JP2002217733A - A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法 - Google Patents

A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法

Info

Publication number
JP2002217733A
JP2002217733A JP2001015650A JP2001015650A JP2002217733A JP 2002217733 A JP2002217733 A JP 2002217733A JP 2001015650 A JP2001015650 A JP 2001015650A JP 2001015650 A JP2001015650 A JP 2001015650A JP 2002217733 A JP2002217733 A JP 2002217733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
quantization width
quantization
unit
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001015650A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3501760B2 (ja
Inventor
Takaaki Ishii
孝明 石井
Yoshikazu Kuyama
善和 久山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP2001015650A priority Critical patent/JP3501760B2/ja
Publication of JP2002217733A publication Critical patent/JP2002217733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3501760B2 publication Critical patent/JP3501760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、その量子化幅を自由に設定できる
ようにしたA/D変換器及びこのA/D変換器を用いた
映像表示装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 アドレス指定16及び電圧設定用データ
によって電圧設定器11が比較器12に供給する階調数
分の設定電圧を設定変更する。これによりアナログ入力
信号15は、任意の階調幅を持つ変換が行われ、変換範
囲の内任意の範囲に対して詳細な変化を抽出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号の量
子化に用いるA/D変換器及びA/D変換器を用いて階
調補正を行う映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家電、オーディオ、ビデオ、工業
用の自動制御や測定などあらゆる分野の機器がデジタル
化され、これまでアナログ信号を用いて行われていた信
号処理が、デジタル信号による処理に取って代わってき
ている。
【0003】この様なデジタル化された機器では、アナ
ログ信号として入力されたデータをデジタル信号に変換
した後加工、補正等の処理する。例えば映像装置におい
てはアナログ信号の映像データが入力され、これをデジ
タル信号へと変換した後そのデジタル信号に対して画像
処理という形で補正を行い、発光素子や発光体を持つユ
ニットへ出力している。
【0004】この様なアナログ信号のデジタル信号への
変換は、機器内部に備えたA/D変換器によって行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】A/D変換は、基準電
圧範囲を、例えば量子化ビット数が8ビットであれば均
等に256(=28 )分割し、256個の電圧値(標本
点)のうちアナログの入力電圧値に最も近い値のものを
変換値として用いる。従って、量子化処理においては、
たとえどんなに細かく分割しても元のアナログ信号との
差、いわゆる量子化ノイズが出てしまう。よって一度デ
ジタル変換した後のデータに対して補正処理や加工処理
を行うと、重複や欠落を生じ元のアナログ信号に対する
再現性を著しく失う可能性がある。
【0006】またアナログ信号をデジタル信号に変換し
てから信号処理を行う機器では、A/D変換を行う際、
その量子化幅は等間隔となっている。しかし、アナログ
量を変換する際、基準電圧範囲内の全ての範囲に対して
同等の重要性を持つわけではなく、特定範囲に対して特
に厳密な値を必要とする場合もある。
【0007】例えばフルカラー映像表示装置では、赤、
緑、青の3原色により構成される表示素子を、入力され
た映像データに従って階調制御することで画像を表現し
ているが、人の目は低階調域(暗い映像)の方が輝度変
化に対する感度が優れており、高階調域(明るい映像)
ほどその感度が鈍くなる傾向がある。その為、1階調当
たりの輝度差が大きくなる高輝度の表示素子によるフル
カラー映像表示装置の場合、高階調域では目立たない量
子化ノイズによるちらつき等が低階調域では目立ち、画
質を悪化させる原因となっている。また、1階調当たり
の輝度差が大きい場合、低階調域では高階調域より各階
調毎の色変化が粗く感じられ、十分な色表示が出来ない
原因となっている。
【0008】上記問題点を鑑み、本発明は、その量子化
幅を自由に設定できるようにしたA/D変換器、このA
/D変換器を用いた映像表示装置及びデータ変換方法を
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるA/D変換
器は、アナログ入力信号を量子化することを前提とし、
量子化幅決定手段及び量子化手段を備える。
【0010】量子化幅決定手段は、外部からの指示に基
づいて各量子化幅の大きさを決定する。量子化手段は、
上記アナログ入力信号を、上記量子化幅決定手段が決定
した量子化幅で量子化して出力する。
【0011】この構成により、外部から任意の量子化幅
を設定出来、量子化手段はこの量子化幅によってアナロ
グ入力信号を量子化するので、量子化対象となるアナロ
グ入力信号の種類や特性に基づいて各量子化幅を適宜な
大きさにして量子化を行うことが出来る。
【0012】また本発明のA/D変換器を用いた映像表
示装置は、アナログ入力信号を量子化して表示手段に出
力することを前提とする。この映像表示装置は、表示手
段の表示特性に基づいた量子化幅を決定して、この量子
化幅によってデータ変換を行うことが出来る。
【0013】更に映像表示装置が、複数のアナログ信号
からなるカラー映像に対する信号を扱う場合や表示手段
が複数系統から構成されている場合、各上記量子化幅決
定手段及び量子化手段を各信号毎や各系統毎に備えるこ
