JP2002186957A - 水処理方法および水処理装置 - Google Patents

水処理方法および水処理装置

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JP2002186957A JP2001026970A JP2001026970A JP2002186957A JP 2002186957 A JP2002186957 A JP 2002186957A JP 2001026970 A JP2001026970 A JP 2001026970A JP 2001026970 A JP2001026970 A JP 2001026970A JP 2002186957 A JP2002186957 A JP 2002186957A
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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水質改善処理を効率よく、かつ低コストで適切
に行なうことができるようにする。 【解決手段】水処理装置Aを水処理対象水域に浮かせ、
かつその水処理装置Aを移動させることにより、水質改
善がなされる位置を変更していく。好ましくは、水処理
装置Aには、推進装置を設け、この推進装置を利用して
水処理装置Aを遠隔操作により移動させる。また、水処
理装置Aには、水質検査装置を設け、この水質検査装置
によって行なわれた水質検査のデータを監視装置に送信
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、貯水場、プー
ル、水槽を始めとして、池、湖、港湾、地下水脈などの
各種の水域の水質改善を行うのに好適な水処理方法およ
び水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術ならびに発明が解決しようとする課題】
池、湖、地下水脈などの水質を良好な状態に維持するこ
とは、自然保護の観点やその他の種々の観点から、我々
人類にとって非常に重要な課題である。とくに、近年に
おいては、天然水への環境ホルモンや発癌性物質の混
入、および藻菌類の繁殖などが大きな問題となってい
る。ところが、実際の状況に目を移してみると、自然界
に存在する水の水質改善が適切かつ充分に促進されてい
るとは言えないのが実情である。従来においては、たと
えば池や湖の水質汚濁が進行し、藻などが大量に繁殖す
ると、事後的に人海戦術によって藻を取り除くといった
ことがなされていたのが実情であり、水質改善を日常的
に継続して実行し、水質汚染を未然に防止するといった
積極的な手段は殆ど採られていない。従来においては、
大型のポンプを利用して汚染された水を汲み上げてか
ら、これを濾過装置で濾過するといったこともなされて
いるが、従来におけるそのような設備は、非常に大掛か
りであって、高価であり、またその保守管理や運転に要
するコストも高くなるといった問題点があった。さら
に、ポンプで水が汲み上げられる箇所は殆どの場合一定
であり、水量の多い池や湖の全体の水質改善を効率良く
行うことは難しいものとなっていた。
【0003】一方、自然界のみならず、たとえば学校や
スポーツ施設のプールの水、あるいは水族館や家庭用の
水槽の水などの人工的に貯められた水についても、その
水質を一定の状態に維持することが要請される場合が多
い。従来においては、このような水の水質を所定状態に
維持する手段としても、上述した場合と同様に、たとえ
ばポンプを用いて水を汲み上げてから濾過装置によって
濾過するといった手段が採用されている。したがって、
この場合にも、その装置のコストが高くなったり、ある
いは水質改善の効率が悪いといった不具合を生じる場合
があった。
【0004】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、水質改善処理を効率よく、かつ
低コストで適切に行なうことができるようにすることを
その課題としている。
【0005】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0006】本願発明の第1の側面によって提供される
水処理方法は、水処理装置を水処理対象水域に浮かせ、
かつ上記水処理装置を移動させることにより、上記水処
理装置によって水質改善がなされる位置を変更していく
ことを特徴としている。
【0007】このような水処理方法によれば、1台の水
処理装置によって広い水域にわたっての水質改善を図る
ことが可能となる。水処理装置を大掛かりなものに製作
する必要も無いため、その製造コストならびに保守管理
や運転に要するコストも低く抑えることができる。
【0008】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記水処理装置には、推進装置を具備させ、かつこ
の推進装置を利用して上記水処理装置を移動させる。
【0009】このような構成によれば、水処理装置をた
とえば船で牽引するといった必要がなくなり、便利とな
る。
【0010】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水処理装置の移動方向の変更を含む上記推進
装置の運転を、遠隔操作により行なう。
【0011】このような構成によれば、水処理装置を所
望の位置に容易に移動させることができる。
【0012】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水処理装置には、水質検査装置を具備させ、
かつこの水質検査装置によって行なわれた水質検査のデ
ータを監視装置に送信させる。
【0013】このような構成によれば、水処理装置がセ
ッティングされた水域の水質を監視装置を介して知るこ
とができるので便利となる。また、水質検査のデータを
参照すれば、上記水域での水質改善処理を行なう必要が
あるか否かなどの判断を的確に行なうことも可能とな
る。
