JP2002193760A - ヘアトリートメント製品 - Google Patents
ヘアトリートメント製品Info
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- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
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- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/12—Preparations containing hair conditioners
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱乾燥によるダメージおよび環境の影響およ
び髪の処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘア
トリートメント製品の成分を保護する、ヘアトリートメ
ント製品を提供する。 【解決手段】 （ａ）水溶性プロシアニジンおよび
（ｂ）油溶性遊離トコフェロールの混合物を水相に有
し、両成分が髪に親和性を有し、熱乾燥時のダメージお
よび環境の影響および髪処理から髪を保護するヘアトリ
ートメント製品であって、酸化および劣化から該ヘアト
リートメント製品の他の成分を保護する。
び髪の処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘア
トリートメント製品の成分を保護する、ヘアトリートメ
ント製品を提供する。 【解決手段】 （ａ）水溶性プロシアニジンおよび
（ｂ）油溶性遊離トコフェロールの混合物を水相に有
し、両成分が髪に親和性を有し、熱乾燥時のダメージお
よび環境の影響および髪処理から髪を保護するヘアトリ
ートメント製品であって、酸化および劣化から該ヘアト
リートメント製品の他の成分を保護する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、熱乾燥の際のダメ
ージからおよび環境の影響および髪の処理から髪を保護
する、かつ酸化および劣化からヘアトリートメント製品
の他の成分を保護するヘアトリートメント製品に関す
る。
ージからおよび環境の影響および髪の処理から髪を保護
する、かつ酸化および劣化からヘアトリートメント製品
の他の成分を保護するヘアトリートメント製品に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】酸化防止剤は本質的には天然の物質であ
る。これらは、化粧品の化合物を保護するために、およ
び酸化的なストレスから肌を守るために、化粧品に入れ
使用される。酸化的なストレスは、ＲＯＳ（Reactive O
xygen Species-reactive oxygen molecules）により引
き起こされる。水には常に酸素が飽和しているので、Ｒ
ＯＳは特に水中で形成される。多くの適当な物質を利用
できるという理由で、化粧品中で、３−ターシャリ−ブ
チル−４−ヒドロキシアニソールまたはアルファ−トコ
フェロール等の油溶性酸化防止剤がしばしば使用され
る。しかし、適当な物質が市販されていないという理由
で、水溶性酸化防止剤の使用は制限される。ビタミンＣ
（アスコルビン酸）は、水溶性酸化防止剤であり、天然
に広く分布しているが、非常に不安定であるという理由
で、化粧品ではあまり使用されない。葡萄の種や他の植
物の部位から単離されるオリゴマープロシアニジン（pr
ocyanidin）は、非常に良好な酸化防止剤であり、化粧
品において有益である。プロシアニジンは、カテキンと
エピカテキンに基づくポリフェノールである。したがっ
て、公開ＵＳ−Ａ−５、６４８、３７７は、オリゴマー
プロシアニジンをカロチニドと組み合わせて、食品中、
食品補足品中、化粧品中、および薬剤中のラジカルと戦
うために使用することを開示している。しかし、前記化
合物は、水に溶かした場合には条件的に安定であるに過
ぎないという理由で、オリゴマープロシアニジンの使用
には問題がある。したがって、このようなオリゴマープ
ロシアニジンは、食品補足品としてカプセルやタブレッ
ト等の乾燥製品に本質的に限定して使用される。
る。これらは、化粧品の化合物を保護するために、およ
び酸化的なストレスから肌を守るために、化粧品に入れ
使用される。酸化的なストレスは、ＲＯＳ（Reactive O
xygen Species-reactive oxygen molecules）により引
き起こされる。水には常に酸素が飽和しているので、Ｒ
ＯＳは特に水中で形成される。多くの適当な物質を利用
できるという理由で、化粧品中で、３−ターシャリ−ブ
チル−４−ヒドロキシアニソールまたはアルファ−トコ
フェロール等の油溶性酸化防止剤がしばしば使用され
る。しかし、適当な物質が市販されていないという理由
で、水溶性酸化防止剤の使用は制限される。ビタミンＣ
