JP2002172105A - 体液検査システム - Google Patents

体液検査システム

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JP2002172105A
JP2002172105A JP2000372728A JP2000372728A JP2002172105A JP 2002172105 A JP2002172105 A JP 2002172105A JP 2000372728 A JP2000372728 A JP 2000372728A JP 2000372728 A JP2000372728 A JP 2000372728A JP 2002172105 A JP2002172105 A JP 2002172105A
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body fluid
diagnosis
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JP2000372728A
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Keiichiro Okabe
岡部敬一郎
Hiroshi Ishibashi
広 石橋
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Advance Co Ltd
Original Assignee
Advance Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確で充分な疾病診断又は健康診断を在宅で
手軽に受けることを可能とする。 【解決手段】体内情報を形成する手段、前記情報変換手
段で情報化された体液成分情報を伝達媒体上に埋め込み
送信する手段、前記送信された体液成分情報を復元して
診断処理し、その診断情報を送信元に返信する手段より
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、体液検査システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糖尿病の治療等、体内情報に基づいてイ
ンスリン等を適時的確に継続的に投与しなければならな
い場合、生体内情報の的確な把握は、患者の苦痛を抑え
るためにより有効な手段となり得ることから、その情報
を把握するためのセンサーを内蔵した機器が提案される
にいたっている。しかしながら、その生体内情報の把握
は、患者の使用操作と自己判断にゆだねられ、患者の負
担は大である。また健常人であっても、高齢化、ストレ
スの増加に伴い健康への関心が高い現状に於いて、一年
に一回程度の健康診断や、通院では、健康状態を知るに
は、不十分であり、また健康診断を目的とした通院にお
いては、費用と時間がかかるため、短期間の定期的な通
院は、現実には困難である。この様な状況下において
は、適当な診断装置を購入するなどして、自前で診断す
るしかないが、結局その程度では、充分な診断とは言い
難く、間違った判断や手遅れの状態に陥ることも多々あ
る。この様な状況に於いて、特定の患者に限らず、在宅
や日常生活で、手軽に自己の体内情報を知り得る手段が
希求されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明は、体
内情報を形成する情報形成手段、前記情報形成手段で情
報化された体液成分情報を伝達媒体上に埋め込み送信す
る手段、前記送信された体液成分情報を復元して診断処
理し、その診断情報を送信元に返信する手段の組み合わ
せ構成により、体液を採取する等して、その体液成分か
ら健康状態或いは様々な疾病を診断することができる情
報を検出すると共に、当該検出した情報を診断可能な、
医者、医療機関に伝送することで、正確な体内情報の手
軽な入手が可能となるのである。
【0004】本発明における体内情報を形成する手段に
おいて、体内情報とは、主に採取された体液、その体液
成分や採取はされないが非侵襲で得られる体液成分を示
すものであるがその他、心電図、心拍数、体温等生体か
ら得られる情報、及びこれらの組み合わせをも示し、必
要に応じて、適宜、採取又は検出が行われるものであ
る。体液とは、例えば、血液、汗、尿、精液などが例示
されるが、生体より排泄されるものであれば液体性を直
