JP2002239465A - 穀粒の密閉式風力選別機構 - Google Patents
穀粒の密閉式風力選別機構Info
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- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
吹上られた落下する二番口』に分離していたのを、『精
粒搬送コンベア』と『籾殻コンベア』の2口のみに分離
すべく構成した穀粒の密閉式風力選別機構を提供する。 【解決手段】 脱桴装置Dの下方に構成した穀粒落下通
路に風選空間Aとし、該風選空間Aの下端に選別ファン
Fから選別風を送風し、落下してくる脱桴穀粒を風選す
る構成において、前記風選空間Aの下方には、精粒搬送
コンベア1のみを配置し、更に選別ファンFを中央に配
置して風選空間Aと逆の側に、籾殻を受ける籾殻コンベ
ア2を配置し、脱桴装置Dから落下する混合粒を、精粒
と籾殻の2種類に選別する二口選別とした。
Description
おいて、脱桴後の精粒と籾殻を分離する、穀粒と籾殻の
密閉式に構成した風力選別機構に関するものである。
は、従来から公知とされた技術である。例えば、特公昭
38−21188号公報や、特公昭52−50187号
公報に記載の技術の如くである。また、図21におい
て、該従来技術の詳細を開示した図面を提示している。
籾ホッパー23と、脱桴ロール20・21により構成し
た脱桴装置Dの下方に配置した穀粒の密閉式風力選別機
構において、風選空間A 'の下方には、従来技術におい
て、精粒が落下する一番口24と、軽量の粃等が吹上ら
れた落下する二番口25の、2口が配置されていたので
ある。そして、送風空間Bと選別ファンFを隔てた左右
逆の側の位置に、籾殻が吹き飛ばされて落下する三番口
26が配置されていたのである。
する課題は、上記の従来技術においては、選別後の分離
形態として、『精粒が落下する一番口24』と、『軽量
の粃等が吹上られた落下する二番口25』と、『籾殻が
吹き飛ばされて落下する三番口26』の3口に分離され
るべく構成されているのである。このような分離方法
は、『軽量の粃等が吹上られた落下する二番口25』に
出てくる軽量米等を、家畜や家禽の餌として重要視して
いた時代の分離形態であり、近年においては、『軽量の
粃等が吹上られた落下する二番口25』の必要性が低下
してきたのである。
4』『軽量の粃等が吹上られた落下する二番口25』の
両方を設ける為には、両者の間での分離を可能とする選
別風の流れに構成する必要があり、結果として、選別風
を強くすることが出来ないので、選別容量が低下し、こ
れが原因で脱桴装置Dの脱桴処理容量も小さくなり、短
時間に大容量の脱桴・選別処理が出来ないという不具合
があったのである。本発明においては、従来から『精粒
が落下する一番口』と『軽量の粃等が吹上られた落下す
る二番口』に分離していたのを、『精粒搬送コンベア』
と、『籾殻コンベア』の2口のみに分離すべく構成した
穀粒の密閉式風力選別機構を提供するものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、脱桴装置Dの
下方に構成した穀粒落下通路に風選空間Aとし、該風選
空間Aの下端に選別ファンFから選別風を送風し、落下
してくる脱桴穀粒を風選する構成において、前記風選空
間Aの下方には、精粒搬送コンベア1のみを配置し、更
に選別ファンFを中央に配置して風選空間Aと逆の側
に、籾殻を受ける籾殻コンベア2を配置し、脱桴装置D
から落下する混合粒を、精粒と籾殻の2種類に選別する
二口選別としたものである。
の密閉式風力選別機構において、風選空間Aと送風空間
Bとを隣接して配置し、該搬出部Bの内部に選別ファン
Fを配置して、選別ファンFが起風した選別風を送風空
間Bを介して、風選空間Aの下方に供給すべく構成し、
該風選空間Aと送風空間Bとの間の遮蔽板3を垂直に構
成し、該垂直な遮蔽板3に沿って、前記風選空間Aを配
置して上下に一直線的な風選空間Aとし、該風選空間A
