JP2002182075A - 光コネクタの嵌合構造 - Google Patents

光コネクタの嵌合構造

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JP2002182075A
JP2002182075A JP2000378613A JP2000378613A JP2002182075A JP 2002182075 A JP2002182075 A JP 2002182075A JP 2000378613 A JP2000378613 A JP 2000378613A JP 2000378613 A JP2000378613 A JP 2000378613A JP 2002182075 A JP2002182075 A JP 2002182075A
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバと光素子モジュールとの間に生じ
る間隙損失を確実に低減することができる光コネクタの
嵌合構造を提供する。 【解決手段】 ロッキングアーム9を有する光プラグ1
と、ロッキングアーム9に対するロック部38を有する
レセプタクル2と、光プラグ1とレセプタクル2との嵌
合状態を検知する嵌合状態検知部材3とを備える。ま
た、ロッキングアーム9に、ロック部38に嵌合する嵌
合部22と、ロック部38及び嵌合部22間に生じる嵌
合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部25とを形成する。さ
らに、嵌合状態検知部材3には、ロック部38と嵌合部
22との完全嵌合時にロッキングアーム9を押し上げて
嵌合ガタ吸収部25をロック部38に当接させるロッキ
ングアーム押し上げ部51を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の光コネクタ
と他方の光コネクタとによる光コネクタの嵌合構造に関
する。
【0002 】
【従来の技術】従来、光ファイバと光素子モジュール
(受送信デバイス、光デバイス、FOT等で呼ばれるこ
ともある)とを光学的に結合するための光コネクタとし
ては、特開昭59−204017号公報に開示されたも
のが知られている。
【0003 】しかしながら、上記公報における光コネ
クタは、フェルールを押圧するためのコイルスプリング
を使用していることから、部品点数の増加と、これに伴
う光ファイバ側の光コネクタ(光プラグ)内への挿着工
程(すなわち、光ファイバへのコイルスプリング先嵌め
工程)とが必要になるという問題点があった。
【0004 】そこで、本願出願人は、特願平8−29
8937号(特開平10−142451号公報参照)に
おいて上記問題点を解消する光コネクタの提案を行っ
た。以下、その提案について簡単に説明する(引用符号
は上記公報に示された符号に100をプラスして示すこ
とにする)。
【0005 】図10において、上記問題点を解消する
光コネクタは、光ファイバ102を挿着した光プラグ1
10Cと、その光プラグ110Cが嵌合するレセプタク
ル130C(機器側の光コネクタ)と、光プラグ110
Cに挿入された光ファイバ102を固定する固定部材1
07とを備えて構成されている。そして、上記光コネク
タは、次のようにして組み立てられている。
【0006 】すなわち、先ず第一に、図10に示され
る如く、光プラグ110Cに収容されたフェルール10
8へ光ファイバ102が挿入される。また、固定部材1
07が上壁面111c側の係止孔123aから下壁面1
11d側の係止孔123bへ挿入されると、固定部材1
07がガイド溝109に係合し、光ファイバ102が固
定部材107によってフェルール108に固定される。
この時、固定部材107と係止孔123a(123b)
との間には、間隙(間隙の距離A)が形成される。
【0007 】第二に、上記状態で光プラグ110Cが
レセプタクル130Cに向けて(X方向へ)押される
と、図11に示される如く、フェルール108の小径部
108aが挿入ガイド134によって案内され、フェル
ール108の周壁部106が挿入ガイド134の先端1
34aに当接する。この時、固定部材107と係止孔1
23a(123b)との間隙は上記状態と同じ距離Aを
保っている。
【0008 】最後に、図12に示される如く、距離B
(A≧B)だけ光プラグ110CをX方向へ押し込む
と、作用・反作用によってフェルール108の周壁部1
06が挿入ガイド134の先端134aによって押圧さ
れ、フェルール収容室116の内壁面116aに密着し
段差116bに引っ掛けられた弾性部材119がX′方
向へ撓み、フェルール108が距離C(C≧0)ほど後
退する。言い換えれば、フェルール108の位置はその
ままでハウジング111のみがX方向へ前進する。そし
て、それと共に、ロッキングアーム117がロック室1
36に挿入され、ロック突起118とロック孔137と
が係合(嵌合)する。
【0009 】この時、レセプタクル130Cに設けら
れた光素子モジュール132とフェルール108の小径
部108aの先端108cとが挿入ガイド134によっ
て位置決めされるとともに、弾性部材119の撓みによ
る弾性力によってフェルール108が確実にフェルール
収容室116内に保持される。また、弾性部材119の
撓みによる弾性力によってロック突起118とロック孔
137とが隙間なく密着した状態に保持される(ロック
突起118をロック孔137に嵌合させるためには、ロ
