JP2002255824A - 免疫賦活組成物 - Google Patents

免疫賦活組成物

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JP2002255824A JP2001052818A JP2001052818A JP2002255824A JP 2002255824 A JP2002255824 A JP 2002255824A JP 2001052818 A JP2001052818 A JP 2001052818A JP 2001052818 A JP2001052818 A JP 2001052818A JP 2002255824 A JP2002255824 A JP 2002255824A
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Yoshitaka Nakamura
吉孝 中村
Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IFN産生能を増強する新たな食品素材を提供
することを課題とする。 【解決手段】牛乳由来のラクトシルセラミドが、マウス
の脾臓細胞培養系において、リポポリサッカライド刺激
によって誘発されるIFN-γの産生を著明に増強すること
を見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、免疫賦活作用を有
する食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】細菌やウイルスなどの病原微生物の侵入
に対する感染防御機構は、先天的な自然免疫系(innate
immunity)と後天的な獲得免疫系(acquired immunit
y)に大別される。自然免疫系は、マクロファージや樹
状細胞などの抗原提示細胞とナチュラルキラー細胞(NK
細胞)などによる非特異的抵抗性で、初期感染防御に重
要であり、感染源の増殖抑制および獲得免疫を誘導す
る。獲得免疫系は、感染数日後から働き、特異的抵抗性
であり、細胞性免疫および体液性免疫に大別され、感染
源の最終的排除に重要である。
【0003】感染初期の抵抗性、癌や生活習慣病の予
防、組織修復の観点からは、病原微生物に特異的な獲得
免疫よりも非特異的な自然免疫の方がより重要な位置を
占めている。多くの細菌感染はマクロファージや樹状細
胞などの抗原提示細胞を活性化し、IL-1、TNF、IL-12な
どのサイトカインの産生を誘導する。これらのサイトカ
インはNK細胞に作用してIFN-γの産生を誘導する。この
産生されたIFN-γはマクロファージに作用してIL-12の
産生を増幅するほか、NOの産生を誘導する。NOは速やか
に酸素やスーパーオキシドと反応し、その過程で生じた
様々な化学物質が細菌を破壊する。自然免疫系において
IFN-γはおもにNK細胞から産生され、体内に侵入した細
菌の増殖抑制に重要なサイトカインである。また、NK細
胞で産生されたIFN-γは、さらにIL-12、IL-18やTNF-α
と共同してTh1細胞の活性化を誘導する。
【0004】生体防御の観点からは、細菌などの生体へ
の侵襲に対して、細胞はIFN-γを誘発産生し、非特異的
な防御機構を形成して抵抗しているといえる。そこで、
細胞のIFN-γ産生を誘発する物質を、ウイルスや細菌な
ど感染阻止のための医薬として開発しようとする試みが
多く行われてきた。一方、食品中には栄養性、嗜好性に
加えて生体調節機能があり、生体の恒常性に関与する物
質が機能体として含まれている。そこで、IFN-γ産生を
増強する食品成分を探索することは、日常の食生活をと
おして、ウイルスや細菌に対する生体防御能を高めるこ
とが期待できるので、意義のあることと考えられる。
【0005】IFN-γを増強する食品成分としては、発酵
乳ケフィア(kefir)由来のスフィンゴシン(sphingosi
ne)が、サイトメガロウイルス(MCMV)感染マウスの血
中のIFN-βおよびIFN-γ産生を有意に増強した(Osada
K. et al.: Animal cell technology: Development tow
ards the 21st century ed E.C.Beuvery, 1067-1071, 1
995)。また、NKT細胞を特異的に活性化するリガンドお
よびその活性化のメカニズムが調べられ、グリコシルセ
ラミドがそのリガンドであり、そして糖とセラミドとの
結合がα型アノマーの立体配置をとることが活性化に必
須であることが明らかにされた(Science 278 : 1626-1
629 , 1997)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、IFN-γ産生
能を増強する新たな食品素材を提供することを課題とす
る。また、本発明は該食品素材を有効成分として含有す
