JP2002258452A - 写真処理組成物 - Google Patents

写真処理組成物

Info

Publication number
JP2002258452A
JP2002258452A JP2002033394A JP2002033394A JP2002258452A JP 2002258452 A JP2002258452 A JP 2002258452A JP 2002033394 A JP2002033394 A JP 2002033394A JP 2002033394 A JP2002033394 A JP 2002033394A JP 2002258452 A JP2002258452 A JP 2002258452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
photographic
group
mol
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002033394A
Other languages
English (en)
Inventor
Harry James Price
ジェームス プライス ハリー
Michael P Youngblood
フィリップ ヤングブラッド マイケル
Ramanuj Goswami
ゴスワミ ラマヌジ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2002258452A publication Critical patent/JP2002258452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/42Bleach-fixing or agents therefor ; Desilvering processes
    • G03C7/421Additives other than bleaching or fixing agents
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/815Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by means for filtering or absorbing ultraviolet light, e.g. optical bleaching
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/264Supplying of photographic processing chemicals; Preparation or packaging thereof
    • G03C5/266Supplying of photographic processing chemicals; Preparation or packaging thereof of solutions or concentrates
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/407Development processes or agents therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素に対して安定な写真処理組成物を提供す
ること。 【解決手段】 a)少なくとも0.0001モル/リッ
トルの環状メルカプト漂白促進剤とb)少なくとも0.
0001モル/リットルの水溶性または水分散性の2,
6−ジアリールアミノトリアジンまたはジアミノスチル
ベン色素汚染低減剤を含み、前記漂白促進剤および色素
汚染低減剤の量が下記式: 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な写真処理組
成物に関する。特に、本発明は、カラーリバーサル写真
材料の処理に有用な新規な写真前漂白およびコンディシ
ョニング組成物に関する。本発明は、写真産業で有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のカラーリバーサル処理は、米国特
許第4,921,779号(Cullinan等)明細書、米国
特許第4,975,356号(Cullinan等)明細書およ
び米国特許第5,037,725号(Cullinan等)明細
書から、また、Eastman KodakCompany[ニューヨーク州
ロチェスター(Rochester)所在]から入手できるカラ
ーリバーサル処理薬剤を使用する従来のE−6処理法か
ら知られている。そのような処理は、ホルムアルデヒド
前駆体(例えばホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、
ヘキサメチレンテトラアミン、または様々なメチロール
化合物)および様々な漂白促進剤、例えばチオグリセロ
ール等の脂肪族チオール類を通常含む前漂白組成物の使
用を伴う。
【0003】幾つかの前漂白またはコンディショニング
組成物のもう1つの機能は、例えば米国特許第6,15
3,365号(Goswami等)明細書に記載されているよ
うに、それらが色素汚染低減剤または色素安定化剤も含
んで、特定の増感色素が処理済材料中に保持される場合
に画像安定性を提供することである。
【0004】幾つかの脂肪族チオール漂白促進剤の1つ
の欠点は、それらが空気中の酸素と容易に反応するた
め、前漂白組成物の貯蔵または保存安定性が限られてい
るとともに処理装置での活性が低いことにある。処理装
置において空気に長時間曝されると、組成物は漂白を促
進するそれらの「活性」または能力を失う。そのような
脂肪族チオール類のもう1つの欠点は、それらが往々に
して不快な臭気を発することにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、酸素に対して
より安定であるとともに処理済カラーリバーサル写真材
料においてその他の望ましい写真特性の全てを提供する
前漂白組成物が必要である。
【0006】
【課題を解決するための手段】周知の処理方法および処
理組成物に関わる問題は、 a)少なくとも0.0001モル/リットルの環状メル
カプト漂白促進剤、および b)少なくとも0.0001モル/リットルの水溶性ま
