JP2002209835A - 体腔内診断装置 - Google Patents

体腔内診断装置

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JP2002209835A
JP2002209835A JP2001006825A JP2001006825A JP2002209835A JP 2002209835 A JP2002209835 A JP 2002209835A JP 2001006825 A JP2001006825 A JP 2001006825A JP 2001006825 A JP2001006825 A JP 2001006825A JP 2002209835 A JP2002209835 A JP 2002209835A
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JP2001006825A
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Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Fuji Photo Optical Co Ltd
富士写真光機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経皮的に挿入されて、体腔内の診断や検査、
さらには必要な処置を行うに当って、複数の器具を挿入
する経路を共用することによって、体腔内に刺し込まれ
るガイド管の数を少なくする。 【解決手段】 内視鏡10の照明部14,観察部13を
設けた内視鏡本体12に対して、それに連結されている
挿入部ロッド11を細径化し、かつ内視鏡本体12に対
して偏心した位置に連結しており、この内視鏡10は体
表皮から刺し込んだガイド管30を介して体腔内に挿入
される。内視鏡本体12をガイド管30から導出させた
後に、挿入部ロッド11を軸回りに180°回転させる
と、ガイド筒30内部からその前方に処置具20を挿通
可能な所定の空間が生じ、内視鏡10と共に処置具20
をガイド管30内に挿通できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、腹腔内の
診断等に用いられ、体表皮から体腔内に刺し込まれるト
ラカール等のガイド管内に挿入されて、体腔内の検査や
診断等を行うための体腔内診断装置に関するものであ
る。

【0002】

【従来の技術】体腔内診断装置の代表的なものとしての
内視鏡は、口腔等を介して体腔内に挿入されるタイプの
ものと、体表皮からトラカール等のガイド管を体表皮か
ら刺し込んで、体腔内への経路を確保した上で、このガ
イド管内に挿入されるタイプのものとがある。後者の経
皮的に挿入されるタイプの内視鏡としては、例えば腹腔
内に刺し込まれる腹腔鏡等がある。そこで、図11に腹
腔鏡を用いた体腔内診断システムの全体構成を示す。

【0003】図中において、1はガイド管を示し、この
ガイド管1はその内部に内針を挿入した状態で体表皮か
ら直接刺し込まれるか、または僅少な切開を行い、この
切開部からガイド管1を腹腔内に導かれる。このガイド
管1を介して腹腔内に挿入される腹腔鏡2は挿入部3と
本体操作部4とを備え、挿入部3の先端には照明部と観
察部とが設けられる。照明部にはライトガイドの出射端
が臨み、また観察部には対物レンズが装着されており、
この対物レンズの結像位置には、固体撮像手段またはイ
メージガイドの入射端が臨んでいる。ここで、腹腔鏡2
は、通常、処置具を挿通するためのチャンネルは設けら
れていない。

【0004】腹腔の内部から体内組織をサンプリングし
たり、切開や高周波凝固を行ったり、さらには切開部の
縫合等の処置を行う必要がある場合には、他のガイド管
5,6をガイド管1と同様にして体表皮から腹腔内に刺
し込んで、ガイド管5に鉗子7を挿入し、ガイド管6に
は高周波スネア等の高周波処置具8を挿入して、適宜の
処置を行う。さらに、これら以外の処置具も挿入される
ことがある。ガイド管5,6に加えて、さらに他のガイ
ド管が刺し込まれる場合もある。ここで、ガイド管は、
被験者の組織に対するダメージを小さくするために、必
要以上の太さのものを用いない。従って、通常は、腹腔
鏡2が挿入されるガイド管1は最大径を有するものとな
り、他のガイド管5,6はそれより細いものとするのが
一般的である。

