JP2002177813A - 磁力選別機 - Google Patents

磁力選別機

Info

Publication number
JP2002177813A
JP2002177813A JP2000382064A JP2000382064A JP2002177813A JP 2002177813 A JP2002177813 A JP 2002177813A JP 2000382064 A JP2000382064 A JP 2000382064A JP 2000382064 A JP2000382064 A JP 2000382064A JP 2002177813 A JP2002177813 A JP 2002177813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
insulating oil
magnetic
waste
magnetic force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000382064A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Furuta
雅一 古田
Nobuyuki Mikata
信行 三方
Eiji Matsukuma
英治 松隈
Yasuhiko Mori
泰彦 森
Katsumi Fujino
克巳 藤野
Kenji Numajiri
健次 沼尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP2000382064A priority Critical patent/JP2002177813A/ja
Publication of JP2002177813A publication Critical patent/JP2002177813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックを主体とする廃棄物に含まれる
磁着物の除去を効率よく行うことができ、内部の絶縁油
の量を減らして本体部を小型化することができ、ライン
上の配置や取扱いを容易に行うことができる磁力選別機
を提供する。 【解決手段】 プラスチックを主体とする廃棄物11が
搬送される搬送路12の上方に配置され、廃棄物11に
含まれる磁着物13を磁着物搬送ベルト14を介して電
磁石15で吸着し、吸着した磁着物13を電磁石15に
吸引させた状態で磁着物搬送ベルト14で搬送路12外
に搬出する磁力選別機10であって、電磁石15の鉄心
16及び励磁コイル17はケーシング22内に配置さ
れ、ケーシング22内を強制循環される絶縁油19によ
って励磁コイル17が冷却されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、分別され
た家庭ごみ等のプラスチックを主体とする一般廃棄物
を、コークス炉設備の石炭代替原料に利用できるように
選別してコークス原料を製造する磁力選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、廃プラスチック中に含まれる
異物のうち、磁性金属等の磁性物を除去するラインに
は、磁力選別機が採用されている。磁力選別機は、電磁
石の磁力によって磁性物を吸着し、除去する装置であ
る。電磁石に電流を流すと、励磁コイルが加熱され、こ
の加熱によって励磁コイルが損傷したり、電磁石の磁力
が低下したりするので、磁力選別機の運転中は、励磁コ
イルを冷却することが必要であった。励磁コイル冷却の
方式としては、ファンで風を送って冷却する強制空冷方
式と、励磁コイルを絶縁油に浸し、この絶縁油の自然対
流によって励磁コイルの熱を放熱し、冷却する電気絶縁
油自然放熱冷却方式が用いられていた。
【0003】例えば、図3に示す磁力選別機70は、ケ
ーシング73に鉄心71及び励磁コイル72を内蔵した
電磁石86の周囲にゴムベルト74、駆動ローラ75及
び複数の従動ローラ76、77によって無限軌道を構成
し、駆動ローラ75を、ベルト79を介して接続された
モータ78で駆動していた。また、励磁コイル72の周
囲には絶縁油が循環可能な環状の油浴部88が形成され
ている。さらに、ケーシング73の側部上側には、上方
に屈曲した2本の配管80、81の基部が接続され、配
管80、81の先部にはオイルタンク82が設けられて
いる。また、配管80、81には、図示しない逆止弁
が、それぞれ向きを変えて接続されている。磁力選別機
70は、ベルトコンベヤ等からなる搬送路83上を搬送
されるプラスチックを主体とする廃棄物84の上方位置
に、その移送方向を搬送路83に直交させて配置されて
いる。磁力選別機70の運転を開始すると、プラスチッ
クを主体とする廃棄物84に含まれる磁着物85が電磁
石86に引き寄せられ、ゴムベルト74に吸着し、搬送
路83の側方に運ばれ落下する。一方、ケーシング73
内の励磁コイル72により熱せられ高温になった絶縁油