の下端に精粒搬送コンベア1を配置し、該精粒搬送コン
ベア1の下方を選別風が通過して、風選空間Aに向かっ
て吹き上げるように構成したものである。
の密閉式風力選別機構において、風選空間Aに供給する
選別風の風速・風量を調整する選別風シャッター板6
を、選別ファンFの吐出風を籾殻選別風風路Gに戻す通
路部分に設けたものである。
の密閉式風力選別機構において、風選空間Aに配置され
て、脱桴混合米が落下衝突する選別風ガイド板を、断面
視において、三角形状に構成したものである。
の密閉式風力選別機構において、選別ファンFを左右の
ファンF1・F2により構成し、送風空間Bの下部にお
いて、選別ファンFからの選別風を当てる選別風向調整
板5を配置したものである。
の密閉式風力選別機構において、選別ファンFの吹き出
し側において、選別風量を調節する選別風シャッター板
6を設けて、該選別ファンFからの選別風を、籾殻コン
ベア2の側に逃がすべく構成したものである。
る。図1は、本発明の穀粒の密閉式風力選別機構に脱桴
装置Dを付設した状態の全体正面図、図2は、本発明の
穀粒の密閉式風力選別機構に脱桴装置Dを付設した状態
の全体左側面図、図3は、本発明の穀粒の密閉式風力選
別機構に脱桴装置Dを付設した状態の全体右側面図、図
4は、穀粒の密閉式風力選別機構の部分の正面拡大図、
図5は、穀粒の密閉式風力選別機構の部分の右側面断面
図、図6は、穀粒の密閉式風力選別機構の選別風通路を
示す断面図、図7は、密閉式風力選別機構のみの平面
図、図8は、密閉式風力選別機構のみの正面図、図9
は、密閉式風力選別機構のみの底面図、図10は、密閉
式風力選別機構のみの右側面図、図11は、密閉式風力
選別機構のみの左側面図、図12は、密閉式風力選別機
構のみの後面図、図13は、選別ファンFと送風空間B
と選別風シャッター板6の部分と逆流遮蔽板45の部分
の側面断面図、図14は、同じく選別ファンFと送風空
間Bと選別風シャッター板6と逆流遮蔽板45の部分の
斜視図、図15は、選別風シャッター板6を開いた状態
の斜視図、図16は、選別風シャッター板6を閉じた状
態の斜視図、図17は、密閉式風力選別機構において、
風量・風速の測定点を図示した図、図18は、図15の
測定点における風速のデータを示す図、図19は、本発
明の穀粒の密閉式風力選別機構を組み込んだ穀物脱桴選
別プラントのブロック図、図20は、従来の穀粒の密閉
式風力選別機構を組み込んだ穀物脱桴選別プラントのブ
ロック図、図21は、従来の穀粒の密閉式風力選別機構
を示す正面断面図である。
選別プラントにおける密閉式風力選別機構の役割と、本
発明の穀物脱桴選別プラントにおける密閉式風力選別機
構の役割を説明する。図20において、従来の穀物脱桴
選別プラントのフローチャートを説明する。従来は、ま
ず乾燥原料籾投入エレベータ19の下部のホッパー部分
に乾燥原料籾が投入され、粗選機流量調整タンク28に
乾燥原料籾が投入される。該粗選機流量調整タンク28
が充填されて溢れる場合には、切換シャッター50にお
いて原料籾の流路を切り換えて、再度乾燥原料籾投入エ
レベータ19の下部のホッパーに戻すべく構成してい
る。
18に、乾燥原料籾が投入される。該粗選機18におい
て、藁屑や小石等の異物や夾雑物を分離して、異物投入
部12に異物や夾雑物は投入される。異物や夾雑物を取
り除いた乾燥原料籾は、風選機エレベータ17に投入さ
れて揚穀され、風選機流量調整タンク29に投入され
る。該風選機流量調整タンク29から密閉式風力選別機
構K 'のホッパー23に投入される。従来の密閉式風力
選別機構K 'は、図21に示す如く、『精粒が落下する
一番口24』と、『軽量の粃等が吹上られた落下する二
番口25』と、『籾殻が吹き飛ばされて落下する三番口
26』の3口の出口を具備していたのである。
た精粒は、次の穀粒選別機エレベータ15に投入され
て、穀粒選別機14に供給される。該穀粒選別機14に
おいて、精粒と、混合米と、未脱桴の籾とに分離され
て、精粒は次工程エレベータ13に供給されて、貯留タ
