JP2002207563A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP2002207563A
JP2002207563A JP2001000697A JP2001000697A JP2002207563A JP 2002207563 A JP2002207563 A JP 2002207563A JP 2001000697 A JP2001000697 A JP 2001000697A JP 2001000697 A JP2001000697 A JP 2001000697A JP 2002207563 A JP2002207563 A JP 2002207563A
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noise
coil
circuit
signal
loop
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JP2001000697A
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Yuuji Katsuradaira
勇次 桂平
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Wacom Co Ltd
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Wacom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外来ノイズの周波数成分に関係なく、また、
パルス状のノイズやリアルタイムに変化するノイズに対
しても影響が少なく、座標値を安定して検出できる位置
検出装置を提供すること。 【解決手段】 ノイズ検出コイル19を設けて外部から
到来するノイズ信号をその周波数に関係なくリアルタイ
ムに検出し、可変利得増幅回路20により増幅度や極性
を制御して増幅し、これを位置検出部11中の1つのル
ープコイルを選択した時に位置指示器23から得られる
受信信号と加算増幅回路15で加算することにより、受
信信号に含まれるノイズ信号の電圧レベルや極性とノイ
ズ検出コイル19にて検出されたノイズ信号の電圧レベ
ルや極性とが一致しなくても確実にキャンセルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置指示器とタブ
レットとの間の電磁誘導作用によって位置指示器の指示
位置を求める位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の位置検出装置として、特
開昭63−70326号公報に開示されたものがある。
【0003】前述した位置検出装置では、タブレットと
位置指示器との間で電波をやりとりすることにより、そ
の位置指示器による指示位置の座標値を求めるようにし
ている。これによれば、タブレット内に位置検出方向に
並設された複数のループコイルを順次選択して電波を放
射するとともに、位置指示器に設けられた共振回路から
再放射される電波を受信し、その受信信号強度の分布よ
り座標位置を求めるようにしていた。
【0004】この種の位置検出装置は、通常、デジタイ
ザと呼ばれ、コンピュータの入力装置として使用される
ため、コンピュータの表示装置であるCRTディスプレ
イ等から来るノイズも合わせて検出してしまい、これが
原因で座標値を安定して検出できないという問題があっ
た。
【0005】CRTディスプレイ等から来る外来ノイズ
の影響を抑えるため、従来の位置検出装置の多くは、位
置指示器からの信号を受信する回路にバンドパスフィル
ターを設ける等して、目的とする周波数成分のみを検出
するようにしていた(第1の従来例)。
【0006】また、ノイズの周波数成分に依存しない除
去方法として、特開平7−311647号公報におい
て、位置指示器からの信号を受信する期間とノイズのみ
を検出する期間とをそれぞれ設けて、受信された位置指
示器からの信号レベル値よりノイズレベル値を引くこと
によってノイズの影響を取り除くように構成したものが
提案されている(第2の従来例)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CRT
ディスプレイやそれを制御する制御回路によっては、位
置検出装置の使用周波数に近い周波数のノイズ成分を放
射する場合がある。この場合、バンドパスフィルター等
ではノイズを取り除くことができなかった(第1の従来
例での問題点)。
【0008】また、CRTディスプレイ等から発生する
