JP2002199297A - テレビジョンチューナ - Google Patents
テレビジョンチューナInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＦＭ放送信号を受信する際にも、受信した信
号のレベルに応じて可変利得増幅器の利得を変えられる
ようにする。 【解決手段】 テレビジョン信号を受信する際にはテレ
ビジョンの中間周波帯の信号に基づいてＡＧＣ検波回路
７から出力されるＡＧＣ電圧によって可変利得増幅器３
の利得を制御し、ＦＭ放送信号を受信する際には中間周
波回路５から出力される中間周波帯におけるＦＭ放送信
号に基づく音声中間周波数の信号を検波した電圧によっ
て可変利得増幅器３の利得を制御した。
号のレベルに応じて可変利得増幅器の利得を変えられる
ようにする。 【解決手段】 テレビジョン信号を受信する際にはテレ
ビジョンの中間周波帯の信号に基づいてＡＧＣ検波回路
７から出力されるＡＧＣ電圧によって可変利得増幅器３
の利得を制御し、ＦＭ放送信号を受信する際には中間周
波回路５から出力される中間周波帯におけるＦＭ放送信
号に基づく音声中間周波数の信号を検波した電圧によっ
て可変利得増幅器３の利得を制御した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＦＭ放送信号を受信
可能なテレビジョンチューナに関する。
可能なテレビジョンチューナに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＦＭ放送信号を受信可能な従来のテレビ
ジョンチューナの構成を図５に示す。テレビジョン信号
及びＦＭ放送信号は切替回路３１に入力され、切替回路
３１に入力された二つの信号は切替制御回路３２から出
力される切替電圧によっていずれかが選択される。切替
制御回路３２は図示しない選局手段によって制御され、
テレビジョン信号を受信するときにはローレベルの切替
電圧を発生し、ＦＭ放送信号を受信するときにはハイレ
ベルの切替電圧を発生する。そして選択された一方が同
調回路等（図示せず）を介して可変利得増幅器３３に入
力される。
ジョンチューナの構成を図５に示す。テレビジョン信号
及びＦＭ放送信号は切替回路３１に入力され、切替回路
３１に入力された二つの信号は切替制御回路３２から出
力される切替電圧によっていずれかが選択される。切替
制御回路３２は図示しない選局手段によって制御され、
テレビジョン信号を受信するときにはローレベルの切替
電圧を発生し、ＦＭ放送信号を受信するときにはハイレ
ベルの切替電圧を発生する。そして選択された一方が同
調回路等（図示せず）を介して可変利得増幅器３３に入
力される。
【０００３】可変利得増幅器３３は利得端子３３ａを有
し、この制御端子３３ａに供給される電圧（ＡＧＣ電
圧）によって利得が変化し、増幅後の信号レベルをほぼ
一定とするように働く。増幅された信号は混合器３４に
よって周波数変換されるが、テレビジョン信号の場合に
は選択されたチャンネルの信号を通常のテレビジョンの
中間周波帯（日本仕様では５４ＭＨ〜６０ＭＨ）の信号
に変換する。また、ＦＭ放送信号を受信する場合には中
間周波帯の音声中間周波数（日本仕様では５４．２５Ｍ
Ｈｚ）の信号に変換する。以上を総称して中間周波信号
という。なお、周波数変換は図示しない局部発振器（図
示せず）からの局部発振信号によって行われる。
し、この制御端子３３ａに供給される電圧（ＡＧＣ電
圧）によって利得が変化し、増幅後の信号レベルをほぼ
一定とするように働く。増幅された信号は混合器３４に
よって周波数変換されるが、テレビジョン信号の場合に
は選択されたチャンネルの信号を通常のテレビジョンの
中間周波帯（日本仕様では５４ＭＨ〜６０ＭＨ）の信号