【0005】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、体腔内にガイド管を介して内視鏡や処置具からな
る器具類を挿入するに当って、これら各器具の挿入経路
はそれぞれ独立したものであるから、体腔内に挿入され
る器具の数に相当する箇所にガイド管を刺し込まなけれ
ばならないことになる。腹腔鏡を用いた診断の際には、
単に体腔内の検査のみを行うだけはなく、体腔内で患部
の摘出,組織のサンプリング,止血等、何らかの処置を
行うのが一般的である。従って、必ず処置具を挿通させ
るためのガイド管を少なくとも1本は刺し込まなければ
ならないことになる。このように、ガイド管を刺し込む
数が多くなればなるほど、組織に対するダメージが大き
いものとなる。

【0006】本発明は前述した点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、経皮的に挿入され
て、体腔内の診断や検査、さらには必要な処置を行うに
当って、複数の器具を挿入する経路を共用することによ
って、体腔内に刺し込まれるガイド管の数を少なくでき
るようにすることにある。

【0007】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、第1の発明は、経皮的に体腔内に挿入されるガ
イド管と、前記ガイド管内に挿通可能な外径を有し、先
端面に照明光伝送手段が臨む照明部と、対物レンズ及び
イメージデータ取得手段を設けた観察部とを装着した内
視鏡本体と、外径が前記内視鏡本体より細く、かつ内視
鏡本体の基端面に対して偏心した位置に連結させた挿入
部ロッドとからなる内視鏡と、前記内視鏡の挿入部ロッ
ドが回転可能に連結され、前記ガイド管を実質的に密閉
する隔壁部材と、前記隔壁部材に穿設され、他の器具を
挿通させる通路とを備える構成としたことをその特徴と
するものである。

【0008】また、第2の発明の構成としては、経皮的
に体腔内に挿入されるガイド管と、前記ガイド管内に挿
通可能な外径を有し、先端面に照明光伝送手段が臨む照
明部と、対物レンズ及びイメージデータ取得手段を設け
た観察部とを装着した内視鏡本体と、外径が前記内視鏡
本体より細く、かつ内視鏡本体の基端面に対して偏心し
た位置に連結させた挿入部ロッドとからなる内視鏡と、
前記内視鏡の挿入部ロッドをスライド可能に挿通させ、
かつこの挿入部ロッドと共に他の器具とが挿通される長
孔状の通路を穿設され、これら内視鏡の挿入部ロッドと
他の器具とが挿通された状態で、前記ガイド管を実質的
に密閉する隔壁部材とを備える構成としたことをその特
徴とするものである。

【0009】ここで、内視鏡における照明光伝送手段と
しては、例えば発光ダイオードと、この発光ダイオード
に接続したケーブル等で構成することもできるが、光フ
ァイバ束からなるライトガイドで構成する方が、照明光
量を大きくする点で望ましい。また、イメージデータ取
得手段は光ファイバ束からなるイメージガイドや、リレ
ーレンズ等で構成することもできるが、対物レンズの結
像位置に設けた固体撮像手段と、この固体撮像手段に連
結したケーブルとから構成するのが望ましい。固体撮像
手段を設けた場合には、挿入部ロッド内に挿通されるの
は、この固体撮像手段からのケーブルとなり、このケー
ブルとライトガイドとを挿入部ロッド内に挿通させれば
良いことから、この挿入部ロッドを細径化することがで
きる。挿入部ロッドは内視鏡本体の基端面、つまり照明
部及び観察部を設けた面とは反対面に連結されるが、こ
の挿入部ロッドの内視鏡本体に対する偏心量をできるだ
け大きくする方が望ましく、外周面に接する位置に連結
するのが最も好ましい。

