JP2002250159A - 建物用ドア錠の施解錠装置 - Google Patents

建物用ドア錠の施解錠装置

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JP2002250159A
JP2002250159A JP2001051891A JP2001051891A JP2002250159A JP 2002250159 A JP2002250159 A JP 2002250159A JP 2001051891 A JP2001051891 A JP 2001051891A JP 2001051891 A JP2001051891 A JP 2001051891A JP 2002250159 A JP2002250159 A JP 2002250159A
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JP
Japan
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transmitter
door lock
receiver
locking
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JP2001051891A
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Hideki Sakao
英樹 坂尾
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セキュリティをより向上させるとともに、暗証
コードの登録操作を容易に行うことができる建物用ドア
錠の施解錠装置を提供する。 【解決手段】送信機11は、テンキー12からの操作コ
ードが入力されたときに、その操作コードに基づくID
コードと送信機コードとを含むIDコード信号を出力す
る。これに対し、受信機21は、IDコード信号に含ま
れる送信機コードとメモリ23aに記録された送信機コ
ードとを比較するとともに、IDコード信号に含まれる
IDコードとメモリ23aに記録された暗証コードとを
比較し、それらが一致したときにドア錠4を解錠させ
る。また、受信機21は、登録スイッチ24が操作され
ると登録モードとなる。そして、受信機21は、この状
態で送信機11からのIDコード信号を受信すると、そ
のIDコード信号に含まれるIDコードを新たな暗証コ
ードとして受信機21のメモリ23aに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物用ドア錠の施解
錠装置に係り、詳しくはドア錠を電子制御によって施解
錠する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅等の建物のドア錠は、ドア
に設けられた鍵穴に機械的なキーを挿入して回動するこ
とにより、施錠・解錠されるようになっている。
【0003】しかし近年では、セキュリティの向上を目
的に、IDコードを用いた電子制御によるドア錠の施解
錠装置が提案されている。そして、この種の施解錠装置
として、例えば図5に示すような建物用ドア錠の施解錠
装置51がある。
【0004】同図に示すように、従来の施解錠装置51
は、ドアの屋外側に配設される送信機52とドアの屋内
側に配設される受信機53とを備えている。送信機52
は、テンキー54、マイクロコンピュータ(マイコン)
55及び送信回路56を備えている。そして、テンキー
54が操作されて所定の操作コードが入力されると、そ
の操作コードがマイコン55に入力される。マイコン5
5では、入力された操作コードがメモリ55aに予め登
録された暗証コードと一致するか否かが判断される。こ
れにより各コード同士が一致すれば、マイコン55は送
信回路56に対して所定のIDコードを含むIDコード
信号を出力する。そして、そのIDコード信号が送信回
路56から受信機53に対して出力される。すなわち、
マイコン55は、図6にポイントP1で示すようにテン
キー54から暗証コードと一致しない操作コードAが入
力された場合、ポイントP2で示すようにIDコード信
号を出力しない。これに対し、マイコン55は、ポイン
トP3で示すようにテンキー54から暗証コードと一致
した操作コードBが入力されると、ポイントP4で示す
ようにIDコード信号を出力する。
【0005】一方、受信機53は、受信回路57、マイ
クロコンピュータ(マイコン)58及びドア錠駆動装置
59を備えている。そして、受信回路57によって送信
機52からのIDコード信号を受信すると、そのIDコ
ード信号がマイコン58に入力される。マイコン58で
は、入力されたIDコード信号に含まれるIDコードと
メモリ58aに予め設定されたIDコードとが一致する
か否かが判断される。これによりマイコン58は、各I
Dコード同士が一致すれば、図6にポイントP5で示す
ようにドア錠駆動装置59に対して駆動信号を出力す
る。よって、ドア錠は自動的に施錠または解錠される。
【0006】したがって、従来の建物用ドア錠の施解錠
