JP2002181565A - 携帯端末 - Google Patents

携帯端末

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JP2002181565A
JP2002181565A JP2000383513A JP2000383513A JP2002181565A JP 2002181565 A JP2002181565 A JP 2002181565A JP 2000383513 A JP2000383513 A JP 2000383513A JP 2000383513 A JP2000383513 A JP 2000383513A JP 2002181565 A JP2002181565 A JP 2002181565A
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Shigeru Imura
滋 井村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末が単に地図情報を携帯端末に表示す
るのみでなく、交通手段および交通事故等を考慮して、
目的地までの最適経路探索結果を表示する携帯端末を提
供する。 【解決手段】 基地局と音声以外のデータ通信を行う手
段を有し、かつGPS(Global Positioning System)
を搭載した携帯端末において、携帯端末の現在位置をG
PSで測定した位置情報並びに携帯端末から入力された
経路探索条件および表示カテゴリを交通情報センタに送
出する手段と、交通情報センタで算出された地図情報お
よび経路情報を受信して携帯端末のディスプレイ上に表
示する手段とを備えるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は最適経路を探索して
表示する携帯端末に関するものであり、より詳細には携
帯端末が単に地図情報を携帯端末に表示するのみでな
く、交通手段および交通事故等を考慮して、目的地まで
の最適経路探索結果を表示する携帯端末に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】昨今、携帯端末、特にディジタルセルラ
端末において、GPS(Global Positioning System)
を搭載する例が見られるようになった。これによって、
携帯端末ユーザに自分の位置を知らせると共に、交通情
報または必要な地域情報を地図上に示してより詳細なサ
ービスを提供することができるようになった。しかし、
GSMと呼ばれる欧州ディジタルセルラシステムは、事
実上、世界標準であり、このようなシステムでGPS搭
載の携帯端末を利用する場合、基本になる地図情報に膨
大なデータ量を必要とし、携帯端末にそれらの情報をあ
らかじめ記憶させるには、それ相応のメモリまたは外部
記憶媒体が不可欠となる。しかしながら、このことは価
格上昇や大きさの増大等ユーザに不利益を生じる要因の
1つとなっている。このような外部記憶媒体の不都合を
避けるために携帯端末の中に通信用モデムを設置し、こ
の通信用モデムを用いて電話回線を介してネットワーク
基地局に保管された地図データをダウンロードする携帯
端末がすでに開示されている(特開平10−24664
1)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯端末においては、その携帯端末ユーザ
は、単にその携帯端末の画面上で地図データを見るだけ
であり、たとえば、電車などで移動中に事故等に遭遇し
た場合に、目的地へ経路変更をすることは難しく、特
に、初めて訪れた地域であった場合には、迂回路を探索
する手段が具備されていないために、目的地へ時間どお
りに到着できないなど、突発的な事故等への対処ができ
なかった。
【0004】さらに、携帯端末ユーザは、たとえば、海
外旅行などで初めての場所に行く場合、多くは旅行案内
の小冊子などで現地の情報を得るが、実際に初めての場
所に行った場合に多く経験するのは、参考にする地図の
どこに自分がいるかが不明であることや、目的地は判っ
ているがそこまで到達する経路が判らない等の不便があ
ることである。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、携帯端末が単に地図情
報を携帯端末に表示するのみでなく、交通手段および交
通事故等を考慮して、目的地までの最適経路探索結果を
表示する携帯端末を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、基地局と音声以外のデータ通信を行う手
段を有し、かつGPSを搭載した携帯端末において、携
帯端末の現在位置をGPSで測定した位置情報並びに携
帯端末から入力された経路探索条件および表示カテゴリ
を交通情報センタに送出する手段と、前記交通情報セン
タで算出された地図情報および経路情報を受信して携帯
端末のディスプレイ上に表示する手段とを備えるように
構成される。
【0007】また、本発明は、前記送出手段がさらに経
路探索条件設定手段を有し、この経路探索条件設定手段
は、最短距離経路探索か最短時間経路探索かを判断する
判断手段と、前記判断結果が最短距離経路探索の場合に
は、ユーザが選択した交通手段情報に基づいて最適経路
を算出するよう要求する手段と、前記判断結果が最短時
間経路探索の場合には、交通事故情報およびユーザが選
択した交通手段情報に基づいて最適経路を算出するよう
要求する手段とを備えるように構成される。
【0008】さらに、本発明は、前記のユーザが選択し
た交通手段情報に基づいて最適経路を算出するよう要求
する手段が、車、電車、バス路線、徒歩等の交通手段情
報に基づいて最適の経路を算出するよう要求するための
手段を備えるように構成される。
【0009】さらに、本発明は、前記の交通事故情報に
基づいて最適経路を算出するよう要求する手段が、ユー
ザによって入力された交通事故発生情報に基づいて最適
の経路を算出するよう要求するための手段を備えるよう
に構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
一実施の形態のGPS付き携帯端末と網の一般的概念を
示す図である。図1において、たとえば、携帯電話機1
03から携帯電話機104へ発呼する場合、ユーザは相
手の電話番号を携帯電話機103に入力してダイヤル発
信が行われる。この発信は携帯電話機103が有する内
部のソフトウェアで自動的に行うことも可能である。携
帯電話機103は無線インタフェース105を通じて携
帯電話基地局101に接続が行われる。携帯電話基地局
