JP2002162170A - 処理設備および処理方法 - Google Patents

処理設備および処理方法

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JP2002162170A
JP2002162170A JP2000361788A JP2000361788A JP2002162170A JP 2002162170 A JP2002162170 A JP 2002162170A JP 2000361788 A JP2000361788 A JP 2000361788A JP 2000361788 A JP2000361788 A JP 2000361788A JP 2002162170 A JP2002162170 A JP 2002162170A
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JP
Japan
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melting
dust
molten metal
chamber
iron source
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JP2000361788A
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English (en)
Inventor
Hideaki Mizukami
秀昭 水上
Shinichi Isozaki
進市 磯崎
Toshimichi Maki
敏道 牧
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラップの溶解、廃棄物の処理、および、
製鉄ダストの処理を効率よく行うことができる処理設備
および処理方法を提供すること。 【解決手段】 溶解室および前記溶解室の上方に直結す
る予備室を有する溶解設備と、加熱炉とを用い、冷鉄源
の溶解を行う際には、前記溶解設備において前記予備室
に冷鉄源を連続的または断続的に供給して前記溶解室内
で冷鉄源の溶解を行い、前記加熱炉において溶湯の加熱
処理を行い、廃棄物および製鉄ダストの処理を行う際に
は、前記溶解設備において前記予備室から廃棄物を前記
溶解室内の溶湯上に投入してガス化またはスラグ化する
とともに、前記加熱炉において製鉄ダストを溶湯上に投
入して製鉄ダストを還元処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷鉄源の溶解と、
廃棄物および製鉄ダストの処理を行う処理設備および処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源および環境問題から、発生量
の多い鉄鋼スクラップをアーク炉を用いて溶解するプロ
セスが増加している。このようなアーク炉では、スクラ
ップの溶解に多くの電力を消費するため、溶解中に炉か
ら発生する排ガスでスクラップを予熱しながら溶解し、
必要とする電力を極力少なくする方法が提案されている
(普通鋼電気炉業のストラテジー、P77およびP8
0;日本鉄鋼協会、平成6年11月14日発行、エレク
トロヒート、No.82,1995,P56、特開平6
−122234号公報、特公平6−46145号公報
等)。
【0003】一方、近年、都市ごみや産業廃棄物等の廃
棄物の処理においては、ダイオキシン類等の有害物質を
出さないこと(無公害化)、処理後の残存物質の量をで
きる限り少なくすること(減容化)、廃棄物に残存して
いるエネルギーを回収して有効利用すること(資源化)
が求められている。このような要求を満たす廃棄物処理
技術として、竪型炉内で廃棄物を直接溶融する直接溶融
方式が開発されている(特開昭52−24790号公報
等)。この技術においては、竪型炉にコークス、石灰石
