JP2002170058A - アクティブ識別管理による商取引の自動実行システム - Google Patents

アクティブ識別管理による商取引の自動実行システム

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JP2002170058A
JP2002170058A JP2001354716A JP2001354716A JP2002170058A JP 2002170058 A JP2002170058 A JP 2002170058A JP 2001354716 A JP2001354716 A JP 2001354716A JP 2001354716 A JP2001354716 A JP 2001354716A JP 2002170058 A JP2002170058 A JP 2002170058A
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ジェンニーニ リッカルド
Andreas Pfitzmann
プフィッツマン アンドレアス
Marit Kohntopp
ケーントップ マリト
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信ネットワークにおいて、動的な識別を記録
し、属性とも関連付けることができる技術的インフラス
トラクチャの助けによって、効率的かつ柔軟性に富む
が、安全な方法で、契約当事者間の契約締結又は商取引
の自動実行を可能にする。 【解決手段】本発明は、インターネットIなどの通信ネ
ットワークにおいて、契約当事者A、B間の商取引又は
契約締結の自動化手続きに必要なディジタル文書Dに関
する。このディジタル文書Dは、契約当事者A、Bの識
別の表示及び契約方法の表示のための標準化されたフィ
ールドを備えた文書書式を有するディジタル文書Dであ
り、このフィールドは、標準化されたフィールド記述子
及びこのフィールド記述子を考慮した少なくとも1つの
値からなり、所定ディジタル署名Sに基づいて、商取引
又は契約締結の自動実行を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、例えばイ
ンターネットなどの通信ネットワークにおいて、動的デ
ィジタル識別(仮名の可能性もある)によって、明確に
契約当事者であることを認証する契約当事者間で、商取
引又は契約締結の自動実行システムに関する。
【0002】さらに詳細には、本発明は、ディジタル文
書などのこのようなシステムに必要な要素、例えば、プ
ロキシサーバなどこのような商取引の実行時に証明機能
を担うためのデータ処理装置、このような商取引の場合
の保証機能及び他のサービスを担うためのデータ処理装
置、個々の契約当事者、具体的に言えば顧客及び供給業
者のコンピュータで、このような商取引を実行するため
のコンピュータソフトウェアに関する。
【0003】本明細書においては、識別(identity)に
関連する用語を以下のように定義する。 1.「真の識別」とは、法的な識別子データ、仮名(ps
eudonymous)、属性、識別属性などを含む対象に関する
すべての情報をいう。これには、情報としてそのサブセ
ット、属性又は識別属性を記述することができる。 2.「法的な識別」とは、対象に関する法的な識別子デ
ータをいう(ディジタル署名に関する法律の下で、当該
法律に必要とされる特徴を備えている場合に限り、仮名
もまた法的な識別に該当しうる。) 3.「仮名の識別」とは、追加情報、属性、識別属性な
どに関して適切である場合の仮名をいう。仮名が法律に
よって定められている場合に限り、仮名の識別もまた、
法的な識別に該当しうる。
【0004】
【従来の技術】今日では、直接顔見知りではない人と法
的に確定した方法で交流することが技術的には可能であ
る。しかし、その一方で、契約当事者の相互の確実な身
分証明、他方には契約交渉及び契約又は商取引の締結の
法的に確実な構成は、個人のオフライン関係において、
身分証明の類及び識別に関連する属性、いわゆる識別属
性によって、それらの内容に著しい影響を及ぼしてお
り、問題が多い。
【0005】電子商取引の場合には、一方の契約当事者
が、他方の契約当事者の法的な識別を高い信頼性で決定
することができないことは、特に問題が多い。契約当事
者が個人的に顔を合わせ、外見、話ぶり、身分証明書な
どに基づいて、互いに明確に識別することができる個人
の契約交渉又は商取引と比べ、例えばインターネットな
どの通信ネットワークによる商取引は、身分証明を明確
に実現することができない(識別対象の当事者が、識別
されたいと望み、識別に必要な技術的インフラストラク
チャ、特に暗号化インフラストラクチャが利用可能であ
る場合を除く)。
【0006】各個人は、DNAによって明確に特徴付け
られることができるが、そのような識別化即ち身分証明
が実現したとしても、オンラインの法的な関係における
セキュリティが増すことはないであろう。その理由は、
識別というのは機能本位の項目ではないことによる。
【0007】1つ以上の機能又は目的に適した意義を識
別に与えることは、識別の一意性を保証するのに十分で
はなく問題である。
【0008】通常の(オフライン)世界では、個人は通
常、多くの場合、商取引及び契約締結の法的な信頼性の
大きな必須条件である生物学的な特徴から逃れることは
できないため、独自に識別することができる。
【0009】これに対し、オンライン関係において、実
体を持つ個人の法的な識別は、署名の認証に制限を加え
なければ決定することができない。
【0010】実体を持つ個人に関して、現在行政法で用
いられている識別の定義及び識別手続きは、個人関係の
世界には適応しているが、オンライン関係の次元には適
応しない。
【0011】また、法的人格の識別(すなわち、身分証
明)は、その法的人格に関連がある個々人の責務に関す
る最終状態に常に関係している。法人は、第三者による
定義に従って、すなわち間接的に活動する。このため、
その責務の大きさ(法的、すなわち機能的な観点から言
えば)は、識別の定義に不可欠である。
【0012】一般に、身分証明の法的な機能は、個人の
責務に左右されると言うことができる。したがって、仮
名でない識別の代わりの仮名の識別の下、法的に拘束さ
れた方法によって、個人は登場し行動することが可能で
あると言える。
【0013】しかし、たとえ法的な識別がオンラインで
判定され得るとしても、オフライン関係に含まれるのと
同様又は匹敵する機能の意義を備えていなければ、問題
が多い。これは、(法律上の)取引を行う場面が欠けて
いるためである。
【0014】すなわち、物理的な場所で、個人という存
在は、有益な保証機能(身分証明、地理的な近さ、個人
的な知り合い、特定の人間グループの一員である等の保
証機能)を有するが、オンライン関係では単に不在であ
るにすぎないのである。
【0015】オンライン上では、オフライン関係で個人
の法的な識別が表すのと同様の機能性を保持するため、
個人の法的な識別を分類する必要がある。この分類は、
人によって異なり、流動的なもので、それ故、個人的に
分別を持って実行されなければならない。
【0016】例えば、インターネットなどの電子通信ネ
ットワークにおける法的関係の場合には、不安定なハー
ドウェア及びソフトウェアによって処理されている限
り、生物学的な特徴によって、信頼性のある身分証明を
実現することはできない。
【0017】それどころか、記憶が可能であること、複
製が可能であることから、法的関係において不安定さが
増大し、証明することができなくなる可能性がある。個
人として存在し、認識することができる個人は、複製す
ることも模造することもできない。かくして、法的拘束
力のある契約締結を行うための最も安全な方針は、契約
当事者の個人的存在にある。ディジタル形式における個
人の身分証明の特徴が、不安定なハードウェア又はソフ
トウェアによって記憶されているのであれば、オリジナ
ルの無数の複製及び模造が可能である。したがって、こ
のような身分証明書の特徴は、安全な環境及び安全なハ
ードウェアならびに安全なソフトウェアにおいてのみ、
信用性のある身分証明として作用することができる。
【0018】ディジタル署名は、元のままの状態である
ことを証明することができるが、特有の生物学的な特徴
によって高い信頼性で機能させない限り、署名された対
象物の認証を直接証明することはできない。しかし、
(署名された)文書の真正を判定するために、証明書を
用いることができ、その証明書を用いて、いわゆるディ
ジタル署名の署名点検データが法的な識別、すなわち自
然人又は法人に関連があり、当該人物の法的な識別が確
認される。
【0019】したがって、署名に関する法律によれば、
このような資格証明書の発行者は、身分証明のセキュリ
ティならびに信頼性及び身分証明データの管理に関し
て、さらに高い必要条件を必要とする。しかし、このた
め、(当事者の観点から必要とされる程度の管理に関し
ても、)必ずしも書式化を必要としない独自の判断基準
や必要条件によって、交渉の当事者が通常、直接行うよ
うな身分証明及び内容評価の業務を交換することはでき
ないし、交換してはならない。
【0020】したがって、通信ネットワークにおいて、
商取引又は契約締結を実行するための上述の既知の可能
性に関して、他の契約当事者と契約を締結することに対
する契約当事者の快諾は、一般に、とても認証されない
識別であるか、又は個別の他の当事者の部分的に認証す
る識別であるかの表示又は信用に左右される。したがっ
て、商取引及び契約締結の自動実行は、きわめて制限さ
れた範囲に限って実行することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通信
ネットワークにおいて、動的な識別を記録し、(署名の