に変換する。また、ＦＭ放送信号を受信する場合には中
間周波帯の音声中間周波数（日本仕様では５４．２５Ｍ
Ｈｚ）の信号に変換する。以上を総称して中間周波信号
という。なお、周波数変換は図示しない局部発振器（図
示せず）からの局部発振信号によって行われる。
【０００４】中間周波信号は中間周波回路３５に入力さ
れる。中間周波回路３５はテレビジョン信号を受信する
ときには中間周波帯のほぼ全帯域を通過させ、ＦＭ放送
信号を受信する時には音声中間周波数のみを通過するよ
うに切り替えられる。
れる。中間周波回路３５はテレビジョン信号を受信する
ときには中間周波帯のほぼ全帯域を通過させ、ＦＭ放送
信号を受信する時には音声中間周波数のみを通過するよ
うに切り替えられる。
【０００５】中間周波回路３５から出力された中間周波
信号は映像検波回路３６に入力され、テレビジョン信号
の受信時には映像信号と音声信号とが得られ、ＦＭ放送
信号を受信する際には音声信号が得られる。さらに、テ
レビジョン信号を受信する際にはＡＧＣ検波回路３７に
よって映像信号が検波され、入力されるテレビジョン信
号のレベルに対応して変化するＡＧＣ電圧が出力され
る。ＡＧＣ電圧は可変利得増幅器３３の制御端子３３ａ
に供給される。
信号は映像検波回路３６に入力され、テレビジョン信号
の受信時には映像信号と音声信号とが得られ、ＦＭ放送
信号を受信する際には音声信号が得られる。さらに、テ
レビジョン信号を受信する際にはＡＧＣ検波回路３７に
よって映像信号が検波され、入力されるテレビジョン信
号のレベルに対応して変化するＡＧＣ電圧が出力され
る。ＡＧＣ電圧は可変利得増幅器３３の制御端子３３ａ
に供給される。
【０００６】この構成によって、入力されたテレビジョ
ン信号のレベルが大きくなると可変利得増幅器３３の利
得が減少し、その出力レベルがほぼ一定となるように制
御される。
ン信号のレベルが大きくなると可変利得増幅器３３の利
得が減少し、その出力レベルがほぼ一定となるように制
御される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成では、ＦＭ
放送信号を受信する場合、映像信号がないので、あたか
も、テレビジョン信号を受信した際に、その信号レベル
が極めて低くなった状態と同じくなり、ＡＧＣ検波回路
からは固定の電圧が発生する。このため、ＦＭ放送信号
が大きなレベルとなった場合にも可変利得増幅器の利得
が変化せず、音声歪みを発生したり、他の信号から妨害
を受けて良好な受信が出来なかった。
放送信号を受信する場合、映像信号がないので、あたか
も、テレビジョン信号を受信した際に、その信号レベル
が極めて低くなった状態と同じくなり、ＡＧＣ検波回路
からは固定の電圧が発生する。このため、ＦＭ放送信号
が大きなレベルとなった場合にも可変利得増幅器の利得
が変化せず、音声歪みを発生したり、他の信号から妨害
を受けて良好な受信が出来なかった。
【０００８】そこで、本発明のテレビジョンチューナ
は、ＦＭ放送信号を受信する際にも、受信した信号のレ
ベルに応じて可変利得増幅器の利得を変えられるように
することを目的とする。
は、ＦＭ放送信号を受信する際にも、受信した信号のレ
ベルに応じて可変利得増幅器の利得を変えられるように
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、テレビジョン信号又はＦＭ放送信号を増幅すると共
に、増幅された前記テレビジョン信号又は前記ＦＭ放送
信号のレベルが一定となるように制御される可変利得増
幅器と、前記テレビジョン信号をテレビジョンの中間周
波帯の信号に変換すると共に前記ＦＭ放送信号を前記中
間周波帯における音声中間周波数の信号に変換する混合
器と、前記中間周波帯の信号と前記音声周波数の信号と