ック突起118の移動軌跡Lとロック孔137の位置と
がラップしないようにしなければならず、通常、図13
に示されるような嵌合ガタDが生じてしまうが、図12
のように撓ませた弾性部材119が復元しようと作用し
ていることから、ロック突起118とロック孔137と
がその嵌合直後に隙間なく密着するようになる)。
【0010 】尚、以上において説明のない引用符号1
08bはフェルール108の大径部を示している。ま
た、引用符号31はレセプタクル130Cのハウジング
を、引用符号33はハウジング31に形成された格納室
を示している。
【0011 】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人が先に提案
した上記従来技術の光コネクタにあっては、特開昭59
−204017号公報に開示された光コネクタに対し
て、部品点数を削減し製造コストを低減することができ
るという効果と、製造工程を簡素化し生産性を著しく向
上させることができるという効果を奏するようになる。
また、本願出願人が先に提案した上記従来技術の光コネ
クタにあっては、弾性部材119の撓みによる弾性力に
よって、フェルール108を確実にフェルール収容室1
16内に保持し、また、ロック突起118とロック孔1
37とを隙間なく密着させた状態に保持することから、
フェルール108の小径部108aの先端108cと光
素子モジュール132との間隔を正確に保って光素子モ
ジュール132と光ファイバ102との間に生じる間隙
損失を低減することができるという効果も奏するように
なる。
【0012 】従って、本願出願人が先に提案した上記
従来技術の光コネクタは、有用なものであることが十分
に理解できる。ただ、欲を言えば、光プラグ110Cと
レセプタクル130Cとが完全嵌合しているか、或いは
半嵌合しているかが即座に分からないので、この点を含
めて上記効果を奏するように改善すれば、上記間隙損失
の低減に寄与する、より有用な光コネクタになると考え
られる。さらに欲を言えば、ハウジング111と弾性部
材119とフェルール108とが確実に一体化されてい
ないと、弾性部材119の撓みによる弾性力を長期に渡
り確保することができないので、この点を含めて上記効
果を奏するように改善すれば、上記間隙損失の低減に寄
与する、より有用な光コネクタになると考えられる。
【0013 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じ
る間隙損失を確実に低減することができる光コネクタの
嵌合構造を提供することを課題とする。
【0014 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の光コネクタの嵌合構造
は、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハ
ウジングを有する一方の光コネクタと、前記ロッキング
アームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを
有する他方の光コネクタと、前記一方の光コネクタの前
記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し
込まれて前記一方の光コネクタと前記他方の光コネクタ
との嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材と、を備える
とともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌
合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる
嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、
前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部
との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前
記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキン
グアーム押し上げ部を形成したことを特徴としている。
【0015 】請求項2記載の本発明の光コネクタの嵌
合構造は、請求項1に記載の光コネクタの嵌合構造にお
いて、前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジング
のいずれか一方に形成されるフェルール収容室に、該フ
ェルール収容室に収容されるフェルールの抜けを防止す
る係止突起を形成するとともに、前記フェルールを前記
一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか
他方に対する突き当て部材とし、さらには、前記フェル
ールを前記係止突起と前記一方側ハウジング又は前記他
方側ハウジングのいずれか他方とで挟み込んだ状態で前
記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合がなされるように
前記一方の光コネクタ及び前記他方の光コネクタを形成
したことを特徴としている。
【0016 】上記課題を解決するためなされた請求項
3記載の本発明の光コネクタの嵌合構造は、一方の光コ
ネクタの一方側ハウジング又は他方の光コネクタの他方
