JP2002244581A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JP2002244581A
JP2002244581A JP2001036335A JP2001036335A JP2002244581A JP 2002244581 A JP2002244581 A JP 2002244581A JP 2001036335 A JP2001036335 A JP 2001036335A JP 2001036335 A JP2001036335 A JP 2001036335A JP 2002244581 A JP2002244581 A JP 2002244581A
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Japan
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longitudinal direction
front case
display panel
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Pending
Application number
JP2001036335A
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English (en)
Inventor
Takashi Kakegawa
隆 掛川
Teruo Hara
輝郎 原
Shinji Aoki
伸二 青木
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を大幅に削減することができると共
に、組立作業を簡略化することができ、しかもケース本
体における十分な強度を得ることが可能となり、特に様
々な大きさに容易に対応すべくケース本体を分割して組
み合わせるような場合に有効な情報表示装置を提供す
る。 【解決手段】ブスバー30は前側ケース12の長手方向
の略全長に渡る長さに形成されており、ブスバー30を
介して表示パネル20の長手方向に延びる端縁部が、前
側ケース12の長手方向の略全長に渡って固設される。
また後側ケース17は、前側ケース12の長手方向に延
びる端縁部に沿って蝶番40を介して開閉可能に連結さ
れる。また前側ケース12は、その長手方向に連なるよ
うに予め分割してあるケースユニット12aを、表示パ
ネル20の全長に応じて、複数が長手方向に連なるよう
に組み合わされて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の電源から電
力の供給を受けて発光可能であり、その発光態様により
各種情報を表示するための情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の情報表示装置は、図20及
び図21に示すように、発光ダイオード等の発光素子2
11を、回路基板上に縦横マトリクス状に配設して表示
ユニット210を形成し、この表示ユニット210を複
数平面状に連なるように組み合わせ、これらの表示ユニ
ット210をケース本体200内に収納してなる構成の
ものが一般的に知られている。
【0003】詳しく言えば、各表示ユニット210の裏
面から取付用のボス部212が立設されており、各ボス
部212の先端は、取付板220に開設された固定用孔
221を通じて該取付板220にねじ止めされている。
こうして表示ユニット210の固定された取付板220
は、該表示ユニット210と一体としてケース本体20
0の前面内側にねじ止めされていた。
【0004】ケース本体200の前面内側には、各表示
ユニット210の上方と下方に各表示ユニット210の
並ぶ方向と平行に延びる正極用、負極用のブスバー20
2,203が配設され、各表示ユニット210の裏面か
ら延び出た電線204、205は、前記ブスバー20
2、203にねじ止めされている。かかる情報表示装置
では、電源201からブスバー202、203及び電線
204、205を通じて、それぞれの表示ユニット21
0に電力供給を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
情報表示装置では、先ずは各表示ユニット210を、ボ
ス部212を介して取付板220にねじ止めし、更にこ
れらをブスバー202、203とは全く別々にケース本
体200の前面内側にねじ止めして組み立てる。そのた
め、非常に多くのねじが必要になると共に、ねじ止めに
よる組立作業も煩雑となり、コストアップの要因になる
という問題があった。
【0006】そこで、本出願人は、特願平10−286
588号により、必要なねじの本数とその組立工数が低
減された情報表示装置を提案している。かかる出願に係
る技術は、確かに必要なねじの本数を大幅に削減できる
ものではあったが、ねじ以外でも更なる部品点数の削減
や、それに伴う組立作業の簡略化によるコストダウンが
切望されていた。
【0007】すなわち、既に提案した技術であっても、
必須の構成要素となるケース本体と表示ユニットそれに
ブスバー以外にも、図20、図21に示した従来技術と
同様に、取付板220を有するものではこれ自体が嵩張
ると共に、更にこの取付板220をケース本体側へ取り
付けるねじが必要であった。
【0008】また、取付板220を省いたものでも、各
表示ユニット210は、結局ボス部212を介して、取
付板220の代わりにケース本体側へ間接的に固定する
ことになるので、前述の部品削減等の利点が若干薄れる
という問題があった。しかも、各表示ユニット210
は、細棒状のボス部212を介してケース本体200内
の中空に取付側より離隔した状態で支持されるため、各
表示ユニット210の支持強度に関しては多少の不安も
あった。
【0009】更にまた近年は、より多くの情報を表示す
ることが望まれており、これに応じて情報表示装置も大