を出力する中間周波回路と、前記中間周波回路から出力
された前記中間周波帯の信号に基づいてＡＧＣ電圧を出
力するＡＧＣ検波回路とを備え、前記テレビジョン信号
を受信する際には前記ＡＧＣ電圧によって前記可変利得
増幅器の利得を制御し、前記ＦＭ放送信号を受信する際
には前記音声中間周波数の信号を検波した電圧によって
前記可変利得増幅器の利得を制御した。
め、テレビジョン信号又はＦＭ放送信号を増幅すると共
に、増幅された前記テレビジョン信号又は前記ＦＭ放送
信号のレベルが一定となるように制御される可変利得増
幅器と、前記テレビジョン信号をテレビジョンの中間周
波帯の信号に変換すると共に前記ＦＭ放送信号を前記中
間周波帯における音声中間周波数の信号に変換する混合
器と、前記中間周波帯の信号と前記音声周波数の信号と
を出力する中間周波回路と、前記中間周波回路から出力
された前記中間周波帯の信号に基づいてＡＧＣ電圧を出
力するＡＧＣ検波回路とを備え、前記テレビジョン信号
を受信する際には前記ＡＧＣ電圧によって前記可変利得
増幅器の利得を制御し、前記ＦＭ放送信号を受信する際
には前記音声中間周波数の信号を検波した電圧によって
前記可変利得増幅器の利得を制御した。
【００１０】また、前記可変利得増幅器は前記ＡＧＣ電
圧の増減方向に対応して利得が増減し、前記ＡＧＣ電圧
が入力されると共に、コンデンサを介して接地された制
御端子を有し、前記ＡＧＣ検波回路は前記テレビジョン
信号のレベルの増減方向に対して電圧が逆方向に増減す
る前記ＡＧＣ電圧を出力し、エミッタが接地されると共
にベースに前記中間周波回路の出力端が接続されたトラ
ンジスタを設け、前記制御端子を第一の抵抗を介して前
記ＡＧＣ検波回路の出力端に接続すると共に、前記トラ
ンジスタのコレクタに接続し、前記ＦＭ放送信号を受信
する際にのみ前記トランジスタのベースにバイアス電圧
を印加して前記トランジスタをＢ級動作させた。
圧の増減方向に対応して利得が増減し、前記ＡＧＣ電圧
が入力されると共に、コンデンサを介して接地された制
御端子を有し、前記ＡＧＣ検波回路は前記テレビジョン
信号のレベルの増減方向に対して電圧が逆方向に増減す
る前記ＡＧＣ電圧を出力し、エミッタが接地されると共
にベースに前記中間周波回路の出力端が接続されたトラ
ンジスタを設け、前記制御端子を第一の抵抗を介して前
記ＡＧＣ検波回路の出力端に接続すると共に、前記トラ
ンジスタのコレクタに接続し、前記ＦＭ放送信号を受信
する際にのみ前記トランジスタのベースにバイアス電圧
を印加して前記トランジスタをＢ級動作させた。
【００１１】また、前記制御端子を第二の抵抗を介して
前記トランジスタのコレクタに接続した。
前記トランジスタのコレクタに接続した。
【００１２】また、前記テレビジョン信号又は前記ＦＭ
放送信号のいずれかを前記可変利得増幅器に入力する切
替回路と、前記切替回路の切替を制御するための切換電
圧を出力する切替制御回路とを設け、前記切換電圧を前
記トランジスタのベースに印加した。
放送信号のいずれかを前記可変利得増幅器に入力する切
替回路と、前記切替回路の切替を制御するための切換電
圧を出力する切替制御回路とを設け、前記切換電圧を前
記トランジスタのベースに印加した。
【００１３】
【発明の実施の形態】図３に本発明のテレビジョンチュ
ーナの構成を示す。テレビジョン信号及びＦＭ放送信号
は切替回路１に入力され、切替回路１に入力された二つ
の信号は切替制御回路２から出力される切替電圧によっ
ていずれかが選択される。切替制御回路２は図示しない
選局手段によって制御され、テレビジョン信号を受信す
るときにはローレベルの切替電圧を発生し、ＦＭ放送信
号を受信するときにはハイレベルの切替電圧を発生す
る。そしてローレベルの切替電圧によってテレビジョン