101はディジタルインタフェース106(通常はID
SNなど)で携帯電話基地局102に接続されており、
携帯電話機104は無線インタフェース107で携帯電
話基地局102に接続されているので、最終的に携帯電
話機103は携帯電話機104と接続され通話可能とな
る。
【0011】一方、有線電話機115と、携帯電話機1
03または携帯電話機104との接続は、有線電話機1
15が有線インタフェース116を介してPSTN局
(公衆電話局)108と接続され、このPSTN局10
8がディジタルインタフェース106を介して携帯電話
基地局101または携帯電話基地局102に接続される
ことによってなされる。またインターネットのサービス
プロバイダ109は、ディジタルインタフェース110
を介して携帯電話基地局101に接続され、携帯電話基
地局101が無線インタフェース105を介して携帯電
話機103に接続される。これによって、サービスプロ
バイダ109は、契約内容にしたがって、サービスを携
帯電話機103に供給する。このサービスの例として
は、たとえば、データをアップデートするためのダウン
ロードやその他情報の提供等がある。また、交通情報等
は、ディジタルインタフェース106に接続されている
交通情報センタ114から、たとえば、サービスプロバ
イダ109または携帯電話基地局101等に送られ、ユ
ーザは、無線インタフェース105を介して携帯電話機
103でその交通情報等を得ることが可能となる。な
お、交通情報センタ114かはディジタルインタフェー
ス106を介して携帯電話基地局に接続されるように表
示されているが、この交通情報センタ114はどこに設
置してもよく、たとえば、携帯電話基地局の中に設置し
てもよい。
【0012】一方、携帯端末は、複数のGPS衛星から
GPS信号を受け取り、自分のいる位置を算出する。こ
の例では、GPS衛星は3つを使用し、GPS衛星11
1、112および113として描いてある。これらGP
S衛星111、112および113から送られてくるデ
ータを基に、携帯電話機103に搭載されているナビ装
置または携帯電話機104に搭載されているナビ装置が
自己の位置を決定し、それぞれの携帯電話機のディスプ
レイの地図情報上に位置表示が行われる。位置表示の
際、工事情報や渋滞情報などの交通情報データは、一般
には、たとえば、FM多重局から送る方法があるが、そ
の他の交通情報を送るメディアとしてはFM多重局のほ
かに、現在では、光ビーコン、または電波ビーコンも設
置されている。
【0013】図2は、一般的なディジタルセルラ携帯電
話機のブロックを説明する図である。アンテナ201か
ら入力された受信信号は、セレクタ202で受信RF部
203へ導かれる。ここでは、受信信号を適正なレベル
にするために必要な帯域制限および自動ゲイン制御等の
処理が施される。次に、所望の受信周波数を一定の周波
数に変換するために、周波数が制御された局発部211
からの信号と受信RF部203の出力を混合するミキサ
204に進む。この出力は受信IF部205へ入力さ
れ、そこでA/D変換され、一定のビットレートを持つ
IQディジタルデータとなる。このIQディジタルデー
タは受信復調部206で、フェージングなどの影響除去
や、受信した信号の種類判別、デ・インタリーブ、エラ
ー訂正を行い適切な復号がなされ、音声データと通信デ
ータに分離される。
【0014】音声データは通常圧縮され受信したバース
ト毎のブロックで送られてくるため、音声復号部207
で伸張され、デコードされ、音声のサンプリングレート
に従ってD/A変換される。この後、D/A変換された
アナログ信号はスピーカアンプ208で電力増幅されス
ピーカ209に至って放音される。
【0015】一方、通信データはやはり受信復調部20
6で分離され通信データ復号部210で最終的な原デー
タに戻される。この受信データはCPUバス225を経
由してI/O220からデータI/F220cを介して
外部装置に送られる。
【0016】これに対して送信側は、音声がマイク21
8を通じてアナログ音声信号に変えられる。マイク21
8の出力は小さいのでマイクアンプ217で必要な電圧
まで増幅される。増幅された音声信号は音声符号化部2
16で適当なサンプリングレートでまずA/D変換され
ディジタル化される。これをエンコードし圧縮し、RF
におけるバースト信号にあったブロックにまとめられ
る。
【0017】一方、I/O220のデータI/F220
cから入力されたディジタルデータは通信データ符号化
部219で適当なブロックにまとめられる。音声符号化
部216と通信データ符号化部219からのデータは送
信変調部215でまとめられ一定のデータレートを持つ
IQディジタルデータにされる。この信号は送信IF部
214でD/A変換されアナログ変調信号に変換された
後、所望の送信周波数に変換するために、局発部211
からの変換用信号とミキサ213で混合される。所望の
周波数に変換された信号は必要な送信電力にするために
送信RF部212で電力増幅されセレクタ202を経由
してアンテナ201から放射される。
【0018】読出し専用メモリのROM221は中央処
理装置CPU224が実行するプログラムをあらかじめ
記憶し、または表示用のフォントデータ等を記憶する。
また随時書き込み読出しメモリのRAM222は中央処
理装置CPU224がプログラム実行中、必要に応じて
計算途中のデータなどを記憶させ、または送受信部間で
データ移動をする際に一度記憶させるような場合に利用
される。電気的消去可能なメモリのEEPROM223
は携帯電話機の電源がオフされても、たとえば、直前の
設定条件などを記憶しておき、次の電源オン時に同じ設
定にするような使用方法をする場合に、それらの設定パ
ラメータを記憶しておくことにより、ユーザに対して利
便性を提供する。
【0019】計時用のRTC226は年月日および時刻
データを提供する部分で、たとえば、データ等のタイム
スタンプ、携帯電話機の時計表示、アラーム等に利用さ
れる。外部装置とのインタフェースであるI/O220
は、ここではディスプレイ220a、キーボード220
b、データI/F220c等とインタフェースを取る。
また、外部メモリI/F220dは、たとえば、メモリ
スチックからのデータを本体で利用する場合や、図1デ
ィジタルセルラシステム概念図に示されるサービスプロ
バイダ109からデータをダウンロードする場合、また
は地図表示に使用するデータを一時的に記憶させる場合
に使用されるインタフェース(I/F)である。
【0020】一方、アンテナ227はGPS衛星11
1、112および113からの電波を受信し、受信機2
