JP2002221643A - 光コネクタ及び光コネクタの実装取付部の構造 - Google Patents

光コネクタ及び光コネクタの実装取付部の構造

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JP2002221643A
JP2002221643A JP2001018322A JP2001018322A JP2002221643A JP 2002221643 A JP2002221643 A JP 2002221643A JP 2001018322 A JP2001018322 A JP 2001018322A JP 2001018322 A JP2001018322 A JP 2001018322A JP 2002221643 A JP2002221643 A JP 2002221643A
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mounting
optical connector
mounting board
shield case
contact fixing
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JP2001018322A
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English (en)
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Yuuji Nakura
裕二 那倉
Jun Imazu
準 今津
Kazuhiro Asada
一宏 浅田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作信頼性に優れた光コネクタを提供するこ
とにある。 【解決手段】 導電性材料により形成されたシールドケ
ース10に光素子が収容保持され、これがコネクタハウ
ジング部材20に組込まれる。シールドケース10の両
側部に一対の面接触固定部17が形成され、各面接触固
定部17の接触固定面Fを実装基板Q上に形成されたア
ース用の配線パターンP1に面接触させた状態で、各面
接触固定部17が実装基板Qにネジ止固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OA,FAや車
載機器等の光通信分野で用いられる光コネクタ及び光コ
ネクタの実装取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光素子を内蔵した状態で実装基
板上に実装固定されるタイプの光コネクタでは、ノイズ
対策のため光素子を金属製のシールドケースに収納し、
これを樹脂製のハウジング内に収納する構成が採用され
ている。
【0003】従来、かかる光コネクタでは、シールドケ
ースに、実装基板に形成されたスルーホールへ挿通可能
な太さのリードピンが垂設され、このリードピンが前記
スルーホールに挿通されて当該実装基板に形成されたア
ース用の配線パターンにはんだ付けされる構成となって
いる。また、シールドケース内に収容された光素子より
垂設される各リードピンも、適宜実装基板に形成された
スルーホールに挿通されて所定の配線パターンにはんだ
付けされる構成となっている。
【0004】一方、シールドケースを収納したハウジン
グ自体は、ネジ止等により実装基板に取付固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
コネクタでは、シールドケース及び光素子はそれらに垂
設された細いリードピンを実装基板に形成された配線パ
ターンにはんだ付けすることにより当該実装基板に取付
固定されているため、例えば、振動でハウジング内のシ
ールドケースががたつくと、シールドケースや光素子の
リードピンに応力集中が生じて破損してしまう恐れがあ
る。そして、光素子側のリードピンが破損してしまう
と、光素子の動作不能状態を招き、また、シールドケー
ス側のリードピンが破損してしまうと、シールドケース
が接地されない状態となり光素子の耐ノイズ性の悪化を
招いてしまうので、光コネクタの動作信頼性が低くなる
という問題を生じる。
【0006】そこで、この発明の課題は、動作信頼性に
優れた光コネクタ及び光コネクタの実装取付部の構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の光コネクタは、コネクタハウジング部材
内に、導電性材料により形成され光素子の素子本体部を
収容可能なシールドケースが組込まれて、実装基板上に