信号が選択され、ハイレベルの切替電圧によってＦＭ放
送信号が選択される。選択された一方が同調回路等（図
示せず）を介して可変利得増幅器３３に入力される。
ーナの構成を示す。テレビジョン信号及びＦＭ放送信号
は切替回路１に入力され、切替回路１に入力された二つ
の信号は切替制御回路２から出力される切替電圧によっ
ていずれかが選択される。切替制御回路２は図示しない
選局手段によって制御され、テレビジョン信号を受信す
るときにはローレベルの切替電圧を発生し、ＦＭ放送信
号を受信するときにはハイレベルの切替電圧を発生す
る。そしてローレベルの切替電圧によってテレビジョン
信号が選択され、ハイレベルの切替電圧によってＦＭ放
送信号が選択される。選択された一方が同調回路等（図
示せず）を介して可変利得増幅器３３に入力される。
【００１４】可変利得増幅器３は利得端子３ａを有し、
この制御端子３ａはコンデンサ３ｂによって接地され
る。また、この制御端子３ａに供給される電圧（ＡＧＣ
電圧）によって利得が変化し、増幅後の信号レベルをほ
ぼ一定とするように働くがＡＧＣ電圧と利得との関係
は、図２に示すように、ＡＧＣ電圧が増大する方向に利
得も増大する。また、増幅された信号は混合器４によっ
て周波数変換されるが、テレビジョン信号の場合には選
択されたチャンネルの信号を通常のテレビジョンの中間
周波帯（日本仕様では５４ＭＨ〜６０ＭＨ）の信号に変
換する。また、ＦＭ放送信号を受信する場合には中間周
波帯の音声中間周波数（日本仕様では５４．２５ＭＨ
ｚ）の信号に変換する。以上を総称して中間周波信号と
いう。なお、周波数変換は図示しない局部発振器（図示
せず）からの局部発振信号によって行われる。
この制御端子３ａはコンデンサ３ｂによって接地され
る。また、この制御端子３ａに供給される電圧（ＡＧＣ
電圧）によって利得が変化し、増幅後の信号レベルをほ
ぼ一定とするように働くがＡＧＣ電圧と利得との関係
は、図２に示すように、ＡＧＣ電圧が増大する方向に利
得も増大する。また、増幅された信号は混合器４によっ
て周波数変換されるが、テレビジョン信号の場合には選
択されたチャンネルの信号を通常のテレビジョンの中間
周波帯（日本仕様では５４ＭＨ〜６０ＭＨ）の信号に変
換する。また、ＦＭ放送信号を受信する場合には中間周
波帯の音声中間周波数（日本仕様では５４．２５ＭＨ
ｚ）の信号に変換する。以上を総称して中間周波信号と
いう。なお、周波数変換は図示しない局部発振器（図示
せず）からの局部発振信号によって行われる。
【００１５】中間周波信号は中間周波回路５に入力され
る。中間周波回路５はテレビジョン信号を受信するとき
には中間周波帯のほぼ全帯域を通過させる特性となり、
ＦＭ放送信号を受信する時には音声中間周波数のみを通
過させる特性となるように切り替えられる。
る。中間周波回路５はテレビジョン信号を受信するとき
には中間周波帯のほぼ全帯域を通過させる特性となり、
ＦＭ放送信号を受信する時には音声中間周波数のみを通
過させる特性となるように切り替えられる。
【００１６】中間周波回路５から出力された中間周波信
号は映像検波回路６に入力され、テレビジョン信号の受
信時には映像信号と音声信号とが出力され、ＦＭ放送信
号を受信する際には音声信号が出力される。さらに、テ
レビジョン信号を受信する際にはＡＧＣ検波回路７によ
って映像信号が検波され、ＡＧＣ電圧が出力される。Ａ
ＧＣ検波回路７から出力されるＡＧＣ電圧は、図３に示
すように、入力されるテレビジョン信号のレベルの増大
方向に対して減少し、その変化範囲はおよそ０ボルトか
ら４ボルトである。そして、ＡＧＣ電圧が第１の抵抗８
を介して可変利得増幅器３の制御端子３ａに供給され
る。
号は映像検波回路６に入力され、テレビジョン信号の受
信時には映像信号と音声信号とが出力され、ＦＭ放送信