【0010】ガイド管を介して内視鏡と共に挿通される
他の器具としては、処置具、特に鉗子が好適であるが、
鉗子以外の処置具、または体内組織の情報を取得する超
音波プローブ、さらに他の内視鏡、例えばライトガイド
とイメージガイドとを備え、先端を任意の方向に向ける
ことができるアングル機構付きの細径ファイバスコープ
等であっても良い。前述したいずれの器具を挿通するに
しろ、体腔内に気腹ガス等を供給して、体腔内を大気圧
より高い圧力状態とする場合には、このガイド管を気密
に保持しなければならない。ガイド管の内部は隔壁部材
により密閉することができる。従って、気密保持の点か
らは、隔壁部材をゴム等の弾性部材で形成するのが好ま
しいが、硬質プラスチック等で形成して、ガイド管に実
質的に密嵌させることもできる。そして、隔壁部材はガ
イド管の基端部に止着することもでき、またはガイド管
の内部に挿入するように装着しても良い。隔壁部材には
内視鏡の挿入部ロッドを挿通させるが、この挿入部ロッ
ドは隔壁部材に対して相対回動可能とする。また、隔壁
部材には前述した各種の器具を挿通させる通路を形成さ
れている。従って、この通路を気密に保持するには、処
置具等の器具は挿通できるが、ガイド管が挿入されてい
る体腔内側からの空気の流出を防止する逆止弁を装着す
る構成とすれば良い。

【0011】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。まず、図1に示したように、本発
明の体腔内診断装置は経皮的に挿入されるものであっ
て、この体腔内診断装置は、内視鏡10と、他の器具と
しての処置具20と、ガイド管30とを含むものであ
り、内視鏡10と処置具20とは共にガイド管30内に
挿通されることになる。内視鏡10の一例としては、図
2及び図3に示したように構成される。また、処置具2
0の一例を図4に示す。さらに、図5にはガイド管30
の一構成例が示されている。

【0012】内視鏡10は、挿入部ロッド11の先端に
内視鏡本体12を連結してなるものであり、内視鏡本体
12は先端が開口した筒状のケーシング12aに先端取
付部12bが装着され、また基端側は基端カバー部12
cとなっている。先端取付部12aの先端面には、観察
部13が設けられており、またこの観察部13を挟んだ
両側に2箇所の照明部14とが設けられている。

【0013】まず、照明部14には、発散レンズ15が
装着されており、この発散レンズ15には、光ファイバ
からなるライトガイド16の出射端が臨んでいる。この
ライトガイド16の他端は、図示は省略するが、光源装
置に接続されて、この光源装置に内蔵した照明ランプか
らの照明光はライトガイド16を介して照明部14から
体腔内に向けて照射されて、体内を照明するものであ
る。従って、ライトガイド16は照明光伝送手段を構成
する。

【0014】次に、観察部13には、対物光学系17が
臨んでおり、この対物光学系17の結像位置には固体撮
像素子18が回路基板18aに搭載した状態にして装着
されている。回路基板18aにはケーブル19が接続さ
れており、このケーブル19は映像信号の処理を行うプ
ロセッサ(図示せず)に着脱可能に接続される。従っ
て、固体撮像素子18とその回路基板18aにより体内
像を光電変換する固体撮像手段が構成され、またこの体
内像のイメージデータを電気信号に変換する固体撮像手
段と、この固体撮像手段に接続され、この電気信号をプ
ロセッサに伝送するケーブル19とによってイメージデ
ータ取得手段が構成される。ここで、固体撮像素子18
は、内視鏡本体12の軸線方向に向けられており、対物
光学系17は対物レンズ17aの光路を90°曲げるた
めにプリズム17bを備える構成としているが、固体撮
像素子18を対物レンズ17aの光軸と直交する方向に
向けて設ける場合には、プリズムを装着する必要はな
い。

【0015】挿入部ロッド11は、硬質パイプからなる
ものであって、その先端は内視鏡本体12の基端カバー
部12cに設けた透孔に螺挿することにより(または接
着等により)連結されている。そして、この挿入部ロッ
ド11内には、照明部14に臨むライトガイド16と、
観察部13における固体撮像素子18の回路基板18a
に接続したケーブル19が挿通されている。ここで、挿
入部ロッド11は、後述するように、ガイド管30の先
端が鋭利な刃先30aとなっている場合には、硬質パイ
プで構成するのが望ましいが、軟性の部材で構成するこ
ともでき、また内視鏡本体12を所望の方向に向けるた
めのアングル機構を備える構成とすることもできる。