装置51においては、送信機52に登録された暗証コー
ドがテンキー54から入力されたときにドア錠を解錠さ
せるようになっている。このため、ドア錠を解錠するた
めに機械的なキーを用いる必要がなく、それゆえセキュ
リティも高く維持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の施解
錠装置51では、送信機52のマイコン55のメモリ5
5aに暗証コードを登録(変更)することが可能となっ
ている。しかし、こうした登録操作を正規のユーザによ
ってのみ可能とするためには、その登録操作が正規のユ
ーザによってなされたものであることを施解錠装置51
に認識させる必要がある。
【0008】このため従来では、例えば送信機52に鍵
穴を設け、その鍵穴に機械キーを差し込んだときに暗証
コードの登録モードにすることによって正規のユーザに
よる登録操作であることを施解錠装置51に認識させる
ことが考えられる。しかし、こうした登録操作を行うよ
うにすると、送信機52の部品点数が増えてコスト高と
なる。しかも、偽造キーなどによって暗証コードが登録
されてしまうといったセキュリティの低下を招くことに
もなる。
【0009】そこで、例えば、現在の暗証コードを入力
することにより正規のユーザによる登録操作であること
を施解錠装置51に認識させることも考えられる。しか
し、こうした登録操作を行うようにすると、現在登録さ
れている暗証コードをユーザが忘れてしまうと、登録操
作を行えなくなってしまうといった不都合が生じる。
【0010】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、セキュリティをより向上させる
とともに、暗証コードの登録操作を容易に行うことがで
きる建物用ドア錠の施解錠装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、建物の屋外に配設さ
れる送信機と、建物の屋内に配設され前記送信機からの
送信信号に基づいてドア錠を施解錠させる受信機とを備
え、前記送信機は、同送信機に設けられた操作部によっ
て操作コードが入力されたときに、その操作コードに基
づいて設定したIDコードを含む送信信号を前記受信機
に対して出力し、前記受信機は、前記IDコードと予め
登録された暗証コードとが一致したときにドア錠を施錠
または解錠させるとともに、前記暗証コードを登録可能
な登録モードに切り替える切替手段を備え、その切替手
段が操作されて登録モードとなった状態で前記送信信号
を受信したときには、その送信信号に含まれるIDコー
ドを新たな暗証コードとして登録することを要旨とす
る。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の建物用ドア錠の施解錠装置において、前記送信機
は、所定のアルゴリズムに基づいて前記操作コードから
前記IDコードを算出するIDコード算出手段を備える
ことを要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の建物用ドア錠の施解錠装置におい
て、前記登録モードは、登録モードとなってから少なく
とも所定時間経過したときに解除されることを要旨とす
る。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれか1項に記載の建物用ドア錠の施解錠装置にお
いて、前記受信機は、前記暗証コードを複数個記録可能
な記録領域を有する記録手段を備え、前記新たな暗証コ
ードの記録領域が存在しないときには、所定の暗証コー
ドを削除して新たな暗証コードを記録することを要旨と
する。
【0015】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、受信機の切替手段
が操作されると登録モードとなる。そして、この状態で
送信機の操作部によって入力された操作コードに基づい
て設定されたIDコードが新たな暗証コードとして受信
機に登録される。このため、登録モードに切り替えるた
めに、送信機に鍵穴を設けたり登録済みの暗証コードを
入力したりする必要がない。よって、暗証コードの登録
操作が容易となる。しかも、IDコードと暗証コードと
の照合が受信機で行われるため、送信機から不正操作に
よって暗証コードを割り出すことができない。よって、
施解錠装置のセキュリティがより向上する。
【0016】請求項2に記載の発明によると、送信機か
らは、入力された操作コード基づいて算出されたIDコ
ードが出力されるため、たとえ送信信号が傍受されたと
しても、送信信号から操作コードを割り出すことができ
ない。よって、施解錠装置のセキュリティが一層向上す
る。
【0017】請求項3に記載の発明によると、たとえ登
録モードを解除することを忘れたとしても、登録モード
は所定時間経過すると解除される。このため、施解錠装
置のセキュリティがより一層向上する。
【0018】請求項4に記載の発明によると、複数の暗
証コードを登録可能となる。また、記録手段に新たな暗
