JP2002177392A - 注射器安全装置 - Google Patents

注射器安全装置

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JP2002177392A JP2001339089A JP2001339089A JP2002177392A JP 2002177392 A JP2002177392 A JP 2002177392A JP 2001339089 A JP2001339089 A JP 2001339089A JP 2001339089 A JP2001339089 A JP 2001339089A JP 2002177392 A JP2002177392 A JP 2002177392A
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Paul H Norton
ポール・エイチ・ノートン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパで固定した薬瓶中の危険成分と流体
袋の内容物とを、ユーザーを注射針が突き刺さる危険に
晒すことがなく、しかも尚、流体袋の操作を最小限とす
る注射器安全装置を提供することである。 【解決手段】 シールした薬瓶１２と注射器２４とを流
体連結する形態を有し、従来の薬瓶１２の端部のストッ
パ１４と係合する形態を有する第１の軸方向開放端１８
ａと、この第１の軸方向開放端とは反対側に位置付けら
れた第２の軸方向開放端１８ｂとを有する管状のコネク
タ１８を有し、第２の軸方向開放端１８ｂが、管状のコ
ネクタ１８内で注射器を薬瓶１２に向けてまた離れて摺
動させるために従来の注射器を釈放自在に受けるように
なっている注射器安全装置１０が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は注射器安全装置に関
し、詳しくは、ユーザーが必要上、薬瓶に封入した薬剤
を水戻しするために薬瓶にアクセスするに際して、ユー
ザーに注射針が刺さる危険性を生じることなく薬剤を充
填できるようにする注射器装置に関する。薬剤を、薄め
液あるいは再水和剤と混合して患者に投与する直前ま
で、濃縮形態あるいは粉末形態（例えば、凍結乾燥し
て）で保管しておくのがしばしば望ましい。そうした薬
剤や液体を混合するための幾つかの異なる配列構成が開
示されてきている。
【０００２】
【従来の技術】米国特許第５，６５３，６９８号には、
シールドした注射針カニューラ（１２）を含むハブ（２
０）を有する特別の管状カップリング（１０）を用い
た、薬剤水戻し（ｒｅｃｏｎｓｔｉｔｕｔｅｄ）用の安
全カップリングシステムが記載される。管状カップリン
グ（１０）は、特別の薬剤を受けるカートリッジ（４
０）を含む特別の注射器をハブの一端に連結することが
出来る。ハブ（２０）の他端は、ルーアー溝を設け又は
管状レシーバに取り付ける溝を付けた“前切開注射部位
（ｐｒｅ−ｓｌｉｔ ｉｎｊｅｃｔｉｏｎ ｓｉｔ
ｅ）”（７２）の形態のアダプタと合致する設計とする
ことが出来る。カートリッジを収納する特別の注射器と
共に使用するという条件はその用途範囲を限定する。外
径が円滑且つ一様なカニューレをハブに関して摺動しな
いように確実に固定しておかないとカニューレは、ハブ
（２０）の第１スリーブ（３０）の近接端（２２）内の
流体カップリング位置に注射器を押し込む際にハブから
押し出されてしまう。
【０００３】米国特許第５，８２７，２６２号には、従
来の注射器と薬瓶とを相互に連結するための別の装置が
記載される。この米国特許には数多くの実施例が記載さ
れるがそれらの差は細部に関するものであるに過ぎな
い。各実施例のものは、例えば番号（１４）で示すよう
な管状ガイドを有し、この管状ガイドの一端は従来の薬
瓶を受け、また他端位置には従来の注射器を受ける設計
とされている。管状ガイド（１４）には、注射針が管状
ガイドの中央の貫通性バリヤ（４０）若しくは小径の開
口を貫くに際し、摺動する注射器の遠方端を受け且つ支
持する管状の摺動部材（４８）が設けられる。注射針
（３４）は、摺動する注射器の遠方端が前述の如く支持
される状態の下に管状ガイドに案内されて薬瓶（１０）
のストッパ（２２）と接触する。全ての実施例は薬瓶内
の医薬品が注射器に抜き取られた後、注射針を釈放する
設計となっている。従って、これらの実施例では注射針
がユーザーに突き刺さる恐れは常にある。
【０００４】米国特許第６，０１９，７５０号には、貫
通性のストッパを有する従来の薬瓶を、射出孔を持つ形
式の可撓性の溶液容器あるいは袋と流体連結する設計と
した管状の連結装置（１０）が記載される。可撓性の溶
液容器あるいは袋の射出孔は、それらの容器あるいは袋