【0016】ところで、内視鏡本体12は、発散レンズ
15を装着した照明部14が2箇所設けられ、また対物
光学系17及び固体撮像素子18とその回路基板18a
を装着した観察部13が設けられ、さらに観察部13と
照明部14との間及び2箇所設けた照明部14,14間
は、それぞれある程度離間させる必要があるために、所
定の外径を持たせる。これに対して、挿入部ロッド11
は、前述したように、ライトガイド16及びケーブル1
9を挿通するのに必要最小限の内径を有し、かつその厚
みは強度保持の観点から必要最小限のものとする。その
結果、内視鏡本体12と、これに連なる挿入部ロッド1
1との間には大きな径差が生じることになる。そして、
挿入部ロッド11は内視鏡本体12を構成する基端カバ
ー部12cの中心位置に連結されるのではなく、図3に
点線で示したように、内視鏡本体12の外周縁に接する
位置となるように偏心した位置に連結されている。な
お、図示した構成では、挿入部ロッド11の連結位置は
照明部14,14間の後部位置となっているが、観察部
13の後部位置とすることもできる。

【0017】図4に示した処置具20は鉗子である。こ
こで、体腔内診断装置において、体腔内で適宜の処置を
行うに当っては、鉗子以外の処置具、例えば高周波処置
具等も用いられるが、体腔内で高周波処置を含めた大半
の処置を行う際には、鉗子が用いられる。従って、ガイ
ド管30に内視鏡10と共に挿通される処置具20は鉗
子であるのが一般的である。ただし、鉗子以外の処置具
をガイド管30内に挿通させるようにしても良い。ま
た、処置具以外でも、超音波プローブや細径ファイバス
コープ等、適宜の器具を挿通するようにしても良い。

【0018】処置具20は、軸部21の先端にリンク機
構22を介して一対の把持爪23,23を設けてなるも
のであり、また軸部21の基端部には開閉操作部材24
が連結されている。開閉操作部材24は固定レバー部2
4aと回動レバー部24bとから構成され、体外から把
持爪23,23を開閉操作するためのものである。常時
には、ばね25により把持爪23,23を開く方向に付
勢され、回動レバー部24bを固定レバー部24aに近
接する方向に回動操作すると、把持爪23,23は閉じ
る方向に作動することになる。また、固定レバー部24
aと回動レバー部24bとの間には、回動レバー部24
bを任意の回動位置に係止するストッパ26が設けられ
ている。軸部21は硬質部材からなり、管体21a内に
リンク機構22を作動させる操作ロッド21bが挿通さ
れている。なお、処置具20の軸部21は硬質部材とし
なければならないものではなく、例えば密着コイル内に
操作ワイヤを挿通させることにより可撓性を有する軸部
とすることもできる。

【0019】さらに、ガイド管30は、例えば図5に示
したように、トラカールから構成される。つまり、ガイ
ド管30は硬質の筒部材からなり、その先端の外面部分
をテーパ状に形成することにより円環状となった刃先3
0aを有するものである。そして、このガイド管30内
には先端が尖った内針31を挿入することによりアセン
ブルされて、先端部分が鋭利な刺入部となったトラカー
ル32が構成される。また、ガイド管30の基端側の部
位には、必ずしも必須ではないが、シール機構部33が
設けられている。このシール機構部33は、周胴部に貫
通孔34aを穿設したピストン体34を、ガイド管30
の軸線と直交する方向に設けたシリンダ部材35内に摺
動可能に装着したものから構成される。この貫通孔34
aの開口径は、ガイド管30の内径と同じか、またはそ
れより大きくなっている。ピストン体34は、常時には
ばね36の付勢力によって、貫通孔34aがガイド管3
0内に臨まない状態に保持され、ガイド管30の内部が
気密状態に保持される。そして、ピストン体34には押
動操作部37が連設されており、この押動操作部37を
ばね36に抗する方向に押動して、貫通孔34aをガイ
ド管30の軸線と一致させることによって、前述した内
視鏡10及び他の器具としての処置具20が挿通できる
ようになっている。

