JP2002213520A - 液体封入式防振装置 - Google Patents

液体封入式防振装置

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JP2002213520A
JP2002213520A JP2001011442A JP2001011442A JP2002213520A JP 2002213520 A JP2002213520 A JP 2002213520A JP 2001011442 A JP2001011442 A JP 2001011442A JP 2001011442 A JP2001011442 A JP 2001011442A JP 2002213520 A JP2002213520 A JP 2002213520A
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chamber
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piston
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Norihiro Yamada
憲弘 山田
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加振装置の作動停止時において、揺動ピスト
ンの固定を確実にして、高減衰力が得られるようにす
る。 【解決手段】 振動体側に取り付けられる第一の連結部
材91と、車体側のメンバ等に取り付けられる第二の連
結部材95と、これら第一の連結部材91と第二の連結
部材95との間にあって振動体からの振動を遮断するゴ
ム状のインシュレータ8と、インシュレータ8に対して
直列に設けられ、かつ、液体の封入される主室6及び副
室7と、これら主室6と副室7との間において液体を流
動させるオリフィス5と、主室6と副室7との間を仕切
る仕切部材3と、主室6と上記副室7との間を連結する
連通路35の途中に設けられる揺動ピストン11等から
なるものであって主室6内の液体を特定の周波数にて加
振する加振装置1と、加振装置1を駆動するロータリア
クチュエータ2と、からなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体封入式防振装
置に関するものであり、特に、主室と副室との間を仕切
る仕切部材に形成された連通路内に、ロータリアクチュ
エータにて駆動される揺動ピストンを有する加振装置を
設けるとともに、当該加振装置を形成する揺動ピストン
を、特定の場合には、上記連通路の主室側開口部あるい
は副室側開口部のところに固定させるようにし、これに
よって、上記加振装置が作動を停止している時には、上
記揺動ピストンをもって上記連通路を機械的に閉鎖する
ようにした液体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防振装置のうち、特に、自動車用のエン
ジンマウント等にあっては、動力源であるところのエン
ジンが、アイドリング運転の状態から最大回転速度まで
の間、種々の状況下で使用されるものであるため、広い
範囲の周波数に対応できるものでなければならない。こ
のような複数の条件に対応させるために、内部に液室を
設け、更には、当該液室内の液体を特定の周波数にて加
振する揺動ピストン等からなる加振装置を設けるように
した液体封入式防振装置がすでに案出されており、本出
願人により特許出願が成されている。ところで、このも
のは、例えば図9に示す如く、主室20と副室30との
間を連結する連通路50のところに設けられるものであ
って揺動ピストン10を主に形成される加振装置110
を有する構成からなるものである。そして、このような
構成からなるものにおいて、揺動ピストン10は、永久
磁石610及び電磁コイル650等にて形成される電磁
式ロータリアクチュエータ60にて駆動(揺動運動)さ
れるようになっているものである。このような構成から
なる電磁式ロータリアクチュエータ60が、特定の周波
数にて作動を開始することによって、上記揺動ピストン
10が駆動され、連通路50内の液体を介して主室20
内の液体が特定の周波数にて加振されるようになってい
るものである。その結果、エンジン等の振動体からイン
シュレータ80を経由して主室20内の液体に入力され
る特定周波数の振動、例えばアイドリング振動等に対し
ては、上記揺動ピストン10の揺動運動に基づく液体加