たは水分散性の2,6−ジアリールアミノトリアジンま
たはジアミノスチルベン色素汚染低減剤、を含み、前記
漂白促進剤および色素汚染低減剤の量が下記式:
【0007】
【数4】
【0008】に従って決められる写真処理組成物によっ
て解消される。この処理組成物はホルムアルデヒド前駆
体も含むことができる。本発明は、 a)少なくとも0.0002モル/リットルの環状メル
カプト漂白促進剤、および b)少なくとも0.0002モル/リットルの水溶性ま
たは水分散性の2,6−ジアリールアミノトリアジンま
たはジアミノスチルベン色素汚染低減剤、を含み、前記
漂白促進剤および色素汚染低減剤の量が上記の式に従っ
て決められる濃縮された写真処理組成物も提供する。こ
の濃縮された処理組成物はホルムアルデヒド前駆体も含
むことができる。
【0009】さらに、本発明は、 I)上記写真処理組成物の1つ(ホルムアルデヒド前駆
体を含むまたは含まない)と、 II)写真発色現像組成物、写真漂白組成物、写真漂白定
着組成物、写真定着組成物、写真リバーサル組成物、黒
白現像組成物、および色素安定化および/または最終リ
ンス組成物のうちの1つ以上、を含んで成る写真処理キ
ットを提供する。
【0010】さらに、本発明の方法は、像様露光され発
色現像されたカラーリバーサルハロゲン化銀写真材料を
上記の写真処理組成物に接触させることを含むポジカラ
ー写真画像を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、濃縮された形態と使用
濃度の形態の両形態の、酸素存在下での貯蔵安定性が高
い望ましい前漂白および/またはコンディショニング組
成物を提供する。換言すれば、本発明の組成物は空気酸
化されにくい。これらの利点は、特定の分光増感色素汚
染低減剤と銀漂白促進剤として作用する環状メルカプト
化合物との組み合わせを使用することによって意外にも
見出された。前漂白および/またはコンディショニング
組成物における化合物のこの組み合わせが、各タイプの
化合物だけを組成物において使用する場合と比較して、
漂白の間の残留銀を望ましいレベルである10.8mg
/m2以下に減少させるのを一貫して容易にすることも
見出された。すなわち、各タイプの化合物単独では、化
合物の前記組み合わせと比較して、不十分な漂白促進ま
たは「活性化」をもたらす。さらに、漂白促進剤として
の環状メルカプト化合物の使用により、不快な臭気を発
することのある脂肪族チオール類の使用は避けられる。
【0012】本発明の処理組成物は、2つの必須成分、
すなわち環状メルカプト漂白促進剤と水溶性の2,6−
ジアリールアミノトリアジンまたはジアミノスチルベン
色素汚染低減剤を概して含む。
【0013】前記環状メルカプト漂白促進剤は、概し
て、環状環に直接または間接的に結合した1つ以上のメ
ルカプト基を有する複素環式または炭素環式化合物であ
る。そのような化合物は下記構造式III:
【0014】
【化5】
【0015】(式中、Xは−CH−基または窒素原子で
あり、Yは炭素、窒素、酸素または硫黄原子であり、
Y’は水素または任意の適切な置換基であり、qは0ま
たは1であり、Zは置換または未置換の5〜7員複素環
式環を完成するのに必要な炭素、窒素および酸素原子を
表す)により表すことができる。Yが窒素または硫黄で
あることが好ましく、Yが硫黄であることがより好まし
い。この複素環式環は、置換または未置換の5または6
員複素環式環であるのが好ましい。Y’が水素原子であ
るのが好ましい。
【0016】構造式IIIにより表される複素環式環は、
空いている原子価の数によって制限される1つ以上の置
換基を有することができる。そのような置換基は、それ
らが当該漂白促進剤の性能に悪影響を及ぼさないように
選ばれねばならない。そのような置換基としては、限定
するわけではないが、アミノ基(第1級、第2級または
第3級)、カルボキシ基、炭素原子数1〜8の置換もし
くは未置換アルキル基(例えばメチル、エチル、2−ヒ
ドロキシエチル、2,4−ジヒドロキシブチルおよびベ
ンジル)、置換もしくは未置換の炭素環式もしくは複素
環式アリール基(例えばフェニル、p−メトキシフェニ
ルおよびナフチル)が挙げられる。
【0017】代表的な有用な環状メルカプト漂白促進剤
としては、限定するわけではないが、メルカプトトリア
ゾール(MT)、5−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ール−2(3H)−チオン(ATT)、o−メルカプト
安息香酸(MBA)、およびテトラヒドロ−5−(2−
ヒドロキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2(1
H)−チオン(HTTT)が挙げられる。ATTが最も
好ましい。所望であれば、これらの化合物の混合物も使
用できる。
【0018】本発明の処理組成物において有用な色素汚
染低減剤は2つの部類の化合物群から選ばれる。1つの
部類の色素汚染低減作用のある化合物群には、トリアジ
ニルスチルベン類として知られている化合物が包含され
る。幾つかの刊行物において、トリアジニルスチルベン
類は「トリアジルスチルベン類」として知られている。
有用なトリアジニルスチルベン類は、1つ以上の可溶化
基の存在のために水溶性または水分散性であることが好
ましい。本発明の実施化において有用なトリアジニルス
チルベン類の定義を限定するわけではないが、好ましい
化合物は下記構造式I:
【0019】
【化6】
【0020】[式中、R1、R2、R3およびR4は、独立
に、ヒドロキシ、ハロ(例えばフルオロ、クロロ、ブロ
モまたはヨード)、置換もしくは未置換モルホリノ基、
炭素環式環中に6〜10個の炭素原子を概して有する置
換もしくは未置換アリール基(例えばフェニル、メトキ
シフェニルまたはハロフェニル)、1つ以上のオキシ
基、アミノ基もしくはカルボニル基により隔てられてい
てもよい1〜10個の炭素原子の鎖を概して有する置換
もしくは未置換アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、イソプロポキシおよびt−ブトキシ)、炭素環式環
中に6〜10個の炭素原子を概して有する置換もしくは
未置換アリールオキシ基(例えばフェノキシまたはクロ
