JP2002168833A - ケーブル探査装置 - Google Patents

ケーブル探査装置

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JP2002168833A
JP2002168833A JP2000368268A JP2000368268A JP2002168833A JP 2002168833 A JP2002168833 A JP 2002168833A JP 2000368268 A JP2000368268 A JP 2000368268A JP 2000368268 A JP2000368268 A JP 2000368268A JP 2002168833 A JP2002168833 A JP 2002168833A
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JP
Japan
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cable
signal
target
cables
receiver
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Pending
Application number
JP2000368268A
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English (en)
Inventor
Akio Akasaka
章男 赤坂
Senji Yokoyama
宣治 横山
Hideaki Chokai
秀明 鳥海
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、配線路に敷設された複数本のケーブ
ル群の中から、目的のケーブルを容易に且つ正確に探査
することができるケーブル探査装置を提供する。 【解決手段】本発明は、受信器20の二本の検知用プロ
ーブ16、18を異なるケーブル12、26に当接し、
二本の検知用プローブ16、18が検知した二つの信号
間の強度差と位相差を、受信器20によって判別するこ
とにより、それらのケーブル12、26から目的のケー
ブル12を探査する。これにより、探査信号を印加して
いる目的のケーブル12が他のケーブル26と長い距
離、並設されている場合でも、すなわち、送信器14に
対してプローブ16、18が遠方に設置されている場合
でも、目的のケーブル12を容易に且つ確実に探査する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラフやダクト等
の配線路に敷設された複数本のケーブル群の中から、目
的とするケーブルを探査するケーブル探査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の電力ケーブルや信号ケーブルが敷
設された配線路から、特定のケーブルを撤去するとき、
撤去対象のケーブルを切断することが必要になることが
ある。その場合、目的とする撤去対象のケーブルを間違
いなく識別することが必要である。
【0003】従来、敷設された複数本のケーブル群の中
から目的のケーブルを見分けるための探査方法は、特開
昭59−677号公報、特開平9−211057号公報
等に開示されているように、ケーブルに通電している電
流と異なる周波数で、数百Hz〜百kHz程度の電流信
号または電圧信号を探査信号として送信器から目的のケ
ーブルに断続的に印加する。そして、切断予定個所の近
辺にあるケーブルを一本ずつ、受信器のプローブで磁界
または電界を検知し、フィルタを通した後、探査信号が
乗っていることを確認し目的のケーブルであることを識
別している。 受信器は、検知した探査信号の強さを、発
光ダイオードの点灯数や音の強さに変換し、探査作業者
に判るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ケーブル探査装置では、配線路の中に、探査信号を印加
している目的のケーブルとともに他のケーブルが複数本
敷設されている場合、目的のケーブルを特定することが
困難な場合があった。
【0005】その理由は、他のケーブルが探査信号を印
加しているケーブルと長い距離、並設されていると、電
磁誘導或いは静電誘導等により、探査信号が付近のケー
ブルにも誘起されるためである。特に、探査信号を印加
している目的のケーブルに殆ど接している隣接ケーブル
の場合、並行(並設)距離が10m程度であっても、探
査装置の受信器が検知する信号強度は、探査信号印加ケ
ーブルの信号強度の70〜80%に達することがあり、
検出信号強度で目的のケーブルを識別するには細心の注
意を払っても困難であった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、配線路に敷設された複数本のケーブル群の中
から、目的のケーブルを容易に且つ正確に探査すること
ができるケーブル探査装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、配線路に敷設された複数本のケーブル群
の中から、目的のケーブルに所定周波数の電流信号また
は電圧信号を印加する送信器と、配線路を探査し目的の
ケーブルに印加された信号を検知する受信器とを用いた
ケーブル探査装置において、前記受信器は二本の検知用
プローブを備えていることを特徴とする。
【0008】本発明は、探査信号の検出強度とともに探
査信号を印加している目的のケーブルから検出した信号
と近辺を並行して敷設されているケーブルから検出した
信号とでは位相が異なることに着目してなされたもので
ある。
【0009】本発明によれば、受信器の二本の検知用プ
ローブを異なるケーブルに当接し、二本の検知用プロー
ブが検知した二つの信号間の強度差と位相差を、受信器
によって判別することにより、それらのケーブルから目
的のケーブルを探査する。これにより、目的のケーブル
が他のケーブルと長い距離、並設されている場合でも、
すなわち、送信器に対してプローブが遠方に設置されて
いる場合でも、目的のケーブルを容易に且つ確実に探査
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るケーブル探査装置の好ましい実施の形態について詳
説する。
【0011】図1に示すケーブル探査装置10は、探査
信号を目的のケーブル12に印加する送信器14、配線
路上で探査信号を検知する受信用のブローブ16、1
8、及び検知信号を処理する受信器20から構成され
る。
【0012】受信器20は、プローブ16、18で検知
された磁界または電界の信号を処理するフィルタ19
A、及び増幅器19B等を有している。受信器20の第
一の使用法として、プローブ16、18のうち一つのプ
ローブを用いてその検知信号の強さを表示器22の複数
の発光ダイオード24、24…に表示する動作と、第二
の使用法として、双方のプローブ16、18を用いて各
々で異なるケーブル12、26から探査信号を検知し、
二つの信号の位相差を発光ダイオード28で表示する動