実装固定される光コネクタであって、前記シールドケー
スは、前記コネクタハウジング部材が前記実装基板に取
付固定された状態で、その実装基板の実装面側に面接触
可能な接触固定面を有すると共に、その接触固定面を前
記実装面側に面接触させた状態で、前記実装基板に固定
可能に形成されたものである。
【0008】なお、請求項2記載のように、前記シール
ドケースに、前記コネクタハウジング部材が前記実装基
板に取付固定された状態でその実装面に沿って延出する
面接触固定部が形成され、その面接触固定部の底面が前
記接触固定面とされていてもよい。
【0009】また、請求項3記載のように、前記面接触
固定部は、前記実装基板にネジ止固定又は接着剤を介し
て固定又ははんだ付け固定可能に形成されていてもよ
い。
【0010】また、請求項4記載の光コネクタの実装取
付部の構造は、コネクタハウジング部材内に、導電性材
料により形成され光素子の素子本体部を収容したシール
ドケースを組込んだ光コネクタと、前記光コネクタが実
装固定された実装基板と、を備え、前記シールドケース
が、前記コネクタハウジング部材が前記実装基板に取付
固定された状態でその実装基板の実装面側に面接触可能
な接触固定面を有すると共に、その接触固定面を前記実
装面側に面接触させた状態で前記実装基板に固定された
ものである。
【0011】さらに、請求項5記載のように、前記シー
ルドケースは、前記接触固定面を前記実装面側に接着剤
により接着することにより前記実装基板に固定されてい
てもよく、また、請求項6記載のように、前記実装基板
の実装面のうち少なくとも前記接触固定面が面接触する
部分を含む領域にアース用の配線パターンが形成され、
前記接触固定面を当該アース用の配線パターンに面接触
させた状態で前記コネクタハウジング部材が前記実装基
板にはんだ付け固定又はネジ止固定されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
る光コネクタ及び光コネクタの実装取付部の構造につい
て説明する。
【0013】この光コネクタは、図1及び図2に示すよ
うに、コネクタハウジング部材20内にシールドケース
10が組込まれて実装基板Q上に実装固定されるもので
あって、前記シールドケース10が、コネクタハウジン
グ部材20が実装基板Q上に実装固定された状態でその
実装基板Qの実装面(図1及び図2の上面)に面接触可
能な接触固定面Fを有すると共に、その接触固定面Fを
前記実装面側に面接触させた状態で実装基板Qに固定可
能に形成されたものである。
【0014】なお、本実施の形態における光コネクタ
は、一対の光素子1を内蔵した2極タイプのものとして
説明するが、単一の光素子1(発光素子又は受光素子)
を内蔵した1極又は3つ以上の光素子1を内蔵した3極
以上タイプのものについても同様に適用可能である。
【0015】上記シールドケース10は、導電性材料、
例えば、黄銅,燐青銅,ステンレス,洋白(洋銀)等の
金属材料により形成されるもので、一対の光素子1の素
子本体部1aを収容可能に形成される。
【0016】具体的には、シールドケース10は、図1
〜図3に示すように、光素子1の素子本体部1aを収容
可能なケース本体部11を備える。また、本実施の形態
では、当該ケース本体部11の後部に放熱部15が一体
形成される。
【0017】前記ケース本体部11内には、その幅方向
に沿って一対の素子収容凹部12が形成され、その各素
子収容凹部12はケース本体部11の底部側に開口して
いる。そして、その底部側の各開口よりそれぞれ素子本
体部1aを挿入すると(図3参照)、当該素子本体部1
aの全体がケース本体部11により覆われた状態でその
内部に収容保持されるようになる(図2参照)。このよ
うに素子本体部1aの全体をケース本体部11に覆った
態で、後述するようにシールドケース10を実装基板Q
のアース用の配線パターンP1に電気的に接続して接地
すると、光素子1の電磁的なシールドが行われるように
なる。
【0018】また、ケース本体部11の前面側には窓部
11aが形成されており、素子本体部1aの前面側に設
けられた受光面或は発光面がその窓部11aを通じて外
部に面する構成となっている。
【0019】さらに、上述のように各素子本体部1aを
各素子収容凹部12内に収容した状態で当該各素子本体
部1aより下方に向けて伸びるリード部1bがケース本
体部11の底部側開口より下方に向けて延出している。
そして、後述するようにこれらリード部1bが実装基板
Qに形成された所定の配線パターンP2にはんだ付け可
能な構成となっている(図2参照)。
【0020】また、放熱部15は、コネクタハウジング
