JP2002191953A - 粉体・液体連続混練装置 - Google Patents

粉体・液体連続混練装置

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JP2002191953A JP2000394760A JP2000394760A JP2002191953A JP 2002191953 A JP2002191953 A JP 2002191953A JP 2000394760 A JP2000394760 A JP 2000394760A JP 2000394760 A JP2000394760 A JP 2000394760A JP 2002191953 A JP2002191953 A JP 2002191953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下複数段の混練室を設けると共に、これら
の混練室内に配置した回転混練盤の高速回転に際し、軸
振れを防止することができると共に、各回転混練盤の結
合部における粉体と液体との混練およびその移送ないし
流動化を円滑にかつ効率良く達成するための構成を簡略
化しかつコンパクト化することができ、製造コストを低
減し得るばかりでなく、メンテナンスや運転に要するコ
ストの低減も容易に達成することができる粉体・液体連
続混練装置を提供する。 【解決手段】 それぞれ回転混練盤19、25を収納配
置した混練室18、24を上下多段に設け、上段の混練
室に粉体と液体とを同時に供給して混練を行うよう構成
した粉体・液体連続混練装置において、上段の混練室1
8内の回転混練盤19を径小に設定すると共に、下段の
混練室24内の回転混練盤25を径大に設定し、前記上
段の回転混練盤19において遠心方向へ移動しながら液
体と混練される粉体を、前記上段の回転混練盤19の外
周縁部より、下段の混練室24内の回転混練盤25上の
混練領域へ直接導入するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体と液体とを連
続的に混練して定量供給するための粉体・液体連続混練
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、化学、薬品、プラスチック、電
子、食品、窯業、機械、金属等の産業分野において、各
種素材の成形もしくは加工に際して、粉体を取扱うこと
が不可欠である。このような粉体の取扱いに際しては、
その分散、定量供給、成型、工程間輸送などの生産技術
上の主要工程において、それぞれ必要な機器ないし装置
として、粉体の連続混練装置が知られている。
【0003】そこで、従来より、この種の粉体の連続混
練装置として、粉体を加湿、スラリー化、懸濁化あるい
は乳化させるような場合に、粉体と液体とを連続的に混
練して定量供給することができる、粉体・液体連続混練
装置が提案され、実用化されている。
【0004】本出願人は、先に、この種の連続混練装置
として、基盤で覆われた混合室内に回転自在に配置され
た回転混合盤と、この回転混合盤に連続的に定量供給さ
れる粉体に対して液体を噴出するための複数の噴射ノズ
ルと、前記回転混合盤の回転に伴って前記噴射ノズル口
を横切るように配置された複数の上面スクレーパと、前
記回転混合盤に設けられていて前記混合室の内壁に沿っ
て旋回する側面スクレーパとを備えた構成からなる粉体
・液体連続混練装置を開発し、特許を得た(特公昭63
−43127号公報)。
【0005】すなわち、前記提案に係る粉体・液体連続
混練装置は、基盤で覆われた混合室内で回転している回
転混合盤に、連続的に定量供給される粉体に対して、複
数の噴射ノズルから少量の液体を噴射させ、前記回転混
合盤に設けられていてこの回転混合盤の回転に伴って前
記噴射ノズル口を横切るように、しかも前記基盤の内壁
面に付着することのある粉体を掻き落すように配置され
た複数の上面スクレーパと、前記回転混合盤に設けられ
ていて前記混合室の内壁に沿って旋回する側面スクレー
パとにより、攪拌混合し、粉体を少量の液体で均一に混
練することができることを特徴とするものである。
【0006】このように構成される粉体・液体連続混練
装置においては、粉体供給筒から定量的に連続供給され
る粉体は、混合室内で回転している回転混合盤により飛
散されて薄膜状態で展開され、この粉体に対して、対称
的に配置された噴射ノズルからは少量の液体が噴霧状と
なって混合室内に噴射されるが、回転混合盤には上面ス
クレーパおよび側面スクレーパが設けられているため、
これらの攪拌効果と前記上面スクレーパが前記噴射ノズ
ル口を横切ることにより、薄膜状態の粉体に噴霧状の液
体が均一に分散混合して、従来困難とされた粉体に対す
る連続的にして均一な混練を実現することが可能となっ
た。
【0007】その後、本出願人は、連続的に定量供給さ
れる粉体をスラリー化して、動粘性を付与するように構
成した粉体・液体連続混練装置を開発し、特許を得た
(特公昭63−45611号公報)。
【0008】すなわち、前記提案に係る粉体・液体連続
混練装置は、基盤で覆われた混合室と、定量供給装置等