型化し、内蔵される表示ユニットの数が増える傾向にあ
る。ここで表示ユニットに関しては、これを必要な長さ
に応じて複数並べていけば、容易に所望の長さに設定で
きるのだが、各表示ユニット全体を収納するケース本体
は、通常は樹脂による一体成型品であるため汎用性がな
かった。
【0010】すなわち、ケース本体の作成に関しては、
各表示ユニットを繋げた全長に合致するように、それぞ
れ異なる全長ごとに成形型から用意しなければならず、
コストが嵩むものであった。ところで、ケース本体に関
しても、表示ユニットと同様に、予め最小単位に分割さ
れたものを必要数だけ繋げて作成することも考えられ
る。
【0011】しかしながら、このようにケース本体を分
割して構成することを想定した場合には、各分割ケース
の連結自体は問題ないにしろ、内部に収納する表示パネ
ルの支持体としてはそれ相当の強度が必要となるため、
各分割ケースの連結強度を高めるために別途補強材が必
要となり、部品点数の増加を招くというおそれがあっ
た。
【0012】本発明は、以上のような従来の技術が有す
る問題点に着目してなされたもので、部品点数を大幅に
削減することができると共に、組立作業を簡略化するこ
とができ、しかもケース本体における十分な強度を得る
ことが可能となり、特に様々な大きさに容易に対応すべ
くケース本体を分割して組み合わせるような場合に有効
な情報表示装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]所定の電源から電力の供給を受けて発光可能であ
り、その発光態様により各種情報を表示するための情報
表示装置(10)において、発光素子(22)を平面状
に配設してなる表示ユニット(20a)と、該表示ユニ
ット(20a)を収納するケース本体(11)と、前記
電源から前記表示ユニット(20a)に電力を供給する
ための導通路となるブスバー(30)とを備え、前記表
示ユニット(20a)は、設計上必要な長さに応じて複
数が連なり平面状に配置されて表示パネル(20)を形
成し、前記ケース本体(11)は、前記表示パネル(2
0)の発光面となる正面側に対向する前側ケース(1
2)と、該前側ケース(12)に対して開閉可能に連結
され、前記表示パネル(20)の裏面側に対向する後側
ケース(17)とからなり、前記ブスバー(30)は、
前記前側ケース(12)の長手方向の略全長に渡る長さ
に形成され、該ブスバー(30)を介して前記表示パネ
ル(20)を、前記前側ケース(12)の長手方向の略
全長に渡って固設したことを特徴とする情報表示装置
(10)。
【0014】[2]前記ブスバー(30)は一対あり、
各ブスバー(30)を介して前記表示パネル(20)
を、それぞれ前記前側ケース(12)の長手方向の略全
長に渡って固設したことを特徴とする[1]記載の情報
表示装置(10)。
【0015】[3]前記ブスバー(30)を前記前側ケ
ース(12)内側に沿うように配置し、該ブスバー(3
0)上に前記表示パネル(20)を重ね合わせた状態
で、前記表示パネル(20)及びブスバーを、所定の箇
所ごとに1つの固着手段(35)により前記前側ケース
(12)内側に固設することを特徴とする[1]または
[2]記載の情報表示装置(10)。
【0016】[4]前記後側ケース(17)は、前記前
側ケース(12)の長手方向に延びる端縁部に沿って蝶
番(40)を介して開閉可能に連結され、前記蝶番(4
0)は、前記前側ケース(12)の長手方向の略全長に
渡る長さに形成され、該蝶番(40)を介して前記後側
ケース(17)を、前記前側ケース(12)の長手方向
の略全長に渡って連結したことを特徴とする[1],
[2]または[3]記載の情報表示装置(10)。
【0017】[5]前記前側ケース(12)は、その長
手方向に連なるように予め分割してあるケースユニット
(12a)を、前記表示パネル(20)の全長に応じ
て、複数が長手方向に連なるように組み合わされて形成
されることを特徴とする[1],[2],[3]または
[4]記載の情報表示装置(10)。
【0018】[6]前記ケースユニット(12a)の全
長を、前記表示ユニット(20a)の全長に合致させた
ことを特徴とする[5]記載の情報表示装置(10)。
【0019】[7]前記ケースユニット(12a)は、
隣り合うケースユニット(12a)同士を互いに接続す
るための対を成す係合部(15)と被係合部(16)を
少なくとも一組備えることを特徴とする[5]または
[6]記載の情報表示装置(10)。
【0020】[8]前記前側ケース(12)は、その両
端に配置された前記ケースユニット(12a)のそれぞ
れの側端部を覆う一対の側面カバー(12b)を、該ケ
ースユニット(12a)に組み合わせてなることを特徴
とする[5],[6]または[7]記載の情報表示装置
(10)。
【0021】[9]外部から発信された各種情報を受信
可能なポケットベル(50)を備え、前記ポケットベル
(50)が受信した情報を前記表示パネル(20)に表
示するように設定したことを特徴とする[1],
[2],[3],[4],[5],[6],[7]また
は[8]記載の情報表示装置(10)。
【0022】[10]前記後側ケース(17)に、該後
側ケース(17)を閉じている状態で前記ポケットベル
(50)を着脱可能な収納部(18)を設けたことを特
徴とする[9]記載の情報表示装置(10)。
【0023】本発明に係る情報表示装置(10)は、次
のように作用する。ブスバー(30)は、前側ケース
(12)の長手方向の略全長に渡る長さに形成されてお
り、このブスバー(30)を介して表示パネル(20)
が、前側ケース(12)の長手方向の略全長に渡って固
設される。
【0024】このように、表示パネル(20)は、本来
的に必要なブスバー(30)を支持体として前側ケース
(12)へ固設されるから、従来の取付板のように表示
パネル(20)を別途支持するような嵩張る部品が不要
となる。また、ブスバー(30)と表示パネル(20)
