JP2002199858A - 乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品 - Google Patents

乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品

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JP2002199858A
JP2002199858A JP2001034645A JP2001034645A JP2002199858A JP 2002199858 A JP2002199858 A JP 2002199858A JP 2001034645 A JP2001034645 A JP 2001034645A JP 2001034645 A JP2001034645 A JP 2001034645A JP 2002199858 A JP2002199858 A JP 2002199858A
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health food
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Fusao Takimoto
房男 瀧本
Keiji Otani
圭史 大谷
Mikio Ishizawa
美樹男 石沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オカラを主原料にし、オカラの再利用を促進
するために付加価値の高い健康食品を提供し、オカラの
植物繊維を主成分にした新しいタイプの健康食品を提供
し、大豆の有効成分である生理活性の高い物質が大豆の
残滓であるオカラにはかなり存残しているため、この生
理活性の高い物質を有効利用するためであり、保存性の
悪いオカラを保存安定性の良い健康食品とした、オカラ
を主成分にした健康食品の提供を目的にする。 【構成】 乾燥オカラ粉(有限会社タキオン製:姫路
市)95重量%を粒状にしたものと粉末酢5重量%を軽
く成型し、充填機で硬カプセルに充填し、カプセル剤と
した。また、乾燥オカラ粉(有限会社タキオン製:姫路
市)90重量%にデンプン5重量%と穀物酢5重量%を
加え、混合機により均等に混和させた後、混合物を打錠
機ホッパーに搬送し直接粉末圧縮法にてタブレット状に
圧縮成型する。また、乾燥オカラ粉(有限会社タキオン
製:姫路市)95重量%と粉末酢5重量%を混合機によ
り均等に混和させた後、混合物を、充填機で小袋に充填
し、小袋状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大豆の残滓である
オカラを乾燥させ粉末にした乾燥オカラ粉末を主成分に
した混合物を健康食品にすることを特徴とし、前記混合
物中の前記乾燥オカラ粉末の比率が30重量%〜100
重量%であることを特徴とする、乾燥オカラ粉を主成分
にした健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】現代のわが国においては、高血圧症、糖
尿病、高脂血症などといった「生活習慣病」が増加する
傾向にあり、このような生活習慣病の増加や高齢化社会
の到来により、国民医療費は年々増加の一途を辿り、わ
が国の保健機構の財政は危機的状態に立たされており、
いかに病気にならないようにするかが国家的であり国民
的なテーマとなってきた結果、国民の健康指向は、急速
な高まりを見せるようになり、食事や運動や飲酒や喫煙
といった生活習慣が見直されるようになった。特に、毎
日摂取する食品には、「栄養」の強化を目的にした「栄
養補助食品」や、「生体調節機能」の強化を目的にした
「機能強化食品」といった、つまりは健康食品の開発が
盛んに行われている。
【0003】日本は、豆腐という大豆蛋白質食品の大量
消費国であるが、その副産物として大量に産出される生
オカラがあり、生オカラは豆腐を作る時に生じる大豆粉
の搾り粕を主体としたものであるが、生オカラの状態で
活用しようという湿式法と乾燥させて粉末状にしてから
活用しようという乾式法とが公知であり、さらに近年に
なって、オカラ活用の開発案件が湿式法でも乾式法でも
増加してきた。
【0004】例えば、オカラの再利用による健康食品の
開発を目的にし、含水率80%の生オカラを多量に乾燥
せしめ、又圧縮プレスに電気加熱器を取り付け、水分を
導電媒体として圧縮しながら加熱せしめて水分を蒸気化
せしめた後、真空減圧乾燥器で急速乾燥を行い、この粉
末を基材として乾燥野菜と螺旋状水藻を混合し、更に甘
味料、青ノリ、花粉、田七、ガンマ油、真弧、ハトムギ
粉、酵母や酵母を添加した接合剤のアルギニン酸ソーダ