は、一方側の配管80内を上昇してオイルタンク82内
に運ばれ、オイルタンク82内の低温の絶縁油は他方の
配管81内を下降してケーシング73内に入る。このよ
うにして励磁コイル72の冷却を行っていた。また、例
えば、特開平6−224035号公報には、電磁石を複
数の励磁コイルからなる積層構造とし、その積層した励
磁コイル間に放熱板を挟持することで励磁コイルを冷却
しようとする磁力選別装置用電磁石が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の磁力選別機のうち、ファンで送風を行う前記強制空
冷方式においては、冷却効果は高いものの、ファンが故
障すると励磁コイルが加熱し、損傷に至ることがあっ
た。特に、粉塵等の多い雰囲気では、空気の吸引口の目
詰まりによって冷却効果が減少したり、励磁コイルに付
着した引火性の粉塵が励磁コイルの熱によって発火する
可能性があった。また、電気絶縁油自然放熱冷却方式に
おいては、廃棄物を搬送するラインの処理量を増加させ
るために処理物搬送コンベヤの幅を広くする場合や、磁
着物の選別除去効率を向上させる場合には、励磁コイル
を大型化する必要があり、これと共に励磁コイルを冷却
する絶縁油の量も増大していた。通常、この絶縁油は、
JIS(日本工業規格)に規定する電気絶縁油のうち、
安価な鉱油が使用されており、大型の磁力選別機では、
例えば、1000〜1500リットル/台が使用されて
いた。これらの絶縁油は、乙種危険物の第3石油類であ
り、これらの磁力選別機が2台以上あれば、指定数量2
000リットルを超えて危険物一般取扱所の対象とな
る。通常プラスチック廃棄物の処理工場では、他に大量
の危険物を取扱う機器がなかったが、本装置のために一
般取扱所の対象となるため、建築設備、消化設備等の設
備仕様に規制を受け、設備費が増加していた。また、絶
縁油の引火点が低いため、工場の安全性に対する配慮が
一段と必要になっていた。
【0005】さらに、特開平6−224035号公報に
記載された磁力選別装置用電磁石に用いられた積層放熱
板方式においては、積層した励磁コイル間に放熱板を挟
持するため、必然的に励磁コイル及び油浴部が大型化
し、磁力選別装置の大型化により重量や体積が増加して
いた。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、プ
ラスチックを主体とする廃棄物に含まれる磁着物の除去
を効率よく行うことができ、内部の絶縁油の量を減らし
て本体部を小型化することができ、ライン上の配置や取
扱いを容易に行うことができる磁力選別機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る磁力選別機は、プラスチックを主体とする廃棄物が
搬送される搬送路の上方に配置され、前記廃棄物に含ま
れる磁着物を磁着物搬送ベルトを介して電磁石で吸着
し、吸着した前記磁着物を前記電磁石に吸引させた状態
で前記磁着物搬送ベルトで前記搬送路外に搬出する磁力
選別機であって、前記電磁石の鉄心及び励磁コイルはケ
ーシング内に配置され、該ケーシング内を強制循環され
る絶縁油によって前記励磁コイルが冷却されている。搬
送路は、例えば、ベルトコンベヤ等によって構成するこ
とができる。磁力選別機は、搬送路上を搬送されるプラ
スチックを主体とする廃棄物の上方に配置されるので、
プラスチックを主体とする廃棄物の大きさが大きい場合
には、磁力選別機を搬送路から離して配置しなければな
らず、この場合に一定の磁力を保持するためには、磁力
選別機の電磁石も大型化する必要がある。電磁石の大型
化に伴い、励磁コイルの発熱量が大きくなるので、これ
を冷却しなければならない。
【0007】この励磁コイルの発熱を抑えて励磁コイル
の励磁効率を高めるためには、絶縁油が用いられてい
る。本発明においては、絶縁油を強制的に循環させるの
で、冷却効率がよくなり、励磁コイルの発熱による磁力
の低下を防止して、磁着物の除去を効率よく行うことが
できる。また、冷却効率がよくなるので、絶縁油の量を
減らすことができ、絶縁油の循環経路となる油浴部の小
型化に伴い磁力選別機も軽量化できるので、選別設備の
配置や取扱いを容易に行うことができる。なお、ケーシ
ング内を強制循環とは、ケーシング内のみを循環する場
合の他、ケーシングに接続された別の循環経路も併せて
循環する場合も含まれる。
【0008】また、前記電磁石に、該電磁石とは別配置
され、前記絶縁油を強制的に循環させ冷却する冷却ユニ
ットを設け、しかも、該冷却ユニットを前記電磁石とは
少なくとも2本の配管を介して連結し、前記励磁コイル
を冷却する絶縁油を前記冷却ユニットで冷却することも
可能である。電磁石の外周には、磁着物搬送ベルトを用
いた無限軌道が設けられる。絶縁油の循環を行う冷却ユ
ニットを電磁石に対して別配置することによって、電磁
石の外形を小さくでき、無限軌道を含んだ磁力選別機の
外形を小さくして、廃棄物の処理施設のレイアウト設計