接有していなくても適用可能である。情報化とは、例え
ば、体液内の成分を分離抽出して、データとする事を示
すものであって、分離抽出する手段としては、採取した
体液から不要な物質の除去をする特殊な濾紙の使用がさ
れても良く、測定装置の状態によっては、この様な濾過
工程が無くても良い。
【0005】抽出とは、目的とする成分の視覚的、聴覚
的、感触的な情報が得られ得る状態を言い。例えば、体
液の個々の成分に反応して発色、変色する試薬を含浸し
た試薬紙に体液或いは体液から特定の分離が行われた分
離液を含浸させ、その反応が色等の光学的検査可能なパ
ターンを示す場合が示される。その他、反応が模様等に
よって現れる状態や、特定の波長を持った音が繰り返し
出力されている状態や、表面が成分量によって起伏した
立体的な状態を示す場合もある。
【0006】その他、特定の光源を体液サンプルに照射
し、その反射戻り光を、光電変換したアナログ信号の状
態であっても良い。この状態では、その場で診断は、で
きないが、診断を処理する機関へ伝送するには適当なデ
ータであれば、この様な変換処理も抽出に含まれるもの
であってもよい。
【0007】データとは、例えば、伝送媒体に乗せるこ
とが可能なデータであって、数値化され、あるいは符号
化されたものを示してもよい。これは、例えばデジタル
変調、アナログ変調可能な電気的、光学的、超音波的、
音波的、磁気的、電磁気的な信号が示されるが、少なく
とも診断処理を行う機関へ伝送され得るものであれば良
い。
【0008】「前記情報変換手段で情報化された体液成
分情報を伝達媒体上に埋め込み送信する手段」における
「伝達媒体上に埋め込み送信」の伝達媒体とは、例えば
電波、赤外線、超音波、音波、電気などであって、埋め
込みとは、例えば振幅、周波数、デジタル的な変調を示
すものであり、少なくとも再現可能な状態で、伝達媒体
上にあればよい。
【0009】本発明における「前記送信された体液成分
情報を復元して診断し、その診断情報を送信元に返信す
る手段、送信された体液成分情報を復元して診断処理」
とは、送信側が、患者であれば、主に医者、病院、診断
可能な機関等を示し、その他健常人であれば、公共サー
ビス機関、或いは民間サービス機関が更に受信側として
機能しても良い。復元とは、例えば、変調信号を復調し
た信号を示すものであり、送信されたデータが、スペク
トル情報を含む電気信号の様な状態であれば、これを分
析して、所望のデータに変換する工程等を示すこともあ
る。
【0010】診断処理とは、その値から、疾病の有無の
判断、投与する薬液の量の判断、薬液投与の有無の判断
等、知り得る範囲の判断情報を導出する為の処理であ
り、医師の観察による診断、データの数値的処理による
診断、或いは、専門機関へ更に送信して、送信した情報
に対するコメントをもらいこれを集計する処理等が含ま
れる。本発明における「返信」とは、少なくとも送信側
に、診断データ又は診断に関連するデータが伝達される
ことを示し、送信と同一の通信媒体が使用される他、送
信側が移動状態であれば、移動先でも入手可能な他の媒
体を介して利用者側に送信されることを示すものであっ
てもよく、返信の内容が送信元へ再度、体内情報に関連
しそうな情報の送信を利用者へリクエストするようなも
のであっても良い。病院等、通院可能な場所であれば、
担当の医師やアドバイザが利用者に直接面会して説明す
る行為なども「返信」に含まれても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
図である。110は、体液調整部であり、例えば特開平
10−206417、特開平10−206418、特開
平10−206419の各公報に示されるような、血液
を必要に応じて希釈して、展開させると共に、その間で
血球を濾過し、複数の試薬層へ供給して発色させる様な
構成が示される。試薬層は、到達した成分と量に応じ、
個々に光学的情報が表出される場所である。これはあく
まで例示であり、光学的でなく、例えば磁気的な情報
や、侵襲、非侵襲を問わず、その他の情報であってもよ
い。少なくとも後段の読み取り部111で、成分の種類
と量がその表面から読みとれるものであればよい。
【0012】111は、読み取り部であり、前述の体液
調整部110で得られた情報が読みとられるものであれ
ば良く、例えば、体液調整部110でそれぞれ成分を色
彩で表示した場合は、CCDカメラ、写真フィルム、イ
メージスキャナなどが例示され、その他、吸光度を測定