振によって、本液体封入式防振装置全体の動バネ定数が
低減化され、延いては、上記アイドリング振動の遮断及
び吸収が成されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成からなるものにおいて、エンジンシェイクの抑制
(制振)を目的とする場合においては、上記連通路50
を閉鎖して、主室20内の液体をオリフィス70を経由
して副室30側へ流動させるようにする必要がある。こ
の場合、従来の電磁式ロータリ型加振装置においては、
上記揺動ピストン10の固定は、電磁式ロータリアクチ
ュエータ60を形成する永久磁石610と電磁コイル6
50との間における磁力にて形成されるディテントトル
クにて行なわれるようになっているものである。従っ
て、その固定力であるディテントトルクには限界があ
り、揺動ピストン10は完全には固定されない。その結
果、エンジンシェイクに基づく主室20内の液体への振
動入力に対して、上記揺動ピストン10が、わずかにで
はあるが振動(揺動運動)をし、主室20内の液圧が十
分には高められず、十分な減衰力を得ることができな
い。このような問題点を解決するために、上記電磁式ロ
ータリアクチュエータからなる加振装置を停止させると
きには、上記揺動ピストンを連通路の開口部のところに
機械的に設置するようにし、これによって、揺動ピスト
ンには、主室側の液体からは揺動モーメントが作用しな
いようにして、上記揺動ピストンを機械的に固定するよ
うにした電磁式ロータリアクチュエータ型加振装置を有
する液体封入式防振装置を提供しようとするのが、本発
明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、振動体
側に取り付けられる第一の連結部材と、車体側のメンバ
等に取り付けられる第二の連結部材と、これら第一の連
結部材と第二の連結部材との間にあって上記振動体から
の振動を遮断するインシュレータと、当該インシュレー
タの一部にてその室壁の一部が形成されるものであって
非圧縮性流体である液体の封入される主室と、当該主室
にオリフィスを介して連結されるとともにダイヤフラム
にてその室壁の一部が形成される副室と、これら主室と
副室との間を仕切る仕切部材と、当該仕切部材のところ
に設けられるものであって上記主室と副室との間を連結
する連通路と、当該連通路の途中に設けられる揺動ピス
トン及び当該揺動ピストンを所定の周波数にて駆動する
電磁式のロータリアクチュエータにて形成される加振装
置と、からなる液体封入式防振装置に関して、上記揺動
ピストンを、上記連通路の主室側開口部または副室側開
口部のところであって上記仕切部材に設けられた当接部
に接触固定させ、これによって上記揺動ピストンを揺動
運動させないようにした構成を採ることとした。このよ
うな構成を採ることにより、本発明のものにおいては、
上記加振装置の作動停止時におけるディテントトルクが
強力に発揮されることとなり、上記加振装置を形成する
揺動ピストンが上記連通路の液室側開口部のところに確
実に固定されることとなる。その結果、車両走行時に問
題とされるエンジンシェイク等に対して、優れた制振機
能を発揮させることができるようになる。
【0005】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載の液体封入式防振装置に関して、上記揺動ピス
トンを、当該揺動ピストンの一部にて上記連通路の主室
側開口部または副室側開口部のうちのいずれか一方側を
閉鎖するにように固定させるようにした構成を採ること
とした。このような構成を採ることにより、本発明のも
のにおいては、エンジンアイドリング振動等の振動入力
に対しては、上記揺動ピストンを上記連通路内にて所定
の周波数にて振動させることによって動バネ定数の低減
化を図ることができるようになるとともに、エンジンシ
ェイクの振動入力に対しては、上記連通路を完全に遮断
することによって上記主室内の液圧上昇を促進させるこ
とができるようになる。その結果、主室内の液体はオリ
フィスを経由して副室側へと流動するようになり、高減
衰力が得られることとなる。この高減衰力の作用によっ
てエンジンシェイクの抑制(制振)が行なわれることと
なる。
【0006】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載の液体封入式防振装置に関して、上記揺動ピス
トンを、主室側開口部または副室側開口部のうちのいず