は別々ではなく、一緒に前側ケース(12)へ固設する
ことが可能となるので、取り付けねじ等の部品点数を大
幅に削減することができ、組立作業を簡略化することが
できる。
【0025】しかも、ブスバー(30)は、表示パネル
(20)の単なる支持体となるばかりでなく、前側ケー
ス(12)の長手方向の略全長に渡って固設されること
で、前側ケース(12)の特に長手方向における補強材
としての役目を果たすことになる。それにより、ケース
本体(11)の主要部となる前側ケース(12)に十分
な強度を持たせることが可能となる。
【0026】また、前記ブスバー(30)を一対用意し
て、各ブスバー(30)を介して表示パネル(20)の
長手方向に延びる両端縁部を、それぞれ前記前側ケース
(12)の長手方向の略全長に渡って固設するとよい。
こうすれば、表示パネル(20)をより確実に取り付け
ることができると共に、前側ケース(12)を補強する
強度を更に高めることができる。なお、一対のブスバー
(30)は正極用と負極用とに分けてもよく、あるいは
片方をアースとして用いてもよい。
【0027】また、前記ブスバー(30)等の組み付け
態様であるが、具体的に例えば、前記ブスバー(30)
を前側ケース(12)内側に沿うように配置し、該ブス
バー(30)上に表示パネル(20)を重ね合わせた状
態で、表示パネル(20)及びブスバーを、所定の箇所
ごとに1つの固着手段(35)により前側ケース(1
2)内側に固設するとよい。
【0028】かかる組み付け態様によれば、表示パネル
(20)とブスバー(30)とを、前側ケース(12)
の要所ごとに固着手段(35)としての1本のねじだけ
で共締めすることができる。しかも、ブスバー(30)
が前側ケース(12)内側と表示パネル(20)正面と
の間に介在することにより、このブスバー(30)の厚
さ分に相当する空間を、表示パネル(20)正面側にあ
る関連部品の収納スペースとして確保することができ
る。
【0029】また、後側ケース(17)は、前側ケース
(12)の長手方向に延びる端縁部に沿って蝶番(4
0)を介して開閉可能に連結するようにして、この蝶番
(40)を、前側ケース(12)の長手方向の略全長に
渡る長さに形成し、該蝶番(40)を介して後側ケース
(17)を、前側ケース(12)の長手方向の略全長に
渡って連結するとよい。
【0030】これにより、蝶番(40)自体も、前側ケ
ース(12)の特に長手方向における補強材としての役
目を果たすことになり、前記ブスバー(30)と相俟っ
て、前側ケース(12)に十分な強度を持たせることが
可能となる。もちろん、蝶番(40)は後側ケース(1
7)の補強材としての役目も果たすことになる。
【0031】また、前側ケース(12)を、表示パネル
(20)の正面側より該表示パネル(20)を囲むよう
に収納する形状に成形し、後側ケース(17)を、前側
ケース(12)における背面側開口を覆う大きさの板状
体から成形すれば、前側ケース(12)を、表示パネル
(20)を固設するケース本体(11)の主要部として
十分な強度を持たせることが可能となり、一方、後側ケ
ース(17)は極めて容易に所望の大きさ形状に加工す
ることができる。
【0032】また、前側ケース(12)の正面部に、表
示パネル(20)上の発光素子(22)を貫通させる透
過孔(13)を設ければ、前側ケース(12)の前方よ
り発光態様をより明瞭に視認することができる。しか
も、発光素子(22)の高さと前側ケース(12)の厚
みがオーバーラップすることで、情報表示装置(10)
全体の厚みも抑えることができ、省スペース化の要請に
応じることができる。
【0033】また、前側ケース(12)は、その長手方
向に連なるように予め分割してあるケースユニット(1
2a)を、表示パネル(20)の全長に応じて、複数が
長手方向に連なるように組み合わされて形成されるよう
にすれば、表示ユニット(20a)を複数組み合わせる
表示パネル(20)と同様に、統一された部品の組み合
わせにより、所望の長さのものを容易に形成することが
できる。
【0034】すなわち、一体成型品のように個々の長さ
に応じた成形型から用意する必要もなく、低コストで様
々な長さに容易に設計することができる。ここでケース
ユニット(12a)の全長を、表示ユニット(20a)
の全長に合致させれば、それぞれの連結時において、互
いの長さを容易に合致させることができる。
【0035】また、ケースユニット(12a)に、隣り
合うケースユニット(12a)同士を互いに接続するた
めの対を成す係合部(15)と被係合部(16)を少な
くとも一組設ければ、各ケースユニット(12a)同士
を連結する際に、容易に位置決めしつつ仮止めすること
ができる。
【0036】更にまた、前側ケース(12)の両端に配
置されたケースユニット(12a)のそれぞれの側端部
を側面カバー(12b)で覆うようにすれば、前記後側
ケース(17)も合わせてケース本体(11)における
閉空間を形成することができる。
【0037】以上のような情報表示装置(10)の活用
法であるが、従来からある鉄道車両用の表示器としてだ
けではなく、例えば、既存のポケットベル(50)と組
み合わせることにより、ポケットベル(50)が受信し
た情報を表示パネル(20)に表示するようにすれば、
新たな情報報知システムを構築することも可能となる。
【0038】なお、前記後側ケース(17)に、該後側
ケース(17)を閉じている状態で前記ポケットベル
(50)を装着可能な収納部(18)を設ければ、情報
表示装置(10)に対してポケットベル(50)を容易
に組み付けることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図19は本発明
の一実施の形態を示している。本実施の形態に係る情報
表示装置10は、所定の電源から電力の供給を受けて発
光可能であり、その発光態様により各種情報を表示する
ための装置である。