ー、キチンキトサンの酸性液や澱粉を添加して成型し
て、各種錠剤や丸薬や顆粒状粉に加工した健康食品の開
発案件(特開平10−191929号公報を参照)があ
る。
【0005】また、例えば、粒度50メッシュパス、保
水力3未満、色差計によるa値が3.5以下である改質
されたオカラ粉末と、小麦粉100重量部に対して粒度
50メッシュパス、保水力3未満、色差計によるa値が
3.5以下である改質されたオカラ粉末を3〜30重量
部用いることを特徴とするパンの製造法の開発案件(特
公平07−63326号公報を参照)がある。
【0006】また、例えば、表面に油脂コーティング層
を有する生おからの湿式粉砕物から成り、油脂コーティ
ング量が、生おからの湿式粉砕物100重量部に対し、
2〜10重量部であり、油脂がショートニングであり、
含水率が65〜85重量%であることを特徴とする、ケ
ーキ用材料の開発案件(特許第2860777号)があ
る。
【0007】また、例えば、おからの湿式粉砕物及びポ
テトグラニュールを含有することを特徴とするふりかけ
であり、さらに、おからの湿式粉砕物、ポテトグラニュ
ール及び調味料を均一に混合後、加熱乾燥することを特
徴とするふりかけの製造方法の開発案件(特許第272
4977号)がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば湿式法の一つと
しては、動物の飼料として利用されているが腐敗しやす
いために長距離輸送に適せず保存性に問題があるとされ
ている。そのため実際のところ多くは産廃物処理業者に
よつて処理されて、土壌改良材や埋め立て材として廃棄
されていたが、近年の環境問題の高まりで生オカラの焼
却や土壌改良材としてや、埋め立て材として処理される
ことが制限されるようになってきた。また、例えば乾式
法の一つとしては、オカラを熱風乾燥で乾燥させたもの
を製紙原料の一部としたり、また菓子類の原料として使
用されているが、生オカラに水分が多い為に乾燥時間を
要し、コストが高騰するという問題がある。
【0009】また、大豆に含まれる油分には、リノール
酸,リノレイン酸などの不飽和脂肪酸を含み、これらは
コレステロールの除去や副賢皮質の増殖を促す生理活性
の高い物質として知られている。そして、大豆の残滓で
あるオカラには前記有効成分がかなり存残し、特に前記
生理活性の高い物質が含まれていることが確認されてい
るが、大部分が未利用のまま廃棄されている。また、オ
カラの主要成分である植物繊維は、近年特に注目されて
いる食物成分の一つで、ノンカロリーで栄養価が低いの
でダイエット食品として利用されている。また、繊維質
は、腸内で吸収されないので、体内の排泄循環に非常に
効果があり、利尿作用、整腸作用などがあり、最近では
体内のダイオキシンを排出するのに効果があることも分
かってきた。普段の食事では食物繊維は不足しがちであ
るが、オカラは食物繊維の宝庫であり、少量でも食物繊
維を十分に摂取することができるにも拘らず、大部分が
未利用のまま廃棄されている。
【0010】例えば、特開平10−191929号公報
の健康食品の開発案件(乾式法)ではオカラ粉末の主た
る用途は増量材や添加材といった役割であり、特公平0
7−63326号公報のパンの製造法の開発案件(乾式
法)ではオカラ粉末の使用比率は30重量%以下であ
り、特許第2860777号のケーキ用材料の開発案件
(湿式法)ではオカラの使用比率は10重量%以下であ
り、特許第2724977号のふりかけの製造方法の開
発案件(湿式法)では副食としての存在なので主食には
成り得ない。
【0011】本発明の目的は、上述した問題を解決する
ために成されたものであり、そのためにオカラを主原料
にした新規な健康食品の提供を目的としている。例え
ば、本発明の目的の一つは、オカラの再利用を促進する
ために付加価値の高い健康食品として、オカラを主成分
にした健康食品を提供する。また、例えば、本発明の目
的の一つとして、オカラの植物繊維を主成分にした新し
いタイプの健康食品を提供することにある。また、例え
ば、本発明の目的の一つとして、大豆の有効成分である
生理活性の高い物質が大豆の残滓であるオカラにはかな
り存残しているため、この生理活性の高い物質を有効利
用するために、オカラを主成分にした健康食品を提供す
ることにある。さらに、例えば、本発明の目的の一つ
は、保存性の悪いオカラを保存安定性の良い健康食品と
して、オカラを主成分にした健康食品を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第一の手段は、大豆の残滓成分であるオカラにおい
て、前記オカラを乾燥させ粉末にした乾燥オカラ粉末を
主成分にした混合物を健康食品にすることを特徴とす