から分離して伸延し、端部を貫通性のストッパその他の
貫通性の隔膜でシールした形態を有する。連結装置（１
０）は、伸縮自在に相互連結し、また両頭の差し込み部
材（３４）あるいはカニューレを格納する第１及び第２
の各スリーブ或は管（３０、３２）を有し、更には、カ
ニューレ（３４）を、伸延された各スリーブ（３０、３
２）内にその使用に先立ってシールするための薄膜（５
８）とシ−ル部材（１０３）とを含む。使用に際し、各
スリーブ（３０、３２）は相互に押し付けられる。第２
スリーブ（３２）の内部のカニューレの１つの鋭端が、
スリーブの、薬瓶のストッパを刺し通し得る位置にある
遠方端に向けて移動する。第１スリーブ（３０）の遠方
端の、この第１スリーブの側壁とカニューレ（３４）と
の間には、可撓性の流体袋（１２）の管状の孔（２０）
を受け且つこの管状の孔（２０）の遠方端に位置付けた
隔壁（２２）を刺し通す環状の間隙が設けられる。第２
スリーブ（３２）の遠方端（８２）には、薬瓶（１４）
の端部を固定する複数のバネフィンガ（８４ａ）が設け
られる。バネフィンガで固定した薬瓶（１４）は、通常
はバネフィンガに目に見える損傷を与えない限り取り外
すことは出来なくなる。米国特許第６，０１９，７５０
号のこの発明にも、各スリーブがその作用状態に押圧さ
れた後は再び延びないようにする錠止要素（５０、１４
４、１４６）が含まれる。これらの錠止要素は各スリー
ブの、作用状態での相対回転運動も防止する。
【０００５】米国特許第６，０１９，７５０号の管状の
コネクタは薬瓶（１４）を希釈用の可撓性の流体袋（１
２）に取り付けるための設計のものである。この流体袋
に薬瓶を取り付けて袋内の流体と流体連通させた後、袋
を絞り、薬瓶内に流体を送り出す。次いで袋と管状のコ
ネクタと薬瓶とを全て振り混ぜて本来の薬瓶の内容物と
袋内に追加した液体とを混合させる。次いで袋を再度絞
って薬瓶に空気を圧入してから袋を圧縮状態から釈放
し、薬瓶を袋の上方で逆さに保持し、薬瓶中の流体内容
物がカニューレを通して袋に漏出させる。次いで袋と管
状のコネクタと薬瓶とを再度振り混ぜ、水戻しした薬剤
を袋に残留する流体と完全に混合させる。介護者に、流
体袋を患者に接続する以前に管状のコネクタと薬瓶とを
流体袋に取り付ける時間があれば、そうした操作や攪拌
を患者を煩わせることなく患者から離れて行うことが出
来るがそれがいつもできるとは限らない。薬剤は流体袋
を患者に接続してから患者に投与すべきであるが流体袋
と薬瓶とをその場で振り混ぜたのでは患者にとって煩わ
しいばかりか、患者に流体袋を接続する注射針からカテ
ーテルが、あるいは患者からカテーテル注射針が分離す
ることにもなりかねない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ストッパで固定した薬
瓶中の危険成分と流体袋の内容物とを、ユーザーを注射
針が突き刺さる危険に晒すことがなく、しかも尚、流体
袋の操作を最小限とする注射器安全装置を提供すること
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シール
した薬瓶１２と注射器２４とを流体連結する形態を有
し、従来の薬瓶１２の端部のストッパ１４と係合する形
態を有する第１の軸方向開放端１８ａと、この第１の軸
方向開放端とは反対側に位置付けられた第２の軸方向開
放端１８ｂとを有する管状のコネクタ１８を有し、第２
の軸方向開放端１８ｂが、管状のコネクタ１８内で注射
器を薬瓶１２に向けてまた離れて摺動させるために従来
の注射器を釈放自在に受けるようになっている注射器安
全装置１０であって、管状のコネクタ１８が、反向する
第１の軸方向端２２ａ及び第２の軸方向端２２ｂと、該
第１の軸方向端２２ａ及び第２の軸方向端２２ｂ間の通
路５６とを有する摺動ジョイント２２を包囲し、管状の
コネクタ１８の第１の軸方向端２２ａが、注射針２０
の、取り付け用の拡開された鈍端２０ｂと係合する形態
を有し、摺動ジョイント２２の第２の軸方向端２２ｂ
が、注射針無しの従来の注射器２４のバレル２７の遠方
端３２の釈放自在の注射針受け３０と少なくとも釈放自
在に係合する形態をも有し、摺動ジョイント２２の通路
５６を介して薬瓶１２と流体連結した後、摺動ジョイン
ト２２を管状のコネクタ１８から取り外すことなく、注
射針無しの従来の注射器２４を摺動ジョイント２２から
釈放自在に取り外し自在である注射器安全装置が提供さ
れる。
【０００８】別態様において、本発明の注射器安全装置
１０は、鋭端２０ａと、摺動ジョイント２２の第１の軸
方向端２２ａに取り付けるための、取り付け用の拡開さ
れた鈍端２０ｂと、管状のコネクタ１８内で摺動ジョイ
ント２２と共に非釈放自在に捕捉される注射針２０と、
を包囲する管状のコネクタ１８を含み、かくして注射器
