JP2002178056A - パンチプレスにおける金型角度変更方法および金型角度変更システム - Google Patents

パンチプレスにおける金型角度変更方法および金型角度変更システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型角度を自動で正確に変更すると共に、金
型使用後に金型の角度を戻す必要がなく加工時間の短縮
を図ることのできるパンチプレスにおける金型角度変更
方法および金型角度変更システムを提供する。 【解決手段】 金型ホルダ29、31に装着された上金
型Pと下金型Dとの協働でパンチング加工を行う際に、
上金型Pおよび下金型Dの角度を変更する必要がある場
合がある。この場合には、自動金型交換装置(ATC
部)9が上金型Pおよび下金型Dを保持して金型ホルダ
29、31から取り出し、金型角度回転機構67、73
が上金型Pおよび下金型Dを加工プログラムに基づいて
指令される指令金型角度に回転させ、金型ホルダ29、
31に戻すと共に、金型角度データ記憶部11が変更後
の金型角度を金型角度データとして記憶しておき、以後
の加工においてはこの金型角度データに基づいて金型角
度の変更を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上金型と下金型
を所望の角度に回転させて、上金型と下金型との協働に
よりワークに加工を行うパンチプレスにおける金型角度
変更方法および金型角度変更システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、パンチプレスにおける金型の
角度を制御的に変更する場合としては、以下に示すよう
な方法がある。
【0003】オートインデックスの場合には、サーボモ
ータにより金型を回転させて、エンコーダパルスにより
現在位置をカウントして算出する。この場合には、金型
使用後に必ず最初の角度(0度)に戻す。
【0004】あるいは、作業者が手動により金型の角度
を変える場合には、角度変更後に変えた角度をNC装置
に手動で入力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
オートインデックスの場合には、使用後に必ず最初の角
度に戻さねばならず、回転速度が遅い場合には加工タク
トが低下してしまうという問題がある。また、位置情報
を得るためにサーボモータ等の高価な装置を用いる必要
があるため、装置全体のコストアップを招くという問題
がある。
【0006】また、前述した作業者が手動により角度を
変える場合には、角度変更後に、変えた角度を手動によ
りNC装置に入力しなければならないため、入力ミスや
入力忘れ等が発生するおそれがあるという問題がある。
【0007】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、金型角度を
自動で正確に変更すると共に、金型使用後に金型の角度
を戻す必要がなく加工時間の短縮を図ることのできるパ
ンチプレスにおける金型角度変更方法および金型角度変
更システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明のパンチプレスにおける金型
角度変更方法は、パンチプレスの金型ホルダに装着され
た上金型と下金型を自動金型交換装置により交換して所
望のパンチング加工を行うパンチプレスにおける金型角
度変更方法において、前記自動金型交換装置により、前
記上金型および下金型を金型ホルダから取り出し、前記
自動金型交換装置に設けられている金型回転機構により
前記上金型および下金型を加工プログラムに基づいて指
令される指令金型角度に回転させた後、再び前記上金型
および下金型を金型ホルダに装着すると共に、変更後の
金型角度を金型角度データとして記憶しておくこと、を
特徴とするものである。
【0009】従って、金型ホルダに装着された上金型と
下金型との協働でパンチング加工を行う際に、上金型お
よび下金型の角度を変更する必要がある場合がある。こ
のような場合には、上金型および下金型を金型ホルダか
ら取り出して金型交換を行う自動金型交換装置が、上金
型および下金型を金型ホルダから取り出し、取り出され
た状態の上金型および下金型を加工プログラムに基づい
て指令される指令金型角度に回転させ、その後金型ホル
ダに戻すと共に、変更後の金型角度を金型角度データと
して記憶しておき、以後の加工においてはこの金型角度
データに基づいて金型角度の変更を行う。