28で適当なレートのディジタル信号に変換された後、
コーデック229において連立多元方程式を解き、ユー
ザのいる位置の絶対座標X、Yを算出する。これらの座
標はCPUバス225を通じて中央処理装置CPU22
4が随時書き込み読出しメモリのRAM222に書きこ
み、後の地図情報表示処理時の利用に供することにな
る。
【0021】図3は、携帯端末に表示される地図表示情
報の一例を示す図である。図3を用いて、携帯端末にサ
ービスプロバイダ109または携帯電話基地局101か
ら必要な地図情報を得るための処理について説明する。
まず、ユーザが画面上に表示したい地図の中心座標は、
表示中心のX軸と表示中心のY軸上にある中心座標(X
0、Y0)で示される。この座標系は全世界で1つの点
を特定できる絶対座標系、たとえば、緯度、経度の基づ
くものであり、1つ座標を選べば他にはこれと同じ座標
をもつ地域は存在しないようにすることができる。この
座標は、たとえば、携帯電話機103がGPS衛星11
1、112および113からの電波を受信し決定するこ
とができる。または通信相手から座標データを送信して
もらいそれを基に表示中心座標を決めることもできる
が、ここでは前者を用いて説明する。
【0022】希望する表示中心座標(X0、Y0)が決
定された場合には、ユーザは自分の所望する表示範囲3
06を決定するが、最初は、たとえば、携帯電話機10
3には地図が表示されていないので、あらかじめ設定し
てあるデフォルトの表示範囲を表示しても良い。いずれ
にしても地図の表示範囲はX座標が(X1)およびY座
標が(Y1)で決定される。ここでは地図情報を得る時
に交換するパラメータを少なくするために、表示範囲を
決めるパラメータはこの2つにしている。
【0023】この方法では、中心座標(X0、Y0)に
対して左右線対称、または上下線対称の領域が表示でき
る。このことは、たとえば、携帯電話機103のディス
プレイが長方形であった場合、中心座標(X0、Y0)
からのX軸、Y軸からの距離を変えることで長方形表示
を達成できる。これは次の2つの式(1)および式
(2)で示される。表示範囲が正方形の場合、 X1−X0=Y1−Y0 (1) 表示範囲が長方形の場合、 X1−X0≠Y1−Y0 (2) 従って、ディスプレイの長辺と短辺が異なるような形状
に合わせた表示範囲を設定することが可能になる。
【0024】また、地図情報を頻繁に受信する手間を省
くために、たとえば、ディスプレイ300で示される地
図をあらかじめ受信しておき、携帯電話機103のディ
スプレイにはその地図の一部を拡大して表示範囲306
を表示することも可能である。また表示範囲306が示
す地域の地図情報は表示範囲の広さに応じて情報を間引
きして表示し、地図情報過多となって見にくい表示にな
るのを防ぐことも可能である。この場合、ユーザが選択
した地図情報上の表示は消去しないようにすることもで
きる。
【0025】図4は、実際に座標データを得る時に、た
とえば、携帯電話基地局101またはサービスプロバイ
ダ109と携帯電話機103の間で送受されるデータブ
ロックのコーディングの一例を示す図である。ここでは
交換される一群のデータを座標ブロック400という単
位で示している。この座標ブロック400は、次のよう
に構成される。画面情報401は後に説明する図5の座
標コーディング例で示されが、画面情報401に続いて
送受される一連のデータの内容を示し、2バイトで構成
される。画面情報401に続いてX座標データ402が
くる。これは8バイトで地球上の経度に対する絶対座標
を示す。同様にY座標データ403は8バイトで構成さ
れ地球上の緯度に対する絶対座標を示す。最後のチェッ
クサム404は画面情報401の最初のバイトからX座
標データ403の最後のバイトまでの各ビット毎のモジ
ュロ和であり、転送時の誤り検出に使用する。
【0026】図5は、座標ブロック400で送受される
画面情報401のアドレス先のデータ内容を示す図であ
る。この画面座標は、たとえば、中心座標501、表示
範囲502、ランドマーク座標503、ノード座標、R
FU505等を含む。中心座標501は図3の地図表示
情報で示される中心座標(X0、Y0)の座標であり、
表示範囲502は図3の地図表示情報で示される表示範
囲であり、さらにランドマーク座標503は図3の地図
表示情報で示される駅、バス停、建物等を示す情報であ
る。この中心座標501は、たとえば、中心座標501
の詳細内容として示されるカテゴリコード501aとア
イテムコード501bで特定される。表示範囲502お
よびランドマーク座標503についても同様である。ノ
ード座標は、たとえば、道路などを描画する場合に使用
される座標であり、データとして幾つかの座標点を有
し、それらを直線で結ぶことにより道路などの描画が実
現できる。このノード座標504は直線で結ぶ必要があ
るためにこの内容はカテゴリコード504aとリンクコ
ード504bからなっている。RFU505は将来新た
に必要になる座標用に予備的に幾つか用意してあるもの
で、実際には、たとえば、16進表示(Hex)のFF
FFで満たしておき、この座標が送られてきた場合には
そのデータを無視するような処理が行われる。
【0027】図6は、本実施の形態1の地図情報表示処
理フローチャートである。図6を用いて、実施の形態1
の地図情報表示処理におけるユーザの現在位置を示す処
理について説明する。その前提として、この処理はユー
ザが自分のいる現在位置を表示させたい場合、メニュー
からまたは位置要求ボタン等で起動されるものとする。
【0028】図6において、まず、プログラムが、メニ
ューからまたは位置要求ボタン等で起動されると、スタ
ート処理ステップS601がコールされ、地図情報表示
が最初の要求なのか2回目以降の要求かの判断が第1回
表示判断ステップS602で行われる。この第1回表示
判断ステップS602は地図情報が既に得られているか
否かを決めるために必要である。ここで第1回目と判断
された場合には、ユーザ位置表示判断ステップS614
が実行される。ユーザ位置表示判断ステップS614で
は、ユーザ自身の現在の位置を表示させたいのか、また
は別の位置を表示させたいのかを決定するために行う。
ここでユーザ自身の位置を表示させる場合には、表示中
心座標をユーザ位置座標に設定する処理ステップS61
5が実行される。ユーザ位置座標は、たとえば、GPS
等の位置決定装置からのデータを利用する。
【0029】ユーザ位置表示判断ステップS614でユ
ーザの現在位置と異なる位置を表示させたい場合は、表
示中心座標設定処理ステップS617が実行される。こ