側ハウジングのいずれか一方に形成されるフェルール収
容室に、該フェルール収容室に収容されるフェルールの
抜けを防止する係止突起を形成するとともに、前記フェ
ルールを前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジン
グのいずれか他方に対する突き当て部材とし、さらに
は、前記フェルールを前記係止突起と前記一方側ハウジ
ング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方とで挟み
込んだ状態で前記一方の光コネクタ及び前記他方の光コ
ネクタの完全嵌合がなされるようにこれらを形成したこ
とを特徴としている。
【0017 】請求項1に記載された本発明によれば、
一方の光コネクタと他方の光コネクタとの嵌合状態が嵌
合状態検知部材によって検知される。また、一方の光コ
ネクタのロッキングアームの嵌合部と、他方の光コネク
タのロック部とが完全嵌合すると、嵌合状態検知部材が
ロッキングアームを押し上げる。ロッキングアームが押
し上げられると、そのロッキングアームに形成した嵌合
ガタ吸収部がロック部に当接し、嵌合部及びロック部間
に生じる嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部によって吸収され
る。これにより、一方の光コネクタと他方の光コネクタ
とが嵌合部及びロック部においてガタ付きなく嵌合す
る。また、嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部により吸収される
と、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔が正
確に保たれる。
【0018 】請求項2に記載された本発明によれば、
一方の光コネクタと他方の光コネクタとが嵌合部及びロ
ック部においてガタ付きなく完全嵌合した状態では、フ
ェルールが一方側ハウジング又は他方側ハウジングのい
ずれか一方に形成された係止突起と、一方側ハウジング
又は他方側ハウジングのいずれか他方との間に挟み込ま
れることから、フェルールの位置がフェルール収容室に
おいて位置決めされる。これにより、光ファイバの先端
と光素子モジュールとの間隔がより正確に保たれる。
【0019 】請求項3に記載された本発明によれば、
一方の光コネクタと他方の光コネクタとが完全嵌合した
状態では、フェルールが一方側ハウジング又は他方側ハ
ウジングのいずれか一方に形成された係止突起と、一方
側ハウジング又は他方側ハウジングのいずれか他方との
間に挟み込まれることから、フェルールの位置がフェル
ール収容室において位置決めされる。これにより、光フ
ァイバの先端と光素子モジュールとの間隔が正確に保た
れる。
【0020 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の光コネクタの嵌合
構造の一実施の形態を示す光コネクタの分解斜視図であ
る。また、図2は図1の光コネクタの正面図、図3は図
1の光コネクタの底面図、図4は図2のA−A線断面
図、図5は図2のB−B線断面図、図6は光プラグ及び
嵌合状態検知部材の拡大斜視図である。
【0021 】図1において、本発明に係る光コネクタ
は、一方の光コネクタとしての光プラグ1と、他方の光
コネクタとしてのレセプタクル2と、これらの嵌合状態
を検知する嵌合状態検知部材3とを備えて構成されてい
る。光プラグ1には、一対の光ファイバ4、4が挿着さ
れている。また、レセプタクル2には、一対の光ファイ
バ4、4と所定の間隔(ゼロ又は限りなくゼロに近い間
隔が好ましい)を有するように配置される一対の光素子
モジュール5、5が挿着されている。尚、後述するが、
上記構成の光コネクタは、光ファイバ4、4の先端と光
素子モジュール5、5との間隔を正確に保ち、これらの
間に生じる間隙損失を従来よりも確実に低減することが
できるようにした嵌合構造を有している。
【0022 】以下、図1ないし図6のいずれかを参照
しながら上記各構成部材について詳細に説明する。
【0023 】上記光プラグ1は、合成樹脂製のハウジ
ング6(特許請求の範囲に記載した一方側ハウジングに
相当)と、端末にフェルール7、7を挿着した一対の光
ファイバ4、4とを備えて構成されている。また。光プ
ラグ1は、ハウジング6に形成した一対のフェルール収
容室8、8に光ファイバ4、4の端末、すなわちフェル
ール7、7を収容して形成されている。
【0024 】ハウジング6についてもう少し詳しく説
明すると、上記フェルール収容室8、8がハウジング6
の内部に形成されている。また、ハウジング6の外部に
は、可撓性を有するロッキングアーム9が一体に形成さ
れている。
【0025 】フェルール収容室8は、ハウジング6の
前後方向に貫通する略筒状の空間であって、フェルール
7の後述する小径部26を収容するフード部10と、そ
のフード部10に連続しフェルール7の後述する大径部
27を収容するフェルール保持部11とを備えて構成さ
れている。そのフード部10は、ハウジング6の前部に
形成されている。また、フード部10は、フェルール保
持部11よりも大きな空間として形成されている。さら
に、フード部10は、フェルール7の後述する小径部2
6を確実に保護することができるように、フード部10
内に突出した小径部26よりもレセプタクル2側に長く
形成されている。
【0026 】尚、このようにフード部10を長く形成
することにより、光ファイバ4の先端における光学的結