部材20の外部に露出して光素子1で生じた熱を外部に
発散させるための構成要素であり、具体的には、放熱部
15は、外方に向けて突出する複数の放熱用突起部15
aを有し、コネクタハウジング部材20のケース収容凹
部25の後側に形成された放熱部収容開口部26(後述
する)を通じてコネクタハウジング部材20の外部に露
出する構成とされる。
【0021】前記放熱用突起部15aは、コネクタハウ
ジング部材20の外方に露出する部分の表面積を大きく
して放熱効果を高める機能を有している。放熱効果の高
い例としては、図1及び図3に示すように、放熱用突起
部15aをフィン形状にしてこれを複数並列状態に突出
形成したものや、放熱用突起部15aを柱状に形成して
これを複数林立状に突出形成したものを挙げることがで
きる。
【0022】また、シールドケース10には、コネクタ
ハウジング部材20が実装基板Qに取付固定された状態
でその実装面に沿って延出する面接触固定部17が形成
され、その面接触固定部17の底面が接触固定面Fとさ
れる。
【0023】具体的には、上記ケース本体部11及び放
熱部15の両側面の下部に、外方に延出するようにして
一対の面接触固定部17が形成される。各面接触固定部
17は、略方形板状に形成され、それぞれの底面Fは、
ケース本体部11及び放熱部15の底面と面一状態とさ
れた接触固定面Fとされる。各接触固定面Fは、後述す
るようにシールドケース10をコネクタハウジング部材
20に組込んだ状態で、コネクタハウジング部材20の
底面と面一状態又は当該底面よりも所定の若干量だけ下
方の位置に配設され、コネクタハウジング部材20を実
装基板Q上に取付固定すると、当該各接触固定面Fが実
装基板Qの実装面側に面接触する構成となっている。
【0024】また、各面接触固定部17には、ネジ止固
定用のネジSを挿通可能なネジ挿通孔17hが形成さ
れ、そして、上述のように各接触固定面Fを実装面側に
面接触させた状態で、各面接触固定部17を実装基板Q
上にネジ止固定すると(詳細は後述する)、各接触固定
面Fが実装基板Qの実装面に形成されたアース用の配線
パターンP1に面接触すると共にその面接触を通じて各
面接触固定部17が配線パターンP1に電気的に接続さ
れた状態に固定保持されることになる。
【0025】コネクタハウジング部材20は、樹脂成型
品であり、幅方向に扁平な略角筒状の部材に形成され
る。このコネクタハウジング部材20の内部においてそ
の幅方向中央部が仕切壁部22により仕切られ、その仕
切壁部22により仕切られる一対の筒状内部空間の軸方
向略中央部にそれぞれ筒状のフェルール案内部23が形
成されると共に(図2参照)、その各フェルール案内部
23の後側に位置して上記シールドケース10を収容保
持可能なケース収容凹部25が形成される。
【0026】ケース収容凹部25は、コネクタハウジン
グ部材20を基準にその背面側及び底面側に開口してお
り、シールドケース10のケース本体部11を、放熱部
収容開口部26を通ってケース収容凹部25内に挿入す
ると、シールドケース10に収容された各光素子1の受
光面又は発光面が各窓部11aを通じて前記各フェルー
ル案内部23内に臨む姿勢で、当該シールドケース10
のケース本体部11がケース収容凹部25内に収容され
ることなる。
【0027】なお、このようにケース収容凹部25内に
シールドケース10を収容保持した状態で、本光コネク
タに図示省略の相手側の光コネクタが接続されると、当
該相手側の光コネクタのフェルールが、フェルール案内
部23内に内嵌めされてその奥側に案内される。これに
より、フェルールに収容保持された光ファイバの端面が
フェルール案内部23の奥側に位置する光素子1の発光
面又は受光面に対向配置され、光ファイバと光素子1と
の光学的な結合がなされる構成となっている。
【0028】また、上述のようにシールドケース10が
収容された状態で、シールドケース10の底部、特に、
その底部側の開口周縁部は、コネクタハウジング部材2
0の底面と面一状態又は当該底面より所定の若干量だけ
突出した状態となっており、コネクタハウジング部材2
0の底面を実装基板Qの実装面上に沿わせるようにして
当該コネクタハウジング部材20を実装基板Q上に配設
すると、シールドケース10の底部、特に、その底部側
の開口縁部が実装基板Qの実装面側に接触可能な状態と
なる。これにより、シールドケース10と実装基板Q間
を通った外来ノイズの侵入が防止されるようになる。
【0029】さらに、コネクタハウジング部材20に
は、その内部にシールドケース10が組込まれた状態で
上記各面接触固定部17と重なり合う位置に、即ち、コ