【0040】図1に示すように、情報表示装置10は、
発光素子である発光ダイオード22を平面状に配設して
なる表示パネル20(表示ユニット20a)と、該表示
パネル20を収納するケース本体11と、電源から表示
パネル20に電力を供給するための導通路となるブスバ
ー30等を備えている。
【0041】表示パネル20は、複数の表示ユニット2
0aを設計上必要な長さに応じて長手方向に連なるよう
に平面状に配置して形成される。個々の表示ユニット2
0aは、長方形の回路基板21の表面上に複数の発光ダ
イオード22を一定間隔で縦横のマトリクス状に配設し
た薄型のLEDユニットである。
【0042】隣接し合う各表示ユニット20a同士は、
それぞれ独自のコネクタ(図示せず)等を介して電気的
に接続されており、このコネクタ等を介して表示内容を
制御するための信号も入出力されるように構成されてい
る。なお、各表示ユニット20aの長手方向に延びる両
端縁部23は、それぞれ次述するケース本体11側へブ
スバー30を介して取り付ける部位であり、発光ダイオ
ード22や関連部品も配設されずに回路基板21が剥き
出しとなっている。
【0043】また、本実施の形態では、3個の表示ユニ
ット20aが長手方向に並ぶように隣接して配置されて
いる。ここで各表示ユニット20aは、それぞれの発光
ダイオード22の発光態様により2文字を表示すること
ができるので、表示パネル20には、合計6文字が一度
に停止表示ないしスクロール表示されるようになってい
る。
【0044】表示パネル20の略中央には、図示しない
表示制御用の信号を授受するコネクタや必要な制御回路
等が配置される制御基板25が取り付けられている。か
かる制御基板25は、従来の取付板とは異なりケース本
体11に対する支持ブラケットとなるものではない。従
って、表示制御用の小型部品を取り付けられる程度の強
度が在れば足りるものである。
【0045】ケース本体11は、前記表示パネル20を
収納するものであり、表示パネル20の発光面となる正
面側に対向する前側ケース12と、該前側ケース21に
対して開閉可能に連結され、前記表示パネル20の裏面
側に対向する後側ケース17とから成る。
【0046】図2に示すように、前側ケース12は、前
記表示パネル20の正面側より該表示パネル20を囲む
ように収納する形状に成形されている。一方、後側ケー
ス17は、前記前側ケース12における背面側開口を覆
う大きさに形成された板状体から成る。なお、後側ケー
ス17について詳しくは後述する。
【0047】前側ケース12は、その長手方向に連なる
ように予め分割してある複数のケースユニット12a
を、前記表示パネル20の全長に応じて長手方向に連な
るように組み合わせて形成される。ここでケースユニッ
ト12aの全長は、前記表示ユニット20aの全長に合
致させてある。
【0048】図9〜図11に示すように、個々のケース
ユニット12aは、それぞれ表示ユニット20aを正面
側より囲むように収納する同一断面形状に合成樹脂で一
体成形されており、両端及び背面側が開口している。ケ
ースユニット12aの正面部には、前記表示パネル20
上の発光素子22を貫通させる数多くの透過孔13,1
3…が設けられている。
【0049】また、各透過孔13の間には、個々の発光
ダイオード22の視認性を向上させるために、薄板状に
両側(長手)方向に延びるルーバ14が縦列に複数並ぶ
よう突設されている。更にまた、ケースユニット12a
には、隣り合うケースユニット12a同士を互いに接続
するための対を成す係合部15と被係合部16が一組ず
つ設けられている。
【0050】図9に示すように、係合部15は、ケース
ユニット12aの一端側上方と他端側下方とに一対設け
られている。係合部15は突片状のものであり、これが
隣接するケースユニット12aの一端側下方と他端側上
方の内端縁そのものである被係合部16に係合すること
により、各ケースユニット12a同士を接続する際に、
容易に位置決めしつつ仮止めすることができるようにな
っている。
【0051】本実施の形態では、前記表示パネル20の
全長に対応すべく、3個のケースユニット12aが長手
方向に並ぶように組み合わされている。また、図3及び
図4に示すように、両端に配置されたケースユニット1
2aのそれぞれの側端部には、かかる部位の開口を覆う
一対の側面カバー12bが装着されている。このように
前側ケース12は、複数のケースユニット12aと、そ
の両端に装着する一対の側面カバー12bとを組み合わ
せて成る。
【0052】前記表示パネル20は、ブスバー30を介
して前記前側ケース12の内側に固設されている。図1
2及び図13に示すように、ブスバー30は細長い金属
部材であり、前側ケース12の内側の位置決め溝(図2
参照)に嵌合させる略L字形断面で細幅状に延びる取付
ブラケット30aが一体に設けられている。なお、ブス
バー30には、所定間隔おきに取付用のねじ孔31が複
数設けられている。
【0053】図1に示すように、ブスバー30は、前側
ケース12の長手方向の略全長に渡る長さに形成されて
おり、正極用と負極用とに一対用意されている。図2に
示すように、これら一対のブスバー30を介して、前記
表示パネル20の長手方向に延びる両端縁部23が、そ
れぞれ前側ケース12の長手方向の略全長に渡って固設
されている。
【0054】詳しく言えば、先ずブスバー30が前側ケ
ース12の内側に沿うように配置され、該ブスバー30
上に表示パネル20の端縁部23を重ね合わせた状態
で、前記表示パネル20の端縁部23及びブスバー30
が、所定の箇所ごとに1本のねじ(固着手段)35によ
り前記前側ケース12内側に固設されている。表示パネ
ル20の端縁部23と前側ケース12内側には、それぞ
れブスバー30にある各ねじ孔31に対応する箇所に予
めねじ孔が設けられている。
【0055】図2に示すように、前記前側ケース12の
背面側開口を塞ぐ後側ケース17は、蝶番40を介して