る、乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を提供するこ
とにあるが、前記オカラを乾燥させる方法や粉末にする
方法に関しては一般的に知られた方法を用いれば良く特
に制限はない。また、前記乾燥オカラ粉の水分割合に関
しても10重量%以下であれば特に制限はない。
【0013】上記目的を達成するための第二の手段は、
前記健康食品において、前記混合物中の前記乾燥オカラ
粉末の比率が30重量%〜100重量%であることを特
徴とする、請求項1に記載の乾燥オカラ粉を主成分にし
た健康食品を提供することにある。
【0014】上記目的を達成するための第三の手段は、
前記混合物中に酸化抑制剤を0.1重量%〜10重量%
含有させたことを特徴とする、請求項1または請求項2
に記載の乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を提供す
ることにある。
【0015】上記目的を達成するための第四の手段は、
前記酸化抑制剤を食用醸造酢や有機酸や天然の酸化抑制
剤の中から少なくとも1種を選んで配合したことを特徴
とする、請求項3に記載の乾燥オカラ粉を主成分にした
健康食品を提供することにあるが、食用醸造酢にはチフ
ス菌、赤痢菌、大腸菌などに対して強い殺菌力を有する
と共に、強い防腐力も有するため本発明ではこの機能を
利用し、食用醸造酢としては、例えば粉末酢、穀物酢、
玄米酢、黒酢、リンゴ酢、ブドウ酢等が挙げられ、この
中から少なくとも1種を選択して配合する。さらに、食
用醸造酢は、食物が体内で消化、吸収されて、生命活動
に必要なエネルギーを生む代謝過程に重要な役割を担っ
ているとも考えられる。また、有機酸にもチフス菌、赤
痢菌、大腸菌などに対して強い殺菌力を有すると共に、
強い防腐力も有するため例えば乳酸、コハク酸、酒石
酸、酢酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、グルタミー
ル酸等が挙げられ、この中から少なくとも1種を選択し
て配合する。本発明に用いられる天然の酸化抑制剤とし
ては、エラグ酸、γ−オリザノール、β−カロチン、黒
茶、米ぬか、セサミノール、大豆ペプチド、タンニン、
ビタミンC又はルチン、この中から少なくとも1種を選
択して配合する。
【0016】上記目的を達成するための第五の手段は、
前記混合物中にカルシウム含有粉末を0.1重量%〜1
0重量%含有させたことを特徴とする、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成分にした
健康食品を提供することにあるが、本発明で用いるカル
シウム含有粉末に関しては、炭酸カルシウム、パントテ
ン酸カルシウム、真珠カルシウム、卵殻カルシウム、骨
粉カルシウム、カキ殻カルシウム、燐酸カルシウムを始
め多くの種類があるが、本発明においては、特に限定さ
れるものではなく、いずれの種類のカルシウムであって
も良いが、食品または健康食品用に市販されているもの
が多く知られているので、これらを用いれば良い。
【0017】上記目的を達成するための第六の手段は、
前記混合物中にビタミン成分を0.1重量%〜10重量
%含有させたことを特徴とする、請求項1から請求項5
のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成分にした健康食
品を提供することにあるが、本発明で用いるビタミン成
分に関しては、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB
2、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEおよびナイア
シン(ニコチン酸アミド)の中から少なくとも1種を選
択して用いることができる。本発明で用いるビタミン成
分に関しては、上記のビタミンA、B1、B2、C、
D、E、ナイアシン(ニコチン酸アミド)の7種類に加
えて、他のビタミンまたはビタミン複合体を含有させる
こともできる。特に好ましいのは、ビタミンB6、ビタ
ミンB12、葉酸、およびパントテン酸カルシウムであ
り、これらの中から少なくとも1種を選択し含有させる
ことが出来、これらのビタミンまたはビタミン複合体の
含有量は法による規制以内とし、例えば、ビタミンB6
は3mg以下、ビタミンB12は3μg以下、葉酸30
0μg以下、パントテン酸カルシウム6mg以下であ
る。
【0018】上記目的を達成するための第七の手段は、
前記混合物中にイチョウ葉エキスを0.1重量%〜10
重量%含有させたことを特徴とする、請求項1から請求