【0014】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水処理装置には、この水処理装置の位置を計
測するための位置計測手段を具備させ、かつこの位置計
測手段によって得られたデータを上記監視装置に送信さ
せる。
【0015】このような構成によれば、ユーザが水処理
装置から離れた位置にいる場合であっても、監視装置を
利用して水処理装置の存在位置を確認することができ、
より便利となる。また、水処理装置の存在位置を確認す
ることができれば、水質検査のデータがいずれの水域で
検査されたデータであるのかも適切に判別できることと
なる。
【0016】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水処理装置には、この水処理装置の移動を制
御可能な制御手段を具備させ、かつ上記監視装置によっ
て上記水処理装置の移動先を指定したときには、上記制
御手段の制御により上記水処理装置を上記指定された移
動先に移動させる。
【0017】このような構成によれば、上記水処理装置
を自動制御によって所望の指定位置に移動させることが
可能となり、上記水処理装置の移動のための操作が容易
化される。
【0018】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水処理装置には、この水処理装置に関する一
定項目の検査が可能な検査手段を具備させ、かつこの検
査手段によって行なわれた検査の結果内容を上記監視装
置に通報させる。
【0019】このような構成によれば、上記水処理装置
に所定の異常事態が発生したときには、これを上記監視
装置を介して知ることが可能となり、対応措置を適切に
とることが可能となる。また、通常時における水処理装
置の検査を不要とし、あるいは少なくすることが可能と
なるため、水処理装置の保守管理も容易化される。
【0020】本願発明の第2の側面によって提供される
水処理装置は、水に浮かべることが可能なフロートと、
このフロートに支持され、かつ内部に水が通過すること
によりその水質改善が可能に構成された水質改善ユニッ
トと、上記フロートに支持され、かつ上記フロートが水
に浮かべられたときにその水の吸水および吐水動作を行
うことにより上記水質改善ユニット内への給水を可能と
するポンプユニットと、を具備していることを特徴とし
ている。
【0021】このような構成の水処理装置によれば、上
記フロートを利用してこの水処理装置を水質改善対象水
域に浮かべることができる。このような状態において、
上記ポンプユニットを動作させると、上記水質改善ユニ
ットを利用した水質改善処理を行なうことかできる。し
たがって、この水処理装置を用いることにより、本願発
明の第1の側面によって提供される水処理方法を適切に
実施することができる。
【0022】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記ポンプユニットの吸水および吐水の少なくとも
一方の作用により推進力が発生するように構成されてい
る。
【0023】このような構成によれば、上記ポンプユニ
ットが推進装置としての役割をも果たすこととなり、水
処理装置を移動させるのに便利となる。また、水処理装
置に上記ポンプユニットとは別の推進装置を設ける必要
がなくなるため、装置の構成を簡素にすることもでき
る。
【0024】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ポンプユニット用の電力供給源として充電池
と太陽電池などの発電手段との少なくとも一方が搭載さ
れている。
【0025】このような構成によれば、水処理装置を所
望の水域に浮かべたときにこの水処理装置に対して陸上
からケーブルを介して電力供給を行う必要がなくなるの
で便利となる。
【0026】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、遠隔操作により、上記ポンプユニットの運転のオ
ン・オフおよび上記推進力の向きの変更が行なえるよう
に構成されている。
【0027】このような構成によれば、水処理装置の移
動のための操作が容易化される。
【0028】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、水質検査装置と、この水質検査装置によって行な
われた水質検査の結果のデータを無線出力する通信手段
とを具備している。
【0029】このような構成によれば、水質改善処理に
加えて水質検査をも実行し、かつその水質検査の結果を
水処理装置から離れた場所において知ることが可能とな
る。
【0030】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、自己の位置計測が可能な位置計測手段を具備して
おり、かつこの位置計測手段によって計測された位置の
データは、上記通信手段によって無線出力されるように
構成されている。
【0031】このような構成によれば、水処理装置の所
在位置を水処理装置から離れた場所において監視するこ
とができ、水処理装置を所望の位置に正確に配置させる
ことが可能となる。また、水質検査を行なったときに
は、その水質検査の結果がいずれの水域のものであるの
かも察知できることとなる。
【0032】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記通信手段が移動先についての所定の指令信号
を受信したときに、この水処理装置をその移動先に向け
て移動させるように上記ポンプユニットの運転のオン・
オフおよび上記推進力の向きを制御する制御手段を具備
している。
【0033】このような構成によれば、水処理装置を所
望の指定箇所に自動制御によって移動させることが実現
できる。
【0034】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、この水処理装置に関する一定項目の検査が可能な
検査手段を具備しており、かつこの検査手段によってな