とによって、各信号毎や系統毎の違いを補正することが
出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て説明する。本発明によるA/D変換器は、量子化幅を
均一にせず、必要に応じて幅の広い部分と狭い部分を持
たせて、粗く量子化するところと細かく量子化するとこ
ろが出来るようにしたことを特徴とする。またこの量子
化幅を外部からの信号によって自由に変更できるように
している。この様に任意の階調を持つA/D変換を行得
るようにすることによって、任意の階調を持つA/D変
換を行え、また量子化ノイズを小さくすることが出来、
またデータの欠落を防ぐことが出来る。
【0015】尚以下の説明は、本発明によるA/D変換
器の一実施形態として、フラッシュ型(全並列型)、直
並列型及び逐次比較型のA/D変換器を例にして説明し
ているが、本発明はこれらのみに限らず、他の電圧比較
方式のA/D変換器として構成しても良い。
【0016】図1は、本実施形態におけるフラッシュ型
A/D変換器のブロック図である。図1のA/D変換器
1は、電圧設定器11、比較器12、ラッチ13及びエ
ンコーダ14を備えている。
【0017】電圧設定器11は、比較器12に供給する
階調数分の設定電圧を生成するものである。一般的なフ
ラッシュ型のA/D変換器では、この電圧設定器11か
ら出力される設定電圧値は、外部から設定される上位基
準値VRT〜下位基準値VRBの範囲(フルスケール)を階
調数分に等間隔に分けて生成するが、本実施形態のA/
D変換器1は、外部から入力されるアドレス指定16
(Sビット)によって指定する位置の設定電圧の値を電
圧設定用データ17(Tビット)で指定する任意の値に
設定することが出来る。尚この点についての詳細は後述
する。
【0018】比較器12は、複数のコンパレータによっ
て構成されるもので、アナログ入力信号15と設定電圧
との比較結果を出力する。比較器12では電圧設定器1
1から入力される各設定電圧と、アナログ入力信号15
とを比較し、設定電圧より入力電圧の方が大きいコンパ
レータから1を、また入力電圧の方が小さいコンパレー
タからは0を出力する。この比較器12の出力のうち、
0から1への変わり目の部分から入力信号の電圧値を求
める。
【0019】ラッチ13は、出力タイミングを揃えるた
めのラッチで、比較器12の出力結果をラッチし、エン
コーダ14に出力する。エンコーダ14は、ラッチ13
の出力値をバイナリコードやグレイコードなどの一般的
なデジタルコードにエンコードする。
【0020】図2は、フラッシュ型A/D変換器1の電
圧設定器11及び比較器12部分を詳細に示した図であ
る。同図において、電圧設定器11は、アドレスデコー
ド21とn+1個の抵抗器22−0〜22−n(量子化
数が8ビットの時n=28 −1=255)から構成され
ている。この抵抗器22−0〜22−nは直列接続して
抵抗ラダーを構成し、フルスケール(VRT〜VRB)をこ
の抵抗ラダーによって分圧して各比較器に供給する設定
電圧を生成している。抵抗ラダーを構成する各抵抗器2
2の抵抗値をΔZk (k=0〜n)とすると設定電圧V
k は、 Vk =(ΔZ0 +・・+ΔZk )/(ΔZ0 +・・+Δ
n )×(VRT−VRB) となる。
【0021】この設定電圧V0 〜Vn は比較器12を構
成する各コンパレータ22−0〜22−nに供給され
る。抵抗ラダーを構成する抵抗器22は、抵抗値を指示
信号によって変更可能な可変抵抗や電子ボリュームによ
って構成されており、各抵抗器22−kの抵抗値Δ
k 、そしてそれに伴う各設定電圧Vk をアドレス指定
16及び電圧設定用データ17によって外部から変更す
ることが出来る。アドレスデコード21は、外部から指
定されるアドレス指定16をデコードし、アドレス指定
16によって指定された1つの抵抗器22に対してイネ
ーブル信号24を出力し、電圧設定用データ17の入力
を有効にする。このイネーブル信号24を入力された抵
抗器22は、自己の抵抗値を電圧設定用データ17に基
づいた値に変更する。
【0022】図3は、図2のA/D変換器1における設
定電圧の設定値の概念を示す図である。同図に示すよう
に、電圧設定器11から出力される設定電圧Vk とその
前後の設定電圧Vk+1 及びVk-1 との差は、抵抗器22
の抵抗値ΔZk 及びΔZk+1 に比して求まる。よってこ
の抵抗値を他の部分より小さくすれば、そこの位置の設
定電圧の変化は小さくなり、量子化幅は狭くなる。逆に
この抵抗値を他の部分より大きくすれば、量子化幅は広
くなる。
【0023】この様に電圧比較方式でA/D変換器を構
成した場合、設定電圧を任意の値にすること、すなわち
抵抗器22の抵抗値ΔZk を任意の値にすることによ
り、量子化幅を自由に設定変更することが出来る。
【0024】図4は、本実施形態のA/D変換器を直並
列型の方式によって実現した場合の構成例である。同図
の構成では、A/D変換器は、バッファ42、5ビット
のフラッシュ型A/D変換器43、加算器44、D/A
変換器45、4ビットのフラッシュ型A/D変換器4
6、アダー47及びラッチ48から構成される。
【0025】直並列型のA/D変換器は、変換を複数段
に分けて行う方式で、それぞれの変換をフラッシュ型等
の高速のA/D変換器で行い、その結果をデジタル的に
組合わせて最終的な変換結果を得る方式である。
【0026】同図は8ビットのA/D変換器の例で、上
位5ビットと下位3ビットの2段に分けて変換を行って
いる。同図では、まず上位5ビット分の出力を得るため
に、バッファ42を介してアナログ入力信号15をA/
D変換器43で変換して粗く上位5ビットの変換結果を
得る。次に下位3ビット分のデータを得るために、A/
D変換器43の出力をD/A変換器45でD/A変換し
てアナログ信号にし、これを加算器44によってアナロ
グ入力信号から減算し、その差分出力をA/D変換器4
5によって変換する。そして、A/D変換器43の変換
結果とA/D変換器45の変換結果の誤差補正を行うた
めにアダー47にA/D変換器46のMSBをA/D変
換器43の変換結果と共に入力する。そして、アダー4
7によって補正されたA/D変換器43の変換結果とb
it0−4、A/D変換器46の変換結果をbit5−
7として、ラッチ48に入力して、ラッチ48から変換
結果として出力する。
【0027】この図4の直並列型A/D変換器において
も、A/D変換器43、46に図1に示したような本実
施形態のフラッシュ型A/D変換器を用い、このA/D
変換器43、46に対してアドレスの指定及び電圧設定
用データの入力により設定電圧を外部から設定変更する
ことによって、量子化幅を自由に変更出来る構成とする
ことが出来る。
【0028】次に本実施形態のA/D変換器を逐次比較
方式によって実現した場合の例を示す。図5は、本実施
形態のA/D変換器を逐次比較型の方式によって実現し
た場合の構成例である。同図の構成では、A/D変換器
は、コンパレータ52、D/A変換器53及びシフトレ
ジスタや出力レジスタ等を含む制御ユニット54から構
成される。