の安全装置１０が、注射針２０及び摺動ジョイント２２
と共に少なくとも管状のコネクタ１８を含む。
【０００９】
【発明の実施の形態】本明細書において、“右”、
“左”、“下”、“上”等の方向を示す用語は参照図面
におけるものであり、“内側”及び“外側”とは、注射
器安全装置及びその指定部品の幾何学的中心に関し、夫
々接近する及び離れる各方向を言うものとし、また上述
の用語はその関連用語及び類義語を含むものとする。
【００１０】図１〜図６には本発明に従う注射器安全装
置が全体を番号１０で例示されている。略記すると、本
発明の注射器安全装置１０によれば、ユーザーは、薬剤
の水戻しあるいはストッパ固定した薬瓶１２からの流体
抜き出しを、注射針が突き刺さる危険に晒されることな
く行えるようになる。本発明の注射器安全装置１０によ
ればユーザーは、注射針の無い注射器２４の内容物を薬
瓶１２に射出し、この薬瓶１２に収納される別の材料と
混合させることができる。この混合により薬瓶１２の内
容物を使用準備状態とした後、注射器２４のバレル２７
からプランジャ２６を部分的に引き抜き、薬瓶１２の内
容物を注射器安全装置１０を通して注射器２４内に抜き
出す。注射器２４は、所望量の混合された薬剤を収納す
る注射器安全装置１０から注射針２０を取り外すことな
く（図３）、注射器安全装置１０から取り外すことがで
きる。次いで、注射器２４の遠方端３２の注射針マウン
ト３０をカテーテルその他の管若しくは静脈内ボトルあ
るいは袋その他（図示せず）の合致部分に取り付けて注
射器２４の内容物を患者に移行させることが出来る。
【００１１】図１〜図６には本発明の注射器安全装置１
０が示され、必ずしもそうではないが、好ましくは相互
に反対向きの第１の開放端１８ａ及び第２の開放端１８
ｂを有する全体に円筒管形状の管状のコネクタ（以下、
単にコネクタとも称する）１８により主に形成される。
管状のコネクタ１８の第１の開放端１８ａはシールされ
た薬瓶１２（図３〜図６）に取り付ける形態を有し、ま
た、コネクタ１８の反対側の第２の開放端１８ｂは注射
針２０の無い注射器（図４〜図６）を釈放自在に受ける
形態を有するのが好ましい。コネクタ１８はポリカーボ
ネートその他の如き耐久性の高強度材料で形成するのが
好ましい。細長の円周方向フランジ６４が半径方向外側
に突出する一対のフィンガグリップ６４ａ、６４ｂを画
定するが、コネクタ１８を以下に説明するように使用す
る上での補助を提供し得る円形の周囲フランジ若しくは
対向する一対の個別のフランジ、あるいは別個の部材
（何れも図示せず）をコネクタ１８に設けることが出来
る。
【００１２】図７を参照して詳しく説明すると、第１の
開放端１８ａ及び第２の開放端１８ｂは夫々、関連する
第１の端部開放キャビティ３６及び第２の端部開放キャ
ビティ４６を有する。第１の端部開放キャビティ３６及
び第２の端部開放キャビティ４６は、注射器安全装置１
０並びにコネクタ１８を含む各構成要素の長手方向中心
軸線であるところの軸線１０ａに沿って、番号６６で全
体を示す中央通路を通して相互に整列し且つ流体連通す
るのが好ましい。第１の端部開放キャビティ３６は図４
〜図６に最も良く示すように薬瓶１２のストッパ端１４
ａを受ける寸法形状とされる。コネクタ１８は更に、第
１の開放端１８ａ及び第２の開放端１８ｂの夫々に近接
して位置付けた少なくとも１つの、好ましくは複数の、
一体のバネクリップ部材あるいは“フィンガ”２９及び
４８を含む。フィンガ２９及び４８は、第１の端部開放
キャビティ３６内で薬瓶１２のストッパ端１４ａを固定
し且つコネクタ１８内の注射器安全装置１０の残余の構
成部分を非釈放自在に保持する形態を有する。
【００１３】注射器安全装置１０の残余の構成部品に
は、好ましくは従来形態のカニューレと、取り外し自在
の注射針２０と、摺動ジョイント２２とが含まれる。注
射針２０と摺動ジョイント２２とは図１に示され、図２
〜図６に示すようにコネクタ１８と共に組み立てられ
る。図８及び図９には注射針２０と摺動ジョイント２２
とが夫々示される。注射器安全装置１０の組み立て状態
において、注射針２０はコネクタ１８の中央通路６６及
び第２の端部開放キャビティ４６内で全体に軸方向に配
向される。図８を参照するに、注射針２０は反向する長
手方向端部、即ち、注射器安全装置１０を組み立てた状
態でのコネクタ１８の第１の開放端１８ａと相対する鋭
端２０ａと、取り付け用の拡開された鈍端２０ｂとを有
する。注射針２０は従来通りネジ溝、摩擦、ラグ等によ
り従来の注射器に取り外し自在に取り付ける設計のもの
である。取り付け用の拡開された鈍端２０ｂは、取り外
し自在の注射針を従来のルーアー形式の注射針受けに釈
放自在に合致させ得るようにするための、全体にテーパ
付けした内側穿孔２１ａと、半径方向外側に拡開する円
