JP2002241850A - ロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法 - Google Patents

ロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング形成を防止し、なおかつ従来よりも短
時間で亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離して、酸化鉄の固
体還元を行い生産性を高くすることが可能なロータリー
キルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を提供す
る。 【解決手段】 亜鉛含有酸化鉄をロータリーキルン12
の炉内24で加熱し、亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離
し、更に酸化鉄を還元して鉄含有物25を得るロータリ
ーキルン12を用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法にお
いて、亜鉛含有酸化鉄と、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化
物及び酸化鉄を還元する炭材とを主体とする混合物原料
11を作製し、混合物原料11を炉内雰囲気の温度が1
100℃以上であるロータリーキルン12の炉内24に
装入し、炭材により亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物を還
元し、更に蒸発させ、還元炉に装入可能な鉄含有物25
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体還元法による
ロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリーキルンによる亜鉛含有
酸化鉄の脱亜鉛には、1000℃以下の還元性の雰囲気
で行う固体還元法が適用されている。しかし、この固体
還元法を亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛に適用した場合、ロー
タリーキルンの炉内壁へのリング(ロータリーキルンの
炉内壁に付着しリング状に成長したFeO−Al23
−SiO2 の溶融付着物)の形成は避けられず、そのた
め、ロータリーキルンの炉内壁にリングが形成されるま
で一定期間操業を行った後、ロータリーキルンの炉内壁
に形成されたリングの除去作業を行っていた。この除去
方法としては、操業を停止して炉を冷却し、ブレーカー
等を使用して、形成されたリングを人手によって除去す
る方法や、クリーニング操業と称する高温でのリング溶
解作業を行う方法がとられていた。このため、ロータリ
ーキルンを連続的に使用できなくなり、大幅に生産能力
が低下するという問題や、また炉内を高温にすること
で、ロータリーキルンの炉内壁、即ち耐火物が溶損する
という問題が生じていた。そこで、リング形成を伴わな
い亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法として、近年開発され数
ヶ所で稼動しているロータリーハースファーネス法が適
用されている。このロータリーハースファーネス法は、
亜鉛含有酸化鉄と炭材とを混合した後、この混合物原料
をブリケットやペレットにする事前処理を行い、回転炉
床で亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物を固体還元して、亜
鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離するという方法である。し
かし、このロータリーハースファーネス法は、熱供給が
輻射であることや、層の厚みで生産量が決まること、ま
た固体とガスとの間の反応を利用するため還元速度が遅
く生産性が低いこと、更には温度管理が難しく、急激な
加熱ではブリケットやペレットが爆裂を起こしたり、高
温では回転炉床に対してブリケットやペレットが溶着現
象を起こし易い等の問題があった。そこで、亜鉛含有酸
化鉄をロータリーキルンの炉内に装入した後、ロータリ
ーキルンの炉内壁にリングが生成しないように亜鉛含有
酸化鉄を十分に加熱(昇熱)し、リングの形成を防止す
る固体還元法が考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た固体還元法では、ロータリーキルンの炉内に亜鉛含有
酸化鉄を装入したときから、還元性ガスを用いて炉内雰
囲気を還元性としているため、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛
酸化物及び酸化鉄の還元反応に伴う吸熱反応が生じ、亜
鉛含有酸化鉄を十分に加熱できなかった。このように、
900〜1100℃の温度領域をゆっくり通過するため