合面が確実に保護されるのは言うまでもない。また、フ
ード部10の長さは、光素子モジュール5の後述するリ
ード端子43の位置までのばすことが好ましいものとす
る。本形態において、フード部10の先端部には、複数
のリード端子43を各々挿し込むことができる凹部12
が複数形成されている。すなわち、本形態において、フ
ード部10は、光素子モジュール5の後述するリード端
子43の位置まで長くのびて、上記光学的結合面を確実
に保護することができるように形成されている。
【0027 】フェルール保持部11は、フード部10
内に突出するような小径の第一保持部13と、フェルー
ル7の挿入口14及び収容されたフェルール7の抜けを
防止する係止突起15を有する大径の第二保持部16
と、これらの間に形成される段部17とを備えて構成さ
れている。係止突起15は、可撓性を有しており、第二
保持部16の中間に形成されている。また、係止突起1
5は、収容されたフェルール7の後述するフランジ部2
8に係合する凸部18を有している。尚、凸部18と段
部17との間隔は後述するフランジ部28の厚みよりも
大きく形成されている(凸部18とフランジ部28とを
係合させるために必要となるガタを持たせるためであ
る)。
【0028 】ロッキングアーム9は、ハウジング6の
上面に形成されている。また、ロッキングアーム9は、
不用意に撓んでしまわないようにするためにハウジング
6の上面に形成された一対の保護壁19、19によって
保護されている。その保護壁19、19には、これらを
跨ぐようなコ字状の保護バー20が一体に形成されてい
る。保護バー20は、ハウジング6の後部側に形成され
ており、ロッキングアーム9の自由端部分が不用意に押
下されてしまわないように、その自由端部分を保護する
ようになっている。
【0029 】ロッキングアーム9についてもう少し詳
しく説明すると、ハウジング6の前端上面に連成される
基端部分と、その基端部分に連成され且つハウジング6
の上面に沿ってハウジング6の後部側に伸びる中間部分
と、その中間部分に連成される自由端部分とで構成され
ており、自由端部分をハウジング6の上面に向けて押下
することができるように形成されている。また、ロッキ
ングアーム9は、ハウジング6の上面とともに、これら
の間に上記嵌合状態検知部材3を挿し込むことができる
ように形成されている。尚、ハウジング6の上面には、
嵌合状態検知部材3を仮及び本係止するための突起21
が形成されている。また、ハウジング6の上面は、嵌合
状態検知部材3をスムーズに摺動させることができるよ
うに平坦に形成されている。
【0030 】ロッキングアーム9の中間部分には、嵌
合部22とその嵌合部22の前後に位置する二つの開口
部23、24とが形成されている。また、その後部側の
開口部24には、嵌合部22に連続する一対の嵌合ガタ
吸収部25、25が形成されている。嵌合部22は、レ
セプタクル2の後述するロック部38に嵌合する部分で
あって、その嵌合部22の後部側には、後述するロック
部38に対する嵌合用の平坦な面が形成されている。ま
た、嵌合部22の前部側には、テーパ面が形成されてお
り、レセプタクル2の後述するロック部38が当接する
ようになっている。
【0031 】嵌合ガタ吸収部25、25は、上記嵌合
用の平坦な面と後述するロック部38との間に生じる嵌
合ガタを吸収するために形成されている。また、嵌合ガ
タ吸収部25、25は、上記テーパ面とは向きが反対に
なる傾斜面を有している、その傾斜面の上端は、上記嵌
合用の平坦な面の中間に連続するように形成されてい
る。尚、傾斜面の傾斜角度は、上記嵌合用の平坦な面と
後述するロック部38との間に生じる嵌合ガタに応じて
適宜設定されるものとする。
【0032 】光ファイバ4は、例えば既知のプラスチ
ック光ファイバであって、コア及びそのコアよりも屈折
率の小さいクラッドからなる芯線と、その芯線を被覆す
る合成樹脂製の一次シースと、一次シースを被覆する合
成樹脂製の二次シースとを備えて構成されている。ま
た、光ファイバ4は、その端末が皮剥されて芯線及び一
次シースがそれぞれ所定長さで露出するように端末加工
されている。芯線及び一次シースが露出する端末には、
フェルール7が挿着されるようになっている。端末とフ
ェルール7とは接着剤により固定されるようになってい
る。
【0033 】フェルール7は、合成樹脂製であって、
小径部26と大径部27とを有して段付きの略円筒状に
形成されている。また、小径部26内には光ファイバ4
の上記芯線が、大径部27には光ファイバ4の上記一次
シースがそれぞれ挿着されるようになっている。さら
に、小径部26の先端面と上記光学的結合面は、同一平
面上で一致するように形成されている。さらにまた、大
径部27の外周面には、二つのフランジ部28、28が
周設されている。小径部26側のフランジ部28には、
係止突起15と段部17とがそれぞれ係合するようにな
っている。
【0034 】上記レセプタクル2は、合成樹脂製のハ
ウジング29(特許請求の範囲に記載した他方側ハウジ
ングに相当)と、そのハウジング29の格納室30、3
0に挿着される光素子モジュール5、5と、光素子モジ
ュール5、5に対するキャップ31とを備えて構成され
ている。尚、ハウジング29に光素子モジュール5、5
に対するシールド性を持たせる場合には、カーボン等を
含ませて形成することができるものとする(光素子モジ
ュール5、5に金属製のカバーを設けてもよい)。