ノイズは、一般にパルス状の波形を持っており、その信
号レベルはリアルタイムに変化している。この場合、前
述したように信号受信期間とノイズ検出期間とを時分割
で処理したものでは十分な効果が得られなかった(第2
の従来例での問題点)。
【0009】本発明は、これらの問題点に対して、外来
ノイズの周波数成分に関係なく、ノイズによる影響を受
け難く、座標値を安定して検出できる位置検出装置を提
供することを目的とする。
【0010】また、CRTディスプレイ等から発生する
ようなパルス状のノイズやリアルタイムに変化するノイ
ズに対しても影響が少なく、座標値を安定して検出でき
る位置検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、位置指示器にはコイルを設け、タブレット
には複数のループコイルを設けて、位置指示器とタブレ
ットとの間の電磁誘導作用によって位置指示器の指示位
置を求める位置検出装置において、外部から到来するノ
イズ信号を検出するためのノイズ検出コイルと、位置指
示器からの信号を前記複数のループコイルのうちの1つ
のループコイルを選択して受信した時に得られる受信信
号より、前記ノイズ検出コイルにて検出されたノイズ信
号を減算する減算回路とを設けたことを特徴とする。
【0012】前記構成によれば、外来ノイズはノイズ検
出コイルにより、その周波数に関係なくリアルタイムに
検出され、また、減算回路により、位置指示器からの受
信信号より減算されるため、外来ノイズの影響を受けな
い安定した座標検出が可能となる。
【0013】ここで、前記減算回路は、ノイズ検出コイ
ルにて検出されたノイズ信号を任意の増幅度及び極性で
増幅する可変利得増幅回路と、位置指示器からの信号を
前記複数のループコイルのうちの1つのループコイルを
選択して受信した時に得られる受信信号と、前記可変利
得増幅回路からの出力とを加算する加算回路と、前記受
信信号に含まれるノイズ信号がキャンセルされるように
前記可変利得増幅回路の増幅度及び極性を制御する制御
手段とから構成することができ、これによって、位置指
示器からの信号に含まれるノイズ信号の電圧レベルや極
性と、ノイズ検出コイルにて受信されるノイズ信号の電
圧レベルや極性とが同一でなくても、可変利得増幅回路
の増幅度や極性を適切に制御することによりノイズを確
実にキャンセルすることができる。
【0014】さらに、前記制御手段は、位置指示器から
の信号がない状態において前記複数のループコイルのう
ちの1つのループコイルを選択した時の前記加算回路の
出力レベルが最も小さくなる可変利得増幅回路の増幅度
及び極性を各ループコイル対応に予め求めて記憶してお
き、位置指示器からの信号を前記複数のループコイルの
うちの1つのループコイルを選択して受信する時、該1
つのループコイルに対応して前記記憶した増幅度及び極
性を可変利得増幅回路に設定することにより実現でき、
これによって、CRTディスプレイ等の特定のノイズ源
から発生され、混入するノイズレベルや極性がループコ
イル毎に異なっていてもノイズを確実にキャンセルする
ことができる。
【0015】ここで、ノイズの検出には、専用のノイズ
検出コイルを用いる代わりに、位置指示器からの信号を
受信するためのループコイルを用いることもできる。ル
ープコイルを用いる場合には、予め定めた少なくとも2
つのループコイルのうちの1つをコイル選択回路により
選択するように構成する。これは、位置指示器がタブレ
ット上のどの位置に置かれていても、位置指示器からの
信号が混入することなくノイズのみを受信できるように
するためである。
【0016】また、同様に、専用のノイズ検出コイルを
少なくとも2つ設けて、コイル選択回路によりそのうち
の1つを選択するようにすることもでき、いずれの場合
も位置指示器の指示位置に応じて選択することにより、
前述したように、位置指示器からの信号の影響を抑え、
ノイズのみを受信できるようにすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態] (第1の実施の形態の構成)図1は本発明の位置検出装
置の第1の実施の形態を示すものである。
【0018】図1において、11は位置検出部であり、
複数、ここでは40本のループコイルがX軸方向及びY
軸方向にそれぞれ、ループコイルX1〜X40及びルー
プコイルY1〜Y40として配置されてなっている。こ
れらのループコイルは各ループコイルを選択する選択回
路12に接続されている。
【0019】前記選択回路12は送受切替回路13に接
続され、該送受切替回路13の受信側(R)は加算増幅
