JP2002171028A - レーザ素子 - Google Patents
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Abstract
素子から出射される光出力のパルセーションおよびキン
クの発生を防止することができ、かつ横モードの制御性
に優れたレーザ素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 上記目的を達成するため、本発明のレ
ーザ素子は、n型半導体層と、活性層と、p型半導体層
とを有する窒化物半導体レーザ素子において、超格子層
が前記活性層のn型またはp型半導体層側の少なくとも
一方にほぼ接して形成されることを特徴とする。また、
本発明のレーザ素子は、前記超格子層はAlxGa1-xN
/InyGa1-yN(0<x<1、0≦y<1)からなる
超格子構造を有することを特徴とする。また、本発明の
レーザ素子は、前記超格子層は、活性層側に前記Alx
Ga1-xN層および前記InyGa1-yN層のいずれにも
不純物がドープされていない超格子ノンドープ層と、活
性層の外側に前記AlxGa1-xN層または前記InyG
a1 -yN層の少なくとも一方に不純物がドープされた超
格子不純物ドープ層とを有することを特徴とする。
Description
InxAlyGa1-x-yN、0≦x、0≦y、x+y≦
1)よりなるレーザ素子に関し、特に、高出力の動作時
であってもレーザ素子におけるキンクの発生を防止する
ことができ、かつ横モードの制御性に優れたレーザ素子
に関する。
の情報を記憶する記憶装置が必要とされ、短波長のレー
ザ光源は、DVD等の大容量記録媒体の光源あるいは通
信用の光源等としてその開発が切望されている。このよ
うな短波長レーザの実現のため、窒化物半導体レーザ素
子に関し、多くの研究開発が行われており、種々の窒化
物半導体レーザ素子が知られている。
ザ素子として、Jpn.J.Appl.Phys.Vol.37(1998)pp.L309
-L312、Part2,No.3B,15 March 1998に、サファイア基板
上部に、ELOG GaN(Epitaxially
laterally overgrown GaN)を
20μm形成し、その後GaNを膜厚が100μmにな
るまで成長させた後、サファイア基板を削除すること
で、約80μmの転位の低減されたGaN基板を得て、
このGaN基板上にレーザ素子構造となる窒化物半導体
層を複数積層してなる窒化物半導体レーザ素子を発表し
ている。そして、このレーザ素子は、室温での連続発振
1万時間以上を可能とする窒化物半導体レーザ素子を発
表した。
ザ素子と同様の模式的断面図を示した。この図7に示さ
れるように、p−GaNよりなるp型コンタクト層から
p−Al0.14Ga0.86N/GaNの超格子構造よりなる
p型クラッド層まで部分的にエッチングして形成された
リッジ形状のストライプを有し、形成されたリッジ形状
のストライプの側面には素子の絶縁性のためにSiO2
からなる絶縁膜が形成され、さらに前記ストライプ上部
にp電極が形成され、劈開により共振面を形成してなる
窒化物半導体レーザ素子である。更にこのレーザ素子
は、p電極を覆うようにpパッド電極が形成されてい
る。
た上記窒化物半導体レーザ素子は、窒化物半導体におけ
るキャリアの拡散長は、GaAs系半導体におけるホー
ルの拡散長に対して大きいため空間的ホールバーニング
が生じ易く、これによって高出力時にキンクの発生や、
水平横方向のFFP(FFPx)が不安定になるという
問題があった。
てもレーザ素子におけるキンクの発生を防止することが
でき、かつ横モードの制御性に優れたレーザ素子を提供
することを目的とする。
め、本発明のレーザ素子は、n型半導体層と、活性層
と、p型半導体層とを有する窒化物半導体レーザ素子に
おいて、超格子層が前記活性層のn型またはp型半導体
層側の少なくとも一方にほぼ接して形成されることを特
徴とする。これによって、活性層におけるホールバーニ
ングによるキンクの発生および水平横モードの不安定度
を低減することができる。
層はAlxGa1-xN/InyGa1-yN(0<x<1、0
≦y<1)からなる超格子構造を有することを特徴とす
る。
層は、活性層側に前記AlxGa1-xN層および前記In
yGa1-yN層のいずれにも不純物がドープされていない
超格子ノンドープ層と、活性層の外側に前記AlxGa
1-xN層または前記InyGa1 -yN層の少なくとも一方
に不純物がドープされた超格子不純物ドープ層とを有す
ることを特徴とする。
層は、活性層側にAlx1Ga1-x1N/Iny1Ga1-y1N
(0<x1<0、0≦y1<1)、またはInyaGa
1-yaN/InybGa1-ybN(0≦yb<ya<0)から
なる超格子構造を有する超格子ガイド層と、活性層の外
側にAlx2Ga1-x2N/Iny2Ga1-y2N(0<x2<
1、x1<X2、0≦y2<1)からなる超格子構造を
有する超格子クラッド層とを有することを特徴とする。
ガイド層は前記Alx1Ga1-x1N層および前記Iny1G