【0035 】ハウジング29は、図示しない配線基板
上に実装されるようになっており、ハウジング29の側
部及び下面には、上記配線基板に対する取り付け部3
2、32及び33、33が形成されている。また、ハウ
ジング29の光プラグ1側には、その光プラグ1のフー
ド部10及びロッキングアーム9を受け入れる嵌合部3
4及びロッキングアーム収容部35が形成されている。
さらに、ハウジング29における光プラグ1の反対側に
は、キャップ嵌合部36と、上記格納室30、30と、
受承筒37、37とが連続するように形成されている。
【0036 】ロッキングアーム収容部35には、ロッ
キングアーム9の嵌合部22と嵌合するロック部38が
形成されている。そのロック部38は、突起状に形成さ
れており、ロッキングアーム収容部35の内方側には、
嵌合部22の上記嵌合用の平坦な面に対面するこれと同
様の平坦な面が形成されている。また、ロック部38に
おけるロッキングアーム収容部35の外方側には、嵌合
部22の上記テーパ面に当接するこれと同様のテーパ面
が形成されている。尚、ロック部38は、嵌合部22と
の完全嵌合時にロッキングアーム9の開口部24に係入
するようになっている。また、ロッキングアーム収容部
35は、ロッキングアーム9の上記基端部分及びハウジ
ング6の前端が突き当たってしまわないだけの長さを有
するように形成されている(光プラグ1のレセプタクル
2に対する突き当て部材をフェルール7、7にするた
め)。
【0037 】キャップ嵌合部36は、ハウジング29
の光プラグ1側を前端とすると、その反対側になる後端
に形成されている。また、キャップ嵌合部36には、ハ
ウジング29の上記側部側に、キャップ31の後述する
係合突起47に対する複数の係合部39が形成されてい
る。
【0038 】格納室30は、キャップ嵌合部36に連
続するとともに、光素子モジュール5をガタ付きなく収
容することができるように形成されている。また、格納
室30に連続する受承筒37は、格納室30と嵌合部3
4とを連通するように形成されている。その受承筒37
には、フェルール7の小径部26が挿し込まれるように
なっている。また、受承筒37の先端部40には、フェ
ルール7の小径部26の外径と大径部27の外径とで形
成される段差41が当接するようになっている。
【0039 】光素子モジュール5、5は、その一方が
発光素子を有する発光素子モジュールとして、他方が受
光素子を有する受光素子モジュールとして構成されてい
る。また、上記発光素子及び上記受光素子は、光を伝搬
することが可能な合成樹脂製のモールド部42内にそれ
ぞれ埋設されており、上記発光素子及び上記受光素子が
それぞれモールド部42内において、そのモールド部4
2から導出される複数のリード端子43に接続されるよ
うになっている。複数のリード端子43は、本形態にお
いてモールド部42から千鳥状に導出されている(リー
ド端子43のピッチを狭くすることができる。また、上
記フード部10の上記長さを長くすることができる)。
【0040 】尚、上記発光素子としては、例えば発光
ダイオード(LED)を挙げることができるものとす
る。また、受光素子としては、例えばフォトダイオード
(PD)を挙げることができるものとする。さらに、光
素子モジュール5、5は、受送信デバイス、光デバイ
ス、FOT(Fiber Optic Transceiver の略)等で呼ば
れることもあるものとする。
【0041 】キャップ31は、板状の本体部44と、
光素子モジュール5、5に当接してこれらを各々、格納
室30、30内に確実に保持する押圧突起45、45
と、リード端子43に向けて伸びる保護壁部46と、キ
ャップ嵌合部36の係合部39に係合する複数の係合突
起47とを備えて構成されている。また、押圧突起4
5、45と保護壁部46は、本体部44の一方の面に一
体に形成されている。さらに、複数の係合突起47は、
本体部44の側部に一体に形成されている。
【0042 】上記嵌合状態検知部材3は、合成樹脂製
であって、ロッキングアーム9及びハウジング6の上面
間を摺動する本体部48と、その本体部48に連成され
る操作部49と、嵌合状態を検知するアーム状の嵌合検
知部50と、ロッキングアーム9に接触してこれを持ち
上げる一対のロッキングアーム押し上げ部51、51と
を備えて構成されている。
【0043 】本体部48の上面には、図示しない中心
軸に沿って嵌合検知部50と操作部49とがそれぞれ突
出するように形成されている。また、本体部48の下面
には、ハウジング6の上面の突起21に係合する仮係止
部52と本係止部53とが形成されている。
【0044 】嵌合検知部50は、その先端が本体部4
8の上面に対して斜め上方に位置するように形成されて
いる。また、嵌合検知部50は、その先端がハウジング
6の上面に向けて撓むことができるような可撓性を有し
ている。すなわち、嵌合検知部50は、嵌合状態検知部
材3のプリセットの状態において、嵌合検知部50の先
端に形成された側面視略L字状の係止部54がロッキン
グアーム9の嵌合部22に当接するように形成されてい
る。また、嵌合検知部50は、嵌合状態検知部材3のセ
ットの状態において、先端が嵌合部22の下側を潜って
ロッキングアーム9の開口部23から突出するように形
成されている。
【0045 】ロッキングアーム押し上げ部51、51
は、嵌合検知部50を挟んだ両側に形成されている。ま
た、ロッキングアーム押し上げ部51、51は、側面視
略三角形状に形成されている(それぞれ斜面55を有し