参照という形態で)属性とも関連付けることができる技
術的インフラストラクチャの助けによって、効率的かつ
柔軟性に富むが、安全な方法で、契約当事者間の契約締
結又は商取引の自動実行を可能にすることにある。
【0022】顧客のビジネスの一般的な条件を適用する
ことができるようにするために、自動化は、コンピュー
タソフトウェアのサーバ側だけでなく、クライアント側
でも実行可能でなければならない。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明に
よる通信ネットワークにおいて契約当事者間の商取引又
は契約締結のために、特に契約において、ディジタル文
書によって実現される。本発明によれば、ディジタル文
書は、契約当事者の識別を表示するため、及び契約の様
式又は条件を表示するために、標準化されたフィールド
を有する文書書式(document format)で実現される。
【0024】本発明においては、所定のディジタル署名
に基づいて、商取引又は契約締結の自動実行を行うよう
に構成されている。このため、これらのフィールドは、
各案件毎に標準化されたフィールド記述子及びこのフィ
ールド記述子を考慮した少なくとも1つの値からなる。
フィールド記述子用の値として、一般に他のデータ構造
又はヌル値に関しても考慮される場合がある。文書書式
において構築するとき、身分証明の類及び識別属性なら
びに他の属性の管理は、透過な状態に作用することがで
きる。
【0025】好ましくは、契約当事者の法的地位の表
示、契約当事者の契約上の権利及び義務の表示、支払方
法の表示、引渡し又は安全な保管に対する義務の表示及
び(又は)契約に付帯する状況の表示のために他のフィ
ールドが設けられる。
【0026】そして、契約に付帯する状況の表示のため
のフィールドは、ディジタル文書の成立に関連する他の
文書又は情報の表示のためのフィールドを含む。
【0027】契約上の権利及び義務の表示のためのフィ
ールドは、契約当事者の契約上の権利及び義務のリスト
を含むか、又はこれらの表示を含む他の文書に対する参
照を含んでもよい。
【0028】さらに、文書の成立に関連する文書若しく
はデータの表示のためのフィールドは、当該表示を含む
文書のリストを含むか、又は当該表示を含む文書に対す
る明確な参照を含んでもよい。
【0029】身分証明の種類、識別属性及び当事者の他
の属性は、できる限り文書の標準化されたフィールドに
おいて、本特許の主題の一部であるユーザインターフェ
イスの助けによって管理されることができるだけでな
く、個々の顧客の個人的な評価に入れられることもでき
る。この入力は、必ずしも様式化する必要はない。
【0030】本発明によれば、ディジタル文書に関し
て、1つ以上の署名が、存在する。契約当事者のそれぞ
れのディジタル署名は、さらに、証明書によって証明さ
れてもよい。本特許によって発行される資格の証明書
は、文書で合意された条件の不履行の結果を記述したポ
リシー又はポリシーに関する参照を含む。
【0031】そのため、各案件毎に各契約当事者に関す
る識別特徴の表示のためのフィールドが設けられ、この
フィールドは、関連する前記証明書の表示に関する契約
当事者の公開ディジタル署名テストキーを含むことがで
きる。
【0032】ポリシーには、契約当事者の法的な(適切
であれば、仮名でない)識別が明らかにされることにな
っている状況を明示(define)することができる。その
ため、対応する状況の発生時に、一方の契約当事者の識
別を他方の契約当事者に明らかにするという1又は2以
上の所定の第三者に対する参照(reference)を含むこ
とができる。
【0033】ポリシーはさらに、未決済の支払いの遂行
又は等価の代替物による履行の手配のための環境を明示
することができる。そのため、ポリシーは、関係した状
況の発生時に、一方の契約当事者の未決済の支払いを他
方の契約当事者に対して遂行するか、又は等価な代替物
による履行の手配(代償サービス)を実行する信用のあ
る1又は2以上の第三者に対する参照を含んでもよい。
【0034】好ましくは、ポリシーは、ディジタル文書
が表示された文書書式を満たしている場合に限り証明書
が唯一有効であるような文書書式の表示を含む。この場
合、文書書式の表示は、文書書式の標準化されたフィー
ルドを明示し、明確な意味を与える書式の記述を含んで
もよい。それによって、書式の記述は、文書書式のため
の更なる有効なフィールドを明示する、更なる書式の記
述に関連するフィールドを明示してもよい。
【0035】本発明によるディジタル文書は、特に標準
化されたフィールドを有する文書書式によって、電子商
取引の各契約文書において、法的拘束条件に対する基準
が明確に認識することができることを確認している。こ
れらの条件の一部はきわめて特徴的であり、所与の書式
化及び形態で対応するITシステムによって自動的に評
価され点検されることができる、本発明のディジタル文
書の構造は、XMLに基づくことが好ましい。契約の合
意又は商取引の交渉の実行中、標準化され部分的に機械
翻訳可能な書式で、契約当事者は、対応するディジタル
文書を作成し、それによって、例えば、当事者が自分の
責任を果たしていない場合には、商取引、締結された契
約及び契約に付帯するすべての先行状況、例えば、製品
に関する詳細又は売買状況などの経過を点検し立証する
ために必要な場合には、各契約当事者が自ら適切な場所
に記入する。
【0036】したがって、本発明によるディジタル文書
は、すべての起こり得る契約条件及び契約の電子交渉の
相互責任に関して、利用することができ、標準化された
書式は、対応する契約の機械による生成及び分析を自動
化された形式で広い範囲、すなわち明確な法律用語及び
法的慣習に関して対応する範囲まで利用することができ
る。さらに、文書に特徴付けられた身分証明の類及び識
別属性ならびに文書に含まれる他の属性も考慮して、1
人以上の第三者が、契約の義務の履行又は不履行を自動
的に決定することができる。本発明は、法的関係におい
て識別属性に対処するために最も適切に実現することが
できる。「有限責任を有する個人」又は「有限責任個人
(limited liability perso
n)」略して「LLP」(ドイツ語の「Person
mit beschraenkter Haftun
g」略して「PmbH」)なる語は、本特許の一部であ
り、たとえ実質的には識別されている唯一人の個人であ
っても、オンラインで実行されることができる責任はこ
の人物に関連付けられているとき(実質的に実行可能な
責任は限られ、対象が関連するものに限られている可能
性がある)などを機能的にわかるような状況を示す。
【0037】したがって、顧客の契約上の自由は、供給
業者の予め準備された契約を完全に許容することに対し
ても又は完全に拒絶することに対しても制限されていな
いため、及び契約当事者は、適切であればディジタル契
約文書によって文脈上の情報又は識別情報を参照するこ
とができるため、標準化された文書書式を有するこのよ
うなディジタル文書によって、初めて顧客及び供給業者
は、平等の原則に基づいて、実際に本質的にインターネ
ット契約を締結することができる。すべての交渉当事者
は、特に身分証明の類及び他の当事者の個人的に認識さ
れる(識別)属性によって、常に交渉の内容を左右する
ため、本特許の課題は、すべての当事者に関するすべて
の見解を記録し、交渉の中で(又は交渉の準備におい
て)これらの見解を管理する。それどころが、それによ
って顧客は、希望に応じて契約を変更し、これを供給業
者に差し出すことができる。契約の標準化された形態に
よって、インターネット供給業者のコンピュータ上のソ
フトウェアは、自動的に契約を分析し、合意、変更又は
拒否を決定することができる。
【0038】標準化された文書及び交渉の前後関係は、
携わっている当事者のデータ処理装置に格納され、後に
別の評価に貢献してもよい。これは、契約締結又は商取
引の証拠文書として証拠保全に寄与するだけでなく、さ
らに、関連する個々の法律関係の識別管理において当事
者を援助することもできる。このことは、すでに作成さ
れた前後関係へのリンクを確立することができるよう
に、同一の仮名の識別の下で、当事者がよく吟味した上
で登場してもよいという事実による。内容及び前後関係
が格納される格納データバンクの助けによって、前述の
法的関係において得られた交渉相手の知識をさらに評価
し映像化ことができる。この形式で促進される透過性に
よって、顧客は、例えば、情報の自己決定の権利を意識
して利用することができる。交渉相手が互いに有する知
識の評価及び映像化において、オンラインの法的関係か
ら生じない追加的な情報も発生する可能性がある。
【0039】このような情報は、利用可能なデータ構造
に個々の当事者によって入力されることができ、又は他
の源、例えばいわゆる「プライバシーサービス」などの
信用のある第三者によって利用可能な情報サービスから
読み込まれることもできる。インポート機能に加えて、
エクスポート機能も設けられているため、当事者は、類
似の要件を有する他者によって読み込むための情報を伝
送することができる。同様のことが、例えば、セキュリ
ティの設定又はデータの翻訳規則など、実際に内容とは
無関係であるシステムの構成にも当てはまる。
【0040】データ処理装置が上記で定義されたよう
に、ディジタル文書の自動受信、中間格納及び伝送を行
うように構成された通信ネットワーク、例えばインター
ネットにおいて契約当事者間で商取引又は契約締結を自
動実行する際に証明機能を担うためのデータ処理装置、
特にプロキシサーバによって、当事者が、資格を与えら
れた署名がなくても、行動する又は交渉することを好む
限り、信用のある法的な証拠文書を提供する上記の目的
も実現することができる。