【0020】而して、ガイド管30にシール機構部33
を設けたのは、体腔内を膨らませるために、気腹ガス等
の圧力を体腔内に導入した状態で、体腔内の診断等を行
うためである。つまり、体腔内の圧力がガイド管30の
内部から漏れないようにするためである。従って、内視
鏡10及び処置具20をガイド管30内に挿通させた時
に、ガイド管30の内部において、内視鏡10,処置具
20の挿通部に隙間が生じないようにしなければならな
い。このために、ガイド管30の基端部には、図6に示
したように、隔壁部材40が嵌着されるようになってい
る。隔壁部材40は本体部40aとフランジ部40bと
からなり、本体部40aはガイド管30内にほぼ密嵌状
に嵌合されて、ガイド管30を密閉状態に閉塞するため
のものであり、またフランジ部40bはガイド管30の
基端側に当接可能になっている。気密保持の点からは、
隔壁部材40はゴム等の弾性部材で形成するのが望まし
いが、硬質のプラスチック材等で形成しても良い。隔壁
部材40には、内視鏡10の挿入部ロッド11が挿通さ
れる第1の透孔41と、処置具20を挿通する通路とな
る第2の透孔42とが穿設されている。なお、隔壁部材
にはフランジ部を設けずに、ガイド管30内に埋没する
状態となるように嵌入させるようにしても良い。ただ
し、この隔壁部材40はガイド管30の先端から突出し
ないようにする必要はある。

【0021】隔壁部材40は予め内視鏡10の挿入部ロ
ッド11にほぼ密嵌状となるように挿通されており、少
なくとも挿入部ロッド11と隔壁部材40とは相対回動
可能になっている。一方、第2の透孔42には、処置具
20が挿脱可能に挿通されるようになっている。処置具
20は、軸部21の先端には一対からなる把持爪23が
装着されており、把持爪23の部分が膨出して軸部21
の外径より太くなっているので、第2の透孔42は少な
くともこの把持爪23を挿通できる孔径を有するものと
する。把持爪23が通過した後には、軸部21が第2の
透孔42に挿通されることから、その間に径差が生じる
ことになる。そこで、この第2の透孔42には逆止弁4
3が装着されている。逆止弁43は、隔壁部材40の本
体部40aの先端側面側に設けられており、外周側の部
分が本体部40aの表面に固着された舌片状のものから
なり、この固着部より内側の部分が本体部40aの表面
から離間する方向に向けて押し開くことができるように
なっている。

【0022】ここで、内視鏡10を構成する挿入部ロッ
ド11及び内視鏡本体12の外径寸法と、処置具20の
最太径の部分である把持爪23の外径寸法と、ガイド管
30の内径寸法と、隔壁部材40の第1,第2の透孔4
1,42の開口径の寸法とは次のようになっている。ま
ず、ガイド管30の内径が最大径となっている。内視鏡
本体12は、ガイド管30内に挿通するのに支障のない
範囲で、その間の径差を最小限のものとなし、内視鏡本
体12をガイド管30内に挿入した時には、この内視鏡
本体12はガイド管30の内面に対してほぼ摺動しなが
ら挿通されるようにする。挿入部ロッド11は内視鏡本
体12より細いものであって、内部にライトガイド16
とケーブル19とを挿通するために、最小限の外径とな
るように細径化されている。しかも、この挿入部ロッド
11と、処置具20の最も太い部位である把持爪23の
部分とは、同時にガイド管30内に挿通できる大きさと
する。第1の透孔41は挿入部ロッド11にほぼ密着す
る開口径を有し、また第2の透孔42は処置具20の把
持爪23を通過させることができる開口径を有するもの
である。

