JP2002218158A - カラーイメージセンサ - Google Patents

カラーイメージセンサ

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JP2002218158A
JP2002218158A JP2001007718A JP2001007718A JP2002218158A JP 2002218158 A JP2002218158 A JP 2002218158A JP 2001007718 A JP2001007718 A JP 2001007718A JP 2001007718 A JP2001007718 A JP 2001007718A JP 2002218158 A JP2002218158 A JP 2002218158A
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Toru Kitagawa
亨 北川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度を必要とせずに、3原色等のドット
パターンでコピーされたカラー画像の真贋を判別するこ
とができるカラーイメージセンサを提供する。 【解決手段】 白色光源12から照射された光は、原稿
1の読み取り位置で反射され、回折格子ユニット17を
通ってロッドレンズアレイ13に入射される。ロンドレ
ンズアレイ13の焦点には、RGBのオンチップフィル
タ16が貼り付けられた受光素子15が配置されてい
る。従って、原稿1の反射光は、回折格子ユニット17
の回折格子フィルタ17aでスペクトル分散され、光拡
散膜17cに投影され、その投影像が受光素子15で検
出される。これにより、例えば朱色の印影をコピーした
原稿1では、マゼンタとイエローのドットが分離され、
独立した2つの画素に別れる。従って、高解像度を必要
とせずに、カラー画像の真贋を判別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を読み
取るカラーイメージセンサ、特にコピーされたカラー画
像を判別するためのカラーイメージセンサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のカラーイメージセンサの
概略の構成図である。このカラーイメージセンサは、原
稿1の読み取り面を所定の位置に保持するための原稿台
ガラス11を有している。原稿台ガラス11の原稿1と
は反対側に、線状の白色光源12が設けられ、この白色
光源12の光が原稿台ガラス11を通して原稿1の読み
取り面に線状に照射されるようになっている。
【0003】更に、白色光源12と同じ側に、ロッドレ
ンズアレイ13が原稿台ガラス11に対して垂直に設け
られている。ロッドレンズアレイ13は、所定の長さの
複数の光ファイバを平行に並べて束にしたもので、正立
等倍結像を得るものである。ロッドレンズアレイ13に
よって、原稿1の読み取り面で反射されて原稿台ガラス
11を通過した散乱光が集光され、所定の位置にこの原
稿1と同一サイズの像が得られるようになっている。ロ
ッドレンズアレイ13の焦点側にはセンサプレート14
が配置され、このセンサプレート14上のロッドレンズ
アレイ13の焦点に、線状の受光素子15が固定されて
いる。受光素子15の表面には、R(赤色)、G(緑
色)、B(青色)からなるオンチップフィルタ16が貼
り付けられている。
【0004】このようなカラーイメージセンサでは、白
色光源12から出力された光が、原稿台ガラス11を約
45°の角度で透過し、原稿1の読み取り位置に照射さ
れる。これにより、原稿1からその濃度に応じた反射光
が拡散される。原稿1で反射されて拡散した光の内で、
ほぼ垂直方向の光が原稿台ガラス11を通過してロッド
レンズアレイ13に入射される。ロッドレンズアレイ1
3に入射された光は、このロッドレンズアレイ13中を
屈折しながら進み、反対側から出射されて受光素子15
上に結像する。受光素子15の表面には、RGBのオン
チップフィルタ16が貼り付けられているので、この受
光素子15からR,G,Bの輝度に分解されたカラー画
像信号が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラーイメージセンサでは、次のような課題があった。
例えば、朱肉で押印された印影画像Aと、この印影画像
Aをインクジェットプリンタ等のカラープリンタでコピ
ーした印影画像Bを読み取って真贋判別をする場合、高
解像度のカラーイメージセンサを用いなければ、これら
の印影画像A,Bを判別することができなかった。