するのであれば、レーザ、赤外線等のコヒーレント光を
照射し、撮影された画面、あるいは反射、透過した光線
のスペクトル分布を得てこれを電気信号に変換するもの
が例示される。この場所は、少なくとも後段の処理部1
12での処理形態により変換される状態が決定される。
例えば処理部112が、コンピュータであれば、読み通
り部111は、AD変換器などのデジタル電気信号に変
換する機能を備えている。
【0013】112は処理部であり、コンピュータ等で
構成され、前記読み取り部111で得られたデータを、
簡易的に又は詳細に処理して、その値を算出すると共
に、後段の中央処理部116へ伝送するに適当なデータ
に変換する。適当なデータとは例えば、患者の氏名、年
齢、症状等のデータを付加した情報等である。113
は、表示記憶部であり、モニターデイスプレイ、ハード
デイスク等で構成され、前記処理部112で処理された
データを表示し、一時的、或いは永続的に記録する部分
である。114、118は、送受信部であり、モデム、
TA、携帯電話機、レーザ、発光ダイオード、超音波ト
ランスデユーサ等を具備し、伝送するための媒体によっ
て適宜構成され、変調、復調機能を有している。115
は、伝送媒体であり、電話回線、光ファイバ、電波、超
音波、赤外線等の有線形態、無線形態を示すものであ
り、その状況に於いて適宜選択される。116は、中央
処理部であり、処理部112から送信されたデータを診
断可能なデータに処理すると共に、この中央処理部11
6で診断不可能なデータ等を診断可能な処理部へ伝送す
る為のデータを構成する為の部分であり、又個々の処理
部に対応して区分された記憶部117に記憶可能なデー
タに変換する。117は、記憶部であり、それぞれの処
理部から送られてきたデータを個々に区分し、一時的又
は永続的に記録する為の部分である。ここで送受信部を
挟んで、114までの構成を利用者端末100、115
以降の構成を診断端末101とする。
【0014】次に動作を体液を血液として説明する。指
先等から得られた血液Lを、必要に応じて希釈した状態
で体液調整部110に滴下する。血球分離後、試薬反応
させて発色させた状態で、読み取り部111へ挿入す
る。読み取り部111は、発色の種類、濃淡を例えばイ
メージスキャナ、CCDカメラ等で撮影して電気信号化
し、デジタル信号に変換して基礎データとして処理部1
12に出力する。処理部112は、この基礎データと、
予め備えた色、濃淡と成分量との関係からなるテンプレ
ートデータと照合し、その簡易診断データを表示記録部
113のモニターに表示させ、記録媒体に日付、時刻、
天気、問診的な健康状態、その他の予備的情報とを共に
記憶する。更に処理部112は、この基礎データを送受
信部114に出力し、変調出力する。この場合、診断目
的が限られても良い場合或いは、基礎データの容量が大
きすぎる場合は、簡易診断データのみを送信してもよい
場合がある。試薬部を撮影した画像を基礎データとして
送信する場合もあり、処理部112で簡易診断がされな
い場合もある。送信するデータが、大きく時間がかかる
場合やより早いデータの送受信が必要な場合等は、デー
タの要部のみをピックアップして、これを送るか、いわ
ゆるデータ圧縮を行うことにより、よりコンパクトにし
て送ることが、より好ましい。要部の選択は、主に反応
が充分に行われている場所が任意に或いは自動的に選択
されて行われる。圧縮技術は例えば、JPEG、LZ
W、LHA等各公知手法が好適に使用される。
【0015】診断端末101は、これを受信し、復調し
て中央処理部116に入力する。中央処理部116は、
予め様々なテンプレートデータを所有すると共に当該テ
ンプレートデータに基づいて様々な方法でその基礎デー
タを分析し、診断すると共に、その表示をモニタで行
う。自動的に診断データが作成されたり、医師やアドバ
イザがモニタに表示されたデータに基づいて診断データ
が作成されたりする。送信されてきたデータ、付随する
データ及び診断データと共に記録部117に記録され
る。この記録部117に記録されたデータは、次の診断
の際の、参考データとして使用されると共に、患者の傾
向、状態を診断するために用いられる。更に診断によっ
て作成されたデータは、送信元である利用者端末100
に送信される。更に本発明は、診断内容が複雑である場
合等は、図2で示すように診断端末211から、他の専
門的な診断端末212〜215にデータが送信され、そ