【0041】そのため、本発明による証明機能を担うデ
ータ処理装置は、2人の契約当事者間で自動化された形
式で展開している商取引を監視する電子証明機能を実現
する。これは、現在まで、交渉の証人及び共有場所の相
互作用によって、実現されているだけであった同一の前
後関係のセキュリティを提供する。そのため、ディジタ
ル文書によって互いに接触する契約当事者であっても、
契約当事者の個々のディジタル署名がなくても、データ
処理装置によって中間で格納され署名された文書に関し
て、例えば、署名された情報/契約及び前後関係情報の
完全性を証明することができるという点において、信用
のある証拠文書を作成することが可能である。
【0042】好ましくは、証明機能を担うデータ処理装
置は、契約当事者から受信されたディジタル文書に、中
間で格納されるか、又は個々の他の契約当事者に伝送さ
れる前にタイムスタンプを提供する。
【0043】契約文書に関してディジタル署名が契約当
事者によって用いられていない場合には、本発明による
データ処理装置は、受信した文書にディジタル方式によ
って署名を行うことが好ましい。これにより、契約締結
の信頼性の高いプロトコル作成及び点検が可能になる。
そのため、本発明によるデータ処理装置は、一方の契約
当事者から受信した文書にディジタルによって署名し、
それを他方の契約当事者に伝送し、少なくとも受信の確
認応答の受信までに、中間で格納することができる。
【0044】文書に関するディジタル署名が契約当事者
によって用いられている場合には、本発明によるデータ
処理装置は、一方の契約当事者から受信され、ディジタ
ル署名を備えた文書をディジタル署名のない他方の契約
当事者に伝送することができ、それによってディジタル
署名と共に、他方の契約当事者からの文書を受信した後
に限り、一方の契約当事者及び他方の契約当事者によっ
てディジタル署名された文書を、2人の契約当事者に送
り返す。
【0045】このようなディジタル署名に関しては、例
えば、「E−Witness」又は「Online−W
itness」又は「Online−Zeuge」とい
う名で請求される。
【0046】個人関連データの不要な集中処理を避ける
ためには、(プロトコル作成の無欠性を立証することも
できるようにするために、例えばSSL(Secure Socke
ts Layer)によって暗号化された)暗号化データを用い
てのみ作業を行い、暗号化された形態のデータを符号化
又はそのハッシュ値を符号化することが好ましい。
【0047】例えば、インターネットにおけるプロキシ
サーバとして実現されることができる証明機能を担うこ
のデータ処理装置によって、契約当事者間で交換される
ディジタル文書の法的な信頼性を著しく増大することが
できる。
【0048】さらに、上記の目的は、上記で定義したよ
うにディジタル文書を用い、通信ネットワークにおいて
契約当事者間の自動商取引又は契約締結の場合に、保証
機能を担うためのデータ処理装置によって実現される。
【0049】本発明による保証機能を担うためのデータ
処理装置は、ディジタル文書に規定された条件に応じて
設けられる。そのため、保証された契約履行は、例え
ば、契約において規定された条件の実現又は契約で合意
された条件の不履行に関する場合もある。保証機能を担
うためのデータ処理装置は、例えば、インターネットな
どの通信ネットワークにおいて保証している当事者のサ
ーバとして形成される。
【0050】本発明による商取引の自動実行のためのデ
ータ処理装置の介在によって、契約当事者のいずれも妥
当でない契約履行から利点を得ることができない結果を
生じる。このようなデータ処理装置は、例えば、適切で
あれば、追加の公証人の役割、情報記憶サービス、電気
通信会社又は企業、専門家又は消費者グループを利用し
て、対応する運営者のサーバとして実現される。運営者
又は運営側は、適切例えば、銀行、保険会社、製品、契
約の対象物、タイムスタンプサービスを輸送するために
用いられる納入会社など、1人(又は、適切であれば複
数の)信用のある第三者であってもよい。信用のある第
三者の別のタスクは、例えば、(例えばセキュリティの
設定、翻訳規則など)インポート用の適切な構成ファイ
ルの利用又は情報サービス、児童評価のために契約当事
者によってデータバンクに格納されることができる内容
の利用を含むある種の「プライバシーサービス」の納入
であってもよい。
【0051】本発明による保証機能を担うためのデータ
処理装置は、好ましくは、適切であれば仮名識別用の証
明書を発行する認証機構も含み、それによって各証明書
は、ポリシー又はポリシーに関する参照、契約で合意し
た契約履行が不履行であった場合の場合に生じる結果の
列挙を含む。
【0052】このように、新たな仮名識別又は関連証明
書は、関連する前後関係で直接用いることができるよう
に形成されることができる。さらに、(特に法的な)識
別、すなわち仮名及び仮名でない識別だけでなく、個人
関連情報、属性又は識別情報(又は身分証明手順に関す
る情報)も管理するための識別管理機構が設けられても
よい。そのため、識別管理機構は、他の契約当事者に関
して契約で規定された契約が不履行であった場合に応じ
て、契約当事者の法的(仮名でない)識別を知らせるこ
とができる。
【0053】別法として、1人の契約当事者の仮名又は
仮名でない識別用の識別管理機構は、他方の契約当事者
に対して所定の金額の契約で合意した条項を保証する。
このような場合には、契約当事者の法的な仮名又は仮名
でない識別の代わりに、契約で合意した所定の金額又は
補償が提供される。そのため、識別管理機構は、契約当
事者の識別の表示の代わりに、契約において所定の金額
の存在に関して署名することができる。これは、個人の
実際の状態に対応するが、対象物の匿名の売買は、現金
で合計金額を支払う。
【0054】したがって、本発明による契約当事者間の
自動商取引における保証機能を担うためのデータ処理装
置は、通信ネットワークにおいて、このような信用のあ
る第三者又は複数の第三者の保証に基づいて、契約当事
者間の効率的な自動契約締結を行うことができる。これ
は、保証データ処理装置の個々の構成に基づいて、自動
化された形式で、裁判による決定又は同等のものを必要
とすることなく、履行されるべき義務に対する責任を担
うこのような第三者を通じて、又は約束された契約履行
に関する不履行の義務に対する責任を行う第三者を通じ
て実行されることができる。そのため、保証機能を担う
ためのデータ処理装置は、異なるように構成されてもよ
く、また例えば、オンライン最適機能、保険機能、契約
履行保証機能などを提供してもよい。
【0055】本発明は、さらに、例えばインターネット
などの通信ネットワークにおいて、上記で適宜されたデ
ィジタル文書、上記で定義された動的ディジタル識別、
身分証明の類、識別属性ならびに他の属性に基づいて、
契約当事者間の自動商取引又は契約締結用の関連するデ
ータ処理装置に実装するコンピュータソフトウェアに関
する。
【0056】本発明によるコンピュータソフトウェア
は、きわめてよく構成されており、通信ネットワークの
契約当事者のデータ処理装置にインストールされている
場合には、このようなディジタル文書を自動的に作成
し、適切であればディジタル文書に署名し、例えば他の
契約当事者に送信する。そのため、本発明によるコンピ
ュータソフトウェアは、契約当事者から受信した文書を
自動的に点検し、上述の動的ディジタル識別、身分証明
及び識別属性の類、他の属性を考慮して適切であるよう
に変更し、契約当事者に送る。
【0057】好ましくは、関連するデータ処理手段を伴
う本発明によるコンピュータソフトウェアは、例えば顧
客又は供給業者などの一方の契約当事者のデータ処理装
置、すなわちコンピュータにインストールされる。
【0058】好ましくは、本発明によるコンピュータソ
フトウェアは、適切であれば資格証明書を用いて、識別
属性、身分証明の類及び個人に関する別の(身体的/法
的)属性の動的管理を行うことができる。そのため、識
別属性管理によって、己のプロフィール又は他人のプロ
フィールの売買を実行する本人に関する推論を行うこと
ができる。本発明によるソフトウェアは、サーバ側にお
いて、特に第三者の商取引の合法性に関して、手続きの
増大する自動制御化を支援する。
【0059】好ましくは、本発明によるコンピュータソ
フトウェアは、特に個人用途の証明書によって、プロフ
ィールにおいてデータが獲得された個人(又は適切であ
ればプロフィールの別の所有者)は、プロフィール利用
者/プロセッサから手数料を受取るという形態で、第三
者にとって利用可能である個人のプロフィールの管理を
行うことができる。このプロフィールの修正及び削除
は、プロフィール利用者/プロセッサによって自動的に
要求され点検されることができるものとする。
【0060】好ましくは、本発明によるコンピュータソ
フトウェアは、ディジタル文書又は合意した契約に基づ
いて、日常の売買のためのショッピングバスケットをさ
らに利用し、これらを管理することができる。さらに、
本発明によるソフトウェアは、ビジネスの一般取引条件
を管理することができる。サーバ側において、ソフトウ
ェアは、サーバ自体のビジネスの一般取引条件及びサー
バと契約を結んだ顧客のビジネスの一般取引条件の両方
を管理することができる。顧客側又はクライアント側に
おいて、ソフトウェアは、クライアント自体のビジネス
の一般取引条件を管理することができ、具体的な商取引
に関連付けることができる。
【0061】さらに、本発明によるコンピュータソフト
ウェアは、署名された証人の証明書及び第三者が利用可
能な個人のプロフィールを含む実行された商取引の経過
記録及びリストを保持することができる。
【0062】非公開の契約当事者は、機密に関わる(支
払)情報を専門的な契約当事者(供給業者、サービスプ
