JP2002221604A - 光学素子及び光学ピックアップ装置 - Google Patents
光学素子及び光学ピックアップ装置Info
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Abstract
についての問題を生じさせることなく、小型化を可能と
する。 【解決手段】 一方及び他方の光学面1,2を有して一
体的に形成された光学素子であって、一方の光学面1上
の有効径内に光軸と同心の突出部3を有し、他方の光学
面2の有効径の外側周囲部にフランジ部4を有する。
Description
媒体に対して情報信号の書込み及び/又は読出しを行う
光学ピックアップ装置の対物レンズとして使用できる光
学素子及びこの光学素子を対物レンズとして有して構成
された光学ピックアップ装置に関する。
体103に対して情報信号の書込み及び/又は読出しを
行う光学ピックアップ装置が提案されている。このよう
な光学ピックアップ装置は、光源104からの光束を光
学記録媒体103の信号記録面103a上に集光させる
光学素子として、対物レンズ105を備えている。この
対物レンズ105としては、プラスティックからなる非
球面レンズが多く使用されている。
ンズ105として使用されるプラスティックレンズは、
生産工程上における取り扱いを考慮し、図15及び図1
6に示すように、結像に関与しない、いわゆるコバ10
1と呼ばれる部分が、光学面102の外周側に設けられ
ているのが、一般的な形状である。
な、光学ピックアップ装置の対物レンズとして使用され
る光学素子においては、より一層の小型化が望まれてい
る。ここで、このような光学素子の小型化のためには、
コバを設けない形状とすることが考えられる。しかしな
がら、コバは、生産工程上における取り扱いの利便性の
確保とともに、光学ピックアップ装置等の装置における
この光学素子の位置決めのための基準面として使用され
るものである。
て、図17に示すように、単にコバ101を無くしてし
まうと、生産工程上における取り扱いの利便性が阻害さ
れたり、光学ピックアップ装置等の装置における位置決
めが正確に行えなくなってしまう虞れがある。
案されるものであって、生産上の取り扱い及び装置にお
ける位置決めについての問題を生じさせることなく、小
型化が可能となされた光学素子及びこのような光学素子
を対物レンズとして使用した光学ピックアップ装置を提
供しようとするものである。
め、本発明に係る光学素子は、一方及び他方の光学面を
有して一体的に形成された光学素子であって、一方の光
学面上の有効径内に光軸と同心の突出部を有し、他方の
光学面の有効径の外側周囲部にフランジ部を有すること
を特徴とするものである。
は、光源と、この光源より発せられた光束を光学記録媒
体の信号記録面上に集光させる対物レンズと、信号記録
面により反射された上記光束を検出する光検出器とを備
え、対物レンズは、一方及び他方の光学面を有して一体
的に形成されており、一方の光学面上の有効径内に光軸
と同心の突出部を有し、他方の光学面の有効径の外側周
囲部にフランジ部を有していることを特徴とするもので
ある。
を参照しながら説明する。
ックアップ装置の対物レンズとして使用されるものであ
り、図1及び図2に示すように、表裏2面の光学面1,
2のうちのいずれか一方の光学面1上の有効径内に、光
軸と同心の突出部3を有している。この光学素子は、突
出部3も含め、光学用高分子材料により一体的に射出成
型によって形成される。なお、この図1及び図2に示し
た実施の形態においては、突出部3は、曲率半径の小さ
な側の光学面に形成している。
大きな側の光学面2の有効径の外側周囲部に、光軸に直
交する平面部として形成されたフランジ部4を有してい
る。このフランジ部4も、光学素子全体とともに、光学
用高分子材料により一体的に射出成型によって形成され
ている。このフランジ部4は、光学ピックアップ装置等
の装置において、この光学素子の位置決めを行うための
基準面として使用される。
いて、光学面を形成する面の加工とフランジ部4を形成
する部分の加工とを同時に行うことができるので、光学
面の頂点(中心)における法線方向とフランジ部4との
垂直度の確保を容易に実現することができ、このフラン
ジ部4を基準として光学素子の位置決めを行うことによ
り、この光学素子の性能を維持したままで光学ピックア
ップ装置等に組み込むことが容易である。
を形成する金型と、図16に示すコバ101を形成する
金型とが別体であるのが一般的であったため、該光学面
とコバ101との位置ずれが起こり、このコバ101を