の座標の入力は、たとえば、電話番号、住所、または通
話相手から送られてきた座標データ等で行うことができ
る。ステップS615またはステップS617の後に、
表示範囲をあらかじめ設定された状態にするために、デ
フォルト表示範囲座標設定処理ステップS616が実行
される。ここまでの処理によって、図3の地図表示情報
に示される中心座標(X0、Y0)、X座標(X1)お
よびY座標(Y1)のデフォルト値が決定される。
【0030】このようにして表示すべき中心座標と表示
範囲が決定された後、地図上に表示させる情報の内容を
選択するか否かのカテゴリ選択判断ステップS608が
実行される。ここでユーザが特に表示したいカテゴリを
設定するための表示カテゴリ設定処理ステップS609
が実行される。このカテゴリは、たとえば、駅、病院、
電車線路、バス線路、道路等をディスプレイ上に表示す
るか否かを選択するものであり、ここで選択されたデー
タは図5の座標アドレスのコーディング例に示されるよ
うにコーディングされる。一方、特に表示を希望するカ
テゴリがない場合はデフォルトの設定として次の処理ス
テップS610に進む。
【0031】ここまでで表示に必要なデータが揃うので
地図表示データを受け取るための座標データおよび表示
カテゴリ情報送信処理ステップS610が実行される。
表示カテゴリ情報送信処理ステップS610において
は、データは、たとえば、携帯電話基地局101、サー
ビスプロバイダ109または交通情報センタ114等
(以降、交通情報センタ114という)に送出される。
ステップS611では、交通情報センタ114等が、携
帯端末から受領した座標データおよび表示カテゴリ情報
等に基づいて算出したディスプレイ表示に必要な地図情
報および経路探索情報等を携帯端末に送る。携帯端末で
は、地図情報受信処理ステップS612が実行され、受
信された地図情報に基づき地図情報表示処理ステップS
613が実行され、携帯端末のディスプレイ上に図3に
示すような地図情報が表示され、その後エンドステップ
S618で処理が終了する。この時受信した地図情報が
多い場合などが想定されるので、そのような場合には、
たとえば、図2の携帯電話機ブロックで示される外部メ
モリインタフェース220dを経由してメモリスチック
のような記憶媒体に記憶しても良い。
【0032】一方、第1回表示判断ステップS602
で、このステップS602の処理が2回目以降であると
された場合には、表示の設定変更を確認するための設定
変更判断ステップS603が実行される。ステップS6
03で、地図表示に関連した設定変更ではないと判断さ
れた場合には、以後の処理をスキップしてエンドステッ
プS618へ進み、処理を終了する。
【0033】また、設定変更判断ステップS603で地
図表示に関連した設定が変更されるとなされた場合に
は、最初に表示中心変更判断ステップS604が実行さ
れる。これはユーザが、表示されている範囲を超える地
図を見たいなどの要望等に対応するためである。ここで
ユーザが表示中心の変更を希望する場合には、表示中心
を移動する表示中心座標設定設定処理ステップS605
が実行される。また表示中心の変更がなければ表示中心
座標設定処理ステップS605はスキップされ、処理は
ステップS606へ移る。表示範囲変更判断ステップS
606では表示範囲の設定を変えるか否かの判断が行わ
れる。もしユーザが表示範囲の変更を希望する場合に
は、表示範囲を変更する表示範囲座標設定処理ステップ
S607が実行される。ユーザが表示範囲の変更を希望
していない場合には、この表示範囲座標設定処理ステッ
プS607がスキップされ、処理はステップS606か
らステップS608に移る。
【0034】このようにして表示する中心座標と表示範
囲が必要に応じて変更された後、ユーザが地図上に表示
させる情報の内容を選択するカテゴリ選択判断ステップ
S608が実行される。ここでユーザが特に表示したい
カテゴリがある場合には、設定するために表示カテゴリ
設定処理ステップS609が実行される。一方、特に表
示を希望するカテゴリがない場合はデフォルトの設定と
して、ステップS609はスキップされ、処理は次のス
テップS610に進む。ステップS610〜S13は上
述と同じであるので説明を省略する。
【0035】実施の形態2.図7は、実施の形態2の地
図情報・経路探索情報処理フローチャートである。実施
の形態1においては、適当な広さの地図情報をディスプ
レイ中に表示させる携帯端末について説明したが、実施
の形態2においては、実施の形態1における地図情報に
加えて経路探索情報を表示できる携帯端末について説明
する。
【0036】まず、プログラムが、メニューからまたは
位置要求ボタン等で起動されると、スタートステップS
701がコールされ、地図表示が最初の要求か2回目以
降の要求かの判断が第1回表示判断ステップS702で
行われる。この第1回表示判断は地図情報が既に得られ
ているのか否かを決めるために必要である。ここで第1
回目と判断された場合には、経路探索に必要な目標地点
をユーザが設定する目標中心座標設定処理ステップS7
14が実行される。この設定は、たとえば、電話番号、
住所等を利用して座標を決定してもよい。
【0037】次に、最初の表示中心を決める表示中心座
標=ユーザ位置座標設定処理ステップS715が実行さ
れる。このユーザ位置座標は、たとえば、GPS等の位
置決定装置からのデータを利用する。その後、表示範囲
をあらかじめ設定してある状態にするためにデフォルト
表示範囲座標設定処理ステップS716が実行される。
この表示範囲はユーザ位置座標と目標中心座標の双方が
含まれるように自動的に設定が可能である。次に、経路
探索に様々な条件をつけるために経路探索条件設定処理
ステップS717が実行される。ここでは、たとえば、
目的地まで最短距離で行くのか、最短時間で行くのか、
交通期間は何を利用するのか等の入力が要求される。た
とえば、最短時間探索で電車などを利用する場合には駅
での乗り換え時間も考慮される。ここでは、ステップS
717はサブルーチンで作られ、後述する図8または図
9にその処理の詳細が記述される。その後、交通情報セ
ンタ114に経路探索の要求を行うための経路探索要求
設定処理ステップS718が実行される。
【0038】この後、表示カテゴリを選択し、地図表示
データを受け取るための座標データ、経路探索条件およ
び表示カテゴリ情報を交通情報センタ114に送出す
る。ステップS711では、交通情報センタ114が、
携帯端末から受領した座標データおよび表示カテゴリ情
報、経路探索条件等に基づいて算出したディスプレイ表