ロフェノキシ)、1〜10個の炭素原子を概して有する
置換もしくは未置換アルキル基(例えばメチル、エチ
ル、イソプロピル、t−ブチル、n−ヘキシル、メトキ
シメチル、2−クロロエチルおよびベンジル)、アミノ
基(環式および非環式の両方)、アルキルアミノ基(第
2級アミンおよび第3級アミンの両方、各アルキル基は
先に定義した通り)、またはアリールアミノ基(第2級
および第3級の両方、各アリール基は先に定義した通
り)である]により表すことができる。R1、R2、R3
およびR4が、独立に、先に定義したようなアルコキシ
基、アルキルアミノ基またはアリールアミノ基であるこ
とが好ましい。
【0021】R5およびR6は、R5およびR6の少なくと
も1つがスルホであることを条件として独立に水素また
はスルホである。好ましい態様において、これらの基の
それぞれがスルホである。このスルホは遊離酸の形態に
あっても塩の形態(ナトリウム塩、カリウム塩またはア
ンモニウム塩)にあってもよい。構造式Iの範囲内に含
まれる代表的な化合物は米国特許第4,232,112
号(Kuse)明細書、米国特許第4,587,195号
(Ishikawa等)明細書、および米国特許第5,043,
253号(Ishikawa)明細書に記載されている。これら
の化合物の少なくとも幾つかは様々な異性体の形態で存
在しうることが当然に理解されるべきである。本発明の
実施化に異性体のうちの1種だけまたは異性体の混合物
を使用することもできる。最も好ましいトリアジニルス
チルベン化合物(およびそれらの異性体)としては、下
記の化合物I−1およびI−2が挙げられる:
【0022】
【化7】
【0023】化合物I−1が最も好ましく、BayerからB
LANKOPHOR REU(商標)として市販されている。化合物
I−2はCibaからTINOPAL SFP(商標)として市販され
ている。本発明の前漂白組成物において有用な代替の色
素汚染低減化合物は水溶性または水分散性の2,6−ジ
アリールアミノトリアジン類である。これらの化合物は
無色であるかまたはわずかに黄色を帯びており、広がっ
た平面π系を有する。このことは、それらの化合物が1
0個を超える非水素原子に広がる平面の非局在化した電
子密度を有する化合物であることを意味する。本発明の
組成物中に任意の適切な割合でそのような化合物の混合
物が存在してもよい。
【0024】より詳細には、本発明において有用な色素
汚染低減剤は2,6−ジアリールアミノトリアジン類
(2,6−ジナフチルアミノトリアジン類を包含する
が、それらに限定されない)である。これらの化合物が
分子中の一方または両方のアリール基に結合した少なく
とも2つの可溶化基を有することが特に望ましい。有用
な可溶化基としては、限定するわけではないが、スル
ホ、カルボキシ、ヒドロキシ、カルボンアミド、スルホ
ンアミド、および当業者であれば容易に分かる他の基が
挙げられる。スルホ基およびカルボキシ基が好ましく、
スルホ基が最も好ましい。ある分子中の可溶化基の最大
数はもっぱら置換基位置の利用可能な数によって制限さ
れるが、実際的な目的に対して、分子中に10個以下の
同じまたは異なる可溶化基が存在してよい。本発明の好
ましい態様において、本発明の処理組成物は、下記構造
式IIにより表される1種以上の色素汚染低減剤を含むこ
とができる:
【0025】
【化8】
【0026】上式中、Ar1およびAr2は独立に炭素環
式または複素環式芳香族基であって、それらの芳香族基
の一方もしくは両方に少なくとも2個の可溶化基を含ん
でなる。有用な芳香族基は、概して、炭素環式基の場合
は6〜14個の炭素原子を環に有し、複素環式基の場合
は5〜14個の炭素原子、酸素原子、硫黄原子および窒
素原子を環に有する。代表的な基としては、置換または
未置換のフェニル基、置換または未置換のナフチル基、
置換または未置換のアントリル基、置換または未置換の
ピリジル基、置換または未置換のベンゾイミダール基、
および置換または未置換のベンゾチアゾール基が挙げら
れるが、これらに限定されない。置換または未置換の炭
素環式芳香族基が好ましく、置換または未置換のナフチ
ル基がより好ましい。本明細書に記載されている可溶化
基の他に、芳香族基の一方または両方が、処理組成物に
おけるそれらの有益な効果に悪影響を及ぼさないさらな
る置換基で置換(すなわち、水素原子の置換)されてい
てもよい。
【0027】また、上記構造式Iにおいて、Qは水素、
ヒドロキシ、チオール、スルホ、カルボキシ、−N
2’R3’基、−OR2’基、またはハロ基(例えばフ
ルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨード)である。好ま
しくは、Qは水素、ヒドロキシ、チオール、スルホ、ま
たはハロ基(例えばクロロまたはブロモ)であり、より
好ましくは、Qはスルホである。本明細書を通して、
「スルホ」および「カルボキシ」とは、それぞれの遊離
酸部分並びにそれらと同等の塩(例えばアンモニウムイ
オン塩およびアルカリ金属塩)を示す。
【0028】R’およびR1’は、独立に、水素、炭素
原子数1〜3の置換もしくは未置換のアルキル基(例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、またはイソプロピ
ル)、または炭素原子数1〜3の置換もしくは未置換の
ヒドロキシアルキル基(例えばメトキシ、2−エトキ
シ、イソプロポキシ、メトキシメトキシ)である。好ま
しくは、R’およびR1’は、独立に、水素、メチルま
たはヒドロキシメチルであり、好ましくは、各々が水素
である。R2’およびR3’は、独立に、水素、炭素原子
数1〜6の置換もしくは未置換のアルキル基(例えばメ
チル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、カル
ボキシメチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、
5−カルボキシ−n−ペンチル、およびヘキシル)、ま
たは置換もしくは未置換のフェニル基(例えばキシリ
ル、トリル、4−ヒドロキシフェニル、4−カルボキシ
フェニル、および3,5−ジスルホフェニル)である。
前の段落に示したように、Q、R’、R1’、R2’およ
びR3’のいずれも、先に定義した1種以上の可溶化基