項6のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成分にした健
康食品を提供することにあるが、本発明でのイチョウ葉
エキスは、海外で特にドイツやフランスでは既に医薬と
して用いられているが、日本では薬事法の制限により医
薬品としては認可されておらず健康食品として用いられ
ているのが現状である。本発明においては、この点に着
目してイチョウ葉エキスを成分として加えるものであ
る。なお、イチョウ葉エキスは他の食品原料と混合する
際に全く禁忌作用はなく、副作用も全くないことが医学
学術論文等で報告されている。
【0019】上記目的を達成するための第八の手段は、
前記混合物に結合剤を1重量%〜20重量%含有させ圧
縮成型したタブレット状にするか前記混合物を充填した
カプセル剤にするか前記混合物を顆粒状にして小袋に封
入させることを特徴とする、請求項1から請求項7のい
ずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を
提供することにあるが、本発明で用いる結合剤に関して
は、市販の結合剤やデンプンや水やアルコールや前記食
用醸造酢や前記有機酸や前記天然の酸化抑制剤でも使用
可能である。タブレット状に関しては三角型か円型か楕
円型であることが好ましく、本発明によるカプセル剤に
関してはハードカプセル化でもソフトカプセル化でもど
ちらでも構わない。カプセル剤への充填方法は従来既知
の方法を用いて行うことができる。また、カプセル剤の
一定の形状に成型する必要に応じてカプセル基剤には、
着色剤又は保存剤等を加えてもよい。さらに、前記混合
物を顆粒状にして小袋に封入させる方法は従来既知の方
法を用いて行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の乾燥オカラ粉を主成分に
した健康食品に対して、乾燥オカラ粉末と混合する各健
康成分または各栄養素の量と配合比については特に限定
されないが、例えば、実施の形態として、乾燥オカラ
粉(有限会社タキオン製:姫路市)100重量%を粒状
にしたものを軽く成型し、充填機で硬カプセルに充填
し、カプセル剤とした。また、乾燥オカラ粉(有限会社
タキオン製:姫路市)90重量%にデンプン10重量%
を加え、混合機により均等に混和させた後、混合物を打
錠機ホッパーに搬送し直接粉末圧縮法にてタブレット状
に圧縮成型する。また、乾燥オカラ粉(有限会社タキオ
ン製:姫路市)100重量%を、充填機で小袋に充填
し、小袋状とした。
【0021】例えば、実施の形態として、乾燥オカラ
粉(有限会社タキオン製:姫路市)95重量%を粒状に
したものと粉末酢5重量%を混合機により均等に混和さ
せた後、混合物を軽く成型し、充填機で硬カプセルに充
填し、カプセル剤とした。また、乾燥オカラ粉(有限会
社タキオン製:姫路市)90重量%にデンプン5重量%
と穀物酢5重量%を加え、混合機により均等に混和させ
た後、混合物を打錠機ホッパーに搬送し直接粉末圧縮法
にてタブレット状に圧縮成型する。また、乾燥オカラ粉
(有限会社タキオン製:姫路市)95重量%と粉末酢5
重量%を混合機により均等に混和させた後、混合物を充
填機で小袋に充填し、小袋状とした。
【0022】例えば、実施の形態として、乾燥オカラ
粉(有限会社タキオン製:姫路市)90重量%を粒状に
したものと粉末酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量
%を混合機により均等に混和させた後、混合物を軽く成
型し、充填機で硬カプセルに充填し、カプセル剤とし
た。また、乾燥オカラ粉(有限会社タキオン製:姫路
市)85重量%にデンプン5重量%と穀物酢5重量%と
カルシウム含有粉末5重量%を加え、混合機により均等
に混和させた後、混合物を打錠機ホッパーに搬送し直接
粉末圧縮法にてタブレット状に圧縮成型する。また、乾
燥オカラ粉(有限会社タキオン製:姫路市)90重量%
と粉末酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量%を混合
機により均等に混和させた後、混合物を充填機で小袋に
充填し、小袋状とした。
【0023】例えば、実施の形態として、乾燥オカラ
粉(有限会社タキオン製:姫路市)85重量%を粒状に
したものと粉末酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量
%とビタミン成分5重量%を混合機により均等に混和さ
せた後、混合物を軽く成型し、充填機で硬カプセルに充
填し、カプセル剤とした。また、乾燥オカラ粉(有限会
社タキオン製:姫路市)80重量%にデンプン5重量%
と穀物酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量%とビタ