（アスコルビン酸）は、水溶性酸化防止剤であり、天然
に広く分布しているが、非常に不安定であるという理由
で、化粧品ではあまり使用されない。葡萄の種や他の植
物の部位から単離されるオリゴマープロシアニジン（pr
ocyanidin）は、非常に良好な酸化防止剤であり、化粧
品において有益である。プロシアニジンは、カテキンと
エピカテキンに基づくポリフェノールである。したがっ
て、公開ＵＳ−Ａ−５、６４８、３７７は、オリゴマー
プロシアニジンをカロチニドと組み合わせて、食品中、
食品補足品中、化粧品中、および薬剤中のラジカルと戦
うために使用することを開示している。しかし、前記化
合物は、水に溶かした場合には条件的に安定であるに過
ぎないという理由で、オリゴマープロシアニジンの使用
には問題がある。したがって、このようなオリゴマープ
ロシアニジンは、食品補足品としてカプセルやタブレッ
ト等の乾燥製品に本質的に限定して使用される。
【０００３】公開ＥＰ−Ａ１−１，０８６，６９３は、
タブレット、食品、および化粧品等の種々の製品中にお
ける、ビタミンＢ６によるプロアントシアニジン(proan
thocyanidin)の安定化を開示している。この開示された
プロアントシアニジンは主に二量体であるが、これとは
逆に、本発明では主にオリゴマーでの使用を指向してい
る。さらに、ビタミンＢ６は、水溶性ビタミンであり、
シャンプー等の化粧品中での葡萄抽出物およびビタミン
Ｂ６は、プロアントシアニジンを安定化するために専ら
使用される。プロシアニジンを純粋なトコフェロールと
組み合わせるによる髪の保護は、髪に対するこのような
組み合わせの親和性程に得ることができない。ビタミン
Ｅ酢酸塩含有ヘアトニックの例は、ビタミンＥ酢酸塩は
充分な酸化防止活性を持っていないので、髪を保護しな
い。しかし、ビタミンＥ酢酸塩は、肌において開裂し、
純粋なトコフェロールを形成でき、その後、このトコフ
ェロールは髪の成長を促進するある活性を示す。公開Ｅ
Ｐ−Ａ１−０、７６８、０７９は、髪の成長を促進する
二量体プロアントシアニジンの使用を開示している。し
かし、開示された製品は付加的に遊離したトコフェロー
ルを含有し、前記公報は髪に対する製品の親和性が得ら
れることを開示しておらず、したがって、ラジカルに対
して髪を保護することを開示していない。このことは、
この公報の目的でもない。
タブレット、食品、および化粧品等の種々の製品中にお
ける、ビタミンＢ６によるプロアントシアニジン(proan
thocyanidin)の安定化を開示している。この開示された
プロアントシアニジンは主に二量体であるが、これとは
逆に、本発明では主にオリゴマーでの使用を指向してい
る。さらに、ビタミンＢ６は、水溶性ビタミンであり、
シャンプー等の化粧品中での葡萄抽出物およびビタミン
Ｂ６は、プロアントシアニジンを安定化するために専ら
使用される。プロシアニジンを純粋なトコフェロールと
組み合わせるによる髪の保護は、髪に対するこのような
組み合わせの親和性程に得ることができない。ビタミン
Ｅ酢酸塩含有ヘアトニックの例は、ビタミンＥ酢酸塩は
充分な酸化防止活性を持っていないので、髪を保護しな
い。しかし、ビタミンＥ酢酸塩は、肌において開裂し、
純粋なトコフェロールを形成でき、その後、このトコフ
ェロールは髪の成長を促進するある活性を示す。公開Ｅ
Ｐ−Ａ１−０、７６８、０７９は、髪の成長を促進する
二量体プロアントシアニジンの使用を開示している。し
かし、開示された製品は付加的に遊離したトコフェロー
ルを含有し、前記公報は髪に対する製品の親和性が得ら
れることを開示しておらず、したがって、ラジカルに対
して髪を保護することを開示していない。このことは、
この公報の目的でもない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水溶液中の
オリゴマープロシアニジンがトコフェロールの添加によ
り安定化されることを発見したことに基づく。これは、
ＰＥＧ−４０水素化ヒマシ油等の化粧品可溶化剤によ
り、水溶液中に導入される。一方、トコフェロールの安
定化はオリゴマープロシアニジンの存在により改良され
る。したがって、例えば、０．５重量％のオリゴマープ
ロシアニジンと５重量％のトコフェロールの混合物の抗
酸化剤活性は８箇月以上安定である。さらに、抗酸化剤
のこの混合物は、スクワレン中のＵＶ−Ａ誘導毒性物質
の形成の阻害についても相乗効果を示す。本発明の目的
は、熱乾燥によるダメージおよび環境の影響および髪の
処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘアトリー
トメント製品の成分を保護する、ヘアトリートメント製
品を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、
水性処方に基づく、かつ「付けたままの」製品、すなわ
ち髪に残存する製品、または「洗い流す」製品、すなわ
ち洗い去られる製品のいずれかである、ヘアトリートメ
ント製品を提供することを目的とする。