開閉可能に連結されている。図4に示すように、蝶番4
0は、前側ケース12の長手方向の略全長に渡る長さに
形成されており、該蝶番40を介して後側ケース17の
長手方向に延びる端縁部が、前側ケース12の長手方向
の略全長に渡って連結されている。
【0056】図14に示すように、蝶番40は、一対の
そで片41,42を、互いに対向する端縁に沿って形成
した管部に軸ピン43を挿入して組み合わせたものであ
る。前側ケース12にねじ止めするそで片41は、所定
幅で前側ケース12の長手方向の略全長に渡る長さに形
成されており、前記ブスバー30と同様に前側ケース1
2の補強材の役目を果たすことになる。
【0057】一方、後側ケース17の端縁に沿ってねじ
止めするそで片42は、特に後側ケース17を補強する
必要はない関係上、軽量化のためにねじ止めする数ヶ所
だけを舌片状に残して他所は切り欠かれている。なお、
蝶番40は接地端子として用いられている。
【0058】後側ケース17は、前記前側ケース12に
おける背面側開口を覆う大きさに形成された板状体から
なる。かかる後側ケース17は、薄板金属板より任意の
大きさ形状に比較的容易に加工できるものである。図2
に示すように、後側ケース17の揺動端縁の内面側に
は、前記前側ケース12の下縁側に取り付けられた磁石
体45に直接着脱する受け板46が貼り付けられてい
る。
【0059】また、図5に示すように、後側ケース17
の外面側には、ポケットベル50を着脱可能な収納部1
8が設けられている。この収納部18は、後側ケース1
7の外面側よりケース本体11の内側に向かって凹むよ
うに設けられている。また、収納部18には、後側ケー
ス17を閉じている状態で前記ポケットベル50を着脱
できるように、開閉可能な蓋体19が設けられている。
このように、本実施の形態に係る情報表示装置10は、
外部から発信された各種情報を受信可能なポケットベル
50を備えており、このポケットベル50が受信した情
報を、前記表示パネル20に表示するように設定されて
いる。かかる情報表示装置10は、従来通り鉄道車両の
内部に行き先案内板として設置することもできるし、あ
るいは新しい用途として、例えばジュース類の自動販売
機等の内部に設置すること等も考えられる。
【0060】外部にある所定の電源から延ばされた電源
コード60は、ケース本体11の一端側内部に配設され
ている電源部(図示せず)に接続されており、この電源
部は、電線を介して各ブスバー30と接続されている。
ここで所定の電源とは、例えばジュース類の自動販売機
等に設置する場合には、その内部電源をそのまま利用す
るとよい。
【0061】更に、ケース本体11の一端側には外部に
延出するアンテナ51が突設されている。このアンテナ
51は、ポケットベル50に対する情報配信先から提供
される各種情報を受信するためのものである。アンテナ
51は、前記後側ケース17の収納部18に収まるポケ
ットベル50や前記制御基板25側へ信号線等を介して
接続されることになる。
【0062】図15〜図19は、図1〜図14に示した
前記実施の形態に係る情報表示装置10を模式的に表し
たものである。ただし、図15〜図19に示す例では、
4個の表示ユニット20aが組み合わされて表示パネル
20が形成され、同様に4個のケースユニット12aが
組み合わされて前側ケース12が形成されている。ま
た、図16では、表示パネル20の発光ダイオード22
が前側ケース12に貫通していないなど多少の相違はあ
るが、以下、各図を参考に情報表示装置10の作用につ
いて説明する。
【0063】先ず、情報表示装置10を組み立てるに
は、予め必要な大きさに形成された表示パネル20を用
意すると共に、この表示パネル20の全長に対応すべく
複数のケースユニット12aを組み合わせて前側ケース
12を形成する。このように、ケース本体11の主要部
をなす前側ケース12も、統一された汎用部品であるケ
ースユニット12aの組み合わせで形成でき、従来の一
体成型品のように個々の長さに応じた成形型から用意す
る必要もなく、低コストで様々な長さに容易に設計する
ことができる。
【0064】図18に示すように、ケースユニット12
aの全長は、表示ユニット20aの全長に合致させてあ
るため、それぞれの連結時において同数ずつ揃えればよ
く、互いの長さを容易に一致させることができる。ま
た、各ケースユニット12aには、隣り合うケースユニ
ット12a同士を互いに接続するための対を成す係合部
15と被係合部16があるので、各ケースユニット12
a同士を連結する際に容易に位置決めしつつ仮止めする
ことができる。
【0065】次に、表示パネル20の長手方向に延びる
端縁部23を、ブスバー30を介して前側ケース12の
内側における略全長に渡って固設する。すなわち、図1
6、図17に示すように、表示パネル20を、本来的に
必要なブスバー30を支持体として前側ケース12へ固
設するので、従来の取付板のように表示パネル20を別
途支持するような嵩張る部品が不要となる。
【0066】また、ブスバー30と表示パネル20は別
々ではなく、一緒に前側ケース12へ固設することが可
能となるので、取り付けねじ等の部品点数を大幅に削減
することができ、組立作業を簡略化することができる。
しかも、ブスバー30は、前側ケース12の長手方向の
略全長に渡る長さに形成され、前側ケース12の長手方
向の略全長に渡って固設されるから、前側ケース12の
特に長手方向における補強材としての役目も果たすこと
になる。
【0067】それにより、前側ケース12自体の断面形
状(図2参照)と相俟って、ケース本体11の主要部で
ある前側ケース12に十分な強度を持たせることが可能
となる。また、本実施の形態では、ブスバー30が正極
用と負極用とに一対あり、各ブスバー30を介して表示
パネル20の長手方向に延びる両端縁部23が、それぞ
れ前側ケース12の長手方向の略全長に渡って固設され
るので、表示パネル20をより確実に取り付けることが