証コードの記録領域が存在しないときには、所定の暗証
コードを削除して新たな暗証コードが記録される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を住宅用ドア錠の施
解錠装置に具体化した一実施形態を図1〜図4に基づき
詳細に説明する。
【0020】図1及び図2に示すように、施解錠装置1
は、送信機11と受信機21とを備えている。図2に示
すように、送信機11は住宅2のドア3の屋外側面に配
設され、受信機21はドア3の屋内側面に配設されてい
る。また、ドア3にはドア錠4が形成されている。本実
施形態においてこのドア錠4は、ドア3が閉状態になる
と、自動的に施錠するようになっている。そして、ドア
錠4は、ドア3の屋内側ドアノブ5が操作されたときに
自動的に解錠され、ドア3の屋外側ドアノブ6が操作さ
れても施錠状態を維持するようになっている。すなわ
ち、ドア錠4は、オートロック機能を有している。
【0021】図1に示すように、送信機11は、操作部
としてのテンキー12、IDコード算出手段としてのマ
イクロコンピュータ(マイコン)13及び送信回路14
を備えている。
【0022】テンキー12は、「0」〜「9」に設定さ
れた10個の押しボタンスイッチによって構成され、送
信機11から露出して状態で設けられている。このテン
キー12はマイコン13に接続されている。そして、各
押しボタンスイッチが押されたとき、すなわちテンキー
12が操作されたときに、その操作コードがマイコン1
3に入力される。
【0023】マイコン13は、具体的には図示しないC
PU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであ
り、EEPROM等からなる不揮発性のメモリ13aを
備えている。このメモリ13aには、予め設定された所
定の送信機コードが記録されている。マイコン13は、
テンキー12からの操作コードが入力されたときに、R
OMに予め記録されたIDコード算出アルゴリズムに基
づいて、入力された操作コードからIDコードを算出す
る。そして、マイコン13は、そのIDコードとメモリ
13aに記録された送信機コードとを含む送信信号(I
Dコード信号)を出力する。なお、本実施形態において
操作コードは、4桁に設定されている。すなわち、テン
キー12によって5桁以上入力された場合、マイコン1
3は、最初の4桁を操作コードとして認識するようにな
っている。
【0024】送信回路14は、IDコード信号を所定周
波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調して
外部に送信するための回路である。送信回路14には送
信アンテナ15が接続され、この送信アンテナ15から
IDコード信号が出力される。
【0025】このため、送信機11は、図3にポイント
P1で示すようにテンキー12によって操作コードAが
入力された場合、ポイントP2で示すようにIDコード
と操作コードAに基づいて算出されたIDコードAとを
含むIDコード信号を出力する。また、送信機11は、
同図にポイントP4で示すようにテンキー12によって
操作コードBが入力された場合、ポイントP5で示すよ
うにIDコードと操作コードBに基づいて算出されたI
DコードBとを含むIDコード信号を出力する。すなわ
ち、送信機11は、テンキー12からどのような操作コ
ードが入力されても、IDコード信号を出力するように
なっている。
【0026】一方、受信機21は、受信回路22、マイ
クロコンピュータ(マイコン)23、切替手段としての
登録スイッチ24及びドア錠駆動装置25を備えてい
る。受信回路22には受信アンテナ26が接続されてい
る。そして、送信機11から出力されたIDコード信号
は、受信アンテナ26を介して受信回路22によって受
信される。そして、受信回路22は、そのIDコード信
号をパルス信号に復調して受信信号を生成するととも
に、その受信信号をマイコン23へ出力する。
【0027】マイコン23には、登録スイッチ24及び
ドア錠駆動装置25が電気的に接続されている。登録ス
イッチ24は、受信機21から露出した状態で設けられ
た押しボタンスイッチによって構成されている。また、
ドア錠駆動装置25は、ドア3内における前記ドア錠4
の近傍に配設され、駆動信号が入力されたときにドア錠
4を解錠するようになっている。
【0028】マイコン23は、具体的には図示しないC
PU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであ
り、記録手段としてのメモリ23aを備えている。この
メモリ23aは、EEPROM等からなる不揮発性のメ
モリである。メモリ23aには、送信機11のメモリ1
3aに記録された送信機コードと対応した送信機コード
と、予め登録された暗証コードとが記録されている。こ
のメモリ23aには、複数の暗証コードを記録可能な領
域が設定されており、本実施形態においてメモリ23a
には8個の暗証コードを記録可能な領域が設定されてい
る。
【0029】マイコン23は、通常、受信回路22から