ている)。さらに、ロッキングアーム押し上げ部51、
51は、嵌合状態検知部材3のセットの状態において、
斜面55、55がロッキングアーム9の中間部分の下面
に接触して、これを上方に持ち上げることができるよう
に形成されている。
【0046 】次に、図7ないし図9を参照しながら光
プラグ1とレセプタクル2の嵌合について説明する(そ
の説明は嵌合状態検知部材3の作用を含めて説明す
る)。尚、図7は光プラグとレセプタクルの嵌合前の状
態を示す断面図、図8は光プラグとレセプタクルの嵌合
途中の状態を示す断面図、図9は光プラグとレセプタク
ルの嵌合後の状態を示す断面図である。尚、必要に応じ
て図1ないし図6を参照するものとする。
【0047 】先ず第一に、図7に示されるように光プ
ラグ1及びレセプタクル2を組み立てる。すなわち、ハ
ウジング6のフェルール収容室8に、フェルール7を挿
着した光ファイバ4をそれぞれ収容して光プラグ1を組
み立てる。
【0048 】この時、フェルール7を挿着した光ファ
イバ4がフェルール収容室8の挿入口14を介してその
内部に収容される。また、フェルール7がフェルール収
容室8の第二保持部16に挿入されると、係止突起15
が小径部26側のフランジ部28によって一旦外方に撓
まされた後に復元し、そのフランジ部28に係合可能と
なってフェルール7の抜けを規制する(フェルール7の
挿入方向の移動規制は、小径部26側のフランジ部28
と段部17とによって行われる)。
【0049 】以上のように組み立てられた光プラグ1
には、嵌合状態検知部材3が取り付けられる(プリセッ
トの状態)。この時、嵌合検知部50の先端の係止部5
4がロッキングアーム9の嵌合部22に当接する。ま
た、本体部48の仮係止部52がハウジング6の突起2
1に係合する。
【0050 】レセプタクル2は、ハウジング29の格
納室30に光素子モジュール5を挿入しキャップ31を
キャップ嵌合部36に係合させて組み立てられる。この
時、光素子モジュール5が格納室30において保持され
るとともにキャップ31の押圧突起45により押圧され
て位置決めされる。
【0051 】第二に、図8に示されるように嵌合状態
検知部材3を取り付けた光プラグ1とレセプタクル2と
の嵌合を開始する。嵌合途中においては、レセプタクル
2の嵌合部34に光プラグ1のフード部10が、また、
レセプタクル2のロッキングアーム収容部35に光プラ
グ1のロッキングアーム9が収容される。この時、受承
筒37にフェルール7の小径部26が収容される。ま
た、受承筒37の先端部40とフェルール7の段差41
とが当接し(フェルール7がレセプタクル2に対する突
き当て部材になる)、フェルール7が先端部40と係止
突起15との間に挟まれ保持される。すなわち、フェル
ール7が光素子モジュール5に対して所定の間隔を有す
るように位置決めされる。
【0052 】また、これと同時に、ロッキングアーム
収容部35のロック部38とロッキングアーム9の嵌合
部22とが当接し、その後、ロッキングアーム9がハウ
ジング6の上面側に一旦撓むと、光プラグ1がレセプタ
クル2内にさらに押し込まれ、ロック部38が嵌合部2
2の上側を通過する。そして、ロック部38が嵌合部2
2を通過するとそれまで撓んでいたロッキングアーム9
が復元するとともに嵌合部22を通過したロック部38
が嵌合状態検知部材3の嵌合検知部50の先端における
係止状態を解除する。これにより、ロック部38と嵌合
部22とが嵌合するとともに、嵌合状態検知部材3の前
進が可能になる(嵌合検知部50の先端における係止状
態が解除されない場合には半嵌合の状態にある)。
【0053 】最後に、図9に示されるように嵌合状態
検知部材3を前進させる。この時、嵌合検知部50の先
端が嵌合部22の下側を潜ってロッキングアーム9の開
口部23から突出する。また、本体部48の本係止部5
3がハウジング6の突起21に係合する。さらに、ロッ
キングアーム押し上げ部51の斜面55がロッキングア
ーム9の中間部分の下面に接触して、これを上方に持ち
上げる。これにより、完全嵌合が検知されるとともに、
ロッキングアーム9の嵌合ガタ吸収部25がロック部3
8に当接する。そして、嵌合ガタが吸収される(嵌合部
22に連続する嵌合ガタ吸収部25のテーパ面がロック
部38に当接することから嵌合ガタが吸収される)。
【0054 】以上の状態において、光プラグ1のレセ
プタクル2に対する嵌合方向及び抜け方向の移動が規制
される。すなわち、光プラグ1がレセプタクル2に対し
て移動不能となる。
【0055 】以上、図1ないし図9までを参照しなが
ら説明してきたように、光プラグ1とレセプタクル2と
の嵌合状態を検知することができるとともに、光ファイ
バ4の先端と光素子モジュール5との間隔を正確に保つ
ことができる。従って、光ファイバ4と光素子モジュー
ル5との間に生じる間隙損失を確実に低減することがで
きる。また、特開昭59−204017号公報に開示さ
れた従来の光コネクタのようにフェルールを押圧するた
めのコイルスプリングを用いていないことから、当然に
コスト低減及び生産性の向上を図ることができる。
【0056 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわ
ち、光プラグ1を一方の光コネクタ、レセプタクル2を
他方の光コネクタとして構成し説明してきたが、光プラ
グ1を他方の光コネクタ、レセプタクル2を一方の光コ
ネクタとして構成することも可能である。