【0029】逐次比較型の方式は、アナログ入力信号5
1とD/A変換器53の出力をコンパレータ52によっ
て比較し、両者の誤差が±0.5LSB以内に収まった
時に、制御ユニット54がBUSY信号のステータスを
変化させると共にD/A変換器53に供給していたデジ
タル値を変換結果として出力する。
【0030】この様な逐次比較型の方式のA/D変換器
においても、D/A変換器53の変換幅を自由に外部か
らの指示により変更可能なようにすることにより、A/
D変換の量子化幅を自由変更可能な構成とすることが出
来る。
【0031】D/A変換器53は様々な構成が考えられ
るが、例えば重み電流加算型やラダー抵抗型のD/A変
換器として構成した場合、重み抵抗やラダー抵抗に用い
られる抵抗器に外部からの指示信号によって抵抗値を変
更可能な可変抵抗や電子ボリュームを用い、外部からの
制御信号によってこの抵抗器の抵抗値を変更可能な構成
とすることにより実現できる。
【0032】図6は、本実施形態のA/D変換器の別形
態を示す図である。同図に示すようにこの別形態のA/
D変換器61には、これまで説明してきたA/D変換器
に対応するA/D変換部62の他に帰還調整器63を備
える構成となっている。
【0033】これまで説明してきたA/D変換器は、ア
ナログの入力信号の特性や用途によって、外部から制御
して量子化幅を変更するものであったが、図6の形態で
は本実施形態のA/D変換器の外部から量子化幅を変更
できる特徴を利用して、入力信号が期待したデジタル変
換値に正確に変換されるように調整する機能を加えたも
のである。
【0034】図6の帰還調整部63は、初期調整処理と
して、アナログのサンプル信号を生成してA/D変換部
62にアナログ入力信号として入力し、サンプル信号を
A/D変換した時の期待値とA/D変換部62から出力
された実際の変換結果とを比較し、その差からアドレス
指定及び電圧設定用データをA/D変換部62に入力し
て設定電圧を微調整し、再度サンプル信号をA/D変換
部62に入力する。この処理を、期待値との差が特定範
囲内に収まるまで繰り返し、処理が完了したならば、B
USY信号のステータスを変更して、初期処理が完了し
てA/D変換可能な状態となったことを外部に通知す
る。この初期調整処理を行った後アナログ入力信号をA
/D変換することによって、A/D変換器61は、コン
トロールされた誤差範囲内の高性能なA/D変換を実現
することが出来る。また、このA/D変換器61は、温
度変化等によってデバイスの電気的特性に変化が出て
も、帰還調整部63による再調整によりこの変化を吸収
することが出来るので、環境変化に強いという特性も合
わせ待つ。
【0035】この様に図6の帰還調整部62を備える構
成のA/D変換器61は、これまで説明してきた他のA
/D変換器の様に設定電圧を変更することによって希望
の等値化幅によってA/D変換するのではなく、設定値
を調節することによって等値化幅を均一に設定した通常
のA/D変換器として用いることが出来る。そしてこの
場合、従来のものより精度が高くまた環境変化に強いA
/D変換器を実現できるという効果が得られる。尚この
場合、図6において外部から設定電圧指示の為に帰還調
整部63に入力されているアドレス指定及び電圧設定用
データは必要無くなる。
【0036】また量子化幅を均一にせず、任意の階調を
持つ構成とする場合に於てもこの、帰還調整部を備え、
狙いどおりの変換が行えるように事前に調整することに
よって、より高精度な変換を実現することが出来る。
【0037】更に本実施形態によるA/D変換器の別形
態としては、廉価版の構成として逆に抵抗器に固定抵抗
を用いる構成とすることも出来る。この場合、変換する
アナログ信号の種類や使用目的から最良の量子化幅の状
態を事前に決めておき、その量子化幅で量子化される最
良の設定電圧が出力されるよう、事前に測定した結果や
経験から求めた最適な値の抵抗器で電圧設定器を構成す
る。次に、これまで説明してきた本実施形態によるA/
D変換器の使用例として映像表示装置の補正回路に用い
た場合を説明する。尚本実施形態のA/D変換器は、以
下に説明する映像用のアナログ信号の変換のみに用いら
れるものではなく、音声信号や計測器の測定値等他のア
ナログ信号のA/D変換にも以下に説明する映像信号の
場合と同様に使用することが出来る。
【0038】この映像表示装置の補正回路では、まず映
像表示装置の表示ユニットを構成する発光素子自身及び
表示ユニット内部にある制御回路の持つグレースケール
特性を考慮した補正演算を事前に行い、この結果に基づ
いて入力アナログ信号を量子化する際の設定電圧をある
程度の自由度を持って設定する。これにより、発光素子
の発光出力特性に直線性を持たせる。また人の目の特性
に合わせて、低階調域では量子化幅を小さくして階調差
を小さくし、高階調域へ進むに従って階調差を大きくす
る量子化を行う。これにより、ノイズによるちらつきが
より低階調へシフトされるので、ちらつきを目立たなく
することができる。
【0039】図7は本実施形態の映像表示装置のシステ
ムブロック図である。同図の映像表示装置は、A/D変
換器71、表示装置制御部72、表示部73及びセンサ
部74を備えている。
【0040】A/D変換器71は、図1に示した本実施
形態のフラッシュ型のA/D変換器1と同等のデバイス
であり、内部に電圧設定器711、比較器712、ラッ
チ713及びエンコーダ714を備えている。
【0041】表示装置制御部72は、センサ74から入
力されるデータに基づいて、補正演算を行い、またA/
D変換器71の制御を行って画像データの補正処理を行
うもので、CPU721、メモリ722及びユニット制
御部/調整機能制御部723を備えている。
【0042】CPU721は、センサ部74からのデー
タ等の条件から、バンク指定及びアドレス指定によって
メモリ722に記憶されている設定電圧値からA/D変
換器71に設定する設定電圧を選択する。メモリ722
は、予め発光特性に応じて最適化された各設定値を外的
環境条件等の要件毎にバンクに分けて記録してあるもの
で、CPU721からのバンク指定(Uビット)によっ
て対応するバンクが選択され、またアドレス指定によっ
てそのバンクからA/D変換器71の設定を行う設定電
圧Vk (k=0〜n)が選択されて電圧設定用データ
(Tビット)としてA/D変換器71に出力される。制
御部/調整機能制御部723は、A/D変換器71から
出力されるデータの並べ代え等を行いつつ、制御信号で
表示部73を制御しながらA/D変換器によって変換さ
れたデジタル値を表示部73に出力する。
【0043】表示部73は、ドライバ等によって構成さ
れる出力制御部731及びLED、LCD、DMDなど
表示画面を構成する発光素子732から構成される。セ
ンサ部74は、映像表示が設置されている場所の照度を
測定する照度センサ741や映像表示内の温度を計測す
る温度センサ742等表示部73の表示特性に影響を与
える外的要素を計測するセンサからなり、表示装置制御
部72に照度や温度のデータを入力する。