【0010】請求項2による発明のパンチプレスにおけ
る金型角度変更方法は、請求項1記載のパンチプレスに
おける金型角度変更方法において、前記金型角度データ
として、前記金型回転機構に設けられている金型角度検
出手段により検出された金型角度を用いること、を特徴
とするものである。
【0011】従って、金型回転機構に設けられている金
型角度検出手段により変更後の金型角度を検出し、この
検出された金型角度を金型角度データとして記憶してお
く。
【0012】請求項3による発明のパンチプレスにおけ
る金型角度変更システムは、パンチプレスの金型ホルダ
に装着された上金型と下金型を保持して自動で交換する
自動金型交換装置と、この自動金型交換装置により保持
された前記上金型と下金型を所望の角度に回転させる金
型回転機構と、前記上金型および下金型を加工プログラ
ムに基づく指令金型角度に回転すべく前記金型回転機構
に金型角度変更指令を発する金型角度変更指令部と、変
更後の金型角度を金型角度データとして記憶しておく金
型角度データ記憶部と、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0013】従って、金型ホルダに装着された上金型と
下金型との協働でパンチング加工を行う際に、上金型お
よび下金型の角度を変更する必要がある場合がある。こ
のような場合には、自動金型交換装置が上金型および下
金型を保持して金型ホルダから取り出し、金型回転機構
が上金型および下金型を加工プログラムに基づいて指令
される指令金型角度に回転させ、その後金型ホルダに戻
すと共に、金型角度データ記憶部が変更後の金型角度を
金型角度データとして記憶しておき、以後の加工におい
てはこの金型角度データに基づいて金型角度の変更を行
う。
【0014】請求項4による発明のパンチプレスにおけ
る金型角度変更システムは、請求項1記載のパンチプレ
スにおける金型角度変更システムにおいて、前記金型回
転機構に設けられ、検出した金型角度を前記金型データ
記憶部に記憶すべく金型の回転角度を検出する金型角度
検出手段、を備えてなることを特徴とする。
【0015】従って、金型回転機構に設けられている金
型角度検出手段により変更後の金型角度を検出し、この
検出された金型角度を金型角度データとして記憶してお
く。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1を参照して、金型角度変更システム1
の構成について説明する。この金型角度変更システム1
では、加工プログラムを実行するプログラム実行部3
と、このプログラム実行部3から送られてくる加工プロ
グラムに従ってワークに加工を行うパンチプレスの一例
としてのタレットパンチプレス5を制御するNC部7
と、このNC部7からの指令により加工に使用する金型
の角度変更を行う自動金型交換装置であるATC部9
と、前記タレットパンチプレス5に装着されている金型
の金型角度を記憶する金型角度データ記憶部11等を有
している。
【0018】前記NC部7には、金型の目標角度と現状
の金型角度とを比較する金型角度比較部13、この金型
角度比較部13により目標角度と現状の金型角度とを比
較した結果金型の角度変更が必要か否かを判断する金型
角度変更判断部15と、この金型角度変更判断部15が
金型角度の変更が必要であると判断した場合に、ATC
9に金型角度の変更を指令する金型角度変更指令部17
と、前述のプログラム実行部3からの指令によりタレッ
トパンチプレス5を制御して加工を行わせる加工指令部
19と、現状の金型角度を金型角度データ記憶部11に
記憶させるべく指令する金型角度記憶指令部21等を備
えている。
【0019】図3および図4を参照するに、このタレッ
トパンチプレス5では、フレーム23の中央部における
上部フレーム25と下部フレーム27の間にギャップG
を備えている。このギャップGには、上部フレーム25
に回転自在に支持される金型ホルダとしての上部タレッ
ト29と、下部フレーム27に回転自在に支持され前述
の上部タレット29の外径よりも大径の金型ホルダとし
ての下部タレット31を有している。
【0020】従って、下部タレット31の図3中の右側
部分(加工位置Kと反対側)は上部タレット29からは
み出して上方が開放されて、ATC部9による金型交換
を容易なものとしている。
【0021】上部タレット29には複数のパンチPが装
着され、下部タレット31には複数のダイDが装着され
ている。上部タレット29および下部タレット31は同