に接続され、粉体を連続的に定量供給する供給筒と、前
記供給筒から供給される粉体を飛散展開させるための混
合室内に配置された回転混合盤と、飛散展開された粉体
に対して主液体を環状溢流膜として流下させるために混
合室上部中央に配置された逆円錐型の溢流筒(オーバー
フローコーン)と、前記飛散展開された粉体に対して更
に添加剤等の微量液体を噴射するための複数の噴射ノズ
ルと、前記回転混合盤に設けられてこの回転混合盤の回
転に伴って前記噴射ノズル口を横切るように配置された
複数の上面スクレーパと、前記回転混合盤に設けられて
いて前記混合室の内壁に沿って旋回する側面スクレーパ
と、粉体を中央に集約するために前記混合室の底面に配
置された集約翼と、前記混合室の次段に設けられた混練
室と、前記混合室から供給される液体と混練された粉体
を遠心方向に展開させるために混練室内に配置された回
転混練盤と、混練室の上壁に固定された固定混練ピン
と、前記回転混練盤に植設された可動混練ピンと、混練
された粉体を排出口に排出するために前記回転混練盤に
設けられた混練型掻き出し翼とを備えた構成からなる。
【0009】このように構成される粉体・液体連続混練
装置においては、供給筒から連続的に定量供給される粉
体は、混合室内で高速回転している回転混合盤により飛
散展開されるが、これに対して給液管から供給される主
液体が液室内に至り、オーバーフローした主液体が逆円
錐型の溢流筒(オーバーフローコーン)に沿って流下
し、更に添加剤等の微量液体が噴射ノズルから噴射され
る。この時、前記回転混合盤の回転に伴って上面スクレ
ーパが噴射ノズル口を横切って回転すると共に、側面ス
クレーパが旋回するから、これらの作用により飛散展開
される粉体に対して液体が均一に混練される。このよう
にして、液体と混練された粉体は、混合室の底面に配置
された集約翼により集約され、中央の落下口から下段の
混練室内に順次供給される。この集約過程において、粉
体粒子は混練膨脹するが、混練室内においては、回転混
練盤が高速回転しており、前記落下口から供給された粉
体は、前記回転混練盤により展開されるが、混練室の上
壁には固定混練ピンが、また回転混練盤には可動混練ピ
ンがそれぞれ設けられているため、粉体がこれらのピン
間を通過することによる通過剪断力により、スラリー化
状態に混練されて混練室の底部に至る。そして、混練室
の底部では、混練型掻き出し翼が回転しており、スラリ
ー化された粉体は排出口から排出されることを特徴とす
るものである。
【0010】しかるに、後者の粉体・液体連続混練装置
は、前者の粉体・液体連続混練装置と比較し、上下2段
に混合室と混練室とを構成配置し、これらの各室に回転
混合盤と回転混練盤とをそれぞれ設けて、粉体および液
体の混練動作を多段階に行うことにより、混練効果を増
大しようとするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案に係る多段回転盤方式による粉体・液体連続混練装置
においては、縦軸方向に複数の回転盤を軸結合するた
め、これらの回転盤を回転駆動するための回転軸の長さ
が比較的長くなると共に、この回転軸の自由端部側に偏
ってそれぞれ多大な負荷が掛かる複数の回転盤を取り付
けることから、例えば高速回転時などにおいては、回転
軸の先端部が軸振れを生じ、異常騒音の発生や回転盤を
囲繞するケーシング内壁面との接触による異常磨耗等を
発生し、装置寿命を損なう難点がある。
【0012】また、前記従来の粉体・液体連続混練装置
においては、複数の回転盤を多段構成するに際し、次段
との結合部において、上段の回転盤で液体と混合された
粉体は、その底部中央に集約させ、下段の回転盤の中央
部へ案内するように設定していることから、各回転盤に
対する粉体および液体の混合ないし混練領域を十分に通
過させることができるが、粉体および液体の混合体の移
送ないし流動を円滑にかつ効率良く達成するために、各
回転盤に対しそれぞれ多種類のスクレーパないしはガイ
ド部材等を設ける必要がある。このため、装置構成が複
雑となるばかりでなく、前述した回転軸の軸振れを誘引
し、適正な粉体・液体の連続混練とその定量供給とを達
成することができなくなる難点がある。また、装置構成
が複雑となることから、製造コストも増大するばかりで
なく、メンテナンスおよび運転コストも増大する難点が
ある。
【0013】そこで、本発明者等は、鋭意研究並びに検
討を重ねた結果、上段の回転混練盤の外径を、下段の回
転混練盤の外周に設けられる混練領域のほぼ半分程度と
なる小径位置に設定し、しかも上段の回転混練盤によっ
て形成される粉体と液体の混合体を、前記回転混練盤の
外周部から直ちに下段の回転混練盤の混練領域に供給さ
れるよう構成することにより、複数の回転盤を同軸に結
合した回転軸の高速回転に際して、その軸振れを防止す
ることができると共に、各回転盤の結合部における粉体
と液体との混練およびその移送ないし流動化を円滑にか
つ効率良く達成するための複雑な装置構成を排除するこ
とが可能となり、従って装置構成が簡略化されかつコン
パクト化されて製造コストを低減することができるばか
りでなく、メンテナンスや運転に要するコストの低減も