された検査の結果のデータが上記通信手段によって無線
出力可能とされている。
【0035】このような構成によれば、水処理装置に所
定の異常が発生すると、これを水処理装置から離れた場
所において知ることができる。
【0036】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ポンプユニットは、外部の空気を吸入し、か
つこの吸入した空気を水中に吐出可能とされている。
【0037】このような構成によれば、水中へのエアレ
ーション(曝気)を効率良く行うこともできる。このエ
アレーションは、ポンプユニットの動作を利用して行わ
れるために、エアレーションを行わせるための特別な装
置を別途組み込む必要はなく、装置構造が複雑になるこ
とも極力抑制することができる。
【0038】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ポンプユニットの吸水口および吐出口は、上
記フロートを水に浮かべたときにいずれも水中に位置す
るように設けられており、かつこれら吸水口および吐水
口の高さは、互いに相違している。
【0039】このような構成によれば、吸水口への水の
吸入がなされる箇所の深度と、水質改善がなされた水が
水中に吐出される箇所の深度とが相違することとなり、
水を攪拌しながら効率良く水質改善を行なうことが可能
となる。
【0040】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記吸水口と上記吐水口との少なくとも一方は、
その高さが変更可能とされている。
【0041】このような構成によれば、吸水口と吐水口
との少なくともいずれか一方の高さを調整することによ
り、たとえばこれら吸水口と吐水口との間隔を水質改善
対象水域の水深に対応した寸法に設定することが可能と
なる。
【0042】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、予め定められた条件が満たされたときに、上記ポ
ンプユニットのポンプを逆転させる制御を行う制御手段
を具備している。
【0043】このような構成によれば、ポンプの逆転に
より、いわゆるポンプユニットの逆洗が可能となる。す
なわち、たとえばポンプユニットの配管に異物の詰まり
を生じたときには、その配管内の水流の方向を逆転させ
ることによりその詰まりを解消させるといった効果が期
待できる。
【0044】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水質改善ユニットは、筒状のケーシングと、
このケーシング内に収容された複数の磁石とを有してお
り、かつこれら複数の磁石どうしの間が、水流と交差す
る方向の磁力線を発生させる磁界が形成された流水路と
されている。
【0045】上記構成の水質改善ユニットは、発癌性物
質の1つであるトリハロメタンを分解する作用を発揮す
ることが知られている。また、上記構成の水質改善ユニ
ットによれば、不純物を含む水が上記磁界を通過する
と、その相互作用をいうファラデーの法則により起電力
を生じ、その作用によって水を弱アルカリ性にすること
ができるといった水質改善効果も得られる。
【0046】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記水質改善ユニットは、ケーシング内に電気分
解用の電極が設けられているユニット、ケーシング内に
超音波発生手段が設けられているユニット、およびケー
シング内に遠赤外線照射手段が設けられているユニット
のいずれかである。本願発明においては、このような水
質改善ユニットを適用することもできる。
【0047】本願発明の第3の側面によって提供される
水処理装置は、内部に水を通過させることによってその
水質改善が可能に構成された水質改善ユニットと、吸水
口および吐出口を具備しており、かつ上記吸水口から所
望の水を吸入することにより上記水質改善ユニット内へ
の給水が可能とされたポンプユニットと、このポンプユ
ニットに駆動用電力を供給する電力供給源と、を具備し
ていることを特徴としている。
【0048】このような構成の水処理装置は、ポンプユ
ニットを利用して所望の水域の水を吸入することによ
り、この水を水質改善ユニットを利用して処理し、その
後この水を元の貯水領域に戻すことによって、その貯水
領域の水質改善を行うのに役立たせることができる。こ
の水処理装置には、ポンプユニットを駆動させるための
電力供給源が具備されているため、その使用に際して便
利である。電力供給源の種類は問わないが、太陽電池、
充電池、あるいはその他の環境汚染を生じさせないも
の、あるいはその虞れが少ないものを用いることが好ま
しい。
【0049】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0051】図1〜図5は、本願発明の一実施形態を示
している。図1によく表われているように、本実施形態
の水処理装置Aは、フロート1、太陽電池パネル2、ポ
ンプユニット3、水質改善ユニット4、水質検査装置
6、および後述する装置機器類を具備して構成されてい
る。
【0052】フロート1は、たとえば合成樹脂製であ
り、内部が中空のドラム状に形成されている。このフロ
ート1は、水処理装置Aの各部を支持して水に浮かぶこ
とが可能な浮力を発揮し得る。太陽電池パネル2は、こ
の水処理装置Aの各部の駆動に必要な電力を得るための
ものであり、フロート1の上部に支持部材20を介して
支持されている。図2によく表われているように、この
太陽電池パネル2は、支持部材20の上部の軸21を中
心に矢印Naの方向に揺動可能であるとともに、軸22
周りの矢印Nbの水平方向への回転も可能であり、太陽
光を効率良く受光できるようにその姿勢および向きが調
整自在である。好ましくは、この水処理装置Aには、こ
の太陽電池パネル2を常に太陽に向けさせるための追従
装置が設けられる。追従装置の一例としては、太陽の方