受信信号が入力されたときには、メモリ23aに記録さ
れた送信機コードと受信信号に含まれる送信機コードと
の比較を行う。これにより、それら送信機コード同士が
一致したときに、マイコン23は、登録された暗証コー
ドと受信信号に含まれるIDコードとを比較する。そし
て、該暗証コードとIDコードとが一致したときに、ド
ア錠駆動装置25に対して駆動信号を出力する。よっ
て、マイコン23は、図3にポイントP3で示すよう
に、IDコード信号を受信しても、IDコード信号のI
DコードAと登録された暗証コードとが一致しない場合
には、ドア錠駆動装置25に対して駆動信号を出力しな
い。これに対して、マイコン23は、同図にポイントP
6で示すように、IDコード信号のIDコードBと登録
された暗証コードとが一致した場合には、ドア錠駆動装
置25に対して駆動信号を出力する。すなわち、受信機
21は、各送信機コード同士が一致し、かつIDコード
と暗証コードとが一致したときに、ドア錠4を解錠す
る。
【0030】ところで、マイコン23は、登録スイッチ
24が押されたとき、前述したような施解錠動作を行う
通常モードから登録モードに切り替わる。そして、この
登録モードの状態で送信機11のテンキー12から操作
コードが入力されると、その操作コードに基づいて算出
されたIDコードをメモリ23aに記録して新たな暗証
コードとして登録する。
【0031】そこで、こうしたマイコン23によって行
われる施解錠処理及び登録処理を、図4に示すフローチ
ャートに従って説明する。なお、この処理はマイコン2
3を構成するROM内に格納されたプログラムに基づい
て所定時間毎に繰り返し実行される。また、前記プログ
ラムは、ROM以外のコンピュータ読み出し可能な記録
媒体に記録されていてもよい。
【0032】まず、ステップS1においてマイコン24
は、登録スイッチ24が押されたか否かを判断する。そ
して、マイコン23は、登録スイッチ24が押されてい
ないときにはステップS2の処理へ移行して、ステップ
S2〜S5に基づいて通常モードにおける処理を行う。
【0033】すなわち、ステップS2においてマイコン
23は、送信機11からのIDコード信号を受信したか
否かを判断する。そして、マイコン23は、IDコード
信号を受信していればステップS3の処理へ移行し、I
Dコード信号を受信していなければここでの処理を一旦
終了する。
【0034】続くステップS3においてマイコン23
は、IDコード信号に含まれる送信機コードと、メモリ
23aに記録された送信機コードとが一致するか否かを
判断する。そして、マイコン23は、それら送信機コー
ド同士が一致したときにステップS4の処理へ移行し、
それら送信機コード同士が一致しなければここでの処理
を一旦終了する。
【0035】ステップS4においてマイコン23は、I
Dコード信号に含まれるIDコードと、メモリ23aに
記録された暗証コードとが一致するか否かを判断する。
そして、マイコン23は、IDコードと暗証コードとが
一致したときにステップS5の処理へ移行する。また、
マイコン23は、IDコードと暗証コードとが一致しな
かったときにはここでの処理を一旦終了する。
【0036】そして、ステップS5においてマイコン2
3は、ドア錠駆動装置25に対して駆動信号を出力し、
ここでの処理を一旦終了する。すなわち、マイコン23
はドア錠4を解錠させる。
【0037】ところで、前記ステップS1において登録
スイッチ24が押された場合、マイコン23は、ステッ
プS6の処理へ移行する。そして、ステップS6におい
てマイコン23は、登録スイッチ24が押されてから所
定時間Tを経過したか否かを判断する。この所定時間T
は、マイコン23に予め設定された時間であり、本実施
形態においては90秒に設定されている。マイコン23
は、登録スイッチ24が押されてから所定時間Tを経過
していれば前記ステップS2の処理へ移行する。すなわ
ち、マイコン23は、通常モードにおける処理を行う。
また、マイコン23は、登録スイッチ24が押されてか
ら所定時間Tを経過していなければステップS7の処理
へ移行して、ステップS7〜S11に基づいて登録モー
ドにおける処理を行う。
【0038】すなわちステップS7においてマイコン2
3は、送信機11からのIDコード信号を受信したか否
かを判断する。そして、マイコン23は、IDコード信
号を受信していればステップS8の処理へ移行し、ID
コード信号を受信していなければここでの処理を一旦終
了する。
【0039】続くステップS8においてマイコン23
は、IDコード信号に含まれる送信機コードと、メモリ
23aに記録された送信機コードとが一致するか否かを
判断する。そして、マイコン23は、それら送信機コー
ド同士が一致したときにステップS9の処理へ移行し、
それら送信機コード同士が一致しなければここでの処理
を一旦終了する。
【0040】ステップS9においてマイコン23は、前
記メモリ23aにおける暗証コードの記録領域に空き領
域が存在するか否かを判断する。これにより、マイコン
23は、メモリ23aに空き領域が存在する場合にはス