ンクや、製品袋詰め工程等の次工程へ送られる。籾と精
粒との混合米は、再度、穀粒選別機エレベータ15のホ
ッパーに投入されて、穀粒選別機14に還流されて選別
される。籾のみが分離された部分は、密閉式風力選別機
構Kよりも前の風選機エレベータ17に還流されて、脱
桴装置Dの部分に再度還流されて籾摺りされるように構
成されている。穀粒選別機14において、十分に選別さ
れずに、小米や粃等との混合米となっている部分は、再
度穀粒選別機エレベータ15のホッパーに供給されて、
穀粒選別機14に再投入される。
'において、軽量の粃等が吹上られた落下する二番口2
5から出た軽量米や粃等は、そのまま粃・小米貯留部1
0に投入されるか、また再度、風選機還流エレベータ1
6により、密閉式風力選別機構K 'に戻されるかを、切
換シャッター機構により切換操作される。また、籾殻が
吹き飛ばされて落下する三番口26からでた籾殻は、籾
殻シャッター11の部分で、排出風が、密閉式風力選別
機構K 'の内部に侵入しないように、密閉式風力選別機
構K 'の中の選別ファンFからの選別風が、籾殻と共に
外部に排出されないように、風シャッターを介して、籾
殻のみが、排出風ファン27からの風に乗せられて、穀
物脱桴選別プラントの外部に排出される。
K 'からの出口が、『精粒が落下する一番口24』と
『軽量の粃等が吹上られた落下する二番口25』と『籾
殻が吹き飛ばされて落下する三番口26』の3口があ
り、『粃や小米』の部分が選別分離されていたので、こ
の密閉式風力選別機構Kによる分離を確実にする為に、
選別風の風量を弱くする必要があって、風選空間Aの部
分での選別性能が低くなり、選別処理容量が低下する原
因となっていたのである。しかし、近年は、密閉式風力
選別機構における選別において、粃や小米に分離する必
要が低くなったのである。本発明においては、図19に
おいて図示する如く、密閉式風力選別機構Kからの出口
を、『精粒が落下する精粒搬送コンベア1』と『籾殻が
吹き飛ばされて落下する籾殻コンベア2』の二口とした
ものである。このように、密閉式風力選別機構Kにおけ
る分離状態を、3種類の分離から、2種類の分離へと変
更する為に、種々の改良点を、密閉式風力選別機構K '
に施す必要があったのである。
からの出口が、『精粒が落下する精粒搬送コンベア1』
と『籾殻が吹き飛ばされて落下する籾殻コンベア2』の
2口に構成されることとなったので、図19において図
示する如く、図20において存在した粃・小米貯留部1
0を無くすことができ、また風選機還流エレベータ16
を無くすことが出来たものである。最も大きな効果は、
密閉式風力選別機構Kの処理能力を飛躍的に大能力に構
成することが可能となったのものである。図21におい
ては、図20において図示した従来の密閉式風力選別機
構K 'の機構が図示されている。従来は、『精粒が落下
する一番口24』と『軽量の粃等が吹上られた落下する
二番口25』と『籾殻が吹き飛ばされて落下する三番口
26』の、3口への分離を行うべく構成していたのであ
る。
粒が落下する一番口24』の為の風選路と一番口風量調
節シャッター51が、また、『軽量の粃等が吹上られた
落下する二番口25』と二番口風量調節シャッター52
が、配置されていたのである。即ち、風選空間A 'の部
分において、『精粒が落下する一番口24』の為の風量
調整を、一番口風量調節シャッター51で行い、また
『軽量の粃等が吹上られた落下する二番口25』の為の
風量を二番口風量調節シャッター52に行う必要があっ
たのである。故に、選別ファンFの部分や、送風空間B
の部分には、風量調整シャッターは設けられていないの
である。そして、前記の如く、従来は、一番口風量調節
シャッター51と二番口風量調節シャッター52を別々
に、開閉量をオペレータが調整する必要があったので、
熟練したオペレータで無ければ、『精粒が落下する一番
口24』と『軽量の粃等が吹上られた落下する二番口2
5』へ選別具合を最良の状態に調整することが困難であ
ったのである。