オリゴマープロシアニジンがトコフェロールの添加によ
り安定化されることを発見したことに基づく。これは、
ＰＥＧ−４０水素化ヒマシ油等の化粧品可溶化剤によ
り、水溶液中に導入される。一方、トコフェロールの安
定化はオリゴマープロシアニジンの存在により改良され
る。したがって、例えば、０．５重量％のオリゴマープ
ロシアニジンと５重量％のトコフェロールの混合物の抗
酸化剤活性は８箇月以上安定である。さらに、抗酸化剤
のこの混合物は、スクワレン中のＵＶ−Ａ誘導毒性物質
の形成の阻害についても相乗効果を示す。本発明の目的
は、熱乾燥によるダメージおよび環境の影響および髪の
処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘアトリー
トメント製品の成分を保護する、ヘアトリートメント製
品を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、
水性処方に基づく、かつ「付けたままの」製品、すなわ
ち髪に残存する製品、または「洗い流す」製品、すなわ
ち洗い去られる製品のいずれかである、ヘアトリートメ
ント製品を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記のおよび他の目的
は、熱乾燥によるダメージおよびおよび環境の影響およ
び髪の処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘア
トリートメント製品の他の成分を保護する、ヘアトリー
トメント製品であって、該ヘアトリートメント製品が水
相に（ａ）水溶性プロシアニジンおよび（ｂ）油溶性遊
離トコフェロール、の混合物を含み、両成分が髪に対す
る親和性を有することを特徴とするヘアトリートメント
製品により達成される。好ましくは、前記水溶性プロシ
アニジン（ａ）の百分率は０．００００５〜５重量％で
あり、前記油溶性遊離トコフェロール（ｂ）の百分率は
０．０００２５〜１０重量％である。好ましくは、前記
水溶性プロシアニジン（ａ）はオリゴマー形態で存在
し、１０〜５０サブユニットから構成される。
は、熱乾燥によるダメージおよびおよび環境の影響およ
び髪の処理から髪を保護する、かつ酸化や劣化からヘア
トリートメント製品の他の成分を保護する、ヘアトリー
トメント製品であって、該ヘアトリートメント製品が水
相に（ａ）水溶性プロシアニジンおよび（ｂ）油溶性遊
離トコフェロール、の混合物を含み、両成分が髪に対す
る親和性を有することを特徴とするヘアトリートメント
製品により達成される。好ましくは、前記水溶性プロシ
アニジン（ａ）の百分率は０．００００５〜５重量％で
あり、前記油溶性遊離トコフェロール（ｂ）の百分率は
０．０００２５〜１０重量％である。好ましくは、前記
水溶性プロシアニジン（ａ）はオリゴマー形態で存在
し、１０〜５０サブユニットから構成される。
【０００６】
【発明の実施の形態】髪は、ＵＶ照射等の酸化的ストレ
スによりダメージを受けることが知られている。しか
し、特にヘアドライヤーによる髪の熱乾燥により引き起
こされるダメージに対する研究は殆どない。特にこのよ
うな処理が非常に頻繁に実施される事実の観点から、こ
のようなヘア乾燥は髪に大きなダメージを与えることが
わかった。このダメージは、主に、熱により、湿った髪
の表面の水膜に溶解している酸素が活性化されて引き起
こされる。すなわち、ＲＯＳ（Reactive Oxygen Specie
s-reactive oxygen molecules）が形成される。ＲＯ
Ｓ、例えば一重項または酸素ラジカルは、髪の表面の成
分と反応し、髪の構造にダメージを与える。他の反応の
中で、髪表面の蛋白質は酸化され、劣化する。前記蛋白
質は、髪からアミノ酸、ペプチド、および蛋白質の形態
で洗い落とされ得る。
スによりダメージを受けることが知られている。しか
し、特にヘアドライヤーによる髪の熱乾燥により引き起
こされるダメージに対する研究は殆どない。特にこのよ
うな処理が非常に頻繁に実施される事実の観点から、こ
のようなヘア乾燥は髪に大きなダメージを与えることが
わかった。このダメージは、主に、熱により、湿った髪
の表面の水膜に溶解している酸素が活性化されて引き起
こされる。すなわち、ＲＯＳ（Reactive Oxygen Specie
s-reactive oxygen molecules）が形成される。ＲＯ
Ｓ、例えば一重項または酸素ラジカルは、髪の表面の成
分と反応し、髪の構造にダメージを与える。他の反応の
中で、髪表面の蛋白質は酸化され、劣化する。前記蛋白
質は、髪からアミノ酸、ペプチド、および蛋白質の形態
で洗い落とされ得る。
【０００７】以下の試験は、葡萄の種のオリゴマーであ
るプロシアニジンとトコフェロールからなる活性成分の
組み合わせの驚くべき効果を詳細に示す。特に、これら
は： −髪表面のトコフェロールの吸着（試験１）； −熱乾燥の際のダメージからの髪の保護（試験２）； −海水およびＵＶ照射によるダメージからの髪の保護