こで、各専門的な情報を入手するものであっても良い。
【0016】利用者端末100を、携帯電話と小型撮影
機器の組み合わせ構成とする場合図1における、読み取
り部111は、CCD型の小型カメラ、イメージスキャ
ナを示し、処理部112と記憶表示部113及び送受信
部114は、携帯電話を構成する。これは例えば図3の
読み取り部314と携帯電話317の組み合わせで示さ
れる。尚、携帯電話は、PHS、イリジウム等を当然含
むものとする。又、読み取り部111を携帯電話に装着
されたCCDカメラ等が一体性、携帯性を有する点でよ
り好ましい。 動作の説明 上述の如く体液調整部110によって、測定対象となる
体液成分の発色状態を読み取り部111で読みとらせ
る。読みとらせた体液調整部の試薬部部位の表面画像を
表示し、そのままデータを送る場合は、そのまま送信す
るか、或いはデータ量が多い場合は、目視で、送信する
ための必要な部位を選択するか、画像中、予め定められ
た部位を自動的に選択するか、画像中、診断に有効な部
位を自動的に選択するかの選択工程が実行され、必要に
応じ圧縮され、圧縮などされたデータが送信される。そ
のままデータを送らず、携帯電話側で診断する場合は、
発色状態を予め内蔵された発色状態と数値関係を示すテ
ンプレートデータと照合し、一致する発色状態に対応す
る数値を表示する。テンプレートデータを記憶できない
場合は、テンプレートデータを記憶する外部記憶装置を
更に接続したり、テンプレート表を逐次読み込み、一
致、不一致を携帯電話内の処理部112で比較処理する
ものであっても良い。このテンプレートデータを用いる
手段は、一例であって、その他の機器内での診断アルゴ
リズムが適用される場合もある。上述のように処理され
たデータは、処理部112から送受信部114を介して
電波媒体115によって、診断端末101に送信され
る。送信されたデータに対し、診断端末101は、上述
のような診断処理を行い、その結果を、利用者端末10
0に返信する。この時、利用者端末100がこれを受信
できない状態では、例えばインターネット方式における
メールサーバを利用して、そこで一時的に保管させた
り、留守電機能に音声と同様の状態で携帯電話内部に一
時的に記録させても良い。返信されたデータ形式は、そ
れが音声だけであっても良く。画像だけの場合やその両
方であっても良い。この様に、携帯電話を利用者端末に
することで、高齢者や、身体が不自由な者、コンピュー
タを知らない者等に好適に使用可能となるのである。
尚、これが携帯電話でなく普通の有線電話であっても良
いものであり、特にFAXと組み合わせた電話診断デー
タが紙面で表示される点等からわかりやすく利用者側へ
データが送られるので好適である。又或いはLCD付き
電話機については、LCDによる表示によっても、利用
者がわりやすく理解できる。又、電話機、その他音声出
力器を備える端末については、デジタル的な合成音声に
より診断データの出力を行っても良く、この場合は伝送
データの容量を少なく抑えることができる。
【0017】通常時、インターネットを伝送媒体として
使用する場合は、メールサーバが経済的な点から好適に
利用される。即ち、利用端末は、自分の基礎データをフ
ァイル化して、診断端末に対応したメールアドレス宛に
送信する。診断端末は、このメールを開いて診断した
後、診断データをメールに添付して利用者端末に送信す
る。利用者端末は、このメールを任意に開封して診断結
果を得る。
【0018】この場合のメールは、利用者端末、診断端
末間固有の情報によって拘束され、両者のみが開封でき
る状態であることが好ましく、その為の公知暗号化手段
が組み込まれる場合もある。又、問診が必要な場合は、
インターネット上で利用されるテレビ機能、電話機能、
あるいはチャット機能、その他の直接通信手段が利用さ
れる。
【0019】本発明では、インターネットを伝送媒体と
して使用する他、直接診断端末と電話回線を介して接続
することが好ましい。即ち、両者を交互に使用し、汎用
的な情報で、他人に漏洩されても良いか、見ても個人に
とって有用でない情報はインターネットで接続し、個人
的な情報については、専用回線を使用して接続する。こ
の様にすることにより、暗号化などの繁雑な作業を要し
ないようにすることができる。
【0020】又、当該システムに於いては、利用者又は
患者は、体液を提供するまでとし、その他を、診断機関
の遠隔操作によって行うものであっても良い。コンピュ