ミン成分5重量%を加え、混合機により均等に混和させ
た後、混合物を打錠機ホッパーに搬送し直接粉末圧縮法
にてタブレット状に圧縮成型する。また、乾燥オカラ粉
(有限会社タキオン製:姫路市)85重量%と粉末酢5
重量%とカルシウム含有粉末5重量%とビタミン成分5
重量%を混合機により均等に混和させた後、混合物を充
填機で小袋に充填し、小袋状とした。
【0024】例えば、実施の形態として、乾燥オカラ
粉(有限会社タキオン製:姫路市)80重量%を粒状に
したものと粉末酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量
%とビタミン成分5重量%とイチョウ葉エキス(株式会
社生物機能工学研究所製)5重量%を混合機により均等
に混和させた後、混合物を軽く成型し、充填機で硬カプ
セルに充填し、カプセル剤とした。また、乾燥オカラ粉
(有限会社タキオン製:姫路市)75重量%にデンプン
5重量%と穀物酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量
%とビタミン成分5重量%とイチョウ葉エキス(株式会
社生物機能工学研究所製)5重量%を加え、混合機によ
り均等に混和させた後、混合物を打錠機ホッパーに搬送
し直接粉末圧縮法にてタブレット状に圧縮成型する。ま
た、乾燥オカラ粉(有限会社タキオン製:姫路市)80
重量%と粉末酢5重量%とカルシウム含有粉末5重量%
とビタミン成分5重量%とイチョウ葉エキス(株式会社
生物機能工学研究所製)5重量%を混合機により均等に
混和させた後、混合物を充填機で小袋に充填し、小袋状
とした。
【0025】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明により、大豆
の残滓成分であるオカラにおいて、前記オカラを乾燥さ
せ粉末にした乾燥オカラ粉末を主成分にした混合物を健
康食品にすることを特徴とし、前記混合物中の前記乾燥
オカラ粉末の比率が30重量%〜100重量%であるこ
とを特徴とすることで、普段の食事では不足しがちな食
物繊維の摂取を割合大量にかつ簡易にでき、また従来は
破棄処分されたものを健康食品として有効利用したもの
であり、本発明の趣旨が乾燥オカラが主役であるという
コンセプトためその経済的効果がきわめて高く、従来は
廃棄物であったオカラが豆腐製造業者にとっては付加価
値の高い新規の商品に成ることが可能になった、乾燥オ
カラ粉を主成分にした健康食品を提供できる。
【0026】請求項3と請求項4の発明により、前記混
合物中に酸化抑制剤を0.1重量%〜10重量%含有さ
せたことを特徴とし、前記酸化抑制剤を食用醸造酢や有
機酸や天然の酸化抑制剤の中から少なくとも1種を選ん
で配合したことを特徴とすることで、上述した発明の効
果に加えて、前記酸化抑制剤を食用醸造酢や有機酸や天
然の酸化抑制剤にはチフス菌、赤痢菌、大腸菌などに対
して強い殺菌力を有すると共に、強い防腐力も有するた
め、酸化しやすく保存性の良くない乾燥オカラ粉でも、
安全性が高く品質安定性や保存性の良い乾燥オカラ粉を
主成分にした健康食品を提供できる。
【0027】請求項5の発明により、前記混合物中にカ
ルシウム含有粉末を0.1重量%〜10重量%含有させ
たことを特徴とすることで、上述した発明の効果に加え
て、カルシウムの持つ骨格および歯牙の強化作用ばかり
でなく、血中のカルシウム濃度の低下により神経の興奮
性が異常に高まることによる精神の不安定さを防ぐこと
が可能となり、その結果心身の健康が可能になる乾燥オ
カラ粉を主成分にした健康食品を提供できる。
【0028】請求項6の発明により、前記混合物中にビ
タミン成分を0.1重量%〜10重量%含有させたこと
を特徴とすることで、上述した発明の効果に加えて、前
記ビタミン成分はこれまで医薬品として取り扱われ、そ
の摂取量や摂取形状が規制されていたが、平成9年の厚
生省通達により、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミン
B2、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEおよびナイ
アシン(ニコチン酸アミド)については、この規制が撤
廃されたのに伴ない、自由に用いることが可能になっ
た。そこで、これらのビタミン成分を本発明に用いるこ
とによって、日常のビタミン不足を補うことが可能な、
乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を提供できる。ま
た、本発明で用いるビタミン成分に関しては、上記のビ
タミンA、B1、B2、C、D、E、ナイアシン(ニコ
