JP2002256411A - 浸炭方法 - Google Patents

浸炭方法

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JP2002256411A
JP2002256411A JP2001055725A JP2001055725A JP2002256411A JP 2002256411 A JP2002256411 A JP 2002256411A JP 2001055725 A JP2001055725 A JP 2001055725A JP 2001055725 A JP2001055725 A JP 2001055725A JP 2002256411 A JP2002256411 A JP 2002256411A
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carburizing
bearing
heating chamber
cooling chamber
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JP2001055725A
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Keizo Hori
惠造 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな浸炭硬化層深さを要求される場合でも
浸炭処理に長時間を要することがなく、浸炭の効率が高
く低コストで、且つ環境に対しても悪影響を及ぼすおそ
れが小さい浸炭方法を提供する。 【解決手段】 希土類元素を含有する浸炭性ガス中で浸
炭処理を行った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の浸炭方法に係
り、特に、製鋼ローラの支持軸受のような比較的大きな
浸炭硬化層深さを要求される大形軸受等を製造する際に
好適に用いられる浸炭方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浸炭方法は、浸炭性ガス(CO,
CH4 等を含有するガス)中で鋼を加熱するというもの
であった。そして、軸受を製造する場合には、浸炭性ガ
ス中で軌道輪を加熱してその表面に浸炭硬化層を設けて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製鋼ロ
ーラの支持軸受のような比較的大きな浸炭硬化層深さを
要求される大形軸受等の場合は、十分な深さの浸炭硬化
層を設けるためには、数十時間という長時間にわたって
浸炭処理を施す必要があった。このような長時間にわた
る浸炭処理は、多くのエネルギーを必要とし且つ生産効
率が低くなるので、コストの上昇を招くという問題があ
った。また、多量の排ガス(二酸化炭素など)を排出す
るので、環境に対しても悪影響を及ぼすおそれがあっ
た。
【0004】そこで本発明は、上記のような従来の浸炭
方法の有する問題点を解決し、大きな浸炭硬化層深さを
要求される場合でも浸炭処理に長時間を要することがな
く、浸炭の効率が高く低コストで、且つ環境に対しても
悪影響を及ぼすおそれが小さい浸炭方法を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明の浸炭方法は、希土類元素の存在下において浸炭を行
うことを特徴とする。希土類元素は浸炭に対して触媒と
して作用するので、浸炭が進行する速度を速める作用を
有している。したがって、希土類元素の存在下において
浸炭を行えば(例えば、希土類元素を含有する雰囲気中
で浸炭処理を行なう等)、大きな浸炭硬化層深さを要求
される場合でも、浸炭処理に長時間を要することがな
い。
【0006】希土類元素の種類は特に限定されるもので
はないが、代表例としてはSc,Y,Ce等があげられ
る。希土類元素は、単体を使用してもよいが、通常は酸
化物のような化合物を使用する。例えば、Sc2 3
2 3 ,Ce(NO3 3等があげられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る浸炭方法の実施の形
態を、図1の概略図を参照しながら詳細に説明する。本
実施形態においては、転がり軸受の軌道輪に浸炭処理を
施す方法について説明する。まず、JIS規格のSNC
M420H鋼材(組成は、C:0.20%,Si:0.
25%,Mn:0.56%,Ni:1.8%,Cr:
0.45%,Mo:0.23%である)を機械加工し
て、単列円すいころ軸受(呼び番号HR32056)の
軌道輪1(内輪及び外輪)を製造した。
【0008】これらの軌道輪1に1223K(950
℃)で浸炭処理を施し、さらに、1113K(840
℃)で30分間保持した後に333K(60℃) に油冷
することによって油焼入れを施した。そして、これらの
軌道輪1を組み立てて単列円すいころ軸受を完成した。
次に、上記の浸炭処理について詳細に説明する。浸炭処