基準として光学素子を位置決めして光学ピックアップ装
置に組み込んだ場合、例えば、コマ収差の発生など、光
学性能の劣化が生ずるという問題があったが、本発明に
係る光学素子においては、この問題は解決されている。
率半径の大きな側の光学面2の有効径の外側周囲部に形
成しているが、曲率半径の小さな側の光学面1の有効径
の外側周囲部に形成してもよい。
の光学面1の有効径の外側周囲部にフランジ部4を形成
する場合には、図3に示すように、この光学素子を成型
する金型106において該光学素子の側面部に対応する
位置にゲートGを設けて樹脂材料を射出する場合、フラ
ンジ部4を成型する面から光学面1を成型する面にかけ
て段差部を介して急激に内径が拡大することとなる。そ
のため、この金型106内に射出された樹脂材料におい
ては、金型106をなす金属の表面で固化したスキン層
と未だ冷えていない状態のコア層との界面に剪断力が働
き、特に、フランジ部4を成型する面と光学面1を成型
する面との間の段差部付近にその剪断力の影響が残り、
分子配向が生ずる虞れがある。
を行うためには、上述のように、フランジ部4を曲率半
径の大きな側の光学面2の有効径の外側周囲部に形成す
るか、または、後述するように、射出成型におけるゲー
トが光学素子の光学面上となる位置、特に光学面の頂点
付近となる位置に設けられた金型を用いて成型すること
とするとよい。
子を、1つの発光波長を持つ半導体レーザ5を光源とし
て用い、光ディスク103の信号記録面103aに対し
て結像点を有する光学ピックアップ装置用の対物レンズ
として使用する場合について考える。この対物レンズに
おいて、光軸付近の突出部3の周囲の光学面1,2は、
光ディスク103の信号記録面103aに波面を集光さ
せる。そして、突出部3が設けられていることは、該突
出部3の周囲の光学面1を透過する光束が集光すること
に対しては、何ら影響を及ぼすものではない。
うに、本発明に係る光学ピックアップ装置の対物レンズ
として使用することができる。この光学ピックアップ装
置において、光源となる半導体レーザ5から発せられた
光束は、対物レンズに入射する。この光束は、対物レン
ズの光学面1,2のうちの半導体レーザ5側に凸となさ
れた曲率半径が小なる光学面1から該対物レンズに入射
し、光ディスク103側に凸となされた曲率半径が大な
る光学面2を介して該対物レンズより出射して、光ディ
スク103の信号記録面103a上に集光される。
の半導体レーザ側5の光学面1に入射したときに収束さ
れる。したがって、半導体レーザ5側の光学面1の有効
径は、光ディスク103側の光学面2の有効径よりも大
きい。したがって、光ディスク103側の光学面2の周
囲部にフランジ部4があっても、このフランジ部4によ
って対物レンズの外径が大きくなることはなく、半導体
レーザ側5の光学面1の有効径内に、光ディスク103
側の光学面2の有効径及びフランジ部4を収めることが
できる。
ては、光ディスク103の信号記録面103a上に集光
された光束は、該信号記録面103aにより反射され、
図示しない光検出器により検出される。
に示したように、曲率半径が小さなほうの光学面1上で
もよいし、曲率半径が大きなほうの光学面2上であって
もよい。すなわち、突出部3は、どちらの光学面上にあ
ってもよく、あるいは、両方の光学面上にあってもよ
い。
示すように、光学面を転写する金型の加工や成形のやり
易さを考慮して、台形、または、台形に近似した形状
(半球状など)とすることが望ましい。また、突出部3
の縦断面形状を台形、または、台形に近似した形状(半
球状など)とすることにより、光学面に入射する拡散光
束、または、平行光束、あるいは、光学面から射出する
収束光束を遮らない形状とすることができる。ここで、
図5に示すように、光学素子の光軸方向に対する突出部
3の側面のなす角度をθとしたとき、角度θは、まず、
0°以上であることが好ましいこととなる。なお、ここ
で、θの符号については、図5の紙面上において、反時
計回り方向を正としている。
図6に示すように、この光学素子を形成するための金型
106においては、突出部3に対応する凹部107の開
き角2θに相当するが、この角度2θは、20°より大
きく、150°より小さいことが望ましい(20°<2
θ<150°)。すなわち、角度2θが20°以下であ
ると、光学素子を形成する樹脂材料の金型106に対す
る貼り付きが生じ易くなり、離型変形が起こる虞れがあ
る。また、角度2θが150°以上であると、離型性の
点での問題は生じないが、必要な突出量を得るためには
突出部3の直径が大きくなってしまうので好ましくな
い。