る免疫賦活食品を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、牛乳由来
のラクトシルセラミド(LacCer)が、マウスの脾臓細胞
培養系において、リポポリサッカライド(LPS)刺激に
よって誘発されるIFN-γの産生を著明に増強することを
見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、(1) 乳由来のス
フィンゴ糖脂質を有効成分として含有する免疫賦活組成
物、(2) 乳が牛乳である(1)の免疫賦活組成物、
(3) ラクトシルセラミドの含有量を高めた(1)ま
たは(2)の免疫賦活組成物、(4) ホエーの限外濾
過膜あるいは精密濾過膜処理の不透過物を噴霧乾燥した
(1)〜(3)のいずれかの免疫賦活組成物、(5)
アセトン分画物である(1)〜(3)のいずれかの免疫
賦活組成物、(6) 免疫賦活がIFN産生増強によるも
のである(1)〜(5)のいずれかの免疫賦活組成物。
(7) 免疫賦活がウイルス感染症または細菌感染症に
対する自然免疫増強である(1)〜(5)のいずれかの
免疫賦活組成物、(8) 免疫賦活作用を有する食品製
造のための(1)〜(7)のいずれかの免疫賦活組成物
の使用、(9) 食品が育児用調製粉乳または未熟児用
調製粉乳である(8)の免疫賦活組成物の使用、(10)
食品が経口・経腸栄養剤である(8)の免疫賦活組成
物の使用、(11) (1)〜(7)のいずれかの免疫賦
活組成物の有効量を含む食品、(12) 育児用調製粉乳
または未熟児用調製粉乳である(11)の食品、(13)
経口・経腸栄養剤である(11)の食品、からなる。
【0009】LacCerは、Galβ1→4Glcβ1-Cer(Galβ1
→4Glcβ1はラクトースの構造)の構造をもつ(生化学
辞典第3版, 東京化学同人, 1998)。化学合成のGalβ1
→4Glcβ1-Cerには、NKT細胞の活性化能は全くみられな
い(Science 278 : 1626-1629, 1997)。これに対し、
牛乳由来のLacCerは、図1に示すように、LPSの刺激に
より誘発されるIFN-γ産生を著明に増強した。LPSはグ
ラム陰性菌外膜の構成因子であるリポ多糖で、あまりに
もよく知られた細菌由来サイトカイン誘導因子である。
牛乳由来のLacCerは、それ自身IFN-γ産生を誘発する作
用を有するが、細菌など病原微生物の侵入によりIFN-γ
の産生が誘発されると、その産生を顕著に増強した。こ
のような作用は、細菌などの初期感染における防御の観
点から望ましいといえる。
【0010】
【発明の実施の形態】牛乳中の大部分の脂質は脂肪球の
形で分散している。乳腺上皮細胞で合成された脂質は、
頂端細胞膜側に近づくにつれ次第に大きな脂肪滴とな
り、頂端細胞膜で被覆され、細胞外に分泌される。この
脂肪滴を被覆している細胞膜は、乳脂肪球膜(mllk fat
globules membrane:MFGM)と呼ばれ、脂肪と水の界面
を形成している。リン脂質およびスフィンゴ糖脂質はMF
GMのみに存在し、コア脂質には存在しない。ヒト乳由来
のスフィンゴ糖脂質は、ガラクトシルセラミド、LacCer
およびグルコシルセラミドからなるのに対し、牛乳由来
のそれは、グルコシルセラミドおよびLacCerからなる。
【0011】本発明において、IFN-γ産生を増強する免
疫賦活組成物としては、LacCerの含有量を高めた組成
物、あるいはスフィンゴ糖脂質が濃縮された粗糖脂質画
分を用いることができる。もちろん分離されたLacCerで
あってもよい。山羊あるいは羊などの哺乳動物の乳由来
のスフィンゴ糖脂質も、IFN-γ産生を増強する作用を有
することが本発明の結果から当然予測され、公知のアッ
セイ系により容易にIFN-γ産生増強活性を確認できる。
したがって、そのような活性を有することが確認された
スフィンゴ糖脂質も、その由来に関係なく本願発明に含
まれる。
【0012】本発明に用いる免疫賦活組成物の原料とし
ては、チーズまたはカゼインを製造する際に副産物とし
て得られるホエー、さらにホエーを限外濾過(UF)膜
を用いて濃縮したホエータンパク濃縮物(WPC)、ある
いはホエーおよびWPCを噴霧乾燥して得られた粉体を水
に溶解した還元ホエー、などがあげられる。
【0013】また、乳およびホエークリームからバター
を製造する際に副製するバターミルクまたはこのバター
ミルクを噴霧乾燥して得られたバターミルク粉を水に溶
解した還元バターミルクも用いることができる。さら
に、バターオイルを製造する際の副産物として得られる
バターゼラム(Butter Serum)を用いてもよい。
【0014】上記ホエーあるいはその関連物質からLacC
erの含有量を高めた組成物を得るには、UF膜や精密濾
過(MF)膜による分離・濾過技術を用いことができ
る。脂質画分はUF膜やMF膜を透過できず阻止され、
タンパク質、乳糖、ミネラルを除くことができる。UF
膜の分画分子量やMF膜のポアサイズはそれほど厳密な