周方向フランジ２１ｂを備えたベル形状の合致部材２１
とを有するのが好ましい。
【００１４】図９に最も良く示されるように、摺動ジョ
イント２２は反向する第１の軸方向端２２ａ及び第２の
軸方向端２２ｂを有する。注射針２０と摺動ジョイント
２２とを組み立てた状態において、第１の軸方向端２２
ａは注射針２０の取り付け用の拡開された鈍端２０ｂと
好ましくは釈放自在に係合し、第２の端部開放キャビテ
ィ４６及び中心通路６６内を通して注射針２０と摺動ジ
ョイント２２とを第１の端部開放キャビティ３６内に移
動させる（図６）。摺動ジョイント２２は取り付け用の
拡開された鈍端２０ｂと摺動ジョイント２２との間に抗
液漏れ連結を形成する形態とされる。摺動ジョイント２
２の第１の軸方向端２２ａは、従来の注射器に見られる
ような、また、全体を番号５０で示されるような、注射
針を取り外し自在に受けて注射針２０の取り付け用の拡
開された鈍端２０ｂと釈放自在に係合するための従来通
りの取り外し自在の注射針受けあるいはマウントを有す
る。詳しくは、摺動ジョイント２２はルーアー形式の取
り外し自在の注射針受けあるいは注射針マウント５０と
共に示される。注射針マウント５０は、テーパ付けされ
た外側側壁と、注射針２０の取り付け用の拡開された鈍
端２０ｂ位置の円周方向フランジ２１ｂと螺合する内側
ネジ溝５１を有し且つ外側側壁を同中心状態で包囲する
カラー５０ｂとを有する中央スパウト５０ａを有する。
【００１５】別態様において、カラー５０ｂを無くし、
中央スパウト５０ａをテーパ付けし、合致部材２１のテ
ーパ付けした内側穿孔２１ａと摩擦係合する単独の注射
針マウントとすることが出来る。摺動ジョイント２２の
注射針マウント５０に、合致部材２１の円周方向フラン
ジ２１ｂを越えて弾発係合する１つ以上の一体のクリッ
プ部材（図示せず）を成形しても良い。更に別態様にお
いて、合致する形態の注射針と釈放自在に係合するため
の、釈放自在のバヨネットフィッティングその他任意の
従来通りの釈放自在の注射針受けを摺動ジョイント２２
の第１の軸方向端２２ａに形成することが出来る。注射
針の連結部の材料及び構造に基づいて、摺動ジョイント
２２に成形するあるいは摺動ジョイント上のあるいは内
部の好適な受け構造部に注射針を超音波あるいは溶剤で
溶接することで、注射針を摺動ジョイント２２に非取り
外し自在に連結することが出来る。注射針２０は、注射
器安全装置１０を使用するに際して摺動ジョイントを注
射針に強く押し付けても注射針が摺動ジョイントから抜
けないようにするために、取り付け用の拡開された鈍端
２０ｂを有するべきである。
【００１６】摺動ジョイント２２の第２の軸方向端２２
ｂは開放され、コネクタ１８及び注射器安全装置１０
（図１〜図３）の第２の開放端１８ｂ位置で開放する内
側チャンバ５４を有する。内側チャンバ５４は注射器２
４のバレル２７の少なくとも注射針マウント３０を釈放
自在に受け、また、注射針マウント３０と抗液漏れ連結
を形成するための形態ともされ、かくして、摺動ジョイ
ント２２は図４〜図６に示すような全組み立て状態下に
注射針２０と注射器２４との間に抗液漏れ結合部を形成
する。詳しくは、内側チャンバ５４の中央には注射針受
けカップリングのための構造部としての管状突起５５が
設けられる。管状突起５５は、注射器２４の遠方端３２
位置の従来のルーアー形式の注射針マウント３０（図
３）の、中央のスパウト部分３０ａと、このスパウト部
分の周囲の、内側にネジ溝付けしたカラー部分３０ｂ
（図５及び図６参照）との間を伸延し且つこれら部材と
釈放自在に係合する設計とした、全体に円筒形状の外側
側壁と、全体に内側方向にテーパ付けされた内側側壁と
を有する。
【００１７】図９を参照するに、内側チャンバ５４は好
ましくは円周方向及び半径方向内側に突出する複数のリ
ブ５８を含む。これらのリブ５８は内側チャンバ５４の
開放端に近接して円周方向に整列し、注射器２４のバレ
ル２７を支持し且つ好ましくは軽く摩擦把持するのが好
ましい。摺動ジョイント２２はその外側円周表面上に、
好ましくは第１及び第２の、円周方向に離間し半径方向
外側に突出する第１の肩部６１及び第２の肩部６２の形
態の少なくとも２つ以上のストッパ部材を含む。第１の
肩部６１及び第２の肩部６２は、中央通路６６に面し全
体に傾斜する表面６１ａ及び６２ａと、リブ６３及び摺
動ジョイント２２の第２の軸方向端２２ｂに面して全体
に半径方向に伸延し且つ第２の端部開放キャビティ内で
摺動ジョイント２２を非釈放自在且つ摺動自在に保持す
る表面６１ｂ及び６２ｂと、を含むのが好ましい。摺動
ジョイント２２は更に、第２の軸方向端２２ｂに最も近
接して位置付けた（図１及び図２）、円周方向に離間し
軸方向且つ半径方向外側に突出する複数のリブ６３を含