れか一方側の開口部側に、所定の隙間からなる絞りを形
成させた状態で固定させるようにした構成を採ることと
した。このような構成を採ることにより、本発明のもの
においては、上記いずれか一方側の開口部のところに所
定の絞りを形成させた状態で上記揺動ピストンを固定す
ることによって、高周波数域の振動入力に対して上記絞
り部における液体共振作用にて低動バネ定数化を図るこ
とができるようになる。これによって、こもり音の遮断
等を図ることができるようになる。
【0007】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載の液体封入式防振装置に関して、上記連通路の
主室側開口部または副室側開口部のうちのいずれか一方
側のところに切欠部を設け、一方、上記揺動ピストンが
上記切欠部を有する開口部のところに固定された状態に
おいて、上記切欠部をもって、上記主室と副室との間を
連結する連通路における絞りを形成させるようにした構
成を採ることとした。このような構成を採ることによ
り、本発明のものにおいては、加振装置の作動停止時に
おいて、上記絞りをもって高周波数域における液体共振
を起させ、これによって、当該高周波数域においても低
動バネ定数化を図ることができるようになる。その結
果、高周波成分の振動に起因するこもり音の遮断等に寄
与させることができるようになる。
【0008】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載の液体封入式防振装置に関して、上記連通路の
主室側開口部または副室側開口部のうちのいずれか一方
側の開口部の幅、すなわち、開口幅を、上記揺動ピスト
ンの横断面幅よりも大きな値を有するように設定し、上
記揺動ピストンの上記開口部周りへの固定時に、当該揺
動ピストンと上記開口部との間に所定の隙間を形成さ
せ、当該隙間をもって上記連通路における絞りを形成さ
せるようにした構成を採ることとした。このような構成
を採ることにより、本発明のものにおいては、上記請求
項4記載のものと同様、上記隙間にて形成される絞りの
作用により、高周波成分の振動入力に対して低動バネ定
数化を図ることができるようになる。なお、本発明のも
のにおいては、上記揺動ピストンの固定位置を変えるこ
とによって上記隙間面積にて形成される絞りの開口面積
を変えることができるようになり、適応させるべき周波
数(振動数)の値を変化させることができるようにな
る。
【0009】次に、請求項6記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項3ないし
請求項5記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項3ないし請求項5記載の液体封入式防
振装置に関して、上記揺動ピストンの上記連通路開口部
周りへの固定時に、上記絞りの絞り面積を上記揺動ピス
トンにて更に絞った状態に制御するようにし、これによ
って、上記絞り及び連通路内に存在する液体の共振周波
数を適宜値に変化させるようにした構成を採ることとし
た。このような構成を採ることにより、本発明のものに
おいては、対象とされる振動数の変化に対して適宜対応
させた状態で、本液体封入式防振装置全体の動バネ定数
を低減化させることができるようになる。
【0010】次に、請求項7記載の発明について説明す
る。本発明の特徴とするところは、加振装置を形成する
揺動ピストンの固定方法が若干異なる点である。すなわ
ち、本発明においては、請求項1記載の液体封入式防振
装置に関して、上記揺動ピストンの一方の側面部または
仕切部材の当接部に所定の厚さを有するゴム状弾性体を
設けるようにした構成を採ることとした。
【0011】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、エンジンアイドリング振動等の低周
波数の振動入力に対しては、上記揺動ピストンを上記連
通路内で作動させることによって低動バネ定数化を図る
ことができるようになるとともに、更に低周波数の振動
であるエンジンシェイクの入力に対しては上記連通路の
液室側開口部のところを閉鎖することによって高減衰力
を発揮させるようにして、その抑制(制振)を図ること
ができるようになる。これらに加えて、更に、本発明の
ものにおいては、比較的高周波成分の振動が上記主室内
の液体に入力(伝播)されたときに、当該振動入力に基
づく主室内の液圧変動を、上記揺動ピストンの扇部の一
