JP2002255438A - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

後処理装置及び画像形成システム

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JP2002255438A
JP2002255438A JP2001052026A JP2001052026A JP2002255438A JP 2002255438 A JP2002255438 A JP 2002255438A JP 2001052026 A JP2001052026 A JP 2001052026A JP 2001052026 A JP2001052026 A JP 2001052026A JP 2002255438 A JP2002255438 A JP 2002255438A
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Japan
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sheet
image forming
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JP2001052026A
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Teruhiko Toyoizumi
輝彦 豊泉
Katsunori Takahashi
克典 高橋
Hirobumi Nakajima
博文 中島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中綴じ/中折り用の搬送路をジャム処理のた
めに開閉可能にすると、開閉部分の容積が大きくなって
後処理装置を小型化することが困難になり、開閉搬送路
の容積を小さくすると小サイズの用紙のジャム時取り出
しが困難になるという問題を解決する。 【解決手段】 所定サイズ以外のサイズの用紙の中綴じ
/中折りを禁止する禁止制御を行う制御手段を後処理装
置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置におい
て画像が形成された用紙に対して、綴じ処理を行うステ
ープラ及び折り畳み処理を行う折り畳み手段を有する後
処理装置及びかかる後処理装置を有する画像形成システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置或いはネットワークを介して画像形成装置が
接続された画像形成システムには、画像が形成された用
紙に対して、綴じ処理や折り畳み処理を行うステープラ
及び折り畳み手段を有する後処理装置が付設されている
ことが多い。
【0003】ステープラと折り畳み手段とを用いて、用
紙のほぼ中央部を綴じるとともに、折り畳む機能は小冊
子を作製する機能として後処理装置の重要な機能の一つ
になっている。そして、このような中綴じ・中折り手段
は、種々のサイズの用紙に対して、これらの処理を行う
ことができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(1)ステープラ及び
折り畳み手段が配置された後処理装置の搬送路は複雑な
形状となっているものが多い。従って、該搬送路におい
て生ずるジャムを解除するには、搬送路のかなりの部分
を開放する必要があり、ジャム解除のために開閉される
開閉搬送路の容積が大きくなって、後処理装置全体の大
型化を招くとともに、ジャム処理の操作性を低下させる
という問題がある。
【0005】そして、装置を小型化するために、開閉搬
送路を後処理装置内の搬送路の一部分に止めた場合に、
開閉されない部分の搬送路に滞留している用紙の取り出
しが困難になるという問題が生ずる。特に、小サイズの
用紙では、取り出しの困難さが顕著である。
【0006】このような理由から所定サイズよりも小サ
イズの用紙については、中綴じ/中折り処理を禁止して
いる画像形成装置がある。しかしながら、画像形成装置
がネットワーク機器として使用される場合が多くなるの
に伴って、所定サイズ以外のサイズの用紙に対する中綴
じ/中折り処理を伴った処理指令を後処理装置が受ける
場合が多くなっている。従来の後処理装置は、画像形成
装置からの指令に従って処理を行うので、このような範
囲外のサイズの用紙に対しても中綴じ/中折り処理を行
う構成となっているが、このような後処理を行った場合
に、搬送は円滑に行われなくなって、ジャムを発生する
