JP2002171680A - 蓄電池の充電方法及び電源装置 - Google Patents

蓄電池の充電方法及び電源装置

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JP2002171680A
JP2002171680A JP2000362021A JP2000362021A JP2002171680A JP 2002171680 A JP2002171680 A JP 2002171680A JP 2000362021 A JP2000362021 A JP 2000362021A JP 2000362021 A JP2000362021 A JP 2000362021A JP 2002171680 A JP2002171680 A JP 2002171680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の蓄電池ブロックを並列に接続された蓄
電池群を、蓄電池ブロック1個分の出力容量を持つ小型
の充電用電源にて充電し、充電が必要な正常な蓄電池に
のみ充電を早く行うことを課題とする。 【解決手段】 蓄電池ブロックごとの分割充電方式と
し、各蓄電池ブロックの時分割充電の休止期間を利用し
て、蓄電池ブロックへの充電開始時に蓄電池接続確認試
験を実施することにより、正常でないと判定された蓄電
池には充電しないようにし、充電が必要な蓄電池に対す
る充電を早く行える方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置の蓄電池
充電システムにおいて、並列に接続された複数の蓄電池
を効率よく充電するための蓄電池充電方法及び充電機能
を有する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源装置に用いる蓄電池は蓄電池放電や
自然放電による容量低下を補うため、入力電力回復時又
は定期的に充電する必要があり、その充電方法には定電
流充電法や定電圧充電法又はそれらを組合わせたものが
ある。
【0003】いずれの充電方法においても、整流装置か
ら負荷へ直流電力を供給しつつ、単一の蓄電池からなる
もの、あるいは、単一の蓄電池又は複数の蓄電池を直列
又は並列あるいは直並列接続してなるもの(本件明細書
では蓄電池ブロックという)を並列接続した蓄電池群を
同時に回復充電又は浮動充電させる方法が一般的であ
る。
【0004】この従来の電源装置の回路構成図を図5に
示す。交流電力を直流電力に変換する整流器1の出力端
子には蓄電池ブロックB1〜B4を充電するための蓄電
池充電回路3の入力端子と逆流阻止用ダイオード9が接
続され、蓄電池充電回路3の出力端子は蓄電池ブロック
B1〜B4に接続され、逆流阻止用ダイオード9の他端
子は逆流阻止用ダイオード10と負荷2に接続され、逆
流阻止用ダイオード10の他端子は負荷用DC−DCコ
ンバータ4の出力端子に接続され、負荷用DC−DCコ
ンバータ4の入力端子は蓄電池ブロックB1〜B4に接
続されている。
【0005】交流入力が正常の場合は、整流器1の出力
は負荷2へ直流電力を供給しつつ、蓄電池充電回路3を
経由して蓄電池ブロックB1〜B4を浮動充電してい
る。交流入力が停電すると、蓄電池ブロックB1〜B4
から負荷用DC−DCコンバータ4を経由して負荷2へ
直流電力を供給する。交流入力が復電すると整流器1の
出力は負荷2へ直流電力を供給しつつ、蓄電池充電回路
3を経由して蓄電池ブロックB1〜B4を回復充電す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の充電方
法では、その並列接続された全ての蓄電池ブロックを同
時に充電できる大きな出力容量を持つ大型の充電用電源
が必要であった。そのため、電源装置の設置スペースや
重量が限られている場合にはこの充電方法を用いること
ができず、また、経済的にも不利であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、蓄電池ブ
ロックを並列接続した蓄電池群を充電する方法におい
て、蓄電池ブロック1個分の充電に必要な容量の充電用
電源を用いて分割充電にて行うことを特徴とする蓄電池
の充電方法を提供する。
【0008】つまり、本発明により、蓄電池ブロックを
N個並列接続した蓄電池群を同時に充電するのではな
く、蓄電池群を蓄電池ブロックごとに分割し、蓄電池ブ
ロックを1個ずつ順次充電するので、蓄電池を充電する
充電用電源の出力容量が従来のほぼ1/Nで済み、充電
用電源を大幅に小型化できる。
【0009】第二の発明は、第一の発明において、その
蓄電池ブロックを本来満充電まで充電するのに必要な充
電時間を幾つかに細分割して充電する時分割充電にて行
い、時分割充電は複数回の所定の休止期間を持ち、その
休止期間中に順次別の蓄電池ブロックを充電することに
より、各蓄電池ブロックを時間的に平均に充電して、特
定の蓄電池ブロックに充電が偏らないようにしたことを
特徴とする蓄電池の充電方法を提供する。
【0010】つまり、蓄電池ブロックを1個ずつそれら