a1-y1N層、または前記InyaGa1-yaN層および前記
In ybGa1-ybN層のいずれにも不純物がドープされて
おらず、前記超格子クラッド層は前記Alx2Ga1-x2N
層または前記Iny2Ga1-y2N層の少なくとも一方に不
純物がドープされていることを特徴とする。
層は少なくとも前記活性層のp型半導体側にほぼ接して
形成されることを特徴とする。
実施形態を示す。まず異種基板であるサファイア基板1
のC面(0001)上に低温で成長させたGaNよりな
るバッファ層(図示せず)を200〜300Åの膜厚で
成長させる。このバッファ層上に、バッファ層の成長温
度よりも高温で成長させたGaN層を形成し下地層2と
する。その上にストライプ幅10μm、ストライプ間隔
(窓部)2μmのSiO2膜3を形成する。さらにSi
O2膜形成後、ノンドープGaNよりなる窒化物半導体
基板4を20μmの膜厚で成長させる。
ープしたAlxcGa1-xcN(0≦xc<1)よりなるn
型コンタクト層5が4μmの膜厚で形成される。次に、
In xpGa1-xpN(0≦xp<1)よりなるクラック防
止層6が0.15μmの膜厚で形成される。なお、この
クラック防止層は省略可能である。
形成される。超格子層9は、膜厚15〜50ÅのAlx
Ga1-xN層(0<x<1)と、膜厚15〜50ÅのI
nyGa1-yN(0≦y<1)層からなる超格子構造を有
する。
Ga1-xN層および前記InyGa1-yN層のいずれにも
不純物がドープされていない超格子ノンドープ層9a
と、活性層の外側であるn型半導体層側に前記AlxG
a1-xN層または前記InyGa1-yN層の少なくとも一
方にn型不純物がドープされた超格子不純物ドープ層9
bとを有する構成とすることをが好ましい。これによっ
て、超格子層9における光の吸収を低減することがで
き、閾値電流Ithの上昇を防止できるからである。
N(0≦yb<1)よりなる障壁層が100Åの膜厚で
形成され、InywGa1- ywN(0≦yb<yw<1)よ
りなる井戸層が40Åの膜厚で形成される。障壁層と井
戸層とを2回交互に積層し、最後に障壁層で終わり、総
膜厚380Åの多重量子井戸構造(MQW)を有する活
性層10が形成される。
gを1×1020/cm3ドープしたp型AlzGa1-zN
(0<z<1)よりなる上部障壁層11が100Åの膜
厚で形成されることが好ましい。また、たとえば、上部
障壁層をAlの混晶比zの異なる複数のAlzGa1-zN
層として形成することが、ホールバーニングの低減に対
してより好ましい。
形成される。超格子層12は、膜厚15〜50ÅのAl
xGa1-xN層(0<x<1)と、膜厚15〜50ÅのI
nyGa1-yN(0≦y<1)層からなる超格子構造を有
する。このように、活性層10に接して超格子層9,1
2を形成することによって、キャリアの水平横方向の不
安定度が低減された状態で活性層10に注入され、ホー
ルバーニングを低減することができ、高出力領域におけ
るキンクの発生を防止することができるとともに、横モ
ードの制御性を向上させることができる。これは超格子
層12を形成することによって2次元電子ガスが発生
し、キャリアの横方向の易動度μが通常の10〜100
倍以上大きくなり、キャリアの横方向の拡散長Lを大き
くすることができるためである。
横方向の不安定度の低減を、活性層10においても反映
させるためには超格子層9,12が活性層10に接して
形成されることが好ましいが、上述のように膜厚100
Å程度の上部障壁層を介して形成されてもよく、また、
活性層10と超格子層12との間が200Å程度以下で
あれば、たとえばInfGa1-yN(0≦y<1)からな
る光ガイド層を介して形成することも可能である。つま
り、超格子層9,12は活性層10との間が200Å以
下となるようにほぼ接して形成されていればよい。
xGa1-xN層および前記InyGa1 -yN層のいずれにも
不純物がドープされていない超格子ノンドープ層12a
と、活性層の外側であるp型半導体層側に前記AlxG
a1-xN層または前記InyGa1-yN層の少なくとも一
方にp型不純物がドープされた超格子不純物ドープ層1
2bとを有する構成とすることをが好ましい。これによ
って、超格子層12における光の吸収を低減することが
でき、閾値電流Ithの上昇を防止できるからである。
プしたp型GaNよりなるp型コンタクト層15が15
0Åの膜厚で形成される。
グ)を用いエッチングし、n電極を形成すべきn型コン
タクト層5の表面を露出させる。
子層12をエッチングして、ストライプ状に凸部が形成
された導波路領域(この場合、リッジストライプ)を形
成する。リッジ構造に形成されることによって、水平横
モードの閉じ込めを十分に行うことができ、さらにスト
ライプ幅を1μm以上3μmとすることが好ましい。ス
トライプを形成する際、そのストライプの断面形状を順
メサの形状とすると、横モードがシングルモードとなり
やすく非常に好ましい。1μm未満であると、ストライ
プ状のリッジ構造の形成が製造上困難となり、歩留りが
低下し、3μmを超えると水平横モードの制御が困難に