できると共に、前側ケース12の補強強度をなおさら高
めることができる。
【0068】実際の組み付けに際しては、先ずブスバー
30を前側ケース12の内側の隅に沿うように配置さ
せ、このブスバー30上に表示パネル20の端縁部23
を重ね合わせた状態で、表示パネル20の端縁部23及
びブスバー30を、所定間隔おきに1本のねじ35で前
側ケース12内側に共締めすればよい。かかる組み付け
態様によれば、表示パネル20の端縁部32とブスバー
30とを、前側ケース12の要所ごとに1本のねじ35
だけで一度に固設できるので、ここでも部品点数を削減
できると共に組立作業を簡略化することができる。
【0069】しかも、図2に示すように、ブスバー30
が前側ケース12内側と表示パネル20正面との間に介
在することにより、このブスバー30の厚さ分に相当す
る空間を、表示パネル20正面側にある関連部品の収納
スペースとして確保することができる。一方、前側ケー
ス12の正面部にある透過孔13により、発光ダイオー
ド22の高さと前側ケース12の厚みがオーバーラップ
することにより、情報表示装置10の全体の厚みも抑え
ることができ、省スペース化の要請に応じることができ
る。
【0070】ところで、前記電源コード60が接続され
た電源部(図示せず)より、これと電気的に導通するブ
スバー30に給電されるが、ブスバー30から表示パネ
ル20への電力供給は、図19に示すように、表示パネ
ル20とブスバー30とは座金等を介して互いに導通す
る状態で接触することにより行われる。また、ブスバー
30にある各ねじ孔31のみならず、表示パネル20の
端縁部23にある各ねじ孔25(図18参照)も導電性
を有しており、これらを共締めするねじ35も電極とし
ての役目を果たしている。
【0071】また、前記表示パネル20等を組み付けた
後の前側ケース12には、その背面側開口を覆うように
後側ケース17を取り付ける。後側ケース17は、前側
ケース12の背面側開口を覆う大きさに形成されるが、
薄板金属板より加工されるものであり、任意の大きさ形
状に容易に形成することができる。かかる後側ケース1
7は、前側ケース12の長手方向に延びる端縁部に沿っ
て蝶番40を介して開閉可能に連結する。
【0072】図4に示すように、蝶番40は、前側ケー
ス12の長手方向の略全長に渡る長さに形成されてお
り、該蝶番40を介して後側ケース17の長手方向に延
びる端縁部を、前側ケース12の長手方向の略全長に渡
って連結する。ここで前側ケース12側にねじ止めする
蝶番40のそで片41は、所定の幅を備えており、前記
ブスバー30と同様に、前側ケース12の補強材の役目
を果たすことになる。
【0073】後側ケース17は、蝶番40を回転中心と
して開閉することができるが、もちろん、後側ケース1
7を据付部位側に固設した場合では、蝶番40を回転中
心として前側ケース12側を前方へ持ち上げるようにし
て開くことになる。ここでブスバー30だけで前側ケー
ス12を補強するものと比較すれば、蝶番40によって
も補強する場合は、ブスバー30自体の剛性を減少させ
ることも可能となり、前側ケース12を蝶番40により
開閉する際に、揺動する構成全体(前側ケース12、表
示パネル20、それにブスバー30等)を極力軽量化す
ることができる。
【0074】前側ケース12等を閉じている際には、こ
れらの自重により下方へ垂れて所望の略垂直状態が維持
されるほか、前側ケース12の下縁側に取り付けられた
磁石体45により、相対的に後側ケース17側へ沿うよ
うな状態に吸着される。なお、前側ケース12の両端に
配置されたケースユニット12aのそれぞれの側端部
は、側面カバー12bで覆われることで、後側ケース1
7も合わせてケース本体11における閉空間が形成され
る。
【0075】また、図5に示すように、後側ケース17
の外面側にある収納部18に既存のポケットベル50を
収納することにより、ケース本体11の外部に延びるア
ンテナ51を介して、ポケットベル50が受信する各種
情報を表示パネル20に表示することができる。それに
より、新たな情報報知システムを構築することも可能と
なる。かかる情報表示装置10は、例えば鉄道車両の内
部に各種ニュース案内板として設置することができる。
【0076】あるいは、情報表示装置10の新しい用途
として、例えばジュース類の自動販売機等の内部に設置
することが考えられる。ここで自動販売機に設置するよ
うな場合、例えば海辺では、気象情報や波情報を所定時
間おきに表示するようにする等、設置地域の環境に合わ
せた情報を厳選して表示するようにしても面白い。
【0077】以上、本発明の実施形態を図面によって説
明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
ける変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、
前記実施の形態では、表示ユニット20aを3個とした
が、表示パネル20を構成する表示ユニット20aの個
数は、これに限定されず例えば10個等であってもよ
い。
【0078】また、前記実施の形態では、前記表示パネ
ル20の長手方向に延びる両端縁部23を、前記ブスバ
ー30を介して前側ケース12へ固設したが、例えば、
表示パネルの中央に両側方向に延びる細幅の取付スペー
スを確保し、この取付スペースにおいて、前記ブスバー
30を介して前側ケース12へ固設してもよい。この場
合、表示パネルは中央の取付スペースを間にして、密に
並ぶ発光ダイオード群が上下に2分割されることにな
る。
【0079】また、前記実施の形態では、前記前側ケー
ス12へブスバー30及び表示パネル20を、ねじ35
によって固設する場合について説明したが、固着手段は
ねじ35に限られるものではなく、他に例えば、前側ケ
ース12の内側にねじ溝を切った支柱を突設しておき、
この支柱にブスバー30と表示パネル20を貫通させた
上からナットで固定するように構成してもよい。