回路(加算回路)15の一方の入力端子に接続され、こ
の加算増幅回路15の出力は検波回路16に接続されて
いる。また、検波回路16の出力はAD変換回路17に
接続され、AD変換回路17の出力はCPU(中央処理
装置)18に接続されている。
【0020】また、14は一定周波数f0の交流信号を
発生する発振器であり、この交流信号は送受切替回路1
3の送信側(T)に接続されており、位置検出部11中
の選択された1本のループコイルから周波数f0の交流
磁界が放射される。
【0021】また、19はノイズ検出コイルであり、可
変利得増幅回路20に接続されている。可変利得増幅回
路20の出力は加算増幅回路15の他方の入力端子に接
続されている。
【0022】CPU18にはメモリ21が接続されてい
る。CPU18は後述する制御信号(情報)を、選択回
路12、送受切替回路13及び可変利得増幅回路20に
それぞれ送出する。
【0023】これらの符号11〜21で示される要素に
よりタブレットが構成される。
【0024】また、23は位置指示器であり、その内部
にはコイル及びコンデンサを含む、周波数f0で共振す
る共振回路が設けられている。
【0025】この図で、ノイズ検出コイル19は、位置
指示器23からの信号が混入しないよう、位置検出部1
1(の位置検出エリア)から十分離れた位置に配置され
る。
【0026】(第1の実施の形態の動作)第1の実施の
形態において、CPU18は送受切替回路13に対し、
送信側(T)と受信側(R)とを交互に選択する制御信
号を送出する。送受切替回路13が送信側(T)に選択
された時、発振器14からの交流信号は選択回路12に
よって選択されたループコイルに供給されて交流磁界を
放射する。
【0027】前記交流磁界により位置指示器23内の共
振回路に交流電圧が発生するが、この交流電圧は送受切
替回路13が受信側に切り替わった後にも保持されるた
め、この交流電圧により共振回路から発生される交流磁
界が前記ループコイルに受信され、交流信号を発生させ
る。この信号は選択回路12及び送受切替回路13を介
して加算増幅回路15に入力される。
【0028】このようにして受信された位置指示器23
からの信号は検波回路16により直流電圧に変換され、
AD変換回路17によりデジタル値に変換された後、C
PU18にて処理されて座標計算に用いられる。
【0029】また、CPU18は選択回路12に対し、
前述した1回の送受信を周期とするX軸方向の選択制御
信号を送出し、X軸方向の各ループコイルX1〜X40
を順次切り替え選択しながら前述したような送受信動作
を行う。これに続いて、CPU18は選択回路12に対
し、前記同様のY軸方向の選択制御信号を送出し、Y軸
方向の各ループコイルY1〜Y40を順次切り替え選択
しながら前述したような送受信動作を行う。
【0030】CPU18はこのようにして得られたX軸
方向及びY軸方向の各信号のレベル分布より、位置指示
器23の指示位置の座標値を求める。
【0031】以上説明した動作は従来の位置検出装置と
同様であるが、実際には、位置指示器23からの信号を
受信する際、外部から入ってくるノイズも同時に検出し
てしまうため、座標値に誤差が生じる。
【0032】本実施の形態の特徴は、ノイズ検出コイル
19、可変利得増幅回路20及び可変利得増幅回路20
への設定条件を記憶するためのメモリ21を設けている
点である。
【0033】可変利得増幅回路20は、CPU18から
の設定によりプラス方向とマイナス方向とに任意の増幅
度を設定することができるようになっている。本実施の
形態ではこのように構成することにより外部から混入す
るノイズをキャンセルすることができるようになってい
る。即ち、外部から入ってくるノイズは位置検出部11
の全てのループコイル及びノイズ検出コイル19に同一
タイミングで混入するため、検出されるノイズ信号のレ
ベルは異なるとしても、各ループコイルとノイズ検出コ
イル19とではほぼ同様なノイズ波形として検出され
る。このため、可変利得増幅回路20の設定を適当に行
えば、ノイズの影響を最も受けずに受信することができ
るような状態が存在するはずである。
【0034】本装置に電源が投入されると、CPU18
は、まず、可変利得増幅回路20の設定をどのようにす
れば良いかを調べるための動作(設定記憶動作)をX軸
及びY軸の各ループコイル毎にそれぞれ行う。
【0035】CPU18は、選択回路12に対してルー
プコイルX1を選択し、送受切替回路13に対して受信
側(R)を選択する制御信号をそれぞれ送出する。この
状態でCPU18は可変利得増幅回路20に対してその
利得をプラス方向にゼロから最大まで順次切り替えなが