で置換されていてもよい。本発明の実施化において有用
な代表的な化合物としては以下の化合物II-1〜II-17が
挙げられるが、これらに限定されない。
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】構造式IIにより表される有用な化合物の部
分集合は、下記構造式IIa:
【0035】
【化14】
【0036】(式中、Rはカルボキシ(またはその塩)
またはスルホ(またはその塩)であり、mは0〜5の整
数であり、nは2〜7の整数である)により表すことが
できる。Rがカルボキシであり、mが1〜2の整数であ
り、nが2であることが好ましい。構造式IIaの範囲内
に含まれる代表的な化合物は下記化合物IIa-1〜IIa-7で
ある:
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】本発明の処理組成物は、色素画像安定性を
与えるように1種以上のホルムアルデヒド前駆体も含
む。「ホルムアルデヒド前駆体」なる用語は、当該組成
物において、ホルムアルデヒドとの間に平衡関係を確立
することのできる任意の化合物を意味する。そのメカニ
ズムは明らかではないが、この前駆体は、実際には、ホ
ルムアルデヒドが色素安定化反応で消費されるに従って
前記平衡関係を維持しようとして同じ割合で組成物中に
ホルムアルデヒドを徐々に放出するホルムアルデヒド供
与体として機能すると考えられる。処理組成物中のホル
ムアルデヒドの濃度は、当該組成物上方の空気中にホル
ムアルデヒドが蓄積したり望ましくないほど高濃度で存
在したりしないように常に十分に低いレベルである。
【0041】本発明の目的に対して有用なホルムアルデ
ヒド前駆体としては、限定するわけではないが、水溶性
のN−メチロール化合物が挙げられる。本明細書におい
て、「N−メチロール化合物」なる用語は、窒素原子に
直接結合したメチロール基を少なくとも1つ有する化合
物を示す。米国特許第4,921,779号(上掲)明
細書において式I,IIまたはIIIにより表されているN
−メチロール化合物が特に有用である。特に有効なホル
ムアルデヒド前駆体の例としては、ホルムアルデヒド重
亜硫酸ナトリウムおよびヘキサメチレンテトラアミンが
挙げられる。
【0042】ホルムアルデヒド前駆体は、もっぱら添加
される成分として組成物に加えても、または当業者であ
れば容易に分かるようにホルムアルデヒドと重亜硫酸塩
の反応によりホルムアルデヒド前駆体が現場(in sit
u)で形成されてもよい。本発明の処理組成物(濃縮さ
れた溶液と使用濃度の溶液の両方)は概して酸性水溶液
であり、この酸性水溶液は典型的には4.5〜8の範囲
内のpHを有する。好ましくは、このpHは4.5〜
6.5である。当業者であれば容易に分かるように、1
種以上の酸または緩衝剤を使用してこのpHを調節およ
び維持することができる。
【0043】本発明の組成物の任意であるが好ましい成
分は、亜硫酸塩保恒剤(またはそれらの混合物)であ
る。亜硫酸塩保恒剤は、濃縮物において0〜2モル/リ
ットル、使用濃度の組成物において0〜0.4モル/リ
ットルの量で存在することができる。1種以上の金属イ
オンキレート化剤、例えば、鉄、カルシウム、マグネシ
ウム、マンガン、銅、および処理液中に通常存在する他
の金属のためのキレート化剤も任意選択的に組成物中に
含まれてもよい。下記表Iに、本発明の処理組成物の2
つの必須成分と1つの好ましい成分についての一般的範
囲および好ましい範囲(括弧内)を示す。これらの範囲
はおおよその範囲であり、表示した上限および下限の値
はおおよその値であるとする。
【0044】
【表1】
【0045】さらに、本発明の利点は、下記式:
【0046】
【数5】
【0047】(この式において、各濃度はモル/リット
ル単位で表されている)によって定義される特定の関係
を満たすように存在する環状メルカプト漂白促進剤と色
素汚染低減剤を含むことによって達成される。本発明の
前漂白およびコンディショニング組成物は、像様露光さ
れたカラーリバーサルハロゲン化銀写真材料、例えばカ
ラーリバーサルフィルムおよびペーパーにカラー画像を
提供するのに有用である。そのようなフィルムおよびペ
ーパーは当該技術分野でよく知られており、様々な刊行
物に記載されており、また、様々な製造会社、例えばEa
stman Kodak Company、Konica Photo Co.、Fuji PhotoC
o.およびAGFAから様々な製品として市販されている。
【0048】カラーリバーサル写真フィルムにおいてポ
ジカラー画像を得るために、工程の典型的なシーケンス
には、第1現像工程(黒白現像)、リバーサル(または
ユニバーサルカブリ)工程、発色現像工程、前漂白また
はコンディショニング工程、漂白工程、定着工程、並び
に安定化および/またはリンス工程が含まれる。他の工
程の間に様々な水洗工程が存在していてもよい。代わり
に、発色現像と漂白の間の前漂白またはコンディショニ
ング工程で色素安定化を行うことができる。
【0049】「写真処理組成物」とは、本明細書におい
て使用する場合に、1つ以上の写真処理工程において使
用され、写真処理工程における光化学反応または物理的
利益に関与、促進または助長する1種以上の「光化学薬
品」を含む液体、固体または多相形態の組成物を示す。
ほとんどの場合、光化学薬品は、処理される写真材料で
のまたは処理組成物自体でのあるタイプの化学反応に必
要とされる。このような光化学薬品の例としては、黒白
現像主薬、共現像主薬(co-developing agent)、発色現
像主薬、漂白剤、定着剤、色素安定剤、定着促進剤、漂
白促進剤、カブリ防止剤、カブリ剤および現像促進剤が
挙げられるが、これらに限定されない。他の場合、光化
学薬品は、スカムの低減、処理装置上での結晶成長の低
減、スラッジの低減、フィルム残渣または斑点の低減、
貯蔵安定性、および生物生育の低減などの物理的利益を
提供することができる。このような光化学薬品の例とし
ては、界面活性剤、酸化防止剤、結晶成長抑制剤および
殺生物剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0050】先に述べたように、本発明の処理組成物
は、カラーポジ写真要素を処理するために使用される。