に、フェアライト(2FeO・SiO)が生成される。
この結果、ロータリーキルンの炉内壁に付着し、更にこ
の付着したフェアライトが核となり、炉内壁にリング状
の付着物を形成していた。本発明はかかる事情に鑑みて
なされたもので、リング形成を防止し、なおかつ従来よ
りも短時間で亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離して、酸化
鉄の固体還元を行い生産性を高くすることが可能なロー
タリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱
亜鉛方法は、亜鉛含有酸化鉄をロータリーキルンの炉内
で加熱し、亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離し、更に酸化
鉄を還元して鉄含有物を得るロータリーキルンを用いた
亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法において、亜鉛含有酸化鉄
と、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物及び酸化鉄を還元す
る炭材とを主体とする混合物原料を作製し、混合物原料
を炉内雰囲気の温度が1100℃以上であるロータリー
キルンの炉内に装入し、炭材により亜鉛含有酸化鉄中の
亜鉛酸化物を還元し、更に蒸発させ、還元炉に装入可能
な鉄含有物を得る。このように、炉内雰囲気の温度11
00℃以上のロータリーキルンの炉内に混合物原料を直
接投入し、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛を除去し、酸化鉄を
還元して還元炉に装入可能な鉄含有物を製造すること
で、ロータリーキルンの炉内壁へのリング形成の原因と
なるフェアライトの生成を防止することが可能となる。
前記目的に沿う第2の発明に係るロータリーキルンを用
いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法は、第1の発明に係る
ロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法
において、混合物原料中の炭材の量は、亜鉛含有酸化鉄
中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還元に必要な理論量の2倍
以上とし、混合物原料の温度が1100℃以上となるま
で、混合物原料を酸素ガスを用いて直接加熱することに
より、ロータリーキルンの炉内壁へのリングの形成を防
止する。これにより、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物の
還元を十分に行うことが可能となる。また、亜鉛含有酸
化鉄を急速に、しかも十分に加熱することができるた
め、ロータリーキルンの炉内壁へのリングの形成の原因
となるフェアライトの生成を、更に確実に防止すること
ができる。
【0005】前記目的に沿う第3の発明に係るロータリ
ーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法は、第2
の発明に係るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄
の脱亜鉛方法において、混合物原料に混合する炭材は1
mm以下の細粒、1mmを超え5mm以下の中粒、5m
mを超え8mm以下の粗粒を主体とし、ロータリーキル
ンの炉内での混合物原料の転動性を確保し、及びロータ
リーキルンの炉内壁へのリングの形成を防止するため、
粗粒が炭材中に5重量%以上含まれている。このように
構成することで、炭材は亜鉛含有酸化鉄の表面に接触し
易くなるだけでなく、炭材の粗粒が混合物原料の撹拌を
行う役目を有し、更に、例えばロータリーキルンの炉内
壁に部分的に生成したフェアライトに衝突し、炉内壁に
付着したフェアライトを除去して、炉内壁へのリングの
形成を防止する役目を有することが可能となる。前記目
的に沿う第4の発明に係るロータリーキルンを用いた亜
鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法は、第2、第3の発明に係る
ロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法
において、混合物原料の温度が1100℃に達した後
は、酸素ガスが混合物原料に直接接触することを避け、
ロータリーキルンの炉内に天然ガス及び/又はコークス
の還元剤を供給し、ロータリーキルンの炉内の還元雰囲
気を強くすると共に、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物及
び酸化鉄の還元を促進させる。ここで、還元剤として、
コークス以外の還元剤を使用することも可能である。こ
れにより、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物の還元を更に