ロバイダなど)に送信する必要がなく、所望であれば適
切なディジタル仮名識別を用いることによって他方の契
約当事者に対して匿名のままでいることもできるため、
特に保証機能を担うためのデータ処理装置が介在するこ
とによって、本発明では、公開の通信ネットワークにお
いて、関係者又は契約当事者に関するセキュリティを増
大することができる。それにもかかわらず、公開のネッ
トワークにおいて、専門的な契約当事者にとって、顧客
のロイヤルティを増大させることができることから、個
々の顧客は、偽ることができない形式で同一の仮名の識
別によって供給業者に対して知らせることができる。
【0063】本発明は、顧客及びデータ処理当事者の場
合には、データ処理装置の対応する実現によって、いわ
ゆる個人用途の証明書の追加的な機能を担うことができ
る。このような個人用途の証明書の助けによって、関係
者は、用いた仮名識別及び(識別)属性を含めて、自分
個人に関連するデータ(又は個人に関連する可能である
データ)のそれぞれの獲得、使用又は伝達の詳細につい
て通知を受取ることができる。個人用途の証明書の送信
は、個々のデータ処理中又はデータ処理前に、契約によ
って合意されることができる。その後で、制約又は拡
大、例えば関係者がデータをデータ処理することができ
る目的の制限及び可能なクレジット(金額又は金額に相
当するボーナスポイント)の種類及び範囲も決定するこ
とができる。
【0064】コンピュータソフトウェアは、通信ネット
ワークによって届く個人用途証明書メッセージを受信
し、自動的に評価することができるため、関係者によっ
て所望の情報が表示され、又は関係者がインタラクティ
ブに例えば、データ処理を行う当事者によって所望のデ
ータ処理業務の解除に関連する質問を行うことができ
る。合意に達した支払の場合には、コンピュータソフト
ウェアのユーザインターフェイスは、「クレジットチッ
カー(credit ticker)」を増強することによって、こ
れを映像化することができる。
【0065】要するに、通信ネットワークにおける商取
引の自動実行のために本発明によって提供される実現可
能性は、任意の契約当事者にとって、多面性のあるセキ
ュリティ、システム及びビジネスの過程の透過性、デー
タの保護に関して、好都合で、法的に安全であり、相乗
効果のある組合せを表す。
【0066】
【発明の実施の形態】本発明は、好ましい具体的な実施
の形態及び図面を参照して、以下にさらに詳しく説明さ
れる。
【0067】図1は、本発明による商取引又は契約締結
を実行するためのシステムの第1の具体的な実施形態の
概略図を示している。図1に示すように、第1の契約当
事者Aは、本事例のインターネットIなど通信ネットワ
ークによって、第2の契約当事者Bと商取引の実行又は
契約締結を行うことを望むものである。
【0068】契約当事者Aは、例えば顧客であり、契約
当事者Bは、例えば商品、サービス又は同等物の供給業
者である。それ故、契約当事者Bは、例えばウェブサイ
トにおいてその提供を提示する。このウェブサイトは、
契約当事者Bのサーバに格納されており、対応する関連
インターネットアドレスを呼び出すことによって、契約
当事者Aのコンピュータによって呼び出され、表示する
ためにダウンロードすることができる。
【0069】ここで、契約当事者Aは、契約当事者Bに
よって提供されたものから1つ以上の製品を捜し求め、
その購入契約締結のため対応する申込書をインターネッ
トIを経由して契約当事者Bに送信する。
【0070】本発明においては、特別な文書書式を有す
るディジタル文書Dが、契約当事者Aによって用いられ
る。例えば、この文書書式は、契約当事者Bの申込み用
ウェブサイトと共に、契約当事者Aのコンピュータ上に
ダウンロードされる。
【0071】ディジタル文書D、すなわち契約の申込書
は、契約当事者Aのコンピュータ上において、提供され
た文書書式の標準フィールドに記入することによって作
成され、そのディジタル文書Dが契約当事者Bに伝送さ
れる。
【0072】標準化されたフィールドを有する文書書式
は、作成された各ディジタル文書において、法的拘束条
件に関する参照を明確に認識することができ、このよう
な条件及び表示は、本実施の形態では契約当事者Bのサ
ーバ又はサーバにインストールされたコンピュータソフ
トウェアによって、受信側で自動的に評価され点検され
うる。
【0073】この場合、用いられるディジタル文書Dの
構造は、XML書式に基づくことが好ましい。
【0074】ディジタル文書Dに関する文書書式の標準
化されたフィールドは、契約当事者A、Bの識別及び/
又は(識別)属性と、契約の方法又は期間を表示するた
めのフィールドとを含む。
【0075】このフィールドは、それぞれ標準化された
フィールド記述子及びこのフィールド記述子を考慮した
少なくとも1つの値からなるため、ディジタル署名Sに
基づいて、商取引及び契約締結の自動実行が可能にな
る。
【0076】図1の例に示されるように、契約当事者A
は、自分のディジタル署名Sと共に、場合によっては仮
名の識別及び別の契約条件を表示したディジタル文書D
をインターネットIを経由して契約当事者Bのサーバに
伝送する。このディジタル文書Dは、ここで受信され、
点検され、評価される。
【0077】この評価は、標準化されたフィールドに表
示された契約条件に関するものがある。すなわち、契約
当事者Aによって提起された申込みがその契約内容に関
して、果たして許容可能であるかどうかの点検がなされ
る。
【0078】さらに、契約当事者Aが仮名の場合には、
ディジタル署名Sと共に、その仮名の識別も点検され評
価される。これは、個人として存在する人々の間の契約
締結の場合と同様に、この仮名の可能性がある識別がこ
の特定の契約の締結に関して十分に信用に足ると考える
ことができるかどうかを決定するために、契約当事者B
が、契約当事者Aの仮名の可能性がある識別及びディジ
タル署名を評価しなければならないことを意味する。
【0079】そのため、本発明によれば、文書書式に関
する標準化されたフィールドを用いることによって、自
動電子点検及び評価を行い、商取引又は契約交渉の自動
実行を行うことができる。これは、契約当事者Bが契約
当事者Aから来るディジタル文書Dの表示を個人的に点
検し評価する必要はないが、契約当事者Bのサーバが契
約当事者Aの仮名の可能性がある識別と共に、ディジタ
ル文書Dの標準化されたフィールドの表示を点検し評価
することができ、提供された契約の受諾又は拒否、ある
いは修正された契約の申込書の発行を行うかどうかを決
定することができる。
【0080】この手続きは、細部にわたって適合性があ
り、識別、身分証明の類及び(識別)属性に関して本質
的に設定されることができる作用変数の定義によって、
動的に管理することが好ましい。
【0081】契約の申込みを変更する場合には、契約当
事者Bのサーバは、適切である場合には契約当事者Bの
ディジタル署名Sを用いて、自動的に修正されたディジ
タル文書Dをインターネットを経由して契約当事者A、
すなわち契約当事者Aのコンピュータに送り返す。
【0082】契約当事者Bが、インターネットにおいて
商品、サービス又は同等物の専門的な供給業者である場
合には、契約当事者Bの修正された契約の申込書は、デ
ィジタル署名Sと共に契約当事者Aに送り返される必要
はないと思われる。
【0083】ここで、少なくとも契約当事者Bが中程度
の企業又は大企業であり、関連するウェブの存在又はデ
ィジタル通信相手の信用が保証されている場合には、契
約当事者Bの法的識別は、契約当事者Aに知られてい
る。
【0084】しかし、契約当事者Bが小規模の企業又は
個人である場合には、一般に、契約当事者Aは、契約当
事者Bの法的な(仮名又は仮名でない)識別の点検に関
して特に関心があるであろう。したがって、契約当事者
Bのサーバ又はコンピュータに関して、契約当事者Aの
コンピュータ又はこのコンピュータにインストールされ
たソフトウェアは、他方の契約当事者に法的な仮名又は
仮名でない識別、適切であればこれらの識別の信頼性の
評定のための対応する識別属性の管理に対応する機能を
有する。
【0085】所定のデータ処理装置によれば、身分証明
の類、文脈の状態、識別属性又は他の属性から、委任さ
れた交渉又は契約締結の手順及び契約内容を明確化する
ことができる。特に意味論の観点から見れば、この手順
の明確化は、きわめて複雑であるため、本特許の方法
は、手順の明確化に関する進行中の段階的な管理を行う
ことができる。
【0086】図1に示された簡素な事例では、商取引又
は契約締結は、それぞれ契約当事者A、Bのディジタル
署名Sを備えたディジタル文書Dに基づいて行われる。
用いられる仮名又は仮名でない識別及びディジタル署名
Sの信憑性が、予め定義された評価基準、例えば身分証
明の類及び識別属性又は他の属性に基づき、自動化され
た形式で、契約当事者A、Bのコンピュータ又はサーバ
で評定される。
【0087】例えば、成功した商取引や契約が以前すで
になされた場合の識別は、きわめて信頼性が高い(「肯
定的な属性評価」)と評定されるのに対し、未知の場合
の識別は、信頼性が低いと評定される。一方の契約当事
者(例えばA)の識別の信頼性に関するこのような評価
は、例えば、契約対象又は契約価格に応じて行うように
することも可能である。
【0088】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものである。図2に示される本実施の形態は、図1に示
される実施の形態に対応し、以下、上記実施の形態と対
応する部分については、その詳細な説明を省略する。
【0089】本発明においては、契約又は法的なセキュ
リティを増強するため、上記ディジタル署名(又はディ
ジタル署名テストキー)Sについて、追加の資格の証明