方の側面部に設けられた弾性体の弾性変形によって吸収
することができるようになる。この弾性体の弾性変形に
基づく液圧変動吸収作用により、高周波成分の振動に起
因するこもり音の吸収及び遮断等を図ることができるよ
うになる。
【0012】次に、請求項8記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項7記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項7記載の液体封入式防振装置に関して、上記揺動ピス
トンを、上記連通路の副室側開口部のところに当該開口
部の一方側の壁と上記弾性体とが接するように、かつ、
上記連通路と上記副室との間を密閉するように固定さ
せ、これによって、上記主室内の液圧変動に対して上記
弾性体が弾性変形をして上記揺動ピストンを微小量揺動
運動させるようにした構成を採ることとした。このよう
な構成を採ることにより、本発明のものにおいても、上
記請求項7記載のものと同様、エンジンシェイクの抑制
(制振)を図ることができるとともに、比較的高周波成
分の振動に起因するこもり音等の遮断及び吸収を図るこ
とができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図8を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、振動体側に取り付
けられる第一の連結部材91と、車体側のメンバ等に取
り付けられる第二の連結部材95と、これら第一の連結
部材91と第二の連結部材95との間にあって上記振動
体からの振動を遮断するゴム状のインシュレータ8と、
当該インシュレータ8に対して直列に設けられ、かつ、
非圧縮性流体(液体)の封入される主室6及び副室7
と、これら主室6と副室7との間において液体を流動さ
せるオリフィス5と、上記主室6と副室7との間を仕切
る仕切部材3と、上記副室7の室壁の一部を形成するも
のであって外部の大気との間を仕切るダイヤフラム4
と、上記主室6と上記副室7との間を連結する連通路3
5の途中に設けられるものであって上記主室6内の液体
を特定の周波数にて加振する加振装置1と、当該加振装
置1を形成する揺動ピストン11を駆動するロータリア
クチュエータ2と、からなることを基本とするものであ
る。
【0014】このような構成からなるものにおいて、上
記加振装置1は、具体的には、図1及び図2に示す如
く、主室6と副室7との間をつなぐ連通路35のところ
に設けられるものであって、後に述べるロータリアクチ
ュエータ2にて駆動される回転軸15と、当該回転軸1
5のラジアル方向に設けられるものであって扇型の形態
からなる揺動ピストン11と、上記回転軸15と同一軸
線上に設けられるものであって上記ロータリアクチュエ
ータ2を形成する永久磁石21及び当該永久磁石21と
の間において磁力を発生させて上記永久磁石21及び回
転軸15を回転運動(揺動運動)させる電磁コイル22
と、からなることを基本とするものである。なお、この
ような構成からなるものにおいて、上記揺動ピストン1
1は、図2ないし図4に示す如く、その横断面形態が扇
型の形態からなるものである。そして、その作動位置
は、図2に示す如く、通常は連通路35内にあって、上
記主室6と副室7との間の液体の流動を遮断するように
位置した状態で作動するようになっているものである
が、本加振装置1の作動停止時には、図3または図4に
示す如く、上記連通路35の主室側開口部356または
副室側開口部357のところであって上記開口部を形成
する壁のところに形成された当接部351に接した状態
で機械的に固定されるようになっているものである。
【0015】また、このような構成からなる加振装置1
を形成する揺動ピストン11等を特定の周波数にて駆動
するロータリアクチュエータ2は、図1に示す如く、上
記加振装置1を形成する揺動ピストン11を駆動する回
転軸15の一端側に設けられる円筒状の永久磁石21
と、当該永久磁石21の周りに設けられるものであって
上記永久磁石21を特定の周波数にて回転駆動する(揺
動運動させる)電磁石(電磁コイル)22と、からなる
ことを基本とするものである。そして、これらのところ
には、更に、上記電磁コイル22に所定の電流を供給す
るように制御作用をするとともに、上記永久磁石21の
静止位置(停止位置)を特定の位置に設定する等の制御
作用を行なう制御手段25が設けられるようになってい
る。
【0016】そして、この制御手段25は、マイクロプ