示に必要な地図情報、経路探索情報等を携帯端末に送
る。携帯端末では、地図情報・経路情報受信処理ステッ
プS712が実行され、受信された地図情報および、経
路情報に基づき地図情報・経路情報表示処理ステップS
713が実行され、携帯端末のディスプレイ上に地図情
報および最適経路が表示され、その後サブルーチンエン
ドステップS719で処理が終了する。
【0039】図11は、ユーザが事故に遭遇した場合
に、後述するステップS717で事故発生情報を入力後
に、上記の地図情報表示処理ステップS713において
表示される最適経路表示画面の一例を示す図である。図
11において、ディスプレイ1100上の地図の中心座
標は、表示中心のX軸と表示中心のY軸上にある中心座
標(X0、Y0)で示される。ユーザの現在位置はユー
ザ座標(Xs,Ys)で示されており、この位置情報は
GPS等により得ることができる。ユーザは何時も利用
している電車路線A駅に現在歩いて向かっており、この
現在の座標位置(Xs,Ys)で電車事故の発生を知っ
たものととする。ユーザが知り得た情報に基づき事故発
生個所を携帯端末のカーソル1109を移動して地図上
で事故位置を決める。その位置は電車が停止している事
故発生位置座標(Xa,Ya)で示され、事故を表すア
イコンとして事故マーカ1110が置かれる。ユーザ
は、かかる電車路線の使用を諦め、バス路線等を代替輸
送手段として選択し、目的地までの最適経路検索を交通
情報センタ114のオペレータに要求する。交通情報セ
ンタ114から受領した最適経路情報に基づいて、ディ
スプレイ1100上には太い点線で示すような最適経路
1114が表示される。最適経路1114には、ユーザ
が利用できる近くのバス停1112および1113が含
まれている。
【0040】一方、第1回表示判断ステップS702
で、このステップS702の処理が2回目以降であると
された場合、表示中心座標設定および表示範囲設定の処
理ステップS703〜S707が実行されるが、これら
のステップは実施の形態1で述べたステップS603〜
S607と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0041】実施の形態3.図8は、図7のサブルーチ
ンステップS717における経路探索条件設定処理の詳
細フローチャートである。実施の形態2においては、経
路探索に様々な条件をつけるために経路探索条件設定処
理ステップS717が実行され、そこで設定された条件
に従って地図情報が表示される携帯端末について説明し
た。実施の形態3においては、実施の形態2で説明した
経路探索条件設定処理の一例について詳細に説明する。
この処理はユーザ側の携帯端末で種々の条件をあらかじ
め一括入力してからオペレータへ送信するような処理を
前提としている。
【0042】図7において、サブルーチンステップS7
17がコールされると、スタートステップS801が開
始される。このフローチャートにおいては、最適経路探
索が最短距離モードまたは最短時間モードのどのモード
であるかを確認するために、最短距離経路探索判断ステ
ップS802が実行される。ここで最短距離探索が選択
された場合には、最短距離経路探索要求設定処理ステッ
プS813が実行される。ここでは最短距離の経路探索
をユーザが要求しているので交通情報を利用した迂回路
等は一切考慮されずに物理的に最短距離であるルートを
求める設定が実行される。その後ユーザが車を利用して
いるか否かの車使用中判断ステップS808へ進む。
【0043】一方、最短距離経路探索判断ステップS8
02で「最短距離探索ではない」が選択された場合に
は、最短時間経路探索と判断して最短時間経路探索要求
設定処理ステップS803が実行される。最短時間経路
は車利用なら法定速度で走行した場合に最短時間で目的
地へ到着できる経路であるが、交通事情等で必ずしも法
定速度で走行できるとは限らない。そこで交通情報使用
判断ステップS804が実行される。ここで「交通情報
を使用しない」が選択された場合には、途中のステップ
をスキップして、ユーザが車を使用しているか否かの車
使用中判断ステップS808へ進む。一方、交通情報使
用判断ステップS804で「交通情報を使用する」が選
択された場合には、たとえば、交通情報センタ114に
情報を要求するための設定をする交通情報要求設定処理
ステップS805が実行される。ここでは、交通情報を
得る機関を交通情報センタ114としたが、その他の機
関が交通情報を有する場合にはそれらの機関から交通情
報を得るようにしてもよい。
【0044】次に、ユーザが遭遇している事故が前述の
交通情報センタ114に反映されていない場合が想定さ
れるので、ユーザ自身が事故情報を入力できるように、
事故遭遇入力判断ステップS806が実行される。ここ
でもしユーザが事故に遭遇していなかった場合には、ユ
ーザが車を使用しているか否かの車使用中判断ステップ
S808へ進む。一方、発生直後などの事故にユーザが
遭遇していて、この事故をこれから行う最適経路探索に
反映させたい場合には、遭遇事故データ設定処理ステッ
プS807が実行される。
【0045】図12は、図8の遭遇事故データ設定処理
ステップS807において、事故に遭遇した場合にその
情報を交通情報センタ114のオペレータに伝えるため
に入力する事故情報入力画面の一例を示す図である。図
12において、ディスプレイ1200はその全体画面を
示している。この画面上で、テキスト1201は、ユー
ザに遭遇した事故に関する情報の入力を要求している。
図11の地図表示情報中でカーソル1109を事故地点
でクリックすることにより電車路線上に事故が発生した
と自動的に判断され、テキスト1201中の「A駅付
近」および「電車路線」という文言が自動選択され、文
章中の必要な個所に挿入される。ディスプレイ1200
の下半分は事故状況を表す選択肢で構成されている。選
択肢1は当該電車路線の上り線不通、選択肢2は当該電
車路線の下り線不通、選択肢3は当該電車路線の上下線
不通、そして選択肢4は当該電車路線の詳細不明をそれ
ぞれ表示している。ここでは、ユーザが選択肢3の上下
線不通を選択したことを示している。実際の選択操作
は、たとえば、ジョグダイヤルの回転で選択肢のどれか
に移動してジョグダイヤルプッシュで決定となる。前の
画面に戻るにはクリアキーを押すとかジョグダイヤルの
背面方向へのプッシュ操作などがある。
【0046】図13は、図8の遭遇事故データ設定処理
ステップS807において、事故に遭遇した場合にその
情報を交通情報センタ114のオペレータに伝えるため
に入力する他の事故情報入力画面である。図13におい