ネクタハウジング部材20の両側部の後側下部に外方に
張出すようにして一対のハウジング側固定部27が形成
される。
【0030】各ハウジング固定部27には、ネジSを螺
合可能なネジ孔27hが形成されており、当該各ハウジ
ング固定部27及び上記各面接触固定部17を重なり合
わせた状態で、ネジSを、実装基板Qの下方より当該実
装基板Qのネジ挿通孔Qh,ネジ挿通孔17hに挿通さ
せて当該ネジ孔27hに螺合させることにより、前記面
接触固定部17及びハウジング側固定部27が両者一括
して実装基板Qにネジ止固定可能な構成となっている。
【0031】また、上記実装基板Qの実装面のうち少な
くとも前記接触固定面Fが面接触する部分を含む領域
に、銅箔等によりアース用の配線パターンP1が形成さ
れる。なお、各光素子1のリード部1bが下方に延出す
る部分では、当該配線パターンP1は部分的に取除かれ
ている。また、実装基板Qの実装面とは反対側の面(図
1及び図2の下側面)には、銅箔等により所定の配線パ
ターンP2が形成されており、上記リード部1bがスル
ーホールをQhh通って実装基板Qの下方に突出して当
該配線パターンP2にはんだ付け等により電気的に接続
可能に構成される。
【0032】このように構成された光コネクタは、次の
ようにして実装基板Qに実装固定される。
【0033】まず、図3に示すように、シールドケース
10の底部側の各開口より光素子1の素子本体部1aを
挿入して、当該各素子本体部1aをシールドケース10
の各素子収容凹部12内に収容保持させる。そして、シ
ールドケース10のケース本体部11を、放熱部収容開
口部26を通ってケース収容凹部25内に挿入配置す
る。これに伴い、放熱部15がケース収容凹部25の後
側に形成された放熱部収容開口部26内に収容配置され
ると共に、各面接触固定部17がハウジング側固定部2
7の下側に重なり合うように配設される。次に、面接触
固定部17のネジ挿通孔17h及びハウジング側固定部
27のネジ孔27hが実装基板Qのネジ挿通孔Qh上に
位置すると共に、各光素子1のリード部1bが実装基板
QのスルーホールQhhに挿通されるようしつつ、シー
ルドケース10の接触固定面Fが配線パターンP1に面
接触するようにして、光コネクタを実装基板Q上に配設
する。最後に、実装基板Qの下方から一対のネジSを、
それぞれ実装基板Qのネジ挿通孔Qh及びシールドケー
ス10側のネジ挿通孔17hに挿通させて、コネクタハ
ウジング部材20のネジ孔27hに螺合させると、本光
コネクタが実装基板Qに実装固定されることになる。
【0034】以上のように構成された光コネクタ及び光
コネクタの実装取付部の構造によると、シールドケース
10に、コネクタハウジング部材20が実装基板Qに取
付固定された状態で、その実装基板Qの実装面側に面接
触した状態で実装基板Qに固定可能な面接触固定部17
が形成されているため、接触固定面Fを実装基板Qの実
装面側に面接触させた状態でシールドケース10の面接
触固定部17が実装基板Qに固定されて、本光コネクタ
が実装基板Qに実装されることになる。従って、接触固
定面Fと実装基板Qの実装面側との面接触により、振動
等によるシールドケース10のがたつきが防止されるの
で、光素子1のリード部1bの破損を防止して、その動
作の信頼性向上を図ることが可能となる。
【0035】なお、面接触固定部17を、接着剤を介し
て実装基板Qに固定するようにしても、シールドケース
10を実装基板Qに強固に固定できてよい。この場合、
シールドケース10にリード部を垂設し当該リード部を
実装基板Qに形成されたアース用の配線パターンに接続
等することにより、当該シールドケース10を接地する
とよい。
【0036】もっとも、本実施の形態のように、実装基
板Qの実装面のうち少なくとも面接触固定部17が面接
触する部分を含む領域にアース用の配線パターンP1を
形成し、面接触固定部17を、アース用の配線パターン
P1に面接触させた状態で実装基板Qにネジ止固定する
と、当該面接触固定部17を実装基板Qに固定すること
により、その面接触固定部17を介してシールドケース
10がアース用の配線パターンP1に電気的に接続され
るので、シールドケース10の接地を容易かつ確実に行
うことができる。しかも、従来のように、シールドケー
ス接地用のリード部が振動等によって破損して接地され
ない状態となり光素子の耐ノイズ性の悪化を招くような
ことが無いので、この点でも光素子1の動作信頼性向上
を図ることが可能となる。
【0037】なお、例えば、配線パターンP1と面接触
固定部17の接触固定面とをリフローはんだ付けする等
して、配線パターンP1と面接触固定部17とをはんだ