が満充電するまで充電したのちに別の蓄電池ブロックの
充電に移る方法では、全ての蓄電池ブロックが満充電ま
で充電されるまでの途中においては、特定の蓄電池ブロ
ックに充電が偏っているため、停電などが起きると満充
電していた蓄電池ブロックのみから急速に放電が開始さ
れるため、蓄電池群全体としての蓄電池電圧保持時間が
短くなってしまい、蓄電池から負荷へ放電できる時間が
短くなる。
【0011】そこで、蓄電池ブロックの休止期間中に別
の蓄電池ブロックを順次充電することにより、全ての蓄
電池ブロックを時間的にほぼ平均に充電して、特定の蓄
電池ブロックに充電が偏らないようにする。
【0012】第三の発明は、第一の発明又は第二の発明
において、各蓄電池ブロックの充電開始時に、正常な蓄
電池ブロックが接続されているか否かの接続確認の判定
を行い、正常な蓄電池ブロックには所定の充電期間の間
充電電力を供給し、正常でない蓄電池ブロックには充電
電力を供給せず、あらかじめ決められたシーケンスで又
は直ちに別の蓄電池ブロックの接続確認を行う、ことを
特徴とする蓄電池の充電方法を提供する。
【0013】つまり、蓄電池ブロックへの充電開始時な
らびにその蓄電池ブロックへの充電設定時間を経過して
別の蓄電池ブロックの充電に移るときに、該当する蓄電
池ブロックに対して蓄電池接続確認試験を実施すること
により、正常な蓄電池ブロックの接続の有無を判定し、
正常でない蓄電池ブロックには充電しないようにするこ
とにより効率よく蓄電池群を充電することができる。
【0014】ここで、正常な蓄電池ブロックとはその端
子電圧が所定の電圧値以上であってかつ蓄電池群に接触
不良すること無く接続されている蓄電池ブロックを示
し、正常でない蓄電池ブロックとは蓄電池が接続されて
いないか又はそれを構成している蓄電池が異常でその蓄
電池ブロックの端子電圧が所定の電圧値未満であるか又
は蓄電池群に接触不良状態で接続されている蓄電池ブロ
ックを示す。
【0015】なお、本来は正常な蓄電池ブロックである
が過放電により一時的にその電圧が所定の電圧値未満と
なっているものは、回復充電にて所定の電圧値以上に戻
れるので、正常な蓄電池ブロックと判定する。しかし、
長期の過放電により回復充電にても所定の電圧値に戻れ
ないものは、蓄電池の内部インピーダンスが高くなって
いるので、次回の蓄電池接続確認試験では正常でないと
判定する。
【0016】第四の発明は、第三の発明において、各蓄
電池ブロックの充電開始時に、(1)蓄電池ブロックご
とに短時間定電流放電させて定電流放電試験を行い、
(1−a)蓄電池ブロックの端子電圧が所定の電圧値以
上であればその蓄電池ブロックは正常であると判定して
充電を実行し、(1−b)蓄電池ブロックの端子電圧が
所定の電圧値未満であれば、正常な蓄電池ブロックでも
過放電状態の時には低い電圧となるので、引続いて放電
電流を計測し、(1−c)その放電電流が所定範囲の放
電電流値であればその蓄電池ブロックは正常であると判
定して充電を実行し、(2)その放電電流が所定範囲の
放電電流値以外であれば短時間定電流充電させて定電流
充電試験を行い、(2−a)このときの蓄電池ブロック
の端子電圧が所定の電圧値未満であればその蓄電池ブロ
ックは正常であると判定して充電を実行し、(2−b)
このときの蓄電池ブロックの端子電圧が所定の電圧値以
上であればその蓄電池ブロックは正常でないと判定して
充電を行わない、ことを特徴とする蓄電池の充電方法を
提供する。
【0017】つまり、本発明は、蓄電池の接続確認は蓄
電池ブロックを短時間定電流放電させて行うが、蓄電池
ブロックが正常でも試験時の状態によっては正常と判断
されない場合があるので、正常でないと判定されたとき
には引続きその蓄電池ブロックを短時間定電流充電させ
ることにより接続確認を正確に判定できる。
【0018】第五の発明は、蓄電池ブロックを並列接続
した蓄電池群の監視と充電する機能を備えた電源装置に
おいて、その蓄電池ブロックは流れる電流を開閉するこ
とができる開閉手段をそれぞれ内蔵するか、あるいは蓄
電池ブロックのそれぞれに直列に開閉手段が備えられ、
これら開閉手段はマイクロプロセッサ部からの開閉命令
信号に基づき順次開閉され、閉じられたその開閉手段を
通して蓄電池充電回路から供給される充電電流で前記蓄
電池ブロックを順番に分割充電することを特徴とする電
源装置を提供する。
【0019】なお、それらの開閉手段を備える代わり
に、蓄電池内部を流れる電流を開閉することができる開
閉手段を内蔵している蓄電池を使用しても良い。
【0020】第六の発明は、蓄電池ブロックを並列接続
した蓄電池群の監視と充電する機能を備えた電源装置に
おいて、その蓄電池ブロックに充電電力を供給する蓄電
池充電回路と、それぞれの蓄電池ブロックに接続されて
順次選択的に開閉される開閉手段と、その蓄電池ブロッ
クに直列接続されたスイッチ手段を有して順次選択的に
放電を行う定電流放電回路と、その定電流放電回路を流
れる放電電流を検出する電流検出回路と、それぞれの蓄
電池ブロックの端子電圧を検出する電圧検出回路と、そ
