JP2002213298A - シリンダヘッド - Google Patents

シリンダヘッド

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JP2002213298A
JP2002213298A JP2001009719A JP2001009719A JP2002213298A JP 2002213298 A JP2002213298 A JP 2002213298A JP 2001009719 A JP2001009719 A JP 2001009719A JP 2001009719 A JP2001009719 A JP 2001009719A JP 2002213298 A JP2002213298 A JP 2002213298A
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sleeve
peripheral wall
intake port
cylinder
exhaust port
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JP2001009719A
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Eijiro Kuramochi
栄次郎 倉持
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水通路を確保するために吸気ポート周
壁、あるいは排気ポート周壁を薄肉化しても、その根元
部にヘッドボルトの締め付け荷重による応力が集中する
ことがなく、薄肉部分に亀裂を生じさせないシリンダヘ
ッドを提供するものである。 【解決手段】 シリンダ内に空気を吸入する吸気ポート
2とシリンダから排気ガスを排出する排気ポート3との
間に配設されたスリーブ5と、スリーブ5の外周面と吸
気ポート周壁12、及び排気ポート周壁13との間に形
成された冷却水通路4aとを備え、吸気ポート周壁12
又は排気ポート周壁13のスリーブ5と対向する部位1
2a、13aは、スリーブ5との間に所定の間隔S1を
確保するために薄肉部に形成され、薄肉部にはヘッドボ
ルト9の軸方向に対して直角方向に溝20、21が形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダヘッド、 特
に水冷式エンジンのシリンダヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの高出力化、低燃費化を
図るために吸気バルブ及び排気バルブを気筒毎にそれぞ
れ複数配設した多弁式のエンジンが広く実用に供されて
いる。このような多弁式エンジンを構成するシリンダヘ
ッドには、配設される吸気バルブ及び排気バルブに対応
した数の吸気ポート及び排気ポートが形成されている。
図5には、吸気バルブと排気バルブが気筒毎にそれぞれ
2本ずつ配設される4弁式の直接噴射式ディーゼルエン
ジンに適用されるシリンダヘッド1の断面図が示されて
いる。図5において、2は吸気ポート、3は排気ポー
ト、5は図示しない燃料噴射ノズルを収容するスリー
ブ、4aはスリーブ5の外周面と吸気ポート2の周壁お
よび排気ポート3の周壁との間に形成された冷却水通
路、4bは吸気ポート2の下方と排気ポート3の下方及
び上方に形成された冷却水通路、8はヘッドボルト挿通
孔である。なお、上記吸気ポート2及び排気ポート3
は、吸排気バルブに対応して気筒毎にそれぞれ2つずつ
設けられている。このように構成されたシリンダヘッド
1は、該ヘッドボルト挿通孔8を挿通して配設されるヘ
ッドボルト9によってシリンダブロック90に締付固定
される。上述したように、複数の吸気ポート2及び排気
ポート3を形成し、吸気ポート2と排気ポート3との間
にスリーブ5が配設されたシリンダヘッド1において
は、吸気ポート2と排気ポート3の占める割合が大きく
なり、吸気ポート2を規定する吸気ポート周壁6のスリ
ーブ5と対向する部位6aとスリーブ5との間隔S2、
及び排気ポート3を規定する排気ポート周壁7のスリー
ブ5と対向する部位7aとスリーブ5との間隔S3が狭