及び変更を容易に行うことができる。また、前記絶縁油
を、バッファタンク及び膨張収縮装置によって、大気に
非接触状態で、圧力を自動調整することも可能である。
膨張収縮装置とは、例えば、ゴム製の袋体からなり、バ
ッファタンクに接続して使用することができる。かかる
構成によって、油圧を自動的に調整し、装置への負担を
軽減すると共に、絶縁油の酸化を防止して、長期間使用
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1に示すように、本発明の一実
施の形態に係る磁力選別機10は、プラスチックを主体
とする廃棄物11が搬送される搬送路の一例であるベル
トコンベヤ12の上方にフレーム21に固定されて配置
され、廃棄物11に含まれる磁着物13を磁着物搬送ベ
ルトの一例であるゴムベルト14を介して電磁石15で
吸着し、吸着した磁着物13を電磁石15に吸引させた
状態でゴムベルト14を用いてベルトコンベヤ12の幅
B方向外側に搬出する装置である。以下、詳しく説明す
る。
【0010】まず、電磁石15について説明する。電磁
石15の鉄心16及び鉄心16を囲繞する環状の励磁コ
イル17は密閉型のケーシング22内に配置されてい
る。ケーシング22内の励磁コイル17の半径方向外側
には、環状の油浴部18が形成され、油浴部18内には
絶縁油19が充填されている。また、油浴部18の外側
には、環状の空間部20が形成されている。絶縁油19
は強制的に循環させるので、油量を少なくすることがで
きる。電磁石15で吸引した磁着物13は、ゴムベルト
14でベルトコンベヤ12の外側に搬出するので、電磁
石15による吸引可能範囲は、少なくともベルトコンベ
ヤ12の幅より狭くならないように設定する必要があ
る。本実施の形態においては、絶縁油19の油量が少な
いので、油浴部18の外側に設けた空間部20の大きさ
を自由に設定することができ、電磁石15のケーシング
22の直径を、ベルトコンベヤ12の幅に合わせて空間
部20の大きさを変え、容易に調整することができる。
例えば、廃棄物処理量の少ない設備においては、電磁石
15の磁力を保持したまま、ベルトコンベヤ12の幅を
狭くし、これに合わせて空間部20の大きさを小さくし
て電磁石15の直径も小さくすることができる。
【0011】次に、ゴムベルト14について説明する。
電磁石15を囲繞するゴムベルト14は、電磁石15の
上部に設けられた従動ローラ25、26と、フレーム2
1に設けられた駆動ローラ23及び従動ローラ24に取
付けられている。駆動ローラ23は、フレーム21に取
付けられた電動モータ27によってベルト43を介して
駆動される。電磁石15の下側を通過するゴムベルト1
4は、電磁石15との間に少しの隙間をあけ、ベルトコ
ンベヤ12の搬送方向に実質的に直交する方向に移動す
る。かかる構成によって、ベルトコンベヤ12上で電磁
石15に吸引された磁着物13は、ゴムベルト14によ
ってベルトコンベヤ12の外側に搬出されてから落下
し、図示しない磁着物廃棄シュートに投入される。この
とき、電磁石15の励磁コイル17の冷却を行わない
と、通電により発生する損失によって励磁コイル17が
加熱され、電磁石15が発生する磁力が低下し、また、
励磁コイル17の損傷が発生する場合がある。
【0012】本実施の形態においては、電磁石15に絶
縁油19を強制的に循環させ冷却する冷却ユニット28
を設けて冷却を強化している。以下、図1、図2を参照
して、冷却ユニット28について詳しく説明する。冷却
ユニット28は、電磁石15とは別配置され、2本の配
管29、30を介して連結されている。電磁石15のケ
ーシング22内の絶縁油19は、一方の配管29を通過
して冷却ユニット28に送られて冷却され、冷却ユニッ
ト28からは他方の配管30を通過して電磁石15内に
戻り、励磁コイル17を冷却する。配管29の途中位置
には、油圧計31と、励磁コイル17からの逆流を防止
する逆止弁32が設けられ、冷却ユニット28内の内部
配管35に接続されている。冷却ユニット28内の内部
配管35は、冷却ユニット28内のモータ34によって
駆動される油圧ポンプ33に接続されている。
【0013】また、内部配管35の途中位置には、リリ
ーフ弁36と、絶縁油19を大気に非接触状態で循環さ
せ冷却するバッファタンク37が設けられ、バッファタ
ンク37には、エア抜き弁38が設けられている。かか
る構成によって、油温上昇に伴う絶縁油19の体積増加
分を調整することができる。また、ライン及びコイルを
循環する絶縁油は、温度変化により体積膨張、収縮を絶
えず繰り返しており、この吸収方法として、例えばゴム
製の膨張収縮装置44を設けて、内圧がほぼ大気圧と同
じになるように自動調整している。油圧ポンプ33は、
フィルタ39が設けられた内部配管41を介して配管3
0に接続されている。フィルタ39の近傍には、フィル
タ39に送風を行うファンモータ40が設けられ、ファ
ンモータ40の回転によりフィルタ39の内部を通過す