可能にして、従来装置における難点を一挙に解消するこ
とができる粉体・液体連続混練装置が得られることを突
き止めた。
【0014】すなわち、前記構成によれば、上段の回転
混練盤は径小とし、下段の回転混練盤は径大とすること
により、上段の回転混練盤で液体と混練された粉体は、
下段の回転混練盤に対しその中央部へ集約させることな
く、下段の回転混練盤上の混練領域に直接導入すること
ができるため、粉体と液体との混練およびその移送ない
し流動化を円滑にかつ効率良く達成することができ、こ
れにより装置構成を簡略化しかつコンパクト化して製造
コストを低減することができる。
【0015】従って、本発明の目的は、上下複数段の混
練室を設けると共に、これらの混練室内に配置した回転
混練盤の高速回転に際し、軸振れを防止することができ
ると共に、各回転混練盤の結合部における粉体と液体と
の混練およびその移送ないし流動化を円滑にかつ効率良
く達成するための構成を簡略化しかつコンパクト化する
ことができ、製造コストを低減し得るばかりでなく、メ
ンテナンスや運転に要するコストの低減も容易に達成す
ることができる粉体・液体連続混練装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る粉体・液体連続混練装置は、それぞれ
回転混練盤を収納配置した混練室を上下多段に設け、上
段の混練室に粉体と液体とを同時に供給して混練を行う
よう構成した粉体・液体連続混練装置において、上段の
混練室内の回転混練盤を径小に設定すると共に、下段の
混練室内の回転混練盤を径大に設定し、前記上段の回転
混練盤において遠心方向へ移動しながら液体と混練され
る粉体を、前記上段の回転混練盤の外周縁部より、下段
の混練室内の回転混練盤上の混練領域へ直接導入するよ
うに構成する。
【0017】すなわち、本発明に係る粉体・液体連続混
練装置は、粉体を連続的に定量供給する粉体供給筒の開
口部を囲繞するように液体を環状溢流膜として流下させ
るオーバーフローコーンを設け、このオーバーフローコ
ーンを第1の基盤上に支持すると共に、この第1の基盤
の下方に前記オーバーフローコーンと同心的に上部胴を
囲繞配置して第1の混練室を形成し、前記上部胴を第2
の基盤上に支持すると共に、この第2の基盤の下方に前
記上部胴と同心的かつ径大にしてその一側部に排出口を
設けた下部胴を囲繞配置して第2の混練室を形成し、前
記第1の混練室および第2の混練室内に粉体と液体との
混練およびその移送を行うための混練ピンおよびスクレ
ーパをそれぞれ取付けた第1の回転混練盤と第2の回転
混練盤とを収納配置してこれらの回転混練盤を回転駆動
軸に同軸結合し、前記第1の混練室において液体と混練
された粉体を第1の回転混練盤の外周縁部より、第2の
混練室内の第2の回転混練盤上の混練領域へ直接導入す
るように構成配置したことを特徴とする。
【0018】この場合、前記第1の混練室に収納配置さ
れる第1の回転混練盤は、その上側面に、半径方向に所
定間隔離間して複数列に複数の混練ピンをそれぞれ円周
方向に所定間隔離間させて突設すると共に、これら複数
の混練ピンの上方先端部に前記第1の混練室を形成する
第1の基盤の内壁面に近接するように、円周方向複数等
分させて上面スクレーパを設け、前記第1の回転混練盤
の下側面に、前記上面スクレーパと対応するように掻出
羽根を円周方向に等分配置すると共に、前記掻出羽根の
隣接する中間部に前記第1の混練室を形成する上部胴の
内周壁面に近接するように第1の側面スクレーパを円周
方向に等分配置した構成とすることができる。
【0019】また、前記第1の混練室に収納配置される
第1の回転混練盤の下側面に、前記掻出羽根と隣接させ
て液体と混練された粉体を、強制的に第2の混練室に収
納配置される第2の回転混練盤の混練領域に導入する第
2の掻出羽根を円周方向に等分配置することができる。
【0020】一方、前記第2の混練室に収納配置される
第2の回転混練盤は、その上側面に、半径方向に所定間
隔離間して複数列に複数の混練ピンをそれぞれ円周方向
に所定間隔離間させて突設し、前記第2の回転混練盤の
下側面に、前記第2の混練室を形成する下部胴の内周壁
面に近接するように第2の側面スクレーパを円周方向に
等分配置すると共に、前記第2の側面スクレーパの隣接
する中間部に前記下部胴によって形成された排出室内に
突出する混練・排出翼体を円周方向に等分配置した構成
とすることができる。
【0021】また、前記第2の混練室を形成する第2の
基盤の下側面には、前記第2の回転混練盤に突設した混
練ピン間にこれらと接触しないように対応する1列もし
くは複数列の混練ピンを突設することができる。
【0022】さらに、前記第2の混練室を形成する第2
の基盤の内周縁部上に、液体と混練された粉体を、強制
的に第2の混練室に収納配置される第2の回転混練盤の
混練領域に導入する掻込板を円周方向に等分配置するこ
ともできる。
【0023】この場合、前記第2の混練室を形成する第
2の基盤の内周縁部を、第2の回転混練盤の軸心方向に
適宜延在させた構成とすることができる。
【0024】さらにまた、前記第2の混練室内において
排出室を形成する下部胴の内周壁面に、内方へ水平に突