号を受信する際には音声信号が出力される。さらに、テ
レビジョン信号を受信する際にはＡＧＣ検波回路７によ
って映像信号が検波され、ＡＧＣ電圧が出力される。Ａ
ＧＣ検波回路７から出力されるＡＧＣ電圧は、図３に示
すように、入力されるテレビジョン信号のレベルの増大
方向に対して減少し、その変化範囲はおよそ０ボルトか
ら４ボルトである。そして、ＡＧＣ電圧が第１の抵抗８
を介して可変利得増幅器３の制御端子３ａに供給され
る。
【００１７】また、制御端子３ａには第２の抵抗９を介
してＮＰＮ型のトランジスタ１０のコレクタが接続され
る。トランジスタ１０のエミッタは接地され、ベースは
直流カットコンデンサ１１を介して中間周波回路５の出
力端に接続される。そして、ＦＭ放送信号を受信する際
には切替電圧によってベースにバイアス電圧が印加され
てトランジスタ１０がＢ級動作をするようになってい
る。このＢ級動作はベースバイアス抵抗１２、１３によ
って設定される。
してＮＰＮ型のトランジスタ１０のコレクタが接続され
る。トランジスタ１０のエミッタは接地され、ベースは
直流カットコンデンサ１１を介して中間周波回路５の出
力端に接続される。そして、ＦＭ放送信号を受信する際
には切替電圧によってベースにバイアス電圧が印加され
てトランジスタ１０がＢ級動作をするようになってい
る。このＢ級動作はベースバイアス抵抗１２、１３によ
って設定される。
【００１８】以上の構成において、テレビジョン信号を
受信するときには、トランジスタ１０はオフとなり、ま
た、中間周波回路５からはＦＭ信号に基づく音声中間周
波数の信号も出力されない。そして、ＡＧＣ検波回路７
から出力されたＡＧＣ電圧がそのまま可変利得増幅器３
の制御端子３ａに供給される。
受信するときには、トランジスタ１０はオフとなり、ま
た、中間周波回路５からはＦＭ信号に基づく音声中間周
波数の信号も出力されない。そして、ＡＧＣ検波回路７
から出力されたＡＧＣ電圧がそのまま可変利得増幅器３
の制御端子３ａに供給される。
【００１９】一方、ＦＭ放送信号を受信するときには、
中間周波回路５からＦＭ放送信号に基づく音声中間周波
数の信号が出力されてトランジスタ１０のベースに入力
される。さらに、中間周波信号には映像信号がないの
で、ＡＧＣ検波から出力されるＡＧＣ電圧はほぼ４ボル
トに固定され、この電圧は第１及び第２の抵抗８、９を
介してトランジスタ１０のコレクタに印加される。そし
て、トランジスタ１０が切替電圧によってＢ級動作をす
るようにバイアスされる。
中間周波回路５からＦＭ放送信号に基づく音声中間周波
数の信号が出力されてトランジスタ１０のベースに入力
される。さらに、中間周波信号には映像信号がないの
で、ＡＧＣ検波から出力されるＡＧＣ電圧はほぼ４ボル
トに固定され、この電圧は第１及び第２の抵抗８、９を
介してトランジスタ１０のコレクタに印加される。そし
て、トランジスタ１０が切替電圧によってＢ級動作をす
るようにバイアスされる。
【００２０】すると、トランジスタ１０は音声中間周波
数の信号によって半サイクル毎に導通してコレクタの電
圧が低下するがこの低下の度合いは信号レベルに比例す
る。したがって、コレクタには検波電圧が現れる。そし
て、検波電圧がコンデンサ３ｂによって平滑され制御端
子に供給される。したがって、ＦＭ放送信号の受信時に
おけるＡＧＣ電圧印加回路は、図４に示す等価回路とな
り、トランジスタ１０があたかも信号レベルが大きくな
るにしたがって抵抗値が減少する可変抵抗器として働
き、ＦＭ放送受信時に可変利得増幅器３がＡＧＣ制御さ
れる。
数の信号によって半サイクル毎に導通してコレクタの電
圧が低下するがこの低下の度合いは信号レベルに比例す
る。したがって、コレクタには検波電圧が現れる。そし
て、検波電圧がコンデンサ３ｂによって平滑され制御端