テップS10の処理へ移行する。そして、ステップS1
0においてマイコン23は、メモリ23aの空き領域に
IDコード信号に含まれるIDコードを記録し、そのI
Dコードを新たな暗証コードとして登録する。
【0041】また、ステップS9においてマイコン23
は、メモリ23aに空き領域が存在しない場合にはステ
ップS11の処理へ移行する。そして、ステップS11
においてマイコン23は、メモリ23aに記録された各
暗証コードの最新の使用履歴のうち最も古い暗証コード
が記録されている領域に、IDコード信号に含まれるI
Dコードを上書きし、そのIDコードを新たな暗証コー
ドとして登録する。すなわち、マイコン23は、メモリ
23aに記録された各暗証コードの最新の使用履歴のう
ち最も古い暗証コードを削除する。そして、マイコン2
3は、その削除した領域に、IDコード信号に含まれる
IDコードを新たな暗証コードとして登録する。マイコ
ン23は、こうしたステップS10またはステップS1
1の処理を行った後、ここでの処理を一旦終了する。つ
まり、マイコン23は、新たな暗証コード登録完了後に
登録モードを解除する。
【0042】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)受信機21には登録スイッチ24が設けられ、こ
の登録スイッチ24が操作されると受信機21は登録モ
ードとなる。そして、受信機21は、この状態で送信機
11からのIDコード信号を受信すると、そのIDコー
ド信号に含まれるIDコードを新たな暗証コードとして
受信機21のメモリ23aに記録する。すなわち、登録
スイッチ24を押した後にテンキー12から任意の操作
コードを入力すると、その操作コードに基づいて設定さ
れたIDコードが暗証コードとして登録される。このた
め、施解錠装置1に新たな暗証コードを登録するため
に、送信機11に鍵穴を設けたり登録済みの暗証コード
を入力したりする必要がない。よって、暗証コードの登
録操作を容易に行うことができる。しかも、IDコード
と暗証コードとの照合が受信機21で行われるため、送
信機11から不正操作によって暗証コードを割り出すこ
とができない。よって、施解錠装置1のセキュリティを
より向上させることができる。
【0043】(2)送信機11のマイコン13は、ID
コード算出アルゴリズムに基づき、入力された操作コー
ドからその操作コードと対応するIDコードを算出する
ようになっている。そして、送信機11は、その算出し
たIDコードを出力するようになっている。このため、
たとえIDコード信号が傍受されたとしても、同IDコ
ード信号から操作コードを割り出すことができない。よ
って、施解錠装置1のセキュリティを一層向上させるこ
とができる。
【0044】(3)登録モードは、登録モードとなって
から少なくとも所定時間Tを経過したときに解除され
る。よって、たとえ登録スイッチ24を誤って押してし
まい、その後操作コードを入力しなかった場合であって
も、登録モードは所定時間Tを経過すると解除される。
このため、施解錠装置1のセキュリティを一層向上させ
ることができる。
【0045】(4)メモリ23aには、複数の暗証コー
ドを記録することができる。よって、複数の家人がそれ
ぞれ個別の暗証コードを登録しておくことができ、解錠
操作性をより向上させることができる。また、メモリ2
3aに新たな暗証コードを記録するための領域が存在し
ないときには、既に登録されている各暗証コードの最新
の使用履歴のうち最も古い暗証コードが削除される。そ
して、その削除された領域に新たな暗証コードが記録さ
れる。つまり、使用履歴が一番古いものは、忘れ去られ
た暗証コードである可能性が高い。よって、こうした暗
証コードを削除して新たな暗証コードを登録することに
より、有用性のある暗証コードのみをメモリ23aに登
録しておくことが可能となる。
【0046】(5)ドア錠4は、オートロック機能を有
している。このため、施解錠装置1には、ドア錠4の解
錠制御のみを行わせればよい。よって、制御プログラム
を単純化することができる。
【0047】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態において送信機11は、入力された操
作コードからIDコードを算出し、そのIDコードを含
むIDコード信号を出力するようになっている。しか
し、操作コードからIDコードへの変換を省略し、入力
された操作コードを含むIDコード信号を送信機11か
ら出力させるようにしてもよい。すなわち、操作コード
と送信機コードとを含むIDコード信号を送信機11か
ら出力させるようにしてもよい。そして、受信機21の
メモリ23aには、登録モードの状態で受信したIDコ
ード信号に含まれる操作コードを暗証コードとして記録
させるようにしてもよい。このようにすれば、通常、送
信機11のテンキー12から操作コードを入力すると、
その操作コードを含むIDコード信号が送信機11から
受信機21に送信される。そして、受信機21では、そ
のIDコード信号に含まれる操作コードとメモリ23a