十分に行うことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱
亜鉛方法を適用したロータリーキルン方式の脱亜鉛固体
還元設備の説明図、図2は同ロータリーキルンを用いた
亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用した他のロータリー
キルン方式の脱亜鉛固体還元設備の説明図、図3は本発
明の実施例に係るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸
化鉄の脱亜鉛方法を適用した鉄含有物製造時の材料バラ
ンスの説明図である。
【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜
鉛方法を適用した脱亜鉛固体還元設備(脱亜鉛設備)1
0は、亜鉛含有酸化物の一例である製鉄所発生ダスト、
炭材の一例であるコークスを主体とする混合物原料11
が連続的に投入され還元反応が進行する内面が耐火物で
内張りされたロータリーキルン12と、製鉄所発生ダス
トを貯蔵する定量排出機能を備えたホッパー13と、コ
ークスを貯蔵する定量排出機能を備えたホッパー14
と、各ホッパー13、14からそれぞれ連絡管15、1
6を経由して供給される所定量の製鉄所発生ダストとコ
ークスを混合して混合物原料11を調整する混合物調整
装置17と、調整された混合物原料11をロータリーキ
ルン12に輸送する輸送管18と、ロータリーキルン1
2の入口19側に設けられた加熱装置の一例である重油
・酸素バーナー20と、コークス燃焼用の酸素を供給す
るためにロータリーキルン12の入口19側に設けられ
た酸素供給ランス22とを有している。なお、ロータリ
ーキルン12の出口21側には、混合物原料11を加熱
処理したときに発生し、炉外に排出される排ガス中の未
燃分を再燃焼させるための二次燃焼室23が設けられて
いる。以下、詳しく説明する。
【0008】混合物原料11中の製鉄所発生ダストが加
熱され、コークスによる還元が進行するロータリーキル
ン12は、混合物調整装置17から輸送管18を経由し
て混合物原料11が直接投入されるロータリーキルン1
2の入口19側から出口21側に向けて下方に傾斜して
おり、図示しない回転装置により一定の回転速度、例え
ば毎分0.1〜0.5回転で回転する。これにより、ロ
ータリーキルン12に直接装入(投入)された混合物原
料11は、ロータリーキルン12の回転に伴い転動しな
がら入口19側から出口21側に徐々に進行する。その
際、ロータリーキルン12の入口19側に設けられた重
油・酸素バーナー20によって混合物原料11は加熱さ
れ、更にロータリーキルン12の入口19側に設けられ
た酸素供給ランス22から供給された酸素ガスにより混
合物原料11中の一部のコークスが燃焼する。このとき
発生した燃焼熱や、ロータリーキルン12の内張り用耐
火物の輻射熱も加わり、混合物原料11中の製鉄所発生
ダストは急速に加熱され還元される。
【0009】続いて、本発明の一実施の形態に係るロー
タリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を、
前記した脱亜鉛固体還元設備10を用いて説明する。本
発明の一実施の形態に係るロータリーキルンを用いた亜
鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法は、製鉄所発生ダストをロー
タリーキルン12の炉内24で加熱し、製鉄所発生ダス
トから亜鉛を分離し、更に酸化鉄を還元して鉄含有物2
5を得る方法であり、製鉄所発生ダストと、製鉄所発生
ダスト中の亜鉛酸化物(例えば、ZnO等)及び酸化鉄
(例えば、FeO、Fe23 等)を還元するコークス
とを主体とする混合物原料11を製造し、混合物原料1
1を炉内雰囲気の温度が1100℃以上であるロータリ
ーキルン12の炉内24に装入し、コークスにより製鉄
所発生ダスト中の亜鉛酸化物を還元し、更に蒸発させ、
還元炉の一例である高炉に装入可能な鉄含有物25を得
る方法である。なお、混合物原料11中のコークスの量
は、製鉄所発生ダスト中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還元
に必要な理論量の2倍以上とし、混合物原料11の温度
が1100℃以上となるまで、混合物原料11を酸素ガ
スを用いて直接加熱することにより、ロータリーキルン
12の炉内壁26へのリングの形成を防止する。以下、
詳しく説明する。
【0010】まず、重油・酸素バーナー20を用いて、
ロータリーキルン12の炉内雰囲気の温度が1100℃
以上となるまで予め加熱しておき、製鉄所発生ダスト貯
蔵用のホッパー13、コークス貯蔵用のホッパー14か
ら連絡管15、16をそれぞれ経由して、製鉄所発生ダ
ストとコークスを所定量ずつ混合物調整装置17に搬送
する。混合物調整装置17に搬送された製鉄所発生ダス