向を判別するための光センサと、この光センサを用いて
判別された太陽の方向に太陽電池パネル2を向けさせる
ように太陽電池パネル2を動作させる動作機構とを組み
合わせた装置を適用することができる。また、これに代
えて、磁気コンパスによって太陽が存在するおよその方
角を判断し、太陽電池パネル2をその方向に向かせるよ
うに制御する構成とすることもできる。もちろん、太陽
電池パネル2は、上向きの水平な姿勢に固定させておく
こともできる。
【0053】ポンプユニット3は、ポンプ30、吸水用
エレメント31、伸縮管32、吐水用エレメント33、
およびポンプ駆動用のモータM1を具備して構成されて
いる。これらのポンプユニット3の構成部品のうち、モ
ータM1以外の構成部品は、フロート1を水に浮かべた
ときに水中に位置するようにフロート1の下方に設けら
れている。
【0054】ポンプ30としては、たとえばベーンポン
プが適用されており、ステー35aに支持されている。
ステー35aは、回転板50に取り付けられていること
によって鉛直軸周りの矢印Nd方向に回転可能である。
より具体的には、回転板50は、フロート1の底部に回
転可能に取り付けられており、フロート1内の支持部材
51に取り付けられたモータM2の駆動軸が回転する
と、一対のギヤ52a,52bを介してモータM2と駆
動連結された軸53が回転し、この軸53に伴って回転
板50が上記方向に回転するようになっている。回転板
50とフロート1の底部とが摺接する部分は、フロート
1内への浸水を防止し得る構造とされている。本実施形
態においては、ステー35aがモータM2の駆動により
鉛直軸周りに回転可能であるために、ポンプユニット3
の全体もステー35aに伴って上記矢印Nd方向に回転
自在である。この回転動作は、後述するように水処理装
置Aの進行方向を変更するのに役立つ。
【0055】吸水用エレメント31は、ポンプ30の吸
入口に接続されている。この吸水用エレメント31は、
たとえば中空の偏平な略ドラム状を有しており、図2の
左方を向く前面部分およびその近傍には、スリット状の
複数の吸水口31aが設けられている。吐水用エレメン
ト33は、ポンプ30の吐出口に水質改善ユニット4お
よび伸縮管32を介して接続されており、吸水用エレメ
ント31よりも低い高さとされている。この吐水用エレ
メント33の図2の右方を向く後面部分およびその近傍
には、吸水口31aとは反対方向を向くスリット状の複
数の吐水口33aが設けられている。このように、吸水
口31aと吐水口33aとがともに略水平方向を向き、
かつそれらの向きが反対とされているために、このポン
プユニット3は、吸水口31aに水が吸入される作用お
よび吐出口33aから水が吐出される作用によって、水
処理装置Aを吸水口31aの正面の矢印Nc方向に推進
させる機能をも発揮し、本願発明でいう推進装置の一例
にも相当している。既述したとおり、ポンプユニット3
は矢印Nd方向に回転可能であり、ポンプユニット3を
同方向に回転させると、吸水口31aおよび吐水口33
aの向きが変更されるため、これにより水処理装置Aの
移動方向を変更することができる。
【0056】伸縮管32は、たとえば複数本の管体がス
ライド自在に嵌合した構造を有するものとされ、あるい
は蛇腹状に形成されていることにより、その軸長方向に
伸縮自在である。この伸縮管32を伸縮させることによ
り、図1の仮想線に示すように、吐水用エレメント33
は一定の範囲内で高さ調整自在である。
【0057】モータM1は、フロート1内の回転板50
上に取り付けられている。このモータM1の駆動軸とポ
ンプ30のロータ30aとは、吸水用エレメント31の
一部および回転板50を貫通する管体55内に挿入され
た連結杆34を介して連結されており、ロータ30aは
モータM1の駆動力によって回転するようになってい
る。管体55は、フロート1内の空気をポンプ30内に
導くためのものであり、その上端開口部はフロート1内
に位置する一方、その下端開口部はポンプ30の吸入口
の近傍に位置している。フロート1の喫水線よりも上方
の部分には、フロート1内に空気を導入させるための1
または複数の空気導入口10が設けられている。
【0058】水質改善ユニット4は、図3によく表われ
ているように、短管状のケーシング40と、このケーシ
ング40内に収容された複数の磁石41とを具備して構
成されている。複数の磁石41は、たとえば棒状の金属
に着磁を施して形成された永久磁石であり、図示されて
いない適当な部材によって支持されている。複数の磁石
41どうしの間には、ケーシング40の軸長方向に延び
た複数の流水路42が形成されている。複数の磁石41
は、互いに異なる磁極どうしが対面するように配列され
ており、流水路42には、この流水路42内を水が流れ
る方向とは直交する方向の磁力線を発生させる磁界が形
成されている。この水質改善ユニット4は、ポンプ30
から吐出された水が流水路42内を流れるようにポンプ
30の吐出側に接続されている。ただし、本願発明はこ
れに限定されず、ポンプ30の吸入側に水質改善ユニッ
ト4を設けた構成とすることもできる。
【0059】水質検査装置6は、この水処理装置Aを水
に浮かべたときにその水を採取し、またはその水に接触
することにより、所望の水質検査が行なえるように構成
されたものである。この水質検査装置6でなされる水質
検査の具体的な内容はとくに限定されるものではなく、
たとえばトリハロメタンや塩素などの所望の成分または
物質の濃度検出、あるいは単なるpH値の計測であって
もよい。この水質検査装置6は、たとえばフロート1の
底部に取り付けられているが、これに代えて、ポンプユ
ニット3の配管内に組み込んだ構成とすることもでき
る。また、水深が深い箇所での水質検査を行ないたい場
合には、この水質検査装置6をポンプ30よりも下方に
突出して設けられたステー35bに支持させた構成とす
ることもできる。
【0060】フロート1内には、図4に示す制御部7
0、充電池71、電圧測定器72、無線通信部73、お
よび位置計測部74も設けられている。