なる傾向を示す。
グは、活性層10よりも上方に形成された半導体層を膜
厚500Å以上、好ましくは500Å以上0.35μm
以下、より好ましくは500Å以上1000Å以下の範
囲残す深さですることである。これは、膜厚500Å以
上の残る深さであると、活性層10まで深くエッチング
されることが、ほぼなくなり、良好な精度で凸部が形成
される。また、0.35μm以上であると、上述した閾
値電流Ithの上昇がみられ、さらに横モードの制御性に
劣る傾向にある。
の動作時においても、水平横モードにおける光の閉じ込
めを十分に行うことができるとともに、垂直横モードお
けるレーザ素子の導波路における光密度を平均化でき、
かつホールの横方向の不安定度が低減されてホールバー
ニングを低減することができ、レーザ素子におけるキン
クの発生を防止することができるとともに、横モードの
制御性に優れたレーザ素子を得ることができる。
す。ここでは絶縁膜および電極の図示は省略されてい
る。図2(a)の例では超格子不純物ドープ層9b、超
格子ノンドープ層9a、活性層10,上部障壁層11、
超格子ノンドープ層12a、超格子不純物ドープ層12
bおよびp型コンタクト層15が順次形成され、エッチ
ングによってp型コンタクト層15から超格子不純物ド
ープ層12bの一部までが除去されてリッジ構造の凸部
を形成している。
れ、超格子層9、活性層10および超格子層12内に光
導波路cが形成される。また、図2(b)は、光導波路
の光導波部分近傍の光密度分布を表す。超格子ノンドー
プ層9a、12aは、超格子ノンドープ層9a、12a
と超格子不純物ドープ層9b、12bとの境界が、光導
波部分の端部とほぼ一致させることが好ましい。 [実施の形態2]図2を用いて実施の形態2にかかる発
明を説明する。実施の形態2にかかる発明では、超格子
層9、12はそれぞれ超格子ガイド層9c、12cと超
格子クラッド層9d、12dとを有する構成とする。
様に形成される。超格子ガイド層9c、12cは、活性
層側に形成され、Alx1Ga1-x1N/Iny1Ga1-y1N
(0<x1<0、0≦y1<1)、またはInyaGa
1-yaN/InybGa1-ybN(0≦yb<ya<0)から
なる超格子構造を有する。特に、Alx1Ga1-x1N/G
aN(0<x1<0)またはInyaGa1-yaN/GaN
(0<ya<0)からなる超格子構造とすることが結晶
性を良好にすることができ、好ましい。それぞれの膜厚
は15〜50Åとして形成される。
それぞれ活性層の外側であるn型、p型半導体層側に形
成され、Alx2Ga1-x2N/Iny2Ga1-y2N(0<x
2<1、0≦y2<1)からなる超格子構造を有する。
x1Ga1-x1N/Iny1Ga1-y1N(0<x1<0、0≦
y1<1)から構成されている場合は、超格子クラッド
層9d、12dのAlの混晶比x2を超格子ガイド層9
c、12cの混晶比x1よりも大きくする(x2>x
1)ことによって、超格子クラッド層14の屈折率を小
さくでき、光を超格子クラッド層14と超格子ガイド層
13との境界よりも活性層側に閉じ込めつつ、かつ垂直
横モードおけるレーザ素子の導波路における光密度をよ
り平均化でき、レーザ素子におけるキンクの発生をより
防止することができる。
yaGa1-yaN/InybGa1-ybN(0≦yb<ya<
0)から構成されている場合は、超格子ガイド層9c、
12cと超格子クラッド層9d、12dとの屈折率差を
大きくとることによって、光の閉じ込め効果が高くな
り、閾値電流Ithの低減を行いつつ、かつレーザ素子に
おけるキンクの発生を防止することができる。
12の超格子ガイド層9c、12cは、Alx1Ga1-x1
N層およびIny1Ga1-y1N層、またはInyaGa1-ya
N層およびInybGa1-ybN層のいずれにも不純物がド
ープされていないノンドープ層であり、超格子クラッド
層9d、12dはAlx2Ga1-x2N層またはIny2Ga
1-y2N層の少なくとも一方にそれぞれn型、p型不純物
がドープされている不純物ドープ層から構成されること
が好ましい。これによって、超格子層12における光の
吸収を低減することができ、閾値電流Ithの上昇を防止
できるからである。
は、実施の形態1と同様に行われる。
す。ここでは絶縁膜および電極の図示は省略されてい
る。図2(a)の例では超格子クラッド層9d、超格子
ガイド層9c、活性層10,上部障壁層11、超格子ガ
イド層12c、超格子クラッド層12dおよびp型コン
タクト層15が順次形成され、エッチングによってp型
コンタクト層15から超格子クラッド層12dの一部ま
でが除去されてリッジ構造の凸部を形成している。
れ、超格子ガイド層9c、活性層10、上部障壁層11
および超格子ガイド層12dによって光導波路cが形成
される。また、図2(b)は、光導波路の光導波部分近
傍の光密度分布を表す。本実施の形態においては、超格
子ガイド層9c、12cと超格子クラッド層9d、12
dとの屈折率差によって、光は活性層側に閉じ込められ
る。これによって、高出力の動作時であってもレーザ素