の開閉手段に開閉信号を与え、そのときの放電電流が所
定範囲の電流値以外のときには充電命令信号を蓄電池充
電回路に与え、そのときの蓄電池ブロックの端子電圧が
所定値以上のときには充電命令信号を蓄電池充電回路に
与えないプログラムを有するマイクロプロセッサ部と、
を備えたことを特徴とする電源装置を提供する。
【0021】つまり、正常と判定された蓄電池ブロック
にはそれに接続されている開閉手段を閉じてその蓄電池
ブロックを充電し、正常でないと判定された蓄電池ブロ
ックの開閉手段は閉じないでその蓄電池ブロックを充電
しないという制御をマイクロプロセッサ部のプログラム
により行う電源装置である。
【0022】第七の発明は、第六の発明において、その
定電流放電回路及び蓄電池充電回路を用いて蓄電池容量
判定を行うことを特徴とする電源装置を提供する。
【0023】つまり、本発明は、蓄電池容量試験を実施
できる電源装置にあっては、マイクロプロセッサ部に記
憶されるプログラムを変更するだけで、新たな回路を付
与することなく、その蓄電池容量試験の定電流放電回路
と定電流充電回路をそのまま用いて蓄電池接続確認試験
を実施することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】このように従来の充電方法では、
複数の蓄電池ブロックを並列接続した蓄電池群を一斉に
回復充電させるには、その全ての蓄電池ブロックを同時
に充電できる大きな出力容量を持つ大型の充電用電源が
必要となるため、本発明者は以下に述べるような考え方
に至った。
【0025】まず、蓄電池ブロックを並列接続した蓄電
池群を充電する方法において、蓄電池ブロック1個分の
充電に必要な容量の充電用電源を用いて分割充電にて行
うことを特徴とする蓄電池の充電方法を提案する。
【0026】これは、蓄電池ブロックを並列接続した蓄
電池群を同時に充電するには出力容量の大きな充電装置
が必要となるので、本発明では、蓄電池群を蓄電池ブロ
ックごとに分割し、蓄電池ブロックを1個ずつ順次充電
するので、満充電までの回復充電時間は長くかかるが、
蓄電池ブロックを充電する充電用電源の出力容量が蓄電
池ブロック1個分で済み、充電用電源を小型化でき経済
的にも安価とすることができる。
【0027】さらに、蓄電池ブロック1個を充電する容
量を持った充電用電源を用いて順次蓄電池ブロックを切
替えながら回復充電を行う方法であり、その切替時ごと
に蓄電池接続確認試験を実施するので、正常でない蓄電
池ブロックがある場合にはそれを発見することが容易と
なり、蓄電池の保守性が向上する。
【0028】また、蓄電池ブロックの個数を負荷に対し
必要な個数Nに冗長用の1ブロックを加えたN+1ブロ
ックとし、蓄電池ブロック1個を充電する容量を持った
充電用電源を用いて順次蓄電池ブロックを切替えながら
回復充電を行うことにより蓄電池群の信頼性を高くする
ことができる。
【0029】次に、ニッケル水素蓄電池などの回復充電
において、蓄電池ブロックを本来満充電まで充電するの
に必要な充電時間を幾つかに細分割して充電する時分割
充電にて行い、時分割充電は複数回の所定の休止期間を
持ち、その休止期間中に順次別の蓄電池ブロックを充電
することにより、蓄電池群を時間的に平均に充電して、
特定の蓄電池ブロックに充電が偏らないようにしたこと
を特徴とする蓄電池の充電方法を提案する。
【0030】つまり、蓄電池ブロックを1個ずつそれら
が満充電するまで充電したのちに別の蓄電池ブロックの
充電に移る方法では、全ての蓄電池ブロックが満充電ま
で充電されるまでの途中においては特定の蓄電池ブロッ
クに充電が偏っているため、そのとき停電などが起きる
と満充電していた蓄電池ブロックのみから定常電流以上
の急速放電が開始されその蓄電池ブロックの端子電圧が
急激に低下するため、蓄電池群全体としての蓄電池電圧
保持時間が短くなってしまい、蓄電池群から負荷へ放電
できる時間が短くなってしまう。
【0031】そこで、蓄電池ブロックを満充電するまで
に必要な充電量を供給するために要する充電時間を幾つ
かに時分割して、休止期間を設けながら断続的に充電す
る時分割充電の方法を用いる。蓄電池ブロックの充電は
複数回の所定の休止期間を持ち、その休止期間中に別の
蓄電池ブロックを充電することにより、各蓄電池ブロッ
クを時間的に平均に充電して、特定の蓄電池ブロックに
充電が偏らないようにする。
【0032】この発明により、全ての蓄電池ブロックが
満充電まで充電されるまでの途中において停電などが起
きたときにも、全ての蓄電池ブロックからほぼ均等に定
常電流での放電が行われるため、蓄電池群全体として期
待されている蓄電池電圧保持時間を確保することができ
るので、蓄電池群から負荷へ放電できる時間が短くなる
ことはない。
【0033】そして、蓄電池ブロックを1個分しか充電
する容量しかない充電用電源の場合においては、停電な
どが断続して起こっているときには回復充電を急ぐこと
が必要である。
【0034】ところで、蓄電池放電が進んでいる蓄電池
については充電開始初期の方が満充電近くの時期よりも
充電時間当たりの蓄電池電圧の回復が早いので、一つの