場合が多いとともに、開閉されない搬送路に用紙が滞留
して取り出しが容易でないという問題が生ずる。
【0007】本発明は、中綴じ/中折り処理における前
記のような問題を解決し、小型でしかもジャムが発生が
極めて少なく、更に、ジャムが発生した場合にも解除が
容易な後処理装置及び画像形成システムを提供すること
を目的とする。
【0008】(2)画像形成装置のネットワーク化に伴
い、後処理装置に対して所定サイズ外の用紙の中綴じ/
中折りを伴った後処理指令が伝送される場合が少なくな
いが、後処理装置の制御手段は所定サイズ外のサイズ情
報に対して、種々の対応をすることがあり、予期しない
部分に綴じ処理及び折り畳み処理が行われる場合が生ず
る。このような場合に、搬送が円滑に行われなくなっ
て、ジャムを発生する確率が高くなる。
【0009】本発明は、このような問題を解決し画像形
成装置がネットワーク機器として作動する場合にも、ジ
ャムを発生することなく処理が行われる後処理装置及び
画像形成システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0011】1.用紙の搬送路に沿って、ステープラ及
び折り畳み手段が配置された後処理装置において、前記
搬送路の一部を形成し、開閉可能な開閉搬送路及び、用
紙の搬送方向の長さが所定長以外のときに、前記ステー
プラ及び前記折り畳み手段による中綴じ/中折りを禁止
する禁止制御を行う制御手段、を有することを特徴とす
る後処理装置。
【0012】2.前記所定長以外の長さは、前記所定長
よりも搬送方向に関して短い長さであることを特徴とす
る前記1に記載の後処理装置。
【0013】3.前記制御手段は、前記禁止制御を行っ
た場合に、禁止信号を外部に伝送することを特徴とする
前記1又は前記2に記載の後処理装置。
【0014】4.前記制御手段は、前記禁止制御を画像
形成装置から伝送された用紙サイズ情報に基づいて行う
ことを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の後
処理蔵置。
【0015】5.用紙の搬送方向の長さを検知する長さ
検知手段を有し、前記制御手段は、前記画像形成装置か
ら伝送された用紙サイズ情報を前記長さ検知手段からの
検知情報に基づいて補正して前記禁止制御を行うことを
特徴とする前記4に記載の後処理装置。
【0016】6.用紙の搬送方向の長さを検知する長さ
検知手段を有し、前記制御手段は、前記長さ検知手段か
らの検知情報に基づいて、前記禁止制御を行うことを特
徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の後処理装
置。
【0017】7.ステープラ、搬送された用紙を綴じ処
理用の位置に停止させさる変位可能な第1ストッパ、折
り畳み手段、搬送された用紙を折り畳み用の位置に停止
させる変位可能な第2ストッパ及び、前記第1、第2ス
トッパを用紙の搬送方向の長さに応じた位置に移動させ
る制御手段を有する後処理装置において、前記制御手段
は、用紙の搬送方向の長さが所定長でないときに、前記
第1、第2ストッパを特定位置に設定する特定位置設定
を行うことを特徴とする後処理装置。
【0018】8.前記所定長以外の長さは、前記所定長
よりも用紙搬送方向に短い長さであることを特徴とする
前記7に記載の後処理装置。
【0019】9.前記特定位置は前記所定長のうちの最
短のものに対応した位置であることを特徴とする前記7
又は前記8に記載の後処理装置。
【0020】10.前記制御手段は、前記特定位置設定
を行ったときに、設定信号を外部に伝送することを特徴
とする前記7〜9のいずれか1項に記載の後処理装置。
【0021】11.前記制御手段は、画像形成装置から
伝送された用紙サイズ情報に基づいて前記特定位置設定
を行うことを特徴とする前記7〜10のいずれか1項に
記載の後処理蔵置。
【0022】12.用紙の搬送方向の長さを検知する長
さ検知手段を有し、前記制御手段は、前記画像形成装置
から伝送されたサイズ情報を前記長さ検知手段の検知情
報に基づいて補正して前記特定位置設定を行うことを特
徴とする前記11に記載の後処理装置。
【0023】13.用紙の搬送方向の長さを検知する長
さ検知手段を有し、前記制御手段は、前記長さ検知手段
の検知情報に基づいて、前記特定位置設定を行うことを
特徴とする前記7〜10のいずれか1項に記載の後処理
装置。
【0024】14.前記1〜13のいずれか1項に記載
の後処理装置及び、該後処理装置との間で、成指令信号
及び用紙サイズ情報の伝送を行う画像形成装置を有する
ことを特徴とする画像形成システム。