等とともに廃棄物を投入し、炉の下部から酸素を吹き込
んで、廃棄物を熱分解し、可燃物をガス化するととも
に、不燃分はコークスと吹き込んだ酸素との燃焼熱によ
りスラグ化する。一方、熱分解で生成したガスは炉の上
部の空間で送風ガスにより一部燃焼し、1000℃の高
温還元雰囲気を形成してタールの発生を防止するととも
にダイオキシン類も生成し難くする。排ガスはその後に
設けられた二次燃焼室ボイラーにおいて完全燃焼され、
高温ガスから熱回収され、その後急冷されて集塵機で集
塵される。
【0004】また、上述した鉄鋼スクラップをアーク溶
解するプロセス自体においても、廃棄物の量を低減する
こと、廃棄物に残存している有用物質を再利用すること
が求められている。特に後者の観点からは、亜鉛分が多
く含まれている電気炉ダスト等の製鉄ダストを処理して
亜鉛分をリサイクル可能な形態にすることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−122234号公報等に記載された技術、およ
び、上記特開昭52−24790号公報等に記載された
技術は、いずれも溶解する炉を用いているものの、それ
ぞれスクラップの溶解および廃棄物の処理という単一の
処理を行うにすぎず、効率の点で十分とはいえない。ま
た、上記のように製鉄ダストを処理して亜鉛分をリサイ
クル可能な形態にすることは、単独で行うと、効率が悪
く、設備・工程を増加させてコスト増をまねく。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、スクラップ等の冷鉄源の溶解および廃棄物の
処理を一つの設備で効率的に行い、さらに、これらの処
理と連携して製鉄ダストに含まれる亜鉛をリサイクル可
能な形態にする処理を行うことができ、スクラップの溶
解、廃棄物の処理、および、製鉄ダストの処理を効率よ
く行うことができる処理設備および処理方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、冷鉄源を溶解する溶解室と、その上方に直
結する予備室と、前記溶解室内で冷鉄源を加熱・溶解す
るための加熱手段と、前記予備室内に冷鉄源を供給する
冷鉄源供給手段と、前記予備室内に廃棄物を供給する廃
棄物供給手段とを有し、冷鉄源の溶解および廃棄物の処
理を行う溶解設備と、溶湯を収容する溶湯容器と、前記
溶湯容器内の溶湯を加熱・昇温するための加熱手段とを
有する加熱炉と、前記加熱炉の前記溶湯容器内の溶湯上
に製鉄ダストを投入するための製鉄ダスト投入手段とを
具備し、冷鉄源の溶解ならびに廃棄物および製鉄ダスト
の処理を行う処理設備であって、冷鉄源の溶解を行う際
には、前記溶解設備においては、前記冷鉄源供給手段か
ら冷鉄源を前記予備室に連続的または断続的に供給し、
前記溶解室内で前記加熱手段により冷鉄源を加熱・溶解
し、前記溶解室内に所定量の溶湯が溜まった時点で出湯
する処理を行い、前記加熱炉においては、前記溶解設備
から出湯された溶湯を前記溶湯容器に収容し、前記加熱
手段で加熱・昇温する処理を行い、廃棄物および製鉄ダ
ストの処理を行う際には、前記溶解設備においては、前
記溶解室内に溶湯を保持した状態で廃棄物を前記予備室
に連続的または断続的に供給し、前記溶解室内で前記加
熱手段により加熱された溶湯の熱により廃棄物をガス化
またはスラグ化する処理を行い、前記加熱炉において
は、前記溶湯容器内に溶湯を保持した状態で前記製鉄ダ
スト投入手段から前記溶湯容器内の溶湯に製鉄ダストを
連続的または断続的に投入し、前記加熱手段で加熱され
た溶湯の熱により製鉄ダストの還元処理を行うことを特
徴とする処理設備を提供する。
【0008】また、本発明は、溶解室および前記溶解室
の上方に直結する予備室を有する溶解設備と、溶湯容器
を有する加熱炉とを用い、冷鉄源の溶解、ならびに、廃
棄物および製鉄ダストの処理を行う処理方法であって、