作ができるようになっている。
【0013】第一の使用方法は、従来の探査方法と同じ
であって、 探査の目的ケーブル12の大略の敷設位置を
探し、候補のケーブルを絞り込むときに採用する。目的
ケーブル12の検知信号強度が近辺のケーブル26、2
6…より明確に強いときは、第一の使用方法だけでも目
的ケーブル12の特定が可能な場合がある。
【0014】第二の使用法は、近辺のケーブル26、2
6…に強い探査信号が誘起されて第一の使用方法による
ところの検知信号の強さ比較では、探査信号印加ケーブ
ル12を特定できない場合に採用する方法で、本発明の
要点にあたる。
【0015】次に、第二の使用法のケーブル特定原理に
ついて述べる。探査信号と検知信号の種類は、次のよう
な組み合わせを用いることができる。
【0016】1)探査信号:交流電圧/検知信号:交流
電圧 2)探査信号:交流電流/検知信号:交流電流 まず、1)の場合、目的のケーブル12に探査信号とし
て交流電圧を印加すると、静電誘導により近辺のケーブ
ル26、26…には逆極性の交流電圧が誘起される。つ
まり、探査信号を印加しているケーブル12とは逆位相
の電圧が誘起される。
【0017】2)の場合は、探査用の交流電流が周辺に
作る交流磁界に対して、近辺のケーブル26、26…に
はこの磁界を打ち消すように誘導電流が流れるので、や
はり探査信号に流れる交流電流とは逆位相になってい
る。
【0018】本発明の探査装置10による探査方法は、
この位相差をケーブル特定のために利用することにあ
る。第一の使用法で絞り込んだ候補ケーブル12、2
6、26のうちの二本のケーブル26、26にプローブ
16、18を当て、検知した探査信号が図2のオッシロ
グラフで見た波形のように同位相であれば、その二本の
ケーブル26、26から検知した探査信号は、送信器1
4から直接印加されたのではなく、誘導により誘起した
信号であると判る。よって、このときの二本のケーブル
26、26は、どちらも目的のケーブル12ではないこ
とが判る。
【0019】一方、二本のケーブル12、26から図3
のように位相の異なる探査信号が検知された場合には、
どちらかのケーブル12、26が目的のケーブル12で
あることが判る。したがって、検知信号強度が強い三本
以上のケーブル12、26、26を当たってみて、その
うちから位相の異なっているケーブル12を一本探し出
すことで、目的ケーブル12を探査することができる。
【0020】さて、プローブ16、18から受信器20
に取り込んだ二つの信号の位相を比較するには、それら
の信号を上述のようにオッシログラフに入力する方法が
ある。探査信号波形を観測できるので位相の比較は勿
論、振幅の大小も比較できて目的のケーブル12を確実
に探査できる。
【0021】このように、ケーブル探査装置10は、受
信器20の二本の検知用プローブ16、18を異なるケ
ーブル12、26に当接し、プローブ16、18が検知
した二つの信号間の強度差と位相差を、受信器20によ
って判別することにより、それらのケーブル12、26
から目的ケーブル12を探査するので、目的ケーブル1
2が他のケーブル26と長い距離(数十m〜30m
位)、並設されている場合でも、すなわち、送信器14
に対してプローブ16、18が遠方に設置されている場
合でも、送信器14とプローブ16、18とを直結する
ことなく目的ケーブル12を容易に且つ確実に探査する
ことができる。
【0022】受信側の探査装置は、できる限り小型軽量
であるほうが使用し易いので、図1の探査装置10のよ
うに、オッシログラフなしで探査作業を行うため、位相
比較器30を受信器20の中に組み込み、位相の差違判
別を発光ダイオード28で表示したり、図示していない
が音で知らせたりする回路を組み込んでも良い。また、
振幅の比較器を受信器20の中に組み込み、大振幅側を
点灯表示したり音色の異なる報知音を発したりして、位
相と振幅の両方によって識別ができるようにしても良
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のケーブル探
査装置によれば、受信器の二本の検知用プローブを異な
るケーブルに当接し、二本の検知用プローブが検知した
二つの信号間の強度差と位相差を受信器によって判別す
ることにより、目的のケーブルを探査するので、目的の
ケーブルが他のケーブルと長い距離、並設されている場
合でも、すなわち、送信器に対してプローブが遠方に設
置されている場合でも、目的のケーブルを容易に且つ確
実に探査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるケーブル探査装置の実施の形態
を示す図
【図2】二本のブローブが共に誘導で探査信号が乗った
二本のケーブルから検知した信号波形を示す図
【図3】二本のプローブのうち一本が探査信号を印加し
ている目的のケーブルから検知した場合の信号波形を示
す図
【符号の説明】
10…ケーブル探査装置、12…目的ケーブル、14…
送信器、16、18…プローブ、20…受信器、22…
表示器、24…発光ダイオード、26…近辺のケーブ
ル、28…発光ダイオード、30…位相比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA09 AB33 AB41 AC03 AC06 AC15 2G053 BC02 CA02 CA18 CB16 CB28 DB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線路に敷設された複数本のケーブル群
    の中から、目的のケーブルに所定周波数の電流信号また
    は電圧信号を印加する送信器と、配線路を探査し目的の
    ケーブルに印加された信号を検知する受信器とを用いた
    ケーブル探査装置において、前記受信器は二本の検知用
    プローブを備えていることを特徴とするケーブル探査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受信器は、前記二本の検知用プロー
    ブが検知した二つの信号間の強度差と位相差を判別する
    機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載のケ
    ーブル探査装置。
JP2000368268A 2000-12-04 2000-12-04 ケーブル探査装置 Pending JP2002168833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127985A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd ケーブル探査方法及びケーブル探査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127985A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd ケーブル探査方法及びケーブル探査装置

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