【0061】無線通信部73は、アンテナANT1を介
しての無線の送受信が可能なものである。より具体的に
は、この無線通信部73は、図5に示すように、所定の
監視装置90と電話回線を介して繋がった基地局91と
の間において双方向の無線通信が可能とされている。監
視装置90としては、インターネットなどの通信網への
オンライン接続が可能なコンピュータが用いられてい
る。
【0062】制御部70は、たとえばCPUとこのCP
Uに接続されたRAMやROMなどのメモリとからな
り、メモリに予め記憶されているプログラムならびに監
視装置90から無線通信部73に送信されてくる制御コ
マンドに基づいて水処理装置Aの各部の制御や信号処理
を実行するように構成されている。水質検査装置6は、
制御部70の制御により起動し、かつその起動の結果水
質検査の結果が得られると、そのデータを制御部70に
入力するように構成されている。このデータは、無線通
信部72を介して無線出力可能である。充電池71は、
太陽電池パネル2で発電された電力を蓄えることができ
るようにされており、水処理装置Aの各部に必要な電力
を供給するようになっている。
【0063】この水処理装置Aにおいては、充電池71
の一定値以上の電圧低下やポンプユニット3内の圧力異
常を検出できるように構成されている。より具体的に
は、電圧測定器72は、充電池71の電圧を測定してそ
のデータを制御部70に入力するように構成されてお
り、制御部70は、その測定電圧値が一定以下になった
ときには、無線通信部73を介してその旨のデータを無
線出力するように構成されている。また、図2に示すよ
うに、ポンプユニット3には圧力センサ75が設けられ
ており、ポンプユニット3内にたとえば詰まりが生じる
ことに起因してその内圧が一定以上になると、制御部7
0は無線通信部73を介してその旨のデータを無線出力
するように構成されている。水処理装置Aの使用に際し
て発生する異常事態は、充電池71の電圧不足やポンプ
ユニット3の管路内の詰まり以外にも種々の事態が考え
られる。したがって、本願発明においては、上記以外の
異常事態についても制御部70を介して検出できるよう
に構成することができる。
【0064】制御部70は、圧力センサ75で測定され
る圧力が一定以上になると、無線通信部73を利用した
その旨の無線出力を行なうのに加え、それと同時にモー
タM1を一定時間だけ、または上記測定圧が低下するま
で逆転させる制御を行うように構成されている。このモ
ータM1の逆転は、ポンプユニット3内において水の流
れる方向を逆転させることとなり、これによって詰まり
を生じていた異物の除去を促進するのに役立つ。制御部
70は、上記モータM1の逆転動作により上記測定値が
低下した場合には、その後モータM1を元の通常通りに
駆動させる制御を行う。
【0065】位置計測部74は、水処理装置Aの位置を
計測し、かつそのデータを制御部70に入力するように
構成されたものである。この位置計測部74による位置
計測は、たとえばGPS(Global Positioning System)
を利用して行なわれる。この位置計測部74で実行され
る位置計測の原理は、自動車のナビゲーションシステム
と同様であり、所定の複数の人工衛星から送信されてく
る電波(時刻信号)をアンテナANT2で受信し、かつ
それらの電波の時間的なずれを算出することにより行な
われる。もちろん、本願発明においてはGPSとは異な
る位置計測システムを利用することによって水処理装置
Aの位置を計測するようにしてもかまわない。
【0066】制御部70は、ドライバ75a,75bを
介してモータM1,M2の駆動を制御することにより、
水処理装置Aを所定の場所に移動させる制御を行なえる
ように構成されている。より具体的には、この水処理装
置Aにおいては、既述したとおり、ポンプユニット3に
水の吸入と吐出とを行なわせると水処理装置Aを移動さ
せることができるために、水処理装置Aの移動開始およ
びその停止の制御は、制御部70がモータM1を制御す
ることによって行なわれる。また、ポンプユニット3の
吸水口31aおよび吐水口33aの向きを変更すると水
処理装置Aの移動方向を変更することができるために、
水処理装置Aの移動方向の制御は、制御部70がモータ
M2を制御することによって行なわれる。制御部70
は、位置計測部74で検出される水処理装置Aの位置デ
ータを参照することにより、監視装置90から指定され
た所定の位置に水処理装置Aを導くようにその移動制御
を行なうことが可能となっている。
【0067】次に、上記構成の水処理装置Aを用いて行
なわれる水処理方法の一例について説明する。
【0068】まず、たとえば貯水池の水質改善を行う場
合には、フロート1の浮力を利用して水処理装置Aを貯
水池の所定の場所に浮かべる。このような状態でポンプ
30を作動させると、貯水池の水は、各吸水口31aか
らポンプ30内に吸入された後に水質改善ユニット4内
に供給され、その水質が改変される。水質が改変した水
は、各吐水口33aから水中に戻される。水質改善ユニ
ット4は、図3を参照して説明した構造を有しており、
このような構造を持つ水質改善ユニット4によれば、既
に述べたとおり、発癌性物質であるトリハロメタンを分
解できることが知られている。また、この水質改善ユニ
ット4によれば、不純物を含む水が流水路42を通過す
るときに、その流水路42の磁界に変化が生じて起電力
が発生し、電気分解作用によって水を弱アルカリ性にす
ることもできる。さらに、水に錆などの不純物が含まれ
ている場合には、この不純物が磁力線との作用によって
エネルギを得て帯電などの性質を帯び、不純物どうしが
くっついて大きく成長する。または水に溶解している不
純物がエネルギを得て結晶化して粒子化していく。これ
によって水の透明度の向上が図られる。
【0069】ポンプ30を駆動させると、既述したとお
り、水処理装置Aには推進力が生じるため、なんらかの
手段を講じなければ、水処理装置Aは当所のセッティン
グ場所から離れてしまう。このため、水処理装置Aを当