ものではなく、当業者であれば実験に基づき適切な値を
設定することができる。例えば、MFの場合、ポアサイ
ズが1.2μm以下、好ましくは0.2μm以下、UFの場合、
分画分子量が10,000以上、好ましくは50,000〜100,000
以上が一応の目安と考えられる。濾過された濃縮液は、
噴霧乾燥して糖脂質含有量の高い組成物としてもよい。
また、UF膜あるいはMF膜処理した濃縮液をホモジナ
イズ(100kg/cm2以上)後、MFあるいはUF処理し噴
霧乾燥して、糖脂質含有量をさらに高めた組成物として
もよい。
【0015】糖脂質の粗分画は、以下のようにして得る
ことができる。糖脂質含有量を高めた組成物を、エタノ
ール、メタノールなどの極性溶媒、あるいは非極性溶媒
と極性溶媒の組み合わせ、例えば、エーテル−エタノー
ル(1:3v/v)、クロロホルム−メタノール(2:1v
/v)、クロロホルム−メタノール−水(1:2:0.8v/
v)などで処理して粗脂肪を抽出する。この粗脂肪をア
セトン分画し、糖脂質に富むアセトン不溶性画分を得る
ことができる。
【0016】バターゼラムは、MFGMを含み糖脂質原料と
して好ましいものの1つである。このバターゼラムから
エタノールで粗脂肪を抽出し、この粗脂肪をアセトン分
画したものを用いてもよい。あるいはヘキサン−エタノ
ール−水の混合溶媒の抽出画分(特開平7-173182)を用
いることもできる。
【0017】糖脂質を高濃度に含む組成物、あるいは粗
糖脂質分画から糖脂質を分画するには、糖脂質に関する
実験書[例えば、“脂質III 糖脂質(新生化学実験講座
4)”,日本生化学会編, p37, 東京化学同人, 1990]に
準じて実施することができる。また、牛乳由来のLacCer
は市販されているのでそれを用いてもよい。
【0018】本発明における「免疫賦活組成物」という
用語は、上記で得られた乳由来のLacCerの含有量を高め
た組成物、糖脂質の粗分画、あるいは分離されたLacCer
を含む。
【0019】これらの組成物を自然免疫を強化する食品
の製造に添加する場合、添加対象の食品はとくに限定さ
れないが、栄養補助食品、健康食品、機能性食品、特別
用途食品などの他、新設予定の栄養機能食品が挙げられ
る。特別用途食品は、現在、病者用食品(許可基準型と
個別許可型)、妊産婦、授乳婦用粉乳、乳児用調製粉
乳、高齢者用食品、および特定保健用食品に分類されて
いるが、本発明においては、自然免疫を強化する作用が
期待できることから、乳児用調製粉乳、未熟児用調製粉
乳、特殊疾患用調製乳、乳児用食品、病者用食品、高齢
者用食品、特定保健用食品、あるいは経口・経腸栄養剤
などが添加対象として考えられる。
【0020】例えば、本発明の組成物を育児用調製粉乳
あるいは未熟児用調製粉乳に添加する場合、その添加量
は、LacCer換算で母乳中のセレブロシド含量(Newburg
DS,1992, Neutral Glycolipids of Human and Bovine M
ilk Lipids, 27(11): 923-927)が一応の目安となる
が、自然免疫を強化するためには、それ以上添加しても
よい。例えば、その量は1.0〜50mg重量%と推定され
る。
【0021】牛乳由来のLacCerを含む本発明の組成物
は、細胞のIFN-γ産生を著明に誘導することから、αあ
るいはβ-IFN産生誘導も十分予測でき、公知のアッセイ
系によりそれらの増強活性を容易に確認できるので、α
あるいはβ-IFN産生誘導がみられた場合これらのIFNも
本発明に包含される。
【0022】本発明の免疫賦活組成物を添加した食品を
摂取することにより、生体内にウイルスなどのIFN産生
インデューサーの侵入によって、細胞がIFN産生を開始
したときに、その産生を増強し自然免疫を高めることが
期待される。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0024】[試験例1] LacCerのIFN-γ産生増強効果 3週齢の雄性BALB/cマウス(日本SLC社)を用いた。マウ
スは体重の平均値およびばらつきがほぼ等しくなるよう
に1群3匹で、LacCer投与群(実験群)および、(対照
群)に群分けした。LacCer(ウシバターミルク由来、和
光純薬工業)溶液は、0.5% Tween20を含む0.9% NaCl溶
液に200μg/mlの濃度で分散させたものを用いた(使用
時まで−20℃で保存)。対照群溶液は0.5% Tween20を含
む0.9% NaCl溶液に等量の滅菌PBSを加えたものを用い
た。LacCer(ウシバターミルク由来、和光純薬工業)溶
液は解凍し、等量の滅菌PBSを加えよく混合した後、実
験群のマウス一匹当たりLacCer溶液200μlを14日間毎日
(ただし、土曜と日曜日を除く)腹腔投与した(20μg/
匹/日)。対照群には上記溶液を投与した。投与後14日
目にマウスから脾臓細胞を調製し、96穴マイクロプレー