子におけるキンクの発生を防止することができ、かつ横
モードの制御性に優れたレーザ素子であって、かつ閾値
電流Ithの上昇を防止できるレーザ素子を提供すること
ができる。 [実施の形態3]図3を用いて、実施の形態3にかかる
発明を説明する。実施の形態3においては、実施の形態
1および2における超格子層9に代えて、クラッド層7
および光ガイド層8が形成される。本実施形態では、ク
ラッド層7はn型クラッド層7bとノンドープクラッド
層7aから構成される。
様に形成され、次に、AlbGa1-bN(0<b<1)よ
りなる層が15〜50Åの膜厚で形成され、その上にS
iをドープしたn型InaGa1-aN(0≦a<1)より
なる層が15〜50Åの膜厚で形成される。それらの層
を交互積層した超格子構造を有する総膜厚0.5〜1.
2μmのn型クラッド層7aが形成される。またSi等
のn型不純物はAlbGa1-bN層またはInaGa1-aN
のいずれの層にドープしてもよく、また両方の層にドー
プすることも可能である。
ラッド層7に接して形成される。ノンドープAldGa
1-dN(0<d<1)よりなる層が15〜50Åの膜厚
で形成され、その上にノンドープIncGa1-cN(0≦
c<1)よりなる層が15〜50Åの膜厚で形成され
る。それらの層を交互積層した超格子構造を有するノン
ドープクラッド層7aが総膜厚0.5μm以下、より好
ましくは0.3μm以下で形成される。
ラッド層7aをあわせた膜厚を0.7〜1.2μmとす
ることが、閾値電流の低減のために好ましい。また、n
型クラッド層7bにおけるレーザ光の吸収が十分小さい
場合、このノンドープクラッド層7aを省略してもよ
い。
<1)よりなる光ガイド層8が0.05μm以下の膜厚
で形成される。レーザ光の吸収が十分小さい範囲であれ
ば、光ガイド層8にn型不純物をドープしても良い。光
ガイド層8は活性層10における井戸層のバンドギャッ
プよりも大きく、特にGaNからなることが好ましい。
5μm以下とすることによって、導波路における垂直横
方向の実効屈折率が小さくなり、垂直横方向への光の分
布範囲を大きくでき、垂直横モードおけるレーザ素子の
導波路における光密度を平均化できる。これによってN
FP(ニアーフィールドパターン)垂直横方向の大きさ
が大きくなり、その結果FFP(ファーフィールドパタ
ーン)の垂直横方向の大きさを小さくでき、かつアスペ
クト比も改善される。
態1または2と同様に行われる。超格子層は活性層の少
なくともp型半導体層側に接して形成されることが好ま
しい。 [実施の形態4]図4を用いて、実施の形態4にかかる
発明を説明する。実施の形態4においては、実施の形態
1および2における超格子層12に代えて、クラッド層
14および光ガイド層13が形成される。クラッド層1
4はp型クラッド層14bとノンドープクラッド層14
bから構成される。
に形成され、次に、ノンドープIn fGa1-fN(0≦f
<1)よりなる光ガイド層13が0.05μm以下の膜
厚で形成される。レーザ光の吸収が十分小さい範囲であ
れば、光ガイド層13にp型不純物をドープしても良
い。光ガイド層13は活性層10における井戸層のバン
ドギャップよりも大きく、特にGaNから構成されるこ
とが好ましい。
ラッド層7に接して形成される。ノンドープAldGa
1-dN(0<d<1)よりなる層が15〜50Åの膜厚
で形成され、その上にノンドープIncGa1-cN(0≦
c<1)よりなる層が15〜50Åの膜厚で形成され
る。それらの層を交互積層した超格子構造を有するノン
ドープクラッド層7aが総膜厚0.5μm以下、より好
ましくは0.3μm以下で形成される。
なる層が15〜50Åの膜厚で形成され、その上にMg
をドープしたp型InaGa1-aN(0≦a<1)よりな
る層が15〜50Åの膜厚で形成される。それらの層を
交互積層した超格子構造を有する総膜厚0.5〜1.2
μmのp型クラッド層14bが形成される。またMg等
のp型不純物はAlbGa1-bN層またはInaGa1-aN
のいずれの層にドープしてもよく、また両方の層にドー
プすることも可能である。
5μm以下とすることによって、導波路における垂直横
方向の実効屈折率が小さくなり、垂直横方向への光の分
布範囲が大きくでき、垂直横モードおけるレーザ素子の
導波路における光密度をより平均化できることから好ま
しい。これによってNFP(ニアーフィールドパター
ン)垂直横方向の大きさが大きくなり、その結果FFP
(ファーフィールドパターン)の垂直横方向の大きさを
小さくでき、かつアスペクト比も改善される。
は、実施の形態1と同様に行われる。 [実施の形態5]図5を用いて、実施の形態5にかかる
発明を説明する。実施の形態5においては、実施の形態
1および2における超格子層9に代えて、クラッド層7
および光ガイド層8が形成される。
様に形成され、次に、AlbGa1-bN(0<b<1)よ
りなる層が15〜50Åの膜厚で形成され、その上にS
iをドープしたn型InaGa1-aN(0≦a<1)より
なる層が15〜50Åの膜厚で形成される。それらの層
を交互積層した超格子構造を有する総膜厚0.5〜1.