【0044】尚図7は、フラッシュ型のA/D変換器に
よる構成であるが、本実施形態の映像表示装置は、直並
列型等他のA/D変換器を用いる構成としても良い。以
下に図7の映像表示装置の動作説明を行う。
【0045】まず表示部73の表示出力特性、及び温度
や照度等の外的要因によるその変化を測定や回路論理に
よって予め調べておく。次に映像表示装置に入力される
映像の入力信号がどの入力レベル(電圧値)に達した
時、A/D変換器71がどの階調を示すデジタルコード
を出力するかを、A/D変換器71の分解能の数(8ビ
ットであれば28 =256階調の分)だけ決め、対応す
る電圧設定器711への各設定電圧を求める。
【0046】図8は、入力信号の入力レベルとA/D変
換器71の設定電圧の関係を示している。同図では、表
示部73の表示特性に対して、上位基準値VRTと下位基
準値VRBの間の範囲内に於て、入力データをどの様な量
子化幅で量子化するかを決め、対応する電圧設定器71
1の抵抗値ΔZ1 〜ΔZn (n=2S )を決定する。こ
の様にSビット分解能を持つデジタル値を自由な量子化
幅で設定可能とすることにより、表示部73のグレース
ケール特性に自由度を持たせることが出来る。
【0047】そしてその出力特性が、設置場所の照度や
映像表示装置内の温度などの外的条件で変化する場合、
映像表示装置が使用される条件に基づいてメモリ722
のバンク数分(バンク指定ビット=Uの時2U バン
ク)、各外的条件化で最適に補正された抵抗値ΔZ1
ΔZn をメモリ72に記憶しておく。この時、電圧設定
器711に対する各抵抗へのアドレスと、メモリ内の対
応する値が記憶されているアドレスが同じになるように
メモリ72のアドレスを割り振る。これにより設定電圧
器711のある特定抵抗値を設定したいた場合には、C
PU721は、メモリ722及び電圧設定器に対して同
一のアドレスの指定によって(但し下位Sビットが抵抗
値ΔZ1 〜ΔZn の指定に用いれれ、上位Uビットはメ
モリ722に対するバンクの指定に用いられる。)行う
ことが出来る。この構成に於て、CPU721は、セン
サ部74からのデータに基づいて、最適な設定値の格納
されているアドレスを求めてこれにより順次アドレス指
定することにより、メモリ722から読み出されたTビ
ットの電子ボリューム等を制御するデジタルデータがA
/D変換器71に入力されて、電圧設定器711の設定
値が設定される。
【0048】これにより表示装置制御部72は、センサ
部74からの温度や照度等のデータに基づいてメモリ7
22内のバンクを指定し、そのバンク内の補正データを
アドレス指定して順次読み出してA/D変換器71の設
定を変更することによって、設置場所の照度等の変化に
対しても表示部73を発光出力を最適化させることがで
きる。
【0049】次に図9乃至11を用いて表示部73に対
する補正演算方法及びその手順について説明する。図9
は、表示部73の出力特性を示す図である。
【0050】通常行われている均等の量子化幅で量子化
したデジタルデータを横軸(X)、表示部73の対応す
る発光出力特性を縦軸(Y)とすると表示部73の出力
特性は図9に示すような式 Y=AXB ・・・ の関係があることが知られている。
【0051】図10は、表示装置制御部72による補正
演算結果を加えた後のA/D変換器71の出力特性を示
す図である。ある任意の階調X1(整数)の乗数B
1 は、式より、 B1 =(logY1 −logA)/logX1 ・・・
となる。この乗数B1 を補正するB2 をB2 =1/B1
とすると補正値Z1は Z1=CX1 B2・・・ となる。この式に基づいてX1 、・・・、Xn の値を
それぞれ補正値Z1 、Z 2 、・・Zn (n:整数)を算
出すると図10の様になり、全階調に対する補正値が揃
う。
【0052】図11は、補正後の最終的発光出力特性を
示す図である。図11はアナログ入力信号を横軸、その
入力値に対する表示部73の発光出力特性を縦軸に示し
たものである。
【0053】同図に示すように各階調に対するアナログ
入力信号を補正した値Z1 、Z2 、・・・、Zn と発光
出力特性Y1 、Y2 、・・・、Yn との関係は、両対数
的な特性を持つことになり、低階調域が階調差が小さ
く、高階調へ進むほど階調差大きくなる。
【0054】この補正値Z1 、・・・、Zn の補正階調
差であるΔZn (=Zn −Zn-1 )、ΔZn-1 、・・
・、ΔZ1 の値をデジタルデータにコード化し、これを
A/D変換器73の電圧設定用値に使用する。この方法
によって、分解能の数だけ設定電圧をデジタルデータと
して決定し、この値をそれぞれの分解能間(階調間)の
電圧(量子化幅)とする。
【0055】これにより、A/D変換器71によるA/
D変換後のデジタルデータは、図10に示すような特性
を持ち、表示部73は最終的に図11に示す発光特性が
得られることになる。 また入力アナログ信号の特性や
出力側調光などの調整機能により発光特性が変化して
も、この方法により求めた補正値を用いることにより、
表示部73は常に最適な出力による画像表示を行うこと
が出来る。図12は、メモリ722内に設定されている
A/D変換器71に対する設定値の例を示す図である。
【0056】同図の場合、A/D変換器71が8ビット
の分解能を持つものを想定しており、電圧設定器711
の出力電圧設定用のデータはΔZ0 〜ΔZFFまでの25
6記憶している。メモリ722は、この256の設定用
データΔZ0 〜ΔZFFをバンク#0〜#15の16組記
憶しており、CPU721からの上位Uビット(同図で
は4ビット)のアドレスによるバンク指定によってその
うちの1つが選択される。この設定用データΔZ0 〜Δ
FFはA/D変換器71で設定を行う設定電圧を指定す
る際にCPU721から指定されるアドレスと対応させ
て記録されており、例えばΔZ0 に対する設定値は下位
8ビットのアドレスが00Hの位置に記憶されている。
CPU721は、上位Uビットでバンクを指定し、下位
Sビットでそのバンク内の電圧設定用のデータΔZ0
ΔZFFのうちの1つが選択されて、A/D変換器71に
出力される。電圧設定器はこのデータによってCPU7
21からアドレス指定された位置の抵抗値を変更して出
力電圧を調節する。
【0057】図13は、環境照度によって図12に示し
た#0〜#15の16バンクを切替える場合の説明図で
ある。図7の映像表示装置は、動作中に照度計741が
計測した設置場所の環境照度に基づいてメモリ72内の
#0〜#15のバンクのうち1つを選択して、A/D変
換器71に設定する。
【0058】同図の場合には、バンク#0の時の表示部
73の表示出力を100%とした場合に於て、バンク#
1が82.25%、バンク#2が69.93%、・・で
表示部73から出力される設定データが記録されてい
る。
【0059】映像表示装置は、照度計741による計測
結果が8000(lx)から7000(lx)の間の時
はバンク#0、7000(lx)から600(lx)の
時はバンク#1、・・と、現在の明るさに対して最適と