設けられる光学面の口径をd1、突出部3の直径をd2
としたとき、d2は、d1の1/8以下であることが望
ましい(d2≦d1・(1/8))。d2がd1の1/
8より大きくなってしまうと、突出部3が設けられてい
ることによる波面収差上における波面の部分的な欠損を
光源の光出力を向上させることにより対策することが困
難となる。d2がd1の1/8以下であれば、突出部3
が設けられていることによる波面収差上における波面の
部分的な欠損は、光源の光出力を向上させることにより
対策することができる。
部3が当接する天板部108aと、フランジ部4を支持
するフランジ支持部108bとを内部に有する収納箱1
08に収納することにより、光学面1,2に傷損を与え
る虞れのない状態で、保管、搬送などを行うことができ
る。この収納箱108においては、光学素子は、突出部
3及びフランジ部4において、収納箱108内で移動す
ることのないように支持される。
部3は、台形、または、台形に近似した形状(半球状な
ど)としているが、この突出部3の形状は、このような
形状に限定されず、図9に示すように、略々円柱状の形
状や、図10に示すように、円錐状の形状としてもよ
い。
状)の形状のものとしてもよい。この場合には、突出部
3の縦断面形状は、光学面を転写する金型の加工や成型
のやり易さを考慮して、図11に示すように、台形とし
た方が望ましい。また、突出部3の縦断面形状を台形と
することにより、光学面に入射する拡散光束、または、
平行光束、あるいは、光学面から射出する収束光束を遮
らない形状とすることができる。ここで、図11に示す
ように、光学素子の光軸方向に対する各リプ側面(ドー
ナツ形状の外周側の側面及び内周側の側面)のなす角度
をθ1、θ2としたとき、以下の式が満足されることが
好ましい。なお、ここで、θの符号については、図11
の紙面上において、反時計回り方向を正としている。
るための金型を加工して形成するとき、研削バイトと一
体となって回転操作される、いわゆるB軸と呼ばれる回
転体を大きく回動させなければならなくなって加工が困
難となるとともに、場合によっては、研削加工が済んだ
面とB軸とが干渉する虞れが生じ、望ましくない。
3は、この光学素子の射出成型時におけるゲート跡であ
ることとしてもよい。この場合には、図12に示すよう
に、射出成型におけるゲートGが光学素子の光学面上と
なる位置、特に光学面の頂点付近となる位置に設けられ
た金型109を用いて、該光学面の略々法線方向より溶
融樹脂を流入させて光学素子を形成する。図12におい
ては、一度に射出により6個の光学素子を形成すること
ができる、いわゆる6個取りの金型を示している。
光学素子の光学面上となる位置に設けると、従来の、例
えば光学面の側方部から樹脂を流入させる方式の金型に
比べて、樹脂の流入を妨げる要因がなく、樹脂の滑らか
な注入が可能である。本発明に係る光学素子において
は、金型に注入された樹脂は、金型内で放射状に広が
り、満たされて行き、形をつくる。そのため、分子配向
も流入方向に倣った放射状のものとなり、部分的な屈折
率のばらつきがなくなるなど、射出時に生ず易い不都合
が生じなくなる。
流入方向とこれに対する直角方向とで、面形状の非対称
性が現れやすいという問題があり、金型が軸対象形状で
あるために、金型上でこのような非対称性を修正するこ
とは不可能であった。この点、本発明に係る光学素子に
おいては、樹脂の流入個所を光軸上とすることにより、
光学面の非対称性が生じにくくなっており、コマ収差や
非点収差の発生を抑えることにもなり、光学性能の優れ
た光学素子を得ることができる。
は、いわゆるゲートシールが起こり易くなっていた。こ
のゲートシールは、体積の大きな部分と小さな部分と
で、冷却時の樹脂の固化速度に差があるために起こる。
従来のゲート方式においては、最も厚い光学素子の中心
部分よりも薄い縁部分の方が体積としては少ないので、
薄い部分の方が樹脂の固化速度が速い。そして、樹脂は
光学素子の縁部分から注入されていたので、金型内に樹
脂が充分に充満する前に、固化して樹脂によって流路が
閉ざしてしまう虞れがあったのである。
積の大きい場所にゲートが配置されているので、従来一
般に用いられてきたサイドゲート方式に比較して、シー
ル時間を遅らせることができる。そのため、この光学素
子においては、保圧段階で充填樹脂を注入するときに、
ゲートシールが起こる前に、金型内にある樹脂を内部か
ら押し広げるように圧力をかけることができ、金型の転
写性の向上や、成形安定性を図ることができる。これは
射出成形をするうえでは極めて大きな効果であり、従来