ータは、例えば、TCP/IP、NetBEUI、SP
X/IPX等の同一のプロトコル間でのリモートアクセ
スによる相手コンピュータ端末操作可能状態としてお
き、利用者端末内でのデータの処理、入手、解析等を、
外部診断処理機関の任意の操作により実施させてもよ
い。このことにより、利用者側の負担を軽減し、診断処
理機関は、正確な診断をするために、必要的確なデータ
のみを入手可能とすることで、この診断処理機関がいわ
ばかかりつけの医者みたいな役割を備えることが可能と
なる。更に、診断処理機関は、各利用者毎に、インター
ネットにおいて利用されるようなホームページタイプの
データの提供を行い、利用者がこのホームページタイプ
のデータにアクセスする事で、今までのデータ、専門家
のコメント、アドバイスを、任意に読むことができる。
この様なホームページタイプの個人向けデータは、デー
タの保護がされていればインターネット上でも利用可能
となる。
【0021】利用者端末の状況、各種サービスを受けた
い場合は、インターネット回線を通じて指定するなどし
て使用する。個人データの送受信時は、自動的に切り替
わるようにする。送信時、プロバイダにダイヤルアップ
され、各種形式で基礎データが転送される。このデータ
に付随して個人データを出力するとき、インターネット
回線が遮断され、診断端末の電話番号にダイヤルアップ
して個人データを送信する。送信終了後、ダイヤルアッ
プを遮断する。
【0022】送信するための個人データの形式は、例え
ば個人情報と基礎データ情報の符号などによるデリミタ
が付された状態の一つのデータが示される他、一つのフ
ォルダ(デイレクトリ)に特定の名前を持つ基礎データ
ファイルと個人情報データファイル(例えば、基礎デー
タは、最初にbを付けたファイルとし個人情報データの
フォルダにはpを付けておく)ような形式も示される。
【0023】コンピュータを使用せず、タッチパネル方
式、テレビリモコン方式によるデータの電送の場合は、
これら固有の符号を選択行為に基づいて自動的に付され
ることで行われるようにすることが尚、好ましい。デー
タを指定するだけで、個人情報と、データが分割送信さ
れることがより好ましい。緊急な場合や電話回線の障害
による診断端末との不通状態の場合等データの転送が困
難であるが至急送受信したい場合、本発明では、通信衛
星と直接無線回線接続する携帯電話、デジタル衛星テレ
ビ放送を更に組み合わせることにより緊急状態で安定的
な利用者端末と診断端末間の接続を確保することができ
る。
【0024】即ち、緊急データの送信時、通信衛星利用
の携帯電話、例えばイリジウムタイプの携帯電話で、イ
ンターネットの特定のプロバイダと接続する。この場
合、直接診断端末に接続することも可能ではあるが、電
話回線よりも、インターネットのような、ウェッブ接続
の方が安定して接続可能である。診断端末と接続された
後、基礎データ及び個人データが送信される。
【0025】診断端末は、この基礎データを診断し、そ
の結果作成されたファイル或いはメッセージを、公衆衛
星デジタルテレビ回線を使用して相手に送信してもよ
い。利用者端末固有のデータは、ファイル形式で送信さ
れる事が好ましいが、そのまま直接表示されても緊急の
場合は充分な場合もある。この様な各種伝送形態は、緊
急な場合や、特別な場合は、使用可能な媒体に対し、同
時にデータを送信することで、確実なデータの送受信が
図られても良い場合もある。
【0026】
【実施例】図3は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。利用者端末110において、311は、血液分離展
開部であり、中央に血液滴下部313、その周辺に種々
の血液成分との接触により発色等する複数個の試薬部3
12が形成されており、中央の滴下部313に血液或い
は希釈血液を滴下することにより、各試薬部へ拡散し、
途中不要な成分が分離除去され、拡散浸透していく様な
構成を有している。この構成は、あくまで一例であり、
その他の形態も好適に使用される。314は、読み取り
部であり、前記血球分離展開部311で、表示された発
色情報を読み取り、電気的情報に変換する為の部分であ
る。これは例えば、イメージスキャナーや、CCDカメ
ラ、赤外線センサー、レーザ等の組み合わせと、光電変
換手段、デジタル信号変換手段等が内蔵されており発色
情報を備えたデジタルデータ化する機能を有している。
【0027】315は、患者、利用者側の端末である。