書Zによって証明することも可能である。
【0090】ここで、追加の資格の証明書Zは、例え
ば、X.509規格の証明書であってもよく、又は書式
化されたテキスト文書であってもよい。
【0091】図2に示す実施の形態においては、契約当
事者A、Bの各ディジタル署名Sについて追加の証明書
Zが用いられる。
【0092】一般に、欧州で公知の規格である1999
/93/EGによる資格証明書が含まれている場合に
は、契約当事者A、Bのうちの一方によって作成された
各ディジタル文書Dに対し、個々の契約当事者のディジ
タル署名Sに加えて、個々の契約当事者A、Bのディジ
タル署名S及び法的な仮名又は仮名でない識別の認証を
保証する証明書Zがさらに添付される。
【0093】図2に示された例では、契約当事者A、B
は、証明書発行者ZAによって発行された資格の証明書
Zをそれぞれ受信する。
【0094】本実施の形態においては、各事例毎に異な
る証明書発行者が利用されてもよく、又は全く同一の証
明書発行者(例えばZA)が利用されてもよい。
【0095】しかし、今日、匿名又は仮名のオフライン
商取引(例えば、オフライン関係におけるブティック又
はスーパーマーケットでの購入など)と同様の法的な確
実性を有するオンラインの商取引を構成するには、既存
の標準及び行政機関の規則に基づく資格証明書では、必
要な情報を十分に有していない。
【0096】交渉の自動化及び交渉手続きの双務契約の
ためには、契約当事者A、Bに関する更なる情報が必要
である。これは、契約当事者A、Bに関する情報の内容
を消失するおそれがある歓迎できない簡素化及び書式化
を必要とするため、X.509標準のオプションのフィ
ールドにこのような情報を入力するだけでは十分ではな
い。したがって、このような情報は、書式化された文書
において示されるものとし、好都合なことに商取引にお
いて属性証明書として扱われる。
【0097】したがって、証明書発行者が(例えば、個
々の契約当事者の信用能力又は信頼性などの)属性に関
して、署名された参照事項によって、点検を受けること
なくこれらを許容するか、又はこれらの属性を確立し、
これらの属性を決定し、対応して証明するかのいずれか
を行うことができることから、個々の契約当事者A,B
は、証明書発行者ZAと契約を締結しなければならな
い。
【0098】契約当事者A、Bのうちの一方が、仮名の
識別に基づく商取引又は契約締結の実行を望んでいる場
合には、証明書Zを発行する証明書発行者ZAは、今
日、この契約当事者A、Bの法的な仮名でない識別を知
っていなければならない。
【0099】図2に示される実施の形態においては、契
約当事者A、Bのディジタル署名Sに関する2つの証明
書Zは、単一の証明書発行者によって利用できるように
されてもよい。
【0100】図3及び図4は、本発明の第3及び第4の
実施の形態を示すものである。図3及び図4に示される
本実施の形態は、図1に示される実施の形態に対応し、
以下、上記実施の形態と対応する部分については、その
詳細な説明を省略する。
【0101】第3及び第4の実施の形態においては、商
取引又は契約締結は、信用のある第三者(例えば、市場
又は仲介業者)を介して行われる。図3に示される実施
の形態において、信用のある第三者は、2人の契約当事
者A、BとインターネットIによって接続され、商取引
又は契約交渉又は契約締結の自動実行のために、例え
ば、プロキシサーバなどのデータ処理装置Pとして構成
されうる。
【0102】ここで、第3の実施の形態のデータ処理装
置Pは、単に中間において証拠を格納する受動機能を担
うだけでなく、2人の契約当事者A、Bから受信したデ
ィジタル文書Dに適切であれば署名し、個々の他方の契
約当事者A、Bに送る。
【0103】さらに、データ処理装置Pは、それぞれ伝
送されたディジタル文書Dに番号を付け、現在の時刻を
そのディジタル文書Dに記述し(タイムスタンプ機
能)、この情報にディジタル署名Sを付す。
【0104】図4に示される第4の実施の形態において
は、信用のある第三者は、保証機能を担うためのデータ
処理装置Cとして実現され、契約当事者A、B間でディ
ジタル文書Dに規定される状態に応じて、所定の保証契
約履行を行う。図3のデータ処理装置P及び図4のデー
タ処理装置Cの構成は、以下でさらに詳細に述べられ
る。
【0105】上述したように、本発明は、例えばインタ
ーネットIなどの通信ネットワークにおいて契約当事者
A、B間の商取引、契約交渉、契約締結を自動的に実行
するため、ディジタル文書Dのための書式、データ処理
装置P、C用のコンピュータソフトウェア及びデータ処
理装置P、Cのための機能を提唱する。
【0106】さらに、本発明は、仮名識別又は匿名の場
合に、その当事者が異なるか、又は常に新しい可能性も
ある識別及び(/又は)属性の下で現れた場合であって
も、個々の契約当事者の実際の存在について知らせるた
めに、機能的に関連データ(身分証明の類、識別属性及
び他の属性など)を契約当事者A、Bからの資格証明書
に関連付けることを提案する。
【0107】本発明の場合、データ処理装置は、例え
ば、図3のデータ処理装置P及び図4のデータ処理装置
Cによって示されるような契約当事者A、Bのコンピュ
ータであり、また信用のおける第三者のサーバである。
【0108】ディジタル署名Dの書式は、このような商
取引又は契約締結の場合に発生する契約文書に基づいて
作成され、インターネットIによって法的に確実であっ
て法的に拘束されている自動実行を確実に行う。
【0109】本発明によるデータ処理装置P、C及びこ
れらの装置のために設けられるコンピュータソフトウェ
アは、ディジタル文書Dを明確に認識することができる
か、又はこのような文書書式は、このような文書に翻訳
することができ、これによって自動的に機械的にそれら
を評価し点検する。さらに、提案された文書書式のため
に、新しいか、又は変更された契約文書が、作成され、
他方の契約当事者に伝送されることができる。
【0110】特に電子契約文書のために用いられる本発
明によるディジタル文書Dに関しては、特殊な標準化さ
れたフィールドが決定される。
【0111】各フィールドは、記述子及び1つ以上の値
の関連からなり、それによって値として更なるフィール
ド構造又は参照事項を用いてもよい。対応して関連する
書式記述子において、このフィールド記述子を考慮した
値と共に、標準に対応した各フィールド記述子が明示さ
れる。そのため、本発明によるディジタル文書Dは、各
案件毎に、契約当事者A、Bの法的な仮名又は仮名でな
い識別の表示用フィールド及び契約方法又は期間の表示
用フィールドを少なくとも含む。
【0112】さらに正確に言えば、以下の表示の少なく
ともどれかに対応するフィールドを利用することができ
るものとする。
【0113】・当事者の識別及び法的地位に関する表示 ・1人以上の信用のおける第三者(図3のデータ処理装
置P及び図4のデータ処理装置C)に関する表示 ・識別及び契約当事者A又はBの仮名の識別を明らかに
することができる条件を明示するポリシーに関する参照
を明らかにすることができる当事者(例えば図4のデー
タ処理装置C)の表示 ・例えば、支払いぶり、支払い状態、納入状態など個々
の契約当事者A、Bの支払い能力及び権利に関する表示 ・支払い情報 ・例えば、文書のリスト又は他のデータ(又は特有の特
徴付け又はそのハッシュ値)などディジタル文書Dの作
成が原因となって生じる契約に付帯する環境 ・格納義務、削除義務、特にディジタル文書Dに表示す
るための義務 用いられるディジタル文書Dが、ディジタル署名Sを備
えている場合には、ディジタル署名Sは、例えば第2の
実施の形態及び第4の実施の形態に示されているような
(資格を与えられた)証明書Zによってそれぞれ証明さ
れることが可能である。
【0114】このような証明書(属性証明書)Zは、デ
ィジタル文書Dで合意した条件が履行されない場合の結
果を記述したポリシー又はポリシーに関する参照を含ん
でもよく、これは、身分証明の種類によって、また識別
属性又は他の属性によって影響される可能性がある。
【0115】さらに、このポリシーには、署名の作成の
ため記号論的に保証内容を確実にするため、文書書式が
ディジタル署名Sの署名が認められているものであるこ
とが記述される。
【0116】これによって、法的に確実な商取引又は契
約に関する交渉範囲の中で、ディジタル文書Dが個々の
証明書Zに示された文書書式を含み、所与の内容が示さ
れ、理解され、署名されている場合に限り、唯一法的に
有効であることを保証することになる。
【0117】さらに、文書書式を自在に拡張可能である
ように構成するために、ディジタル文書Dは、拡張した
文書記述に対する参照事項を具備する標準化されたパッ
セージ(一文)又は更なるフィールドを含んでもよい。
【0118】ここでは、すべての契約当事者A、Bの合
意がある場合にのみ、契約の内容の詳細に対して任意の
書式の拡張を用いることができる。さらに、この点検可
能な標準化されたパッセージ又は標準化されたフィール
ドによって、契約当事者A、Bのうちの一方の自動署名
コンピュータが、用いられる書式の拡張を認識し、評価
することができる場合に限り、ディジタル文書Dに署名
することができる。
【0119】さらに、この文書書式には、任意の他の表
示書式において契約の成立に関連する元データを含むよ
うな更なるフィールドが設けられていてもよい。
【0120】これらの手段によれば、契約締結中に生じ
た誤解の原因を認識することが可能になる。
【0121】適切である場合に文書において参照される
標準化された文書書式及び書式記述に関して本発明の提
案したディジタル文書Dは、特に電子契約に適用する場
合には、定式化されていない自然言語の適用下で、(文
書中及び文書を取り巻く)前後関係の適切な定式化によ