【0025】15.前記画像形成装置は、前記後処理装
置から伝送された禁止信号又は特定位置設定信号を受信
し、表示を行うことを特徴とする前記14に記載の画像
形成システム。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
画像形成システムを示す図である。画像形成システムは
画像形成装置PM1及び後処理装置FSを備えている。
【0027】図示の画像形成装置PM1は、画像読取部
1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、
複数の給紙カセット5A、給紙手段5B、搬送部5C、
手差し給紙台5D、定着装置6、排紙部7及び反転給紙
部8を備えている。
【0028】画像形成装置PM1の上部には、自動原稿
送り装置Dが搭載されている。画像形成装置PM1の図
示の左側面の排紙部7側には、後処理装置FSが接続さ
れている。
【0029】自動原稿送り装置Dの原稿台上に載置され
た原稿dは搬送手段により搬送され、光学系をとおして
CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。自動原稿送
り装置Dは反転搬送機構を有し、片面原稿読取及び両面
原稿読取が可能である。
【0030】CCDイメージセンサ1Aにより光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0031】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、露光が行われる。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われる。給紙カセット5Aから給紙手段5Bにより給
送された用紙Sは転写手段4Bによりトナー画像が用紙
Sに転写される。画像を担持した用紙Sは、搬送部5C
を経て定着装置6に搬送され、定着装置6により定着処
理され、排紙部7から後処理装置FSに送り込まれる。
或いは排紙部7の搬送路切り替え板7Aにより反転給紙
部8に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは再び画
像形成部4において、両面画像処理後、排紙部7から排
紙され、後処理装置FSに送り込まれる。
【0032】後処理装置FSは、シフト処理手段10、
ステープラ11及び折り畳み手段12を有する。シフト
処理手段10は、例えば、各部毎に、排紙位置をずらせ
て排紙する処理を行うもので、シフト処理手段10内の
搬送ローラ(符号なし)がその支持軸方向に各部毎に変
位して用紙Sをシフトさせる。ステープラ11は、上部
ユニット111と下部ユニット112からなり、上部ユ
ニット111に綴じ針を内蔵し、複数枚の用紙を綴じ針
で綴じ処理する。ステープラ11は、ストッパ32によ
り規制されて搬送ベルト30上に堆積している用紙Sの
束の端部を綴じる端綴じ機能とストッパ33により規制
されて搬送ベルト30及び搬送路31上に堆積している
用紙Sのほぼ中央部を綴じる中綴じ機能を有する。折り
畳み手段12は搬送路P5上の用紙Sのほぼ中央部を突
き出し片121と一対のローラ/ベルトユニット122
により折り畳む処理を行う。
【0033】後処理装置FS内には用紙搬送路P1〜P
6が設けられ、各搬送路に設けた搬送ローラR(一部に
符号を付す)により用紙Sを搬送する。搬送路P1で
は、画像形成装置PM1から排紙された用紙Sが搬送さ
れる。搬送路P2では、搬送路P1からの用紙Sがシフ
ト処理手段10を経て排紙皿22へ搬送される。搬送路
P3では、搬送路P1からの用紙Sが搬送路P4へ搬送
され、搬送路P4では、ステープラ11により綴じ処理
された用紙Sの束が搬送ベルト30により排紙22へ搬
送される場合と、ステープラ11により綴じ処理された
用紙Sの束が搬送路P5へ搬送される場合とがある。搬
送路P5では、折り畳み手段12により折り畳み処理が
行われ、折り畳み作用とともに搬送が行われ、排紙皿2
3へ搬送される。
【0034】後処理装置FSは、また、画像形成装置P
M1から送り込まれた用紙Sに、後処理装置FSに用意
されている用紙Kを添付するインターシート機能を有す
る。
【0035】用紙Kは給紙皿21に装填され、搬送路P
6から供給されて搬送路P3へ搬送される。
【0036】搬送ベルト30、搬送路P4の下側案内板
31及びステープラ11の下部ユニット112は開閉搬
送路Uとして構成され、開閉搬送路Uは軸AXを中心に
点線の位置まで回転して搬送路P4を開放する。このよ