冷鉄源の溶解を行う際には、前記溶解設備においては、
冷鉄源を前記予備室に連続的または断続的に供給し、前
記溶解室内で冷鉄源を加熱・溶解し、前記溶解室内に所
定量の溶湯が溜まった時点で出湯する処理を行うととも
に、前記加熱炉においては、前記溶解設備から出湯され
た溶湯を加熱・昇温する処理を行い、廃棄物および製鉄
ダストの処理を行う際には、前記溶解設備においては、
前記溶解室内に溶湯を保持した状態で廃棄物を前記予備
室に連続的または断続的に供給し、前記溶解室内で加熱
された溶湯の熱により廃棄物をガス化またはスラグ化す
る処理を行うとともに、前記加熱炉においては、前記溶
湯容器内に溶湯を保持した状態で製鉄ダストを前記溶湯
容器内の溶湯に連続的または断続的に投入し、前記加熱
炉内で加熱された溶湯の熱により製鉄ダストを還元処理
することを特徴とする処理方法を提供する。
【0009】以上のような構成によれば、冷鉄源の溶解
を行う際には、前記溶解設備において、冷鉄源を前記予
備室に連続的または断続的に供給し、前記溶解室内で加
熱・溶解し、前記溶解室内に所定量の溶湯が溜まった時
点で出湯する処理を行うとともに、前記加熱炉におい
て、前記溶解設備から出湯された溶湯を加熱・昇温する
処理を行い、廃棄物および製鉄ダストの処理を行う際に
は、前記溶解設備において、廃棄物を前記予備室に連続
的または断続的に供給し、前記溶解室内で加熱された溶
湯の熱により廃棄物をガス化またはスラグ化する処理を
行うとともに、前記加熱炉において、製鉄ダストを前記
加熱炉内の溶湯に連続的または断続的に投入し、前記加
熱炉内で加熱された溶湯の熱により製鉄ダストを還元処
理するので、冷鉄源の溶解、ならびに廃棄物および製鉄
ダストの処理を一つの設備で相互に連携させて行うこと
ができ、冷鉄源の溶解、ならびに、廃棄物および製鉄ダ
ストの処理とを効率よく行うことが可能となる。また、
前記溶解設備で廃棄物処理を行う際に、溶湯の加熱処理
を行う必要がないため空いている前記加熱炉を利用して
製鉄ダストの処理を行うので、前記溶解設備および前記
加熱炉を有効に活用することができる。
【0010】以上のような構成において、前記溶解設備
で冷鉄源の溶解を行う際には、冷鉄源が前記溶解設備の
前記予備室および前記溶解室に連続して存在する状態を
保つように、冷鉄源の供給および出湯を行うことが好ま
しい。このようにすることで、冷鉄源の予熱を十分に行
うことができ、また、次チャージの冷鉄源の予熱も可能
である。
【0011】また、前記加熱炉で製鉄ダストを処理する
際には、製鉄ダストは炭素源およびバインダーとともに
塊成化された状態で溶湯に投入することが好ましい。こ
のようにすることで製鉄ダストの飛散を防止することが
できるとともに、炭素源に含まれる炭素により製鉄ダス
トに含まれる酸化鉄や酸化亜鉛を還元することができ
る。
【0012】さらに、前記加熱炉で製鉄ダストを処理す
る際には、前記加熱炉の排気から亜鉛を含む粒子を回収
することが好ましい。製鉄ダストに含まれる亜鉛は加熱
炉で還元・蒸発等され、加熱炉から排気中の酸化亜鉛粒
子として排出されるので、このようにすることで製鉄ダ
スト中の亜鉛分をリサイクル可能な濃度まで濃縮するこ
とが可能となる。この場合に、粒径の比較的大きい粒子
を捕集した後に、粒径の比較的小さい粒子を捕集し、回
収することにより、より亜鉛濃度の高い粒子を回収する
ことができる
【0013】さらに、冷鉄源の溶解を行う際には、前記
溶解設備および前記加熱炉の排気から製鉄ダストを回収
し、前記加熱炉で製鉄ダストの処理を行う際に、この回
収された製鉄ダストを還元処理することが好ましい。こ
のようにすることで、製鉄ダストをさらに効率よく処理
することができる。
【0014】さらにまた、前記溶解設備の前記溶解室お
よび前記予備室に酸素含有ガスを供給することにより、
排ガス中の未燃焼分の燃焼を補助することができる。
【0015】さらにまた、前記加熱炉の前記溶湯容器内
の溶湯を攪拌しながら加熱することにより、溶湯の加熱
・昇温、および/または、製鉄ダストと溶湯との反応を
補助することができる。溶湯の攪拌は、例えば、前記溶
湯容器内の溶湯にガスを吹き込むことにより行うことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態
を適用した製鋼設備の構成およびその操業を概略的に示
す図である。図1に示すように、この製鋼設備は、主と
して、冷鉄源の溶解および廃棄物の処理を行う溶解設備
100と、溶鋼の加熱および製鉄ダストの処理を行う加
熱炉(取鍋炉;LF)200と、加熱炉200に製鉄ダ
ストを投入する製鉄ダスト投入部210と、加熱炉20
0の排気から亜鉛濃度の高いダストを回収する高亜鉛濃
度ダスト回収部220とを有している。以下、これらを
詳細に説明する。
【0017】まず、溶解設備100について説明する。
図2および図3は溶解設備100を詳細に示す断面図で
あり、図2は冷鉄源を溶解している状態を、図3は廃棄
物を処理している状態をそれぞれ示している。図に示す
ように、溶解設備100は、溶解室1と、その上方の一
方の側に直結するシャフト状の予備室2とを備えてい
る。予備室2の上端には、後述する排ガス処理系に連結
する排気部2aが設けられている。また、予備室2の上
部には開閉蓋2bが設けられている。予備室2の上方に
は冷鉄源貯留容器30および廃棄物貯留容器40が設け
られている。
【0018】溶解室1の上部には開閉可能な蓋5が設け
られており、その蓋5を貫通して溶解室1の上方からそ
の中に垂直にアーク電極6が挿入されている。また、溶
解室1の底部10のアーク電極6と対向する位置には、
底部電極11が設けられている。
【0019】冷鉄源の溶解を行う場合には、上述した冷
鉄源貯留容器30に貯留されている鉄スクラップ、冷銑
等の冷鉄源31は、適宜の構造を有する冷鉄源供給機構
32により予備室2に供給され、溶解室1に至る。この
際、図2に示すように、操業中常に冷鉄源31が溶解室
1と予備室2に連続して存在する状態を保つように予備
室2へ冷鉄源31を連続的または断続的に供給すること
が好ましい。これにより、排ガスによる冷鉄源の予熱効
率を高くすることができる。
【0020】冷鉄源31は、アーク電極6によって形成
されるアーク7により溶解され、溶鋼8となる。溶鋼8
の上にはスラグ9が形成されており、アーク7はこのス
ラグ9内に形成されることとなる。
【0021】また、溶解室1には2本のランス12a,
12bがその先端を溶鋼面に向けてスラグ9中に挿入さ
れており、ランス12aからは酸素が供給され、ランス
12bからは補助熱源としての炭材、例えばコークスが
インジェクションされる。
【0022】溶解室1の予備室2が直結されている側と
は異なる部分に設けられた突出部1aの底部には出湯口
14が形成されており、その側端にはスラグドア15が
設けられている。なお、スラグドア15と同じ周面に出
湯口が設けられていてもよい。また、突出部1aには、
その上方からバーナー13が挿入されており、出湯され
る溶鋼の温度を上昇させることが可能となっている。こ
の場合、バーナー13の代わりにアーク電極等の他の加
熱手段を設けてもよい。
【0023】廃棄物の処理を行う場合には、図3に示す
ように、上述した廃棄物貯留容器40からは、都市ご
み、産業廃棄物、焼却灰、最終処分場の掘りおこしご
み、シュレッダーダスト、廃プラスチック等の廃棄物4
1が適宜の構造を有する廃棄物供給機構42により連続
的または断続的に予備室2に装入される。
【0024】溶解室1内の湯面位置から予備室2の上端
位置までの範囲において、溶解室1の蓋5および側壁な
らびに予備室2の側壁には、空気を導入するための複数
の空気導入口16が設けられている。
【0025】予備室2の排気部2aには、排ガス処理系
20が連結されている。排ガス処理系20は、冷鉄源3