蓄電池ブロックの回復充電を満充電状態まで完了させて
から次の蓄電池ブロックへ順次充電していく方法より
も、時分割充電の休止期間を利用して別の並列接続され
た複数の蓄電池ブロックを順次時分割充電した方が、蓄
電池群全体としての蓄電池出力電圧を短い時間で効率よ
く回復させることができる。
【0035】つまり、時分割充電の休止期間を利用して
別の並列接続されている複数の蓄電池ブロックへ同じよ
うに順次所定の細分割時間ごとに時分割充電方法で定電
流充電や定電圧充電又はそれらを組合わせたものにすれ
ば、回復充電を短い時間で効率よく行うことができる。
【0036】なお、電源装置などに使用される蓄電池に
は液式鉛蓄電池、シール形鉛蓄電池、ニッケル蓄電池、
ニッケル水素蓄電池など様々な種類があるが、定電流充
電や定電圧充電又はそれらを組合わせたものが可能な蓄
電池であれば、本発明の蓄電池接続確認を用いる方法は
全ての種類の蓄電池の充電方法に適用可能である。
【0037】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。第
1の実施例である実施例1のニッケル水素蓄電池を定電
流充電する方法を説明する。実施例1の回路構成の概略
を図1に示す。図1に示すように、本電源装置は負荷2
に直流電力を供給する整流器1、蓄電池充電回路3、負
荷用DC−DCコンバータ4、定電流放電回路5、電圧
検出回路6、電流検出回路7、マイクロプロセッサ部
8、並列に接続された4個の蓄電池ブロックB1〜B
4、ダイオードなどの逆流阻止用半導体素子9,10、
ショットキーダイオードなどの逆流阻止用半導体素子D
1〜D4などで構成されている。
【0038】なお、蓄電池充電回路3には、マイクロプ
ロセッサ部8からのあるシーケンス信号に基づき蓄電池
ブロックB1〜B4への出力を切替えるスイッチ(図示
せず)を備えている。
【0039】また、蓄電池ブロックBの個数は負荷2に
対し本来必要な個数の3ブロックに信頼性を高めるため
に冗長用の1ブロックを加えた合計4ブロックとし、詳
細には図示しないが、蓄電池ブロックB1〜B4内に
は、蓄電池に直列に接続された、マイクロプロセッサ部
8からのあるシーケンス信号に基づき順次開閉されるス
イッチA1〜A4が備えられている。
【0040】マイクロプロセッサ部8の電源が投入され
るかリセットされたときに蓄電池接続確認試験が開始さ
れる。そのマイクロプロセッサ部8での判定手順を図2
のフローチャート図に示す。
【0041】また、充電命令信号のタイムチャート図を
図3に示す。蓄電池接続確認試験期間Kの時間は図3で
は一例として最大で約5秒間であり、この蓄電池接続確
認試験時間内に次に述べる定電流放電試験や定電流充電
試験並びに判定を完了する。
【0042】最初に、定電流放電試験により蓄電池接続
確認試験期間K1で蓄電池ブロックB1の蓄電池接続確
認を行う。図1に示すように、マイクロプロセッサ部8
からのシーケンス信号に基づきトランジスタスイッチa
1とスイッチA1が閉じることにより、蓄電池接続確認
試験を実施する最初の蓄電池ブロックB1を蓄電池容量
判定の定電流放電回路5に接続し、蓄電池ブロックB1
からトランジスタスイッチa1、電流検出回路7を通し
て放電電流を流す。トランジスタスイッチa1〜a4及
びスイッチA1〜A4は、蓄電池ブロックB1〜B4の
蓄電池接続確認試験時にマイクロプロセッサ部8からの
シーケンス信号に基づき順次開閉する。
【0043】蓄電池ブロックB1からの放電電流が流れ
ているときの蓄電池ブロックB1の電圧を電圧検出回路
6にて検出して所定の電圧値以上ある場合は、正常な蓄
電池が接続されていると判定して直ぐに充電に入り、時
分割充電の所定の充電設定時間の間はその蓄電池ブロッ
クB1に対してマイクロプロセッサ部8から充電命令信
号を継続して送出し、スイッチA1を閉じたままとし、
その蓄電池ブロックB1を定電流充電する。なお、この
蓄電池ブロックB1の所定の電圧値とは、正常な蓄電池
であるときにその容量が許容下限値まで低下している場
合に示される値である
【0044】この放電電流が流れているときの蓄電池ブ
ロックB1の電圧が所定の電圧値未満の場合でも、蓄電
池が長時間の放電直後などでは蓄電池ブロック電圧が低
下していることがあるため、引続いて放電電流を電流検
出回路7にて測定し、所定範囲の放電電流値であれば正
常な蓄電池が接続されていると判定して、その蓄電池ブ
ロックB1に対してマイクロプロセッサ部8から充電命
令信号を所定の充電設定時間の間は継続して送出し、こ
の充電命令信号に基づきスイッチA1を閉じて、その蓄
電池ブロックB1を定電流充電する。
【0045】この所定の放電電流値とは、蓄電池容量判
定の定電流放電回路を共用して使用するために蓄電池容
量判定時と同じ電流値を採用し、判定する以外の蓄電池
ブロックB2〜B4の回路からショットキーダイオード
D2〜D4を通して判定中の蓄電池ブロックB1に対応
するショットキーダイオードD1の逆方向から電流検出
回路7に回り込む漏れ電流の最大値よりも数倍以上大き