（試験３）； を示す。さらに、酸化および／または劣化から、特に光
酸化から髪を保護する本発明のヘアトリートメント製品
の活性成分は、例えばビタミンＣおよびビタミンＣ誘導
体、ビタミンＡおよびビタミンＡ誘導体、香料油、不飽
和脂質、および蛋白質である。
るプロシアニジンとトコフェロールからなる活性成分の
組み合わせの驚くべき効果を詳細に示す。特に、これら
は： −髪表面のトコフェロールの吸着（試験１）； −熱乾燥の際のダメージからの髪の保護（試験２）； −海水およびＵＶ照射によるダメージからの髪の保護
（試験３）； を示す。さらに、酸化および／または劣化から、特に光
酸化から髪を保護する本発明のヘアトリートメント製品
の活性成分は、例えばビタミンＣおよびビタミンＣ誘導
体、ビタミンＡおよびビタミンＡ誘導体、香料油、不飽
和脂質、および蛋白質である。
【０００８】
【実施例】以下の試験および調製において、全ての量は
重量％で示される。 試験 以下の試験は、市販のヨーロッパ人の髪について、かつ
以下の活性成分の組み合わせで実施された。 エチルアルコール ３０．０％ グリセリン ４０．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油１０．０％ 混合トコフェロール ５．０％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．４％ 水 合計１００％までの残部 この試験のために、前記活性成分の組み合わせを水で
２．５％に希釈して、この活性成分の希釈物を、以降単
に「希釈物」という。
重量％で示される。 試験 以下の試験は、市販のヨーロッパ人の髪について、かつ
以下の活性成分の組み合わせで実施された。 エチルアルコール ３０．０％ グリセリン ４０．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油１０．０％ 混合トコフェロール ５．０％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．４％ 水 合計１００％までの残部 この試験のために、前記活性成分の組み合わせを水で
２．５％に希釈して、この活性成分の希釈物を、以降単
に「希釈物」という。
【０００９】試験１（髪表面へのトコフェロールの吸
着） ２ｇの髪を２０ｍｌの希釈物中で、攪拌下、それぞれ１
０、２０、および６０分間インキュベートした。その
後、髪を水で洗い、空気乾燥した。その後、髪を５０ｍ
ｌのイソプロパノールでそれぞれ抽出した。抽出物を真
空乾燥し、１ｍｌのエタノールで溶解した。トコフェロ
ール量をＨＰＬＣ分析で定量した。 結果 インキュベーション時間 ２ｇの髪あたりのトコフェロ
ール量 １０分 ０．１ｍｇ ２０分 ０．４ｍｇ ６０分 １．０ｍｇ
着） ２ｇの髪を２０ｍｌの希釈物中で、攪拌下、それぞれ１
０、２０、および６０分間インキュベートした。その
後、髪を水で洗い、空気乾燥した。その後、髪を５０ｍ
ｌのイソプロパノールでそれぞれ抽出した。抽出物を真
空乾燥し、１ｍｌのエタノールで溶解した。トコフェロ
ール量をＨＰＬＣ分析で定量した。 結果 インキュベーション時間 ２ｇの髪あたりのトコフェロ
ール量 １０分 ０．１ｍｇ ２０分 ０．４ｍｇ ６０分 １．０ｍｇ
【００１０】試験２（熱乾燥によるダメージからの髪の
保護） 髪を先ずシャンプーで洗浄し濯いだ。その後、髪を前記
希釈物中で１０分間インキュベートした。その後、水で
洗い、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥した髪に再び水
をスプレーし、またヘアドライヤーで乾燥した。この工
程を４〜９回それぞれ繰り返した。その後、髪を２％の
ドデシル硫酸ナトリウム水溶液で抽出した。その後、抽
出物を濾過した。抽出物の蛋白質とペプチドの量をブラ
ッドフォード（Ｂｒａｄｆｏｒｄ）法で定量した。コン
トロールでは、希釈物の代わりに、水中で髪をインキュ
ベートした他は、同じ方法で髪を試験した。 結果：抽出物中の蛋白質量 ５回の熱乾燥後 コントロール ３０μｇ／ｍｌ 希釈物での試験 ７μｇ／ｍｌ １０回の熱乾燥後 コントロール ４７μｇ／ｍｌ 希釈物での試験 １９μｇ／ｍｌ
保護） 髪を先ずシャンプーで洗浄し濯いだ。その後、髪を前記
希釈物中で１０分間インキュベートした。その後、水で
洗い、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥した髪に再び水
をスプレーし、またヘアドライヤーで乾燥した。この工
程を４〜９回それぞれ繰り返した。その後、髪を２％の
ドデシル硫酸ナトリウム水溶液で抽出した。その後、抽
出物を濾過した。抽出物の蛋白質とペプチドの量をブラ
ッドフォード（Ｂｒａｄｆｏｒｄ）法で定量した。コン
トロールでは、希釈物の代わりに、水中で髪をインキュ
ベートした他は、同じ方法で髪を試験した。 結果：抽出物中の蛋白質量 ５回の熱乾燥後 コントロール ３０μｇ／ｍｌ 希釈物での試験 ７μｇ／ｍｌ １０回の熱乾燥後 コントロール ４７μｇ／ｍｌ 希釈物での試験 １９μｇ／ｍｌ