思われる出力パターンを16種類の内から選択してA/
D変換器71に設定する。
【0060】環境照度と出力パターンとの関係は、任意
に設定可能であるが、一般的には 環境照度(lx)=(出力(輝度cd/m2 )×π/盤
面反射計数)×(1/必要最低コントラスト) によって決定する。例えば図13のバンク#15の場
合、出力が5000×17.78%、盤面反射計数が
0.2、必要最低コントラストが100の時、上式の結
果139.6(lx)から対応する環境照度の範囲を0
〜140(lx)と決める。
【0061】図14は、温度監視による処理を示すフロ
ーチャートである。この図14の処理では、メモリ72
内には、図13に示したのと同様バンク#0に最大出力
時の値、バンク#1、#2・・にはそれぞれバンク#0
の82.25%、69.93%・・となる値が設定され
ているものとする。また環境照度等から初期状態として
バンク#1が設定されているものとする。
【0062】映像表示装置では、運用中に温度計742
によって装置内の温度を監視する。初期状態としてバン
ク#1が設定されている状態にあって、温度計742に
よる計測値が60度になると警告が出される(ステップ
S1)。これによりCPU721はバンクを例えば2段
階下げてバンク#3にA/D変換器71の設定を変更し
て出力を下げる(ステップS2)。この状態で数10分
間状態の変化を待ち、60度警告が再度出されなければ
(ステップS3、No)、設定電圧のバンクを切替えて
出力を上げる(ステップS4)。また、再度60度警告
が出されれるようならば(ステップS3、YES)、更
にバンクを2段階下げてバンク#5に設定を変更して出
力を下げる。
【0063】以降、ステップS5〜S7と、60度警告
が出されるとバンクを切替えて出力を下げ、警告が出さ
れなければ、出力を上げる制御を行う。この動作によっ
て、映像表示装置は、予め設定されている温度範囲を超
える危険性がある場合に出力を抑える方向へ動作するの
で、温度変化に対しても適宜な表示出力を保つことが出
来る。
【0064】図15は、図13の各バンク#0〜#15
と、相対輝度出力の関係を示した図、図16は各バンク
における各階調と相対輝度の関係を示した図、図17は
階調輝度特性の補正値を示す図である。
【0065】図13の各バンク#0〜#15には、この
図13に示すように最高輝度が高い順に#0、#1、・
・と記録されており、メモリ722には、測定結果や経
験則から事前に求めた、表示部73の出力が図16及び
図17の様になるA/D変換器71の設定値が記録され
る。次にカラー映像表示装置の各色毎の補正について説
明する。
【0066】映像表示装置がカラー映像を出力するもの
である場合、色の三原色R,G,Bの発光素子毎にそれ
ぞれ系統が分かれているが、この場合R,G,Bの色の
各発光素子毎に発光特性が違ってくる。
【0067】この色毎の発光特性の違いを補正する場
合、これまでのデジタル補正では、補正値に対して1階
調の幅が大きかったり、ガンマ特性の違いによって各色
毎に量子化ノイズの大きさにバラツキが出て、目標とす
る値に補正するのが困難であった。
【0068】図18は、カラー映像信号の補正を示す図
である。同図に於て91が、R,G,B各色の補正前の
発光出力特性、92が補正後の発光特性、93が理想特
性を示す。
【0069】同図93に示すように本来R,G,B各色
の特性は全て同じで3つの特性は1つに重なるのが望ま
しい。しかし実際には、同図91に示すように各出力系
統のデバイスや発光素子等の特性のバラツキ等によって
色ズレが生じてしまう。そしてこの色ずれした信号に対
して補正を行っても、同図92に示すように、色ズレは
そのままの状態となる。
【0070】図19に本実施形態におけるカラー映像表
示装置を示す。同図のカラー映像表示装置は、映像を表
示する表示装置ユニット82に入力されるR,G,B各
色の信号それぞれに対し、これまで説明した設定変更に
より量子化幅を変更可能なA/D変換ユニット81R、
81B、81Gとこれらの設定を制御する表示装置制御
部83を備える。
【0071】この構成により、表示装置制御部83はA
/D変換ユニット81R、81B、81Gの設定を調節
して、R,G,B各色それぞれに対して補正を行う。こ
の時従来は補正を1階調単位でしか行えなかったのに対
して、A/D変換器83は設定値の変更によって微妙な
補正を行えるので、同一階調では各色の色度を揃えるこ
とが出来る。よってこのカラー映像表示装置は、色ずれ
を抑制したガンマ補正を行うことが出来、色の再現性を
向上させることが出来る。
【0072】次に画像を表示する表示装置が複数系統に
分かれた映像表示装置の補正について説明する。映像表
示装置の表示部分が大きい場合や解像度を増す為に高精
細化する場合、1画面を複数系統に分割することが一般
的に行われている。
【0073】この場合、1つのアナログ映像信号の入力
を複数の系統それぞれに分配して入力するが、各系統の
デバイスのばらつきによって、系統毎に画面から出力さ
れる色がずれてしまう。また、プロジェクタなどで構成
されるマルチスクリーンの場合ランプの発光色の誤差か
ら、各スクリーンの色度にずれが生じる。
【0074】そこで、発光する素子と分配された映像信
号の誤差を補正し、できるだけ複数の系統のマルチ画面
の色ズレを抑制したいが、デジタル的な処理では1階調
の幅単位の補正しか出来ない。LED等の高輝度な素子
を使用する場合は、1階調の幅が誤差に対して絶対的に
大きく、更に液晶等の場合は一般に各色の量子化数6ビ
ット=64階調と表現階調数が少ない為に1階調の幅が
大きくなってしまうため、この誤差の補正を難しくして
いる。
【0075】図20に、この点を考慮した各画面の均一
性を図るマルチ画面構成の映像表示装置の構成例を示
す。同図の映像表示装置は1つの画面103を画面A、
B、C、Dの4つに分割した場合の例で、分配器101
によって分配されたアナログ映像信号をデジタル変換
に、これまで説明した本実施形態に於ける設定変更によ
り量子化幅を変更可能なA/D変換ユニット102A、
102B、102C、102Dを用い、これらのA/D
変換ユニット102を表示装置制御部104によってこ
れらの設定値を制御する。
【0076】表示装置制御部104は、各A/D変換ユ
ニット102の設定を調節することにより、分配された
各映像信号と画面A、B、C、Dそれぞれの発光素子の
実際の発光の仕方の差を補正する。これにより、従来
は、A/D変換器の1階調単位でしか補正が出来なかっ
たものを、各A/D変換ユニット102の設定値を調節
することにより、微妙な補正を可能としている。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、量子化の際の階調幅を
それぞれ任意の大きさにしたA/D変換を行うことが出
来る。
【0078】またA/D変換時に生じる量子化ノイズを
コントロールすることが出来るので、入力信号の変化率
が大きい部分や入力信号の変化を細かく知りたい部分な
ど、任意の部分の変換を詳細に行うことが出来る。よっ