【0006】即ち、印影画像Aは朱色1色の絵素で構成
され、印影画像Bは主にマゼンタの絵素とイエローの絵
素で構成されている。このため、解像度300dpi程
度のインクジェットプリンタでコピーした印影画像Bを
見分ける場合、実験によれば1000dpi以上の解像
度を持ったカラーイメージセンサが必要であった。
【0007】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、高解像度を必要とせずに、3補色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン)等のドットパターンでコピーさ
れたカラー画像の真贋を判別することができるカラーイ
メージセンサを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、カラーイメージセンサにおいて、読み取
り対象の原稿の反射光または透過光を波長に応じて屈折
させるスペクトル分散手段と、前記スペクトル分散手段
で屈折された前記原稿の光を映し出す投影手段と、前記
投影手段に映し出された投影像を集光して所定の位置に
結像させる集光手段と、前記集光手段で結像された画像
を画素に分解して読み取って色成分毎の色信号を出力す
るイメージ検出手段とを備えている。
【0009】本発明によれば、以上のようにカラーイメ
ージセンサを構成したので、次のような作用が行われ
る。読み取り対象の原稿で反射または透過した光は、ス
ペクトル分散手段によって波長に応じて屈折された後、
投影手段に映し出される。従って、例えば、赤、黄、青
の3原色のドットで密接された画像は、3つのドットに
より分離されて投影手段に映し出される。投影手段に映
し出された投影画像は、集光手段によって集光されて所
定の位置に結像される。集光手段で結像された画像は、
イメージ検出手段によって画素に分解して読み取られ、
色成分毎の色信号が出力される。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1(a)〜
(d)は、本発明の第1の実施形態を示すカラーイメー
ジセンサの構成図であり、図2中の要素と共通の要素に
は共通の符号が付されている。
【0011】このカラーイメージセンサは、図1(a)
に概略構成を示すように、原稿1の読み取り面を所定の
位置に密着させるための原稿台ガラス11を有してい
る。この原稿1は、図示しない装置構成により、副走査
方向(この図においては右から左)に搬送される。原稿
台ガラス11は、白色の照射光と原稿の濃度に応じた反
射光を透過させることから、透過性が良く色波長に影響
の少ない白板ガラス等が用いられる。
【0012】原稿台ガラス11をはさんで、原稿読み取
り位置の反対側には、主走査方向(この図の面に対して
垂直方向)に線状の白色光源12が設けられ、この白色
光源12の光が原稿台ガラス11を通して原稿1の読み
取り位置の主走査方向に線状に照射されるようになって
いる。白色光源12は、冷陰極管や熱陰極管等の管光
源、または同時発光させるようにしたR,G,Bからな
る発光ダイオードで構成されている。
【0013】また、原稿台ガラス11をはさんで、原稿
読み取り位置の反対面には、回折格子ユニット17が取
り付けられている。例えば、刻線式の回折格子ユニット
17は、図1(b)に示すように、ガラス基板や透明フ
ィルムの表面に1000本/mm程度のピッチで、等間
隔に多数の三角溝が形成されたスペクトル分散手段(例
えば、回折格子フィルタ)17aと、この三角溝の形成
された面に貼り付けられた一様な厚さの透明膜17b
と、この透明膜17の表面に貼り付けられた投影手段
(例えば、光拡散膜)17cとで構成されている。
【0014】このような回折格子ユニット17では、回
折格子フィルタ17aの平らな面から垂直に入射した光
は、三角溝でスペクトル分散される。スペクトル分散さ
れた光は、透明膜17bによって一定の距離をおいて設
けられた光拡散膜17cをスクリーンとして、この光拡
散膜17c上に映し出されるようになっている。
【0015】回折格子ユニット17の光拡散膜17cに
投影された光が入射するように、この光拡散膜17cに
対して垂直に集光手段(例えば、ロッドレンズアレイ)
13が配置されている。ロッドレンズアレイ13は、図
1(c)に示すように、所定の長さ(例えば、10mm
程度)の複数の光ファイバ13aを束にして平行に並べ
たものである。光ファイバ13aは、中心部の屈折率が
高く、周辺部に向かって屈折率が徐々に低くなるような
屈折率分布を有する直径1mm程度の、グレーディッド
・インデックス型の光ファイバである。
【0016】これにより、光は光ファイバ13aの中を