出するリング板を設けると共に、前記第2の回転混練盤
の下側面に設けた混練・排出翼体の対応部分に嵌合溝を
設けた構成とすることができる。
【0025】そして、前記第2の回転混練盤の下側面に
設ける混練・排出翼体は、1枚の板片からなる翼体また
は複数の板板片をそれぞれ第2の回転混練盤の回転方向
に対しそれぞれ角度を変化させて枠体に配置固定した翼
体として構成とすることができる。
【0026】なお、前記第2の混練室を形成する下部胴
の外周部に熱交換器を設けた構成とすることもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る粉体・液体連
続混練装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【0028】図1ないし図4は、本発明に係る粉体・液
体連続混練装置の一実施例を示すものである。すなわ
ち、図1ないし図4において、参照符号10は粉体定量
供給装置等(図示せず)に接続されて所要の粉体を連続
的に定量供給する粉体供給筒を示し、この粉体供給筒1
0の開口部10aには、これを囲繞するようにオーバー
フロー液室11を備え、このオーバーフロー液室11か
ら所要の液体を環状溢流膜として流下させるオーバーフ
ローコーン12を設ける。なお、このオーバーフローコ
ーン12の前記オーバーフロー液室11には、所要の液
体を連続的に供給するための給水パイプ13が連通接続
されている。そして、このオーバーフローコーン12
を、第1の基盤14上に支持すると共に、この第1の基
盤14の下方に前記オーバーフローコーン12と同心的
に上部胴16を囲繞配置して第1の混練室18を形成す
る。また、前記上部胴16を第2の基盤20上に支持す
ると共に、この第2の基盤20の下方に前記上部胴16
と同心的かつ径大にしてその一側部に排出口(後述す
る)を設けた下部胴22を囲繞配置して第2の混練室2
4を形成する。
【0029】前記第1の混練室18には、粉体と液体と
の混練およびその移送を行うための混練ピン(後述す
る)およびスクレーパ(後述する)をそれぞれ取付けた
第1の回転混練盤19を収納配置する。また、前記第2
の混練室24においても、前記と同様に粉体と液体との
混練およびその移送を行うための混練ピン(後述する)
およびスクレーパ(後述する)をそれぞれ取付けた第2
の回転混練盤25を収納配置する。そして、これらの第
1の回転混練盤19と第2の回転混練盤25とは、電動
モータ等の回転駆動源(図示せず)に接続されて回転駆
動する回転駆動軸26にそれぞれ同軸結合する。なお、
前記第2の混練室24における第2の回転混練盤25の
下方には、排出室28を形成すると共に、この排出室2
8の一部に液体と混練された粉体を外部に連続的に排出
する排出筒29と連通接続するための排出口29aを設
ける。
【0030】前記第1の混練室18において、第1の回
転混練盤19の上側面には、半径方向に所定間隔離間し
て複数列(図示例では3列)に複数の混練ピン30をそ
れぞれ円周方向に所定間隔離間させて突設する。このよ
うに複数の混練ピン30を突設した第1の回転混練盤1
9の上側面には、円周方向に複数等分(図示例では3等
分)して半径方向に延在し、第1の混練室18を形成す
る第1の基盤14の内壁面に近接させて上面スクレーパ
32を、前記混練ピン30の先端に結合して固定配置す
る(図1および図3参照)。一方、前記第1の回転混練
盤19の下側面には、前記上面スクレーパ32と対応す
るように掻出羽根33を、前記混練ピン30の固定端部
に結合して固定配置する。また、前記第1の回転混練盤
19の下側面には、円周方向に等分配置された掻出羽根
33の隣接する中間部に、第1の混練室18を形成する
上部胴16の内周壁面に近接させて第1の側面スクレー
パ34を等分配置して、これを前記混練ピン30の固定
端部に結合して固定する(図1および図3参照)。
【0031】また、前記第2の混練室24において、第
2の回転混練盤25の上側面には、半径方向に所定間隔
離間して複数列(図示例では3列)に複数の混練ピン3
5をそれぞれ円周方向に所定間隔離間させて突設する
(図1および図2参照)。一方、前記第2の混練室24
を形成する第2の基盤20の内壁面には、前記第2の回
転混練盤25に突設された複数列の混練ピン35の間
に、それぞれ回転移動する混練ピン35と接触しないよ
うに、複数の固定された混練ピン36(図示例では1
列)を円周方向に所定間隔離間させて突設する(図1参
照)。そして、前記第2の回転混練盤25の下側面に
は、円周方向に複数等分(図示例では3等分)して半径
方向に延在し、第2の混練室24を形成する下部胴22
の内周壁面に近接させて第2の側面スクレーパ38を等
分配置して、これを前記混練ピン35の固定端部に結合
して固定する(図1および図2参照)。また、前記第2
の回転混練盤25の下側面には、円周方向に等分配置さ
れた第2の側面スクレーパ38の隣接する中間部に、前
記下部胴22によって形成された排出室28内に突設す
る混練・排出翼体39を等分配置して、これを前記混練
ピン35の固定端部に結合して固定する(図1、図2お
よび図4参照)。