る絶縁油19の熱を奪って温度を下げることができる。
本実施の形態においては、冷却ユニット28が高温にな
る電磁石15に対して別配置されているので、排熱を効
率よく行うことができる。また、油圧ポンプ33を用い
て絶縁油19を強制循環しているので配管29の長さを
長くすることができ、かかる構成によって、配管29と
空気との接触面積を増加させ、空気中への排熱を配管2
9から行うこともできる。内部配管41は配管30に接
続され、配管30の途中位置には逆止弁42が設けられ
ている。
【0014】かかる構成によって、冷却ユニット28
は、絶縁油19を強制的に循環させながら冷却を行うの
で、励磁コイル17の温度を効率よく下げて磁力低下を
防止できると共に、循環する絶縁油19の油量を少なく
して装置の小型、軽量化を図り、ラインのレイアウト設
計や変更を容易に行うことができる。磁力選別機10
は、ベルトコンベヤ12が複数あるときには、各ベルト
コンベヤ12ごとに設けることができる。この場合に、
それぞれの磁力選別機10の複数台の冷却ユニット28
を一箇所にまとめて配置し、複数台の磁力選別機10の
油圧等の制御を容易に行うことができる。磁力選別機1
0によって除去される磁着物13は、下方に落下するた
め、冷却ユニット28は、磁力選別機10より上方に設
けることが好ましい。本実施の形態においては、強制冷
却方式を採用しているので、絶縁油19の量を少なくで
き、電磁石15の重量を小さくすることができるので、
高所でも自由に設置することができる。
【0015】次いで、磁力選別機10の使用手順につい
て説明する。まず、ベルトコンベヤ12と磁力選別機1
0の運転を開始し、ベルトコンベヤ12上に廃棄物11
を投入する。廃棄物11が磁力選別機10の下方を通過
するとき、廃棄物11中の磁着物13は、電磁石15に
吸引され、ゴムベルト14によってベルトコンベヤ12
の側方に運ばれ、除去される。このとき、電磁石15の
励磁コイル17の発熱により絶縁油19が加熱され、加
熱された絶縁油19は、油圧ポンプ33の動力によっ
て、電磁石15のケーシング22から配管29、冷却ユ
ニット28の内部配管35に移動する。そして、絶縁油
19は、内部配管35から油圧ポンプ33内を通過し
て、フィルタ39内を通過するときにファンモータ40
により熱を奪われ、温度が下降する。そして、温度が下
がった絶縁油19は、配管30を通過して電磁石15内
に戻り、励磁コイル17の温度を下げる。また、絶縁油
19が異常な温度上昇によって膨張し、油圧が上昇した
場合には、配管29のリリーフ弁36から排出して油圧
を減少することができ、また、バッファタンク37及び
膨張収縮装置44を利用して圧力調整することができ
る。かかる構成によって、励磁コイル17の抵抗の上昇
を防止して電流を大きくでき、この結果、磁束密度を大
きくすることができる。
【0016】このようにして、廃棄物11中に含まれる
磁着物13を効率よく除去することができる。以上、本
発明に係る磁力選別機について説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、冷却
ユニットを電磁石に一体的に設けることも可能である。
かかる構成によって、絶縁油の流路を短くして、絶縁油
及び配管の管理を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1〜3記載の磁力選別機において
は、電磁石の励磁コイルを、強制的に循環される絶縁油
に浸して冷却するので、冷却効率がよくなり、励磁コイ
ルの発熱による磁力の低下を防止して、磁着物の除去を
効率よく行うことができる。また、冷却効率がよくなる
ので、絶縁油の量を減らすことができ、磁力選別機を小
型化して、設備の配置や取扱いを容易に行うことができ
る。特に、請求項2記載の磁力選別機においては、電磁
石に対して別配置された冷却ユニットを設けているの
で、電磁石の外形を小さくでき、無限軌道を含んだ磁力
選別機の外形を小さくして、廃棄物の処理施設のレイア
ウト設計及び変更を容易に行うことができる。そして、
請求項3記載の磁力選別機においては、バッファタンク
及び膨張収縮装置を設けているので、油圧を自動的に調
整し、装置への負担を軽減すると共に、絶縁油の酸化を
防止して、長期間使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る磁力選別機の正面
図である。
【図2】同磁力選別機の油圧回路を示す説明図である。
【図3】従来例に係る磁力選別機の正面図である。
【符号の説明】
10:磁力選別機、11:廃棄物、12:ベルトコンベ
ヤ(搬送路)、13:磁着物、14:ゴムベルト(磁着
物搬送ベルト)、15:電磁石、16:鉄心、17:励
磁コイル、18:油浴部、19:絶縁油、20:空間
部、21:フレーム、22:ケーシング、23:駆動ロ
ーラ、24〜26:従動ローラ、27:電動モータ、2
8:冷却ユニット、29、30:配管、31:油圧計、