【0023】以上のように構成される体腔内診断装置
は、まずガイド管30内に内針31を組み込んでトラカ
ール32を構成し、このトラカール32は体表皮から体
腔内、例えば腹腔内に刺し込まれる。ここで、安全な刺
し込みを可能となし、しかも体腔内で各種の操作ができ
るようにするために、図1に示したように、予め気腹ガ
ス等を体腔内に導入して、体腔を膨らませておく。従っ
て、体腔内は大気圧より高圧状態となっている。

【0024】次に、ガイド管30から内針31を抜き取
ることによって、ガイド管30の内部に通路を形成す
る。ただし、ガイド管30内に何等の部材も機器も挿入
しない時には、ピストン体34によりこのガイド管30
の内部は閉鎖されており、従って体腔内の圧力が外部の
放出されることはない。このガイド管30内には、隔壁
部材40を挿入部ロッド11に予め組み込まれた内視鏡
10が挿入される。このために、ピストン体34を押動
して、このピストン体34に設けた貫通孔34aをガイ
ド管30と一致させた後、内視鏡10をガイド管30内
に挿通する。内視鏡本体12は、ガイド管30の内径よ
り小さい外径を有するものであるから、図7に示したよ
うに、ガイド管30内に導く。そして、同図に実線で示
した状態から矢印方向に押し込むと、同図に仮想線で示
したように、このガイド管30の先端から完全に体腔内
に突出させることができる。そして、挿入部ロッド11
に装着されている隔壁部材40を、その本体部40aが
ガイド管30内に入り込むように嵌着する。これによっ
てガイド管30の内部が閉鎖され、体腔内から加圧され
たガスが漏れ出すことはない。

【0025】図7の状態では、内視鏡本体12はガイド
管30の前方のほぼ全面を覆った状態となり、この状態
では、第2の透孔42を介して処置具20を挿通させる
ことはできない。そこで、内視鏡10における内視鏡本
体12がガイド管30の先端から完全に導出させた後
に、図8に示したように、挿入部ロッド11を同図に矢
印で示したように軸回りにほぼ180°回動させるよう
に操作する。挿入部ロッド11は内視鏡本体12の外周
縁部に連結されているので、この内視鏡本体12はガイ
ド管30の前方から外れる方向に回転し、その結果、ガ
イド管30の内部及びその前方は、実質的に挿入部ロッ
ド11の外径に相当する部分以外の広い空間が開放され
ることになる。

【0026】そこで、隔壁部材40に設けた第2の透孔
42内に処置具20を挿通させる。ガイド管30の前方
には実質的に挿入部ロッド11のみが位置し、この挿入
部ロッド11は隔壁部材40における第1の透孔41内
に挿通されているから、処置具20は内視鏡10とは干
渉することなくガイド管30の先端から突出させること
ができる。そして、図9に示したように、処置具20は
内視鏡本体12より前方に突出させることができ、この
処置具20を操作して、その把持爪23,23を開閉す
ることにより、組織や臓器等を把持して持ち上げたり、
移動させたりする等の操作を行うことができる。そし
て、他のガイド管を体腔内に挿入して、この他のガイド
管から高周波処置具等を挿入すれば、持ち上げた組織を
切除する等の処置を行える。

【0027】而して、処置具20は内視鏡10と共にガ
イド管30内に挿通されるものであり、内視鏡10にお
ける内視鏡本体12に設けた観察部13の観察視野は、
例えば図9に示したように、角度θという広い範囲とす
ることによって、この処置具20は常に内視鏡10の観
察視野により捉えられる状態に保持される。従って、処
置具20の操作を安全に、しかも確実に所要の操作を行
うことができ、その操作性が良好となる。