本明細書に記載する処理のための工程および条件(時間
および温度)の一般的シーケンスとしては、周知の商用
のE−6処理およびK−14処理が挙げられる。本明細
書に記載の処理工程の各々に関する処理時間および条件
は、E−6処理およびE−14処理で通常使用されてい
るものであっても、それらに変更を加えたいかなる望ま
しいものであってもよい。全処理時間は14分間程度の
短い時間であっても、45分間程度の長い時間であって
もよく、25〜45℃の範囲内の温度で各種工程を行
う。これらの条件の詳細は当該技術分野でよく知られて
おり、下記実施例において例示する。
【0051】本発明の前漂白またはコンディショニング
組成物で好ましく処理されるカラーリバーサルフィルム
は、いかなる従来のハロゲン化銀(またはそれらの混合
物)も含んでいてよい複数の感光性ハロゲン化銀乳剤層
をその上に有する支持体を含んでなる。そのようなフィ
ルムは、一般的に、全銀を基準にして少なくとも1モル
%のヨウ化物を含むハロゲン化銀乳剤を有する。本発明
を使用して処理することのできるいくつかの具体的な市
販のカラーリバーサル写真フィルムとしては、EKTACHRO
MEカラーリバーサルフィルム(Eastman Kodak Compan
y)、FUJICHROMEカラーリバーサルフィルム(Fuji Phot
o Film Co., Ltd.)、AGFACHROMEカラーリバーサルフィ
ルム(AGFA)、およびKONICACHROMEカラーリバーサルフ
ィルム(Konica)が挙げられる。
【0052】本発明の処理組成物は、濃縮された形態で
提供でき、稀釈した形態で直接使用するか、または補充
液を調製するために使用できる。濃縮組成物および調製
方法は、例えば米国特許第5,948,604号(Crav
er等)明細書に記載されている。そのような濃縮物は、
本発明の実施化に先立ってまたはその間に10倍まで稀
釈できる。
【0053】本発明の前漂白またはコンディショニング
組成物は、ポジカラー画像を提供するのに必要な1つ以
上の他の処理組成物(例えば、黒白現像組成物、リバー
サル組成物、発色現像組成物、漂白組成物、定着組成
物、漂白定着組成物、並びに安定化および/またはリン
ス組成物)と、処理キットに一般的な任意の化学成分、
計量器具、指示書および他の付属物を含む処理キットの
1つの成分として提供できる。これらのキットは、各処
理組成物をガラスまたはプラスチックのボトル、バイア
ル、シリンジ、パケット、バレル、部分的にまたは全体
的に崩壊しうる容器(例えばPalmeroni, Jr.等の米国特
許第5,577,614号明細書に記載されているよう
なもの)の形態にある適切な容器内に入れる適切な構造
の1つの包装品で提供することができる。組成物の全て
が水性の形態にあることが好ましいが、それらの幾らか
または全てがタブレット、ペレット、粉末または顆粒等
の固形物の形態にあることができる。処理組成物を包装
して処理キットにする1つの方法は米国特許第5,94
8,604号(上掲)明細書に記載されている。以下の
実施例により本発明を例示するが、けっして本発明の限
定するものではない。
【0054】
【実施例】比較例1:下記の成分を下記の濃度で含む使
用濃度の前漂白組成物を調製した。
【0055】
【表2】
【0056】たった今述べた配合物に漂白促進剤として
試験すべき各化合物を加えた後、各使用濃度の前漂白組
成物を使用し、下記の標準的なE−6処理の処理プロト
コール、時間および温度を用いてKODAK EKTACHROME Eli
te II 100カラーリバーサルフィルムの試料を処理し
た。
【0057】
【表3】
【0058】処理したフィルム試料中の残留銀の量を、
硫酸と硝酸の混合物により試料を砕解した後、誘導結合
プラズマ原子発光分光分析により求めた。漂白促進剤と
してトリアジン色素汚染低減剤化合物II-15を様々な濃
度で試験した。この化合物は、良好な色素汚染低減剤で
あることが知られているが、我々は漂白促進剤としても
機能するかどうかを確認したかった。下記表IIに、試
験、化合物II-15の量、および残留銀の各結果を示す。
【0059】
【表4】
【0060】得られるカラー画像に対するいかなる目に
見える影響も避けるため、カラーリバーサルフィルム中
の保持された銀の量は10.8mg/m2未満であるべ
きである。表II中の結果から、前漂白組成物への化合物
II-15の添加が、処理済フィルム試料中の残留銀の量
を、比較的高い濃度でも、許容できるほどに低減しなか
ったことが判る。
【0061】比較例2:比較例1に記載の使用濃度の前
漂白配合物をさらに使用して、残留銀を減少させること
に対する漂白促進剤「ATT」(先に規定)の使用を試
験した。比較例1に記載したものと同じカラーリバーサ
ルフィルムの試料を像様露光し、そして比較例1に記載
したのと同様に処理した。下記表IIIに、各使用濃度の
前漂白組成物において使用したATTの量および残留銀
の結果を示す。
【0062】
【表5】
【0063】表IIIの結果から、前漂白組成物における
ATTの使用が残留銀の量を減少させるものの10.8
mg/m2未満の望ましいレベルまでには至らなかった
ことが判る。
【0064】例1:本発明の係る様々な使用濃度の前漂
白組成物を、様々な量の化合物II-15(トリアジン色素
汚染低減剤)および「ATT」(漂白促進剤)を添加し
たことを除いて比較例1に記載したのと同じ配合物を使
用して調製した。比較例1に記載したものと同じカラー
リバーサルフィルムの試料を像様露光し、そして比較例
1に記載したのと同様に処理した。下記表IVに各種組成
物、化合物II-15およびATTの量、並びに残留銀の値
を示す。
【0065】
【表6】
【0066】表IV中のデータから、残留銀を10.8m
g/m2未満に減少させるには、色素汚染低減剤、例え
ば化合物II-15が、使用濃度の組成物中に少なくとも
1.0×10-4モル/リットルの濃度で存在すべきこと
が判る。さらに、環状メルカプト漂白促進剤、例えば化
合物ATTが、使用濃度の組成物中に、下記式:
【0067】
【数6】
【0068】により表される濃度(ただし1.0×10
-4モル/リットル以上)で存在することも不可欠であ
る。色素汚染低減剤と漂白促進剤の各選ばれた組につい
ての最適濃度は、同様な一連の実験を使用して当業者は