のゲート方式では全く考えられないことである。
り、真円度の良好な光学素子を成形することができる。
これは、この光学素子を光学ピックアップ装置の対物レ
ンズとして用い、二軸アクチュエータに組み込むときな
どにおいて、レンズの径方向の位置のばらつきがないと
いう良好な特性を実現し、特に好ましい特性となる。
面となるフランジ部を設けるにあたって、このフランジ
部は、平面である必要がある。しかし、従来のゲート方
式においては、光学面の面形状を設計値に追いこむため
に保圧を高めに設定するような成形条件を採った場合な
ど、フランジ部のゲート近傍が膨らんでしまい、光学素
子の位置決めの精度を確保できないという問題があっ
た。本発明に係る光学素子においては、ゲートがフラン
ジ部から離れているので、高保圧としても、フランジ部
の平面度を良好に維持できる。
の最も厚い部分にゲートを設けて形成されるので、ゲー
ト深さを多く取ることができ、この場合には、肉盗み的
な効果をも引き出すことができるので、成形条件で言
う、いわゆるひけ位置の余裕量を確保することができ、
また、光学素子の重量も軽減することができる。このこ
とは、光学素子を形成する材料費の減少や、二軸アクチ
ュエータに取り付けた場合の共振周波数の調整などにお
いて、有利な特性となる。
におけるゲートを設け、ゲート跡が光学面1から突出す
るようにして、このゲート跡を上述の突出部3とするこ
とができる。ゲートを設ける光学面は、曲率半径が大き
い方の光学面でも、小さい方の光学面でもよい。
に対する法線方向であることが好ましいが、金型構造上
の制約などから、斜め方向としてもよく、また、ゲート
は、必ずしも光軸上に無くても、光学面上であれば、側
縁部分より注入するよりは良好な特性が得られる。ま
た、金型内への樹脂の流入は、一箇所において行われる
ことに限定されず、ゲ−トを多点の流出部を有するもの
として、多数箇所において同時に行われることとしても
よい。
のレンズとして形成されることに限定されず、多焦点用
のレンズとして形成されることとしてもよく、さらに、
凹レンズとして形成されることとしてもよい。
するには、図12に示すように、いわゆる複数個取りの
金型109を用いることが望ましいが、この金型109
において、固定側金型及び可動側金型が形成している複
数のキャビティ110は、それぞれスプール形成部11
1及びランナ形成部112を介して、1個のスプルブッ
シュ113につながっている。すなわち、各キャビティ
110に対応する各ランナ形成部112は、スプルブッ
シュ113を中心として放射状に配列されて形成されて
いる。
10の隣接する他のキャビティ110との間の距離をL
1とすると、スプルブッシュ113の中心から各キャビ
ティ110の中心までの距離L2は、各キャビティ11
0の直径、すなわち、形成される光学素子の直径d1に
よって決まる。すなわち、隣接するランナ形成部112
同士のなす角度をα°とすると、以下の関係がある。
で、(α/2)は30°である。このようにα°は、金
型における取り数で決まる。キャビティ110間の距離
L1は、温度調節回路などにより金型の温度制御を行う
必要があるために、最小値が決まる。そのため、スプル
ブッシュ113の中心から各キャビティ110の中心ま
での距離L2は、形成される光学素子の直径d1に応じ
て決まってしまうこととなる。
ように、従来の光学素子において設けられていたコバが
ないために、全体として従来の光学素子に比較して小径
に形成することができ、スプルブッシュ113の中心か
ら各キャビティ110の中心までの距離L2を短くする
ことができる。そのため、この光学素子においては、こ
の光学素子を形成するための金型の小型化を図ることが
できる。
は、上述のように、従来の光学素子において設けられて
いたコバがないために、この光学素子を形成するために
必要な樹脂材料の量を少なくすることができる。また、
この光学素子を形成するための複数個取りの金型におい
ては、スプルブッシュの中心から各キャビティの中心ま
での距離が短いために、ランナ形成部において形成され
るランナの長さが短くなり、必要な樹脂材料の量を少な
くすることができる。
子においては、いずれかの光学面内に、射出成型時に用
いた金型に対応された識別符号6が、該金型によって形
成されていることとしてもよい。この識別符号は、図1
3及び図14に示すように、突出部3上に設けることも
できる。このように、光学面上や突出部3上に識別符号
6を設けることにより、フランジ部4上に識別符号を設
けることにより該フランジ部4の平面性が崩れ、このフ
ランジ部4による位置決めの精度が劣化することを防止