トとコークスは、混合物調整装置17で混合され混合物
原料11となり、混合物調整装置17を用いて、この混
合物原料11をロータリーキルン12の入口19側から
炉内24に装入する。混合物原料11をロータリーキル
ン12の炉内24に装入した後は、混合物原料11がロ
ータリーキルン12の炉内壁26の耐火物に付着してリ
ングを形成しないように、混合物原料11を重油・酸素
バーナー20で加熱すると共に、酸素供給ランス22か
ら供給する酸素ガスで混合物原料11中のコークスの一
部を燃焼させ、混合物原料11の温度が1100℃以上
となるように急速に加熱する。
【0011】ここで、製鉄所発生ダストとは、製銑、製
鋼過程で排ガスから捕集された亜鉛を含有する酸化鉄ダ
ストである。また、コークスは、1mm以下の細粒、1
mmを超え5mm以下の中粒、5mmを超え8mm以下
の粗粒を主体としたものであり、このコークスには、ロ
ータリーキルン12の炉内24での混合物原料11の転
動性を確保し、更にロータリーキルン12の炉内壁26
へのリング形成を防止するため、粗粒がコークス中に5
重量%以上含まれている。なお、コークス中に含まれる
粗粒の割合の上限については特に限定していないが、ロ
ータリーキルン12の炉内24での混合物原料11の転
動性を確保し、ロータリーキルン12の炉内壁26への
リング形成を防止することが可能であれば、混合物原料
11の状態(例えば、水分の有無、大きさ等)に応じ
て、粗粒がコークス中に例えば5重量%以上90重量%
以下、更には5重量%以上80重量%以下と限定するこ
とも可能である。
【0012】また、混合物原料11中のコークスの量
は、製鉄所発生ダスト中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還元
に必要な理論量の2倍以上とした。しかし、より確実に
還元反応を促進させるため、コークスの量を製鉄所発生
ダスト中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還元に必要な理論量
の2.2倍以上、更には2.5倍以上とすることが好ま
しい。一方、コークスの量の上限については特に限定し
ていないが、例えばロータリーキルン12の炉内24で
の混合物原料11の転動性確保、鉄含有物の生産量、コ
ークスの使用量による経済性等を考慮に入れ、コークス
の量を製鉄所発生ダスト中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還
元に必要な理論量の例えば5倍以下、更には4倍以下と
することが好ましい。
【0013】そして、ロータリーキルン12の炉内雰囲
気の温度を1100℃以上としたのは、炉内雰囲気の温
度が1100℃未満の場合、混合物原料11中の亜鉛の
蒸発速度、及び酸化鉄の還元速度が緩やかとなり、製鉄
所発生ダストの処理時間が延長されることや、ロータリ
ーキルン12の炉内壁26にフェアライトが生成し易く
なること等に起因する。一方、ロータリーキルン12の
炉内雰囲気の温度の上限については特に限定していない
が、1200℃以下とすることが好ましい。これは、1
200℃を超えると脱亜鉛固体還元設備10にかかる負
荷の点から経済的でないことに起因する。従って、ロー
タリーキルン12の炉内雰囲気の温度を1100〜12
00℃とすることが好ましいが、ロータリーキルン12
の炉内壁26にフェアライトを生成させることなく、製
鉄所発生ダストの処理時間を短縮し、しかも経済性を考
慮して、1120〜1200℃、更には1130〜12
00℃とすることが好ましい。
【0014】更に、混合物原料11を1100℃以上に
加熱する加熱速度(昇熱速度)は、リング形成の原因と
なるフェアライトを生成させないため、少なくとも80
℃/分以上にすることが好ましい。一方、混合物原料1
1の加熱速度の上限は特に限定する必要はないが、混合
物原料11の熱伝導率、加熱する混合物原料11の量等
を考慮に入れれば、現実的には200℃/分以下程度と
なる。なお、リング形成の原因となるフェアライトを生
成させないため、混合物原料11を1100℃以上に加
熱する加熱速度を少なくとも80℃/分以上としたが、
より好ましくは100℃/分以上、更には120℃/分
以上とすることが好ましい。
【0015】上記した条件で、ロータリーキルン12の
炉内24に装入された混合物原料11を加熱する。この
とき、ロータリーキルン12には、入口19側から出口
21側へ傾斜がついているので、ロータリーキルン12
の回転により、炉内24に装入された混合物原料11
は、入口19側から出口21側への移動中にコークスの
燃焼、重油・酸素バーナー20による加熱、及びロータ
リーキルン12の炉内壁26である耐火物からの輻射に
よって加熱され、製鉄所発生ダストの一部において還元
が始まる。なお、還元された亜鉛は、ロータリーキルン
12の炉内24が1100℃以上となっているため蒸発
し、例えば混合物原料11に付着した水分等と共に、排