【0032】しかるに、前記構成からなる本実施例の粉
体・液体連続混練装置は、前記第1の混練室18と第2
の混練室24との結合構成において、前記第1の混練室
18において第1の回転混練盤19の回転駆動により液
体と混練された粉体を、前記第1の回転混練盤19の外
周縁部より、前記第2の混練室24内の第2の回転混練
盤25上の混練領域へ直接導入するように構成配置する
ことを特徴とする。
【0033】すなわち、前記第1の回転混練盤19の外
周縁部には、円周方向に複数等分されて第1の側面スク
レーパ34と掻出羽根33とが交互に配置されている
が、前記第2の混練室24を形成する第2の基盤20の
内周縁部を、前記掻出羽根33の先端に近い部分で終端
するように設定し、前記掻出羽根33の先端側から掻き
出される液体と混練された粉体を、前記第2の混練室2
4内の前記第1の回転混練盤19より径大に構成した前
記第2の回転混練盤25上に対し、複数の混練ピン35
を突設した混練領域へ直接かつ円滑に導入するよう構成
することができる(図1参照)。
【0034】従って、前記第1の混練室18から前記第
2の混練室24へ液体と混練された粉体の移送を円滑に
行うことができ、しかもその混練操作を適正かつ効率的
に達成して、前記第2の混練室24の下方に形成した排
出室28へ導入することができ、しかもこの排出室28
内において前記混練・排出翼体39により排出筒29を
介して、液体と混練された粉体の連続的な排出を容易に
実現することができる。
【0035】なお、本実施例の粉体・液体連続混練装置
において、前記第2の混練室24の下方に形成した排出
室28内には、図1に示すように、下部胴22の内周壁
面に内方へ水平に若干突出するリング板40を設け、一
方前記第2の回転混練盤25の下側面に円周方向に等分
配置された混練・排出翼体39の対応部分に、嵌合溝4
1を切設することにより、前記排出室28内における液
体と粉体との混練操作をより一層高めながら排出筒29
へ排出することができる。
【0036】また、本実施例の粉体・液体連続混練装置
において、前記第2の混練室24を形成する下部胴22
の外周部には、適宜熱交換器44を設けて、粉体と液体
との混練に際しての吸熱または加熱を行うように構成す
ることができる。
【0037】図5の(a)〜(d)は、前述した本発明
に係る粉体・液体連続混練装置の変形例を示すものであ
る。従って、説明の便宜上、前記図1ないし図4に示す
実施例と同一の構成要素については、同一の参照符号を
付し、その詳細な説明は省略する。
【0038】すなわち、図5の(a)〜(d)は、本発
明に係る粉体・液体連続混練装置における第1の混練室
18と第2の混練室24のそれぞれの構成および結合構
成についての変形例を示すものである。そこで、図5の
(a)は、前記第1の混練室18と第2の混練室24の
要部断面側面図であり、第1の混練室18と第2の混練
室24の結合部において、第1の回転混練盤19の下側
面においてその外周縁部に、円周方向に複数等分(図示
例では3等分)されて第1の側面スクレーパ34と第1
掻出羽根33とが交互に配置された前記実施例の構成に
おいて、前記第1の側面スクレーパ34と第1掻出羽根
33との中間部に、それぞれ第2掻出羽根33′を追加
配置した構成からなる〔図5の(a)、(b)参照〕。
【0039】このように、前記第2掻出羽根33′を追
加配置することにより、第1の混練室18において液体
と混練された粉体を、前記第1掻出羽根33との相互作
用によって、第2の混練室24への掻き出すことのみな
らず、その強制的な導入をより円滑かつ効率的に達成す
ることができる。
【0040】また、本実施例においては、第1の混練室
18を形成する上部胴16を支持する第2の基盤20の
内周縁部の上側に、第1の混練室18において液体と混
練された粉体を、第2の混練室24へ円滑に導入するた
めの掻込板37を、円周方向に複数等分(図示例では3
等分)して固定配置したものである〔図5の(a)、
(c)参照〕。なお、この場合、前記第2の基盤20の
内周縁部の前記掻込板37を配置した下側に、半径方向
に所定間隔離間して複数の混練ピン36′をそれぞれ円
周方向に所定間隔離間させて追加突設する〔図5の
(a)、(d)参照〕。
【0041】このように、前記第2の基盤20に対し、
前記掻込板37と混練ピン36′とを追加設定すること
により、第1の混練室18において液体と混練された粉
体を、第2の混練室24の混練領域に直接にかつ円滑に
導入させることができる。
【0042】また、前記第2の基盤20については、例
えば図6に示すように、その内周縁部20aを第2の混
練室24の第2の回転混練盤25の軸心方向に適宜延在
させることにより、第1の混練室18の第1掻出羽根3
3による第2の混練室24の混練領域への導入通路を延
長することができる。これにより、第1の混練室18に
おける液体と混練された粉体の滞留時間を増大させて、
その混練効果をさらに高めることが可能である。そし
て、この場合、前記延長された前記第2の基盤20の内
周縁部20aに対して、混練ピン36′を追加設定する
ことができるため、第2の混練室24における液体と混