むのが好ましい。各リブ６３は第１の肩部６１及び第２
の肩部６２に面する内側傾斜面６３ａを有する。
【００１８】コネクタ１８の第１の開放端１８ａは、薬
瓶１２及びそのストッパ１４の上部を覆って固定される
形態を有し、コネクタ１８の、中央通路６６及び第１の
側壁３４を画定する隣接部分に関してコネクタ１８の端
部の横断方向端部壁４１から全体に軸方向に伸延して全
体に円筒形状の第１の端部開放キャビティ３６を形成す
るところの、全体に半径方向外側に伸延する横断方向端
部壁４１により画定される。図５に示される第１の端部
開放キャビティ３６は、薬瓶１２のフランジ１３と、ス
トッパ１４と、シール１６とをぴったりと受けるため
の、全体を番号３６ａで示す内側キャビティ部と、薬瓶
１２をずっと容易に受け且つ内側キャビティ部３６ａに
向けて案内するための直径の大きい外側キャビティ部３
６ｂとを含む。図１〜図３及び図７において、全体にＵ
字形の長孔３５がコネクタ１８の第１の側壁３４に、コ
ネクタ１８と一体の１つ以上の個別のバネクリップ部材
あるいは“フィンガ”３８を画定する。図７において、
これらのフィンガ３８は全体に半径方向内側に湾曲し、
次いで外側に湾曲し、このフィンガ３８のネック部分３
９と、フィンガ３８の最遠端位置の、拡開された内側表
面４０とを画定する。内側表面４０は、薬瓶１２の上部
がネック部分３９を拡大させ、結局、各フィンガ３８を
広げることで、コネクタ１８の第１の開放端１８ａの位
置での、ストッパ１４を有する薬瓶１２の第１の端部開
放キャビティ３６への、詳しくは第１の端部開放キャビ
ティ３６の内側部分３６ａ内への挿通を可能とする。
【００１９】フィンガ３８は薬瓶１２のストッパ１４を
コネクタ１８の内側の横断方向端部壁４１に抗して偏向
する。横断方向端部壁４１から薬瓶１２に向けて軸方向
外側に伸延する環状突起４２が、コネクタ１８と、スト
ッパ１４の中心位置で注射針差し込み部位を取り巻くス
トッパ部分との間をしっかりとシールする。各フィンガ
３８の間で内側部分３６ａの第１の側壁３４から内側に
突出する、直径位置で対向するボス３７が、第１の端部
開放キャビティ３６内での薬瓶１２の側方へのねじれの
度合いを制限する。各フィンガ３８はコネクタ１８の側
壁内に形成されるが、フィンガ３８を側壁及び第１の端
部開放キャビティ３６の遠方端に向けて伸延させること
も出来る。しかしながら、記載したカンチレバー形態の
フィンガ３８は管状のコネクタの非可動部分によりその
全ての側面を包囲され、かくして、薬瓶１２のコネクタ
１８からの除去を困難とすると共に、偶発的な抜け落ち
をほぼ不可能なものとする。
【００２０】図７を参照するに、第２の端部開放キャビ
ティ４６及び中央通路６６がコネクタ１８の残余長さ部
分を構成している。中央通路６６の第１の端部６６ａは
管状のコネクタの横断方向端部壁４１へと伸延する第１
の開放端１８ａに最も近接して位置付けられる。中央通
路６６は横断方向端部壁４１を貫く中央開口４３を含
む。中央開口４３は、第１の端部開放キャビティ３６内
に固定した薬瓶１２のストッパ１４により有効にシール
される。中央通路６６の第２の端部６６ｂはコネクタ１
８の、第２の端部開放キャビティ４６の最も内側の限界
位置を画定する円周方向肩部２８に向けて伸延される。
中央通路６６の第２の端部６６ｂは摺動ジョイント２２
と注射器２４との組み合わせにより好ましくシールされ
る。中央通路６６の内側表面６９は、コネクタ１８内に
配置した注射針２０の取り付け用の拡開された鈍端２０
ｂのためのガイドを提供するべく、この内側表面６９の
第２の開放端１８ｂからコネクタ１８の第１の開放端１
８ａに向けて軸方向にテーパ付けされるのが好ましい。
コネクタ１８は、中央通路６６を画定し且つ管状のコネ
クタの横断方向端部壁４１と円周方向肩部２８との間を
伸延して第１の端部開放キャビティ３６及び第２の端部
開放キャビティ４６間で管状のコネクタを強化する、切
頭円錐形状の側壁７１から半径方向に突出する複数のリ
ブ７０を含むことが出来る。
【００２１】第２の端部開放キャビティ４６は、コネク
タ１８の、円周方向肩部２８から離れる方向で第２の開
放端１８ｂに向けて軸方向に伸延する、全体に円筒形状
の第２の側壁４４により画定される。第２の側壁４４の
１つ以上の、全体にＵ字形状の長孔４７が、１つ以上の
バネクリップ部材あるいはフィンガ４８を形成する。フ
ィンガ４８はコネクタ１８の一部分として一体成形され
る。各フィンガはコネクタ１８の残余部分との結合部か
ら管状のコネクタの第１の開放端１８ａに向けて軸方向
に伸延するに際し、半径方向内側に傾斜して第２の端部
開放キャビティ４６内に入るのが好ましい。第１の肩部
６１及び第２の肩部６２は、第１の肩部６１がフィンガ
４８の完全に下方に来る（図４及び図５）まで摺動ジョ