ガスとして二次燃焼室23に送られる。
【0016】なお、混合物原料11の温度が1100℃
に達した後は、酸素ガスが混合物原料11に直接接触す
ることを避け、ロータリーキルン12の炉内24に天然
ガス及び/又はコークスの還元剤を供給し、ロータリー
キルン12の炉内24の還元雰囲気を強くすると共に、
製鉄所発生ダスト中の亜鉛酸化物及び酸化鉄の還元を促
進させる。これにより、混合物原料11中の製鉄所発生
ダストの脱亜鉛が進行すると同時に、製鉄所発生ダスト
中の一部の酸化鉄も還元されるため、ロータリーキルン
12の出口21側付近では、1100℃以上の温度を有
する鉄含有物25と未反応のコークス27との混合物2
8が得られる。この鉄含有物25と未反応のコークス2
7は、ロータリーキルン12の出口21から排出された
後、二次燃焼室23の下側を通って回収され、更に鉄含
有物25は、ロータリーキルン12の下流側に配置され
る高炉に装入される。上記したように、ロータリーキル
ンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用すること
で、容易に鉄含有物を製造でき、安定した操業を行うこ
とが可能となる。
【0017】次に、本発明の一実施の形態に係るロータ
リーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用
した脱亜鉛固体還元設備29について説明する。なお、
脱亜鉛固体還元設備10と同一の部材には同一の番号を
付し、説明を省略する。図2に示すように、この脱亜鉛
固体還元設備29は、重油・酸素バーナー20をロータ
リーキルンの出口21側に設置したものである。また、
ロータリーキルン12の入口19側には、混合物原料1
1を加熱処理したときに発生し、炉外に排出される排ガ
ス中の未燃分を再燃焼させるための二次燃焼室30が設
けられている。従って、混合物原料11を加熱処理する
ことで得られた鉄含有物25と未反応のコークス27
は、ロータリーキルン12の出口21側に形成された排
出管31を通って排出され回収される。上記のように構
成することで、混合物原料11の流れと、重油・酸素バ
ーナー20による熱の流れが対向するため、より効率良
く製鉄所発生ダストから鉄含有物を作製することが可能
となる。
【0018】
【実施例】本発明に係るロータリーキルンを用いた亜鉛
含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用し、試験を行った結果に
ついて説明する。前記した脱亜鉛固体還元設備10を使
用して、表1に記載される組成を有する製鉄所発生ダス
ト1000kgとコークス222kgとを混合物調整装
置17を用いて混合物原料11とした後、炉内雰囲気の
温度が1100℃以上に加熱されたロータリーキルン1
2の炉内24に、混合物原料11を輸送管18を介して
直接投入し、鉄含有物25を作製した。なお、コークス
の量は、製鉄所発生ダスト中の亜鉛酸化物と鉄酸化物を
還元するために必要な理論量の2.5倍である。作製し
た鉄含有物の成分を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】図3に示すように、製鉄所発生ダストをロ
ータリーキルン12を用いて処理することで、製鉄所発
生ダスト中に含まれていた64kgの亜鉛が1.5kg
まで減少し、作製した鉄含有物25に含まれる亜鉛の割
合は0.2重量%となった。ここで、排ガスとして炉外
に排出された亜鉛(Zn)の量は62.5kgで、2次
集塵で回収した酸化亜鉛(ZnO)の量は77.8kg
であった。また、製鉄所発生ダスト中に含まれていた酸
化鉄(FeO:376kg、Fe23 :309kg)
も、ロータリーキルン12を用いて処理することで、2
0.5kg(FeO)まで減少させ、作製した鉄含有物
25に含まれる割合は3.0重量%となった。ここで、
回収できた金属鉄(Me−Fe)は484.1kgで、
鉄含有物25の71.4%を占めていた。なお、このと
き、ロータリーキルン12の炉内壁26へのリングの形
成は認められなかった。このように、ロータリーキルン
を用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用すること
で、製鉄所発生ダスト中の亜鉛を容易に除去でき、製鉄
所発生ダスト中の酸化鉄も還元でき、更にロータリーキ
ルン12の炉内壁26へのリングの形成も防止すること
が可能となった。
【0022】以上、本発明を、実施の形態を参照して説
明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載
の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の
形態や変形例も含むものである。例えば、前記実施の形
態においては、混合物原料の加熱を重油・酸素バーナー
と酸素ガスを用いて行った場合について示したが、重油
バーナー、酸素バーナー及び酸素ガスにより混合物原料