練された粉体の混練効果についても、さらに高めること
ができる。
【0043】図7の(a)〜(c)は、前述した本発明
に係る粉体・液体連続混練装置における第2の回転混練
盤25の変形例を示すものである。なお、説明の便宜
上、前記図1ないし図4に示す実施例と同一の構成要素
については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0044】すなわち、図7の(a)〜(c)におい
て、第2の回転混練盤25の上側面には、半径方向に所
定間隔離間して複数列(図示例では3列)に複数の混練
ピン35が、それぞれ円周方向に所要間隔離間させて突
設されている〔図7の(a)参照〕。また、前記第2の
回転混練盤25の上側面には、円周方向に複数等分(図
示例では3等分)して半径方向に延在し、第2の混練室
24を形成する第2の基盤20の内壁面に近接させる上
面スクレーパ42が、前記混練ピン35の先端に結合し
て固定配置されている〔図7の(a)、(c)参照〕。
なお、前記第2の回転混練盤25の上側面の一部に、第
2の混練室24を形成する下部胴22の内周壁面に近接
させる第2の側面スクレーパ38aが固定配置されてい
る。
【0045】これに対し、第2の回転混練盤25の下側
面には、円周方向に複数等分(図示例では3等分)して
半径方向に延在し、第2の混練室24を形成する下部胴
22の内周壁面に近接させる第3の側面スクレーパ38
bおよび第4の側面スクレーパ38cが所定間隔離間さ
せて等分配置され、これらは前記混練ピン35の固定端
部に結合して固定されている〔図7の(b)参照〕。ま
た、前記第2の回転混練盤25の下側面には、円周方向
にそれぞれ離間して等分配置された第3の側面スクレー
パ38bおよび第4の側面スクレーパ38cの離間部分
に、前記下部胴22によって形成された排出室28内に
突設する混練・排出翼体39が等分配置され、これらは
前記混練ピン35の固定端部に結合して固定されている
〔図7の(b)、(c)参照〕。
【0046】このように構成された第2の回転混練盤2
5を使用することにより、前述した本発明に係る粉体・
液体連続混練装置の機能をより有効に発揮させることが
できる。
【0047】図8は、前述した実施例の第2の回転混練
盤25に適用する混練・排出翼体39の変形例を示すも
のである。すなわち、図8に示す混練・排出翼体39′
は、前述した1枚の板片からなる翼体39に代えて、複
数の板片をそれぞれ第2の回転混練盤25の回転方向に
対してそれぞれ角度を変化させて枠体に配置固定した構
成からなるものであり、このように構成することによ
り、液体と混練された粉体の混練およびその排出機能を
より一層効果的に発揮させることができる。なお、本実
施例の混練・排出翼体39′は、前述した図1に示され
る混練・排出翼体39と同様に、下部胴22の内周壁面
に内方へ若干突出するよう設けたリング板40に対応さ
せて、嵌合溝41を切設した構成とすることができるこ
とは勿論である。
【0048】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多く
の設計変更を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る粉体・液体連続混練装置は、粉体を連続的に定
量供給する粉体供給筒の開口部を囲繞するように液体を
環状溢流膜として流下させるオーバーフローコーンを設
け、このオーバーフローコーンを第1の基盤上に支持す
ると共に、この第1の基盤の下方に前記オーバーフロー
コーンと同心的に上部胴を囲繞配置して第1の混練室を
形成し、前記上部胴を第2の基盤上に支持すると共に、
この第2の基盤の下方に前記上部胴と同心的かつ径大に
してその一側部に排出口を設けた下部胴を囲繞配置して
第2の混練室を形成し、前記第1の混練室および第2の
混練室内に粉体と液体との混練およびその移送を行うた
めの混練ピンおよびスクレーパをそれぞれ取付けた第1
の回転混練盤と第2の回転混練盤とを収納配置してこれ
らの回転混練盤を回転駆動軸に同軸結合し、前記第1の
混練室において液体と混練された粉体を第1の回転混練
盤の外周縁部より、第2の混練室内の第2の回転混練盤
上の混練領域へ直接導入するように構成配置したことに
より、上下複数段の混練室内にそれぞれ配置した回転混
練盤の高速回転に際し、軸振れを防止することができる
と共に、各回転混練盤の結合部における粉体と液体との
混練およびその移送ないし流動化を円滑にかつ効率良く
達成するための構成を簡略化しかつコンパクト化するこ
とができ、製造コストを低減し得るばかりでなく、メン
テナンスや運転に要するコストの低減も容易に達成する
ことができる。
【0050】すなわち、本発明の粉体・液体連続混練装
置においては、上段としての第1の回転混練盤は径小と
し、下段としての第2の回転混練盤は径大とすることに
より、上段の回転混練盤で液体と混練された粉体は、下
段の回転混練盤に対しその中央部へ集約させることな
く、下段の回転混練盤上の混練領域に直接導入すること
ができるため、粉体と液体との混練およびその移送ない
し流動化を円滑にかつ効率良く達成することができ、従