【００１１】試験３（海水およびＵＶ照射によるダメー
ジからの髪の保護） 髪を先ずシャンプーで洗浄し濯いだ。その後、髪を前記
希釈物中で６０分間インキュベートした。その後、水で
洗い、空気乾燥した。乾燥した髪にＵＶ光を照射した
（コントロール：ＵＶ照射なし）。その後、髪を２％の
ドデシル硫酸ナトリウム水溶液または海水で抽出した。
その後、抽出物を濾過した。抽出物の蛋白質とペプチド
の量をブラッドフォード法で定量した。コントロールで
は、希釈物の代わりに、水中で髪をインキュベートした
他は、同じ方法で髪を試験した。 結果：種々の抽出物中の蛋白質量 ドデシル硫酸ナトリウム抽出物 ＵＶなし、希釈物処理なし ３６μｇ／ｍｌ ＵＶなし、希釈物処理あり １０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理なし ５０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理あり １２μｇ／ｍｌ 海水抽出物 ＵＶなし、希釈物処理なし １６μｇ／ｍｌ ＵＶなし、希釈物処理あり １０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理なし ２８μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理あり １６μｇ／ｍｌ
ジからの髪の保護） 髪を先ずシャンプーで洗浄し濯いだ。その後、髪を前記
希釈物中で６０分間インキュベートした。その後、水で
洗い、空気乾燥した。乾燥した髪にＵＶ光を照射した
（コントロール：ＵＶ照射なし）。その後、髪を２％の
ドデシル硫酸ナトリウム水溶液または海水で抽出した。
その後、抽出物を濾過した。抽出物の蛋白質とペプチド
の量をブラッドフォード法で定量した。コントロールで
は、希釈物の代わりに、水中で髪をインキュベートした
他は、同じ方法で髪を試験した。 結果：種々の抽出物中の蛋白質量 ドデシル硫酸ナトリウム抽出物 ＵＶなし、希釈物処理なし ３６μｇ／ｍｌ ＵＶなし、希釈物処理あり １０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理なし ５０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理あり １２μｇ／ｍｌ 海水抽出物 ＵＶなし、希釈物処理なし １６μｇ／ｍｌ ＵＶなし、希釈物処理あり １０μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理なし ２８μｇ／ｍｌ ＵＶあり、希釈物処理あり １６μｇ／ｍｌ
【００１２】調製物 Ａ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェロールを含有
する髪のシャンプー ドデシル硫酸ナトリウム．７０％ １２．００％ コシルアミドプロピルベタイン．３５％ ７．００％ 香料 ０．５０％ グリセリン ０．０２％ エチルアルコール ０．０２％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油０．０１％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 混合トコフェロール ０．００５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０００５％ 水 合計１００％までの残部
する髪のシャンプー ドデシル硫酸ナトリウム．７０％ １２．００％ コシルアミドプロピルベタイン．３５％ ７．００％ 香料 ０．５０％ グリセリン ０．０２％ エチルアルコール ０．０２％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油０．０１％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 混合トコフェロール ０．００５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０００５％ 水 合計１００％までの残部
【００１３】Ｂ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有する髪のコンディショナー セチルアリールアルコール ４．５０％ ヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩化物２．５０％ ジメチルシロキサン−グリコールコポリマー５．００％ 香料 ０．５０％ クエン酸 ｐＨ３．５へ グリセリン ２．０％ エチルアルコール １．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．５％ 混合トコフェロール ０．２５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．１０％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