一定の周期をもって蛇行しながら進むようになってい
る。従って、光ファイバ13aの長さを、光の蛇行の周
期と同じ長さにすることにより、この光ファイバ13a
がレンズと等価な作用をするようになっている。1本の
光ファイバ13aの口径は小さいため、複数の光ファイ
バ13aを平行に並べることにより、線状の大口径を得
るようになっている。
【0017】光ファイバ13aの間隙には、フレアー光
を除去すると共にストレスを除去するために、シリコン
等のゴム状の黒色樹脂13bが充填されている。更に、
光ファイバ13aは、黒色のFRP(繊維強化プラスチ
ック)による側板13cで束ねられて保護されている。
このようなロッドレンズアレイ13では、入射端に入射
された光が個々の光ファイバ13aを通り、出射端から
正立等倍像として出力され、これらの光ファイバ13a
から出力された光が焦点で互いに重なり合って、正立等
倍結像が得られる。
【0018】回折格子ユニット17及びロッドレンズア
レイ13と、白色光源12との間には、この白色光源1
2から出力された光が、回折格子ユニット17やロッド
レンズアレイ13の入射端に直接照射されることがない
ように、遮光板18が配置されている。
【0019】また、ロッドレンズアレイ13の出射端側
には、センサプレート14が配置され、このセンサプレ
ート14上のロッドレンズアレイ13の焦点に、画素に
対応する複数の受光セルを線状に2列並べたイメージ検
出手段(例えば、受光素子)15が固定されている。即
ち、ロッドレンズアレイ13は、回折格子フィルタ17
の光拡散膜17c表面から出力された光が、受光素子1
5の受光セル表面で結像するように配置されている。
【0020】受光素子15の表面には、オンチップフィ
ルタ16が貼り付けられている。オンチップフィルタ1
6は、受光素子15の2列の画素の受光セルに対応し
て、R,G,Bの光成分を選択的に通過させるものであ
り、例えば図1(d)に示すように、1列目は主走査方
向にBとRのフィルタが交互に配置され、2列目はすべ
てGのフィルタとなっている。これにより、受光素子1
5の1列目からはBとRのカラー画像信号が出力され、
2列目からはGのカラー画像信号が出力されるようにな
っている。
【0021】図3は図1(b)の回折格子ユニット17
の動作説明図である。以下、この図3に基づいて、この
カラーイメージセンサによる真贋判定の原理を説明す
る。
【0022】例えば、帳票1上に朱肉で押印された印影
画像Aを読み取った場合、この印影画像Aの読み取り対
象絵素は、すべて朱色の絵素であるので、この絵素で朱
色の光のみが反射されて回折格子ユニット17の回折格
子フィルタ17aの平らな面に入射される。回折格子フ
ィルタ17aに入射された光は、この回折格子フィルタ
17a内部を通過して反対側の三角溝において、朱色の
単色光としてスペクトル分散される。スペクトル分散さ
れた光は、透明膜17bを通って光拡散膜17cに投影
される。これにより、光拡散膜17c上に朱色の1つの
ピークを有するスペクトル光が得られる。
【0023】一方、印影画像Aをインクジェットプリン
タ等のカラープリンタでコピーした印影画像Bは、主に
マゼンタとイエローの2色の絵素で密接して構成されて
いる。従って、印影画像Bに照射された白色光の内で、
マゼンタとイエローの2つの光が反射されて回折格子ユ
ニット17に入射される。回折格子ユニット17に入射
された光は、マゼンタとイエローにスペクトル分散され
る。これにより、マゼンタとイエローの2つのピークを
有し、より分離されたスペクトル光が得られる。これら
のピークは、光拡散膜17c上で副走査方向に分散され
て2つのドットに、より分解される。従って、読み取っ
たイメージの副走査方向の輪郭の色を調べることによ
り、印影画像A,Bを判別することができる。
【0024】次に、図1(a)の動作を説明する。読み
取り対象の原稿1は、図示しない搬送機構によって、原
稿台ガラス11上に密着されて副走査方向(即ち、搬送
方向)に、周期的に一定のピッチで搬送される。
【0025】一方、白色光源12の照射光は原稿台ガラ
ス11に入射し、この原稿台ガラス11の屈折率に依存
して角度を変え、原稿1の被写体面を照射する。原稿読
み取り位置における反射光は、被写体濃度に応じた拡散
反射光となり、原稿台ガラス11を透過した後、回折格
子ユニット17に入射する。回折格子ユニット17に入
射した光は、色波長に応じて屈折され、光拡散膜17c
に投影されて出力される。回折格子ユニット17表面に
投影された被写体像は、ロッドレンズアレイ13によっ
て受光素子15に結像される。受光素子15の表面に
は、オンチップフィルタ16が貼り付けられているの
で、この受光素子15から主走査方向の1ライン分の
R,B,Gのカラー画像信号が出力される。
【0026】更に、副走査方向に原稿1を一定のピッチ
で搬送させながらライン単位に読み取ることにより、原
稿1の全体の画像が読み取られる。
【0027】図4は、図1(a)による読み取り動作例
の説明図であり、インクジェットプリンタ等のカラープ
リンタでコピーされた印影画像Bと、この印影画像Bを
このカラーイメージセンサで読み取って得られた印影画
像Cと、この印影画像Cから抽出された黄色成分を擬似
的に強調して表現した印影画像Dを示している。
【0028】印影画像Bは、朱肉で押印された印影画像
Aを、例えば解像度300dpi程度のカラープリンタ
でコピーして得られたもので、鮮明な画像となっていて
肉眼等で真贋判別することは困難である。
【0029】印影画像Bがコピーされた原稿1を、この
カラーイメージセンサで読み取ると、印影画像Cに示す
ように、副走査方向に対して周辺部がぼけた画像が得ら
れる。これは、前述したように、被写体像(印影画像
B)に応じた反射光が原稿台ガラス11を透過した後、
回折格子ユニット17の回折格子フィルタ17aを通過
することによってスペクトル分散され、透明膜17bの
膜厚に依存して一定の距離を経て光拡散膜17cに映し
出されたことによるものである。これにより、光拡散膜
17cには、印影画像Bの色波長に応じて副走査方向に
光が分散され、歪みのある画像が映し出される。光拡散
膜17cに映し出された画像は、ロッドレンズアレイ1
3を介して受光素子15上に1:1に投影され、この受
光素子15によって歪みのある印影画像Cが得られる。
【0030】印影画像Dは、本物の印影画像Aとコピー
された偽物の印影画像Bの真贋判定をするために、黄色
成分の色彩色の濃い部分を2値化してドット表現したも
のである。印影画像Dでは、画像の右辺輪郭部に色彩色
の濃い黄色成分が多数抽出されている。これは、コピー
された印影画像Bが、マゼンタとイエローの2色のドッ
トで構成されているため、回折格子フィルタ17による
スペクトル分散の結果、マゼンタよりもイエローの色波
長が大きく屈折され、独立したイエローの画素として背
景部分に現れることによって生じるものである。
【0031】一方、朱肉で押印された本物の印影画像A
を、このカラーイメージセンサで読み取った場合には、
原稿台ガラス11と回折格子ユニット17の厚さによる
焦点のずれのため、印影画像Cのように周辺部にぼけが
生じた画像が得られる。しかし、印影画像Aの画素はす
べて朱色の一色で構成されているので、回折格子ユニッ
ト17による屈折は一律で、副走査方向に対して周辺部
に黄色の画素が現れることはない。
【0032】従って、カラーイメージセンサで得られた
カラー画像信号に基づいて、副走査方向に対する周辺部
の画素の色を検査することにより、印影画像の真贋を判
定することができる。
【0033】以上のように、この第1の実施形態のカラ
ーイメージセンサは、原稿1の反射光をスペクトル分散
させてその投影画像を出力する回折格子ユニット17
と、この投影画像を画素に分解して読み取るためのロッ
ドレンズアレイ13及び受光素子15を有している。こ
れにより、高解像度の受光素子を用いなくても、単色の
原稿と3補色のドットで構成された原稿の相違を識別す
ることができるという利点がある。
【0034】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態を示すカラーイメージセンサの構成図であ
り、図1(a)中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。
【0035】このカラーイメージセンサは、図1のカラ
ーイメージセンサにおける白色光源12に代えて、R,
G,Bの単色光源12R,12G,12Bを設けると共
に、オンチップフィルタ16を削除した構成となってい
る。その他の構成は、図1(a)と同様である。
【0036】このようなカラーイメージセンサでは、単
色光源12R,12G,12Bを順次切り替えて点灯
し、原稿1を読み取るようになっている。単色光源12
R,12G,12Bの切り替えは、線順次方式と面順次
方式がある。
【0037】線順次方式は、原稿1を副走査方向に1ラ
イン搬送する毎に、単色光源12R,12G,12Bを
切り替えるものである。例えば、単色光源12Rを点灯
して1ラインを読み取り、次に単色光源12Gを点灯し
て同じラインを読み取り、更に単色光源12Bを点灯し
て同じラインを読み取った後、次のラインに移動するよ
うになっている。
【0038】面順次方式は、原稿1の全面を、単色光源
12R,12G,12Bを切り替えて3回読み取るもの