て同一の階調数のA/D変換器に比して、より詳細な変
換を行うことが出来る。
【0079】更に外部から量子化幅を自由に変更するこ
とが出来る構成とすることにより、使用環境や状況に即
した変換を行うことが出来る。また変換処理を行う前
に、狙いどおりの変換が出来るように事前に調整する構
成とすることにより、より高精度で環境の変化に強い変
換を行うことが出来る。
【0080】更に本発明によるA/D変換器を映像表示
装置に用いることによって、ノイズによるちらつきがよ
り低階調へシフトされるので、ちらつきを目立たなくす
ることができる。
【0081】また、設置場所の環境照度等外部要因の変
化に対しても、常に最適な発光出力特性を持つ映像表示
装置を実現することが出来る。更に、従来のものより色
ムラを抑制したカラー映像表示装置を実現することが出
来る。 また、従来のものより各画面の特性の差を補正
することが出来、各画面の均一化を図ることが出来るマ
ルチ画面構成の映像表示装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるフラッシュ型A/D変換器
のブロック図である。
【図2】図1のフラッシュ型A/D変換器の電圧設定器
及び比較器部分を詳細に示した図である。
【図3】設定電圧の設定値の概念を示す図である。
【図4】本実施形態のA/D変換器を直並列型の方式に
よって実現した場合の構成例を示す図である。
【図5】本実施形態のA/D変換器を逐次比較型の方式
によって実現した場合の構成例を示す図である。
【図6】帰還調整器を備えるA/D変換器の構成を示す
図である。
【図7】本実施形態の映像表示装置のシステムブロック
図である。
【図8】入力信号の入力レベルとA/D変換器の設定電
圧の関係を示す図である。
【図9】表示部の出力特性を示す図である。
【図10】補正演算結果を加えた後のA/D変換器の出
力特性を示す図である。
【図11】補正後の最終的発光出力特性を示す図であ
る。
【図12】メモリ内に設定されているA/D変換器に対
する設定値の例を示す図である。
【図13】環境照度によってバンクを切替える場合の説
明図である。
【図14】温度監視による処理を示すフローチャートで
ある。
【図15】各バンクと相対輝度出力の関係を示した図で
ある。
【図16】各バンクにおける各階調と相対輝度の関係を
示した図である。
【図17】階調輝度特性の補正値を示す図である。
【図18】カラー映像信号の補正を示す図である。
【図19】本実施形態に於けるカラー映像表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図20】本実施形態に於けるマルチ画面構成の映像表
示装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】 1、61、71 A/D変換器 11、711 電圧設定器 12、712 比較器 13、713 ラッチ 14、714 エンコーダ 15、41、51 アナログ入力信号 16 アドレス指定 17 電圧設定用データ 42 バッファ 43、46 フラッシュ型A/D変換器 44 加算器 45 D/A変換器 47 アダー 48ラッチ 52 コンパレータ 53 D/A変換器 54 制御ユニット 62 A/D変換部 63 帰還調整部 72 表示装置制御部 73 表示部 74センサ部 721 CPU 722 メモリ 723 ユニット制御部/調整機能制御部 731 出力制御部 732 発光素子 741 照度センサ 742 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 1/18 H03M 1/18 1/38 1/38 H04N 5/14 H04N 5/14 Z 9/69 9/69 Fターム(参考) 5C021 PA53 PA80 PA85 PA95 XA35 YC01 YC09 5C066 AA03 CA05 CA17 EC05 GA01 KD02 KE09 KL08 KM11 5C082 BA20 BA34 BA35 CA11 CB01 DA51 MM10 5J022 AA06 BA02 CA08 CB01 CB04 CB05 CB06 CD02 CD03 CE08 CF01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号を量子化するA/D変
    換器であって、 外部からの指示に基づいて各量子化幅の大きさを決定す
    る量子化幅決定手段と、 前記アナログ入力信号を、前記量子化幅決定手段が決定
    した量子化幅で量子化して出力する量子化手段と、 を備えるA/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記量子化手段にアナログ信号を入力
    し、該量子化手段の出力結果に基づいて、前記量子化幅
    決定手段に量子化幅の大きさを指示する帰還調整手段を
    更に備えることを特徴とする請求項1に記載のA/D変
    換器。
  3. 【請求項3】 前記量子化幅決定手段は、前記外部から
    の指示によって各抵抗値が変更可能な抵抗ラダーで設定
    電圧を分圧して比較電圧を生成し、当該比較電圧から前
    記各量子化幅を決定することを特徴とする請求項1又は
    2に記載のA/D変換器。
  4. 【請求項4】 フラッシュ型のA/D変換器であること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のA/
    D変換器。
  5. 【請求項5】 量子化幅が変更可能なA/D変換器を複
    数段備える直並列型方式によるA/D変換器であること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のA/
    D変換器。
  6. 【請求項6】 前記各量子化幅の大きさに対する指示を
    複数記憶するメモリ手段を更に備え、前記量子化幅決定
    手段は、前記外部からの指示に基づいて前記メモリ手段
    に記憶されている指示の内の1つを選択して前記量子化
    幅の大きさを決定することを特徴とする請求項1乃至5
    の何れか1つに記載のA/D変換器。
  7. 【請求項7】 アナログ入力信号を量子化するA/D変
    換器であって、 前記アナログ入力信号を全てが同じではない量子化幅で
    量子化して出力する量子化手段を備えるA/D変換器。
  8. 【請求項8】 アナログ入力信号を量子化して表示手段
    に出力する映像表示装置において、 前記表示手段の表示特性に基づいて、各量子化幅の大き
    さを決定する量子化幅決定手段と、 前記アナログ入力信号を、前記量子化幅決定手段が決定
    した量子化幅で量子化して出力する量子化手段と、 を備える映像表示装置。
  9. 【請求項9】 複数の信号からカラー映像のアナログ入
    力信号を量子化して表示手段に出力する映像表示装置に
    おいて、 前記複数の信号のそれぞれに対して前記表示手段の表示