イント２２を挿通させ得るような寸法形状とされる。次
いで、摺動ジョイント２２は半径方向表面６１ｂとフィ
ンガ４８との界面により捕捉される。この状態が図５に
示す第１の停止位置である。摺動ジョイント２２と注射
針２０とはコネクタ１８内に更に摺動され、次いで第２
の肩部６２がフィンガ４８の完全に下方に来るまで（図
６）第１の停止位置に戻すことが出来る。これが第２の
停止位置である。この第２の停止位置では摺動ジョイン
ト２２の内側の第１の軸方向端２２ａが円周方向肩部２
８と衝突するのが好ましい。リブ６３もまた、第２の側
壁４４の第２の開放端１８ｂに近い外側端部を半径方向
外側に偏向し、フィンガ４８の端部を摺動ジョイント２
２に抗して強く偏倚させてフィンガ４８を外側に偏倚し
にくくすると共に摺動ジョイント２２をコネクタ１８か
ら非取り外し自在化する。摺動ジョイント２２は全体に
円筒形状を有するのが好ましいが、摺動ジョイント２２
の周囲外側表面を、この摺動ジョイント２２がその内部
を移動するところの第２の端部開放キャビティ４６の内
側表面と合致する任意の形状とすることができる。
【００２２】本発明の注射器安全装置１０の作動状態は
以下の通りである。コネクタ１８は図１に示す如く、摺
動ジョイント２２の注射針マウント５０に取り付けた注
射針２０と共にコネクタ１８が好ましく前組み立てさ
れ、摺動ジョイント２２と注射針２０とが管状のコネク
タに挿通される（図２）。管状のコネクタの第１の開放
端１８ａ及び第２の開放端１８ｂとは、剥ぎ取り薄膜７
２ａ、７２ｂ（図２の仮想線）その他の除去自在のカバ
ーのような好適な手段により使用に先立ってシールす
る、もしくは殺菌用の透明材の小型包装（図示せず）の
ようなシールパッケージ内に包装しておくことが出来
る。注射器安全装置１０を包装状態から取り出し及びあ
るいは端部カバーを取り外した後、コネクタ１８の第１
の開放端１８ａを図３〜図６に示すように、ストッパで
シールした薬瓶１２の上部に弾発係合させる。次いで、
注射器２４の遠方端３２を摺動ジョイント２２の内側チ
ャンバ５４に十分に挿通して注射器２４のマウント３０
と摺動ジョイント２２の管状突起５５との間を図４に示
すようにしっかりと連結する。摺動ジョイント２２はコ
ネクタ１８のフィンガ４８がリブ６３と係合することで
コネクタ１８の第２の開放端１８ｂ内に保持される。ユ
ーザーはフィンガグリップ６４ａ、６４ｂを把持して摺
動ジョイント２２を全体に半径方向内側に偏倚させて摺
動ジョイント２２上で注射針２０でストッパ１４に孔開
けさせることができる。第２の端部開放キャビティ４６
の第２の側壁４４を内側方向に若干テーパ付けすること
により、摺動ジョイント２２の内側方向移動に対する幾
分かの抵抗を与えるのが望ましい。
【００２３】摺動ジョイント２２が内側方向に移動する
に従い、注射針２０の先端２０ａは中央開口４３、環状
突起４２、ストッパ１４を通過して薬瓶１２に入り、注
射器２４は図６に示すように薬瓶１２の内側と流体連通
した状態となる。次いでユーザーがプランジャ２６を押
し込むと注射器のバレル２７の内容物が薬瓶１２に入
る。次いで薬瓶１２と注射器安全装置１０とが振り混ぜ
られて注射器２４からの流体と薬瓶１２の内容物とが混
合される。混合し使用準備状態とした後、プランジャ２
６がバレル２７から部分的に抜き出されて薬瓶１２の混
合物が注射器２４内に抜き出される。所望量の混合物を
注射器２４内に抜き出した後、注射器２４を、注射器安
全装置１０から注射針２０を取り外すことなく注射器安
全装置１０から取り外す（図３）。次いで注射器を、注
射針受け／マウント３０を介してカテーテルその他の管
若しくは静脈内ボトルあるいは袋その他の、合致する形
態の従来からの取り外し自在の注射器結合体（図示せ
ず）に取り付けることが出来る。
【００２４】注射器安全装置１０の好ましい実施例では
薬瓶１２及び注射器２４とは別個のコネクタ１８が使用
されるが、コネクタ１８を本発明の範囲から逸脱するこ
となく薬瓶１２あるいは注射器２４（あるいはその両
方）の部材と一体のものとして製造することが出来る。
管状のコネクタは薬瓶１２あるいは流体を収納した注射
器２４と連結した状態で、あるいは共に殺菌シールした
パッケージで包装した状態で提供することが出来る。所
望であれば、注射針２０を差し込むことのできる隔膜を
横断方向端部壁４１位置に位置決めして管状のコネクタ
内の注射針２０をシールさせることも出来る。そうした
隔膜は環状突起４２の如きに設けることが出来る。以
上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内
で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
