコア・ドリル
よりコア・ドリル用給水装置を抜くことができる。弾性
を有する伸縮シールは、スリーブの拡開により、コア・
ドリルの内面に圧着するが、ナットを締付けにより弾性
を有する伸縮シールがコア・ドリルの内径部に圧着する
と、ナットを締付けるトルクが急に上がるので、締付け
具合が良くわかり、シールが十分に保持できる。又、弾
性を有する伸縮シールが復元力が低下しても、ナットの
締付けによる締増しが出来るので、シール性の確保が確
実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コア・ドリル装置
【図2】(A)は、コア・ドリル用給水装置の一部を断
面で示す正面図、(B)は、まわり止め板の側面図
【図3】(A)は、図2(A)のスリーブの一部を断面
で示す正面図、(B)は、(A)のa−a断面図
【図4】フランジ付スリーブに弾性を有する伸縮シール
を嵌装した一部を断面で示す正面図
【図5】溝付スリーブに弾性を有する伸縮シールを嵌装
した一部を断面で示す正面図
【図6】溝付スリーブに弾性を有する伸縮シールを嵌装
した一部を断面で示す正面図
【図7】(A)は、コア・ドリル用給水装置の一部を断
面で示す正面図、(B)は、まわり止め板の側面図
【図8】(A)は、図7(A)のスリーブの一部を断面
で示す正面図、(B)は、(A)のb−b断面図
【図9】スリーブに弾性を有する伸縮シールを嵌装した
一部を断面で示す正面図
【図10】スリーブに弾性を有する伸縮シールを嵌装し
た一部を断面で示す正面図
【図11】従来のコア・ドリル用給水装置−特願平11
−303744
【図12】従来のコア・ドリル用給水装置−特願200
0−181496
【符号の説明】
1 コア・ドリル用給水装置 2 給水軸 3 回転支持筒 4 まわり止め板 5 スリーブ 6 弾性を有する伸縮シール 7 コーン 8 ナット 9 コア・ドリル 10 軸部 11 おねじ 12 二面巾 13 軸 14 おねじ 15 ベアリング 16 シール 17 給水コック 18 スピンドルカバー 19 コア・ドリルの内径 20 溝 21 内側テーパ 22 スリット 23 蝶ボルト 24 フランジ 25 スリット 26 溝 27 スリット 28 コーンの端面 29 スリーブの端面 30 突起面 51 スリーブ 52 スリーブ 53 スリーブ 54 スリーブ 55 スリーブ 61 弾性を有する伸縮シール 62 弾性を有する伸縮シール 63 弾性を有する伸縮シール 64 弾性を有する伸縮シール 65 弾性を有する伸縮シール 66 弾性を有する伸縮シール 71 コーン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通した穴を有する給水軸(2)と、回
    転支持筒(3)と回転支持筒のまわり止め板(4)とス
    リーブ(5)とスリーブ(5)の外径部に嵌装した弾性
    を有する伸縮シール(6)とコーン(7)とナット
    (8)からなり、上記、回転支持筒(3)は、まわり止
    め板(4)で支持され、かつ、給水軸(2)を回転自在
    にして、一端に給水口が設けられ、上記スリーブ(5)
    は筒体であり、複数本のスリットが軸方向に設けられ、
    給水軸(2)の外径部に係合し、上記コーン(7)は、
    上記スリーブ(5)の両端に設置され、上記ナット
    (8)は、上記給水軸(2)に螺合し、上記コーン
    (7)の一端部に設置され、上記ナット(8)の締付け
    により、スリーブ(5)が拡開し、スリーブ(5)の外
    径部に設けた弾性のある伸縮シール(6)が、コア・ド
    リルの内径部に圧着することを特長とするコア・ドリル
    用給水装置。
  2. 【請求項2】 筒体であるスリーブ(5)は、該スリー
    ブの両端が大径となり、内側が小径となる、内側テーパ
    面(21)を設け、かつ、両端から交互に軸方向に沿っ
    て複数本のスリット(22)が設けられ、コーン(7)
    は上記スリーブ(5)の両端に設けられた内側面のテー
    パ角度と略同角度でスリーブ(5)の内側テーパ面(2
    1)と嵌合することを特長とする請求項1に記載のコア
    ・ドリル用給水装置。
  3. 【請求項3】 筒体であるスリーブ(51)は、該スリ
    ーブの両端にフランジ(24)を設けたことを特長とす
    る請求項1、2に記載のコア・ドリル用給水装置。
  4. 【請求項4】 筒体であるスリーブ(52)は、該スリ
    ーブの両端の外径部の円周方向に溝(26)を設けたこ
    とを特長とする請求項1、2に記載のコア・ドリル用給
    水装置。
  5. 【請求項5】 筒体であるスリーブ(53)は、該スリ
    ーブの両端を残し、軸方向に沿って、複数本のスリット
    (27)が設けられ、コーン(71)は、上記スリーブ
    (53)の両端面に当接していることを特長とする請求
    項1に記載のコア・ドリル用給水装置。
  6. 【請求項6】 筒体であるスリーブ(54)は、該スリ
    ーブの内径が両端部より中央部の方が大きいことを特長
    とする請求項1、5に記載のコア・ドリル用給水装置。
  7. 【請求項7】 筒体であるスリーブ(55)は、該スリ
    ーブの外径両端および中央部が突状面を設けたことを特
    長とする請求項1、5に記載のコア・ドリル用給水装
    置。
  8. 【請求項8】 弾性を有する伸縮するシール(6)は、
    円筒形状であることを特長とする請求項1、2、3、
    5、6、7に記載のコア・ドリル用給水装置。
  9. 【請求項9】 弾性を有する伸縮するシールは、断面が
    角型形状(62)又は丸型(63)であることを特長と
    する請求項4に記載のコア・ドリル用給水装置。
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