ト(Falcon社製、No.3072)に1ウェル当たり5×105個播
種した。培地は、10%ウシ胎児血清(日本バイオテスト
社製、lot.10086-1)、ペニシリン100U/ml、ストレプト
マイシン100μg/ml、および2-メルカプトエタノール(5
×10-5M)を含むRPMI 1640(Gibco社製、No.11875-09
3)を用いた。培養(4連)は、リポポリサッカライド
(LPS、Sigma社製、3ng/ml)の存在下あるいは非存在下
で20時間培養した。培養終了後、上清中のIFN-γをサイ
トカイン測定キット(ENDOGEN社製)で測定した。IFN-
γ産生量についてStudent’s t-testにより危険率5%で
有意差を検討した。結果を図1に示した。LacCerを投与
した実験群から調製した脾臓細胞は、LPSによる刺激で
誘発されるIFN-γの産生を著明に増強した。一方、LPS
による刺激がない場合においても、実験群ではIFN-γの
産生の有意な増加はみられたものの、その程度は、LPS
による刺激の場合に比較して顕著に小さかった。このこ
とは、LacCerはそれ自身IFN-γ産生を増強する作用と、
細菌などの侵入によりIFN-γ産生が誘発されると、その
産生を増強する作用を有することを示していると考えら
れる。したがって、LacCerを食品に添加することによ
り、健全な状態においても、免疫賦活効果が期待でき
る。また、細菌などの病原体が侵入した場合において
は、NK細胞などによるIFN-γ産生を増強し、病原体の増
殖抑制に働くと考えられる。
【0025】
【発明の効果】乳由来のスフィンゴ糖脂質を含む組成物
は、細菌やウイルス感染により誘発されるIFN産生を増
強するので、日常摂取する食品に添加し、食品による免
疫賦活が期待できる。とくに育児用調製粉乳に添加する
ことにより、ウイルス感染や細菌感染に抵抗力を付与す
ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラクトシルセラミド20μgを腹腔投与したマ
ウスから脾細胞を分離し、in vitroでLPS刺激後、上清
中のIFN-γ活性をELISAで測定した図である。バーは3
検体の平均±標準偏差を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/12 A61P 31/12 37/04 37/04 Fターム(参考) 4B001 AC06 AC15 BC04 EC06 4B018 MD16 MD71 ME09 MF01 MF06 4C086 AA01 AA02 EA06 MA01 MA04 MA52 NA05 NA14 ZB03 ZB09 ZB26 ZB33 ZB35 ZC75 4C087 AA01 AA02 BB39 CA19 MA01 MA52 NA05 NA14 ZB03 ZB09 ZB26 ZB33 ZB35 ZC75

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳由来のスフィンゴ糖脂質を有効成分と
    して含有する免疫賦活組成物。
  2. 【請求項2】 乳が牛乳である請求項1記載の免疫賦活
    組成物。
  3. 【請求項3】 ラクトシルセラミドの含有量を高めた請
    求項1または2記載の免疫賦活組成物。
  4. 【請求項4】 ホエーの限外濾過膜あるいは精密濾過膜
    処理の不透過物を噴霧乾燥した請求項1〜3のいずれか
    に記載の免疫賦活組成物。
  5. 【請求項5】 アセトン分画物である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の免疫賦活組成物。
  6. 【請求項6】 免疫賦活がIFN産生増強によるものであ
    る請求項1〜5のいずれかに記載の免疫賦活組成物。
  7. 【請求項7】 免疫賦活がウイルス感染症または細菌感
    染症に対する自然免疫増強である請求項1〜5のいずれ
    かに記載の免疫賦活組成物。
  8. 【請求項8】 免疫賦活作用を有する食品製造のための
    請求項1〜7のいずれかに記載の免疫賦活組成物の使
    用。
  9. 【請求項9】 食品が育児用調製粉乳または未熟児用調
    製粉乳である請求項8記載の免疫賦活組成物の使用。
  10. 【請求項10】 食品が経口・経腸栄養剤である請求項8
    記載の免疫賦活組成物の使用。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれかに記載の免疫賦
    活組成物の有効量を含む食品。
  12. 【請求項12】 育児用調製粉乳または未熟児用調製粉乳
    である請求項11記載の食品。
  13. 【請求項13】 経口・経腸栄養剤である請求項11記載の
    食品。
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