所のセッティング場所の近辺に留めておくための手段と
して、たとえば制御部70によってモータM2を制御さ
せることにより水処理装置Aの移動方向を制御し、水処
理装置Aを一定領域において円または矩形状などの適当
な一定軌跡で循環移動させる。このようにすれば、当所
のセッティング場所およびその近辺での水質改善処理を
継続して行なわせることができる。
【0070】ポンプ30を駆動させたときには、その吸
入負圧により、フロート1内の空気が管体55を介して
ポンプ30内に吸引される。この吸引された空気は、水
質改善ユニット4を通過した水と混合された状態で各吐
水口33aから水中に排出される。したがって、エアレ
ーションによる水質改善も同時に達成される。各吐水口
33aは、各吸水口31aよりも低い位置に設定されて
いるために、水深の深い箇所に処理水や空気を送り込む
のに好適となる。また、水面に近い水をポンプユニット
3に吸入させてから、水深の深い箇所に吐出することも
できるために、水の攪拌性がよくなり、このことによっ
ても水質改善が促進される。
【0071】吐水用エレメント33および各吐水口33
aの高さは、伸縮管32の伸縮作用によって調整できる
ために、たとえば水深が浅い箇所、深い箇所を問わず、
各吐水口33aを水底に近いに高さに設定することがで
きる。水深の浅い箇所で使用する場合には、吐水用エレ
メント33の高さを高くすることにより、この吐水用エ
レメント33が水底につかえないようにすることもでき
る。もちろん、本願発明においては、本実施形態とは反
対に、吐水用エレメント33の高さを吸水用エレメント
31よりも高くすることにより、水底近くの水をポンプ
ユニット3に吸入させてから水面近くにその水を吐出さ
せるようにすることもできる。
【0072】上記した水質改善処理と並行し、またはそ
れとは別に、水質検査装置6を稼働させることにより、
水処理装置Aがセッティングされた水域の水質検査を行
なうこともできる。この検査結果のデータは監視装置9
0に送信されてくる。したがって、そのデータを確認す
ることにより、一定レベル以上に水質改善がなされたか
否かの判断を行なうことが可能となり、当所のセッティ
ング場所での水質改善処理をその後も継続するか否かを
決定することができる。もちろん、水質改善処理を開始
する前に水質検査装置6を利用して水質検査を行なって
おくことも可能であるため、この水質改善処理前の検査
結果と水質改善処理後の検査結果とを比較することによ
って、水質改善がどの程度なされたのかを知ることもで
きる。既述したとおり、水処理装置Aの位置は位置計測
部74によって計測することができ、かつそのデータは
監視装置90に送信されてくるため、水質検査の結果の
データは、いずれの場所の水質のデータであるのかも知
ることができる。
【0073】当所のセッティング場所近辺における水質
改善処理を終えた後には、その後の水処理装置Aの移動
先を監視装置90で設定し、水処理装置Aを移動させる
ための制御コマンドとともにその移動先のデータを水処
理装置Aに送信する。すると、制御部70の制御によ
り、水処理装置Aは上記指定された移動先に移動するこ
ととなる。この移動先においても、当所のセッティング
場所の場合と同様に、水質改善処理を行なう。このよう
に、貯水池内において水処理装置Aを順次移動させなが
らその水域の各所において水質改善処理を行なえば、貯
水池全域の水質改善を効率良く行なうことができる。ま
た、水処理装置Aの台数は少なくて済み、システム全体
のコストも廉価にすることができる。
【0074】水処理装置Aの各部の動作は、監視装置9
0によって遠隔操作することができるとともに、自動制
御によって水処理装置Aを所望の指定箇所に移動させる
ことができるので、その操縦が容易である。さらに、水
処理装置Aを移動させる都度、その移動箇所における水
質検査を行、その検査結果を監視装置90で確認するこ
とができるために、貯水池の水質の状況を把握するのに
も便利となる。監視装置90で得られたデータは、図5
に示すように、通信網を介して繋がっている他の端末装
置92に対して送信することも可能であり、貯水池の水
質改善に関する情報提供を促進することもできる。
【0075】水処理装置Aにおいては、太陽電池で得ら
れた電気エネルギを各部の動力源としているために、た
とえば排気ガスを排出するエンジン駆動式の発電機を用
いる場合とは異なり、環境保護の観点からしても好まし
い。また、外部からケーブルを用いて電力を供給する必
要がなくなるため、水処理装置Aの使用場所を問わない
ものにすることができ、使用に際してより便利となる。
さらに、電力供給用のケーブルを用いたのでは、ポンプ
30の運転によって水処理装置Aを移動させる場合にそ
の移動距離などに大きな制約を生じるが、この水処理装
置Aにおいてはそのような制約もないものにできる。
【0076】水処理装置Aの使用中において、充電池7
1の電圧低下、あるいはポンプユニット3内の異物の詰
まりなどに起因する所定圧力の異常上昇などの不具合が
発生すると、その旨が監視装置90に報知される。した
がって、それらの異常事態に対して早急に対応すること
も可能である。異物の詰まりに対しては、既述したとお
り、ポンプ30を逆転させてポンプユニット3内の水流
方向を切り替えることによって対処することも可能であ
る。
【0077】図6および図7は、本願発明に係る水処理
装置の他の例を示している。なお、これらの図におい
て、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実
施形態と同一符号を付している。
【0078】図6によく表われているように、本実施形
態の水処理装置Aaにおいては、ポンプユニット3を鉛
直軸周りに回転させるための機構は設けられておらず、
ポンプユニット3の吸水用エレメント31や吐水用エレ
メント33などの各部は固定とされている。ポンプユニ
ット3の各部が固定されているために、モータM1もフ
ロート1内において固定して取り付けられている。ま
た、管体55内に空気を導入させるための手段として