2μmのn型クラッド層7が形成される。またSi等の
n型不純物はAlbGa1-bN層またはInaGa1-aNの
いずれの層にドープしてもよく、また両方の層にドープ
することも可能である。
<1)よりなる光ガイド層8が膜厚0.1〜0.2μm
で形成される。レーザ光の吸収が十分小さい範囲であれ
ば、光ガイド層8にn型不純物をドープしても良い。光
ガイド層8は活性層10における井戸層のバンドギャッ
プよりも大きく、特にGaNからなることが好ましい。
態1または2と同様に行われる。
ける超格子層12に代えて、ノンドープInfGa1-fN
(0≦f<1)よりなる光ガイド層13、およびAlb
Ga1 -bN(0<b<1)よりなる層が15〜50Åの
膜厚で形成され、その上にMgをドープしたp型Ina
Ga1-aN(0≦a<1)よりなる層が15〜50Åの
膜厚で形成された超格子構造を有するクラッド層14を
順に形成してもよい。
子の一実施の形態を示す。 [実施例1]図1は、本発明の一実施例に係るレーザ素
子の構造を示す模式的な断面図であり、ストライプ導波
路に垂直な方向で切断した際の図を示すものである。以
下、この図を基に実施例1について説明する。 (下地層2)1インチφ、C面を主面とするサファイア
よりなる異種基板1をMOVPE反応容器内にセット
し、温度を500℃にして、トリメチルガリウム(TM
G)、アンモニア(NH3)を用い、GaNよりなるバ
ッファ層(図示せず)を200Åの膜厚で成長させる。
バッファ層成長後、温度を1050℃にして、同じくG
aNよりなる下地層2を4μmの膜厚で成長させる。こ
の下地層2は保護膜3を部分的に表面に形成して、次に
窒化物半導体基板の選択成長を行うための下地層として
作用する。 (保護膜3)下地層成長後、ウェーハを反応容器から取
り出し、この下地層の表面に、ストライプ状のフォトマ
スクを形成し、PVD装置によりストライプ幅10μ
m、ストライプ間隔(窓部)2μmのSiO2よりなる
保護膜3を形成する。 (窒化物半導体基板4)保護膜形成後、ウェーハを再度
MOVPEの反応容器内にセットし、温度を1050℃
にして、TMG、アンモニアを用い、ノンドープGaN
よりなる窒化物半導体基板4を20μmの膜厚で成長さ
せる。この窒化物半導体基板は保護膜3上部において横
方向に成長されたものであるため、結晶欠陥が105個
/cm2以下と下地層2に比較して2桁以上少なくなる。 (n型コンタクト層5)次に、アンモニアとTMG、T
MA(トリメチルアルミニウム)、不純物ガスとしてシ
ランガスを用い、窒化物半導体基板1の上に、1050
℃でSiを3×1018/cm3ドープしたAl0.05Ga
0.95Nよりなるn型コンタクト層5を4μmの膜厚で成
長させる。 (クラック防止層6)次に、TMG、TMI(トリメチ
ルインジウム)、アンモニアを用い、温度を800℃に
してIn0. 1Ga0.9Nよりなるクラック防止層6を0.