期して回転され、所望の加工を行うためのパンチPとダ
イDを加工位置Kに割り出す。加工位置Kの上方には、
パンチPを打撃するためのストライカ33を備えた油圧
シリンダ35が設けられている。
【0022】一方、ギャップGにおける図3中下部タレ
ット31の左側には、加工されるワークWを支持する加
工テーブル37が設けられており、中央部の固定テーブ
ル37Fと、この固定テーブル37Fの左右両側(図4
中上下両側)においてY軸方向へ移動自在の可動テーブ
ル37Mを有している。
【0023】前記固定テーブル37Fを跨いで左右の可
動テーブル37Mを連結するキャレッジベース39が、
Y軸方向に往復移動自在に設けられており、Y軸モータ
41によりY軸方向へ移動・位置決め自在となってい
る。
【0024】また、前記キャレッジベース39には、ワ
ークWを把持する複数のワーククランパ43を備えてX
軸方向(図4中上下方向)へ移動・位置決め自在のキャ
レッジ45を有している。
【0025】上記構成により、NC部7の加工指令部1
9からの指令により、上部タレット29および下部タレ
ット31を回転させて、所望の加工を行うためのパンチ
PとダイDを加工位置Kに割り出す。次に、ワークWを
ワーククランパ43により把持して、加工指令部19か
らの指令により、キャレッジ45をX軸方向へ移動させ
ると共に、キャレッジベース39をY軸方向へ移動させ
て、ワークWを加工位置Kに位置決めする。そして、加
工指令部19からの指令により、油圧シリンダ35によ
りストライカ33を下降させてパンチPを打圧し、パン
チPとダイDの協働によりワークWにパンチング加工を
行う。
【0026】タレットパンチプレス5の図3中右側に
は、上下部タレット29、31に装着されている金型の
交換および角度変更を行うATC部9が設けられてお
り、このATC部9の図3中さらに右側には、多数のパ
ンチPやダイDを収納しているツールマガジン47を有
している。
【0027】なお、上部タレット29に対する金型交換
位置CPにおける下部タレット31の下側には、上部タ
レット29に装着されているパンチPを押し上げるシリ
ンダ49が設けられており、下部タレット31に対する
金型交換位置CDにおける下部タレット31の下側に
は、下部タレット31に装着されているダイDを押し上
げて取外すためのシリンダ51が設けられている。
【0028】図5を併せて参照するに、このATC部9
は、モータ53により回転割出し自在のポスト55の両
側(図5において左右両側)に、一対の長尺で伸縮自在
のパンチ用チェンジャアーム57と、このパンチ用チェ
ンジャアーム57の下側に一対の短尺のダイ用チェンジ
ャアーム59を有している。
【0029】パンチ用チェンジャアーム57はシリンダ
61により伸縮自在となっており、パンチ用チェンジャ
アーム57の先端には、上部タレット29に装着されて
いるパンチPを保持するパンチクランパ63が上下シリ
ンダ65により上下方向に移動自在に設けられると共
に、保持したパンチPを所望の角度だけ回転させてパン
チPの角度の変更を行うべくパンチクランパ63を回転
させるための金型回転機構としてのパンチ回転機構67
を有している。
【0030】同様にして、ダイ用チェンジャアーム59
の先端には、下部タレット31に装着されているダイD
を保持するダイクランパ69が上下シリンダ71により
上下方向に移動自在に設けられると共に、保持したダイ
Dを所望の角度だけ回転させてダイDの角度の変更を行
うべくダイクランパ69を回転させるための金型回転機
構としてのダイ回転機構73を有している。
【0031】上記構成により、ATC部9は、金型交換
時においては、パンチクランパ63がパンチPを上部タ
レット29から取り外し、ダイクランパ69が下部タレ
ット31からダイDを取り外して、上下シリンダ65、
71により上昇すると共に、モータ53によりポスト5
5を回転させて、パンチPおよびダイDをツールマガジ
ン47の所定の場所に格納する。あるいは、ツールマガ
ジン47から所望のパンチPおよびダイDを取り出し
て、上部タレット29または下部タレット31に装着す
る。
【0032】一方、金型角度変更時には、ATC部9の
パンチクランパ63によりパンチPを上部タレット29
から上方へ取り外して、パンチクランパ63をパンチ回
転機構67により所望の角度だけ回転させると共に、ダ
イクランパ69が下部タレット31からダイDを上方へ
取り外して、ダイクランパ69をダイ回転機構73によ
り所望の角度だけ回転させる。