て、ディスプレイ1300には、遭遇した事故に関する
情報入力を促すテキスト1301が表示されている。こ
の時、図11に示す地図表示情報の中のカーソル110
9を交通事故があった道路上に移動し(図示されていな
い)クリックすると、その地点で交通事故が発生したと
判断され、テキスト1301で示すように、「品川区1
丁目2番地」および「交通事故」という文言が自動選択
され、文章中の必要な個所に挿入される。ディスプレイ
1300の下半分は事故状況を表す選択肢で構成されて
いる。選択肢1は当該道路が全車線通行止め、選択肢2
は片側車線交互通行、選択肢3は通行可能、そして選択
肢4は詳細不明をそれぞれ表示している。ここでは、ユ
ーザが選択肢1の全車線通行止めを選択したことを示し
ている。実際の選択操作は、たとえば、ジョグダイヤル
の回転で選択肢のどれかに移動してジョグダイヤルプッ
シュで決定となる。前の画面に戻るにはクリアキーを押
すとかジョグダイヤルの背面方向へのプッシュ操作など
がある。
【0047】その後ユーザが現在車を使用中であるか否
かの車使用中判断ステップS808に進む。ステップS
808において、もしユーザが車を使用中である場合に
は、選択肢としては道路以外の交通手段、たとえば、バ
スや電車は考慮しなくても良いので、最適経路道路地図
表示要求設定処理ステップS814を実行してから、サ
ブルーチンエンドステップS817に進む。一方、ユー
ザが車を使用していないと判断された場合には、ユーザ
が使用したい交通を選択するための交通手段選択処理ス
テップS809が実行される。交通手段選択処理ステッ
プS809の一例を図14に示す。
【0048】図14は、図8のステップS809の交通
手段選択画面の一例を示す図であり、この画面を使用し
て、ユーザは現在の交通手段を交通情報センタ114の
オペレータに知らせる。テキスト1401は、ディスプ
レイ1400の上半分で現在使用中の交通手段の入力を
促している。下半分で選択肢1は電車路線、選択肢2は
バス路線、選択肢3はフェリー、選択肢4は自家用車、
そして選択肢5は徒歩をそれぞれ示している。ここで
は、ユーザが現在徒歩であるとして選択肢5を選択した
ことを例として示している。これらの情報は、交通情報
センタにおいて、最適経路を計算する時に使用される。
【0049】その後、最適経路を表示する時のモードを
選択するための自動表示切り換え判断ステップS810
が実行される。この選択は最適経路地図を表示させる
か、たとえば、利用路線および乗換駅等だけを表示させ
る簡略表示(図15参照)か、または両方を組み合わせ
て、たとえば、乗換駅付近では簡略表示の路線案内図を
自動切り換えにするか否かを選択する。ここで自動切り
換えを選択した場合には、最適経路自動表示要求設定処
理ステップS815を実行し、サブルーチンエンドステ
ップS817に進む。
【0050】図15は、最適経路検索の結果として地図
表示に、さらに乗換駅と利用路線等だけを連続的に表示
させる簡略表示画面の一例を示す図である。ユーザの現
在位置は常にわかっているので、ユーザが、ディスプレ
イ1500の簡略経路1501部で示されるB線に乗車
しているとすると、C駅に近づいたら自動的にテキスト
1501で示される文言が表示され、合わせてビープ音
またはバイブレータ等を使用してユーザに注意を促す。
ここでは表示していないが、乗換駅間の乗車料金、所要
時間等も併せて表示することも可能である。また、始め
に図11の地図表示情報の表示を行い、C駅に近づいて
きたら自動的に図15の簡略f表示画面に切り換えるこ
ともできる。
【0051】一方、自動表示切り換えをユーザが望まな
い場合にはどちらの表示をさせるか地図表示設定判断ス
テップS811が実行される。ここで地図表示を選択し
なかった場合には、最適経路簡略表示要求設定処理ステ
ップS816を実行し、サブルーチンエンドステップS
817に進む。一方、地図表示をユーザが選択した場合
には、最適経路地図表示要求設定処理ステップS812
を実行し、サブルーチンエンドステップS817に進
む。
【0052】実施の形態4.図9は、図7のサブルーチ
ンステップS717の他の地図情報・経路探索情報処理
フローチャートである。この処理はユーザ側の携帯端末
とオペレータ間で設定内容をそのたび毎に入力して送受
信するような処理手段を前提としている。図9におい
て、まず、サブルーチンコールとしてスタートステップ
S901がコールされ、最適経路探索がどのモードであ
るかを確認するために、最短距離経路探索判断ステップ
S902が実行される。「最短距離探索」が選択された
なら、最短距離経路探索要求設定処理ステップS916
が実行される。最短距離の経路探索では、交通情報を利
用した迂回路等は一切考慮されずに物理的に最短距離で
あるルートを求める設定が実行される。その後ユーザが
車を利用しているか否かの車使用中判断ステップS91
1へ進む。
【0053】一方、最短距離経路探索判断ステップS9
02で「最短距離探索ではない」が選択されたなら、最
短時間経路探索と判断して最短時間経路探索要求設定処
理ステップS903が実行される。最短時間経路は車利
用なら法定速度で走行した場合に最短時間で目的地へ到
着できる経路であるが、交通事情等で必ずしも法定速度
で走行できるとは限らない。そこで交通情報使用判断ス
テップS904が実行される。ここで、「交通情報を使
用しない」と選択された場合には、ユーザが車を使用し
ているか否かの車使用中判断ステップS911へ進む。
一方、交通情報使用判断ステップS904で「交通情報
を使用する」が選択された場合には、たとえば、交通情
報センタ、電車路線情報などとオンラインで結ばれた情
報を使用するための交通情報要求設定処理ステップS9
05が実行される。次に、ユーザが遭遇している事故が
前述の交通情報センタに反映されていない場合が想定さ
れるので、ユーザ自身が事故情報を入力できるように、
事故遭遇入力判断ステップS906が実行される。ここ
で、もしユーザが事故に遭遇していなかった場合には、
ユーザが車を使用しているか否かの車使用中判断ステッ
プS911へ進む。
【0054】一方、ユーザが事故発生直後の状態に遭遇
していて、この事故発生をこれから行う最適経路探索に
反映させたい場合には、ユーザがいる場所で遭遇した事
故地点の入力を簡単に行うために、近傍地図情報要求送
信処理ステップS907が実行される。ユーザの位置
は、たとえば、携帯端末に内蔵されているGPS等によ
り知り得るのでその位置座標をデータとして交通情報セ
ンタ114のオペレータに送ることになる。その要求に
答え、オペレータから送られてきた近傍地図を表示させ