来の多段式回転混練盤による粉体・液体連続混練装置の
問題点を全て解消することができた。
【0051】従って、本発明に係る粉体・液体連続混練
装置は、化学分野において、PVC重合用添加剤の液化
投入、PTA製造工程の連続分散、ポリエステル繊維、
PET、フィルム製造工程のPTA・EG混練、捺染用
元糊連続製造、SMCの連続混練、カーボンブラック造
粒工程での連続加湿、ABS樹脂連続塊状重合用噴射混
合等に有効に利用することができる。また、食品分野に
おいては、小麦粉、米粉、澱粉等の連続加湿/混練、製
麺用生地連続加湿、澱粉/蛋白分離用小麦粉連続混練、
米菓用生地連続加湿、大豆蛋白造粒用連続加湿、パイ、
デニッシュ用ドウ連続混練、ケーキミックス用連続加
湿、ビスケットサンド連続混合、餅用生地連続加湿、て
んぷら用バッター液の連続製造等に有効に利用すること
ができる。さらに、土木、建材分野においては、地下連
続壁用作泥および調泥、泥漿シールド/裏込材連続製
造、フライアッシュ連続混練、フライアッシュ連続加湿
等に有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉体・液体連続混練装置の一実施
例を示す一部断面側面図である。
【図2】図1に示す粉体・液体連続混練装置のA−A要
部断面平面図である。
【図3】図1に示す粉体・液体連続混練装置のB−B要
部断面平面図である。
【図4】図1に示す粉体・液体連続混練装置のC−C要
部断面平面図である。
【図5】(a)は図1に示した粉体・液体連続混練装置
の変形例を示す要部断面側面図、(b)は(a)のD−
D要部断面平面図、(c)は(a)のE−E要部断面平
面図、(d)は(c)のF−F要部断面側面図である。
【図6】本発明に係る粉体・液体連続混練装置の変形例
を示す要部断面側面図である。
【図7】本発明に係る粉体・液体連続混練装置の第2の
回転混練盤の変形例を示すものであって、(a)は第2
の回転混練盤の上側面の要部斜視図、(b)は第2の回
転混練盤の下側面の要部斜視図、(c)は第2の回転混
練盤の要部側面図である。
【図8】本発明における粉体・液体連続混練装置の第2
の回転混練盤に設けられる混練・排出翼体の変形例を示
す下側面の要部斜視図である。
【符号の説明】
10 粉体供給筒 10a 開口部 11 オーバーフロー液室 12 オーバーフローコーン 13 給水パイプ 14 第1の基盤 16 上部胴 18 第1の混練室 19 第1の回転混練盤 20 第2の基盤 20a 内周縁部 22 下部胴 24 第2の混練室 25 第2の回転混練盤 26 回転駆動軸 28 排出室 29 排出筒 29a 排出口 30 混練ピン 32 上面スクレーパ 33 掻出羽根(第1掻出羽根) 33′ 第2掻出羽根 34 第1の側面スクレーパ 35 混練ピン(移動) 36 混練ピン(固定) 36′ 混練ピン(固定) 37 掻込板 38、38a 第2の側面スクレーパ 38b 第3の側面スクレーパ 38c 第4の側面スクレーパ 39、39′ 混練・排出翼体 40 リング板 41 嵌合溝 42 上面スクレーパ 44 熱交換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/02 B01F 15/02 A 15/06 15/06 Z B28C 5/16 B28C 5/16 B29B 7/40 B29B 7/40 // B29K 101:00 B29K 101:00 Fターム(参考) 4F201 AK13 BA01 BC02 BC12 BC33 BC37 BK02 BK15 BK25 BK33 BK50 4G035 AB46 AE13 4G037 AA02 CA03 DA15 EA04 4G056 AA06 CC12 CD14 4G078 AA13 AB01 AB05 AB09 BA05 BA09 CA02 CA03 CA05 CA12 CA17 DA23 DA28 DA30 DB10 EA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ回転混練盤を収納配置した混練
    室を上下多段に設け、上段の混練室に粉体と液体とを同
    時に供給して順次混練を行うよう構成した粉体・液体連
    続混練装置において、 上段の混練室内の回転混練盤を径小に設定すると共に、
    下段の混練室内の回転混練盤を径大に設定し、前記上段
    の回転混練盤において遠心方向へ移動しながら液体と混
    練される粉体を、前記上段の回転混練盤の外周縁部よ
    り、下段の混練室内の回転混練盤上の混練領域へ直接導
    入するように構成したことを特徴とする粉体・液体連続
    混練装置。
  2. 【請求項2】 粉体を連続的に定量供給する粉体供給筒
    の開口部を囲繞するように液体を環状溢流膜として流下
    させるオーバーフローコーンを設け、このオーバーフロ
    ーコーンを第1の基盤上に支持すると共に、この第1の
    基盤の下方に前記オーバーフローコーンと同心的に上部
    胴を囲繞配置して第1の混練室を形成し、前記上部胴を
    第2の基盤上に支持すると共に、この第2の基盤の下方