【0080】また、一対のブスバー30は正極用と負極
用に設定されているが、例えば、電源用のブスバー30
はどちらか一方だけまとめるようにして、他方を接地端
子として用いてもよい。更にまた、蝶番40を接地端子
としたままで、ブスバー30を1本だけの構成としても
よい。かかる場合は、1本のみのブスバー30がある側
ではなく、ない方の側に前記蝶番40を固設するように
して、前側ケース12における補強のバランスを保つこ
とが必要となる。
【0081】また、前記前側ケース12は、予め分割さ
れた複数のケースユニット12a等を長手方向に組み合
わせて成るが、前側ケース12は所定の大きさのものを
一体成形により形成してもよい。また、ケースユニット
12aの前記係合部15は突片状に形成され、前記被係
合部16は、係合部15が単に面接触により係合するケ
ースユニット12aの内端縁そのものであるが、これら
を互いに所定の強度で嵌合し得る凸部と凹部とにより形
成してもかまわない。
【0082】また、前記ブスバー30や蝶番40は、前
記前側ケース12の長手方向の略全長に渡る長さに形成
されているが、ここで略全長に渡る長さとは、前側ケー
ス12の全長に必ずしも合わせなければならないもので
はなく、各ケースユニット12aの総てに跨り得る長さ
があれば足りるものとする。従って、前側ケース12の
実際の全長に比べて、ある程度短い場合も含まれるもの
とする。
【0083】また、前記ブスバー30や蝶番40は、そ
れぞれ1本として前側ケース12の長手方向の略全長に
渡る長さに形成しないで、複数のブスバーや蝶番をそれ
ぞれ直線上に連ねることで、前側ケース12の長手方向
の略全長に渡るように構成してもよい。かかる場合、各
ブスバー30同士は配線を介して互いに電気的に接続さ
れることになる。
【0084】更にまた、前記情報表示装置10は、既存
のポケットベル50と組み合わせることにより、新たな
情報報知システムを構築する場合を例に説明したが、こ
れに限られるものではなく、従来の鉄道車両用の表示器
等のように、所定の信号線を介して受信した情報を表示
するように構成してもよい。もちろん、設置する場所
も、自動販売機や鉄道車両内に限定されるものではな
い。
【0085】
【発明の効果】本発明に係る情報表示装置によれば、ブ
スバーは前側ケースの長手方向の略全長に渡る長さに形
成されており、ブスバーを介して表示パネルが前側ケー
スの長手方向の略全長に渡って固設されるので、従来の
取付板のように表示パネルを別途支持するような嵩張る
部品が不要となり、またブスバーと表示パネルは別々で
はなく、一緒に前側ケースへ固設することが可能となる
ので、取り付けねじ等の部品点数を大幅に削減すること
ができ、組立作業を簡略化することができる。
【0086】しかも、ブスバーは表示パネルの単なる支
持体となるばかりでなく、前側ケースの長手方向の略全
長に渡って固設されることで、この前側ケースの特に長
手方向における補強材としての役目を果たすから、ケー
ス本体の主要部となる前側ケースに十分な強度を持たせ
ることが可能となる。
【0087】また、後側ケースは、前側ケースの長手方
向に延びる端縁部に沿って蝶番を介して開閉可能に連結
するようにして、この蝶番を、前側ケースの長手方向の
略全長に渡る長さに形成し、該蝶番を介して後側ケース
を、前側ケースの長手方向の略全長に渡って連結すれ
ば、蝶番自体も前側ケースの特に長手方向における補強
材としての役目を果たすことになり、前記ブスバーと相
俟って前側ケースに十分な強度を持たせることが可能と
なる。
【0088】更にまた、前側ケースは、その長手方向に
連なるように予め分割してあるケースユニットを、表示
パネルの全長に応じて、複数が長手方向に連なるように
組み合わされて形成されるようにすれば、表示ユニット
を複数組み合わせる表示パネルと同様に、統一された部
品の組み合わせにより、所望の長さのものを容易に形成
することができる。すなわち、一体成型品のように個々
の長さに応じた成形型から用意する必要もなく、低コス
トで様々な長さに容易に設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置を示
す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置を示
す右側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置を示
す平面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の前
側ケースを示す正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の前
側ケースを示す平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の前
側ケースを示す右側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の前
側ケースを構成するケースユニットを示す正面図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
前側ケースを構成するケースユニットを示す平面図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
前側ケースを構成するケースユニットを示す右側面図で
ある。
【図12】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
ブスバーを示す正面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
ブスバーを示す右側面図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