如く、風選空間Aの部分の下方には、『精粒が落下する
精粒搬送コンベア1』のみが配置されており、『精粒』
と『『軽量の粃や小米』への分離を行わないので、該風
選空間Aの部分に、従来技術における一番口風量調節シ
ャッター51や二番口風量調節シャッター52のような
ものを配置する必要が無くなったのである。その代わ
り、『精粒が落下する精粒搬送コンベア1』と『籾殻が
吹き飛ばされて落下する籾殻コンベア2』との間の、分
離具合のみを調整する為の、選別風シャッター板6が、
送風空間Bの上方の選別ファンFの部分に配置されてお
り、該選別風シャッター板6により、不要とされて排出
される選別風は、送風空間Bから籾殻選別風風路Gに開
放されるように構成しているのである。
式風力選別機構Kの全体構成を説明する。本発明の密閉
式風力選別機構Kは、下部の密閉ケースRと、その上に
配置した脱桴装置Dと、脱桴装置Dの上に載置したホッ
パー23等により構成されている。また籾殻コンベア2
が外部に突出した部分は籾殻シャッター11が配置され
ている。該下部の密閉ケースRの内部に本発明の要部で
ある風選空間Aや、送風空間Bや、選別ファンF等が収
納配置されている。下部の密閉ケースRの上で、脱桴装
置Dの近傍に、該脱桴装置Dを駆動する為の脱桴装置駆
動モータM1が配置されている。図4と図5において
は、具体的な下部の密閉ケースRの部分の構成が図示さ
れている。該図面に示す如く、選別ファンFと精粒搬送
コンベア1と籾殻コンベア2を駆動する為の、風選駆動
モータM2が別に下部の密閉ケースRの内部の位置に配
置されている。
ァンFの部分における断面図を図示しており、選別ファ
ンFが左右のファンF1・F2により構成されている機
構が図示されている。図7・図8・図9・図10・図1
1・図12は、下部の密閉式風力選別機構Kを構成する
下部の密閉ケースRの部分の外形が、正確な六面図とし
て図示されている。『精粒が落下する精粒搬送コンベア
1』と『籾殻が吹き飛ばされて落下する籾殻コンベア
2』との、側面視の位置関係も、正確な高さにおいて図
示している。前記下部の密閉ケースRの裏側の位置に
は、風選駆動モータM2から、精粒搬送コンベア1と籾
殻コンベア2と選別ファンFを駆動する為のVベルトを
収納するベルトカバー55が付設された機構が図示され
ている。
は、下部の密閉ケースRの内部に配置した選別ファンF
の構成が開示されている。該選別ファンFは、下部の密
閉ケースRの前後の幅が広いので、1台のファンのみで
は足りず、左右のファンF1・F2により構成してい
る。該選別ファンFは、唐箕ファンにより構成して、唐
箕羽根37は、羽根支持体46が6本の支杆を具備した
6枚ものを用いている。これにより、風量を増加してい
るのである。本発明の穀粒の密閉式風力選別機構におけ
る選別ファンFの部分の特徴は、該選別ファンFを構成
する左右のファンF1・F2のファンケース4と4の間
と両側に、選別風吸引口56・56・56を3ヵ所に設
け、該選別風吸引口56の下側には、籾殻選別風風路G
へ選別風が戻らないように遮蔽する逆流遮蔽板54・5
4・54を3枚配置している。
のファンF1・F2の側方の位置には、選別風シャッタ
ー板6・6・6の3枚を配置して連結され、3枚が一体
的に回動調整可能に構成されている。また、選別風を構
成するファンケース4・4の上方の間隙を防いで、送風
空間Bから籾殻選別風風路Gへの戻り風の通過を防ぐ為
に、選別風戻り防止板35を立設している。前記選別風
シャッター板6を上下に回動することにより、左右のフ
ァンF1・F2から下方へ吹き出される選別風が、送風
空間Bから籾殻選別風風路Gに戻る量を調整して、風選
空間Aへの風量の調整を行うのである。従来の如く、図
21におけるように、一旦風選空間A 'の方向に選別風
を供給してから、一番口風量調節シャッター51と二番
口風量調節シャッター52の部分で、選別風を分離して
調整するという方式ではなくて、選別ファンFから風選
空間Aへ送る選別風の量を、選別風シャッター板6によ
り調整可能としたものである。