15μmの膜厚で成長させる。なお、このクラック防止
層は省略可能である。 (超格子不純物ドープ層9b)続いて、1050℃でノ
ンドープAl0. 1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で
成長させ、続いてTMAを止めてシランガスを流し、S
iドープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、
総膜厚0.9μmの超格子層よりなる超格子n型ドープ
層7bを成長させる。 (超格子ノンドープ層9a)続いて、1050℃でノン
ドープAl0. 1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で成
長させ、続いてシランガス、TMAを止め、ノンドープ
GaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、総膜厚
0.15μmの超格子層よりなる超格子ノンドープ層7
aを成長させる。 (活性層10)次に、温度を800℃にして、Siドー
プIn0.05Ga0.95Nよりなる障壁層を100Åの膜厚
で成長させ、続いて同一温度で、ノンドープIn0.2G
a0.8Nよりなる井戸層を40Åの膜厚で成長させる。
障壁層と井戸層とを2回交互に積層し、最後に障壁層で
終わり、総膜厚380Åの多重量子井戸構造(MQW)
の活性層を成長させる。 (上部障壁層11)次に、温度を1050℃に上げ、T
MG、TMA、アンモニア、Cp2Mg(シクロペンタ
ジエニルマグネシウム)を用い、Mgを1×1020/cm
3ドープしたp型Al0. 3Ga0. 7Nよりなる上部障壁層
を100Åの膜厚で成長させる。また、上部障壁層11
を、Mgを1×1020/cm3ドープした膜厚70Åのp
型Al0. 3Ga0. 7Nよりなる第1上部障壁層と、Mgを
1×1020/cm3ドープした膜厚70Åのp型Al0. 2G
a0. 8Nよりなる第2上部障壁層から構成してもよい。 (超格子ノンドープ層12a)続いてCp2Mgを止
め、1050℃でノンドープAl0.1Ga0.9Nよりなる
層を25Åの膜厚で成長させ、続いてTMAを止め、ノ
ンドープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、
総膜厚0.15μmの超格子層よりなる超格子ノンドー
プ層12aを成長させる。 (超格子不純物ドープ層12b)続いて、1050℃で
ノンドープAl0. 1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚
で成長させ、続いてTMAを止めてCp2Mgを流し、
MgドープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長さ
せ、総膜厚0.5μmの超格子層よりなる超格子不純物
ドープ層12bを成長させる。 (p型コンタクト層15)最後に、1050℃で、超格
子層12の上に、Mgを1×1020/cm3ドープしたp
型GaNよりなるp型コンタクト層15を150Åの膜
厚で成長させる。
たウェーハを反応容器から取り出し、最上層のp型コン
タクト層の表面にSiO2よりなる保護膜を形成して、
RIE(反応性イオンエッチング)を用いSiCl4ガ
スによりエッチングし、n電極23を形成すべきn型コ
ンタクト層5の表面を露出させる。このように窒化物半
導体を深くエッチングするには保護膜としてSiO2が
最適である。
ストライプ及び電極の形成方法の各工程を説明するため
の、各工程における窒化物半導体ウェーハの部分的な構
造を示す模式的断面図である。この図6に示される断面
図は、エッチングにより形成したストライプ導波路に対
し垂直方向、つまり共振面に対して平行方向で切断した
際の図を示している。
p型コンタクト層15のほぼ全面に、PVD装置によ
り、Si酸化物(主として、SiO2)よりなる第1の
保護膜61を0.5μmの膜厚で形成した後、第1の保
護膜61の上に所定の形状のマスクをかけ、フォトレジ
ストよりなる第3の保護膜63を、ストライプ幅w2μ
m、厚さ1μmで形成する。
膜63形成後、RIE(反応性イオンエッチング)装置
により、CF4ガスを用い、第3の保護膜63をマスク
として、前記第1の保護膜61をエッチングして、スト
ライプ状とする。その後エッチング液で処理してフォト
レジストのみを除去することにより、図6(c)に示す
ようにp型コンタクト層15の上にストライプ幅2μm
の第1の保護膜61が形成できる。
イプ状の第1の保護膜61形成後、再度RIEによりS
iCl4ガスを用いて、p型コンタクト層15、および
超格子層12をエッチングして、ストライプ状の導波路
領域(この場合、リッジストライプ)を形成する。スト
ライプを形成する際、そのストライプの断面形状を図2
に示すような順メサの形状とすると、横モードがシング
ルモードとなりやすく非常に好ましい。
図6(e)に示すように、Zr酸化物(主としてZrO
2)よりなる第2の保護膜62を、第1の保護膜61の
上と、エッチングにより露出された超格子層12の上に
0.5μmの膜厚で連続して形成する。
(f)に示すように、第1の保護膜61をリフトオフ法
により除去する。
クト層15の上の第1の保護膜61が除去されて露出し
たそのp型コンタクト層の表面にNi/Auよりなるp
電極21を形成する。但しp電極21は100μmのス
トライプ幅として、この図6(g)に示すように、第2
の保護膜62の上に渡って形成する。
iからなる第1の薄膜層を1000Åの膜厚で形成し、
更に図1に示すようにリッジの側面等にも第1の薄膜層
を形成する。この連続して形成された第1の薄膜層上
に、後の工程で劈開により共振面を形成する際の劈開面