の加熱を行い、更に、還元反応の促進及び伝熱効率の向
上のため、加熱方式として電気エネルギーによるアーク
加熱を採用することも可能である。また、前記実施の形
態においては、炭材としてコークスを使用した場合につ
いて示したが、他の炭材、例えば廃プラスチック等の炭
素含有物を使用することも可能である。
【0023】そして、前記実施の形態においては、ロー
タリーキルンの炉内壁へのリングの形成を防止する造滓
剤を、混合物原料中に添加しない場合について示した。
しかし、製鉄所発生ダスト中のSiO2 成分が高い場合
(例えば、10〜20重量%程度)には、ロータリーキ
ルンの炉内壁にリングが形成し易くなる可能性があるの
で、混合物原料中に、CaOや、MgOレンガ屑等の造
滓剤を入れることも可能である。この場合、脱亜鉛固体
還元設備に、造滓剤を貯蔵する定量排出機能を備えたホ
ッパーを設置し、このホッパーと混合物調整装置との間
に連絡管を配設することが好ましい。これにより、ロー
タリーキルンの炉内壁にリングを形成しない程度の造滓
剤を、容易に混合物原料中に添加することが可能とな
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1〜4記載のロータリーキルンを
用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法においては、炉内雰
囲気の温度1100℃以上のロータリーキルンの炉内に
混合物原料を直接投入し、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛を除
去し、酸化鉄を還元して還元炉に装入可能な鉄含有物を
製造することで、ロータリーキルンの炉内壁へのリング
形成の原因となるフェアライトの生成を防止することが
可能となる。このため、従来使用されてきたロータリー
キルンを使用して、亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離し、
鉄含有物を製造することが可能となるため、生産性が高
く経済性が良好となる。また、ロータリーキルンの炉内
壁へのリングの形成を防止することが可能となるため、
リングの除去作業等を行う必要がなくなり、作業性が良
好で、しかも鉄含有物の生産性も向上させることが可能
となる。従って、処理する亜鉛含有酸化鉄の種類の制約
が少なく、鉄が低品位の亜鉛含有酸化鉄の使用も可能
で、しかも事前処理もほとんど必要ないロータリーキル
ンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を提供すること
が可能となる。なお、亜鉛含有酸化鉄の含水量が多い場
合でも、亜鉛含有酸化鉄のロータリーキルンへの供給速
度を低下させるか、又は炭材の混合量を多くし酸素ガス
で混合物原料を加熱することにより操業可能となる。特
に、請求項2記載のロータリーキルンを用いた亜鉛含有
酸化鉄の脱亜鉛方法においては、亜鉛含有酸化鉄中の亜
鉛酸化物の還元を十分に行うことが可能となるので、従
来の方法より短時間に亜鉛を含まない鉄含有物を容易に
製造することが可能となる。また、亜鉛含有酸化鉄を急
速に、しかも十分に加熱することができるため、ロータ
リーキルンの炉内壁へのリングの形成の原因となるフェ
アライトの生成を、更に確実に防止することができる。
従って、リングの除去作業等を行う必要が更になくなる
ので、作業性が良好となり、しかも鉄含有物の生産性も
向上させることが可能となる。
【0025】請求項3記載のロータリーキルンを用いた
亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法においては、炭材は亜鉛含
有酸化鉄の表面に接触し易くなるだけでなく、炭材の粗
粒が混合物原料の撹拌を行う役目を有し、更に、例えば
ロータリーキルンの炉内壁に部分的に生成したフェアラ
イトに衝突し、炉内壁に付着したフェアライトを除去し
て、炉内壁へのリングの形成を防止する役目を有するこ
とが可能となる。従って、作業性が良好なロータリーキ
ルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を提供するこ
とが可能となる。請求項4記載のロータリーキルンを用
いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法においては、亜鉛含有
酸化鉄中の亜鉛酸化物の還元を更に十分に行うことが可
能となる。従って、亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物を確
実に還元でき、しかも亜鉛含有酸化鉄中から亜鉛を確実
に除去できるため、容易に鉄含有物を作製することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るロータリーキルン
を用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用したロータ