は、フロート1に設けられた空気導入用の穴11と管体
55との間を管体56を用いて繋ぐようにしている。
【0079】この水処理装置Aaにおいては、吸水口3
1aおよび吐水口33aの向きを変更することができな
いために、水処理装置Aaの移動方向を制御することが
できない。したがって、この水処理装置Aaを利用する
場合には、図7に示すように、たとえば水底に打ち込ん
だ杭90または錘にリード91を介してステー35bを
繋ぐ。このようにすれば、水処理装置Aaは、杭90ま
たは錘を中心とする円軌跡で進むこととなり、このよう
な手法によって水処理装置Aaを一定の限られた範囲で
移動させることができる。リード91の長さを変更する
ことにより水処理装置Aaの移動範囲の大小を調整する
ことが可能である。また、一定水域の水質改善を終了す
ると、水処理装置Aaを杭90または錘とともに次の位
置に移動させることにより、その水域での新たな水質改
善処理を行なうことができる。したがって、この水処理
装置Aaを使用する場合であっても、貯水池の一定箇所
からのみ水を汲みだしてその処理を行う場合と比較する
と、貯水池全体の水質改善が促進される。
【0080】本願発明の内容は、上述の実施形態に限定
されない。本願発明に係る水処理装置の各部の具体的な
構成は種々に設計変更自在である。また、本願発明に係
る水処理方法の具体的な内容も変更自在である。水処理
装置を遠隔操作できるようにすれば便利であるが、必ず
しもそのような構成にしなくてもかまわない。また、水
処理装置には水質検査装置を設けることが好ましいが、
やはりこのような付属装置も必ずしも設けられていなく
てかまわない。
【0081】本願発明でいう水質改善ユニットは、上記
した水質改善ユニットに限定されず、ケーシング内に電
気分解用の電極を設けているユニット、ケーシング内に
超音波発生手段を設けているユニット、およびケーシン
グ内に遠赤外線照射手段を設けているユニットなど、種
々のものを用いることが可能である。ケーシング内にセ
ラミックを充填することによって水質改善が可能とされ
たユニットを用いることもできる。複数種類のユニット
を組み合わせて用いることもできる。
【0082】フロートに搭載される発電用の機器として
は、太陽電池に限らず、たとえば風力を利用して発電を
行うといった他の手段を用いることもできる。発電手段
の具体的な種類は問わないが、排ガスなどを生じさせな
い手段を用いることが好ましい。ポンプユニットに用い
られるポンプの具体的な種類も限定されない。
【0083】上述の実施形態においては、貯水池の水質
改善を行う場合を一例として説明したが、本願発明に係
る水処理装置の具体的な使用用途はこれに限定されな
い。本願発明においては、貯水池以外の湖、海などを始
めとして、プール、水族館または家庭用の水槽などの種
々の水の水質改善用途に用いることができる。水処理装
置の全体のサイズやポンプの能力などは、その用途に応
じて適宜設計変更されることとなる。
【0084】また、上述の実施形態においては、フロー
トを備えた水処理装置について説明しているが、フロー
トを具備しない水処理装置、すなわち、水質改善ユニッ
トと、吸水口から所望の水を吸入することにより上記水
質改善ユニット内への給水が可能とされたポンプユニッ
トと、このポンプユニットの駆動用電力の供給源とから
のみなる水処理装置も、本願発明(請求項22)の技術
的範囲に包摂される。このような構成の水処理装置にお
いても、ポンプユニットを利用して所望の水を水質改善
ユニット内に供給することによりその水質改善を行うこ
とが可能であり、水処理装置全体を水に浮かべることが
困難な用途、たとえば地下水脈の水質改善用途に好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る水処理装置の一例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す水処理装置の断面図である。
【図3】図1に示す水処理装置に用いられている水質改
善ユニットの概略構造を示す断面図である。
【図4】図1および図2に示す水処理装置の概略ブロッ
ク図である。
【図5】本願発明に係る水処理方法を実施するときのシ
ステムの一例を示す説明図である。
【図6】本願発明に係る水処理装置の他の例を示す断面
図である。
【図7】図6に示す水処理装置の斜視図である。
【符号の説明】
A,Aa 水処理装置 M1,M2 モータ 1 フロート 2 太陽電池パネル 3 ポンプユニット 4 水質改善ユニット 5 制御部 6 水質検査装置 55 空気導入用の管体 30 ポンプ 31a 吸水口 31b 吐水口 70 制御部 71 充電池 72 電圧測定器 73 無線通信部 74 位置計測部 75 圧力センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/48 C02F 1/48 A 7/00 7/00 H04Q 7/38 H04B 7/26 109M Fターム(参考) 4D029 AA07 AB01 BB11 4D037 AA01 AA05 AA09 AB14 BA17 BA26 CA04 CA05 4D061 DA01 DA07 DA09 DB08 DB19 DC08 EA02 EA18 EB01 EB14 EC01 FA07 5K067 AA34 AA41 DD30 EE02 EE10 EE22 FF03 FF19 JJ52 JJ56 KK06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水処理装置を水処理対象水域に浮かせ、
    かつ上記水処理装置を移動させることにより、上記水処
    理装置によって水質改善がなされる位置を変更していく
    ことを特徴とする、水処理方法。
  2. 【請求項2】 上記水処理装置には、推進装置を具備さ
    せ、かつこの推進装置を利用して上記水処理装置を移動
    させる、請求項1に記載の水処理方法。