る受信近傍地図表示処理ステップS908が実行され
る。その後、携帯端末に表示された地図上でカーソル等
を移動させ事故発生地点を特定する事故発生マーカ設定
処理ステップS909が実行される。これの表示例は図
11で既に説明したのでここでは説明を省略する。
【0055】また、位置情報以外には、たとえば、図1
2の電車事故情報入力画面、または図13の道路事故情
報入力画面で示されるような内容が交通情報センタのオ
ペレータに送られる。マーカを画面上の事故位置に重ね
ることで事故発生地点の座標を得ることができるので、
最適経路探索が実行される際にユーザが希望した遭遇事
故情報に基づく探索が実行されるために、オペレータに
事故位置データを送る遭遇事故情報送信処理ステップS
910が実行される。その後ユーザが現在車を使用中で
あるか否かの車使用中判断ステップS911に進む。
【0056】もし、ユーザが車を使用中である場合に
は、選択肢としては道路以外の交通手段、たとえば、バ
スや電車は考慮しなくても良いので、最適経路道路地図
表示要求設定処理ステップS917を行ってから、サブ
ルーチンエンドステップS921に進む。一方、ユーザ
が車を使用していない判断された場合には、ユーザの位
置する近傍で利用可能な交通を選択するためにオペレー
タから情報を入手する近傍交通手段候補要求送信処理ス
テップS912が実行される。オペレータから送られて
きた情報に基づき受信交通手段候補選択設定処理ステッ
プS913が実行される。この時の携帯端末表示として
は、上述の図14に示す交通手段選択画面が用いられる
ので詳細な説明を省略する。その後、最適経路を表示す
る時のモードを選択するための自動表示切り換え判断ス
テップS914が実行される。
【0057】この選択は最適経路地図を表示させるか、
たとえば、利用路線および乗換駅等だけを表示させる簡
略表示か、または両方を組み合わせて、たとえば、乗換
駅付近では簡略表示の路線案内図を自動切り換えにする
かを選択する。ここで自動切り換えを選択した場合に
は、最適経路自動表示要求設定処理ステップS915を
行い、サブルーチンエンドステップS921に進む。一
方、自動表示切り換えをユーザが望まない場合にはどち
らの表示をさせるか地図表示設定判断ステップS918
が実行される。ここで地図表示を選択しなかった場合に
は、最適経路簡略表示要求設定処理ステップS919を
実行し、サブルーチンエンドステップS921に進む。
一方、地図表示をユーザが選択した場合には、最適経路
地図表示要求設定処理920を行いサブルーチンエンド
ステップS921に進む。
【0058】実施の形態5.図10は、図7のステップ
S711に示される交通情報センタ等の情報提供側にお
ける詳細処理フローチャートの一例を示す図である。図
7において、サブルーチンステップS711がコールさ
れると、サブルーチンステップS1001が起動され、
ユーザの要求が経路探索かどうかを判断する経路探索要
求判断ステップS1002が実行される。もし経路探索
が要求されていない場合には、通常の地図表示要求と判
断して、要求カテゴリデータ設定処理ステップS101
4へ進む。一方、経路探索であると判断された場合に
は、探索モードが何であるかを決めるために最短距離経
路探索判断ステップS1003が実行される。ここで最
短距離経路探索が選択されれば、交通事情を考慮しない
物理的な最短距離の経路探索であると判断し、最短距離
経路探索処理ステップS1016が実行される。その
後、探索結果をユーザに送り返すための最適経路表示デ
ータ送信処理ステップS1013が実行される。
【0059】一方、ステップS1003で、最短距離経
路検索でないと判断された場合には、最短時間経路探索
であるとし、ユーザが交通情報の使用を希望しているか
否かの判断を交通情報使用判断ステップS1004で行
う。もし交通情報を使用しない最短時間経路探索である
場合には、交通情報不使用最短時間経路探索処理ステッ
プS1017を実行し、その結果をユーザに送り返すた
めに最適経路表示データ送信処理ステップS1013が
実行される。
【0060】一方、交通情報を使用する場合には、たと
えば、交通情報センタなどとオンラインで結ばれた情報
を最新のものにするために交通情報更新処理ステップS
1005が実行される。次に、ユーザからのデータに基
づいて、ユーザが現在事故に遭遇しているか否かの判断
を事故遭遇中判断ステップS1006で行う。もしユー
ザが事故に遭遇していない場合には、一般的な交通情報
を使用した交通情報使用最短時間経路探索処理ステップ
S1011に進む。一方、ユーザが事故に遭遇しており
その情報を送ってきた場合には、ユーザが位置する地図
を送る指定近傍地図送信処理ステップS1007が実行
される。その後、ユーザが設定した事故情報を受信した
後、遭遇事故情報受信処理ステップS1008が実行さ
れる。その後ユーザから受信した遭遇事故情報が他のユ
ーザからも送られてきた情報かを確認する当該情報複数
判断ステップS1009が実行される。これは複数のユ
ーザから同じ事故に関する情報がきた場合に、他のユー
ザから同じ事故に関する情報を受信してもその内容を入
力せずに済むように利便性を図ったものである。
【0061】ここで、複数の情報として判断する場合、
当該情報が2件とか特定の件数を設定するのではなく統
計上信頼性が得られると判断できる件数に設定してもよ
い。ここで複数報告されている場合には、これを他のユ
ーザに適用するために一般情報設定処理ステップS10
18を実行し、次の交通情報使用最短時間経路探索処理
ステップS1011に進む。一方、複数の当該情報が無
い場合には当該ユーザのみが使用すると判断して個別情
報設定処理ステップS1010を実行し、次の交通情報
使用最短時間経路探索処理ステップS1011に進む。
この交通情報使用最短時間経路探索処理ステップS10
11はユーザが指定した交通手段情報を利用して計算さ
れる。この結果に基づき最適経路簡略表示データ送信処
理ステップS1012を行い、ユーザが実際利用しても
しなくても送られる。
【0062】その後、最適経路計算結果に基づき最適経
路表示データ送信処理ステップS1013が実行され最
適経路の地図情報がユーザに提供される。それに続いて
一般的な地図を表示する上でのユーザからの要求に基づ
いた要求カテゴリデータ設定処理ステップS1014が
実行され、それを要求地図データ送信処理ステップS1
015でユーザに送られ全ての処理がエンドステップS
1019で終了する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GPSを搭載した携帯端末において、全世界のディジタ