らそれぞれの利得設定における信号レベルを求める。ま
た、可変利得増幅回路20の利得をマイナス方向にゼロ
から最大まで順次切り替えながらそれぞれの利得設定に
おける信号レベルを求める。そして、信号レベルが最も
小さかった時の増幅度(利得)及び極性の設定をループ
コイルX1における設定値としてメモリ21に記憶す
る。
【0036】次いで、CPU18は、選択回路12に対
してループコイルX2を選択し、送受切替回路13に対
して受信側(R)を選択する制御信号をそれぞれ送出す
る。ループコイルX1の場合と同様にして信号レベルが
最小となるような設定値を求め、ループコイルX2にお
ける設定値としてメモリ21に記憶する。以下同様に、
ループコイルX3〜X40及びY1〜Y40の全てにつ
いて最適な設定値を求め、メモリ21に記憶する。
【0037】次に、CPU18は位置指示器23のおお
よその位置を求めるため、X軸及びY軸の全てのループ
コイルを順次選択し、それぞれ前述した送受信を行い、
一定の閾値以上の信号が検出された場合は最もレベルが
大きいループコイル(ピークコイル)をX軸及びY軸に
ついてそれぞれ抽出する。
【0038】さらに、CPU18はX軸及びY軸のそれ
ぞれについてピークコイルを中心とする5本もしくは7
本程度のループコイル(部分ループコイル)をそれぞれ
選択して前述した送受信を行うが、受信時には選択され
ているループコイル毎に前記メモリ21に書き込まれた
データに基づいて可変利得増幅回路20の設定を行う。
【0039】この時、前記一定の閾値以上の信号が検出
されれば、ピークコイルを再抽出した上で、部分ループ
コイル毎に得られた信号レベルに基づいて座標値を算出
するが、前述した可変利得増幅回路20の設定によっ
て、各ループコイルから検出される信号に含まれるノイ
ズ成分がほぼキャンセルされた信号が加算増幅回路15
より出力されるので、ノイズに影響されることなく正確
な位置を求めることができる。
【0040】上述した第1の実施の形態における位置検
出動作全体の処理の流れを図2に、また、図2中の可変
利得増幅回路の設定記憶動作の処理の流れを図3に示
す。なお、図3において、i,jはそれぞれX軸及びY
軸方向のループコイルの番号を表している。
【0041】(第1の実施の形態の拡張)本実施の形態
では、ノイズ検出コイル19を位置検出部11の位置検
出エリア(有効領域)の左側に配置しているが、他の場
所に設けても良い。
【0042】また、本実施の形態では、ノイズ検出コイ
ルを1つのみとしたが、これを複数設けて位置指示器の
置かれている場所に応じてこれらの中から選択するよう
に構成すれば、ノイズ検出コイルを位置検出部11の有
効領域から離す必要がなくなるため、限られたスペース
内にノイズ検出コイルを組み込むことができるようにな
る。
【0043】[第2の実施の形態] (第2の実施の形態の構成)図4は本発明の位置検出装
置の第2の実施の形態を示すものである。図4におい
て、第1の実施の形態と同一構成部分は同一符号をもっ
て表している。
【0044】本実施の形態の構成が第1の実施の形態と
異なる点は、ノイズ検出コイルとして位置検出部11中
の予め定めたループコイル、ここではX軸方向に配列さ
れたループコイルのうちの両端のループコイルX1及び
X40を用いている点と、そのうちの一方を選択するコ
イル選択回路を設けた点である。
【0045】図4において、22はコイル選択回路であ
り、ループコイルX1及びX40に接続され、CPU1
8からの制御信号によっていずれか一方を選択して可変
利得増幅回路20に接続するようになっている。
【0046】(第2の実施の形態の動作)本実施の形態
の動作が第1の実施の形態と異なる点は、ノイズ検出に
用いる2本のループコイルのうちの一方を、位置指示器
23の指示位置に応じて選択している点と、ノイズ検出
に用いる2本のループコイルのそれぞれに対して可変利
得増幅回路の設定記憶動作を行う点である。
【0047】即ち、電源投入時には、第1の実施の形態
と同様に、可変利得増幅回路20への最適な設定値を求
めてメモリ21に記憶するが、本実施の形態ではノイズ
検出に用いられるループコイルはX1とX40の2通り
の場合が考えられるので、ノイズ検出用としてループコ
イルX1を選択した際の設定値と、X40を選択した際
の設定値とについてそれぞれ求めてメモリ21に記憶し
ておく。
【0048】実際の位置検出においては、位置指示器2
3が位置検出部11の有効領域の左半分(ループコイル
X1側)の領域にある時(ピークコイルの位置よりおお
よそ判断)にはノイズ検出用としてループコイルX40
を選択し、位置指示器23が位置検出部11の有効領域