くなってしまう。特に、吸気ポート2は吸入空気の充填
効率を高めるために、ポート径(Ain)が排気ポート
3のポート径(Aex)よりも大きく形成されているの
で、上記間隔S2はより狭くなってしまう。このため、
絞り効果によって吸気ポート周壁6の上記部位6aある
いは排気ポート周壁7の上記部位7aとスリーブ5との
間を流通する冷却水の流速が上昇し、その下流側で局部
的な圧力低下によるキャビテーションが発生して、吸気
ポート周壁6や排気ポート周壁7およびスリーブ5を腐
食させる原因となる。また、上記のように冷却水の流速
が上昇すると、冷却水通路壁面への酸素の拡散が活発化
し、吸気ポート周壁6や排気ポート周壁7およびスリー
ブ5を腐食させる原因となる。そして、腐食が進行する
と、やがて孔が開いて冷却水漏れが発生する問題が生じ
る。そこで、スリーブ5と対向する吸気ポート周壁6あ
るいは排気ポート周壁7を、図5に示す二点鎖線から冷
却水通路4a側の厚さ分だけ薄肉化して薄肉部に形成
し、スリーブ5との間隔をS1まで拡げることによっ
て、所定の間隔を確保する対策が講じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸気ポート
周壁6あるいは排気ポート周壁7のスリーブ5と対向す
る部位6aあるいは7aを薄肉部に形成すると新たな問
題が生ずる。この薄肉部に形成することによって生じる
問題について、図6も参照しながら説明する。図6は吸
気ポート周壁6のスリーブ5と対向する部位6aの肉厚
を二点鎖線から冷却水通路4a側の厚さ分だけ薄肉化し
た状態の拡大図と、ヘッドボルト挿通孔8に挿通される
ヘッドボルト9によってシリンダヘッド1をシリンダブ
ロック90に締め付けた場合に吸気ポート周壁6のスリ
ーブ5と対向する部位6aに発生する応力を示したグラ
フである。ヘッドボルト9によってシリンダブロック9
0に締め付けられたシリンダヘッド1には、ヘッドボル
ト9の軸方向に締め付け荷重が生じる。しかるに、吸気
ポート2はシリンダヘッド1の側面まで達しているた
め、該吸気ポート2を規定する吸気ポート周壁6のスリ
ーブ5と対向する部位6aにはその根元部60を支点と
した曲げ応力が生じる。このため図6に示すように、吸
気ポート周壁6のスリーブ5と対向する部位6aの根元
部60に応力集中が発生する。また、吸気ポート周壁6
には、ヘッドボルトの締付け荷重による応力だけではな
く、シリンダヘッド1の下方に形成される燃焼室での燃
焼による応力も繰返し発生する。従って、スリーブ5と
吸気ポート周壁6との間隔を確保するために吸気ポート
周壁6のスリーブ5と対向する部位6aを薄肉にする
と、その根元部60から亀裂が発生して冷却水漏れが発
生してしまう問題が生じる。なお、排気ポート周壁7の
スリーブ5と対向する部位7aについても、吸気ポート
周壁6のスリーブ5と対向する部位6aと同様の問題が
生じることは言うまでもない。
【0004】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
その主たる技術的課題は、冷却水通路を確保するために
吸気ポート周壁あるいは排気ポート周壁を薄肉化して
も、その根元部にヘッドボルトの締め付け荷重による応
力が集中することがなく、薄肉部分に亀裂を生じさせな
いシリンダヘッドを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、エンジンのシリンダ
内に空気を吸入する吸気ポートと、該シリンダから排気
ガスを排出する排気ポートと、該吸気ポートと該排気ポ
ートとの間に配設されたスリーブと、該スリーブの外周
面と該吸気ポートの周壁および該排気ポートの周壁との
間に形成された冷却水通路とを備え、該エンジンのシリ
ンダブロックにヘッドボルトによって締付固定されるシ
リンダヘッドにおいて、該吸気ポート周壁、又は該排気
ポート周壁の該スリーブと対向する部位は、該スリーブ
との間に所定の間隔を確保するために薄肉部に形成され
ており、該薄肉部には、該ヘッドボルトの軸方向に対し
て直角方向の溝が形成されている、ことを特徴とするシ
リンダヘッドが提供される。上記薄肉部に形成される溝