容易に求めることができる。
【0069】例2:様々な硫黄含有化合物を、好ましい
色素汚染低減剤である化合物II-15との組み合わせで漂
白促進剤として試験した。比較例1に記載した配合物を
使用して一連の使用濃度の前漂白組成物を調製した。そ
の配合物に、化合物II-15を2.15×10-3モル/リ
ットルで加えるとともに、様々な硫黄含有化合物をそれ
ぞれ5.0×10-3モル/リットルで加えた。比較例1
に記載したものと同じカラーリバーサルフィルムの試料
を像様露光し、そして比較例1に記載したのと同様に処
理した。表Vに、試験した様々な化合物および残留銀の
データを示す。
【0070】
【表7】
【0071】これらの結果から、環状メルカプト漂白促
進剤を含む本発明の組成物(実験2−1,2−2,2−
3,2−4,2−7および2−8)だけが望ましい低い
残留銀(10.8mg/m2未満)をもたらしたことが
判る。
【0072】例3:様々な周知の色素汚染低減剤を、好
ましい漂白促進剤である「ATT」と組み合わせて試験
した。比較例1に記載の配合物を使用して一連の使用濃
度の前漂白組成物を調製した。それらの配合物に、化合
物ATTを1.5×10-2モル/リットルで、そして色
素汚染低減剤(化合物II-15、I−1、I−2およびII-
1)を各2g/リットル(様々なモル量)で加えた。比
較例1に記載したものと同じカラーリバーサルフィルム
の試料を像様露光し、そして比較例1に記載したのと同
様に処理した。下記表VIに、試験した様々な化合物およ
び残留銀のデータを示す。
【0073】
【表8】
【0074】これらの結果から、本発明に係る使用濃度
の前漂白組成物において上記の色素汚染低減剤の全てが
有用であり、望ましい低い残留銀(10.8mg/m2
未満)をもたらすことが判る。
【0075】例4:本発明に係る好ましい使用濃度の前
漂白組成物を使用して幾つかの常用のカラーリバーサル
フィルムの試料を処理した。これらのフィルムを像様露
光し、そして標準的なE−6処理の処理液および条件を
使用して処理した。ただし、比較例1に記載した使用濃
度の前漂白組成物を、色素汚染低減剤化合物II-15
(2.15×10-3モル/リットル)および漂白促進剤
「ATT」(1.5×10-2モル/リットル)を加えた
ものに置き換えた。下記表VIIに、処理したフィルムお
よび本発明の実施によりもたらされた残留銀を示す。全
てのフィルムが、本発明を使用して許容できるほどに処
理された。
【0076】
【表9】
【0077】例5:下記の成分を水中で混合し、そして
それらが溶解するまで攪拌し、次いで容量200mlに
水で稀釈することにより本発明に係る濃縮された前漂白
組成物を調製した。
【0078】
【表10】
【0079】1リットルの溶液を得るのに十分な水を加
えることによって、この濃縮された組成物を使用して本
発明に係る使用濃度の前漂白組成物を調製した。すなわ
ち、前記濃縮物を、約5倍に稀釈した。この使用濃度の
組成物を使用し、その他の処理工程では標準的なE−6
処理の処理液および条件を使用して、上記例4に記載し
たものと同じフィルムの試料を処理した。適切なカラー
ポジ画像が得られ、残留銀は例4において示したレベル
とほぼ同じレベルであった。
【0080】例6:本発明の好ましい使用濃度の前漂白
組成物と現在一般に用いられているKODAKPrebleach II,
Process E-6を、空気酸化に対する耐性について試験し
た。本発明の前漂白組成物は、色素汚染低減剤化合物II
-15(0.00215モル/リットル)と漂白促進剤
「ATT」(0.015モル/リットル)を含んでい
た。各溶液の1リットルの試料に、25ml/分の割合
で空気を吹き込んだ。各溶液を使用し、他の点では標準
的なE−6処理の処理液および条件と同じ処理液および
条件を使用してKODAK PROFESSIONAL EKTACHROMEフィル
ムE100Sの均一露光されたフィルムを処理することによ
って、通気を開始した後の幾つかの時点で、溶液の漂白
促進活性について試験した。次に、フィルム試料を残留
銀について分析した。前漂白組成物は酸化によって漂白
促進活性を失ったため、処理済フィルムにおいて残留銀
の量が増加した。これらの実験の結果を下記表VIIIに示
す。本発明の前漂白組成物は、空気酸化に対して標準的
な前漂白組成物よりも安定である。
【0081】
【表11】
【0082】例7:コンディショニング組成物 下記の成分を下記の量で水に溶解させることによって本
発明の使用濃度のコンディショニング組成物を調製し
た。これら成分の全てが容易に溶解して透明な淡黄色の
溶液を与えた。
【0083】
【表12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラマヌジ ゴスワミ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,チンウェル レーン ノー ス 1446 Fターム(参考) 2H016 AA00 AD03 AG01 BL01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも0.0001モル/リッ
    トルの環状メルカプト漂白促進剤、および b)少なくとも0.0001モル/リットルの水溶性ま
    たは水分散性の2,6−ジアリールアミノトリアジンま
    たはジアミノスチルベン色素汚染低減剤、を含み、前記
    漂白促進剤および色素汚染低減剤の量が下記式: 【数1】 に従って決められる写真処理組成物。
  2. 【請求項2】 前記色素汚染低減剤が下記構造式II: 【化1】 (式中、Ar1 およびAr2 は独立に炭素環式または複
    素環式芳香族基であって、それらの芳香族基の一方もし
    くは両方に少なくとも2個の可溶化基を含んでなり、Q
    は水素、ヒドロキシ、チオール、カルボキシ、スルホ、
    −NR2’R3’基、−OR2’基、またはハロ基であ
    り、R’およびR1’は独立に水素、炭素原子数1〜3
    のアルキル基、または炭素原子数1〜3のヒドロキシア
    ルキル基であり、そしてR2’およびR3’は独立に水
    素、アルキル基、またはフェニル基である)によって表