【００２５】
【発明の効果】ストッパで固定した薬瓶中の危険な成分
と流体袋の内容物とを、ユーザーを注射針が突き刺さる
危険に晒すことなく、しかも尚、流体袋の操作を最小限
とする注射器安全装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の注射器の安全装置の分解斜視図であ
る。
【図２】図１の注射器の安全装置の使用前の組み立て状
態の斜視図である。
【図３】注射器を取り外した状態での使用後の注射器の
安全装置の側方断面図である。
【図４】図２の注射器の安全装置の、ストッパを備えた
従来の薬瓶と連結され且つこの薬瓶と、取り外し自在の
注射針を除去した従来の注射器との間に連結した状態で
の斜視図である。
【図５】図４の注射器の安全装置の使用前における側面
図である。
【図６】図４〜図５に示す注射器の安全装置の使用中に
おける断面側面図である。
【図７】図１を線７−７で切断した側方断面図である。
【図８】本発明の注射器の安全装置における長手方向断
面図である。
【図９】摺動ジョイントの軸方向断面図である。
【符号の説明】
１０ 注射器安全装置 １２ 薬瓶 １４ ストッパ １６ シール １８ 管状のコネクタ １８ａ 第１の開放端 １８ｂ 第２の開放端 ２０ 注射針 ２０ａ 鋭端 ２０ｂ 取り付け用の拡開された鈍端 ２１ ベル形状の合致部材 ２１ａ 内側穿孔 ２１ｂ 円周方向フランジ ２２ 摺動ジョイント ２２ａ 第１の軸方向端 ２２ｂ 第２の軸方向端 ２４ 注射器 ２６ プランジャ ２７ バレル ２９、４８ フィンガ ３０ 注射針マウント ３０ａ スパウト部分 ３０ｂ カラー部分 ３２ 遠方端 ３４ 第１の側壁 ３５ 長孔 ３６ 第１の端部開放キャビティ ３６ａ 内側キャビティ部 ３６ｂ 外側キャビティ部 ３７ ボス ３９ ネック部分 ４０、６９ 内側表面 ４１ 横断方向端部壁 ４２ 環状突起 ４３ 中央開口 ４６ 第２の端部開放キャビティ ４７ 全体にＵ字形状の長孔 ５０ 注射針マウント ５０ａ 中央スパウト ５０ｂ カラー ５４ 内側チャンバ ５５ 管状突起 ５８、６３ リブ ６１ 第１の肩部 ６１ａ、６２ａ、６１ｂ、６２ｂ 表面 ６２ 第２の肩部 ６３ａ 内側傾斜面 ６４ 細長の円周方向フランジ ６４ａ、６４ｂ フィンガグリップ ６６ 中央通路 ６６ａ 第１の端部 ６６ｂ 第２の端部 ７０ リブ ７１ 切頭円錐形状の側壁 ７２ａ、７２ｂ 剥ぎ取り薄膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 シールした薬瓶（１２）と注射器（２
    ４）とを流体連結する形態を有し、従来の薬瓶（１２）
    の端部のストッパ（１４）と係合する形態を有する第１
    の軸方向開放端（１８ａ）と、この第１の軸方向開放端
    とは反対側に位置付けた第２の軸方向開放端（１８ｂ）
    とを有する管状のコネクタ（１８）を有し、第２の軸方
    向開放端（１８ｂ）が、管状のコネクタ（１８）内で注
    射器を薬瓶（１２）に向けてまた離れて摺動させるため
    に従来の注射器を釈放自在に受けるようになっている注
    射器安全装置（１０）であって、 管状のコネクタ（１８）が、反向する第１の軸方向端
    （２２ａ）及び第２の軸方向端（２２ｂ）と、該第１の
    軸方向端（２２ａ）及び第２の軸方向端（２２ｂ）間の
    通路（５６）とを有する摺動ジョイント（２２）を包囲
    し、管状のコネクタ（１８）の第１の軸方向端（２２
    ａ）が、注射針（２０）の、取り付け用の拡開された鈍
    端（２０ｂ）と係合する形態を有し、摺動ジョイント
    （２２）の第２の軸方向端（２２ｂ）が、注射針無しの
    従来の注射器（２４）のバレル（２７）の遠方端（３
    ２）の釈放自在の注射針受け（３０）と少なくとも釈放
    自在に係合する形態をも有し、注射針無しの従来の注射
    器（２４）を摺動ジョイント（２２）の通路（５６）を
    介して薬瓶（１２）と流体連結した後、摺動ジョイント
    （２２）を管状のコネクタ（１８）から取り外すことな
    く、注射針無しの従来の注射器（２４）を摺動ジョイン
    ト（２２）から釈放自在に取り外し自在である注射器安
    全装置。
  2. 【請求項２】 管状のコネクタ（１８）が、鋭端（２０
    ａ）と、取り付け用の拡開された鈍端（２０ｂ）とを有
    する従来の注射針（２０）を包囲し、注射針（２０）が
    管状のコネクタ（１８）内で摺動ジョイント（２２）と
    共に非釈放自在に捕捉されるようにした請求項１の注射
    器安全装置。
  3. 【請求項３】 摺動ジョイント（２２）が、管状のコネ
    クタ（１８）内で摺動自在に取り付けられ、第１の軸方