理には、図1のようなバッチ型浸炭炉(オールケース
炉)を用いた。
【0009】まず、このバッチ型浸炭炉の構成を説明す
る。浸炭炉は、処理品1を加熱して浸炭を行う加熱室6
と、加熱室6で加熱された処理品1を冷却する冷却室7
と、処理品1を油焼き入れする油槽8と、を備えてい
る。加熱室6及び冷却室7はバルブ10aを介して真空
ポンプ10と連通していて、真空ポンプ10により真空
状態にできるようになっている。また、両室6,7は窒
素ガス供給部4と連通していて、窒素ガスが供給可能と
されている。さらに、加熱室6はメタノール溶液供給部
3及びプロパンガス供給部5と連通していて、後述する
メタノール溶液及びプロパンガスが供給可能とされてい
る。
【0010】また、冷却室7に備えられた導入扉7b
は、冷却室7内の圧力が大気圧以上である場合に開ける
ことができる。冷却室7の圧力を大気圧とするには、バ
ルブ7aを開いて大気に開放するか、又はバルブ4aと
バルブ4bとを開いて窒素ガス供給部4より窒素ガスを
導入すればよい。さらに、加熱室6と冷却室7とは開閉
可能な中間扉11により仕切られていて、中間扉11が
開状態となった場合には両室6,7が連通するような構
造となっている。この中間扉11は、両室6,7内の圧
力がほぼ等しいときに開閉させることができる。加熱室
6内の圧力が冷却室7内の圧力よりも小さい場合には、
中間扉11が加熱室6側に押しつけられた状態となるの
で、熱処理時には両室6,7間は遮断されて、両室6,
7内の雰囲気が混合することはないし、真空度に影響が
出ることもない。なお、両室6,7内を同圧とするに
は、バルブ4a,バルブ4b,及びバルブ4cを同時に
開いて、窒素ガス供給部4より窒素ガスを導入すればよ
い。
【0011】さらに、冷却室7の下方には油槽8が連続
して設けられていて、冷却室7で冷却された処理品1が
上下方向に移動可能な搬送コンベア12に載せられて降
下され、油槽8内の油中に浸漬されるようになってい
る。そして、油焼入れが終了した後には、処理品1は搬
送コンベア12によって冷却室7内に戻すことができる
ようになっている。
【0012】なお、メタノール溶液,窒素ガス,及びプ
ロパンガスは、図示しない流量計によって所望の量が加
熱室6又は冷却室7に導入されるようになっている。そ
して、加熱室6又は冷却室7内で気化した状態で混合さ
れる。この混合ガスは可燃性であるので、逆止弁を備え
た排出管13から外部へ排出される際に燃焼させるよう
になっている。
【0013】次に、上記のような浸炭炉を使用した浸炭
焼入れ方法について説明する。まず、バルブ10a,4
cを開として、真空ポンプ10により加熱室6内を真空
状態とし、浸炭処理温度にまで昇温する。次に、処理品
1(軌道輪)を導入扉7bから冷却室7内に入れ、図示
しない熱処理治具(バスケット)上に載置する。そし
て、導入扉7bを閉じてバルブ4bを開とし、真空ポン
プ10により冷却室7内も真空状態とする。
【0014】両室6,7内が133Pa以下で同圧とな
ったら、中間扉11を開けて前記バスケットを冷却室7
から加熱室6へ移動させ、中間扉11を閉める。次に、
冷却室7を大気圧にまで復圧した後、バルブ3a,4
a,及び4cを開として、加熱室6に窒素ガスとメタノ
ール溶液とを導入する。このメタノール溶液は、メタノ
ールに硝酸セリウム(Ce(NO3 3 )を溶解させた
ものであり、上記とは別の窒素ガスを導入することによ
りメタノール溶液供給部3から加熱室6に圧送される。
なお、硝酸セリウムの代わりに、酸化セリウム(Ce2
3 ,CeO2 ),炭酸セリウム(Ce2 (C
3 3 ),水酸化セリウム等の他の希土類元素化合物
を使用してもよい。
【0015】加熱室6内の雰囲気が安定したらバルブ5
aを開とし、加熱室6内の炭素ポテンシャルが所望の量
となるようにプロパンガス供給部5からプロパンガスを
導入する。なお、炭素ポテンシャルは、酸素センサーに
よって感知し制御することが好ましい。そして、このよ
うな状態で処理品1を所望の時間保持することにより、
浸炭処理を行った。その後、加熱室6内を真空状態又は
窒素ガス雰囲気とし、加熱室6内の温度を焼入れ温度ま
で調整した後、一定時間保持する。そして、中間扉11
を開けて処理品1を冷却室7に移動させ、中間扉11を
閉める。さらに、処理品1を油槽8に浸漬することによ
って焼入れを行う。
【0016】このようにして浸炭処理を施した軌道輪1
の有効硬化層深さを表1に示す。有効硬化層深さは、マ
イクロビッカース硬度計を用いて硬さ勾配(分布)を求
めることによって測定した。実施例1,2は上記のよう
にCe(NO3 3 の存在下で浸炭を行ったもので、実
施例1と実施例2とでは浸炭時間が異なる。また、比較
例はCe(NO3 3 を使用しない従来の浸炭方法で浸
炭を行ったものである。すなわち、比較例の浸炭方法
は、上記の方法において混合物3の代わりにメタノール
のみを使用したものである。
【0017】
【表1】
【0018】表1中のY0 比とは、比較例の有効硬化層