い値であり、この漏れ電流による誤判定を排除すること
ができる。
【0046】しかし、この放電電流が所定範囲の放電電
流値でなければ、引続いて定電流充電試験を行い、その
蓄電池接続確認試験期間K1の時間内に蓄電池接続確認
を完了する。定電流充電試験では、マイクロプロセッサ
部8からの充電命令信号に基づいて蓄電池充電回路3が
働き、蓄電池ブロックB1を定電流充電する。この充電
電流が流れている時の蓄電池ブロックB1の電圧を再び
電圧検出回路6にて計測し、所定の電圧値未満のとき
は、蓄電池の内部インピーダンスが充分低いので、正常
な蓄電池ブロックB1が接続されていると判定し、所定
の充電設定時間の間はマイクロプロセッサ部8から充電
命令信号を継続して送出してその蓄電池ブロックB1を
充電する。
【0047】しかし、この定電流充電期間において、蓄
電池ブロックB1の電圧が所定の電圧値以上あるとき
は、蓄電池の内部インピーダンスが異常に高いか蓄電池
が未接続かのいずれかなので、正常な蓄電池が接続され
ていないと判定し、蓄電池ブロックB1に対してはマイ
クロプロセッサ部8から充電命令信号の送出を停止し、
スイッチA1を開けて、その蓄電池ブロックB1は充電
しない。
【0048】ここで、最初の蓄電池ブロックB1に対す
る蓄電池接続確認試験期間K1で、正常と判定された場
合はその蓄電池ブロックB1に対する所定の充電設定時
間終了後に、また、正常でないと判定された場合はあら
かじめ決められたシーケンスで割当てられた所定の充電
命令時間が経過後、次の蓄電池ブロックB2に対して第
1番目の蓄電池ブロックB1へと同じ方法で蓄電池接続
確認試験をK2の期間行う。
【0049】この手順で、順次、最後の第4番目の蓄電
池ブロックB4まで終了したら、再び最初の蓄電池ブロ
ックB1に戻る。このようにして、順番の回ってきた全
ての蓄電池ブロックに対し蓄電池接続確認の判定を行
い、正常と判定された蓄電池ブロックにのみ時分割充電
を繰返す。
【0050】なお、本電源装置のマイクロプロセッサ部
8からは接続確認が正常と判定された全ての蓄電池ブロ
ックの制御回路(図示せず)に対して充電命令信号を継
続して所定の充電設定時間の間はあらかじめ決められた
シーケンスで順次送出しているが、該当する蓄電池ブロ
ックの制御回路(図示せず)にて満充電と判断されたと
きには、その制御により直列に接続されているスイッチ
Aが開かれ、該当する蓄電池ブロックの充電が停止され
る。
【0051】ここで、並列に接続された4つの蓄電池ブ
ロックB1〜B4の内の第3番目の蓄電池ブロックB3
が正常でない場合の充電命令信号のタイムチャート図を
図3に示す。図3において、マイクロプロセッサ部8で
行う蓄電池ブロックB1、蓄電池ブロックB2、蓄電池
ブロックB3、蓄電池ブロックB4での蓄電池接続確認
試験期間をそれぞれK1、K2、K3、K4とし、各蓄
電池ブロックに対する充電命令信号のタイムチャート図
の凸部の期間がマイクロプロセッサ部8から充電命令信
号が送出されている時間Tを表わす。
【0052】まず、前述のようにして蓄電池ブロックB
1の蓄電池接続確認試験をK1の期間行い、正常な蓄電
池と判定されると、マイクロプロセッサ部8からの充電
命令信号に基づき蓄電池ブロックB1内のスイッチA1
が閉じ、直ちに時分割された所定の時間蓄電池ブロック
B1を充電する。
【0053】蓄電池ブロックB1の充電時間が経過後、
前述のように蓄電池ブロックB2の蓄電池接続確認試験
をK2の期間行い、正常な蓄電池と判定されると、マイ
クロプロセッサ部8からの充電命令信号に基づき蓄電池
ブロックB2内のスイッチA2が閉じ、直ちに時分割さ
れた所定の時間蓄電池ブロックB2が充電される。
【0054】蓄電池ブロックB2の充電時間が経過後、
前述のように蓄電池ブロックB3の蓄電池接続確認試験
をK3の期間行い、蓄電池ブロックB3が正常な蓄電池
ではないと判定されると、マイクロプロセッサ部8から
充電命令信号が送出されないため蓄電池ブロックB3内
のスイッチA3は閉じられずに開いたままとなり、あら
かじめ決められたシーケンスで割当てられた所定の時間
の間は蓄電池ブロックB3が充電されない状態が維持さ
れる。
【0055】蓄電池ブロックB3での所定の時間が経過
後、前述のように蓄電池ブロックB4の蓄電池接続確認
試験をK4の期間行い、正常な蓄電池と判定されると、
マイクロプロセッサ部8からの充電命令信号に基づき蓄
電池ブロックB4内のスイッチA4が閉じ、直ちに時分
割された所定の時間蓄電池ブロックB4が充電される。
【0056】蓄電池ブロックB4の充電時間が経過後、
再度、前述のように蓄電池ブロックB1の蓄電池接続確
認試験をK1’の期間行い、正常な蓄電池と判定された
ので、これまでと同様に、直ちに時分割された所定の時
間蓄電池ブロックB1が充電される。このようにして、
順次、各蓄電池ブロックへの時分割充電が繰返される。
【0057】なお、あらかじめ、未接続や正常でない蓄
電池ブロックが判っている場合には、これらの情報をデ
ィップスイッチなどの入力装置を用いてマイクロプロセ
ッサ部8に事前に入力することにより、正常でない蓄電