ロセッサユニット(MPU)を主体として形成されるマ
イクロコンピュータ等からなるものであり、当該制御手
段25の制御作用により、上記ロータリアクチュエータ
2が駆動されるようになっているものである。これによ
って、上記加振装置1を形成する揺動ピストン11が上
記連通路35内にて特定の周波数にて駆動されることと
なる。これら構成を採ることによって、上記連通路35
につながる上記主室6内の液体が特定の周波数にて加振
されるようになっているものである。
【0017】次に、このような構成からなる上記加振装
置1を形成する揺動ピストン11の設けられる連通路3
5周りの具体的構成について以下に説明する。まず、第
一の実施形態について、図2ないし図4を基に説明す
る。このものは、その連通路35の横断面部における一
方の側壁の形態が、図2に示す如く、円弧状の形態を有
するようになっているとともに、その主室側開口部35
6の幅の方が副室側開口部357の幅よりも大きな値を
有するようになっているものである(図3参照)。そし
て、このような円弧状側壁を有する連通路35内にて揺
動運動するものであって横断面形態が扇型の形状からな
る揺動ピストン11は、その先端部(先端面)111が
所定の幅を有する円弧面にて形成されるようになってい
るとともに、当該先端部111の幅は、図3に示す如
く、副室側開口部357を塞ぐのに十分なだけの値を有
するように設定されているものである。そして、当該先
端部111は、主室側開口部356に対しては当該主室
側開口部356の幅よりも小さな値を有するように設定
されているものである(図4参照)。
【0018】このような構成を採ることにより、本実施
の形態のものにおいては、アイドリング振動の制振を目
的とするときには、例えば図2に示す如く、上記揺動ピ
ストン11を、所定の周波数にて作動するロータリアク
チュエータ2の駆動力によって上記連通路35内にて所
定の周波数にて作動(揺動運動)させる。これによっ
て、上記主室6内の液圧変動が吸収されて動バネ定数が
低減化されることとなる。一方、エンジンシェイクの入
力振動に対しては、加振装置1の作動を停止させるとと
もに、揺動ピストン11を、図3に示すように、その扇
型の側面部115のところが副室側開口部357の側壁
部に形成された当接部351のところに接するように押
付けた状態で固定させる。これによって、上記副室側開
口部357は上記扇型揺動ピストン11の先端面111
にて完全に閉鎖される。すなわち、連通路35は遮断さ
れることとなる。その結果、主室6周りの拡張動バネ定
数が高められ、主室6内の液体はオリフィス5を経由し
て副室7側へと流動して、高減衰力が得られることとな
る。また、一方、車両走行中に入力される高周波数域の
振動に対しては、上記揺動ピストン11を、例えば図4
に示す如く、主室側開口部356側に固定させるように
する。これによって、上記連通路35には、上記主室側
開口部356と揺動ピストン11の先端部111との間
に生ずる隙間にて所定の絞りが形成されることとなり、
この絞りの作用によって、上記連通路35内の液体によ
る共振作用が生ずることとなる。この液体共振作用によ
り上記高周波数域における特定周波数にて低動バネ定数
化が図られることとなる。なお、ここに高周波数域の振
動とはエンジンアイドリング振動数域以上の振動数であ
る40〜400Hzの周波数のものを言う。そして、車
両やエンジンの状態にもよるが、多くの場合は60〜1
50Hzの範囲の周波数にて液体共振が生ずるように上
記絞りのディメンションが設定されるようになっている
ものである。このように調整(チューニング)をするこ
とによって、こもり音の吸収及び遮断が成されることと
なる。
【0019】次に、連通路35及び揺動ピストン11周
りの構成に関する第二の実施形態について、図5ないし
図7を基に説明する。このものは、上記第一の実施形態
のものに対して、主室側開口部356のところに、例え
ば図6に示すような所定の開口面積を有する切欠部35
9を設けるようにしたことである。そして、この切欠部
359をもって、上記揺動ピストン11が上記主室側開
口部356のところに固定された状態において、所定の
絞り面積を有する絞りを形成させるようにしていること
である。この絞り359の作用により、高周波成分の振
動入力に対しても上記連通路35内の液体を共振させ、
低動バネ定数化を図るようにしているものである。な
お、本実施の形態のものにおいては、加振装置1の作動
停止時の一態様であって揺動ピストン11が、例えば図