【0028】また、1本のガイド管30内に2種類の器
具を挿通できるようになっているので、体表皮から器具
を刺し込んで、体腔内での診断や処置を行うに当って、
体内に刺し込まれるガイド管の数を少なくでき、その分
だけ組織に対するダメージを軽減できる。そして、ガイ
ド管30内に内視鏡10を挿通させた後に、その内視鏡
本体12をガイド管30の前方から部分的に退避させて
空間を形成して、この空間に向けて処置具20を導出さ
せるようにしている。従って、2つの器具がガイド管3
0内に挿通されるにも拘らず、一方の器具である内視鏡
10、具体的にはその内視鏡本体12を挿通できるだけ
の内径を持たせれば良いことから、ガイド管30を太径
化することはない。その結果、組織に対するダメージが
さらに抑制でき、被験者に対する苦痛軽減を図ることが
できる。

【0029】一般的に内視鏡は、その挿入部は全長にわ
たってほぼ均一な外径を持たせるようにしているが、照
明部14及び観察部13を設けた内視鏡本体12がガイ
ド管30の先端から導出された後は、このガイド管30
の内部には挿入部ロッド11が位置することになる。つ
まり、ガイド管30の内径は、内視鏡本体12を挿通で
きるようになっていなければならないが、その必要性が
あるのは、内視鏡本体12がガイド管30内に位置して
いた時である。挿入部ロッド11は内視鏡本体12より
細径化が可能であり、従って挿入部ロッド11を必要最
小限の直径とすることによって、ガイド管30の内部に
は大きな空間が生じることになる。このガイド管30内
に生じる空間を他の器具、即ち処置具20の挿通路とし
て利用している。これによって、ガイド管30は内視鏡
10を挿通させるのに必要最小限の内径としているにも
拘らず、内視鏡10と共に、この内視鏡10以外の器具
の挿通をガイドする機能を持たせることができるように
している。

【0030】前述した実施の形態では、ガイド管30に
装着される隔壁部材40は、第1,第2の透孔41,4
2が設けられ、挿入部ロッド11は第1の透孔41に、
また処置具20は第2の透孔42に挿通させるように構
成したが、例えば、図10に符号140で示した隔壁部
材においては、単一の透孔141が形成されている。こ
の透孔141は、挿入部ロッド11または処置具20の
うち、太径のものが挿通できる溝幅を有する長孔から構
成される。そして、隔壁部材140の本体部140aに
連設したフランジ部140bの上面には、逆止弁として
の機能を発揮する弾性シール部材143が止着されてい
る。この弾性シール部材143は透孔141の長手方向
の全長におよぶスリットが設けられており、挿入部ロッ
ド11及び処置具20はこの弾性シール部材143のス
リットを押し開くようにして挿入されることになる。

【0031】このように構成すると、内視鏡10は、図
10に実線で示したように、ガイド管30内に内視鏡本
体12が通過可能なように、透孔141における図中の
右側の位置に挿入部ロッド11を偏寄させた状態にして
挿入し、内視鏡本体12がガイド管30の先端から導出
されると、挿入部ロッド11を図中に矢印で示した方向
にスライド変位させることによって、内視鏡本体12を
ガイド管30の前方から外れる方向に移動することにな
る。従って、当初挿入部ロッド11が挿通されていた部
分に処置具20を挿通させることができるようになる。

【0032】

【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、経
皮的に挿入されて、体腔内の診断や検査、さらには必要
な処置を行うに当って、複数の器具を挿入する経路を共
用することによって、体腔内に刺し込まれるガイド管の
数を少なくできる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の実施の一形態を示す体腔内診断装置の
概略構成図である。