って、契約当事者A、Bのコンピュータ上のこのような
文書の機械的自動作成及び対応する自動点検分析を行う
ことができる。
【0122】さらに、意味解釈の作業を必要としない限
り、信用のおける第三者は、例えば、図4に示された第
4の実施の形態のデータ処理装置Cなどによれば、ディ
ジタル文書Dの履行又は不履行を自動的に決定しうる。
【0123】さらにまた、標準化された書式によれば、
各案件毎に明示された状況が発生した場合に、例えば図
4のデータ処理装置Cなどの信用のおける第三者による
保証契約履行を得るため、賠償責任保険、法定費用保険
などを伴う関連商取引又は契約締結の適用を可能にす
る。
【0124】さらに、契約文書に明示された契約履行が
不履行又は好ましくない履行である場合には、調停機能
を自動的に果たすため、本発明による文書書式は、例え
ば、契約が生じた状況、契約履行のプロトコルが実行さ
れた状況など関連する商取引情報を入手することができ
るオンライン調停を利用することができる。
【0125】既に上述したように、ディジタル文書Dが
2人の契約当事者A、B又は両者のコンピュータの間で
直接交換される図1及び図2に示された実施の形態と比
較して、2人の契約当事者A、B間の商取引又は契約締
結を法的に確実に行うために、商取引を伴う通信全体及
びディジタル文書Dの伝送は、信用のある第三者によっ
て行うことが可能である。
【0126】図3に示されるより簡素な例では、信用の
ある第三者は、例えば、プロキシサーバなど、電子的な
証明機能を担うデータ処理装置Pである。このため、特
に、データ処理装置Pは、自動化された形式で、契約当
事者A、Bから伝送されたディジタル文書Dを受信し、
中間で格納し、個々の他方の契約当事者A、Bに伝送す
る役割を担う。
【0127】加えて、データ処理装置Pは、それぞれ伝
送されたディジタル文書Dに番号を付け、現在の時刻を
その文書中に記述し、この情報に署名し、申し出を行っ
た契約当事者(例えばA)が受信を確認するまで中間で
ディジタル文書Dを格納する。そのため、この契約当事
者Aから受信し、適切であればこの契約当事者Aによっ
てディジタル署名Sがなされたディジタル文書Dは、同
時にデータ処理装置P及び他方の契約当事者Bに送信さ
れる。この場合、上述したように、データ処理装置P
は、内容及び時間を確認するための、受信したタイムス
タンプを備えたディジタル文書Dを作成する。
【0128】証明機能は、当事者の法的識別を直接決定
することはできないが、少なくともウェブサイトのアク
ティブ/動的でない内容のすべてを考慮することができ
る。所定の取引を展開した当事者が誰であれ、実際に、
証拠によって署名された証拠文書に基づいて、これを証
明することができる。これは、特に、暗号化プロトコル
が用いられる場合に特に適している。
【0129】双方の当事者は、当事者だけが知り得る次
の認証のための取引情報を拘束することができる。証拠
(いわゆる「E−Witness」)は、プロキシサー
バによってのみ、及びプロキシサーバならびにクライア
ントデータ処理装置に局所的にインストールされたソフ
トウェアの組合せによって形成可能である。
【0130】本発明の場合、受信されたディジタル文書
Dに対し、認証のさらなる確認のため、適切であればタ
イムスタンプと共に、データ処理装置Pによってディジ
タル方式で署名することも可能である。
【0131】しかし、この案は、ディジタル署名Sを備
えたディジタル文書Dを送信する一方の契約当事者(例
えばA)が、他方の契約当事者(例えばB)に対し、す
べての時点ではなく、又は後の時点でのみディジタル署
名を提供するという危険を冒さなければならないという
問題点がある。
【0132】これを防止するため、データ処理装置P
は、例えば以下の機能のうちの1つを実行してもよい。
【0133】データ処理装置Pの第1の構成では、これ
がまず契約当事者A、Bの署名されたディジタル文書D
を内密に受信し、すべての契約当事者A、Bによって署
名された契約をすべての契約当事者A、Bに送り返すだ
けである。これによれば、契約された文書が、署名され
た文書自体でなく、同契約文書の暗号化された独特のハ
ッシュ値だけである場合には、データ処理装置P又はそ
の運営者は、契約の内容については一切知る必要がな
い。
【0134】第2の構成では、データ処理装置Pは、契
約当事者Aから署名されたディジタル文書Dを受信し、
ディジタル署名Sを点検し、正確に署名された契約文書
の内容を契約当事者Bに通知する。契約当事者Bが契約
を受諾する場合には、データ処理装置Pは、契約当事者
Bのために契約に署名し、双方の契約当事者A、Bにデ
ィジタルで署名された契約を送信する。その結果、デー
タ処理装置Pにおけるディジタル署名Sは、データ処理
装置Pによって決定され、したがって、2人の契約当事
者A、Bがデータ処理装置Pの選択によって受諾した契
約ディジタル文書Dに含まれるポリシーに対する有効な
義務を負うことになる。
【0135】署名の重要性(及び警告機能)が欠如した
場合には日常のビジネスにも署名がきわめて広範囲に繰
返し用いられことになる可能性があるため、この手続き
は、特に重要である。
【0136】署名は、法的な習慣において2000年も
大きな意味を持っていたため、このような場合において
署名の代わりを補うものについては、明確ではない。し
たがって、現時点で、署名を他のものに取り替えること
は容易ではない。したがって、署名を頻繁に使用し過ぎ
ないようにすることが専ら薦められる。証明機能は、す
べての契約において署名とたやすく取り替えることがで
き、形態に拘束されない(単にサインと全く同様に法的
に効力が強く、社会文化的に使われる)。
【0137】さらに、本願明細書に記載された手続き
は、書面の形態を必要とする重要な合意事項(利子の支
払いの程度、特定の保証など)の一部について軽率に署
名されることができない(すべての関係者に対して別の
保護を行う)という利点がある。
【0138】この手続きに関して、図3を参照して説明
した第1の例のように、信用のある法的な証拠文書と言
う同一の目標を達成することができるが、さらに、資格
証明書、署名、契約当事者の相互の認証を点検する署名
点検ユニットによっても実現される。
【0139】図4には、信用のおける第三者によって2
人の契約当事者A、Bの間のインターネットIによる商
取引又は契約締結を自動実行するための別の案が示され
ている。
【0140】図4に示される第4の実施の形態の信用の
おける第三者は、商取引において保証機能を搭載したデ
ータ処理装置Cであり、2人の契約当事者A、B間でデ
ィジタル文書Dに規定された条件に関係なく、保証契約
の履行を行う。
【0141】データ処理装置Pが単に証明機能を提供す
る図3に示される第3の実施の形態と比較すると、図4
に示される第4の実施の形態におけるデータ処理装置C
は、商取引又は契約交渉に積極的な役割を果たす。
【0142】図4には唯一のデータ処理装置Cが示され
ているが、各案件毎に契約当事者A、Bのそれぞれに対
して対応するデータ処理装置が存在してもよい。以下で
は、簡便化のため、図4に示されたように、単独のデー
タ処理装置Cに基づいて記述される。
【0143】データ処理装置Cの基本的な機能の1つ
は、契約当事者A又はBに対するディジタル文書Dに、
契約当事者A、Bの個々の識別に関する対応する証明書
を発行することによって署名をすることである。
【0144】このため、データ処理装置Cは、対応する
証明機構を含んでいる。このデータ処理装置Cによって
証明された個々の契約当事者A又はBの識別は、図4に
示される実施の形態において、仮名の識別であることが
好ましく、それによって、契約当事者A、Bの法的な
(仮名でない)識別に関係なく、商取引又は契約を実行
することができる。
【0145】データ処理装置Cは、例えば、金銭、権利
証書、電子キャッシュ、ちょうど満期の預金等の他の金
銭的価値のあるものなどのオンラインで保証金を支払う
ことができる別の資産又は他の流動資産又は直接入手可
能な金銭的価値のあるものによって、契約当事者A、B
を識別することができる。
【0146】この認証は、個々の証明書保持者の信用力
に関して特に重要である。各証明書に含まれる、データ
処理装置Cのポリシーの対応する構成によれば、特に契
約で合意した事項が不履行であった場合の結果が明示可
能であり、合意した契約履行に関する法的に拘束するセ
キュリティさえも形成されうる。
【0147】例えば、契約当事者A又はBは、電子キャ
ッシュの制限額又は現金合計によって、完全に匿名でそ
れ自体を識別してもよい。その結果、契約当事者A又は
Bの識別は、身分証明のために用いられる金銭に伴って
削除されることになる。
【0148】別法として、契約当事者A又はBは、証明
書のポリシーで決定されたように、預金残高又はオンラ
インで利用可能な他の資産に対するアクセス権によっ
て、いわゆる担保口座識別又は「Pfandkonto
identitaet」又は有限責任個人(LLP)又
は「Person mit beschraenkte
r Haftung」(PmbH)として、それ自体を
識別してもよい。これらの語については、以下でさらに
詳細に説明する。
【0149】別法として、データ処理装置Cは、証明書
の発行の範囲内で、例えば、水、ガス又は電気の個々の
供給業者と結んだ契約によって、及び(/又は)対応す
る及び対応して構成される可能性もある測定装置又は計
数装置によって、又は電話又は携帯電話供給業者との契
約等の、1つ又は複数の存在する法律関係によって、契
約当事者A又はBを識別することができる。このような
身分証明は、契約当事者A、Bの住所、居所に関して特
に重要であり、アングロサクソンの法律システムでは、
身分証明方法して広く用いられている。
【0150】上述した身分証明機構にもかかわらず、識