6または図7に示す如く、切欠状絞り359を有する主
室側開口部356の周りに固定された状態時において、
上記電磁式ロータリアクチュエータ2の電磁コイル22
への入力パルス電圧のデューティ比率を適宜値に制御す
ることによって、上記絞り359の絞り面積を揺動ピス
トン11にて更に絞った状態に制御し、これによって、
上記絞り359及び連通路35内に存在する液体の共振
周波数を適宜値に変化させるようにすることができる。
この共振周波数の変化(微調整)によって、対象とされ
る振動数の変化に適宜対応させた状態で本液体封入式防
振装置全体の動バネ定数を低減化させることができるよ
うになる。なお、本実施の形態のものは、上記第一の実
施形態のものに対して、揺動ピストン11の作動に基づ
く絞り開口面積の変化率が小さくなっているので、共振
周波数の微調整がしやすくなる。その他の点について
は、上記第一の実施形態のところで述べたものと同じで
ある。
【0020】次に、第三の実施形態について、図8を基
に説明する。このものは、扇型揺動ピストン11の一方
の側面部115のところまたは連通路35の開口部周り
に設けられた当接部351のところに所定の厚さを有す
るゴム状弾性体19を設けるようにしたことである。そ
して、このような揺動ピストン11を、加振装置1の作
動停止時には、例えば図8に示す如く、副室側開口部3
57のところに、上記弾性体19が上記副室側開口部3
57の一方の側壁のところに接した状態で固定させるよ
うにしたことである。これと同時に、扇型揺動ピストン
11の先端部111をもって副室側開口部357を閉鎖
するようにしているものである。従って、このような状
態で主室側にエンジンシェイクに関する振動が入力され
ると、主室6内の液体はオリフィス5側へと流動し、高
減衰力が得られることとなる。また、車両走行時におけ
る比較的高周波数の振動入力に対しては、主室6内の液
圧変動が連通路35内の液体を介して上記揺動ピストン
11のところに伝達されるとともに、この入力は揺動ピ
ストン11の一方の側面部115に設けられた弾性体1
9の弾性変形によって吸収されることとなる。その結
果、当該高周波数域の振動の入力に対して本液体封入式
防振装置全体の動バネ定数が低減化されることとなり、
当該高周波数域の振動に起因するこもり音等の吸収及び
遮断が成されることとなる。なお、上記ゴム状弾性体1
9のゴム硬度、厚さ、接触面積等を適宜選択することに
よって、本ゴム状弾性体19の作用によって吸収される
振動数(周波数)を適宜値に設定することができるよう
になる。これらの点以外、すなわち、アイドリング振動
の吸収及び遮断に関しては、上記第一の実施の形態のと
ころで述べたものと同じである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、振動体側に取り付けら
れる第一の連結部材と、車体側のメンバ等に取り付けら
れる第二の連結部材と、これら第一の連結部材と第二の
連結部材との間にあって上記振動体からの振動を遮断す
るインシュレータと、当該インシュレータの一部にてそ
の室壁の一部が形成されるものであって非圧縮性流体で
ある液体の封入される主室と、当該主室にオリフィスを
介して連結されるとともにダイヤフラムにてその室壁の
一部が形成される副室と、これら主室と副室との間を仕
切る仕切部材と、当該仕切部材のところに設けられるも
のであって上記主室と副室との間を連結する連通路と、
当該連通路の途中に設けられる揺動ピストン及び当該揺
動ピストンを所定の周波数にて駆動する電磁式のロータ
リアクチュエータにて形成される加振装置と、からなる
液体封入式防振装置に関して、上記揺動ピストンを、上
記連通路の主室側開口部または副室側開口部のところで
あって上記仕切部材に設けられた当接部に接触固定さ
せ、これによって上記揺動ピストンを揺動運動させない
ようにした構成を採ることとしたので、上記加振装置の
作動停止時におけるディテントトルクが強力に発揮され
ることとなり、上記加振装置を形成する揺動ピストンが
上記連通路の液室側開口部のところに、確実に固定され
るようになった。その結果、エンジンシェイクの入力に
対して、高い減衰力を発揮させることができるようにな
り、当該エンジンシェイクを抑止することができるよう
になった。
【0022】また、加振装置が作動停止時において、上
記揺動ピストンを、上記連通路の主室側開口部または副
室側開口部のところに固定させて上記連通路を閉鎖する