ような搬送路P4の開放によって、搬送路P4及び搬送
路P5に用紙Sが詰まるジャムが発生した場合に、詰ま
った用紙Sを取り除くことができる。
【0037】後処理装置FSの用紙導入口部には、用紙
の長さを検知する長さ検知手段としての紙センサ36が
設けられる。
【0038】排紙皿20は画像形成装置PM1から送り
込まれた用紙Sを排紙順に集積するものであり、排紙皿
22は、画像形成装置PM1から送り込まれシフト処理
装置10でシフト処理された用紙Sを集積する。なお、
シフト処理装置10によるシフト処理を行わない場合で
も、大量の用紙Sを排紙する場合には、排紙皿22が用
いられる。更に排紙皿22には、ステープラ11により
端綴じ処理された用紙Sが搬送ベルト30により搬送さ
れて排紙される。排紙皿23は、ステープラ11により
中綴じ処理され、折り畳み手段12により中折りされた
用紙Sが排紙される。
【0039】画像形成装置PM1においては、種々のサ
イズの用紙Sを収納している給紙カセット5Aから用紙
Sが供給されて画像形成が行われる。用紙サイズの情報
は後処理装置FSに伝送され、後処理装置FSにおいて
は、供給されたサイズ情報に対応して、第1ストッパと
してのストッパ33及び第2ストッパとしてのストッパ
35が変位して、サイズに対応した中綴じ/中折り処理
が行われる。
【0040】図2はストッパ33及び35の変位機構を
示す。ストッパ33はその基部が歯付ベルト42に固定
され、歯付ベルト42はローラ40、41に張架され
る。ローラ40をステッピングモータ43で駆動してス
トッパ33を変位させる。ストッパ35についても、同
様の変位機構が設けられており、用紙Sの搬送方向に用
紙のサイズに応じてストッパ35が変位する。
【0041】図3は本発明の実施の形態に係る画像形成
システムのブロック図である。CR1は画像形成装置P
M1の制御手段であり、LAN等のネットワークNを介
して、画像形成装置やコンピュータである外部機器PM
2と接続され、また、後処理装置FSの制御手段CR2
と機内ケーブルで接続されている。
【0042】後処理装置FSに対する処理指令には、画
像形成装置PM1において処理条件が設定されて伝送さ
れるものと、外部機器PM2において処理条件が設定さ
れて画像形成装置PM2を経由して伝送されるものがあ
る。そして、このような処理条件中には用紙のサイズ情
報が含まれる。
【0043】後処理装置FSの制御手段CR2は画像形
成装置PM1からの指令に基づいて、種々の後処理を行
うが、中綴じ/中折り処理においては、制御手段CR1
から伝送された用紙のサイズ情報に基づいて、ステッピ
ングモータ43を制御し、ストッパ33及び35を変位
させる。
【0044】本実施の形態においては、用紙長(用紙の
搬送方向の長さ、以下同じ)が所定長よりも短い用紙に
ついては、制御手段CR2が中綴じ/中折り処理を行わ
ない禁止制御を行う。該所定長としては、例えば、A4
サイズの長辺の長さが設定される。
【0045】後処理装置FSに対する後処理作業の指令
は前記のように、直接には、制御手段CR1から出る
が、該指令は画像形成装置PM1において設定された画
像形成条件に基づく場合と、外部機器PM2において設
定された画像形成条件に基づく場合とがある。
【0046】いずれの場合であっても前記所定長よりも
短い用紙に対して中綴じ/中折り処理が制御手段CR1
から制御手段CR2に伝送される場合がある。このよう
な場合に、制御手段CR2は中綴じ/中折りを行わない
禁止制御を行い、排紙皿20又は22に用紙を排紙する
制御を行う。そして、前記禁止制御の信号を画像形成装
置PM1に伝送する。画像形成装置PM1の操作部SP
又は外部機器PM2の操作部には、制御手段CR2から
の前記禁止制御信号に基づいた表示が行われ、オペレー
タに不適切な用紙について中綴じ/中折りの設定が行わ
れている旨の警告が示される。
【0047】図4は前記した禁止制御のフローチャート
である。ステップF1において、画像形成装置MP1の
制御手段CR1から後処理装置FSの制御手段CR2に
中綴じ/中折り指令があったときに、制御手段CR2
は、制御手段CR1からの後処理指令中に含まれている
用紙サイズ情報から用紙長を検知し(ステップF2)、
用紙長が所定長、例えば、A4の長さ以上か否かを判断
する(ステップF3)。所定長以上であれば(ステップ
F3のY)、ストッパ33及び35を用紙サイズに対応
した位置に変位させる(ステップF4)。用紙長が前記
所定長に満たない時には(ステップF3のN)、中綴じ
/中折りを禁止する禁止制御を行い(ステップF6)、