ァンF1・F2の間に開口した、3口の選別風吸引口5
6の部分は、籾殻選別風風路Gの方向に開口しており,
該選別風吸引口56から吸引した籾殻選別風風路G内の
空気を、左右のファンF1・F2に側方から取り込ん
で、左右のファンF1・F2の下方の排出口58・58
から、下方に向けて選別風を吐出するのである。そし
て、該左右のファンF1・F2から吐出される選別風を
一旦衝突させて、前後の幅において、平均した選別風と
する為の、選別風向調整板5が左右のファンF1・F2
の下方で底板よりも上方位置で、上部が風選空間A側へ
傾斜して設けられている。
Bの部分の全体的な構成について説明する。下部の密閉
ケースRの上に載置された脱桴装置Dの内部には、左右
の脱桴ロール20・21が図21において図示する如く
配置されており、該脱桴ロール20・21において、籾
を脱桴して、籾殻と穀粒が落下してくる。該脱桴後の穀
粒と籾殻は、衝突板30に衝突して、次に交互に配置さ
れた左側の3枚の流穀板38・40・42と、右側の2
枚の流穀板39・41の間をジグザグ状に落下してく
る。左側の流穀板42の下方に風選空間Aが構成されて
いる。該風選空間Aには、穀粒落下通路の左側に、上か
ら順に、水平方向に配置された水平状風路遮蔽板34
と、直角三角形状に構成して精粒搬送コンベア1側へ落
下するように配置した左側三角流穀兼風路遮蔽板10
と、精粒搬送コンベア1へ導く最終流穀板32の上方で
外方向へ流れるように構成した外方向流穀板31と、最
終流穀板32が配置されている。また、風選空間Aの穀
粒落下通路の右側には、上から順に、三角形状に構成し
て精粒搬送コンベア1側へ流れるようにした右側上部三
角流穀兼風路遮蔽板8と、右側下部三角流穀兼風路遮蔽
板7と前記最終流穀板32と略平行で精粒搬送コンベア
1側へ流れるようにした内方向流穀板43が配置されて
いる。該内方向流穀板43は垂直遮蔽板3に上端を固定
されている。
風されて、送風空間Bの選別風向調整板5に衝突した後
の選別風は、精粒搬送コンベア1を構成するコンベア樋
1aの下方と下部の密閉ケースRの底板との間の風路を
通過して、最終流穀板32の下側の通路を経由し、風選
空間Aに入ってくる。そして、風選空間Aの部分の最終
流穀板32の上側には、風向き調整板33が配置されて
いる。該風向き調整板33と、前記した水平状風路遮蔽
板34により、選別風を、外方向流穀板31の方向と左
側三角流穀兼風路遮蔽板10の方向とに分岐させるので
ある。更に、水平状風路遮蔽板34と下部の密閉ケース
Rの側壁との間の、選別風通路44を、通過して、左側
三角流穀兼風路遮蔽板10と流穀板42との間に流れる
選別風も存在する。
側三角流穀兼風路遮蔽板10の間の選別風通路と、左側
三角流穀兼風路遮蔽板10と外方向流穀板31の間の選
別風通路の2方向に分けられて、選別風が流れる。穀粒
落下通路の右側では、該2方向の選別風が、流穀板42
と右側上部三角流穀兼風路遮蔽板8の間の選別風通路
と、右側上部三角流穀兼風路遮蔽板8と右側下部三角流
穀兼風路遮蔽板7の間の選別風通路と、右側下部三角流
穀兼風路遮蔽板7と内方向流穀板43の間の選別風通路
の3風路に分岐される。これらの通路内を流れる選別風
により、籾殻は上方へ吹き飛ばされて、籾殻選別風風路
Gに至るのである。
度選別風の選別風吸引口56に吸引されて選別風とし
て、送風空間Bから風選空間Aへと還流させられるので
ある。。本発明においては、穀粒の密閉式風力選別機構
において、風選空間Aと送風空間Bとを隣接して配置
し、該搬出部Bの内部に選別ファンFを配置して、選別
ファンFが起風した選別風を送風空間Bを介して、風選
空間Aの下方に供給すべく構成し、該風選空間Aと送風
空間Bとの間の遮蔽板3を垂直に構成し、該垂直な遮蔽
板3に沿って、前記風選空間Aを配置して上下に一直線
的な風選空間Aとし、該風選空間Aの下端に精粒搬送コ
ンベア1を配置し、該精粒搬送コンベア1の下方を選別
風が通過して、風選空間Aに向かって吹き上げるように
構成している。このように、選別風が真下から吹き上げ