ロールを含有する髪のコンディショナー セチルアリールアルコール ４．５０％ ヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩化物２．５０％ ジメチルシロキサン−グリコールコポリマー５．００％ 香料 ０．５０％ クエン酸 ｐＨ３．５へ グリセリン ２．０％ エチルアルコール １．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．５％ 混合トコフェロール ０．２５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．１０％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
【００１４】Ｃ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有する髪先用流体 ジメチルポリシロキサン ２５．００％ メチルシクロポリシロキサン ７１．００％ ジメチルシロキサン−グリコールコポリマー２．００％ 香料 １．００％ グリセリン ０．２％ エチルアルコール ０．４％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．４％ 混合トコフェロール ０．０５％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０５％
ロールを含有する髪先用流体 ジメチルポリシロキサン ２５．００％ メチルシクロポリシロキサン ７１．００％ ジメチルシロキサン−グリコールコポリマー２．００％ 香料 １．００％ グリセリン ０．２％ エチルアルコール ０．４％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．４％ 混合トコフェロール ０．０５％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０５％
【００１５】Ｄ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有する髪のスプレーエーロゾル アクリル／アクリレート共重合体 ３．００％ ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール０．７０％ 水 ２０．００％ グリセリン ０．０２％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油０．０２％ 混合トコフェロール ０．００１％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０００５％ メトキシメタン ４０．００％ 水 合計１００％までの残部
ロールを含有する髪のスプレーエーロゾル アクリル／アクリレート共重合体 ３．００％ ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール０．７０％ 水 ２０．００％ グリセリン ０．０２％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油０．０２％ 混合トコフェロール ０．００１％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．０００５％ メトキシメタン ４０．００％ 水 合計１００％までの残部
【００１６】Ｅ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有するスタイリングジェル カルボキシビニルポリマー １．００％ 水酸化ナトリウム溶液．３０％ １．１０％ ＰＶＰ／ＶＡ コポリマー ４．００％ グリセリン ５．００％ エチルアルコール ２．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 １．０％ トコフェロール ０．５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．１％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
ロールを含有するスタイリングジェル カルボキシビニルポリマー １．００％ 水酸化ナトリウム溶液．３０％ １．１０％ ＰＶＰ／ＶＡ コポリマー ４．００％ グリセリン ５．００％ エチルアルコール ２．０％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 １．０％ トコフェロール ０．５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．１％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
【００１７】Ｆ．葡萄の種のプロシアニジン、トコフェ