の右半分(ループコイルX40側)の領域にある時には
ノイズ検出用としてループコイルX1を選択するように
CPU18はコイル選択回路22に対して制御信号を送
出し、同時に、受信時には選択したループコイルX1ま
たはX40に対応し、かつ選択されているループコイル
毎に前記メモリ21に書き込まれたデータに基づいて可
変利得増幅回路20の設定を行う。
【0049】このようにすることによって、ノイズ検出
用に選択されたループコイルには位置指示器23からの
信号は含まれず、ノイズ成分のみを検出することがで
き、また、各ループコイルから検出される信号に含まれ
るノイズ成分がほぼキャンセルされた信号が加算増幅回
路15より出力されるので、ノイズに影響されることな
く正確な位置を求めることができる。
【0050】本実施の形態では、ノイズ検出コイルとし
て座標検出用のループコイルを用いたため、タブレット
の無効領域を広げることなくノイズをキャンセルするこ
とができる。
【0051】上述した第2の実施の形態における位置検
出動作全体の処理の流れを図5に、また、図5中の可変
利得増幅回路の設定記憶動作の処理の流れを図6に示
す。なお、図6において、i,j,kはそれぞれX軸、
Y軸方向及びノイズ検出用(ここではX軸)のループコ
イルの番号を表している。
【0052】なお、第1の実施の形態の拡張において述
べた、専用のノイズ検出コイルを複数とした場合の構成
及び動作は、基本的に本第2の実施の形態と同様であ
る。
【0053】(第2の実施の形態の拡張)本実施の形態
ではノイズ検出用コイルをX軸コイルの中から選択して
いるが、Y軸コイルから選択するようにしても良い。ま
た、X軸の座標検出を行う際にはX軸側からノイズ検出
用ループコイルを選択し、Y軸側の座標検出を行う際に
はY軸側からノイズ検出用ループコイルを選択するよう
にしても良いし、この逆でも良い。
【0054】また、本実施の形態では、ノイズ検出用ル
ープコイルとして両端のコイルを用いているが、他のル
ープコイルでも良い。
【0055】さらにまた、本実施の形態では、ノイズ検
出用ループコイルとして2本のうち一方を選択するよう
にしているが、これを3本以上のループコイルから選ぶ
ようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外来ノイズの周波数成分に関係なく、また、CRTディ
スプレイ等から放射されるようなパルス状のノイズやリ
アルタイムに変化するノイズに対しても影響が少なく、
指示位置の座標値を安定して検出できる位置検出装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置の第1の実施の形態を示
す構成図
【図2】第1の実施の形態における位置検出動作全体の
処理の流れ図
【図3】図2中の可変利得増幅回路の設定記憶動作の処
理の流れ図
【図4】本発明の位置検出装置の第2の実施の形態を示
す構成図
【図5】第2の実施の形態における位置検出動作全体の
処理の流れ図
【図6】図5中の可変利得増幅回路の設定記憶動作の処
理の流れ図
【符号の説明】
11:位置検出部、12:選択回路、13:送受切替回
路、14:発振器、15:加算増幅回路、16:検波回
路、17:AD変換回路、18:CPU、19:ノイズ
検出コイル、20:可変利得増幅回路、21:メモリ、
22:コイル選択回路、23:位置指示器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置指示器にはコイルを設け、タブレッ
    トには複数のループコイルを設けて、位置指示器とタブ
    レットとの間の電磁誘導作用によって位置指示器の指示
    位置を求める位置検出装置において、 外部から到来するノイズ信号を検出するためのノイズ検
    出コイルと、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信した時に得られる
    受信信号より、前記ノイズ検出コイルにて検出されたノ
    イズ信号を減算する減算回路とを設けたことを特徴とす
    る位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記減算回路を、 ノイズ検出コイルにて検出されたノイズ信号を任意の増
    幅度及び極性で増幅する可変利得増幅回路と、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信した時に得られる
    受信信号と、前記可変利得増幅回路からの出力とを加算
    する加算回路と、 前記受信信号に含まれるノイズ信号がキャンセルされる