る構成とすることにより、籾殻と精粒との分離を、最も
効率良く、正確に行うことが出来るのである。
る風速と、風量を図示している。各部の風速の、下部の
密閉ケースRの手前側から奥側に掛けての、選別風の測
定値は、図18に図示されている。前述の如く、選別フ
ァンFの下方で、送風空間Bの内部に選別風向調整板5
を配置したことにより、下部の密閉ケースRの手前から
奥に掛けて、略均一な選別風が送られているのである。
本発明においては、流穀板42の下側の正面図に向かっ
て左側に、水平状風路遮蔽板34と、左側三角流穀兼風
路遮蔽板10と、外方向流穀板31と最終流穀板32を
配置し、また向かって右側に右側上部三角流穀兼風路遮
蔽板8と右側下部三角流穀兼風路遮蔽板7と内方向流穀
板43を配置し、左側の二つの選別風通路と、右側の三
つの選別風通路を設けて、選別風を分散しながら、各選
別風通路を通過する選別風の風量は、次の如く異なる
が、風速は、それぞれ、測定点(7)(8)(9)(10)(14)(15)
において、4〜7m/sの速度に一定させたことによ
り、何段に渡って、脱桴粒の選別が行われるので、籾殻
と精粒の選別を確実に行うことが可能となったのであ
る。
るが、風速は図18に示す如く、大きな相違部分が発生
しないように構成しているのである。また、本発明にお
いては、該風選空間Aの内部に配置した流穀板42や、
左側三角流穀兼風路遮蔽板10や水平状風路遮蔽板34
や右側上部三角流穀兼風路遮蔽板8や右側下部三角流穀
兼風路遮蔽板7や内方向流穀板43や最終流穀板32な
どをすべて、ステンレス材等の耐摩耗材により構成して
いる。これにより、穀粒に含まれた珪素によるこれらの
板の摩耗を少なくしたものである。
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、脱桴
装置Dの下方に構成した穀粒落下通路に風選空間Aと
し、該風選空間Aの下端に選別ファンFから選別風を送
風し、落下してくる脱桴穀粒を風選する構成において、
前記風選空間Aの下方には、精粒搬送コンベア1のみを
配置し、更に選別ファンFを中央に配置して風選空間A
と逆の側に、籾殻を受ける籾殻コンベア2を配置し、脱
桴装置Dから落下する混合粒を、精粒と籾殻の2種類に
選別する二口選別としたので、従来の如く、『精粒が落
下する一番口』と『『軽量の粃等が吹上られた落下する
二番口』と『籾殻が吹き飛ばされて落下する三番口』の
如く、3口に分離する場合に比較して、大風量で大風速
の選別風により、強力に選別することが出来るので、選
別能力を飛躍的に増大させることが出来たものである。
とを隣接して配置し、該搬出部Bの内部に選別ファンF
を配置して、選別ファンFが起風した選別風を送風空間
Bを介して、風選空間Aの下方に供給すべく構成し、該
風選空間Aと送風空間Bとの間の遮蔽板3を垂直に構成
し、該垂直な遮蔽板3に沿って、前記風選空間Aを配置
して上下に一直線的な風選空間Aとし、該風選空間Aの
下端に精粒搬送コンベア1を配置し、該精粒搬送コンベ
ア1の下方を選別風が通過して、風選空間Aに向かって
吹き上げるように構成したので、垂直に吹き上げる選別
風により、穀粒落下通路を落下してくる穀粒と籾殻を選
別することが出来、選別精度を向上させて、選別能力を
向上させることが出来たものである。
別風の風速・風量を調整する選別風シャッター板6を、
選別ファンFの吐出風を籾殻選別風風路Gに戻す通路部
分に設けたので、従来の如く、一番口風量調節シャッタ
ー51と二番口風量調節シャッター52の如く、風選空
間A 'に入る選別風の割合を変更するのではなくて、送
風空間Bから風選空間Aに至る風の量を一義的に調整す
るととなるので、風量調節が正確にできることから、習
熟したオペレータでなくても、調整が容易に行えるよう
になったものである。これによっても、選別精度の向上
を図ることが出来たのである。
て、脱桴混合米が落下衝突する選別風ガイド板を、断面
視において、三角形状に構成したので、該選別風ガイド
板と流穀板とを三角形の2面で兼用することが出来るの