禁止信号を制御手段CR1に伝送する(ステップF
7)。
【0048】なお、画像形成条件を設定する段階で、前
記禁止制御を行い、前記禁止制御の信号を制御手段CR
2から制御手段CR1に伝送するように構成することも
可能である。かかる構成においては、画像形成システム
は次のように作動する。
【0049】例えば、画像形成装置PM1において画像
形成条件が設定される場合には、中綴じ/中折り処理を
伴った後処理指令が制御手段CR1から制御手段CR2
に伝送され、操作部SPにおいて、画像形成開始ボタン
が操作される。この場合に、前記所定サイズ以外のサイ
ズの用紙を用いた画像形成である場合には、制御手段C
R2からの禁止制御信号によって、画像形成が禁止さ
れ、操作部SPに所定サイズが不適切であり、中綴じ/
中折りができないので、用紙のサイズ変更を行うか又は
中綴じ/中折りの設定を解除することをアドバイスする
表示が操作部SPに表示される。
【0050】外部機器PM2において画像形成条件が設
定された画像形成である場合には、前記禁止信号が制御
手段CR1を介して外部機器PM2に伝送されて、前記
と同様にアドバイスが外部機器PM2の操作部に表示さ
れる。
【0051】後処理装置FSにおけるジャム処理につい
て、図1により説明する。搬送路P4又はP5において
紙詰まりが発生した場合には、前記のように、搬送ベル
ト30、ステープラ11の下部ユニット112及び下側
案内板31からなる開閉搬送路Uを変位させて搬送路P
4、P5を開放することにより、詰まった用紙Sを取り
除くジャム処理が行われる。しかるに、開閉搬送路Uを
変位させることによってサイズの大きな用紙Sは搬送路
P5の上部から引き出すことができるが、サイズの小さ
な用紙の場合には、折り畳み手段12の下方に位置して
いて、引き出しが容易でない。
【0052】本実施の形態においては前記のように、所
定長に満たないサイズの用紙に対する中綴じ/中折りを
禁止する禁止制御を行っているので、前記のような小サ
イズ用紙の場合のジャム処理の困難は生じない。
【0053】本発明の他の実施の形態においては、前記
所定長に満たない用紙に対して中綴じ/中折りを伴った
後処理指令が画像形成装置MP1又は外部機器MP2か
ら伝送された場合に、前記所定サイズに含まれる特定サ
イズ、例えば、最短のサイズA4に対する中綴じ/中折
り処理が行われる。即ち、制御手段CR2が制御手段C
R1から前記所定サイズ以外のサイズの用紙に対する中
綴じ/中折り処理の指令を伴った後処理指令を受け取っ
た時に、モータ43を駆動して特定位置、例えば、最短
位置であるA4サイズ用の位置にストッパ33及び35
を設定して中綴じ/中折り処理を行う。
【0054】制御手段CR1から供給されるサイズ情報
が前記所定サイズ以外のサイズの場合に、予期しない位
置で綴じ処理及び折り畳み処理が行われて、搬送不良や
ジャムを起こす場合が多くなる。前記した本実施の形態
により、所定サイズ以外のサイズのときには、特定サイ
ズに対応した特定位置で綴じ処理及び折り畳み処理が行
われるので、ジャムの発生が効果的に防止される。特
に、最短位置で綴じ及び折り畳み処理を行うことによっ
て、所定サイズよりも短い用紙に対して綴じ処理及び折
り畳み処理を行った場合に、装置が有する機能の範囲内
で最も適切な位置が選択され処理が行われることにな
る。
【0055】図5は前記の特定位置設定制御のフローチ
ャートである。ステップF1からF4までは、図4と同
じなので説明を省略する。
【0056】本実施の形態においては、ステップF3の
Nのときに、制御手段CR2がストッパ33及び35
を、特定位置、例えば、最小サイズA4に対応した最短
位置に設定する制御を行い、制御手段CR1に特定位置
設定信号を伝送し(ステップF9)、中綴じ/中折りが
行われる(ステップF5)。
【0057】制御手段CR2は中綴じ/中折りにおける
前記の禁止制御及び特定位置設定設定制御を、画像形成
装置PM1から供給された用紙のサイズ情報に基づいて
行うのが基本である。しかしながら、本実施の形態にお
いては、後処理装置FSの用紙受入口近傍に排紙された
長さ検知手段としての紙センサ36が設けられ、紙セン
サ36が検知した用紙長の検知情報に基づいて制御手段
CR1からのサイズ情報に対する補正を行っている。
【0058】画像形成装置PM1又はMP2において
は、A系列やB系列のみでなく、これらの系列からはず
れた用紙を用いて画像形成される場合がある。例えば、
給紙カセット5Aとしてユニバーサルカセットを用いる
場合や、手差し給紙台5Dを用いた場合に、定形外の用
紙が用いられる場合がある。このような場合に制御手段