32:逆止弁、33:油圧ポンプ、34:モータ、3
5:内部配管、36:リリーフ弁、37:バッファタン
ク、38:エア抜き弁、39:フィルタ、40:ファン
モータ、41:内部配管、42:逆止弁、43:ベル
ト、44:膨張収縮装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29B 17/02 ZAB H01F 7/20 A H01F 7/20 B09B 5/00 ZABQ (72)発明者 三方 信行 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社エンジニアリング事業本 部内 (72)発明者 松隈 英治 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社エンジニアリング事業本 部内 (72)発明者 森 泰彦 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新 日本製鐵株式会社エンジニアリング事業本 部内 (72)発明者 藤野 克巳 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 沼尻 健次 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA07 AA46 BA03 CA09 CA32 CB31 CB44 CB50 CC15 4F301 AA30 AB01 BA21 BF03 BF31 BG04 BG22 BG23 BG39

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックを主体とする廃棄物が搬送
    される搬送路の上方に配置され、前記廃棄物に含まれる
    磁着物を磁着物搬送ベルトを介して電磁石で吸着し、吸
    着した前記磁着物を前記電磁石に吸引させた状態で前記
    磁着物搬送ベルトで前記搬送路外に搬出する磁力選別機
    であって、前記電磁石の鉄心及び励磁コイルはケーシン
    グ内に配置され、該ケーシング内を強制循環される絶縁
    油によって前記励磁コイルが冷却されていることを特徴
    とする磁力選別機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁力選別機において、前
    記電磁石には、該電磁石とは別配置され、前記絶縁油を
    強制的に循環させ冷却する冷却ユニットが設けられ、し
    かも、該冷却ユニットは前記電磁石とは少なくとも2本
    の配管を介して連結されて、前記励磁コイルを冷却する
    絶縁油を前記冷却ユニットで冷却していることを特徴と
    する磁力選別機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁力選別機におい
    て、前記絶縁油は、バッファタンク及び膨張収縮装置に
    よって、大気に非接触状態で、圧力を自動調整されるこ
    とを特徴とする磁力選別機。
JP2000382064A 2000-12-15 2000-12-15 磁力選別機 Pending JP2002177813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382064A JP2002177813A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 磁力選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000382064A JP2002177813A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 磁力選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002177813A true JP2002177813A (ja) 2002-06-25

Family

ID=18849960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000382064A Pending JP2002177813A (ja) 2000-12-15 2000-12-15 磁力選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002177813A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432535B1 (ko) * 2001-08-06 2004-05-24 정재기 자력선별기
KR100832720B1 (ko) * 2001-11-27 2008-05-28 주식회사 포스코 벨트 컨베이어의 철편 분리장치
CN107812611A (zh) * 2017-10-31 2018-03-20 浙江工业大学 一种鞋楦粉碎料自动除铁设备