付け固定するようにしても、当該面接触固定部17の実
装基板Qへのはんだ付け固定と同時に、当該面接触固定
部17がアース用の配線パターンP1に電気的に接続さ
れるので、上記と同様にシールドケース10の接地を容
易かつ確実に行え、また、光素子1の動作信頼性向上を
図ることができる。
【0038】また、本実施の形態では、シールドケース
10が、コネクタハウジング部材20の外部に露出して
光素子1で生じた熱を外部に発散させるための放熱部1
5を備えているため、光素子1で生じた熱が当該放熱部
15を介して外部に発散されることになり、光素子1の
放熱性に優れる。
【0039】この場合、上記実施の形態において、図4
に示す変形例のように、光素子1の素子本体部1aとシ
ールドケース10B(上記シールドケース10に相当)
のケース本体部11B(上記ケース本体部11Bに相
当)との間に、素子本体部1aの外表面とケース本体部
11Bの内表面のそれぞれに部分的に密着した状態で弾
性部材30を介在させてもよい。
【0040】図4の変形例においては、素子本体部1a
の前面側とケース本体部11Bの前板部の内面間,素子
本体部1aの後面側とケース本体部11Bの後ろ板部の
内面間に、それぞれ板状の弾性部材30を介在させてい
る。なお、素子本体部1aの前面側とケース本体部11
Bの前板部の内面間に介在される弾性部材30について
は、ケース本体部11Bの窓部11aと対応する位置に
窓部30aが形成される。
【0041】この場合、光素子1で生じた熱が容易に弾
性部材30を介してシールドケース10Bに伝達されて
シールドケース10Bから外部に発散されることにな
り、より光素子1の放熱性に優れる。
【0042】なお、弾性部材30としては、ゴム等の弾
性材料により形成されたものを用いることができる。
【0043】特に、弾性部材30として、ゴム等の弾性
を有する母材にカーボン粉や金属フィラー等の導電性粉
及びフェライト及びセンダスト等の磁性体粉を混入する
等して製造した導電性磁性弾性材料(導電性及び磁性を
有する弾性材料)を用いると、その弾性部材30によ
り、光素子1自体から発生した電磁波やシールドケース
10B内で生じた輻射電磁波等、シールドケース10B
内で発生又は乱反射する電磁波を抑制,吸収することが
できるという効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1記載
〜請求項3の光コネクタによると、コネクタハウジング
部材内に、導電性材料により形成され光素子の素子本体
部を収容可能なシールドケースが組込まれて、実装基板
上に実装固定される光コネクタであって、前記シールド
ケースに、前記コネクタハウジング部材が前記実装基板
に取付固定された状態で、その実装基板の実装面側に面
接触した状態で前記実装基板に固定可能な面接触固定部
が形成されているため、この光コネクタが実装基板に実
装された状態で、シールドケースの面接触固定部が実装
面側に面接触した状態で実装基板に固定されることにな
る。従って、振動等によるシールドケースのがたつきが
防止されるので、光素子のリード部の破損を防止して、
その動作の信頼性向上を図ることが可能となる。
【0045】なお、請求項3記載のように、面接触固定
部が、前記実装基板にネジ止固定又は接着剤により固
定,はんだ付けにより固定可能に形成されていると、シ
ールドケースを実装基板により強固に固定することがで
き、特に、面接触固定部が、実装基板にネジ止固定又は
はんだ付けにより固定可能に形成されていると、当該面
接触固定部を実装基板に固定することにより、シールド
ケースが面接触固定部を介して実装基板に形成されたア
ース用の配線パターンに電気的に接続することが可能と
なるので、シールドケースの接地を容易に行うことがで
きる。
【0046】また、この発明の請求項4〜請求項6記載
の光コネクタの実装取付部の構造によると、シールドケ
ースに、コネクタハウジング部材が実装基板に取付固定
された状態でその実装基板の実装面側に面接触可能な面
接触固定部が形成され、面接触固定部を実装面上に面接
触させた状態で、面接触固定部が実装基板に実装固定さ
れているため、振動等によるシールドケースのがたつき
が防止され、光素子のリード部の破損を防止して、その
動作の信頼性向上を図ることが可能となる。
【0047】また、請求項5記載のように、面接触固定
部は、アース用の配線パターンに面接触した状態で実装
基板に接着剤により固定されたものにあっては、シール
ドケースを実装基板に強固に固定することができる。
【0048】さらに、請求項6記載のように、実装基板
の実装面のうち少なくとも接触固定面が面接触する部分