    向端（２２ａ）が注射針（２０）の取り付け用の拡開さ
    れた鈍端（２０ｂ）と係合された状態で注射針（２０）
    を管状のコネクタ（１８）内で摺動ジョイント（２２）
    と共に支持し且つ軸方向に移動し、かくして注射針（２
    ０）の取り付け用の拡開された鈍端（２０ｂ）と摺動ジ
    ョイント（２２）との間に抗液漏れカップリングが形成
    される請求項２の注射器安全装置。
  4. 【請求項４】 摺動ジョイント（２２）の第１の軸方向
    端（２２ａ）が注射針（２０）の取り付け用の拡開され
    た鈍端（２０ｂ）と釈放自在に係合する請求項１の注射
    器安全装置。
  5. 【請求項５】 摺動ジョイント（２２）の第１の軸方向
    端（２２ａ）が、注射針（２０）の取り付け用の拡開さ
    れた鈍端（２０ｂ）と釈放自在に係合する形態の注射針
    受け（５０）を含む請求項４の注射器安全装置。
  6. 【請求項６】 摺動ジョイント（２２）の第１の軸方向
    端（２２ａ）が、注射針（２０）の取り付け用の拡開さ
    れた鈍端（２０ｂ）と釈放自在に係合する形態のネジ溝
    （５１）を含む請求項４の注射器安全装置。
  7. 【請求項７】 摺動ジョイント（２２）の第２の軸方向
    端（２２ｂ）が開放され且つ、管状のコネクタ（１８）
    の第２の軸方向開放端（１８ｂ）位置で開放する内側チ
    ャンバ（５４）を有し、該内側チャンバ（５４）が、注
    射器（２４）の遠方端（３２）に設けられた少なくとも
    注射針マウント（３０）を釈放自在に受けて注射器（２
    ４）の遠方端（３２）に注射針と取り外し自在に取り付
    ける形態を有する請求項１の注射器安全装置。
  8. 【請求項８】 摺動ジョイント（２２）の内側チャンバ
    （５４）が、通路（５６）の一部を形成するテーパ付け
    された中央開口（５６ａ）を有し且つ注射器（２４）の
    注射針マウント（３０）と釈放自在に摩擦係合する形態
    とされる請求項７の注射器安全装置。
  9. 【請求項９】 摺動ジョイント（２２）が、注射器（２
    ４）の注射針マウント（３０）とネジ溝を介して釈放自
    在に合致する形態を有する構造部（５５）を有する請求
    項７の注射器安全装置。
  10. 【請求項１０】 コネクタ（１８）が、第１の軸方向開
    放端（１８ａ）及び第２の軸方向開放端（１８ｂ）位置
    に夫々第１の端部開放キャビティ（３６）及び第２の端
    部開放キャビティ（４６）を有し、中央通路（６６）が
    第１の端部開放キャビティ（３６）及び第２の端部開放
    キャビティ（４６）を流体連通し、前記中央通路（６
    ６）が第２の端部開放キャビティ（４６）から第１の端
    部開放キャビティ（３６）へと、注射針（２０）の拡開
    された鈍端（２０ｂ）と係合するに十分、半径方向内側
    に向けて傾斜しつつ伸延し、かくして注射針を摺動ジョ
    イント（２２）と共にコネクタ（１８）内で保持する請
    求項２の注射器安全装置。
  11. 【請求項１１】 第１の端部開放キャビティ（３６）が
    横断方向壁（４１）を含み、中央通路（６６）が、横断
    方向壁（４１）を貫く中央開口（４３）を含み、環状突
    起（４２）が、横断方向壁（４１）から軸方向外側に第
    １の軸方向開放端（１８ａ）に向けて、第１の端部開放
    キャビティ（３６）内に固定した薬瓶（１２）のストッ
    パ（１４）にシールされるべく十分に突出される請求項
    １０の注射器安全装置。
  12. 【請求項１２】 摺動ジョイント（２２）が第１の軸方
    向端（２２ａ）位置に注射針受け（５０）を有し、該注
    射針受け（５０）が、注射針（２０）の取り付け用の第
    ２の鈍端（２０ｂ）と係合する形態を有し、第２の軸方
    向端（２２ｂ）位置には注射器（２４）の注射針受け
    （３０）を釈放自在に受ける形態とした注射針受け係合
    用の構造部（５５）が位置付けられる請求項１の注射器
    安全装置。
  13. 【請求項１３】 第１の軸方向端（２２ａ）位置の注射
    針受け（５０）が第２の軸方向端（２２ｂ）位置の注射
    針受け係合用の構造部（５５）と釈放自在に合致する形
    態とされ、かくして摺動ジョイント（２２）が釈放自在
    の注射針（２０）と、注射針（２０）と釈放自在に直接
    係合自在の注射器（２４）との間で釈放自在に係合する
    ことが可能である請求項１２の注射器安全装置。
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