CN108480040A (zh) * 2018-03-25 2018-09-04 新乡市振英机械设备有限公司 一种生活垃圾环保处理用除铁装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283545U (ja) * 1985-11-11 1987-05-28
JPS62221455A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd ベルト式セパレ−タ
JPH06224035A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Magnet Seizo Kk 磁力選別装置用電磁石

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283545U (ja) * 1985-11-11 1987-05-28
JPS62221455A (ja) * 1986-03-20 1987-09-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd ベルト式セパレ−タ
JPH06224035A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Magnet Seizo Kk 磁力選別装置用電磁石

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432535B1 (ko) * 2001-08-06 2004-05-24 정재기 자력선별기
KR100832720B1 (ko) * 2001-11-27 2008-05-28 주식회사 포스코 벨트 컨베이어의 철편 분리장치
CN107812611A (zh) * 2017-10-31 2018-03-20 浙江工业大学 一种鞋楦粉碎料自动除铁设备
CN107812611B (zh) * 2017-10-31 2024-04-02 浙江工业大学 一种鞋楦粉碎料自动除铁设备
CN108480040A (zh) * 2018-03-25 2018-09-04 新乡市振英机械设备有限公司 一种生活垃圾环保处理用除铁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6246801B2 (ja) スチール製造サイクルから生ずるスラグからの熱とヒュームを回収する装置
US5309049A (en) Alternating current magnetic levitation transport system
US11250980B2 (en) System and method for the recycling of rare earth magnets
KR101815552B1 (ko) 열탈착 설비의 오염 토양 선별 장치
JP2006016694A (ja) 組み合わせ伝導/対流炉
US10018421B2 (en) Continuous furnace system having heat recycling device
JP2002177813A (ja) 磁力選別機
JP3234939B2 (ja) 廃棄物の処理方法及び装置
JP2794352B2 (ja) リフロー半田付け装置
TWI748364B (zh) 電子、電氣機器零件屑之處理方法
US9381521B2 (en) Hot magnetic separator including heat shield
JP2022136180A (ja) ショットピーニング装置
US20110017016A1 (en) System and method for cooling and removing iron from a hearth
JP2006334572A (ja) Pcb混入絶縁油を含有する変圧器の無害化処理方法
KR100432535B1 (ko) 자력선별기
JP2006289288A (ja) Pcb混入絶縁油を含有する柱上変圧器の無害化処理方法
US2692678A (en) Magnetic separator and cooling system
JP2005261993A (ja) Pcb汚染物の処理システム及び方法
JP6878840B2 (ja) 冷却装置
CN211801621U (zh) 电磁除铁器
US2987184A (en) Improved self cleaning magnetic separator
CN111655641A (zh) 用于连续热处理药用玻璃容器的设备和方法
KR101529185B1 (ko) 벨트 컨베이어 장치
JPS58207210A (ja) アンロ−ダの磁気分離装置
KR20230155675A (ko) 자력 선별기

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100330