    ように前記可変利得増幅回路の増幅度及び極性を制御す
    る制御手段とから構成したことを特徴とする請求項1記
    載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 位置指示器からの信号がない状態において前記複数のル
    ープコイルのうちの1つのループコイルを選択した時の
    前記加算回路の出力レベルが最も小さくなる可変利得増
    幅回路の増幅度及び極性を各ループコイル対応に予め求
    めて記憶しておき、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信する時、該1つの
    ループコイルに対応して前記記憶した増幅度及び極性を
    可変利得増幅回路に設定することを特徴とする請求項2
    記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 位置指示器にはコイルを設け、タブレッ
    トには複数のループコイルを設けて、位置指示器とタブ
    レットとの間の電磁誘導作用によって位置指示器の指示
    位置を求める位置検出装置において、 外部から到来するノイズ信号を検出するための少なくと
    も2つのノイズ検出コイルと、 前記少なくとも2つのノイズ検出コイルのうちの1つを
    選択するコイル選択回路と、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信した時に得られる
    受信信号より、前記コイル選択回路により選択されたノ
    イズ検出コイルにて検出されたノイズ信号を減算する減
    算回路とを設けたことを特徴とする位置検出装置。
  5. 【請求項5】 位置指示器にはコイルを設け、タブレッ
    トには複数のループコイルを設けて、位置指示器とタブ
    レットとの間の電磁誘導作用によって位置指示器の指示
    位置を求める位置検出装置において、 前記複数のループコイルのうちの予め定めた少なくとも
    2つのループコイルのうちの1つを外部から到来するノ
    イズ信号を検出するためのノイズ検出コイルとして選択
    するコイル選択回路と、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信した時に得られる
    受信信号より、前記コイル選択回路により選択されたル
    ープコイルにて検出されたノイズ信号を減算する減算回
    路とを設けたことを特徴とする位置検出装置。
  6. 【請求項6】 位置指示器の指示位置に応じて少なくと
    も2つのノイズ検出コイルのうちの1つもしくは予め定
    めた少なくとも2つのループコイルのうちの1つを選択
    することを特徴とする請求項4または5記載の位置検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記減算回路を、 ノイズ検出コイルもしくはループコイルにて検出された
    ノイズ信号を任意の増幅度及び極性で増幅する可変利得
    増幅回路と、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信した時に得られる
    受信信号と、前記可変利得増幅回路からの出力とを加算
    する加算回路と、 前記受信信号に含まれるノイズ信号がキャンセルされる
    ように前記可変利得増幅回路の増幅度及び極性を制御す
    る制御手段とから構成したことを特徴とする請求項4乃
    至6いずれか記載の位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、 位置指示器からの信号がない状態において前記複数のル
    ープコイルのうちの1つのループコイルを選択した時の
    前記加算回路の出力レベルが最も小さくなる可変利得増
    幅回路の増幅度及び極性を各ループコイル対応に、かつ
    少なくとも2つのノイズ検出コイル毎もしくは予め定め
    た少なくとも2つのループコイル毎に予め求めて記憶し
    ておき、 位置指示器からの信号を前記複数のループコイルのうち
    の1つのループコイルを選択して受信する時、該1つの
    ループコイルに対応しかつその際のノイズ検出コイルも
    しくはループコイルに応じて前記記憶した増幅度及び極
    性を可変利得増幅回路に設定することを特徴とする請求
    項7記載の位置検出装置。
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