リーキルン方式の脱亜鉛固体還元設備の説明図である。
【図2】本発明の同ロータリーキルンを用いた亜鉛含有
酸化鉄の脱亜鉛方法を適用した他のロータリーキルン方
式の脱亜鉛固体還元設備の説明図である。
【図3】本発明の実施例に係るロータリーキルンを用い
た亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法を適用した鉄含有物製造
時の材料バランスの説明図である。
【符号の説明】
10:脱亜鉛固体還元設備、11:混合物原料、12:
ロータリーキルン、13:ホッパー、14:ホッパー、
15:連絡管、16:連絡管、17:混合物調整装置、
18:輸送管、19:入口、20:重油・酸素バーナ
ー、21:出口、22:酸素供給ランス、23:二次燃
焼室、24:炉内、25:鉄含有物、26:炉内壁、2
7:コークス、28:混合物、29:脱亜鉛固体還元設
備、30:二次燃焼室、31:排出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22B 19/30 C22B 19/30 (72)発明者 佐藤 三郎 福岡県北九州市八幡東区大谷1丁目3番1 号 株式会社アステック入江内 (72)発明者 梶岡 博幸 福岡県北九州市八幡東区大谷1丁目3番1 号 株式会社アステック入江内 Fターム(参考) 4K001 AA10 AA30 BA14 GA07 HA01 HA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛含有酸化鉄をロータリーキルンの炉
    内で加熱し、該亜鉛含有酸化鉄から亜鉛を分離し、更に
    酸化鉄を還元して鉄含有物を得るロータリーキルンを用
    いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法において、前記亜鉛含
    有酸化鉄と、該亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物及び酸化
    鉄を還元する炭材とを主体とする混合物原料を作製し、
    該混合物原料を炉内雰囲気の温度が1100℃以上であ
    る前記ロータリーキルンの炉内に装入し、前記炭材によ
    り前記亜鉛含有酸化鉄中の亜鉛酸化物を還元し、更に蒸
    発させ、還元炉に装入可能な前記鉄含有物を得ることを
    特徴とするロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の
    脱亜鉛方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロータリーキルンを用い
    た亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法において、前記混合物原
    料中の前記炭材の量は、前記亜鉛含有酸化鉄中の前記亜
    鉛酸化物及び前記酸化鉄の還元に必要な理論量の2倍以
    上とし、前記混合物原料の温度が1100℃以上となる
    まで、該混合物原料を酸素ガスを用いて直接加熱するこ
    とにより、前記ロータリーキルンの炉内壁へのリングの
    形成を防止することを特徴とするロータリーキルンを用
    いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のロータリーキルンを用い
    た亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法において、前記混合物原
    料に混合する前記炭材は1mm以下の細粒、1mmを超
    え5mm以下の中粒、5mmを超え8mm以下の粗粒を
    主体とし、前記ロータリーキルンの炉内での前記混合物
    原料の転動性を確保し、及び前記ロータリーキルンの前
    記炉内壁へのリングの形成を防止するため、前記粗粒が
    前記炭材中に5重量%以上含まれていることを特徴とす
    るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のロータリーキルン
    を用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方法において、前記混
    合物原料の温度が1100℃に達した後は、前記酸素ガ
    スが該混合物原料に直接接触することを避け、前記ロー
    タリーキルンの炉内に天然ガス及び/又はコークスの還
    元剤を供給し、該ロータリーキルンの炉内の還元雰囲気
    を強くすると共に、前記亜鉛含有酸化鉄中の前記亜鉛酸
    化物及び前記酸化鉄の還元を促進させることを特徴とす
    るロータリーキルンを用いた亜鉛含有酸化鉄の脱亜鉛方
    法。
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