は略平行に設けられた複数の溝からなり、該複数の溝の
断面積は上記シリンダブロック側から遠い程広く形成さ
れていることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明によるシリンダヘッ
ドの一実施形態を示す部分下面図、図2は図1における
A−A線断面を180度回転させた断面図、図3は図2
におけるB−B線断面図である。なお、図1乃至図3で
は、図5に示した従来のシリンダヘッド1に対して変更
のない部分については図5と同じ符号が付いている。図
1乃至図3に示すシリンダヘッド10は、例えばアルミ
合金によって鋳造され、吸気バルブと排気バルブが気筒
毎にそれぞれ2本ずつ配設される4弁式の直接噴射式デ
ィーゼルエンジンに適用される。シリンダヘッド10に
は、シリンダブロック90に形成される図示しないシリ
ンダ内に空気を吸入する吸気ポート2、及びシリンダか
ら排気ガスを排出する排気ポート3が各気筒にそれぞれ
2つずつ設けられている。図2に示すように、吸気ポー
ト2、及び排気ポート3の一端はシリンダヘッド10の
両側面でそれぞれ分かれて開口された側面開口部2a、
3aを構成しており、一方、吸気ポート2、及び排気ポ
ート3の他端はシリンダヘッド10の下面で開口された
下面開口部2b、3bを構成している。すなわち、吸気
ポート2の側面開口部2a、及び下面開口部2bは、そ
れぞれ吸気ポート2の入口、及び出口を構成し、排気ポ
ート3の下面開口部3b、及び側面開口部3aはそれぞ
れ排気ポート3の入口、及び出口を構成している。図1
に示すように、各気筒に設けた2つの吸気ポート2は、
それぞれが完全に分離独立した二つの通路で構成されて
いるが、排気ポート3は、入口側では二つに分かれてい
た通路が出口側で合流した構成とされている。図2に示
すように、吸気ポート2は、シリンダ内に吸入される空
気の充填効率を高めるために、吸気ポート2の下面開口
部2bのポート径(Ain)が、排気ポート3の下面開
口部3bのポート径(Aex)よりも大きく形成されて
いる。従って、吸気ポート2全体でも下面開口部2bに
合わせてポート径が広く形成されている。なお、吸気ポ
ート2、及び排気ポート3の下面開口部2b、3bに
は、例えば耐摩耗性や耐熱性に優れた鉄系焼結材料によ
って造られたバルブシートリング11a、11bが嵌め
込まれており、バルブシートリング11a、11bは後
に配設される吸排気バルブの着座面として機能する。
【0007】吸気ポート2と排気ポート3との間には、
後に取り付けられる燃料噴射ノズルを収容するスリーブ
5が配設されている。スリーブ5は、例えばアルミ合金
によって鋳造され、図2に示すように、上部から下部に
向かって大径部5a、中径部5b、及び小径部5cと3
段に縮径された円筒状に形成されている。スリーブ5
は、シリンダヘッド10の上壁部14a、及び中壁部1
4bに形成された貫通孔15a、15bに大径部5a
が、そしてシリンダヘッド10の下壁部14cに形成さ
れた貫通孔15cに小径部5cが挿通されており、図1
に示すように、各気筒の中心、すなわち吸気ポート2の
下面開口部2bと排気ポート3の下面開口部3bの計4
つの開口部によって囲まれた部分の略中心を軸にして垂
直方向に配設されている。
【0008】シリンダヘッド10には、冷却水を循環さ
せてシリンダヘッド10各部を冷却する冷却水通路4
a、4bが設けられている。冷却水通路4aはスリーブ
5の外周面と吸気ポート2の周壁および排気ポート3周
壁との間に形成され、冷却水通路4bは吸気ポート2の
下方と排気ポート3の下方及び上方に形成されている。
冷却水通路4a、4bは、図1に示すように、シリンダ
ヘッド10の下面に形成された冷却水流入部15を介し
てシリンダブロック90に形成される図示しない冷却水
通路と連通されている。従って、冷却水通路4a、4b
を循環する冷却水は、シリンダブロック90の冷却水通
路から冷却水流入部15を介して冷却水通路4a、4b
に流入される。
【0009】図1乃至図3において8はヘッドボルト挿
通孔で、このヘッドボルト挿通孔8に挿通して配設され
たヘッドボルト9によってシリンダヘッド10はシリン
ダブロック90に締付固定される。