に記録された暗証コードとが比較される。これにより、
操作コードと暗証コードとが一致すると、ドア錠4が解
錠される。よって、このようにしても施解錠装置1に新
たな暗証コードを登録するために、送信機11に鍵穴を
設けたり登録済みの暗証コードを入力したりする必要が
ない。したがって、暗証コードの登録操作を容易に行う
ことができる。
【0048】・ 前記実施形態では、ドア錠4にオート
ロック機能を設けている。しかし、こうしたオートロッ
ク機能を省略するとともに、送信機11に施錠スイッチ
を設ける。そして、施錠スイッチが押されたときには、
送信機11から、施錠コードと前記IDコードとを含む
IDコード信号を出力させる。また、受信機21が施錠
コードを含むIDコード信号を受信した際には、前記各
IDコード同士が一致したときに、ドア錠駆動装置25
を駆動してドア錠4を施錠させる。このようにすれば、
ドア錠4をオートロックさせるための機構を省略するこ
とができるとともに、ドア錠4を容易に施錠させること
ができる。
【0049】・ 前記実施形態では、ドア錠4にオート
ロック機能を設けている。しかし、こうしたオートロッ
ク機能を省略する。そして、登録されていない操作コー
ドを含むIDコード信号を受信機21が受信したときに
ドア錠4を施錠させるようにする。または、受信機21
によってドア錠4の施解錠状態をモニタさせ、暗証コー
ドと一致する操作コードを含むIDコード信号を受信機
21が受信したときに、ドア錠4が逆の状態となるよう
にドア錠駆動装置25を駆動させるようにする。このよ
うにすれば、ドア錠4をオートロックさせるための機構
を省略することができる。
【0050】なお、上述したようなドア錠4のオートロ
ック機能を省略した場合には、住宅2の屋内側からドア
錠4を施錠する機構を設けることが望ましい。こうした
機構としては、例えばドア3の屋内側面にドア錠4を手
動で施解錠可能な手動ロック機構を設けることや、操作
時にドア錠4をロックさせるロックスイッチを受信機2
1に設けることなどが考えられる。
【0051】・ 前記実施形態では、メモリ23aに新
たな暗証コードを記録するための領域が存在しないとき
には、既に登録されている各暗証コードの最新の使用履
歴のうち最も古い暗証コードを削除する。そして、その
削除された領域に新たな暗証コードを記録するようにな
っている。しかし、使用頻度が最も低い暗証コードを、
削除される暗証コードとして設定してもよい。登録時間
に対する使用頻度が最も低い暗証コードも忘れ去られた
暗証コードである可能性が高い。このため、こうした暗
証コードを削除するようにしても、有用性のある暗証コ
ードの登録のみをメモリ23aに登録しておくことが可
能となる。
【0052】・ 登録スイッチ24を所定時間以上押し
つづけたときに受信機21を登録モードとなるようにし
てもよい。このようにすれば、誤操作によって受信機2
1が登録モードとなってしまうことを防止することがで
きる。
【0053】・ 受信機21が登録モードのときに登録
スイッチ24が再び押されたときには、登録モードを解
除するようにしてもよい。このようにすれば、登録スイ
ッチ24を誤って押してしまうことによって意思に反し
た登録モードへの切り替えを行ってしまった際に、速や
かに登録モードを解除することができる。
【0054】・ 送信機11及び受信機21は、ドア3
以外の場所に配設されてもよい。例えば、送信機11を
門扉に配設するとともに、受信機21をキッチンやリビ
ングに配設する。但し、送信機11と受信機21との間
で通信可能な位置に配設する必要がある。
【0055】・ 登録スイッチ24は、押しボタンスイ
ッチに限らず、例えばスライドスイッチなどの他の種の
スイッチでもよい。 ・ 前記実施形態では、操作部としてテンキー12を用
いている。しかし、操作部は、テンキー12に限らず、
例えば10個未満のスイッチによって構成されたもの
や、11個以上のスイッチによって構成されたものであ
ってもよい。また、テンキー12は、押しボタンスイッ
チにかぎらず、例えばタッチパネルなどであってもよ
い。
【0056】・ 少なくとも受信機21に、通常モード
か登録モードかを示す表示部(例えばLED)を設けて
もよい。このようにすれば、通常モードか登録モードか
を容易に把握することができる。
【0057】・ 施解錠装置1を、住宅に限らず、店舗
や事務所等、種々の建物に用いてもよい。次に、特許請
求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実
施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙す
る。
【0058】(1) 請求項4に記載の施解錠装置にお
いて、前記所定の暗証コードとは、最新使用履歴が最も
古い暗証コード、登録時間に対する使用頻度が最も低い
暗証コード及び操作者によって選択された暗証コードの
うちの一つであること。この技術的思想(1)に記載の
発明によれば、有用性のある暗証コードのみを記録手段
に登録しておくことが可能となる。