【0057 】尚、本発明の特徴を電気コネクタやハイ
ブリッドコネクタ(電気コネクタと光コネクタの機能を
兼ね備えたコネクタ)に適用することも可能である。
【0058 】すなわち、電気コネクタの場合には、可
撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジン
グを有する一方の電気コネクタと、前記ロッキングアー
ムに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有す
る他方の電気コネクタと、前記一方の電気コネクタの前
記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し
込まれて前記一方の電気コネクタと前記他方の電気コネ
クタとの嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材と、を備
えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部
に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生
じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且
つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌
合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げ
て前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッ
キングアーム押し上げ部を形成したことを特徴にするこ
とができる。
【0059 】また、ハイブリッドコネクタの場合に
は、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハ
ウジングを有する一方のハイブリッドコネクタと、前記
ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハ
ウジングを有する他方のハイブリッドコネクタと、前記
一方のハイブリッドコネクタの前記一方側ハウジング及
び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方のハ
イブリッドコネクタと前記他方のハイブリッドコネクタ
との嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材と、を備える
とともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌
合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる
嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、
前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部
との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前
記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキン
グアーム押し上げ部を形成したことを特徴にすることが
できる。
【0060 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、一方の光コネクタと他方の光コネ
クタとの嵌合状態を検知することができるとともに、光
ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔を正確に保
つことができる。従って、光ファイバと光素子モジュー
ルとの間に生じる間隙損失を確実に低減することができ
る。
【0061 】請求項2に記載された本発明によれば、
フェルールの位置をフェルール収容室において位置決め
することができる。これにより、光ファイバの先端と光
素子モジュールとの間隔をより正確に保つことができ
る。従って、光ファイバと光素子モジュールとの間に生
じる間隙損失をより確実に低減することができる。
【0062 】請求項3に記載された本発明によれば、
フェルールの位置をフェルール収容室において位置決め
することができる。これにより、光ファイバの先端と光
素子モジュールとの間隔を正確に保つことができる。従
って、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じる間
隙損失を確実に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光コネクタの嵌合構造の一実施の
形態を示す光コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1の光コネクタの正面図である。
【図3】図1の光コネクタの底面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】光プラグ及び嵌合状態検知部材の拡大斜視図で
ある。
【図7】光プラグとレセプタクルの嵌合前の状態を示す
断面図である。
【図8】光プラグとレセプタクルの嵌合途中の状態を示
す断面図である。
【図9】光プラグとレセプタクルの嵌合後の状態を示す
断面図である。