    される2,6−ジアリールアミノトリアジンである請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記色素汚染低減剤が下記構造式IIa: 【化2】 (式中、Rはカルボキシもしくはその塩またはスルホも
    しくはその塩であり、mは0〜5の整数であり、nは2
    〜7の整数である)により表される請求項2記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記色素汚染低減剤が下記構造式I: 【化3】 (式中、R1、R2、R3およびR4は、独立に、ヒドロキ
    シ、ハロ、モルホリノ基、アリール基、アルコキシ基、
    アリールオキシ基、アルキル基、アミノ基、アルキルア
    ミノ基、またはアリールアミノ基であり、R5およびR6
    は、R5およびR6の少なくとも1つがスルホであること
    を条件として独立に水素またはスルホである)により表
    されるジアミノスチルベンである請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記環状メルカプト漂白促進剤が下記構
    造式III: 【化4】 (式中、Xは−CH−基または窒素原子であり、Yは炭
    素、窒素、酸素または硫黄原子であり、Y’は水素また
    は任意の置換基であり、qは0または1であり、Zは置
    換または未置換の5〜7員複素環式環を完成するのに必
    要な炭素、窒素および酸素原子を表す)により表される
    請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 a)少なくとも0.0002モル/リッ
    トルの環状メルカプト漂白促進剤、および b)少なくとも0.0002モル/リットルの水溶性ま
    たは水分散性の2,6−ジアリールアミノトリアジンま
    たはジアミノスチルベン色素汚染低減剤、を含み、前記
    漂白促進剤および色素汚染低減剤の量が下記式: 【数2】 に従って決められる濃縮された写真処理組成物。
  7. 【請求項7】 I)a)少なくとも0.0001モル/
    リットルの環状メルカプト漂白促進剤、および b)少なくとも0.0001モル/リットルの水溶性ま
    たは水分散性2,6−ジアリールアミノトリアジンまた
    はジアミノスチルベン色素汚染低減剤、を含み、前記漂
    白促進剤および色素汚染低減剤の量が下記式: 【数3】 に従って決められる写真処理組成物と、 II)写真発色現像組成物、写真漂白組成物、写真漂白定
    着組成物、写真定着組成物、写真リバーサル組成物、黒
    白現像組成物、および色素安定化および/または最終リ
    ンス組成物のうちの1つ以上、を含んで成る写真処理キ
    ット。
  8. 【請求項8】 像様露光され発色現像されたカラーリバ
    ーサルハロゲン化銀写真材料を請求項1に記載の写真処
    理組成物に接触させることを含むポジカラー写真画像を
    提供する方法。
JP2002033394A 2001-02-13 2002-02-12 写真処理組成物 Pending JP2002258452A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/782,574 US6500606B2 (en) 2001-02-13 2001-02-13 Photographic processing compositions and methods of using in color reversal image formation
US09/782574 2001-02-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002258452A true JP2002258452A (ja) 2002-09-11

Family

ID=25126472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002033394A Pending JP2002258452A (ja) 2001-02-13 2002-02-12 写真処理組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6500606B2 (ja)
EP (1) EP1231505A3 (ja)
JP (1) JP2002258452A (ja)
AU (1) AU1557502A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0323314D0 (en) * 2003-10-04 2003-11-05 Ardern Fergus J Constructional panels
JP2006208884A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Konica Minolta Photo Imaging Inc ハロゲン化銀カラー写真感光材料の安定化処理組成物及びそれらを用いた処理方法
GB0520833D0 (en) * 2005-10-13 2005-11-23 Avecia Inkjet Ltd Compound, composition and use

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4033771A (en) * 1973-08-16 1977-07-05 Eastman Kodak Company Stabilized bleach-fixing baths
JPS54107345A (en) * 1978-02-10 1979-08-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Treating method of silver halide color photographic material
JPH07117740B2 (ja) * 1987-12-11 1995-12-18 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