池ブロックへの蓄電池接続確認試験と充電をパスさせる
ことも可能である。
【0058】しかし、先の図3から判るように、正常な
蓄電池ではないと判定された蓄電池ブロックB3への充
電は行われないものの、あらかじめ決められた時分割さ
れた所定の時間が経過しないうちは第4番目の蓄電池ブ
ロックB4の充電には移ることができない。
【0059】第2の実施例である実施例2について説明
する。実施例2の構成と回路は実施例1と同じであり、
実施例1と異なる充電命令信号のタイムチャートを図4
を参照して説明する。実施例1においての、正常な蓄電
池ではないと判定された蓄電池ブロックへのあらかじめ
決められた時分割された所定の時間が経過しないうちは
次の蓄電池ブロックの充電には移ることができない点を
解決する方法として、実施例2では、蓄電池ブロックへ
の充電開始時に蓄電池接続確認試験を行ったときに、蓄
電池ブロックを順次無条件に時分割充電するのではな
く、蓄電池が未接続か不良の蓄電池で本来は充電不要な
蓄電池ブロックにはその時分割の時間を省き、充電が必
要な蓄電池に対する充電を早く行う方法を提案する。
【0060】実施例2の、並列に接続された4つの蓄電
池ブロックB1〜B4の内の第3番目の蓄電池ブロック
B3が正常でない場合の充電タイムチャート図を図4に
示す。図4において、実施例1と同じく、蓄電池ブロッ
クB1〜B4に対する蓄電池接続確認試験期間をK1〜
K4とし、凸部の期間Tが各蓄電池ブロックに対しマイ
クロプロセッサ部8から送出される充電命令信号の時間
を表わす。
【0061】まず、前述のように蓄電池ブロックB1の
蓄電池接続確認試験をK1の期間行い、正常な蓄電池と
判定されると、マイクロプロセッサ部8からの充電命令
信号に基づき蓄電池ブロックB1内のスイッチA1が閉
じ、所定の時間蓄電池ブロックB1が充電される。
【0062】蓄電池ブロックB1の充電時間Tが終了
後、前述のように蓄電池ブロックB2の蓄電池接続確認
試験をK2の期間行い、正常な蓄電池と判定されたの
で、マイクロプロセッサ部8からの充電命令信号に基づ
き蓄電池ブロックB2内のスイッチA2が閉じ、所定の
時間蓄電池ブロックB2が充電される。
【0063】蓄電池ブロックB2の充電時間Tが終了
後、前述のように蓄電池ブロックB3の蓄電池接続確認
試験をK3の期間行い、蓄電池ブロックB3は正常な蓄
電池でないと判定されたので、マイクロプロセッサ部8
から充電命令信号は送出されないため蓄電池ブロックB
3内のスイッチA3は閉じられずに開いたままとなり、
蓄電池ブロックB3は充電されない。
【0064】ここで、実施例1とは異なり所定の時分割
充電時間を経過すること無く、直ちに蓄電池ブロックB
4の蓄電池接続確認試験をK4の期間開始する。正常な
蓄電池と判定されたので、マイクロプロセッサ部8から
の充電命令信号に基づき蓄電池ブロックB4内のスイッ
チA4が閉じ、所定の時間蓄電池ブロックB4が充電さ
れる。
【0065】蓄電池ブロックB4の充電時間Tが終了
後、再度、蓄電池ブロックB1の蓄電池接続確認試験を
K1’の期間行い、正常な蓄電池と判定されたので所定
の時間蓄電池ブロックB1が充電される。このようにし
て、順次、各蓄電池ブロックへの時分割充電が繰返され
る。
【0066】この方法では、蓄電池の接続確認を数秒間
で判定し、正常でない蓄電池ブロックへの充電はパスす
るので、正常でない蓄電池ブロックがあった場合には、
実施例1の充電方法と比べ大幅な回復充電時間の短縮が
実現される。
【0067】また、電源装置20のマイクロプロセッサ
部8からその蓄電池ブロックに充電命令信号が送出され
ていても、蓄電池ブロックの制御回路(図示せず)によ
りその蓄電池ブロック内の蓄電池が満充電状態であり充
電が不要と判断された期間は、その蓄電池ブロックのス
イッチAは開いた状態が維持され、蓄電池は充電され
ず、過充電が防止される。
【0068】また、蓄電池容量判定試験を実施する電源
装置にあっては、新たな回路を追加せずに、マイクロプ
ロセッサ部8に記憶させるソフトプログラムの変更を行
うだけで、従来の蓄電池容量判定試験の定電流放電回路
と定電流充電回路をそのまま用いて本発明を実施するこ
とができる。
【0069】なお、蓄電池ブロックの充電中に容量判定
試験が開始された時には、マイクロプロセッサ部8から
の信号により蓄電池ブロックへの時分割充電が中断さ
れ、容量判定試験終了後にはまず容量判定試験を実施し
た蓄電池ブロックの時分割充電を開始し、その後はこれ
まで述べてきた手順で蓄電池接続確認試験を実施して時
分割充電を順次繰返す。
【0070】また、蓄電池容量判定機能を備えた既設電
源装置の改造も、新たな回路を追加せずに、ソフトプロ
グラムの変更だけで容易に行うことができる。
【0071】ところで、これまで述べた2つの実施例で
は蓄電池ブロック数を4組として説明したが、電源装置
の容量や蓄電池放電保持時間に見合った蓄電池容量によ
りその蓄電池ブロックの数は適宜必要な組数で良く、そ
れに伴い定電流放電回路や電圧検出回路も適宜必要なも
のにすれば良い。
【0072】また、正常でない蓄電池ブロックが発見さ