    特性に基づいて、各量子化幅の大きさを決定する量子化
    幅決定手段と、 前記アナログ入力信号を、前記量子化幅決定手段が決定
    した量子化幅で量子化して出力する量子化手段と、 を備える映像表示装置。
  10. 【請求項10】 アナログ入力信号を量子化して1画面
    を複数系統に分割して持つ表示手段に出力する映像表示
    装置において、 前記複数系統のそれぞれに対して 前記表示手段の各系統の表示特性に基づいて、各量子化
    幅の大きさを決定する量子化幅決定手段と、 前記アナログ入力信号を、前記量子化幅決定手段が決定
    した量子化幅で量子化して出力する量子化手段と、 を備える映像表示装置。
  11. 【請求項11】 環境の変化を監視して出力するセンサ
    手段を更に備え、前記量子化幅決定手段は、前記センサ
    手段の出力をも考慮して各量子化幅の大きさを決定する
    ことを特徴とする請求項8乃至10の何れか1つに記載
    の映像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記各量子化幅の大きさに対する指示
    を複数組記憶するメモリ手段を更に備え、前記量子化幅
    決定手段は、前記表示手段の表示特性及び前記センサ手
    段の出力に基づいて前記メモリ手段に記憶されている指
    示の内の1つを選択して前記量子化幅の大きさを決定す
    ることを特徴とする請求項11に記載の映像表示装置。
  13. 【請求項13】 アナログ入力信号のデジタル信号への
    変換方法であって、 前記アナログ入力信号を全てが同じではない量子化幅で
    量子化してデジタル信号を求めるデータの変換方法。
  14. 【請求項14】 アナログ入力信号を量子化して表示手
    段に出力する映像表示装置におけるデータの変換方法で
    あって 前記表示手段の表示特性に基づいて、各量子化幅の大き
    さを決定し、 前記アナログ入力信号を、前記決定した量子化幅で量子
    化して前記表示手段に出力することを特徴とするデータ
    変換方法。
JP2001015650A 2001-01-24 2001-01-24 A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法 Expired - Fee Related JP3501760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001015650A JP3501760B2 (ja) 2001-01-24 2001-01-24 A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001015650A JP3501760B2 (ja) 2001-01-24 2001-01-24 A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002217733A true JP2002217733A (ja) 2002-08-02
JP3501760B2 JP3501760B2 (ja) 2004-03-02

Family

ID=18882163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001015650A Expired - Fee Related JP3501760B2 (ja) 2001-01-24 2001-01-24 A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3501760B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098360A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Omron Corporation 画像処理装置および画像処理方法、画像処理システム、プログラム、並びに、記録媒体
WO2006132002A1 (ja) * 2005-06-09 2006-12-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 自動制御装置
JP2007101756A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Frontech Ltd 表示装置
WO2009131018A1 (ja) * 2008-04-25 2009-10-29 キュリアス株式会社 イメージセンサー用a/d変換器
JP2010170537A (ja) * 2008-12-24 2010-08-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd タッチパネル、表示装置及び電子機器
JP2015503862A (ja) * 2012-05-30 2015-02-02 陳啓星CHEN,Qixing 対数コンパンディング比率複数同時実行式超高速adc及びdac
US8988405B2 (en) 2009-10-26 2015-03-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and semiconductor device
JP2017116562A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 セイコーエプソン株式会社 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
US10594324B2 (en) 2015-12-03 2020-03-17 Seiko Epson Corporation Circuit device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
US10601428B2 (en) 2015-12-03 2020-03-24 Seiko Epson Corporation Circuit device, oscillator, electronic apparatus, and moving object

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5182555B2 (ja) * 2005-03-15 2013-04-17 オムロン株式会社 画像処理装置および画像処理方法、画像処理システム、プログラム、並びに、記録媒体
EP1871093A1 (en) * 2005-03-15 2007-12-26 Omron Corporation Image processor, image processing method, image processing system, program and recording medium