【0033】なお、前記パンチ回転機構67およびダイ
回転機構73に、各々ロータリーエンコーダのような回
転角度検出手段としてのパンチ回転角度検出手段75お
よびダイ回転角度検出手段77を設けることもできる。
この場合には、現状すなわち変更後のパンチPおよびダ
イDの回転角度は、各回転角度検出手段75、77によ
り検出することができる。
【0034】ツールマガジン47では、モータ79によ
りポスト81が回転自在に設けられており、このポスト
81両側にはパンチPを保持するパンチ用アーム83と
ダイDを保持するダイ用アーム85が上下に設けられて
いる。また、ルーツマガジン47からパンチPを出し入
れする位置の下方には、パンチ押出用のシリンダ87が
設けられており、ダイDを出し入れする位置の下方に
は、ダイ押出用のシリンダ89が各々設けられている。
【0035】従って、ツールマガジン47から所望のパ
ンチPおよびダイDを取り出す際には、モータ79によ
りポスト81を回転させて、パンチ用アーム83に保持
されているパンチPおよびダイ用アーム85に保持され
ているダイDをATC部9に受け渡す位置に移動させ、
シリンダ87、89によりパンチPおよびダイDを押し
上げ、このパンチPおよびダイDをATC部9のパンチ
クランパ63およびダイクランパ69により保持する。
【0036】次に、図2を参照して、この発明に係る金
型角度変更方法について説明する。まずスタートしたら
(ステップSS)、プログラム実行部3が加工プログラ
ムに基づいて金型角度の変更をNC部7に指令し(ステ
ップS1)、NC部7の金型角度比較部13が目標角度
と現状における金型角度とを比較する(ステップS
2)。
【0037】そして、金型角度変更判断部15が金型角
度を変更する必要がある否かを判断し、金型角度を変更
する必要があると判断された場合には(ステップS
3)、NC部7の金型角度変更指令部17がATC部9
に変更角度を指令し、パンチ回転機構67およびダイ回
転機構73によりパンチPおよびダイDを回転させて金
型角度の変更を実行する(ステップS4)。
【0038】そして、変更した金型の角度データを、金
型角度記憶指令部21からの指令により金型角度データ
記憶部11に記憶して(ステップS5)、終了する(ス
テップSE)。一方、ステップS3において、金型角度
変更判断部15により金型角度の変更が必要でないと判
断された場合には、そのまま終了する(ステップS
E)。
【0039】以上の結果から、金型の角度を変更して加
工を行った後に、元の角度(0度)に戻す必要がないた
め、加工時間を短縮化を図ることができる。また、使用
後に作業者が変更後の金型角度を手で入力する必要がな
いため、入力ミスや入力忘れ等の人為的ミスを回避する
ことができる。
【0040】また、ATC部9により金型を上下部タレ
ット29、31から取外して角度を変更した後に上下部
タレット29、31に戻すので、オートインデックスの
ない金型でも、容易に自動で所望の角度に変更すること
ができる。さらに、金型角度を変更するためにサーボモ
ータのような高価な装置を用いる必要がないため、装置
のコストアップを避けることができる。
【0041】なお、パンチ回転角度検出手段75により
検出されたパンチ角度およびダイ回転角度検出手段77
により検出されたダイ角度を、金型角度データとして金
型角度データ記憶部11に記憶するようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よるパンチプレスにおける金型角度変更方法では、金型
ホルダに装着された上金型と下金型との協働でパンチン
グ加工を行う際に、上金型および下金型の角度を変更す
る必要がある場合がある。このような場合には、自動金
型交換装置が、上金型および下金型を金型ホルダから取
り出し、金型回転機構が取り出された状態の上金型およ
び下金型を加工プログラムに基づいて指令される指令金
型角度に回転させ、その後金型ホルダに戻すので、自動
で必要な金型角度変更を行い、作業者による人為的なミ
スを防止して加工精度を向上させることができる。ま
た、変更後の金型角度を金型角度データとして記憶して
おき、以後の加工においてはこの金型角度データに基づ
いて金型角度の変更を行うので、加工後に上金型および
下金型を角度変更前の角度に戻す必要がなく、加工の効
率化を図ることができる。
【0043】請求項2の発明によるパンチプレスにおけ
る金型角度変更方法では、金型回転機構に設けられてい