【0010】図示の実施形態におけるシリンダヘッド1
0においては、吸気ポート周壁12および排気ポート周
壁13とスリーブ5との間に所定の間隔S1を確保する
ために、吸気ポート周壁12および排気ポート周壁13
のスリーブ5と対向する部位12aおよび13aが薄肉
部に形成されている。その結果、薄肉部12a、13a
とスリーブ5との間には間隔S1が確保され、その間を
流通する冷却水の流速上昇が抑制され、キャビテーショ
ン等の発生は防止されるので、吸気ポート周壁部12、
排気ポート周壁部13、及びスリーブ5に腐食が起こる
ことがなくなる。
【0011】図示の実施形態のシリンダヘッド10にお
いては、薄肉部に形成された吸気ポート周壁12におけ
るスリーブ5と対向する部位12aの外周面に該部位1
2aの根元部120より高い位置に4本の溝20が形成
され、また、排気ポート周壁13におけるスリーブ5と
対向する部位13aの外周面に該部位13aの根元部1
30より高い位置に3本の溝21が形成されている。こ
の4本の溝20および3本の溝21は、ヘッドボルト9
の軸方向に対して直角方向にそれぞれ略平行に形成され
ている。吸気ポート周壁12におけるスリーブ5と対向
する部位12aの外周面に形成された4本の溝20につ
いて、図4を参照してさらに詳しく説明する。図4に拡
大図して示すように、溝20は断面積が異なる4本の溝
20a、20b、20c、20dからなっている。この
4本の溝20a、20b、20c、20dは、図示の実
施形態においては断面円弧状に形成され、その溝幅は略
同一に形成されているが、溝の深さが吸気ポート2の下
面開口部2b側、即ちシリンダブロック90側(図4に
おいて下側)から遠い程深く形成されている。従って、
4本の溝20a、20b、20c、20dは、その断面
積がシリンダブロック90側から遠い程広く形成されて
いる。また、排気ポート周壁13におけるスリーブ5と
対向する部位13aの外周面に該部位13aに形成され
た3本の溝21も、上記溝20a、20b、20c、2
0dと同様に、その断面積がシリンダブロック90側か
ら遠い程広く形成されている。なお、上記吸気ポート周
壁12および排気ポート周壁13のスリーブ5と対向す
る部位12aおよび13aの薄肉化、及び溝20および
21は、シリンダヘッド10鋳造用の中子の型によって
成形するか、あるいはシリンダヘッド10鋳造後の切削
等による後加工によって形成することができる。
【0012】図示の実施形態におけるシリンダヘッド1
0は以上のように構成されており、シリンダブロック9
0へ組み付けるために、ヘッドボルト9をヘッドボルト
挿通孔8に挿通してシリンダブロック90へ締め付ける
と、シリンダブロック10にはヘッドボルト9の軸方向
への締め付け荷重が生じる。この荷重によって薄肉化さ
れた吸気ポート周壁12および排気ポート周壁13のス
リーブ5と対向する部位12aおよび13aに発生する
応力は、上記溝20および21がなければ、上記部位1
2a、13aの根元部分にあたる根元部120、130
に集中する。しかし、図示の実施形態では、吸気ポート
周壁12および排気ポート周壁13におけるスリーブ5
と対向する部位12aおよび13aの根元部120およ
び130より高い位置にヘッドボルト9の軸方向に対し
て直角方向に溝20および21が形成されているので、
該溝20および21が形成された上記部位12aおよび
13aの断面積が小さくなるため、応力は根元部12
0、130に集中せず、溝20および21が形成された
上記部位12aおよび13aへ分散することになる。従
って、ヘッドボルト9の締め付け荷重による上記部位1
2aおよび13aに発生する応力は、4本の溝20およ
び3本の溝21によって断面積が小さくなる部分に分散
され、根元部120、130に応力が集中して亀裂が発
生することが防止される。なお、図4に示すように吸気
ポート周壁12におけるスリーブ5と対向する部位12
aの外周面に形成された4本の20a、20b、20
c、20dはその断面積がシリンダブロック90側から
遠い程広く形成されているので、上記部位12aに発生
する応力は略均一となる。なお、排気ポート周壁13に
おけるスリーブ5と対向する部位13aにおいても、同