EP1871093A4 (en) * 2005-03-15 2009-09-02 Omron Tateisi Electronics Co IMAGE PROCESSOR, IMAGE PROCESSING METHOD AND SYSTEM, PROGRAM, AND RECORDING MEDIUM
WO2006098360A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Omron Corporation 画像処理装置および画像処理方法、画像処理システム、プログラム、並びに、記録媒体
WO2006132002A1 (ja) * 2005-06-09 2006-12-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 自動制御装置
JP2007101756A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Frontech Ltd 表示装置
WO2009131018A1 (ja) * 2008-04-25 2009-10-29 キュリアス株式会社 イメージセンサー用a/d変換器
JP2010170537A (ja) * 2008-12-24 2010-08-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd タッチパネル、表示装置及び電子機器
JP2013218730A (ja) * 2008-12-24 2013-10-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
US9035908B2 (en) 2008-12-24 2015-05-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touch panel, display device, and electronic device
US8988405B2 (en) 2009-10-26 2015-03-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and semiconductor device
JP2015503862A (ja) * 2012-05-30 2015-02-02 陳啓星CHEN,Qixing 対数コンパンディング比率複数同時実行式超高速adc及びdac
US10594324B2 (en) 2015-12-03 2020-03-17 Seiko Epson Corporation Circuit device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
US10601428B2 (en) 2015-12-03 2020-03-24 Seiko Epson Corporation Circuit device, oscillator, electronic apparatus, and moving object
JP2017116562A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 セイコーエプソン株式会社 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3501760B2 (ja) 2004-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3974630B2 (ja) 輝度調整方法、液晶表示装置、およびコンピュータプログラム
WO2019214449A1 (zh) 屏幕亮度的控制方法、装置及终端设备
JP4865840B2 (ja) ガンマ基準電圧発生回路及び平板表示装置
US6897842B2 (en) Nonlinearly mapping video date to pixel intensity while compensating for non-uniformities and degradations in a display
TWI506609B (zh) 伽碼曲線調整方法與其伽碼電壓產生器和顯示控制系統
US6903714B2 (en) Gray level conversion method and display device
JPH1115437A (ja) Led表示装置
US8115829B2 (en) Apparatus and method for controlling auto exposure
JP2006506664A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP3710131B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びに画像表示装置、携帯電子機器
JP2002217733A (ja) A/d変換器、映像表示装置及びa/d変換方法
JP2006506665A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
KR20120024267A (ko) 유기 발광 다이오드 구동 장치
KR100251151B1 (ko) 디스플레이소자의비선형특성보정장치및그보정방법
JPH11355798A (ja) 画像表示装置の補正データ生成方法
JP2001265277A (ja) プラズマディスプレイパネルの色温度調整方法
JP4259046B2 (ja) 画像表示装置および画像処理装置
CN215911167U (zh) Led显示系统
JP2001223584A (ja) ディジタル・アナログ変換装置及び液晶表示装置
US11393411B2 (en) Multi-display system and method for adjusting multi-display system
WO2008073097A1 (en) Method, apparatus and system for visual gamma correction of displays
WO2002031802A2 (en) Calibration of system with digital/analog converters for liquid crystal display
JP2013029621A (ja) 表示装置およびその調整方法
TW200806043A (en) Method for automatic color correction and device thereof
JP2019041363A (ja) 表示装置及びその制御方法、記憶媒体、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031202

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091212

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101212

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees