JP2002163416A - 情報収集システム及び方法及び記録媒体 - Google Patents

情報収集システム及び方法及び記録媒体

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JP2002163416A
JP2002163416A JP2000363492A JP2000363492A JP2002163416A JP 2002163416 A JP2002163416 A JP 2002163416A JP 2000363492 A JP2000363492 A JP 2000363492A JP 2000363492 A JP2000363492 A JP 2000363492A JP 2002163416 A JP2002163416 A JP 2002163416A
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Takaaki Kawashima
崇明 河島
Kosuke Shiiba
浩亮 椎葉
Koichi Azuma
浩一 東
Tomoko Murakami
智子 村上
Yukie Tabata
幸英 田端
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＳＮＰｓ情報を簡略化したインフォームドコ
ンセントで収集するシステムを提供する。 【解決手段】 法人のクライアント（１４）が個人のク
ライアント（１６）にポイントを渡し、前記法人のクラ
イアント（１４）にサンプルの検査を依頼し、サーバ
（１０）が、前記法人のクライアント（１６）から前記
サンプルを受け取り、前記サンプルを検査し、前記検査
されたサンプルのデータを蓄積ことを特徴とする情報収
集システムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトゲノム解析の
データベースに係わり、特に効率よく、低コストで情報
収集する、情報収集システム及び方法及び記録媒体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】近年、遺伝子診断技術の飛躍的な進歩に
より、各個人に限定された治療投薬方法・健康増進法の
確立に社会的関心が高まっている。また、ヒトゲノム解
析分野においては、ほぼ今世紀中にその基礎解析が世界
の共同研究体制の元に終了しようとしている。２１世紀
はこの「人類の資産」ともいうべきデータベースをもと
にオーダーメイドの治療投薬、健康増進方法の検索が重
要になってくることは当業者の共通の認識でもある。
【０００３】また、米国Cerela Genomics社が保有して
いるヒトSNPs（Single Nucleotide Polymorphism）デー
タ・ベースの詳細を同社Product Starategyが、11月14
日横浜市で開催されたThe 3rd International Workshop
on Advanced Genomics（第3回国際ゲノム会議）で発表
した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、約２８０万と
もいわれるヒトゲノムのＳＮＰｓ情報の収集・解析のた
めには現在、さまざまなクリアすべき課題がある。すな
わち、極めてプライベートなインフォメーションである
が故にその取扱は当業者の間での議論が途上であり、国
際的なガイドラインの策定とコンセンサスが待たれてい
る。即ち、個人的な遺伝子情報に係る病気や将来の潜在
的な可能性、抗体の有無等の情報の扱いには、未確定な
部分が多い。
【０００５】また、厚生省によれば、遺伝子解析研究の
ために試料を提供しようとする人を四群に分けている。
すなわち、単一遺伝子疾患の患者などの第一群、第一群
以外の疾患の患者などを第二群、ふつうの健康状態の人
を第三群、そしてコホート研究への参加者などを第四群
と規定している。試料提供の際には、十全なインフォー
ムドコンセントを行うことが義務づけられているのは当
然のことであるが、逆に十全なインフォームドコンセン
トが現実の資料収集作業過程においてはハイコストを生
み出すことも事実であり、非常に時間と手間、費用がか
かる。
【０００６】以上のことを鑑みて、本発明の目的は、高
度な個人情報の収集において、ＳＮＰｓをその他の個人
情報から分離・収集できる情報収集システム及び方法及
び記録媒体を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による情報収集シ
ステム及び方法及び記録媒体は、ネットワークに接続さ
れたサーバと、第１のクライアントと、第２のクライア
ントと、前記サーバ内に配置されたデータベースとを有
するシステムにおいて、前記第１のクライアントが前記
第２のクライアントにポイントを渡し、前記第２のクラ
イアントにサンプルの検査を依頼する手段と、前記サー
バが、前記第２のクライアントから前記サンプルを受け
取る手段と、前記サンプルを検査する手段と、前記検査
されたサンプルのデータを蓄積する手段とを備えている
ことを特徴とする。
【０００８】また、ネットワークに接続されたサーバ
と、前記サーバ内に配置されたデータベースと、ＳＮＰ
ｓデータベースを保持するクライアントと、を有するシ
ステムにおいて、前記サーバの運営者が前記クライアン
トにポイントを渡し、前記クライアントが保持するＳＮ
Ｐｓデータベースを前記サーバ内に配置されたデータベ
ースに統合する手段とを備えていることを特徴とする。
【０００９】また、前記ポイントは、通貨であることを
特徴とし、前記通貨は、１円であることを特徴とする。
【００１０】また、前記第１のクライアントが法人であ
り、前記第２のクライアントが個人であることを特徴と
し、前記統合された前記サーバ内に配置されたデータベ
ースは、無料で閲覧できる状態にすることを特徴とし、
前記統合された前記サーバ内に配置されたデータベース
は、前記ポイントに応じて閲覧できることを特徴とす
る。
【００１１】また、前記第１のクライアントが前記第２
のクライアントにサンプルの検査を依頼する際、前記第
１のクライアントが前記第２のクライアントに検査内容
を示す書類を提出することを特徴とする情報収集システ
ムである。
【００１２】また、ネットワークに接続されたサーバ
と、第１のクライアントと、第２のクライアントと、前
記サーバ内に配置されたデータベースとを有するシステ
ムを用いた方法において、前記第１のクライアントが前
記第２のクライアントにポイントを渡し、前記第２のク
ライアントにサンプルの検査を依頼する工程と、前記サ
ーバが、前記第２のクライアントから前記サンプルを受
け取る工程と、前記サンプルを検査する工程と、前記検
査されたサンプルのデータを蓄積する工程とを備えてい
ることを特徴とする。
【００１３】また、ネットワークに接続されたサーバ
と、前記サーバ内に配置されたデータベースと、ＳＮＰ
ｓデータベースを保持するクライアントと、を有するシ
ステムを用いた方法において、前記サーバの運営者が前
記クライアントにポイントを渡し、前記クライアントが
保持するＳＮＰｓデータベースを前記サーバ内に配置さ
れたデータベースに統合する工程とを備えていることを
特徴とする情報収集方法である。
【００１４】また、ネットワークに接続されたサーバ
と、第１のクライアントと、第２のクライアントと、前
記サーバ内に配置されたデータベースとを有するシステ
ムを用いる際、前記第１のクライアントが前記第２のク
ライアントにポイントを渡し、前記第２のクライアント
にサンプルの検査を依頼する処理と、前記サーバが、前
記第２のクライアントから前記サンプルを受け取る処理
と、前記サンプルを検査する処理と、前記検査されたサ
ンプルのデータを蓄積する処理とをコンピュータに実行
させる命令を含むプログラムを格納した、コンピュータ
が読みとり可能な記録媒体であり、また、ネットワーク
に接続されたサーバと、前記サーバ内に配置されたデー
タベースと、ＳＮＰｓデータベースを保持するクライア
ントと、を有するシステムを用いる際、前記サーバの運
営者が前記クライアントにポイントを渡し、前記クライ
アントが保持するＳＮＰｓデータベースを前記サーバ内
に配置されたデータベースに統合する処理とをコンピュ
ータに実行させる命令を含むプログラムを格納した、コ
ンピュータが読みとり可能な記録媒体である。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を以下に図面を
用いて説明する。
【００１６】本発明においては、基本的に厚生省等国際
的な生命倫理機関が提案するガイドラインは遵守しなが
らも大局的見地に立ったデータベース構築の必要性を鑑
み、試料および診断情報の匿名化の方法は前者らの手法
を用いるが、この工程がハイコストの一要因となってい
る。
【００１７】また、インフォームドコンセントの作業工
程において、提供者に本データベース構築の参加料とい
う名目でポイントを提供者に渡す。このポイントは、生
活用品等に交換できるようにしてもよい。あるいは、ポ
イントの代わりに、日本国においては１円を他国におい
ては最小単位の通貨を課することによって商行為とな
し、同時にインフォームドコンセントの合意と見なし、
ＳＮＰｓ（Single Nucleotide Polymorphism）等の情報
とその他の個人情報とを完全に分離し、かつ一連の行為
を一種の商行為とすることにより資料収集におけるハイ
コストの軽減をはかることができる。
【００１８】まず、図１に示すように、ネットワーク
（インターネット、ローカルエリアネットワーク等情報
をやりとりできるネットワークであれば問わない）に接
続されたサーバ１０と、法人のクライアント１４と、個
人のクライアント１６と、前記サーバ１０内に配置され
たデータベース（ＳＮＰｓ解析コンピュータ）１２とを
有するシステムであり、互いに前記ネットワークで情報
のやりとりができるものである。このとき、前記データ
ベース１２は、前記サーバ１０内にある場合と、ネット
ワークを通じて外部にある場合があり、形態は問わな
い。
【００１９】次に、前記法人のクライアント１４が前記
個人のクライアント１６にポイントもしくは代金を渡
し、前記法人のクライアント１４にサンプルの検査を依
頼する。このとき、前記個人のクライアント１６が、前
記法人のクライアント１４に検査を依頼する項目等が書
いてある検査承諾書を提出し、任意に検査及びインフォ
ームドコンセントを申し込むことを明確にする。
【００２０】すると、前記サーバ１０が、前記法人のク
ライアント１４から前記サンプルを前記ネットワークを
介して受け取る。そして、前記サンプルを依頼された内
容に基づいて検査を行う。そして、この検査結果及び前
記サンプルのデータをデータベース等に蓄積する。この
とき、ＳＮＰｓ情報とその他の個人情報とを完全に分離
する。これにより、資料収集を合理的に行うことができ
る。
【００２１】また、前記サーバ１０の運営者が前記法人
のクライアント１４にポイントや代金を渡し、前記法人
のクライアント１４が保持するＳＮＰｓデータベース
（図示せず）を前記サーバ内に配置されたデータベース
１２に統合することもできる。
【００２２】さらに、前記統合された前記サーバ１０内
に配置されたデータベース１２は、無料で閲覧できる状
態にする。このことにより、ＳＮＰｓデータベースの利
用が促進され、かつ、多くのデータベースが統合するよ
うに促進することができる。あるいは、前記ポイントに
応じて閲覧できるようにしてもよい。
【００２３】また、前記ネットワークに接続されたサー
バ１０と、法人のクライアント１４と、個人のクライア
ント１６とを有するシステムを利用して、健康等に関す
る記事をメールやウエブサイトを用いて配信及び公開す
ることもできる。
【００２４】以上、本発明を用いることにより、インフ
ォームドコンセントを合理的に行い、さらに、各機関が
保持している各々のＳＮＰｓのデータベースを合理的に
統合、構築することができる。また、提供者には、低負
担にて各種検査を行うことができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、ＳＮＰｓ情報とその他の個人
情報とを完全に分離することにより試料収集におけるハ
イコストの軽減をはかり、人類共通の資産であるＳＮＰ
ｓデータベースの構築を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る概要を示す図。
【符号の説明】
１０…サーバ １２…データベース １４…法人のクライアント １６…個人のクライアント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 浩一 長崎県長崎市昭和３丁目522−16 シュガ ーハウス１号館101 (72)発明者 村上 智子 長崎県大村市上諏訪町932−１ (72)発明者 田端 幸英 長崎県南松浦郡三井楽町浜の畔郷1211

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ネットワークに接続されたサーバと、第
    １のクライアントと、第２のクライアントと、前記サー
    バ内に配置されたデータベースとを有するシステムにお
    いて、 前記第１のクライアントが前記第２のクライアントにポ
    イントを渡し、前記第２のクライアントにサンプルの検
    査を依頼する手段と、 前記サーバが、前記第２のクライアントから前記サンプ
    ルを受け取る手段と、 前記サンプルを検査する手段と、 前記検査されたサンプルのデータを蓄積する手段とを備
    えていることを特徴とする情報収集システム。
  2. 【請求項２】 ネットワークに接続されたサーバと、前
    記サーバ内に配置されたデータベースと、ＳＮＰｓデー
    タベースを保持するクライアントと、を有するシステム
    において、 前記サーバの運営者が前記クライアントにポイントを渡
    し、前記クライアントが保持するＳＮＰｓデータベース
    を前記サーバ内に配置されたデータベースに統合する手
    段と、を備えていることを特徴とする情報収集システ
    ム。
  3. 【請求項３】 前記ポイントは、通貨であることを特徴
    とする請求項１または請求項２に記載の情報収集システ
    ム。
  4. 【請求項４】 前記通貨は、１円であることを特徴とす
    る請求項１乃至請求項３のいずれか１つに記載の情報収
    集システム。
  5. 【請求項５】 前記第１のクライアントが法人であり、
    前記第２のクライアントが個人であることを特徴とする
    請求項１または３または４に記載の情報収集システム。
  6. 【請求項６】 前記統合された前記サーバ内に配置され
    たデータベースは、無料で閲覧できる状態にすることを
    特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか１つに記載
    の情報収集システム。
  7. 【請求項７】 前記統合された前記サーバ内に配置され
    たデータベースは、前記ポイントに応じて閲覧できるこ
    とを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか１つに
    記載の情報収集システム。
  8. 【請求項８】 前記第１のクライアントが前記第２のク
    ライアントにサンプルの検査を依頼する際、前記第１の
    クライアントが前記第２のクライアントに検査内容を示
    す書類を提出することを特徴とする請求項１乃至請求項
    ７のいずれか１つに記載の情報収集システム。
  9. 【請求項９】 ネットワークに接続されたサーバと、第
    １のクライアントと、第２のクライアントと、前記サー
    バ内に配置されたデータベースとを有するシステムを用
    いた方法において、 前記第１のクライアントが前記第２のクライアントにポ
    イントを渡し、前記第２のクライアントにサンプルの検
    査を依頼する工程と、 前記サーバが、前記第２のクライアントから前記サンプ
    ルを受け取る工程と、 前記サンプルを検査する工程と、 前記検査されたサンプルのデータを蓄積する工程とを備
    えていることを特徴とする情報収集方法。
  10. 【請求項１０】 ネットワークに接続されたサーバと、
    前記サーバ内に配置されたデータベースと、ＳＮＰｓデ
    ータベースを保持するクライアントと、を有するシステ
    ムを用いた方法において、 前記サーバの運営者が前記クライアントにポイントを渡
    し、前記クライアントが保持するＳＮＰｓデータベース
    を前記サーバ内に配置されたデータベースに統合する工
    程と、を備えていることを特徴とする情報収集方法。
  11. 【請求項１１】 ネットワークに接続されたサーバと、
    第１のクライアントと、第２のクライアントと、前記サ
    ーバ内に配置されたデータベースとを有するシステムを
    用いる際、 前記第１のクライアントが前記第２のクライアントにポ
    イントを渡し、前記第２のクライアントにサンプルの検
    査を依頼する処理と、 前記サーバが、前記第２のクライアントから前記サンプ
    ルを受け取る処理と、 前記サンプルを検査する処理と、 前記検査されたサンプルのデータを蓄積する処理とをコ
    ンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格納し
    た、コンピュータが読みとり可能な記録媒体。
  12. 【請求項１２】 ネットワークに接続されたサーバと、
    前記サーバ内に配置されたデータベースと、ＳＮＰｓデ
    ータベースを保持するクライアントと、を有するシステ
    ムを用いる際、 前記サーバの運営者が前記クライアントにポイントを渡
    し、前記クライアントが保持するＳＮＰｓデータベース
    を前記サーバ内に配置されたデータベースに統合する処
    理とをコンピュータに実行させる命令を含むプログラム
    を格納した、コンピュータが読みとり可能な記録媒体。
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Cited By (2)

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