を含む領域にアース用の配線パターンが形成され、接触
固定面を当該アース用の配線パターンに面接触させた状
態でコネクタハウジング部材が実装基板にはんだ付け固
定又はネジ止固定された構成とすると、、接触固定面を
介してシールドケースがアース用の配線パターンに電気
的に接続されるので、シールドケースの接地を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る光コネクタを実装
基板に実装する途中の工程を示す斜視図である。
【図2】同上の光コネクタを実装基板に実装した状態を
示す断面図である。
【図3】同上の光コネクタのシールドケースを示す斜視
図である。
【図4】変形例に係るシールドケースを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 光素子 1a 素子本体部 1b リード部 10,10B シールドケース 11,11B ケース本体部 17 面接触固定部 17h ネジ挿通孔 20 コネクタハウジング部材 25 ケース収容凹部 27 ハウジング側固定部 P2 アース用の配線パターン Q 実装基板 Qh ネジ挿通孔 S ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 那倉 裕二 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 今津 準 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 浅田 一宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA03 DA38 DA40 5E321 AA01 AA02 CC22 GG05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング部材内に、導電性材
    料により形成され光素子の素子本体部を収容可能なシー
    ルドケースが組込まれて、実装基板上に実装固定される
    光コネクタであって、 前記シールドケースは、 前記コネクタハウジング部材が前記実装基板に取付固定
    された状態で、その実装基板の実装面側に面接触可能な
    接触固定面を有すると共に、その接触固定面を前記実装
    面側に面接触させた状態で、前記実装基板に固定可能に
    形成された光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光コネクタであって、 前記シールドケースに、前記コネクタハウジング部材が
    前記実装基板に取付固定された状態でその実装面に沿っ
    て延出する面接触固定部が形成され、その面接触固定部
    の底面が前記接触固定面とされた光コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光コネクタであって、 前記面接触固定部は、前記実装基板にネジ止固定又は接
    着剤を介して固定又ははんだ付け固定可能に形成された
    光コネクタ。
  4. 【請求項4】 コネクタハウジング部材内に、導電性材
    料により形成され光素子の素子本体部を収容したシール
    ドケースを組込んだ光コネクタと、 前記光コネクタが実装固定された実装基板と、を備え、 前記シールドケースが、 前記コネクタハウジング部材が前記実装基板に取付固定
    された状態でその実装基板の実装面側に面接触可能な接
    触固定面を有すると共に、その接触固定面を前記実装面
    側に面接触させた状態で前記実装基板に固定された光コ
    ネクタの実装取付部の構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光コネクタの実装取付部
    の構造であって、 前記シールドケースは、前記接触固定面を前記実装面側
    に接着剤により接着することにより前記実装基板に固定
    された光コネクタの実装取付部の構造。
  6. 【請求項6】 請求項4の光コネクタの実装取付部の構
    造であって、 前記実装基板の実装面のうち少なくとも前記接触固定面
    が面接触する部分を含む領域にアース用の配線パターン
    が形成され、 前記接触固定面を当該アース用の配線パターンに面接触
    させた状態で前記コネクタハウジング部材が前記実装基
    板にはんだ付け固定又はネジ止固定された光コネクタの
    実装取付部の構造。
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