ル地図情報を経路情報を基地局を介して交通情報センタ
から取得するので、これ等を収納するための膨大なメモ
リ、または外部記憶装置などを必要としないことに加
え、さらに、経路探索条件を交通情報センタに送出し、
そこかで算出された地図情報および経路情報を受信して
携帯端末のディスプレイ上に表示するので、ユーザは携
帯端末上の表示に従って目的の場所まで容易にたどり着
くことができる。
【0064】また、本発明は、経路探索条件設定手段を
有するので、ユーザが選択した情報に従って、ユーザが
欲しい経路情報のみをディスプレイ上に表示できる利点
ある。
【0065】さらに、本発明は、ユーザが選択した交通
手段情報に基づいて最適経路を算出するので、ユーザが
利用する車、電車、バス路線、徒歩等の交通手段情報に
基づいた最適の経路を算出することができる。
【0066】さらに、本発明は、交通事故発生情報に基
づいて最適の経路を算出するので、さらなる最適経路を
算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のGPS付き携帯端末
と網の一般的概念を示す図である。
【図2】 一般的なディジタルセルラ携帯電話機のブロ
ックを説明する図である。
【図3】 携帯端末に表示される地図表示情報の一例を
示す図である。
【図4】 データブロックのコーディングの一例を示す
図である。
【図5】 座標ブロックで送受される座標のデータ内容
を示す図である。
【図6】 本実施の形態1の地図情報表示処理フローチ
ャートである。
【図7】 本実施の形態2の地図情報・経路探索情報処
理フローチャートである。
【図8】 本実施の形態3の地図情報・経路探索情報処
理フローチャートである。
【図9】 本実施の形態4の他の地図情報・経路探索情
報処理フローチャートである。
【図10】 本実施の形態5の交通情報センタにおける
処理フローチャートの一例を示す図である。
【図11】 ユーザが事故に遭遇した場合の事故発生位
置等を入力後に最適経路を表示した画面の一例を示す図
である。
【図12】 事故に遭遇した場合にその情報を交通情報
センタに伝送するための入力する事故情報入力画面の一
例を示す図である。
【図13】 事故に遭遇した場合にその情報を交通情報
センタに伝送するための入力する他の事故情報入力画面
の一例を示す図である。
【図14】 ユーザが使用している現在の交通手段を交
通情報センタに知らせるための交通手段選択画面の一例
を示す図である。
【図15】 最適経路検索の結果として地図表示に、さ
らに乗換駅と利用路線等だけを連続的に表示させる簡略
表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
103,104…携帯電話機、109…サービスプロバ
イダ、114…交通情報センタ、111,112,11
3…GPS衛星、1100,1200,1300,14
00,1500…ディスプレイ、1106…表示範囲、
1110…事故マーカ、1109…カーソル、1114
…最適経路、(X0、Y0)…ディスプレイ中心座標、
(Xa、Ya)…事故発生位置座標、(Xs、Ys)…
ユーザ座標
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 109M Fターム(参考) 2C032 HB22 HB23 HB24 HB25 HC11 HC28 HC30 HC31 HD03 HD07 HD13 HD16 HD23 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 AC18 5H180 AA21 BB02 BB04 BB05 BB12 BB15 EE18 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 5K067 AA34 BB04 BB21 EE00 EE02 EE07 EE10 FF02 FF23 HH22 HH23 KK15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と音声以外のデータ通信を行う手
    段を有し、かつGPS(Global Positioning System)
    を搭載した携帯端末において、 携帯端末の現在位置をGPSで測定した位置情報並びに
    携帯端末から入力された経路探索条件および表示カテゴ
    リを交通情報センタに送出する手段と、 前記交通情報センタで算出された地図情報および経路情
    報を受信して携帯端末のディスプレイ上に表示する手段
    とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 【請求項2】 前記送出手段は、さらに経路探索条件設
    定手段を有し、 この経路探索条件設定手段は、 最短距離経路探索か最短時間経路探索かを判断する判断
    手段と、 前記判断結果が最短距離経路探索の場合には、ユーザが
    選択した交通手段情報に基づいて最適経路を算出するよ
    う要求する手段と、 前記判断結果が最短時間経路探索の場合には、交通事故
    情報およびユーザが選択した交通手段情報情報に基づい
    て最適経路を算出するよう要求する手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 【請求項3】 前記のユーザが選択した交通手段情報に
    基づいて最適経路を算出するよう要求する手段は、車、
    電車、バス路線、徒歩等の交通手段情報に基づいて最適
    の経路を算出するよう要求するための手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 【請求項4】 前記の交通事故情報に基づいて最適経路
    を算出するよう要求する手段は、ユーザによって入力さ
    れた交通事故発生情報に基づいて最適の経路を算出する
    よう要求するための手段を備えたことを特徴とする請求
    項2記載の携帯端末、
  5. 【請求項5】 前記地図情報および経路情報を一時的に
    メモリスチックなどの脱着式外部記憶媒体に記憶するこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  6. 【請求項6】 さらに、携帯端末から基地局を介して交
    通情報センタに送るための要求ボタンを有することを特
    徴とする請求項1記載の携帯端末。
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