【0059】(2) 建物の屋外に配設される送信機
と、建物の屋内に配設され前記送信機からの送信信号に
基づいてドア錠を施解錠させる受信機とを備えた建物用
ドア錠の施解錠装置における施解錠方法であって、前記
送信機に設けられた操作部によって操作コードが入力さ
れたときに、その操作コードに基づいて設定したIDコ
ードを含む送信信号を前記送信機から前記受信機に対し
て出力させ、前記受信機は、前記送信信号を受信したと
きには前記IDコードと予め登録された暗証コードとが
一致したときにドア錠を施解錠させるとともに、該受信
機に設けられた切替手段が操作されたときに、前記暗証
コードを登録可能な登録モードに切り替わり、その登録
モードとなった状態で前記送信信号を受信したときに、
その送信信号に含まれるIDコードを新たな暗証コード
として登録すること。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、セキュリティを確保しつつ暗証コードの
登録操作を容易に行うことができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、施解錠装
置1のセキュリティを一層向上させることができる。請
求項3に記載の発明によれば、セキュリティを一層向上
させることができる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、解錠操作
性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を住宅用ドア錠の施解錠装置に具体化し
た一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態に用いられるドアの概略断面図。
【図3】同実施形態の動作態様の一例を示すタイムチャ
ート。
【図4】同実施形態の受信機によって行われる処理を示
すフローチャート。
【図5】従来の施解錠装置の概略構成を示すブロック
図。
【図6】従来の施解錠装置動作態様の一例を示すタイム
チャート。
【符号の説明】
1…施解錠装置、11…送信機、12…操作部としての
テンキー、13…IDコード算出手段としてのマイクロ
コンピュータ(マイコン)、21…受信機、23…マイ
クロコンピュータ(マイコン)、23a…記録手段とし
てのメモリ、24…切替手段としての登録スイッチ、2
5…ドア錠駆動装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋外に配設される送信機と、建物
    の屋内に配設され前記送信機からの送信信号に基づいて
    ドア錠を施解錠させる受信機とを備え、 前記送信機は、同送信機に設けられた操作部によって操
    作コードが入力されたときに、その操作コードに基づい
    て設定したIDコードを含む送信信号を前記受信機に対
    して出力し、 前記受信機は、前記IDコードと予め登録された暗証コ
    ードとが一致したときにドア錠を施錠または解錠させる
    とともに、前記暗証コードを登録可能な登録モードに切
    り替える切替手段を備え、その切替手段が操作されて登
    録モードとなった状態で前記送信信号を受信したときに
    は、その送信信号に含まれるIDコードを新たな暗証コ
    ードとして登録することを特徴とする建物用ドア錠の施
    解錠装置。
  2. 【請求項2】 前記送信機は、所定のアルゴリズムに基
    づいて前記操作コードから前記IDコードを算出するI
    Dコード算出手段を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の建物用ドア錠の施解錠装置。
  3. 【請求項3】 前記登録モードは、登録モードとなって
    から少なくとも所定時間経過したときに解除されること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の建物用ド
    ア錠の施解錠装置。
  4. 【請求項4】 前記受信機は、前記暗証コードを複数個
    記録可能な記録領域を有する記録手段を備え、前記新た
    な暗証コードの記録領域が存在しないときには、所定の
    暗証コードを削除して新たな暗証コードを記録すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建物
    用ドア錠の施解錠装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010168797A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Miwa Lock Co Ltd 電気錠用カード発行システム
CN102213050A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 刘志刚 一种密码处理方法和密码锁

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