1の溶解処理の際、および廃棄物41の処理の際に発生
する排ガスを処理するものである。この排ガス処理系2
0は、ガス冷却塔21を有しており、これにより高温の
状態で予備室2の排気部2aから排気された排ガスを急
冷することによりダイオキシンに代表される芳香族塩素
化合物等の有害物質の発生および白煙・悪臭の発生を防
止することができる。ガス冷却塔21の下流側には、吸
着剤供給部22が設けられており、そこから排ガスに吸
着剤を供給することにより、有害物質をさらに低レベル
まで低減することができる。この場合に、吸着剤として
は消石灰、活性炭、石炭灰等を用いることができ、これ
らを排ガスに噴霧することにより供給することができ
る。吸着剤供給部22により吸着剤が供給される位置よ
りも下流側には、三方弁50が設けられており、三方弁
50の出側の一方は主集塵機構51に接続され、他方は
バグフィルター23およびスタック24に接続されてい
る。三方弁50は冷鉄源の溶解を行う際には排ガスが主
集塵機構51側に流れ、廃棄物および製鉄ダストの処理
を行う際には排ガスがバグフィルター23側に流れるよ
うに、出側を切り替えるようになっている。また、参照
符号25はブロワーである。
【0026】なお、上述の溶解設備100において、予
備室2のCOガスまたは可燃性ガスは予備室2の上部空
間では完全に燃焼されない場合もあるが、その場合に
は、図4に示すような二次燃焼室26をガス冷却塔21
の前段部分に配置し、空気導入口27から空気を導入し
て可燃性ガスを二次燃焼させればよい。また、さらに排
ガス温度を上昇させたい場合には、図5に示すように二
次燃焼室26にオイル等の補助燃料を供給する補助燃料
供給口28を設け、補助燃料を燃焼させればよい。
【0027】次に、加熱炉200、ならびに、製鉄ダス
ト投入部210および高亜鉛濃度ダスト回収部220に
ついて説明する。図6は加熱炉200で溶鋼の加熱処理
を行っている状態を示す断面図、図7は加熱炉200
と、製鉄ダスト投入部210および高亜鉛濃度ダスト回
収部220とを組み合わせて製鉄ダストの処理を行って
いる状態の断面図である。
【0028】加熱炉200は、底部に底吹きガス装置1
37が設けられ、溶鋼を収容する取鍋111と、取鍋1
11の上部を覆うように設けられ、空気導入口113お
よび排気口115を有する蓋体112と、この蓋体11
2を貫通するように設けられ、電源136が接続された
3本の電極135とを有し、電極135でアーク放電す
ることにより取鍋111内の溶鋼133を加熱すること
ができるように構成されている。また、取鍋111は移
動可能に設けられており、前述した溶解設備100より
出鋼された溶鋼を受けるための位置まで図示しない取鍋
搬送手段により搬送することができる。また、蓋体11
2の排気口115には排気経路139が接続されてお
り、排気経路139上には三方弁150が設けられ、三
方弁150の一方の出側は高亜鉛濃度ダスト回収部22
0に接続され、他方の出側が前述の主集塵機構51に接
続されている。この三方弁150は、冷鉄源の溶解を行
う際には排ガスが主集塵機構51側に流れ、廃棄物およ
び製鉄ダストの処理を行う際には排ガスが高亜鉛濃度ダ
スト回収部220側に流れるように、出側を切り替える
ようになっている。また、加熱炉200は、石灰、合金
元素等の副原料を取鍋111内の溶鋼に投入するための
投入手段151(図1のみに図示)をさらに有してい
る。
【0029】図7に示すように、製鉄ダスト投入部21
0は、電気炉ダスト等の亜鉛を含有する製鉄ダスト12
2を貯えたダストホッパー121と、還元用コークス1
24を貯えたコークスホッパー123と、バインダ12
6を貯えたバインダホッパー125と、これらのホッパ
ーから供給される製鉄ダスト等を混合する混合機127
と、混合機127で混合された製鉄ダスト等をブリケッ
ト状に塊成化する塊成化装置128と、塊成化装置12
8で塊成化された製鉄ダスト等を予熱する乾燥・予熱装