チン酸アミド)の7種類に加えて、他のビタミンまたは
ビタミン複合体を含有させることもできる。特に好まし
いのは、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、および
パントテン酸カルシウムであり、これらの中から少なく
とも1種を選択し含有させることが出来ることによっ
て、必要なビタミン類が総合的に含有された健康食品と
して極めて優れた、乾燥オカラ粉を主成分にした健康食
品を提供できる。
【0029】請求項7の発明により、前記混合物中にイ
チョウ葉エキスを0.1重量%〜10重量%含有させた
ことを特徴とすることで上述した発明の効果に加えて、
イチョウ葉エキスの主成分はフラボノイドであり、イチ
ョウ特有の構造である二重フラボンが含まれていること
によって、イチョウ葉エキスの効能は、毛細管壁を正常
化(保護)するとともに血小板凝集をコントロールし、
血管を詰らせて梗塞の原因となる血栓の生成を防ぎ、血
液の流れをスムースにする作用を有していることによっ
て動脈硬化、高血圧、ストレス、心臓病、脳卒中、痴呆
など適用範囲が広いことを特徴とする、乾燥オカラ粉を
主成分にした健康食品を提供できる。また、このイチョ
ウ葉エキスは不眠症においても有意に改善が認められて
いることが数多くの医学文献に発表されていることを特
徴とする、乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を提供
できる。さらに、このイチョウ葉エキスは人間の脳の
「視床下部」に作用し身体を若返らせる効果があること
が数多くの文献に発表されていることを特徴とする、乾
燥オカラ粉を主成分にした健康食品を提供できる。
【0030】請求項8の発明により、前記混合物に結合
剤を1重量%〜20重量%含有させ圧縮成型したタブレ
ット状にするか前記混合物を充填したカプセル剤にする
か前記混合物を顆粒状にして小袋に封入させることを特
徴とすることで、上述した発明の効果に加えて、付加価
値の高い食品や健康食品となりオカラの再利用が促進さ
れる結果、上述したオカラの諸問題が解決されやすくな
り、良質な植物繊維を簡便にかつ嗜好に左右されること
なく安心して健康増進効果やダイエット効果のある新規
な食品である、乾燥オカラ粉を主成分にした健康食品を
提供できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大豆の残滓成分であるオカラにおいて、
    前記オカラを乾燥させ粉末にした乾燥オカラ粉末を主成
    分にした混合物を健康食品にすることを特徴とする、乾
    燥オカラ粉を主成分にした健康食品。
  2. 【請求項2】 前記健康食品において、前記混合物中の
    前記乾燥オカラ粉末の比率が30重量%〜100重量%
    であることを特徴とする、請求項1に記載の乾燥オカラ
    粉を主成分にした健康食品。
  3. 【請求項3】前記混合物中に酸化抑制剤を0.1重量%
    〜10重量%含有させたことを特徴とする、請求項1ま
    たは請求項2に記載の乾燥オカラ粉を主成分にした健康
    食品。
  4. 【請求項4】前記酸化抑制剤を食用醸造酢や有機酸や天
    然の酸化抑制剤の中から少なくとも1種を選んで配合し
    たことを特徴とする、請求項3に記載の乾燥オカラ粉を
    主成分にした健康食品。
  5. 【請求項5】 前記混合物中にカルシウム含有粉末を
    0.1重量%〜10重量%含有させたことを特徴とす
    る、請求項1から請求項4のいずれかに記載の乾燥オカ
    ラ粉を主成分にした健康食品。
  6. 【請求項6】 前記混合物中にビタミン成分を0.1重
    量%〜10重量%含有させたことを特徴とする、請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成
    分にした健康食品。
  7. 【請求項7】前記混合物中にイチョウ葉エキスを0.1
    重量%〜10重量%含有させたことを特徴とする、請求
    項1から請求項6のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主
    成分にした健康食品。
  8. 【請求項8】 前記混合物に結合剤を1重量%〜20重
    量%含有させ圧縮成型したタブレット状にするか前記混
    合物を充填したカプセル剤にするか前記混合物を顆粒状
    にして小袋に封入させることを特徴とする、請求項1か
    ら請求項7のいずれかに記載の乾燥オカラ粉を主成分に
    した健康食品。
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