に一致しない大きさ、つまり劈開面となる部分の上部を
避けて、断続的にAuからなる第2の薄膜層を8000
Åの膜厚で形成し、第1の薄膜層及び第2の薄膜層から
なるpパッド電極22を形成する。
させたn型コンタクト層5の表面にはTi/Alよりな
るn電極23をストライプと平行な方向で形成し、その
上にTi/Pt/Auよりなるnパッド電極24を形成
する。
電極24,p電極21およびpパッド電極22とを形成
したウェーハのサファイア基板を研磨して70μmとし
た後、ストライプ状の電極に垂直な方向で、基板側から
バー状に劈開し、劈開面(11−00面、六角柱状の結
晶の側面に相当する面=M面)に共振器を作製する。共
振器面にSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜を形成
し、最後にp電極に平行な方向で、バーを切断して図1
に示すようなレーザ素子とする。なお共振器長は300
〜500μmとすることが望ましい。
子を高出力領域においてレーザ発振させたところ、レー
ザスポットの水平横方向のFFP(FFPx)は一定の
位置に観測され安定していた。 [実施例2]実施例1における超格子不純物ドープ層9
b、超格子ノンドープ層9a、超格子ノンドープ層12
aおよび超格子不純物ドープ層12bの形成工程に代え
て、それぞれ下記の超格子クラッド層9d、超格子ガイ
ド層9c、超格子ガイド層12cおよび超格子クラッド
層12dの形成工程とする。 (超格子クラッド層9d)1050℃でノンドープAl
0. 1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、続
いてTMAを止めてシランガスを流し、SiドープGa
Nよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、総膜厚0.9
μmの超格子層よりなる超格子n型ドープ層7bを成長
させる。 (超格子ガイド層9c)続いて、1050℃でノンドー
プAl0. 05Ga0. 95Nよりなる層を25Åの膜厚で成長
させ、TMAを止め、ノンドープGaNよりなる層を2
5Åの膜厚で成長させ、総膜厚0.15μmの超格子層
よりなる超格子ノンドープ層12aを成長させる。 (超格子ガイド層12c)1050℃でノンドープAl
0.05Ga0.95Nよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、
TMAを止め、ノンドープGaNよりなる層を25Åの
膜厚で成長させ、総膜厚0.15μmの超格子層よりな
る超格子ノンドープ層12aを成長させる。 (超格子クラッド層12d)続いて、1050℃でノン
ドープAl0. 1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で成
長させ、続いてTMAを止めてCp2Mgを流し、Mg
ドープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、総
膜厚0.5μmの超格子層よりなる超格子不純物ドープ
層12bを成長させる。 [実施例3]実施例1における超格子不純物ドープ層9
b、超格子ノンドープ層9a、または実施例2における
超格子クラッド層9d、超格子ガイド層9cの形成工程
に代えて、下記のn型クラッド層7b、ノンドープクラ
ッド層7aおよび光ガイド層8の形成工程とする。 (n型クラッド層7b)1050℃でTMA(トリメチ
ルアルミニウム)、TMG、アンモニアを用い、ノンド
ープAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で成長
させ、続いてTMAを止めて、シランガスを流し、Si
を1×1019/cm3ドープしたn型GaNよりなる層を
25Åの膜厚で成長させる。それらの層を交互積層して
超格子層を構成し、総膜厚0.9μmの超格子層よりな
るn型クラッド層7bを成長させる。 (ノンドープクラッド層7a)続いて、1050℃でT
MA(トリメチルアルミニウム)、TMG、アンモニア
を用い、ノンドープAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を25
Åの膜厚で成長させ、続いてTMAを止めて、ノンドー
プGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させる。それ
らの層を交互積層して超格子層を構成し、総膜厚0.1
25μmの超格子よりなるノンドープクラッド層7aを
成長させる。 (光ガイド層8)続いて、1050℃でノンドープGa
Nよりなる光ガイド層8を0.025μmの膜厚で成長
させる。この光ガイド層8にn型不純物をドープしても
よい。 [実施例4]実施例1における超格子不純物ドープ層1
2b、超格子ノンドープ層12a、または実施例2にお
ける超格子クラッド層12d、超格子ガイド層12cの
形成工程に代えて、下記の光ガイド層13、ノンドープ
クラッド層14bおよびp型クラッド層14aの形成工
程とする。 (光ガイド層13)Cp2Mg、TMAを止め、105
0℃で、ノンドープGaNよりなる光ガイド層13を
0.025μmの膜厚で成長させる。 (ノンドープクラッド層14a)続いて、1050℃で
TMA(トリメチルアルミニウム)、TMG、アンモニ
アを用い、ノンドープAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を2
5Åの膜厚で成長させ、続いてTMAを止めて、ノンド
ープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させる。そ
れらの層を交互積層して超格子層を構成し、総膜厚0.