れた場合は、マイクロプロセッサ部8に記憶させるソフ
トプログラムにより、その該当する蓄電池ブロックの番
号を表示したりその情報を外部へ送出することができ、
保守作業を効率よくできる。
【0073】なお、逆流阻止用ダイオード9,10は他
の逆流阻止用半導体でも良く、逆流阻止用ショットキー
ダイオードD1〜D4も他の逆流阻止用半導体でも良
い。
【0074】電源装置の回路を、負荷へ正極性の電圧を
供給する回路で説明したが、負極性の電圧を供給する場
合にはダイオードなどの向きが反対方向となる。
【0075】蓄電池充電用の電源として、上記実施例で
は専用の充電用電源を用いているが、負荷と蓄電池の両
方に電力を供給することができる容量の整流器であれば
蓄電池充電専用の電源を設けなくても良い。
【0076】蓄電池への放電回路のスイッチa1〜a4
にはトランジスタスイッチを用いたが、他の半導体スイ
ッチや継電器を用いても良い。
【0077】蓄電池に直列接続されるスイッチA1〜A
4は蓄電池ブロックに内蔵されていても良いし、蓄電池
ブロックの外側で直列に接続されていても良く、そのス
イッチはトランジスタスイッチや他の半導体スイッチや
継電器を用いても良い。
【0078】蓄電池接続確認試験を蓄電池ブロックB1
から開始して動作を説明したが、どの蓄電池ブロックか
ら開始するかはマイクロプロセッサ8の電源が投入され
たりリセットされたときにランダムに決定する方法と、
固定する方法があり、保守上の利点を考慮していずれか
を採用する。
【0079】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、下記に記載されるような効果を奉する。
【0080】(1)蓄電池ブロックをN個並列接続した
電池群の充電に必要な充電用電源の出力容量は従来のほ
ぼ1/Nで済み、大幅に小型化でき経済的にも安価とす
ることができた。
【0081】(2)各蓄電池ブロックの充電開始時に蓄
電池接続確認試験を実施することにより、正常な蓄電池
ブロックに対してのみ効率よく充電を行うことができ
る。
【0082】(3)蓄電池点検試験を実施しなくても、
通年して、自動的に蓄電池群の異常が発見され、並列に
接続された複数の蓄電池ブロックの中から正常でない蓄
電池ブロックを特定することができる。
【0083】(4)電源装置が稼動開始後に蓄電池が追
加されたり撤去されたりしたときの作業者による設定変
更作業を不要とすることができる。
【0084】(5)定電流充電や定電圧充電又はそれら
を組合わせたものが可能な蓄電池であれば、全ての種類
の蓄電池に対し本発明は適用可能である。
【0085】(6)蓄電池容量試験を実施できる電源装
置にあっては、マイクロプロセッサ部に記憶されるプロ
グラムを変更するだけで、新たな回路を付与することな
く、蓄電池接続確認試験を実施することができる。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1と実施例2の回路構成図であ
る。
【図2】本発明での接続確認判定のフローチャート図で
ある。
【図3】本発明での実施例1の充電命令信号のタイムチ
ャート図である。
【図4】本発明での実施例2の充電命令信号のタイムチ
ャート図である。
【図5】従来例での回路構成図である。
【符号の説明】
1・・・整流器 2・・・負荷 3・・・蓄電池充電回路 4・・・負荷
用DC−DCコンバータ 5・・・定電流放電回路 6・・・電圧
検出回路 7・・・電流検出回路 8・・・マイ
クロプロセッサ部 9,10・・・逆流阻止用半導体素子 20・・・電
源装置 A1〜A4・・・スイッチ a1〜a4・・・トランジスタスイッチ B1〜B4・・・蓄電池ブロック D1〜D4・・・逆流阻止用半導体素子 K1〜K4・・・蓄電池接続確認試験期間 T・・・マイクロプロセッサ部からの充電命令信号送出
期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 幹夫 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 亨 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA04 DA05 EA09 FA07 GB03 GC05 5H030 AA00 AS20 FF41 FF42 FF43 FF44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電池ブロックを並列接続した蓄電池群を
    充電する方法において、前記蓄電池ブロック1個分の充
    電に必要な容量の充電用電源を用いて分割充電にて行う
    ことを特徴とする蓄電池の充電方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の充電方法において、前記
    蓄電池ブロックを本来満充電まで充電するのに必要な充
    電時間を幾つかに細分割して充電する時分割充電にて行
    い、前記時分割充電は複数回の所定の休止期間を持ち、