端末315は、図中、汎用のパーソナルコンピュータ、
デジタルテレビ等を示すものであるが、これに限るもの
ではなく、PDA、ノートパソコン、携帯電話、等の汎
用性携帯端末や、特定の機能のみを有する専用端末であ
ってもよい。316A、316Bは、撮影機器であり、
直接、医者、アドバイザ等の専門家と患者、利用者がコ
ンピュータのモニタ、テレビ等を介してデータの送受
信、問診等を行うためのものである。撮影機器は、特に
必要というものではないが、当該撮影機器を備えること
により診断時に有効な要素となり得る。317は、無線
出力手段であり、上述の端末315と同一のものである
ほか、データを電波で出力する為のものを示したもので
ある。318は、接続仲介部であり、プロバイダのよう
な接続業者であって、主に、端末316をネットワーク
323と接続する為のものである。接続仲介部318
は、主に有線的な回線又は無線的な回線とネットワーク
とを接続するものを示す。319は、接続仲介部であ
り、プロバイダのような接続業者であって、主に携帯電
話等とネットワーク323を接続するための機能を併せ
持つものである。
【0028】320は、センタであり、端末315等そ
の他の端末からデータを受信し、その受信データに基づ
き診断し、診断データを作成して記憶、返送するための
機関、サイトである。センタ320は、更に専門的な知
識を有する他のセンタと接続する場合もあり、また、接
続仲介部318、319、323のいずれか或いは全て
を兼ねることもある。321は、通信仲介手段であり、
人工衛星、飛行機等であり、主に携帯電話の送信電波を
受信して、通信相手へ送信する機能や、デジタルテレビ
放送を受信し、各地域へ送信出力する機能を具備する。
322は、ネットワークであり、インターネット等の汎
用双方向通信ネットワークや、LAN等のローカルネッ
トワーク、等を示し、有線無線を問わず、双方向的な情
報通信が行えるものであればよい。323は、接続仲介
部であり、主に、センタ320をネットワーク323と
接続する為のものである。接続仲介部323は、有線的
な回線又は無線的な回線とネットワークとを接続するも
のを示す。
【0029】次に動作を説明する。体液Lを血液分解展
開部311の滴下部313に滴下する。滴下された体液
は不要な成分が分離されながら、試薬部312に到達し
て試薬と反応発色する。発色した状態で、読み取り部3
14に挿入され、そこで、その試薬部312による変化
を検出してデータ化する。当該データは、血糖値等、即
数値的な目視で理解できるデータの他、スペクトルデー
タや、赤外線の吸収スペクトルデータ、CCD画像デー
タ等、解析前のデータが例示される。当該データは、例
えば端末315に取り入れられ、予め記録された診断ク
ライテリアに基づいて、自動的な診断がされ、記憶媒体
に記憶され、モニタに表示される他、インターネットで
あれば、いわゆる送信メール用添付ファイル、送信ファ
イル等としてビットマップ、テキスト状態等の利用者が
読みとれるデータに変換され、センタ320に、専用回
線又は電話回線3C、接続仲介部318、ネットワーク
322、接続仲介部323、専用回線又は電話回線を介
して送信される。
【0030】又、通信手段を利用できない場合、端末3
15からセンタ320への送信はフロッピー(登録商
標)デイスク3Aによる郵送等のルートや、テレビ電話
等の有線電話回路又は携帯電話等の無線電話回線を用い
た直接通信ルート、や、接続仲介部318を介さず直接
汎用の電話回線又は専用回線3B、携帯電話317を利
用して送信されても良い。センタ320は、このデータ
に基づき、診断を行い、又は送られてきたデータが診断
データの場合は、その他の情報を併せてより専門的な診
断を行い、その診断結果データを端末315に対して上
述のルートを適宜利用して場合によっては記憶し返信す
る。又センタ320は、端末315と携帯電話317、
有線電話3B、その他の電話機能を介して直接、音声或
いは、撮影機機316を用いて交信して、問診などによ
り詳細なデータを入手して再診断を行ったり、注意事項
を直接説明したりする。
【0031】更に本発明は、この様な卓上性を有する端
末315を使用するほか、携帯電話317を利用して読
み取り部314で得られたデータをセンタ320に送信
する場合もある。この場合は、卓上型の端末を使用しな
いことから、患者の負担が軽減される場合がある。即
ち、携帯電話317に送信された体液成分データ等は、