にようにするか、または連通路に所定の開口面積を有す
る絞りを形成させるようにしたので、エンジンシェイク
の振動入力に対しては、上記連通路を完全に遮断するこ
とによって上記主室内の液圧上昇を促進させて、高減衰
力を発揮させるようにするとともに、車両走行中に発生
する高周波数域の振動入力に対しては上記絞りにおける
液体共振作用にて低動バネ定数化を図ることができるよ
うになった。その結果、エンジンシェイクの外にこもり
音の吸収及び遮断をも図ることができるようになった。
【0023】また、上記揺動ピストンの停止位置(固定
位置)を、わずかにではあるが微小量ずらすことによっ
て、上記絞りの面積に変化をもたせるようにし、これに
よって、適応させるべき周波数(振動数)の値を変化さ
せることができるようになった。その結果、こもり音の
周波数が変化した場合においても、これに対応させて、
その吸収及び遮断を図ることができるようになった。
【0024】また、上記揺動ピストンの横断面形態を扇
型の形状からなるようにするとともに、当該扇型形状の
一方の側面部に所定の厚さを有するゴム状弾性体を設
け、一方、上記加振装置の作動停止時には、上記揺動ピ
ストンを、上記連通路の副室側開口部のところに、当該
開口部の一方側の壁と上記弾性体とが接するように、か
つ、上記連通路と上記副室との間を密閉するように固定
させ、これによって、上記主室内の液圧変動に対して上
記弾性体が弾性変形をして上記揺動ピストンが微小量で
はあるが揺動運動することができるようにしたものにお
いては、低周波数の振動であるエンジンシェイクの入力
に対しては上記連通路の液室側開口部のところを閉鎖す
ることによって高減衰力を発揮させるようにして、その
抑制(制振)を図ることができるとともに、比較的高周
波成分の振動が上記主室内の液体に入力(伝播)された
ときには、当該振動入力に基づく主室内の液圧変動を、
上記揺動ピストンの扇部の一方の側面部に設けられた弾
性体の弾性変形によって吸収することができるようにな
り、これによって、上記高周波成分の振動に起因するこ
もり音の吸収及び遮断等を図ることができるようになっ
た。また、入力振動に対応させて上記揺動ピストンの位
置を移動させなくとも、上記揺動ピストンを開口部側壁
に形成された当接部のところに固定させた状態でエンジ
ンシェイク振動と高周波成分の振動との二つの振動を吸
収及び遮断することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を縦断面図である。
【図2】本発明の主要部を成す連通路周りの構成につい
ての第一の実施形態にかかる加振装置の作動状態を示す
断面図である。
【図3】第一の実施形態における加振装置の作動停止時
であって副室側開口部を閉鎖した状態を示す断面図であ
る。
【図4】第一の実施形態における加振装置の作動停止時
であって連通路が連通状態にある場合を示す断面図であ
る。
【図5】第二の実施形態における加振装置の作動停止時
であって切欠状絞りが大きく開かれた状態を示す断面図
である。
【図6】第二の実施形態の主要部を成す切欠状絞りの全
体構成を示す主室側から視た仕切部材の平面図である。
【図7】第二の実施形態における切欠状絞りの開口部面
積を更に小さく絞った状態を示す断面図である。
【図8】第三の実施形態にかかるものの、その主要部を
成す連通路及び当該連通路内に設けられる揺動ピストン
周りの構成を示す断面図である。
【図9】従来例の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 加振装置 11 揺動ピストン 111 先端部(先端面) 115 側面部 15 回転軸 19 弾性体 2 ロータリアクチュエータ 21 永久磁石 22 電磁石(電磁コイル) 25 制御手段 3 仕切部材 35 連通路 351 当接部 356 主室側開口部 357 副室側開口部 359 絞り(切欠部) 4 ダイヤフラム 5 オリフィス 6 主室 7 副室 8 インシュレータ 91 第一の連結部材 95 第二の連結部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体側に取り付けられる第一の連結部
    材と、車体側のメンバ等に取り付けられる第二の連結部
    材と、これら第一の連結部材と第二の連結部材との間に
    あって上記振動体からの振動を遮断するインシュレータ
    と、当該インシュレータの一部にてその室壁の一部が形
    成されるものであって非圧縮性流体である液体の封入さ