US4839262A (en) 1988-03-01 1989-06-13 Eastman Kodak Company Bleach-accelerating compositions comprising sorbitan ester compounds and use thereof in photographic color processing
US4921779A (en) 1988-12-19 1990-05-01 Eastman Kodak Company Bleach-accelerating compositions containing a dye-stabilizing agent and use thereof in photographic color processing
US5037725A (en) 1989-12-11 1991-08-06 Eastman Kodak Company Process for stabilizing photographic elements
US5523195A (en) 1995-02-23 1996-06-04 Eastman Kodak Company Photographic conditioning solution containing bleach accelerator, formaldehyde precursor and secondary amine and method of use
US5837432A (en) 1996-06-27 1998-11-17 Eastman Kodak Company Photographic reversal process prebleach concentrate and method of use
US5948604A (en) 1998-08-11 1999-09-07 Eastman Kodak Company Single-use processing kit for processing color reversal photographic elements
US6153365A (en) * 1999-12-16 2000-11-28 Eastman Kodak Company Photographic processing compositions containing stain reducing agent

Also Published As

Publication number Publication date
US20020182548A1 (en) 2002-12-05
US6500606B2 (en) 2002-12-31
EP1231505A3 (en) 2003-05-28
AU1557502A (en) 2002-08-15
EP1231505A2 (en) 2002-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3150131B2 (ja) 均質な単品発色現像濃縮物、その調製方法、写真処理薬剤キット及び写真画像生成方法
JP2000275806A (ja) 発色現像濃縮物
JP2001166441A (ja) 均質な単品発色現像濃縮物、写真処理薬剤キット及びカラー画像生成方法
JP2002258452A (ja) 写真処理組成物
JP2001142185A (ja) 写真用発色現像組成物
US6509143B2 (en) Concentrated photographic color developing composition containing stain reducing agent
JP2000056435A (ja) シングルユ―ス写真処理キット
JP2000147729A (ja) 写真用発色現像組成物及び写真画像形成方法
JPS5815784B2 (ja) 漂白定着液の分割貯蔵方法
JP2004078197A (ja) 安定な写真カラー現像組成物およびその使用方法
JP2006194944A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像濃縮組成物及びそれを用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
US6703192B1 (en) Photographic peracid bleaching composition, processing kit, and method of use
JPH08262672A (ja) カラー写真要素の処理方法
US6919170B2 (en) Method of manufacturing a bleach composition for processing a color photographic material
JP3479346B2 (ja) 発色現像主薬水溶液の安定化方法
US6599688B1 (en) Stable photographic color developing composition and method of use
JP2000206657A (ja) 発色現像用組成物
US6958208B2 (en) Methods of providing color photographic image using acidic stop and rinse solutions
JP2004086198A (ja) カラーフィルム処理用の均質な一液形カラー現像濃厚液およびその使用方法
JP2005099767A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像濃縮組成物及び処理方法
JPH10333303A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像液及びそれを用いた処理方法
JP2003295405A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用発色現像濃縮組成物及びこれを用いた処理方法
JPH11327103A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JPH05165178A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法、安定液 及び調整液
JP2002072425A (ja) アスコルビン酸現像組成物およびその使用方法