そこで、ファイルとして一時的に蓄積されて、その後、
センタ320に送信される(3E)他、データが大きい
場合は、入力される成分データを逐次センタ320へ送
信する場合もある。或いは、携帯電話317が送信した
データは、接続仲介部319に送信され、汎用ネットワ
ーク322を経由してセンタ320に送信されるいわゆ
るIモード(商標)などの携帯電話使用のインターネッ
トが例示される。直接センタ320へ電波を利用してデ
ータを送信する他、通信仲介部321を利用して、セン
タ320へ直接送信する(3F)他、接続仲介部319
へ一度送信して(3D)、ネットワーク322経由で接
続仲介部323を介してセンタ320へ送信する場合も
ある。通信仲介部321経由では、有線通信手段、携帯
電話用中継手段が無い場所、使用不能な状態等の場合に
好適に利用され、過疎地域の高齢者等に好適に利用され
る。尚、センタ320は、上述した様な携帯電話表示向
けホームページタイプの利用者データを提供することに
より、利用者は、携帯端末で、特定の経路によりどこで
でも、自らのデータ、アドバイス等の閲覧、要望の送信
をする態様が好ましい。
【0032】又、端末315は、例えば、有線或いは無
線のデジタルテレビ放送もその一要素として使用され
る。データの送信時は、有線、或いは無線媒体を使用し
て送信するが、受信は、衛星、有線を介して取り込まれ
(3G)、テレビを取り扱う用にチャネルを切り替える
ことで、データを入手したり、診断を受けることが可能
となる。
【0033】又、端末315で、朝、データをセンタ3
20に送信して、センタ320からの送信データを携帯
電話317等で入手するものであってもよく、勤務先で
診断データを入手するものであっても良い。
【0034】又、本発明では、汎用のネットワーク等個
人データの漏洩する可能性のあるルートを使用してデー
タを送信する場合、個人に関連するデータと測定データ
を分割し、個人データをダイアルアップ等の直接接続に
よる送受信方式を利用し、測定データをインターネット
等の汎用ネットワークで送信するものである場合もあ
る。
【0035】これらは、送信時、共通のデータを付加し
た状態で分割して、それぞれの経路で送信し、センタ到
達時、共通のデータに基づいて結合されるような方式を
採るものであっても良い。 この場合は、暗号等、手続
き的に煩雑な手法を取らず、秘密性に優れたデータの送
受信が行われると共に、インターネットや、デジタルテ
レビ放送等汎用的な通信のメリットを最大限に利用可能
となるのである。
【0036】
【発明の効果】以上詳述の如く本発明は、体内情報に基
づく健康情報を在宅において知ることができると共に、
的確な診断が受けられるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例を示す図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】 111 読み取り部 112 処理部 113 表示記憶部 114、118 送受信部 115 伝送媒体 116 中央処理部 117 記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内情報を形成する情報形成手段、前記
    情報形成手段で情報化された体液成分情報を伝達媒体上
    に埋め込み送信する手段、前記送信された体液成分情報
    を復元して診断し、その診断情報を送信元に返信する手
    段よりなる体液検査システム。
  2. 【請求項2】前記情報変換手段は、体内情報及びその統
    計的データに対し、診断処理データを作成可能な診断処
    理手段、その診断処理データを一時的に記憶する記憶手
    段を有する請求項1に記載の体液検査システム。
  3. 【請求項3】 前記伝達媒体が、電気、光等の有線媒
    体、光、磁気、超音波等の無線媒体である請求項1に記
    載の体液検査システム。
  4. 【請求項4】前記情報化は、光学的読み取り手段と、前
    記光学的な情報を電気信号に変換する手段の組み合わせ
    よりなる請求項1に記載の体液検査システム。
  5. 【請求項5】前記体内情報は、抽出された体液からその
    成分を認識可能な状態に形成されたものである請求項
    1、2に記載の体液検査システム。
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