子に供給される。したがって、ＦＭ放送信号の受信時に
おけるＡＧＣ電圧印加回路は、図４に示す等価回路とな
り、トランジスタ１０があたかも信号レベルが大きくな
るにしたがって抵抗値が減少する可変抵抗器として働
き、ＦＭ放送受信時に可変利得増幅器３がＡＧＣ制御さ
れる。
【００２１】なお、第２の抵抗は必ずしも必須ではない
が、この抵抗を設けることによってＦＭ放送信号の受信
時におけるＡＧＣ動作の特性を変えることが出来る。
が、この抵抗を設けることによってＦＭ放送信号の受信
時におけるＡＧＣ動作の特性を変えることが出来る。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、本発明では、テレビジョ
ン信号を受信する際にはテレビジョンの中間周波帯の信
号に基づいてＡＧＣ検波回路から出力されるＡＧＣ電圧
によって可変利得増幅器の利得を制御し、ＦＭ放送信号
を受信する際には中間周波帯におけるＦＭ放送信号に基
づく音声中間周波数の信号を検波した電圧によって可変
利得増幅器の利得を制御したので、ＦＭ放送信号を受信
する際にも、受信した信号のレベルに応じて可変利得増
幅器の利得を変えられ、ＦＭ放送信号が大きなレベルと
なった場合にも音声歪みを発生したり、他の信号から妨
害を受けることがない。
ン信号を受信する際にはテレビジョンの中間周波帯の信
号に基づいてＡＧＣ検波回路から出力されるＡＧＣ電圧
によって可変利得増幅器の利得を制御し、ＦＭ放送信号
を受信する際には中間周波帯におけるＦＭ放送信号に基
づく音声中間周波数の信号を検波した電圧によって可変
利得増幅器の利得を制御したので、ＦＭ放送信号を受信
する際にも、受信した信号のレベルに応じて可変利得増
幅器の利得を変えられ、ＦＭ放送信号が大きなレベルと
なった場合にも音声歪みを発生したり、他の信号から妨
害を受けることがない。
【００２３】また、可変利得増幅器はＡＧＣ電圧の増減
方向に対応して利得が増減し、ＡＧＣ電圧が入力される
と共に、コンデンサを介して接地された制御端子を有
し、ＡＧＣ検波回路はテレビジョン信号のレベルの増減
方向に対して電圧が逆方向に増減するＡＧＣ電圧を出力
し、エミッタが接地されると共にベースに中間周波回路
の出力端が接続されたトランジスタを設け、制御端子を
第一の抵抗を介してＡＧＣ検波回路の出力端に接続する
と共に、トランジスタのコレクタに接続し、ＦＭ放送信
号を受信する際にのみトランジスタのベースにバイアス
電圧を印加してトランジスタをＢ級動作させたので、ト
ランジスタのコレクタには音声中間周波数の信号を検波
した電圧が現れ、此がコンデンサによって平滑されて可
変利得増幅の制御端子に供給される。
方向に対応して利得が増減し、ＡＧＣ電圧が入力される
と共に、コンデンサを介して接地された制御端子を有
し、ＡＧＣ検波回路はテレビジョン信号のレベルの増減
方向に対して電圧が逆方向に増減するＡＧＣ電圧を出力
し、エミッタが接地されると共にベースに中間周波回路
の出力端が接続されたトランジスタを設け、制御端子を
第一の抵抗を介してＡＧＣ検波回路の出力端に接続する
と共に、トランジスタのコレクタに接続し、ＦＭ放送信
号を受信する際にのみトランジスタのベースにバイアス
電圧を印加してトランジスタをＢ級動作させたので、ト
ランジスタのコレクタには音声中間周波数の信号を検波
した電圧が現れ、此がコンデンサによって平滑されて可
変利得増幅の制御端子に供給される。
【００２４】また、制御端子を第二の抵抗を介してトラ
ンジスタのコレクタに接続したので、ＦＭ放送信号の受
信時におけるＡＧＣ動作の特性を変えることが出来る。
ンジスタのコレクタに接続したので、ＦＭ放送信号の受
信時におけるＡＧＣ動作の特性を変えることが出来る。
【００２５】また、テレビジョン信号又はＦＭ放送信号