    れる主室と、当該主室にオリフィスを介して連結される
    とともにダイヤフラムにてその室壁の一部が形成される
    副室と、これら主室と副室との間を仕切る仕切部材と、
    当該仕切部材のところに設けられるものであって上記主
    室と副室との間を連結する連通路と、当該連通路の途中
    に設けられる揺動ピストン及び当該揺動ピストンを所定
    の周波数にて駆動する電磁式のロータリアクチュエータ
    にて形成される加振装置と、からなる液体封入式防振装
    置において、上記揺動ピストンを、上記連通路の主室側
    開口部または副室側開口部のところであって上記仕切部
    材に設けられた当接部に接触固定させ、これによって上
    記揺動ピストンを揺動運動させないようにしたことを特
    徴とする液体封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記揺動ピストンを、当該揺動ピストンの一部に
    て上記連通路の主室側開口部または副室側開口部のうち
    のいずれか一方側を閉鎖するにように固定させるように
    したことを特徴とする液体封入式防振装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記揺動ピストンを、主室側開口部または副室側
    開口部のうちのいずれか一方側の開口部側に、所定の隙
    間からなる絞りを形成させた状態で固定させるようにし
    たことを特徴とする液体封入式防振装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記連通路の主室側開口部または副室側開口部の
    うちのいずれか一方側のところに切欠部を設け、一方、
    上記揺動ピストンが上記切欠部を有する開口部のところ
    に固定された状態において、上記切欠部をもって、上記
    主室と副室との間を連結する連通路における絞りを形成
    させるようにしたことを特徴とする液体封入式防振装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記連通路の主室側開口部または副室側開口部の
    うちのいずれか一方側の開口部の幅を、上記揺動ピスト
    ンの横断面幅よりも大きな値を有するように設定し、上
    記揺動ピストンの上記開口部周りへの固定時に、上記揺
    動ピストンと上記開口部との間に所定の隙間を形成さ
    せ、当該隙間をもって上記連通路における絞りを形成さ
    せるようにしたことを特徴とする液体封入式防振装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5記載の液体封入
    式防振装置において、上記揺動ピストンの上記連通路開
    口部周りへの固定時に、上記絞りの絞り面積を上記揺動
    ピストンにて更に絞った状態に制御するようにし、これ
    によって、上記絞り及び連通路内に存在する液体の共振
    周波数を適宜値に変化させるようにしたことを特徴とす
    る液体封入式防振装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の液体封入式防振装置にお
    いて、揺動ピストンの一方の側面部または仕切部材の当
    接部に所定の厚さを有するゴム状弾性体を設けるように
    したことを特徴とする液体封入式防振装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の液体封入式防振装置にお
    いて、上記揺動ピストンを、上記連通路の副室側開口部
    のところに当該開口部の一方側の壁と上記弾性体とが接
    するように、かつ、上記連通路と上記副室との間を密閉
    するように固定させ、これによって、上記主室内の液圧
    変動に対して上記弾性体が弾性変形をして上記揺動ピス
    トンを微小量揺動運動させるようにしたことを特徴とす
    る液体封入式防振装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138839A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 液封入式防振装置
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