である。例えば、単色光源12Rを点灯して原稿1を副
走査方向に搬送させて全面を読み取り、次に単色光源1
2Gを点灯して同じ原稿1の全面を読み取り、更に単色
光源12Bを点灯して同じ原稿1の全面を読み取るよう
になっている。
【0039】いずれの方式においても、受光素子15か
ら、読み取られた画素に対応してR,B,Gのカラー画
像信号が出力される。受光素子15から出力されたカラ
ー画像信号に基づく真贋判別等の処理は、第1の実施形
態と同様であり、同様の利点がある。
【0040】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(h)のようなものがある。
【0041】(a) ロッドレンズアレイ13を使用し
て原稿1と同一寸法の投影画像を読み取る密着型のカラ
ーイメージセンサについて説明したが、原稿1の画像を
一般的なレンズで縮小して読み取る縮小型のカラーイメ
ージセンサにも同様に適用可能である。
【0042】(b) 原稿1の反射光をスペクトル分散
するために、回折格子フィルタ17を用いているが、正
三角プリズム等を使用しても良い。
【0043】(c) 動作例として印影画像の真贋判別
について説明したが、これに類似する原稿の特徴を抽出
するような用途に用いることができる。
【0044】(d) 朱色の印影画像の真贋判別につい
て説明したが、他の色についても同様に判別を行うこと
ができる。
【0045】(e) 原稿1で反射された反射光を読み
取るようにしているが、この原稿1を透過した透過光を
読み取るようにしても良い。
【0046】(f) 原稿1を副走査方向に搬送させて
画像を読み取るようにしているが、この原稿1を固定し
て、光源12、回折格子ユニット17、ロッドレンズア
レイ13、及び受光素子15等を搬送させて画像を読み
取るようにしても良い。
【0047】(g) 回折格子フィルタ17aの三角溝
の方向は、副走査方向に線状であっても良い。
【0048】(h) 画像輪郭部のマゼンタを特徴的に
とらえても良い。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、原稿の反射光または透過光を波長に応じて屈折さ
せるスペクトル分散手段と、その屈折された光を映し出
す投影手段と、映し出された投影像を画素に分解して読
み取り、色成分毎の色信号を出力するイメージ検出手段
を有している。これにより、高解像度のイメージ検出手
段を用いることなく、単色の原稿と複数の色のドットで
構成された原稿を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すカラーイメージ
センサの構成図である。
【図2】従来のカラーイメージセンサの概略の構成図で
ある。
【図3】図1(b)の回折格子ユニット17の動作説明
図である。
【図4】図1(a)による読み取り動作例の説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すカラーイメージ
センサの構成図である。
【符号の説明】
1 原稿 11 原稿台ガラス 12 白色光源 12R,12B,12G 単色光源 13 ロッドレンズアレイ 15 受光素子 16 オンチップフィルタ 17 回折格子ユニット 17a 回折格子フィルタ 17b 透明膜 17c 光拡散膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H046 AA06 AB04 AC21 AD10 AZ08 AZ11 2H049 AA03 AA13 AA55 AA58 AA64 5B047 AA24 AB04 BB03 BC05 BC07 BC11 BC14 5C051 AA01 BA04 DA06 DB01 DB22 DB23 DB28 DC04 DC07 EA01 5C072 AA01 BA02 CA02 DA02 DA09 DA20 DA25 EA05 FA08 QA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象の原稿の反射光または透過
    光を波長に応じて屈折させるスペクトル分散手段と、 前記スペクトル分散手段で屈折された前記原稿の光を映
    し出す投影手段と、 前記投影手段に映し出された投影像を集光して所定の位
    置に結像させる集光手段と、 前記集光手段で結像された画像を画素に分解して読み取
    って色成分毎の色信号を出力するイメージ検出手段と
    を、 備えたことを特徴とするカラーイメージセンサ。
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