る金型角度検出手段により変更後の金型角度を検出し、
この検出された金型角度を金型角度データとして記憶し
ておくので、加工後に上金型および下金型を角度変更前
の角度に戻す必要がなく、加工の効率化を図ることがで
きる。
【0044】請求項3の発明によるパンチプレスにおけ
る金型の角度変更システムでは、金型ホルダに装着され
た上金型と下金型との協働でパンチング加工を行う際
に、上金型および下金型の角度を変更する必要がある場
合がある。このような場合には、自動金型交換装置が上
金型および下金型を保持して金型ホルダから取り出し、
金型回転機構が上金型および下金型を加工プログラムに
基づいて指令される指令金型角度に回転させ、その後金
型ホルダに戻すので、自動で必要な角度に変更して作業
者による人為的なミスを防止して加工精度を向上させる
ことができる。また、金型角度データ記憶部が変更後の
角度を金型角度データとして記憶しておき、以後の加工
においてはこの金型角度データに基づいて金型角度の変
更を行うので、加工後に上金型および下金型を角度変更
前の角度に戻す必要がなく、加工の効率化を図ることが
できる。
【0045】請求項4の発明によるパンチプレスにおけ
る金型の角度変更システムでは、金型回転機構に設けら
れている金型角度検出手段により変更後の金型角度を検
出し、この検出された金型角度を金型角度データとして
記憶しておくので、加工後に上金型および下金型を角度
変更前の角度に戻す必要がなく、加工の効率化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパンチプレスにおける金型角度
変更システムを示すブロック図である。
【図2】この発明に係るパンチプレスにおける金型角度
変更方法を示すフローチャートである。
【図3】パンチプレスの例としてのタレットパンチプレ
スを示す正面図である。
【図4】図3中IV−IV線から見た平面図である。
【図5】ATC部の拡大図である。
【符号の説明】
1 金型角度変更システム 5 タレットパンチプレス(パンチプレス) 9 ATC部(自動金型交換装置) 11 金型角度データ記憶部 29 上部タレット(金型ホルダ) 31 下部タレット(金型ホルダ) 67 パンチ回転機構(金型回転機構) 73 ダイ回転機構(金型回転機構) P パンチ(上金型) D ダイ(下金型)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスの金型ホルダに装着された
    上金型と下金型を自動金型交換装置により交換して所望
    のパンチング加工を行うパンチプレスにおける金型角度
    変更方法において、前記自動金型交換装置により、前記
    上金型および下金型を金型ホルダから取り出し、前記自
    動金型交換装置に設けられている金型回転機構により前
    記上金型および下金型を加工プログラムに基づいて指令
    される指令金型角度に回転させた後、再び前記上金型お
    よび下金型を金型ホルダに装着すると共に、変更後の金
    型角度を金型角度データとして記憶しておくこと、を特
    徴とするパンチプレスにおける金型角度変更方法。
  2. 【請求項2】 前記金型角度データとして、前記金型回
    転機構に設けられている金型角度検出手段により検出さ
    れた金型角度を用いること、を特徴とする請求項1記載
    のパンチプレスにおける金型角度変更方法。
  3. 【請求項3】 パンチプレスの金型ホルダに装着された
    上金型と下金型を保持して自動で交換する自動金型交換
    装置と、この自動金型交換装置により保持された前記上
    金型と下金型を所望の角度に回転させる金型回転機構
    と、前記上金型および下金型を加工プログラムに基づく
    指令金型角度に回転すべく前記金型回転機構に金型角度
    変更指令を発する金型角度変更指令部と、変更後の金型
    角度を金型角度データとして記憶しておく金型角度デー
    タ記憶部と、を備えてなることを特徴とするパンチプレ
    スにおける金型角度変更システム。
  4. 【請求項4】 前記金型回転機構に設けられ、検出した
    金型角度を前記金型データ記憶部に記憶すべく金型の回
    転角度を検出する金型角度検出手段、を備えてなること
    を特徴とする請求項3記載のパンチプレスにおける金型
    角度変更システム。
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