別及び証明書には、仮名が用いられている。これは、対
応して署名し、証明されたディジタル文書Dを受信する
契約当事者(例えばA)が提供している契約当事者(例
えばB)を知らないことを意味している。唯一つの利用
可能な参照事項は、証明書の発行者、すなわちデータ処
理装置Cの運営者である。証明書の発行者は、一般に、
少なくとも欧州連合の領域内にあり、証明書保持者、す
なわち契約当事者A又はBの個人データを許可なく公開
することが法律によって許可されているため、以下のモ
デルは、図4に概略的に示される実施の形態の場合を想
定している。
【0151】1)証明書の発行者としてのデータ処理装
置Cは、証明書保持者、すなわち契約当事者から、法的
論争の場合又は契約で規定された特定の条件の場合に、
他方の契約当事者A、B(又は2人の契約当事者の要求
に応じて、調停者としての役割を果たすか、又は定義さ
れたステップを実行することができる第三者)に対し
て、識別に関連する個人情報を明らかにする権限を受け
る。
【0152】2)証明書の発行者としてのデータ処理装
置Cは、証明書保持者、すなわち契約当事者A、Bか
ら、この契約当事者A、Bの契約に規定された契約履行
を行うため、預金残高又は他のオンラインで利用可能な
価値のあるものにアクセスする永久に解除不能な権限を
受ける。
【0153】3)証明書の発行者としてのデータ処理装
置Cは、安全維持又は管理のため、契約の履行のための
所定金額又は権利書を損害賠償として受ける。そのた
め、この権限は、個々の商取引の場合の支払方法にも関
連する。
【0154】4)証明書の発行者としてのデータ処理装
置Cは、個々の商取引又は契約締結を保証する。
【0155】5)証明書の発行者としてのデータ処理装
置Cは、証明書のポリシーに記述された特定の条件下
で、商取引又は契約で規定された所定の契約を履行する
ために受諾するか、又は保証する。
【0156】一般に、所定の条件化で、他方の契約当事
者に識別を公開するために、又は所定の明示されたサー
ビスを実行するために、データ処理装置Cを有するサー
ビス供給業者に権限を与えられた契約当事者は、これを
サービス供給業者によるこのような業務の遂行について
知らせる必要条件と関連付けることができる。
【0157】データ処理装置Cによって図4に示される
第4の実施の形態の場合のように、ディジタル文書D
が、契約当事者A又はBの代理をする信用のある第三者
によって、署名及び証明されるのであれば、データ処理
装置Cは、ディジタル文書Dに含まれる相手方の契約当
事者に対する義務が実際の契約当事者によって遂行され
ない場合には、証明書に関連するポリシーに規定された
条件に応じて、実際の契約当事者A、Bの法的な(仮名
でない)識別を相手方の契約当事者に実証し、実際の契
約当事者A、Bのために、約束された契約の履行又は同
等の契約履行を行い、約束された契約を履行するため
に、例えば同等の金銭価値の代替物によって等価な価値
のあるものを提供すべきである。
【0158】実際の契約当事者の法的な(仮名でない)
識別を実証する場合には、データ処理装置Cは、関連す
るディジタル文書Dに関して、実際の契約当事者A、B
の元のディジタル署名Sを提示することができるか、又
は実際の契約当事者A、Bによって署名された宣言書を
提示することができるかのいずれかでなければならず、
契約当事者は、用いられた仮名の識別を用いて署名され
た文書に基づくすべての義務に対する責任を受け入れる
ことを言明する。
【0159】さらに、データ処理装置Cは、署名された
ディジタル文書Dを提示するか、又は少なくともそのよ
うな文書を所有していなければならず、ポリシーに明示
された条件が満たされた場合には、適用されるモデルに
応じて、データ処理装置Cには、実証可能な方式で、実
際の契約当事者A、Bの法的な仮名でない識別を公開す
る資格があり、又は、データ処理装置Cには、実際の契
約当事者A、Bのために支払を実行するための資格及び
権限があり、又はデータ処理装置Cは、実際の契約当事
者A、Bのために、必要な契約履行、代替物による履行
又は損害賠償を行う責任があることを明確にする。
【0160】以下、すでに簡単に上述した身分証明及び
支払方法は、支払手続きに法的な確実性を持たせるた
め、いわゆる担保口座識別(Pfandkontoid
entitaet)又はLLP(PmbH)の助けを伴
うことにより、データ処理装置Cによって用いられるこ
とができることを述べる。
【0161】同時に認証がなければ他人によって支払人
を識別することはできず、また商取引を互いに関連付け
ることもできない。このモデルでは、データ処理装置C
は、例えば、銀行のサーバなどである。この例では、デ
ータ処理装置Cは、この契約当事者Aが一般の銀行口座
として運用可能な契約当事者Aの名義の預金口座を保持
する。
【0162】しかし、さらに、契約当事者Aは、データ
処理装置Cによって証明された仮名の識別の下で、ディ
ジタル文書Dの範囲内で契約を締結することができ、そ
れによってデータ処理装置Cは、契約当事者Aの代わり
に、これらの契約から生じる契約当事者Aの支払い義務
を代行する。その結果、データ処理装置Cは、契約に基
づき、提示された証拠に基づき、契約で決定された額を
支払う前に、他方の契約当事者Bがその支払い義務を履
行したかどうかを点検する。このような証拠は、例え
ば、デリバリーサービスなどによる代引きの確認であっ
てもよい。
【0163】関連するすべての者に対するセキュリティ
のために、さらに、皆が望む限り、契約当事者Aは、匿
名又は少なくとも仮名を用いることができる。これは、
図1〜図4を参照して上記で説明したすべての実施の形
態に関して、以下の基準によって実現することができ
る。
【0164】インターネットIに関して、原則として必
要とされる契約当事者A又はBからのネットワーク接続
の匿名及び望ましくは暗号化が要求される。そうでなけ
れば、当事者の仮名が無意味になるからである。匿名の
場合には、どの程度の確実性でハッカーから保護された
いと望むかに応じて、例えば、単純な中間ステーショ
ン、特に欧州で公知のMixnetz、Mixkask
ade、Freedomなど匿名性の強いサービスな
ど、さまざまな方法を用いることができる。
【0165】契約当事者の識別に対して関連付けがなさ
れない署名。識別を明らかにするか、又は契約当事者の
行為に対する責任を受諾するか、又は特定の最大値の保
証契約履行を行うかのいずれかを行うことができる当事
者による署名の証明書。
【0166】多面的な安全な商取引モデルによって、仮
名/匿名の契約当事者に関して、問題点又は利点に対す
るセキュリティ。例えば、匿名の契約当事者は、それに
対する責任を受諾することなく、契約を締結してもよい
が、一般に、匿名を放棄することなく、他方の契約当事
者による契約の不履行の訴訟を起こすことはできない。
【0167】合意した供給サービスのための供給業者の
アドレスの予測不能な非対称暗号化。この手段によっ
て、インターネット供給業者は顧客の個人関連データを
受信する必要がないことが実現される。
【0168】仮名の識別の自由選択によって、相手方の
契約当事者による識別可能性を用いた契約当事者の制御
及び監視。
【0169】上述した契約当事者A,Bのコンピュー
タ、図3の実施の形態に応じた証明機能を担うためのデ
ータ処理装置P、図4の実施の形態に応じた保証機能を
担うためのデータ処理装置Cの機能は、コンピュータソ
フトウェアによって自動的に実行される。したがって、
本発明は、対応するコンピュータに関する機能を実行す
るためのコンピュータソフトウェアにも関するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネットによる2人の契約当事者間の商
取引を自動実行するための本発明の第1の具体的な実施
の形態の概略図である。
【図2】インターネットによる商取引を自動実行するた
めの本発明の第2の具体的な実施の形態の概略図であ
る。
【図3】インターネットによる2人の契約当事者間の商
取引を自動実行するための本発明の第3の具体的な実施
の形態の概略図である。
【図4】インターネットによる2人の契約当事者間の商
取引を自動実行するための本発明の第4の具体的な実施
の形態の概略図である。
【符号の説明】
A…契約当事者 I…インターネット B…契約当事者
D…ディジタル文書 C…データ処理装置 P…データ処理装置 S…ディジ
タル署名 Z…資格の証明書 ZA…証明書発行者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501450177 マリト ケーントップ ドイツ国 クノーパーベック 46 24103 キール (72)発明者 リッカルド ジェンニーニ イタリア国 ビア サンピエトロ アルロ ルト、17 ミラノ 20121 (72)発明者 アンドレアス プフィッツマン ドイツ国 ベヒルシュシュトラーセ 30 01277 ドレスデン (72)発明者 マリト ケーントップ ドイツ国 クノーパーベック 46 24103 キール

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークにおいて、契約当事者間
    の商取引又は契約締結のために、前記契約当事者の識別
    の表示及び契約方法の表示のための標準化されたフィー
    ルドを備えた文書書式を有するディジタル文書であっ
    て、 前記フィールドが、各案件毎に、標準化されたフィール
    ド記述子及びこのフィールド記述子を考慮した少なくと
    も1つの値からなり、所定のディジタル署名に基づい
    て、商取引又は契約締結を自動実行を行うように構成さ