【図2】図1の体腔内診断装置を構成する内視鏡の要部
断面図である。

【図3】内視鏡本体の正面図である。

【図4】図1の体腔内診断装置を構成する他の器具の一
例としての処置具の外観図である。

【図5】図1の体腔内診断装置を構成するガイド管をト
ラカールとして構成したものを示す断面図である。

【図6】隔壁部材の外観斜視図である。

【図7】ガイド管内に内視鏡を挿入している状態を示す
作用説明図である。

【図8】ガイド管内に挿通され、内視鏡本体をガイド管
の先端から導出させた後に、挿入部ロッドを回転させた
状態を示す作用説明図である。

【図9】ガイド管内に内視鏡と共に処置具を挿通させて
いる状態を示す作用説明図である。

【図10】本発明の第2の実施の形態を示すものであっ
て、ガイド管内に内視鏡を挿入している状態の断面図で
ある。

【図11】従来技術による腹腔鏡を用いた体腔内診断シ
ステムの全体構成を示す説明図である。

【符号の説明】 10 内視鏡 11 挿入部ロッド 12 内視鏡本体 13 観察部 14 照明部 16 ライトガイド 17 対物光学系 18 固体撮像素子 18a 回路基板 19 ケーブル 20 処置具 21 軸部 23 把持爪 30 ガイド管 31 内針 32 トラカール 40,140 隔壁部材 40a,140a 本
体部 40b,140b フランジ部 41 第1の透
孔 42 第2の透孔 43,143 逆止弁 141 透孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経皮的に体腔内に挿入されるガイド管
    と、 前記ガイド管内に挿通可能な外径を有し、先端面に照明
    光伝送手段が臨む照明部と、対物レンズ及びイメージデ
    ータ取得手段を設けた観察部とを装着した内視鏡本体
    と、外径が前記内視鏡本体より細く、かつ内視鏡本体の
    基端面に対して偏心した位置に連結させた挿入部ロッド
    とからなる内視鏡と、 前記内視鏡の挿入部ロッドが回転可能に連結され、前記
    ガイド管を実質的に密閉する隔壁部材と、 前記隔壁部材に穿設され、他の器具を挿通させる通路と
    を備える構成としたことを特徴とする体腔内診断装置。
  2. 【請求項2】 経皮的に体腔内に挿入されるガイド管
    と、 前記ガイド管内に挿通可能な外径を有し、先端面に照明
    光伝送手段が臨む照明部と、対物レンズ及びイメージデ
    ータ取得手段を設けた観察部とを装着した内視鏡本体
    と、外径が前記内視鏡本体より細く、かつ内視鏡本体の
    基端面に対して偏心した位置に連結させた挿入部ロッド
    とからなる内視鏡と、 前記内視鏡の挿入部ロッドをスライド可能に挿通させ、
    かつこの挿入部ロッドと共に他の器具とが挿通される長
    孔状の通路を穿設され、これら内視鏡の挿入部ロッドと
    他の器具とが挿通された状態で、前記ガイド管を実質的
    に密閉する隔壁部材とを備える構成としたことを特徴と
    する体腔内診断装置。
  3. 【請求項3】 前記照明光伝送手段はライトガイドであ
    り、また前記イメージデータ取得手段は前記対物レンズ
    の結像位置に設けた固体撮像手段と、この固体撮像手段
    に連結したケーブルとから構成され、これらライトガイ
    ド及びケーブルを前記挿入部ロッド内に挿通させる構成
    としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    体腔内診断装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入部ロッドの連結位置は、前記内
    視鏡本体の外周面に接する位置であることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の体腔内診断装置。
  5. 【請求項5】 前記隔壁部材の通路内に挿通される他の
    器具は、鉗子を含む処置具、他の内視鏡、超音波プロー
    ブのいずれかであることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の体腔内診断装置。
  6. 【請求項6】 前記隔壁部材の通路には、前記他の器具
    を挿通することができるが、前記ガイド管が挿入されて
    いる体腔内側からの空気の流出を防止する逆止弁を装着
    する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の体腔内診断装置。
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