  3. 【請求項3】 上記水処理装置の移動方向の変更を含む
    上記推進装置の運転を、遠隔操作により行なう、請求項
    2に記載の水処理方法。
  4. 【請求項4】 上記水処理装置には、水質検査装置を具
    備させ、かつこの水質検査装置によって行なわれた水質
    検査のデータを監視装置に送信させる、請求項1ないし
    3のいずれかに記載の水処理方法。
  5. 【請求項5】 上記水処理装置には、この水処理装置の
    位置を計測するための位置計測手段を具備させ、かつこ
    の位置計測手段によって得られたデータを上記監視装置
    に送信させる、請求項4に記載の水処理方法。
  6. 【請求項6】 上記水処理装置には、この水処理装置の
    移動を制御可能な制御手段を具備させ、かつ上記監視装
    置によって上記水処理装置の移動先を指定したときに
    は、上記制御手段の制御により上記水処理装置を上記指
    定された移動先に移動させる、請求項5に記載の水処理
    方法。
  7. 【請求項7】 上記水処理装置には、この水処理装置に
    関する一定項目の検査が可能な検査手段を具備させ、か
    つこの検査手段によって行なわれた検査の結果内容を上
    記監視装置に通報させる、請求項4ないし6のいずれか
    に記載の水処理方法。
  8. 【請求項8】 水に浮かべることが可能なフロートと、 このフロートに支持され、かつ内部に水が通過すること
    によりその水質改善が可能に構成された水質改善ユニッ
    トと、 上記フロートに支持され、かつ上記フロートが水に浮か
    べられたときにその水の吸水および吐水動作を行うこと
    により上記水質改善ユニット内への給水を可能とするポ
    ンプユニットと、 を具備していることを特徴とする、水処理装置。
  9. 【請求項9】 上記ポンプユニットの吸水および吐水の
    少なくとも一方の作用により推進力が発生するように構
    成されている、請求項8に記載の水処理装置。
  10. 【請求項10】 上記ポンプユニット用の電力供給源と
    して充電池と太陽電池などの発電手段との少なくとも一
    方を具備している、請求項8または9のいずれかに記載
    の水処理装置。
  11. 【請求項11】 遠隔操作により、上記ポンプユニット
    の運転のオン・オフおよび上記推進力の向きの変更が行
    なえるように構成されている、請求項10に記載の水処
    理装置。
  12. 【請求項12】 水質検査装置と、この水質検査装置に
    よって行なわれた水質検査の結果のデータを無線出力す
    る通信手段とを具備している、請求項8ないし11のい
    ずれかに記載の水処理装置。
  13. 【請求項13】 自己の位置計測が可能な位置計測手段
    を具備しており、かつこの位置計測手段によって計測さ
    れた位置のデータは、上記通信手段によって無線出力さ
    れるように構成されている、請求項12に記載の水処理
    装置。
  14. 【請求項14】 上記通信手段が移動先についての所定
    の指令信号を受信したときに、この水処理装置をその移
    動先に向けて移動させるように上記ポンプユニットの運
    転のオン・オフおよび上記推進力の向きを制御する制御
    手段を具備している、請求項13に記載の水処理装置。
  15. 【請求項15】 この水処理装置に関する一定項目の検
    査が可能な検査手段を具備しており、かつこの検査手段
    によってなされた検査の結果のデータが上記通信手段に
    よって無線出力可能とされている、請求項12ないし1
    4のいずれかに記載の水処理装置。
  16. 【請求項16】 上記ポンプユニットは、外部の空気を
    吸入し、かつこの吸入した空気を水中に吐出可能とされ
    ている、請求項8ないし15のいずれかに記載の水処理
    装置。
  17. 【請求項17】 上記ポンプユニットの吸水口および吐
    出口は、上記フロートを水に浮かべたときにいずれも水
    中に位置するように設けられており、かつこれら吸水口
    および吐水口の高さは、互いに相違している、請求項8
    ないし16のいずれかに記載の水処理装置。
  18. 【請求項18】 上記吸水口と上記吐水口との少なくと
    も一方は、その高さが変更可能とされている、請求項1
    7に記載の水処理装置。
  19. 【請求項19】 予め定められた条件が満たされたとき
    に、上記ポンプユニットのポンプを逆転させる制御を行
    う制御手段を具備している、請求項8ないし18のいず
    れかに記載の水処理装置。
  20. 【請求項20】 上記水質改善ユニットは、筒状のケー
    シングと、このケーシング内に収容された複数の磁石と
    を有しており、かつこれら複数の磁石どうしの間が、水
    流と交差する方向の磁力線を発生させる磁界が形成され
    た流水路とされている、請求項8ないし19のいずれか
    に記載の水処理装置。
  21. 【請求項21】 上記水質改善ユニットは、ケーシング
    内に電気分解用の電極が設けられているユニット、ケー
    シング内に超音波発生手段が設けられているユニット、
    およびケーシング内に遠赤外線照射手段が設けられてい
    るユニットのいずれかである、請求項8ないし19のい
    ずれかに記載の水処理装置。
  22. 【請求項22】 内部に水を通過させることによってそ
    の水質改善が可能に構成された水質改善ユニットと、 吸水口および吐出口を具備しており、かつ上記吸水口か
    ら所望の水を吸入することにより上記水質改善ユニット
    内への給水が可能とされたポンプユニットと、 このポンプユニットに駆動用電力を供給する電力供給源
    と、 を具備していることを特徴とする、水処理装置。
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