【図10】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌
合前の状態を示す断面図である。
【図11】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌
合途中の状態を示す断面図である。
【図12】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌
合後の状態を示す断面図である。
【図13】従来例のロック突起とロック孔との嵌合、及
び嵌合ガタを説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 光プラグ(一方の光コネクタ) 2 レセプタクル(他方の光コネクタ) 3 嵌合状態検知部材 4 光ファイバ 5 光素子モジュール 6 ハウジング(一方側ハウジング) 7 フェルール 8 フェルール収容室 9 ロッキングアーム 10 フード部 11 フェルール保持部 12 凹部 13 第一保持部 14 挿入口 15 係止突起 16 第二保持部 17 段部 18 凸部 19 保護壁 20 保護バー 21 突起 22 嵌合部 23、24 開口部 25 嵌合ガタ吸収部 26 小径部 27 大径部 28 フランジ部 29 ハウジング(他方側ハウジング) 30 格納室 31 キャップ 32、33 取り付け部 34 嵌合部 35 ロッキングアーム収容部 36 キャップ嵌合部 37 受承筒 38 ロック部 39 係合部 40 先端部 41 段差 42 モールド部 43 リード端子 44 本体部 45 押圧突起 46 保護壁部 47 係合突起 48 本体部 49 操作部 50 嵌合検知部 51 ロッキングアーム押し上げ部 52 仮係止部 53 本係止部 54 係止部 55 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のあるロッキングアームを形成し
    た一方側ハウジングを有する一方の光コネクタと、 前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方
    側ハウジングを有する他方の光コネクタと、 前記一方の光コネクタの前記一方側ハウジング及び前記
    ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の光コネク
    タと前記他方の光コネクタとの嵌合状態を検知する嵌合
    状態検知部材と、 を備えるとともに、 前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合
    部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを
    吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、 且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記
    嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上
    げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロ
    ッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴とする
    光コネクタの嵌合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光コネクタの嵌合構造
    において、 前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいず
    れか一方に形成されるフェルール収容室に、該フェルー
    ル収容室に収容されるフェルールの抜けを防止する係止
    突起を形成するとともに、 前記フェルールを前記一方側ハウジング又は前記他方側
    ハウジングのいずれか他方に対する突き当て部材とし、 さらには、前記フェルールを前記係止突起と前記一方側
    ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方と
    で挟み込んだ状態で前記ロック部と前記嵌合部との完全
    嵌合がなされるように前記一方の光コネクタ及び前記他
    方の光コネクタを形成したことを特徴とする光コネクタ
    の嵌合構造。
  3. 【請求項3】 一方の光コネクタの一方側ハウジング又
    は他方の光コネクタの他方側ハウジングのいずれか一方
    に形成されるフェルール収容室に、該フェルール収容室
    に収容されるフェルールの抜けを防止する係止突起を形
    成するとともに、 前記フェルールを前記一方側ハウジング又は前記他方側
    ハウジングのいずれか他方に対する突き当て部材とし、 さらには、前記フェルールを前記係止突起と前記一方側
    ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方と
    で挟み込んだ状態で前記一方の光コネクタ及び前記他方
    の光コネクタの完全嵌合がなされるようにこれらを形成
    したことを特徴とする光コネクタの嵌合構造。
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