である。故に、該左側三角流穀兼風路遮蔽板10や右側
上部三角流穀兼風路遮蔽板8や右側下部三角流穀兼風路
遮蔽板7によって、機体の強度を増す補強板の役目と、
流穀板の役目と、選別風ガイド板の役目の三つを兼用す
ることが出来たものである。
ァンF1・F2により構成し、送風空間Bの下部におい
て、選別ファンFからの選別風を当てる選別風向調整板
5を配置したので、左右のファンF1・F2による発生
した選別風を、下部の密閉ケースRの幅一杯に拡散し
て、均一した選別風とすることが可能となったのであ
る。これによっても、選別精度の向上と、選別能力の向
上を図ることが出来たものである。
側において、選別風量を調節する選別風シャッター板6
を設けて、該選別ファンFからの選別風を、籾殻コンベ
ア2の側に逃がすべく構成したので、従来のように、送
風空間Bの内部で、風向を調節することにより、選別風
の風力を調節するのではなくて、送風空間Bから籾殻選
別風風路Gに逃げる風量を調節することにより、選別風
の風量を調節することが出来るので、選別性能の向上を
図ることが出来たものである。
Dを付設した状態の全体正面図。
Dを付設した状態の全体左側面図。
Dを付設した状態の全体右側面図。
図。
図。
断面図。
ー板6の部分と逆流遮蔽板45の部分の側面断面図。
ャッター板6と逆流遮蔽板45の部分の斜視図。
図。
図。
測定点を図示した図。
図。
んだ穀物脱桴選別プラントのブロック図。
だ穀物脱桴選別プラントのブロック図。
断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 脱桴装置Dの下方に構成した穀粒落下通
路に風選空間Aとし、該風選空間Aの下端に選別ファン
Fから選別風を送風し、落下してくる脱桴穀粒を風選す
る構成において、前記風選空間Aの下方には、精粒搬送
コンベア1のみを配置し、更に選別ファンFを中央に配
置して風選空間Aと逆の側に、籾殻を受ける籾殻コンベ
ア2を配置し、脱桴装置Dから落下する混合粒を、精粒
と籾殻の2種類に選別する二口選別としたことを特徴と
する穀粒の密閉式風力選別機構。 - 【請求項2】 請求項1記載の穀粒の密閉式風力選別機
構において、風選空間Aと送風空間Bとを隣接して配置
し、該搬出部Bの内部に選別ファンFを配置して、選別
ファンFが起風した選別風を送風空間Bを介して、風選
空間Aの下方に供給すべく構成し、該風選空間Aと送風
空間Bとの間の遮蔽板3を垂直に構成し、該垂直な遮蔽
板3に沿って、前記風選空間Aを配置して上下に一直線
的な風選空間Aとし、該風選空間Aの下端に精粒搬送コ
ンベア1を配置し、該精粒搬送コンベア1の下方を選別
風が通過して、風選空間Aに向かって吹き上げるように
構成したことを特徴とする穀粒の密閉式風力選別機構。 - 【請求項3】 請求項1記載の穀粒の密閉式風力選別機
構において、風選空間Aに供給する選別風の風速・風量
を調整する選別風シャッター板6を、選別ファンFの吐
出風を籾殻選別風風路Gに戻す通路部分に設けたことを
特徴とする穀粒の密閉式風力選別機構。 - 【請求項4】 請求項1記載の穀粒の密閉式風力選別機
構において、風選空間Aに配置されて、脱桴混合米が落
下衝突する選別風ガイド板を、断面視において、三角形
状に構成したことを特徴とする穀粒の密閉式風力選別機
構。 - 【請求項5】 請求項2記載の穀粒の密閉式風力選別機
構において、選別ファンFを左右のファンF1・F2に
より構成し、送風空間Bの下部において、選別ファンF
からの選別風を当てる選別風向調整板5を配置したこと
を特徴とする穀粒の密閉式風力選別機構。 - 【請求項6】 請求項2記載の穀粒の密閉式風力選別機
構において、選別ファンFの吹き出し側において、選別
風量を調節する選別風シャッター板6を設けて、該選別
ファンFからの選別風を、籾殻コンベア2の側に逃がす
べく構成したことを特徴とする穀粒の密閉式風力選別機
構。
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