蝶番を示す正面図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置を
模式的に示す正面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
各構成部品を模式的に分解して示す左側面図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
各構成部品を模式的に分解して示す正面図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る情報表示装置の
要部を模式的に拡大して示す説明図である。
【図20】従来から使用されている情報表示装置の側方
における部分断面図である。
【図21】従来から使用されている情報表示装置の内部
を背面から見た様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10…情報表示装置 11…ケース本体 12…前側ケース 12a…ケースユニット 13…透過孔 14…ルーバ 15…係合部 16…被係合部 17…後側ケース 18…収納部 19…蓋体 20…表示パネル 20a…表示ユニット 21…回路基板 22…発光ダイオード 23…端縁部 25…制御基板 30…ブスバー 31…ねじ孔 35…ねじ 40…蝶番 45…磁石体 46…受け板 50…ポケットベル 51…アンテナ 60…電源コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 伸二 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 5C094 AA43 AA44 AA45 BA25 CA19 DA02 5F041 AA42 DC07 DC23 FF06 5G435 AA17 BB04 CC09 EE08 KK02 KK05 KK10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電源から電力の供給を受けて発光可
    能であり、その発光態様により各種情報を表示するため
    の情報表示装置において、 発光素子を平面状に配設してなる表示ユニットと、該表
    示ユニットを収納するケース本体と、前記電源から前記
    表示ユニットに電力を供給するための導通路となるブス
    バーとを備え、 前記表示ユニットは、設計上必要な長さに応じて複数が
    連なり平面状に配置されて表示パネルを形成し、 前記ケース本体は、前記表示パネルの発光面となる正面
    側に対向する前側ケースと、該前側ケースに対して開閉
    可能に連結され、前記表示パネルの裏面側に対向する後
    側ケースとからなり、 前記ブスバーは、前記前側ケースの長手方向の略全長に
    渡る長さに形成され、該ブスバーを介して前記表示パネ
    ルを、前記前側ケースの長手方向の略全長に渡って固設
    したことを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】前記ブスバーは一対あり、各ブスバーを介
    して前記表示パネルを、それぞれ前記前側ケースの長手
    方向の略全長に渡って固設したことを特徴とする請求項
    1記載の情報表示装置。
  3. 【請求項3】前記ブスバーを前記前側ケース内側に沿う
    ように配置し、該ブスバー上に前記表示パネルを重ね合
    わせた状態で、前記表示パネル及びブスバーを、所定の
    箇所ごとに1つの固着手段により前記前側ケース内側に
    固設することを特徴とする請求項1または2記載の情報
    表示装置。
  4. 【請求項4】前記後側ケースは、前記前側ケースの長手
    方向に延びる端縁部に沿って蝶番を介して開閉可能に連
    結され、 前記蝶番は、前記前側ケースの長手方向の略全長に渡る
    長さに形成され、該蝶番を介して前記後側ケースを、前
    記前側ケースの長手方向の略全長に渡って連結したこと
    を特徴とする請求項1,2または3記載の情報表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記前側ケースは、その長手方向に連なる
    ように予め分割してあるケースユニットを、前記表示パ
    ネルの全長に応じて、複数が長手方向に連なるように組
    み合わされて形成されることを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の情報表示装置。
  6. 【請求項6】前記ケースユニットの全長を、前記表示ユ
    ニットの全長に合致させたことを特徴とする請求項5記
    載の情報表示装置。
  7. 【請求項7】前記ケースユニットは、隣り合うケースユ
    ニット同士を互いに接続するための対を成す係合部と被
    係合部を少なくとも一組備えることを特徴とする請求項
    5または6記載の情報表示装置。
  8. 【請求項8】前記前側ケースは、その両端に配置された
    前記ケースユニットのそれぞれの側端部を覆う一対の側
    面カバーを、該ケースユニットに組み合わせてなること
    を特徴とする請求項5,6または7記載の情報表示装
    置。
  9. 【請求項9】外部から発信された各種情報を受信可能な
    ポケットベル(登録商標)を備え、 前記ポケットベルが受信した情報を前記表示パネルに表
    示するように設定したことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6,7または8記載の情報表示装置。
  10. 【請求項10】前記後側ケースに、該後側ケースを閉じ
    ている状態で前記ポケットベルを着脱可能な収納部を設
    けたことを特徴とする請求項9記載の情報表示装置。
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