    該休止期間中に順次別の前記蓄電池ブロックを充電する
    ことにより、各前記蓄電池ブロックを時間的に平均に充
    電して、特定の前記蓄電池ブロックに充電が偏らないよ
    うにしたことを特徴とする蓄電池の充電方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の充電方法に
    おいて、各前記蓄電池ブロックの充電開始時に、正常な
    前記蓄電池ブロックが接続されているか否かの接続確認
    の判定を行い、正常な前記蓄電池ブロックには所定の充
    電期間の間充電電力を供給し、正常でない前記蓄電池ブ
    ロックには充電電力を供給せず、あらかじめ決められた
    シーケンスで又は直ちに別の前記蓄電池ブロックの接続
    確認を行う、ことを特徴とする蓄電池の充電方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の充電方法において、各前
    記蓄電池ブロックの充電開始時に、前記蓄電池ブロック
    ごとに短時間定電流放電させて定電流放電試験を行い、
    前記蓄電池ブロックの電圧が所定の電圧値以上であれば
    充電を実行し、前記蓄電池ブロックの電圧が所定の電圧
    値未満であれば放電電流を計測し、該放電電流が所定範
    囲の放電電流値であれば充電を実行し、該放電電流が所
    定範囲の放電電流値以外であれば短時間定電流充電させ
    て定電流充電試験を行い、このときの前記蓄電池ブロッ
    クの電圧が所定の電圧値未満であれば充電を実行し、こ
    のときの前記蓄電池ブロックの電圧が所定の電圧値以上
    であれば充電を行わない、ことを特徴とする蓄電池の充
    電方法。
  5. 【請求項5】蓄電池ブロックを並列接続した蓄電池群の
    監視と充電する機能を備えた電源装置において、前記蓄
    電池ブロックは流れる電流を開閉することができる開閉
    手段をそれぞれ内蔵するか、あるいは前記蓄電池ブロッ
    クのそれぞれに直列に開閉手段が備えられ、これら開閉
    手段はマイクロプロセッサ部からの開閉命令信号に基づ
    き順次開閉され、閉じられた前記開閉手段を通して蓄電
    池充電回路から供給される充電電流で前記蓄電池ブロッ
    クを順番に分割充電することを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】蓄電池ブロックを並列接続した蓄電池群の
    監視と充電する機能を備えた電源装置において、前記蓄
    電池ブロックに充電電力を供給する蓄電池充電回路と、
    それぞれの前記蓄電池ブロックに接続されて順次選択的
    に開閉される開閉手段と、前記蓄電池ブロックに直列接
    続されたスイッチ手段を有して順次選択的に放電を行う
    定電流放電回路と、該定電流放電回路を流れる放電電流
    を検出する電流検出回路と、それぞれの前記蓄電池ブロ
    ックの端子電圧を検出する電圧検出回路と、前記開閉手
    段に開閉信号を与え、前記放電電流が所定範囲の電流値
    以外のときには充電命令信号を前記蓄電池充電回路に与
    え、そのときの前記蓄電池ブロックの端子電圧が所定値
    以上のときには前記充電命令信号を前記蓄電池充電回路
    に与えないプログラムを有するマイクロプロセッサ部
    と、を備えたことを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の電源装置において、前記
    定電流放電回路及び前記蓄電池充電回路を用いて蓄電池
    容量判定を行うことを特徴とする電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057267A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 直流電源システムおよびその充電方法
JP2010130717A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Nec Tokin Corp 二次電池パック制御装置と二次電池パック充放電装置
US9531203B2 (en) 2014-04-11 2016-12-27 Panasonic Corporation Secondary battery system
CN106374548A (zh) * 2015-07-21 2017-02-01 深圳市佰特瑞储能系统有限公司 一种充放电控制装置、方法和智能电池
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JP2019003954A (ja) * 2009-04-16 2019-01-10 ヴァレンス テクノロジー インコーポレーテッドValence Technology,Inc. 電池システム

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