のいずれかを可変利得増幅器に入力する切替回路と、切
替回路の切替を制御するための切換電圧を出力する切替
制御回路とを設け、切換電圧をトランジスタのベースに
印加したので、ＦＭ放送信号の受信時にトランジスタを
Ｂ級動作させることが出来る。
のいずれかを可変利得増幅器に入力する切替回路と、切
替回路の切替を制御するための切換電圧を出力する切替
制御回路とを設け、切換電圧をトランジスタのベースに
印加したので、ＦＭ放送信号の受信時にトランジスタを
Ｂ級動作させることが出来る。
【図１】本発明のテレビジョンチューナの構成を示す回
路図である。
路図である。
【図２】本発明のテレビジョンチューナにおける可変利
得増幅器のＡＧＣ電圧と利得との関係図である。
得増幅器のＡＧＣ電圧と利得との関係図である。
【図３】本発明のテレビジョンチューナにおけるＡＧＣ
検波回路の検波特性図である。
検波回路の検波特性図である。
【図４】本発明のテレビジョンチューナにおけるＡＧＣ
電圧印加回路の等価回路図である。
電圧印加回路の等価回路図である。
【図５】従来のテレビジョンチューナの構成を示す回路
図である。
図である。
１ 切替回路 ２ 切替制御回路 ３ 可変利得増幅器 ３ａ 制御端子 ３ｂ コンデンサ ４ 混合器 ５ 中間周波回路 ６ 映像検波回路 ７ ＡＧＣ検波回路 ８ 第１の抵抗 ９ 第２の抵抗 １０ トランジスタ １１ 直流カットコンデンサ １２、１３ ベースバイアス抵抗
Claims (4)
- 【請求項１】 テレビジョン信号又はＦＭ放送信号を増
幅すると共に、増幅された前記テレビジョン信号又は前
記ＦＭ放送信号のレベルが一定となるように制御される
可変利得増幅器と、前記テレビジョン信号をテレビジョ
ンの中間周波帯の信号に変換すると共に前記ＦＭ放送信
号を前記中間周波帯における音声中間周波数の信号に変
換する混合器と、前記中間周波帯の信号と前記音声周波
数の信号とを出力する中間周波回路と、前記中間周波回
路から出力された前記中間周波帯の信号に基づいてＡＧ
Ｃ電圧を出力するＡＧＣ検波回路とを備え、前記テレビ
ジョン信号を受信する際には前記ＡＧＣ電圧によって前
記可変利得増幅器の利得を制御し、前記ＦＭ放送信号を
受信する際には前記音声中間周波数の信号を検波した電
圧によって前記可変利得増幅器の利得を制御したことを
特徴とするテレビジョンチューナ。 - 【請求項２】 前記可変利得増幅器は前記ＡＧＣ電圧の
増減方向に対応して利得が増減し、前記ＡＧＣ電圧が入
力されると共に、コンデンサを介して接地された制御端
子を有し、前記ＡＧＣ検波回路は前記テレビジョン信号
のレベルの増減方向に対して電圧が逆方向に増減する前
記ＡＧＣ電圧を出力し、エミッタが接地されると共にベ
ースに前記中間周波回路の出力端が接続されたトランジ
スタを設け、前記制御端子を第一の抵抗を介して前記Ａ
ＧＣ検波回路の出力端に接続すると共に、前記トランジ
スタのコレクタに接続し、前記ＦＭ放送信号を受信する
際にのみ前記トランジスタのベースにバイアス電圧を印
加して前記トランジスタをＢ級動作させたことを特徴と
する請求項１に記載のテレビジョンチューナ。 - 【請求項３】 前記制御端子を第二の抵抗を介して前記
トランジスタのコレクタに接続したことを特徴とする請
求項２に記載のテレビジョンチューナ。 - 【請求項４】 前記テレビジョン信号又は前記ＦＭ放送
信号のいずれかを前記可変利得増幅器に入力する切替回
路と、前記切替回路の切替を制御するための切換電圧を
出力する切替制御回路とを設け、前記切換電圧を前記ト
ランジスタのベースに印加したことを特徴とする請求項
２又は３に記載のテレビジョンチューナ。
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