    に前記上部胴と同心的かつ径大にしてその一側部に排出
    口を設けた下部胴を囲繞配置して第2の混練室を形成
    し、前記第1の混練室および第2の混練室内に粉体と液
    体との混練およびその移送を行うための混練ピンおよび
    スクレーパをそれぞれ取付けた第1の回転混練盤と第2
    の回転混練盤とを収納配置してこれらの回転混練盤を回
    転駆動軸に同軸結合し、前記第1の混練室において液体
    と混練された粉体を第1の回転混練盤の外周縁部より、
    第2の混練室内の第2の回転混練盤上の混練領域へ直接
    導入するように構成配置したことを特徴とする粉体・液
    体連続混練装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の混練室に収納配置される第1
    の回転混練盤は、その上側面に、半径方向に所定間隔離
    間して複数列に複数の混練ピンをそれぞれ円周方向に所
    定間隔離間させて突設すると共に、これら複数の混練ピ
    ンの上方先端部に前記第1の混練室を形成する第1の基
    盤の内壁面に近接するように、円周方向複数等分させて
    上面スクレーパを設け、前記第1の回転混練盤の下側面
    に、前記上面スクレーパと対応するように掻出羽根を円
    周方向に等分配置すると共に、前記掻出羽根の隣接する
    中間部に前記第1の混練室を形成する上部胴の内周壁面
    に近接するように第1の側面スクレーパを円周方向に等
    分配置してなる請求項2記載の粉体・液体連続混練装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の混練室に収納配置される第1
    の回転混練盤の下側面に、前記掻出羽根と隣接させて液
    体と混練された粉体を、強制的に第2の混練室に収納配
    置される第2の回転混練盤の混練領域に導入する第2の
    掻出羽根を円周方向に等分配置してなる請求項2たは3
    記載の粉体・液体連続混練装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の混練室に収納配置される第2
    の回転混練盤は、その上側面に、半径方向に所定間隔離
    間して複数列に複数の混練ピンをそれぞれ円周方向に所
    定間隔離間させて突設し、前記第2の回転混練盤の下側
    面に、前記第2の混練室を形成する下部胴の内周壁面に
    近接するように第2の側面スクレーパを円周方向に等分
    配置すると共に、前記第2の側面スクレーパの隣接する
    中間部に前記下部胴によって形成された排出室内に突出
    する混練・排出翼体を円周方向に等分配置してなる請求
    項2記載の粉体・液体連続混練装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の混練室を形成する第2の基盤
    の下側面には、前記第2の回転混練盤に突設した混練ピ
    ン間にこれらと接触しないように対応する1列もしくは
    複数列の混練ピンを突設してなる請求項2または5記載
    の粉体・液体連続混練装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の混練室を形成する第2の基盤
    の内周縁部上に、液体と混練された粉体を、強制的に第
    2の混練室に収納配置される第2の回転混練盤の混練領
    域に導入する掻込板を円周方向に等分配置してなる請求
    項2、5また6記載の粉体・液体連続混練装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の混練室を形成する第2の基盤
    の内周縁部を、第2の回転混練盤の軸心方向に延在させ
    てなる請求項7記載の粉体・液体連続混練装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の混練室内において排出室を形
    成する下部胴の内周壁面に、内方へ水平に突出するリン
    グ板を設けると共に、前記第2の回転混練盤の下側面に
    設けた混練・排出翼体の対応部分に嵌合溝を設けてなる
    請求項2または5記載の粉体・液体連続混練装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の回転混練盤の下側面に設け
    る混練・排出翼体は、1枚の板片からなる翼体または複
    数の板板片をそれぞれ第2の回転混練盤の回転方向に対
    しそれぞれ角度を変化させて枠体に配置固定した翼体と
    して構成してなる請求項2、5または9記載の粉体・液
    体連続混練装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の混練室を形成する下部胴の
    外周部に熱交換器を設けてなる請求項2ないし10のい
    ずれかに記載の粉体・液体連続混練装置。
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