    れていることを特徴とするディジタル文書。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発明において、前記契約当
    事者の法的地位の表示、前記契約当事者の契約上の権利
    及び義務の表示、支払方法の表示、引渡し又は安全な保
    管に対する義務の表示及び(又は)契約に付帯する状況
    の表示のために他のフィールドが設けられていることを
    特徴とするディジタル文書。
  3. 【請求項3】請求項2記載の発明において、前記契約に
    付帯する状況の表示のためのフィールドが、前記ディジ
    タル文書の成立に関連する他の文書又は情報の表示のた
    めのフィールドを含むことを特徴とするディジタル文
    書。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の発明において、前記
    契約上の権利及び義務の表示のためのフィールドが、前
    記契約当事者の契約上の権利及び義務のリストを含む
    か、又はこれらの表示を含む他の文書に対する参照を含
    むことを特徴とするディジタル文書。
  5. 【請求項5】請求項4記載の発明において、前記文書の
    成立に関連する文書若しくはデータの表示のためのフィ
    ールドが、当該表示を含む文書のリストを含むか、又は
    当該表示を含む文書に対する明確な参照を含むことを特
    徴とするディジタル文書。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の発明において、前記
    各ディジタル署名が、当該文書で合意された条件の不履
    行の結果を記述したポリシー又はポリシーに関するを含
    む証明書によって証明されていることを特徴とするディ
    ジタル文書。
  7. 【請求項7】請求項6記載の発明において、各案件毎に
    前記各契約当事者に関する識別特徴の表示のためのフィ
    ールドが設けられ、該フィールドが、関連する前記証明
    書の表示に関する前記契約当事者の公開ディジタル署名
    テストキーを含むことを特徴とするディジタル文書。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の発明において、前記
    ポリシーが、前記契約当事者の法的な識別が明らかにさ
    れることになっている状況を明示することを特徴とする
    ディジタル文書。
  9. 【請求項9】請求項8記載の発明において、前記ポリシ
    ーが、所定の第三者に対する参照を含み、対応する状況
    の発生時に、一方の契約当事者の識別を他方の契約当事
    者に明らかにすることを特徴とするディジタル文書。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の発明において、前
    記ポリシーが、未決済の支払いの遂行又は等価の代替物
    による履行の手配のための環境を明示することを特徴と
    するディジタル文書。
  11. 【請求項11】請求項10記載の発明において、前記ポ
    リシーが、所定の第三者に対する参照を含み、対応する
    状況の発生時に、一方の契約当事者の他方の契約当事者
    に対する未決済の支払いの遂行又は等価の代替物による
    履行の手配のための環境を明示することを特徴とするデ
    ィジタル文書。
  12. 【請求項12】請求項8乃至11のいずれか1項記載の
    発明において、前記ポリシーが、前記ディジタル文書が
    表示された文書書式を満たしている場合に限り前記証明
    書が唯一有効であるような文書書式の表示を含むことを
    特徴とするディジタル文書。
  13. 【請求項13】請求項12記載の発明において、前記文
    書書式の表示が、前記文書書式の標準化されたフィール
    ドを明示し、明確な意味を与える書式の記述を含むこと
    を特徴とするディジタル文書。
  14. 【請求項14】請求項13記載の発明において、前記書
    式の記述が、前記文書書式のための更なる有効なフィー
    ルドを明示する、更なる書式の記述に関連するフィール
    ドを明示することを特徴とするディジタル文書。
  15. 【請求項15】 通信ネットワークにおいて、契約当事
    者間の商取引又は契約締結の自動実行において証明機能
    を担うためのプロキシサーバであるデータ処理装置であ
    って、 前記データ処理装置が、請求項1乃至14のいずれか1
    項に記載のディジタル文書の自動受信、中間格納及び伝
    送を行うように構成されているデータ処理装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の発明において、受信さ
    れた前記ディジタル文書に対し、中間で格納されるか、
    又は伝送される前にタイムスタンプを提供することを特
    徴とするデータ処理装置。
  17. 【請求項17】請求項15又は16記載の発明におい
    て、受信された前記ディジタル文書に対し、ディジタル
    方式で署名することを特徴とするデータ処理装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の発明において、一方の
    契約当事者から受信された文書に対し、ディジタル方式
    で署名し、他方の契約当事者に伝送し、少なくとも受信
    の確認を受信するまで、中間で格納することを特徴とす
    るデータ処理装置。
  19. 【請求項19】請求項15又は16記載の発明におい
    て、一方の契約当事者から受信され、ディジタル署名を
    備えるように形成されたディジタル文書を、前記ディジ
    タル署名がなくても他方の契約当事者に伝送し、前記他
    方の契約当事者から前記文書を受理した後に限り、一方
    の契約当事者及び他方の契約当事者によってディジタル
    方式で署名された前記文書を、前記ディジタル署名と共
    に、2人の契約当事者に送り返すことを特徴とするデー
    タ処理装置。
  20. 【請求項20】 通信ネットワークにおいて、請求項1
    乃至14のいずれか1項に記載のディジタル文書を用
    い、契約当事者間で自動商取引又は契約締結において保
    証機能を担うためのデータ処理装置であって、 前記ディジタル文書で規定された条件に応じて履行保証
    が行われるデータ処理装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の発明において、契約で
    合意された責務の不履行の結果について記述するポリシ
    ー又はポリシーに関する参照を含む識別の証明書の発行
    のための証明機構を有することを特徴とするデータ処理
    装置。
  22. 【請求項22】請求項20又は21記載の発明におい
    て、前記契約当事者の仮名又は仮名でない識別の管理の
    ための識別管理機構を有することを特徴とするデータ処
    理装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の発明において、前記識
    別管理機構が、契約で規定された責務の不履行に伴い、
    一方の契約当事者の法的な識別を他方の契約当事者又は
    第三者に開示することを特徴とするデータ処理装置。
  24. 【請求項24】請求項22記載の発明において、前記識
    別管理機構が、一方の契約当事者の仮名識別に対して、
    他方の契約当事者に対して契約で合意した所定の金額の
    支払を保証することを特徴とするデータ処理装置。
  25. 【請求項25】請求項24記載の発明において、前記識
    別管理機構が、前記契約当事者の識別の表示の代わり
    に、契約における所定金額の存在のために署名すること
    を特徴とするデータ処理装置。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載のディジタル文書に基づいて、通信ネットワークにお
    いて前記契約当事者間の自動商取引又は契約締結のため
    のコンピュータソフトウェアであって、 前記通信ネットワークのデータ処理装置にインストール
    されている場合に、前記ディジタル文書を自動的に作成
    し、適切であれば前記ディジタル文書に署名し、前記契
    約当事者に送信することを特徴とするコンピュータソフ
    トウェア。
  27. 【請求項27】請求項26記載の発明において、一方の
    契約当事者から受信した前記ディジタル文書を自動的に
    点検し、適切であるように前記ディジタル文書を変更
    し、他方の契約当事者に送ることを特徴とするコンピュ
    ータソフトウェア。
  28. 【請求項28】請求項26又は27記載の発明におい
    て、識別属性、身分証明の類又は個人に関連する他の属
    性を適切であれば資格証明書を用いて動的に管理可能に
    することを特徴とするコンピュータソフトウェア。
  29. 【請求項29】請求項26、27又は28のいずれか1
    項に記載の発明において、第三者に利用可能である個人
    のプロフィールの管理を行うようにすることを特徴とす
    るコンピュータソフトウェア。
  30. 【請求項30】請求項1乃至14に記載のディジタル文
    書又は契約に基づいて、局所的に収集し、日常の売買の
    ためのショッピングバスケットを管理することを特徴と
    する請求項26乃至29のいずれか1項に記載のコンピ
    ュータソフトウェア。
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