様な効果が生じることは言うまでもない。
【0013】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるもので
はない。例えば、適用するエンジンはガソリンエンジン
でもよく、この場合、スリーブには点火プラグが収容さ
れることになる。また、溝を形成する薄肉部を吸気ポー
ト周壁か排気ポート周壁のいずれかに設けてもよい。ま
た、溝の断面積をシリンダブロック側から遠くなるにつ
れて広くさせるために、溝の幅および深さを変えて断面
積を変化させるような構成にしてもよい。つまり、本発
明を構成する各要件を備え、同様な作用を奏するもので
あればどのような実施の形態でもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、 吸気ポート周壁又は排
気ポート周壁のスリーブと対向する部位はスリーブとの
間に所定の間隔を確保するために薄肉部に形成されてお
り、薄肉部にはヘッドボルトの軸方向に対して直角方向
の溝が形成されているので、薄肉部の根元部にヘッドボ
ルトの締め付け荷重による応力が集中することがなく、
上記溝の形成部に応力が分散されるため、上記根元部に
応力が集中することによる亀裂の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリンダヘッドの一実施形態を示
す部分下面図。
【図2】図1におけるA−A線断面を180度回転させ
た断面図。
【図3】図2におけるB−B線断面図。
【図4】図2に示すシリンダヘッド断面の薄肉部の拡大
図と、ヘッドボルトの締め付けによって薄肉部に発生す
る応力をその拡大図に対応させて示したグラフ。
【図5】従来例によるシリンダヘッドの断面図。
【図6】図5に示すシリンダヘッド断面において、吸気
ポート周壁の肉厚を二点鎖線から冷却水通路側の厚さ分
だけ薄肉化した場合における吸気ポート周壁の拡大図
と、ヘッドボルトの締め付けによって吸気ポート周壁に
発生する応力をその拡大図に対応させて示したグラフ。
【符号の説明】
2:吸気ポート 3:排気ポート 4a、4b:冷却水通路 5:スリーブ 8:ヘッドボルト挿通孔 9:ヘッドボルト 10:シリンダヘッド 12:吸気ポート周壁 12a:吸気ポート周壁のスリーブと対向する部位(薄
肉部) 13:排気ポート周壁 13a:排気ポート周壁のスリーブと対向する部位(薄
肉部) 20(20a、20b、20c、20d)、21:溝 90:シリンダブロック 120、130:根元部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダ内に空気を吸入する
    吸気ポートと、該シリンダから排気ガスを排出する排気
    ポートと、該吸気ポートと該排気ポートとの間に配設さ
    れたスリーブと、該スリーブの外周面と該吸気ポートの
    周壁および該排気ポートの周壁との間に形成された冷却
    水通路とを備え、該エンジンのシリンダブロックにヘッ
    ドボルトによって締付固定されるシリンダヘッドにおい
    て、 該吸気ポート周壁又は該排気ポート周壁の該スリーブと
    対向する部位は、該スリーブとの間に所定の間隔を確保
    するために薄肉部に形成されており、 該薄肉部には、該ヘッドボルトの軸方向に対して直角方
    向の溝が形成されている、 ことを特徴とするシリンダヘッド。
  2. 【請求項2】 該薄肉部に形成される溝は略平行に設け
    られた複数の溝からなり、該複数の溝の断面積は該シリ
    ンダブロック側から遠い程広く形成されている、請求項
    1記載のシリンダヘッド。
JP2001009719A 2001-01-18 2001-01-18 シリンダヘッド Withdrawn JP2002213298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359151C (zh) * 2004-05-11 2008-01-02 三菱自动车工业株式会社 汽缸盖结构

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20080401