CR1からは必ずしも正しい用紙サイズの情報が供給さ
れるとは限らない。紙センサ36は画像形成装置PM1
から排紙される用紙の長さを検知し、制御手段CR2は
紙センサ36からの用紙サイズ情報に基づいて、制御手
段CR1からのサイズ情報が正しくない場合にこれを補
正し、前記禁止制御又は特定位置設定制御を行う。
【0059】本発明の更に他の実施の形態としては、紙
センサ36が検知したサイズの情報を用いて前記禁止制
御を行う形態がある。なお、このような紙センサ36の
検知情報に基づいた禁止制御には、画像形成に先立っ
て、禁止信号を制御手段CR2から制御手段CR1に伝
送し、予め操作部SPに表示する制御は行われない。即
ち、画像形成工程を実行し、画像が形成された用紙を、
中綴じ/中折り処理を行うことなく排紙皿20又は22
にを排紙する。
【0060】また、紙センサ36が検知したサイズの情
報を用いて、前記特定位置設定制御を行う実施態様があ
る。このような紙センサ36の検知情報に基づいた特定
位置設定制御を行った場合には、制御手段CR2から制
御手段CR1に設定信号を伝送し、操作部SPにおい
て、特定位置で閉じ処理及び折り畳み処理が行われた旨
の表示をすることが望ましい。
【0061】
【発明の効果】請求項1又は2の発明により、ジャム処
理のために開閉される搬送路の容積を小さくした場合に
もステープラや折り畳み手段の部分に滞留している用紙
を取り出すことが容易になり、ジャム処理の操作性がよ
く、小型の後処理装置が実現される。
【0062】請求項3の発明により、中綴じ/中折りを
禁止した場合の情報を即時にオペレータに示すことがで
きるので、オペレータに親切で使いやすい後処理装置が
実現される。
【0063】請求項4の発明により、予め用紙サイズ情
報が後処理装置に伝送されるので、禁止制御に時間的な
余裕があり、適切な制御や警告等の表示が可能になる。
【0064】請求項5又は6の発明により、禁止制御が
適切の行われるので、不適切なサイズに対する中綴じ/
中折りに起因するジャムがより一層確実に防止される。
【0065】請求項7、8又は9の発明により、所定の
サイズ外の用紙に中綴じ/中折り処理が行われる場合に
も、適切な位置に綴じ処理と折り畳み処理が行われるの
で、ジャムの発生が効果的に防止される。
【0066】請求項10の発明により、中綴じ/中折り
を特定位置に施した場合の情報を即時にオペレータに示
すことができるので、オペレータに親切で使いやすい後
処理装置が実現される。
【0067】請求項11の発明により、予め用紙サイズ
情報が後処理装置に伝送されるので、ストッパの位置制
御等に時間的な余裕があり、適切な制御や警告等の表示
が可能になる。
【0068】請求項12又は13の発明により、特定位
置設定が適切の行われるので、不適切なサイズに対する
中綴じ/中折りに起因するジャムがより一層確実に防止
される。
【0069】請求項14又は15の発明により、多様な
画像形成装置やコンピュータにネットワークを介して後
処理装置を接続した場合でも、中綴じ/中折りモード時
に生ずるジャム等の不具合が防止され、信頼性の高い画
像形成システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成システムを
示す図である。
【図2】ストッパの変位機構を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成システムの
ブロック図である。
【図4】禁止制御のフローチャートである。
【図5】特定位置設定制御のフローチャートである。
【符号の説明】
11 ステープラ 12 折り畳み手段 33、35 ストッパ 36 紙センサ CR1、CR2 制御手段 PM1 画像形成装置 PM2 外部機器 P1〜P6 搬送路 U 開閉搬送路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の搬送路に沿って、ステープラ及び
    折り畳み手段が配置された後処理装置において、 前記搬送路の一部を形成し、開閉可能な開閉搬送路及
    び、 用紙の搬送方向の長さが所定長以外のときに、前記ステ
    ープラ及び前記折り畳み手段による中綴じ/中折りを禁
    止する禁止制御を行う制御手段、 を有することを特徴とする後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定長以外の長さは、前記所定長よ
    りも搬送方向に関して短い長さであることを特徴とする