125μmの超格子よりなるノンドープクラッド層14
aを成長させる。 (p型クラッド層14b)続いて、1050℃でTMA
(トリメチルアルミニウム)、TMG、アンモニアを用
い、ノンドープAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの
膜厚で成長させ、続いてTMAを止めて、Cp2Mgを
流し、Mgを1×1019/cm3ドープしたp型GaNよ
りなる層を25Åの膜厚で成長させる。それらの層を交
互積層して超格子層を構成し、総膜厚0.5μmの超格
子よりなるp型クラッド層14bを成長させる。 [実施例5]実施例1における超格子不純物ドープ層9
b、超格子ノンドープ層9a、または実施例2における
超格子クラッド層9d、超格子ガイド層9cの形成工程
に代えて、下記のn型クラッド層7および光ガイド層8
の形成工程とする。 (n型クラッド層7)1050℃でTMA(トリメチル
アルミニウム)、TMG、アンモニアを用い、ノンドー
プAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの膜厚で成長さ
せ、続いてTMAを止めて、シランガスを流し、Siを
1×1019/cm3ドープしたn型GaNよりなる層を2
5Åの膜厚で成長させる。それらの層を交互積層して超
格子層を構成し、総膜厚0.9μmの超格子よりなるn
型クラッド層7を成長させる。 (光ガイド層8)続いて、シランガスを止め、1050
℃でノンドープGaNよりなる光ガイド層8を0.15
μmの膜厚で成長させる。 [実施例6]実施例1における超格子不純物ドープ層1
2b、超格子ノンドープ層12a、または実施例2にお
ける超格子クラッド層12d、超格子ガイド層12cの
形成工程に代えて、下記のp型クラッド層14a、ノン
ドープクラッド層14bおよび光ガイド層13の形成工
程とする。 (光ガイド層13)Cp2Mg、TMAを止め、105
0℃で、ノンドープGaNよりなる光ガイド層13を
0.15μmの膜厚で成長させる。 (p型クラッド層14)続いて、1050℃でTMA
(トリメチルアルミニウム)、TMG、アンモニアを用
い、ノンドープAl0.1Ga0. 9Nよりなる層を25Åの
膜厚で成長させ、続いてTMAを止めて、Cp2Mgを
流し、Mgを1×1019/cm3ドープしたp型GaNよ
りなる層を25Åの膜厚で成長させる。それらの層を交
互積層して超格子層を構成し、総膜厚0.5μmの超格
子よりなるp型クラッド層14を成長させる。
によって、高出力の動作時であってもレーザ素子におけ
るキンクの発生を防止することができ、かつ横モードの
制御性に優れたレーザ素子を提供することができる。
す模式的断面図である。
一部を示す模式的断面図である。
示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
工程を説明するための、各工程におけるウェーハの部分
的な構造を示す模式的断面図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】n型半導体層と、活性層と、p型半導体層
とを有する窒化物半導体レーザ素子において、超格子層
が前記活性層のn型またはp型半導体層側の少なくとも
一方にほぼ接して形成されることを特徴とする窒化物半
導体レーザ素子。 - 【請求項2】前記超格子層はAlxGa1-xN/InyG
a1-yN(0<x<1、0≦y<1)からなる超格子構
造を有することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半
導体レーザ素子。 - 【請求項3】前記超格子層は、活性層側に前記AlxG
a1-xN層および前記InyGa1-yN層のいずれにも不
純物がドープされていない超格子ノンドープ層と、 活性層の外側に前記AlxGa1-xN層または前記Iny
Ga1-yN層の少なくとも一方に不純物がドープされた
超格子不純物ドープ層とを有することを特徴とする請求
項2に記載の窒化物半導体レーザ素子。 - 【請求項4】前記超格子層は、活性層側にAlx1Ga
1-x1N/Iny1Ga1-y1N(0<x1<0、0≦y1<
1)、またはInyaGa1-yaN/InybGa1-ybN(0
≦yb<ya<0)からなる超格子構造を有する超格子
ガイド層と、 活性層の外側にAlx2Ga1-x2N/Iny2Ga1-y2N
(0<x2<1、x1<X2、0≦y2<1)からなる
超格子構造を有する超格子クラッド層とを有することを
特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ素子。 - 【請求項5】前記超格子ガイド層は前記Alx1Ga1-x1
N層および前記Iny1Ga1-y1N層、または前記Inya
Ga1-yaN層および前記InybGa1-ybN層のいずれに
も不純物がドープされておらず、 前記超格子クラッド層は前記Alx2Ga1-x2N層または
前記Iny2Ga1-y2N層の少なくとも一方に不純物がド
ープされていることを特徴とする請求項4に記載の窒化
物半導体レーザ素子。 - 【請求項6】前記超格子層は少なくとも前記活性層のp
型半導体側にほぼ接して形成されることを特徴とする請
求項1乃至5に記載の窒化物半導体レーザ素子。
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-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000364488A patent/JP2002171028A/ja active Pending
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