深さを1.0としたときの、各々の有効硬化層深さの相
対値である。なお、各軌道輪の表面硬さは、いずれもH
RC60〜63であった。実施例1と比較例は浸炭時間
が同じであるにもかかわらず、実施例1の方が有効硬化
層深さが大きい。このことから、浸炭をCe(NO3
3 存在下で行うことによって、浸炭が進行する速度が速
まり浸炭の効率が向上していることが分かる。よって、
実施例2のようにより短い時間でも、従来の浸炭方法
(比較例)と同じ有効硬化層深さが得られた。
【0019】次に、このようにして得られた各軌道輪を
組み立てて製造した単列円すいころ軸受について、寿命
試験を行った結果について説明する。寿命試験は、一般
に用いられる寿命試験機により行い、寿命L10を測定し
た。その結果を表1に示す。なお、表1における軸受寿
命比とは、比較例の寿命L10を1.0としたときの相対
値である。
【0020】表1に示すように、実施例2と比較例の寿
命L10は同等の値であり、有効硬化層深さも同等である
ことから、Ce(NO3 3 を使用したことによる軸受
寿命への悪影響は認められなかった。以上説明したよう
に、Ce(NO3 3 の存在下で浸炭を行うと浸炭作用
が促進されるので、従来の浸炭方法よりも短時間で同等
の浸炭処理を施すことができる。よって、浸炭処理に要
する時間やエネルギーを削減することができ、また、浸
炭処理を低コストとすることができる。さらに、二酸化
炭素などの排ガスの排出量も低減されるので、環境に対
して悪影響を及ぼすおそれが小さい。
【0021】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、本発明は本実施形態に限定されるもので
はない。例えば、本本実施形態においては、希土類元素
を含有する雰囲気中で浸炭処理を行なったが、希土類元
素の存在下において浸炭を行うことができれば、雰囲気
中に希土類元素を含有していなくてもよい。また、本実
施形態においては、転がり軸受の軌道輪に浸炭処理を施
す方法について説明したが、本発明の浸炭方法は、鋼で
構成された部材であればどのような部材に対しても適用
することができる。例えば、リニアガイド装置,ボール
ねじナット,直動ベアリング等の転動装置を構成する部
材である。
【0022】転がり軸受を含むこのような転動装置は、
内方部材と、外方部材と、前記内方部材と前記外方部材
との間に転動自在に配設された複数の転動体と、を備え
ており、前記内方部材,前記外方部材,及び前記転動体
のうちの少なくとも1つに浸炭を施してその表面に硬化
層を設ければ、前記転動装置を長寿命化できる。なお、
前記内方部材とは、転動装置が転がり軸受の場合には内
輪あるいは軸体を意味し、同じくリニアガイド装置の場
合には案内レール、同じくボールねじの場合にはねじ
軸、同じく直動ベアリングの場合には軸をそれぞれ意味
する。また、前記外方部材とは、転動装置が転がり軸受
の場合には外輪を意味し、同じくリニアガイド装置の場
合にはスライダ、同じくボールねじの場合にはナット、
同じく直動ベアリングの場合には外筒をそれぞれ意味す
る。
【0023】さらに、本発明の方法は、浸炭窒化にも同
様に適用可能であり、同様の効果を奏することができ
る。すなわち、希土類元素の存在下において浸炭窒化を
行えば、浸炭窒化作用が促進されるので、従来の浸炭窒
化方法よりも短時間で同等の浸炭窒化処理を施すことが
できる。よって、浸炭窒化処理に要する時間やエネルギ
ーを削減することができ、また、浸炭窒化処理を低コス
トとすることができる。さらに、二酸化炭素などの排ガ
スの排出量も低減されるので、環境に対して悪影響を及
ぼすおそれが小さい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の浸炭方法は、希
土類元素の存在下において浸炭を行うため浸炭が進行す
る速度が速いので、大きな浸炭硬化層深さを要求される
場合でも浸炭処理に長時間を要することがない。よっ
て、浸炭の効率が高く低コストで、且つ環境に対しても
悪影響を及ぼすおそれが小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の浸炭方法を説明する概略図であ
る。
【符号の説明】
1 軌道輪 3 メタノール溶液供給部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素の存在下において浸炭を行う
    ことを特徴とする浸炭方法。
JP2001055725A 2001-02-28 2001-02-28 浸炭方法 Pending JP2002256411A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009537617A (ja) * 2006-05-24 2009-10-29 ロレアル 加熱手段およびアミドを使用してケラチンの線維をストレート化するための方法

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