    請求項1に記載の後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記禁止制御を行った
    場合に、禁止信号を外部に伝送することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記禁止制御を画像形
    成装置から伝送された用紙サイズ情報に基づいて行うこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の後
    処理蔵置。
  5. 【請求項5】 用紙の搬送方向の長さを検知する長さ検
    知手段を有し、前記制御手段は、前記画像形成装置から
    伝送された用紙サイズ情報を前記長さ検知手段からの検
    知情報に基づいて補正して前記禁止制御を行うことを特
    徴とする請求項4に記載の後処理装置。
  6. 【請求項6】用紙の搬送方向の長さを検知する長さ検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記長さ検知手段からの
    検知情報に基づいて、前記禁止制御を行うことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の後処理装置。
  7. 【請求項7】 ステープラ、 搬送された用紙を綴じ処理用の位置に停止させさる変位
    可能な第1ストッパ、 折り畳み手段、 搬送された用紙を折り畳み用の位置に停止させる変位可
    能な第2ストッパ及び、 前記第1、第2ストッパを用紙の搬送方向の長さに応じ
    た位置に移動させる制御手段を有する後処理装置におい
    て、 前記制御手段は、用紙の搬送方向の長さが所定長でない
    ときに、前記第1、第2ストッパを特定位置に設定する
    特定位置設定を行うことを特徴とする後処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定長以外の長さは、前記所定長よ
    りも用紙搬送方向に短い長さであることを特徴とする請
    求項7に記載の後処理装置。
  9. 【請求項9】 前記特定位置は前記所定長のうちの最短
    のものに対応した位置であることを特徴とする請求項7
    又は請求項8に記載の後処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記特定位置設定を
    行ったときに、設定信号を外部に伝送することを特徴と
    する請求項7〜9のいずれか1項に記載の後処理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、画像形成装置から伝
    送された用紙サイズ情報に基づいて前記特定位置設定を
    行うことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に
    記載の後処理蔵置。
  12. 【請求項12】 用紙の搬送方向の長さを検知する長さ
    検知手段を有し、前記制御手段は、前記画像形成装置か
    ら伝送されたサイズ情報を前記長さ検知手段の検知情報
    に基づいて補正して前記特定位置設定を行うことを特徴
    とする請求項11に記載の後処理装置。
  13. 【請求項13】用紙の搬送方向の長さを検知する長さ検
    知手段を有し、前記制御手段は、前記長さ検知手段の検
    知情報に基づいて、前記特定位置設定を行うことを特徴
    とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の後処理装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
    の後処理装置及び、該後処理装置との間で、成指令信号
    及び用紙サイズ情報の伝送を行う画像形成装置を有する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  15. 【請求項15】 前記画像形成装置は、前記後処理装置
    から伝送された禁止信号又は特定位置設定信号を受信
    し、表示を行うことを特徴とする請求項14に記載の画
    像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042931A (ja) * 2008-07-15 2010-02-25 Ricoh Co Ltd シート折り装置及び画像形成システム

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