することができる。
に、金型番号などの情報を示す数字を直接示したもので
もよく、また、図14に示すように、複数の点6a,6
bの相対位置によって金型番号などの情報を示すもので
あってもよい。例えば、一方の点6aを基準位置とし
て、この一方の点6aに対する他方の点6bの突出部3
の中心回りの角度によって、金型番号などの情報を示す
ことできる。
は、一方及び他方の光学面を有して一体的に形成された
光学素子であって、一方の光学面上の有効径内に光軸と
同心の突出部を有し、他方の光学面の有効径の外側周囲
部にフランジ部を有している。また、本発明に係る光学
ピックアップ装置は、光源と、この光源より発せられた
光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レ
ンズと、信号記録面により反射された光束を検出する光
検出器とを備え、対物レンズは、一方及び他方の光学面
を有して一体的に形成された光学素子であって、一方の
光学面上の有効径内に光軸と同心の突出部を有し、他方
の光学面の有効径の外側周囲部にフランジ部を有してい
る。
クアップ装置の対物レンズは、従来の光学素子において
設けられていたコバが設けられていないため、同一の有
効径を維持しながら、外径を小さくすることができる。
そして、突出部及びフランジ部を用いることにより、光
学素子の取り扱い及び位置決めを容易に行うことができ
る。
射出成型時におけるゲート跡であることとし、射出成型
におけるゲートに対応する箇所を光軸に対して同心状で
ある位置とした場合には、射出成型時の金型内における
樹脂の流入速度が光軸に対して軸対称となるため内部歪
みが生じにくく、また、収縮量も光軸に対して軸対称に
生ずるので高い真円度を実現することができる。
び装置における位置決めについての問題を生じさせるこ
となく、小型化が可能となされた光学素子及びこのよう
な光学素子を対物レンズとして使用した光学ピックアッ
プ装置を提供することができるものである。
る。
光学素子を成型するための金型の構成を示す断面図であ
る。
学ピックアップ装置の構成を示す縦断面図である。
である。
す断面図である。
ある。
収納箱の構成を示す縦断面図である。
の形態を示す側面図及び正面図である。
他の実施の形態を示す側面図及び正面図である。
た場合の要部の形状を示す要部縦断面図である。
に、いわゆる複数個取りとして上記光学素子を成型する
ための金型の構成を示す平面図である。
る金型識別記号を設けた状態を示す正面図である。
らなる金型識別記号を設けた状態を示す正面図である。
ピックアップ装置の要部の構成を示す縦断面図である。
面図である。
態を示す側面図である。
導体レーザ、6 識別符号、G ゲート
Claims (6)
- 【請求項1】 一方及び他方の光学面を有して一体的に
形成された光学素子であって、 一方の光学面上の有効径内に、光軸と同心の突出部を有
し、 他方の光学面の有効径の外側周囲部に、フランジ部を有
することを特徴とする光学素子。 - 【請求項2】 有効径内に光軸と同心の突出部を有する
一方の光学面は、凸面であることを特徴とする請求項1
記載の光学素子。 - 【請求項3】 射出成型によって形成されたものであっ
て、 突出部は、射出成型時におけるゲート跡であることを特
徴とする請求項1記載の光学素子。 - 【請求項4】 射出成型によって形成されたものであっ
て、 いずれかの光学面内に、射出成型時に用いた金型に対応
された識別符号が、該金型によって形成されていること
を特徴とする請求項1記載の光学素子。 - 【請求項5】 突出部は、光学面からの射出光束を遮ら
ない形状となっていることを特徴とする請求項1記載の
光学素子。 - 【請求項6】 光源と、 上記光源より発せられた光束を光学記録媒体の信号記録
面上に集光させる対物レンズと、 上記信号記録面により反射された上記光束を検出する光
検出器とを備え、 上記対物レンズは、一方及び他方の光学面を有して一体
的に形成されており、一方の光学面上の有効径内に光軸
と同心の突出部を有し、他方の光学面の有効径の外側周
囲部にフランジ部を有していることを特徴とする光学ピ
ックアップ装置。
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JP2001017494A JP2002221604A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 光学素子及び光学ピックアップ装置 |
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