ロールおよびレチニルパルピテート(retinyl palpitat
e)を含有するコンディショナー
ロールおよびレチニルパルピテート(retinyl palpitat
e)を含有するコンディショナー
【００１８】Ｇ．葡萄の種のプロシアニジン、トコフェ
ロールおよびルリヂサ油を含有するヘアトニック エチルアルコール ３０．００％ ルリヂサ種油 ２．５％ ポリオキシエチレン（６０）水素化ヒマシ油１．００％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油１．００％ 香料 ０．５０％ 混合トコフェロール ０．２５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．２５％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
ロールおよびルリヂサ油を含有するヘアトニック エチルアルコール ３０．００％ ルリヂサ種油 ２．５％ ポリオキシエチレン（６０）水素化ヒマシ油１．００％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油１．００％ 香料 ０．５０％ 混合トコフェロール ０．２５％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．２５％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
【００１９】Ｈ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有する頭皮処理用ヘアウオーター
ロールを含有する頭皮処理用ヘアウオーター
【００２０】Ｉ．葡萄の種のプロシアニジンとトコフェ
ロールを含有するノンエーロゾルヘアスプレー アクリル／アクリレートコポリマー ３．００％ ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール０．７０％ エチルアルコール １０．００％ グリセリン ０．６％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．３％ 混合トコフェロール ０．１％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．２％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
ロールを含有するノンエーロゾルヘアスプレー アクリル／アクリレートコポリマー ３．００％ ２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール０．７０％ エチルアルコール １０．００％ グリセリン ０．６％ ポリオキシエチレン（４０）水素化ヒマシ油 ０．３％ 混合トコフェロール ０．１％ プロシアニジン（葡萄種抽出物） ０．２％ 防腐剤 ０．１〜１．０％ 水 合計１００％までの残部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エスター ベルザー−ギシ スイス国 5000 アアラウ トロクスラー ヴェーク 13 (72)発明者 レト マッグリ スイス国 4600 オルテン ヘフナーシュ トラーセ ウェスト 27 (72)発明者 トーマス カーレン スイス国 5000 アアラウ ツヴィシェン デン トレン ８ Ｆターム(参考） 4C083 AA112 AA122 AC072 AC102 AC122 AC132 AC172 AC182 AC302 AC432 AC442 AC542 AC692 AC712 AC782 AC841 AC842 AD092 AD162 AD622 AD661 AD662 CC31 CC33 CC38 CC39 DD08 DD23 DD41 EE06 EE28 EE29
Claims (4)
- 【請求項１】 熱乾燥の際のダメージからおよび環境の
影響および髪の処理から髪を保護する、かつ酸化および
劣化からヘアトリートメント製品の他の成分を保護する
ヘアトリートメント製品であって、該ヘアトリートメン
ト製品が水相に（ａ）水溶性プロシアニジンおよび
（ｂ）油溶性遊離トコフェロールの混合物を含み、両成
分が髪に対する親和性を有することを特徴とするヘアト
リートメント製品。 - 【請求項２】 前記水溶性プロシアニジン（ａ）の百分
率は０．００００５〜５重量％であり、前記油溶性遊離
トコフェロール（ｂ）の百分率は０．０００２５〜１０
重量％である請求項１記載のヘアトリートメント製品。 - 【請求項３】 前記水溶性プロシアニジン（ａ）はオリ
ゴマー形態で存在する請求項１記載のヘアトリートメン
ト製品。 - 【請求項４】 前記水溶性プロシアニジン（ａ）は１０
〜５０サブユニットから構成される請求項３記載のヘア
トリートメント製品。
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