置129と、中間ホッパー130と、塊成化され、予熱
された製鉄ダスト等を取鍋111内の溶鋼133上に定
量投入する定量供給器131とを有している。
【0030】高亜鉛濃度ダスト回収部220は、加熱炉
200からの排気経路139と三方弁150を介して接
続された第1の集塵装置140と、この第1の集塵装置
140のガス出側と接続され、前記第1の集塵装置14
0よりも粒径の細かい粒子を捕集することが可能な第2
の集塵装置141とを有しており、加熱炉200の排気
から第1の集塵装置140で粒径の粗い粒子を捕集した
後、第2の集塵装置141で粒径の細かい粒子を捕集す
るように構成されている。より具体的には、例えば、第
1の集塵装置140では粒径10μm以上の粒子を捕集
し、第2の集塵装置141では粒径10μm未満の粒子
を捕集するように構成することができる。第1の集塵装
置140および第2の集塵装置141は、いずれも乾式
サイクロンを用いることができる。
【0031】第2の集塵装置141のダスト出側には、
高亜鉛濃度ダストホッパー142が接続されており、第
2の集塵装置141で捕集された亜鉛濃度の高いダスト
を塊成化装置143に切り出すようになっている。一
方、第1の集塵装置140のダスト出側はダストリサイ
クルライン145と接続されており、第1の集塵装置1
40で捕集されたダストは再循環ダストとしてダストホ
ッパー121に戻され、再度塊成化および予熱され、溶
鋼133上に投入される。また、第2の集塵装置141
のガス出側には排ガス流路144を介して前記乾燥・予
熱装置129が接続されており、第2の集塵装置141
で集塵後の排ガスが有する熱をブリケットの余熱に利用
するようになっている。排ガス流路144の前記乾燥・
予熱装置129よりも下流側には排気ファン147が設
けられている。
【0032】この製鋼設備は、上記装置に加えて、さら
に加熱炉200で加熱処理後の溶鋼を連続鋳造する連続
鋳造設備250、加熱炉200で生じた還元スラグ30
1を処理する還元スラグ処理部300、溶解設備100
および加熱炉200で生じた酸化スラグ311,314
を処理する酸化スラグ処理部310、ならびに、溶解設
備100および加熱炉200で生じた高Cu溶銑32
1,322を処理する高Cu溶銑処理部320を有して
いる。還元スラグ処理部300は、固化した還元スラグ
を粉砕する粉砕装置302と、粉砕された還元スラグを
必要に応じて添加される添加剤とともにCO吸収処理
するCO吸収装置303と、粉砕およびCO吸収処
理後の還元スラグを所定の形状に成形する成形装置30
6とを有している。酸化スラグ処理部310は、酸化ス
ラグを処理して、路盤材等に使用可能な形態とする酸化
スラグ処理装置312を有している。
【0033】また、上述したように、溶解設備100お
よび加熱炉200の排ガスから製鉄ダストを捕集する主
集塵機構51が設けられており、主集塵機構51で捕集
された製鉄ダストは製鉄ダスト投入部210のダストホ
ッパー121に供給されるようになっている。
【0034】以下、上記のように構成された製鋼設備に
おける処理動作について詳細に説明する。この製鋼設備
においては、図1に二点鎖線の枠Aを付して示したよう
に、溶解設備100で冷鉄源溶解を行い、加熱炉200
で溶鋼加熱処理を行う処理動作Aと、同じく枠Bを付し
て示したように、溶解設備100で廃棄物処理を行い、
加熱炉200で製鉄ダスト処理を行う処理動作Bとのい
ずれかを選択的に行う。
【0035】最初に、処理動作Aについて説明する。ま
ず、溶解設備100において、冷鉄源貯留容器30から
冷鉄源供給機構32により予備室2に連続的または断続
的に冷鉄源31を装入する。予備室2に装入された冷鉄
源31は溶解室1に至る。この場合に、冷鉄源31を予
熱する観点から、好ましくは操業中常に冷鉄源31が溶
解室1と予備室2とに連続して存在する状態とする。
【0036】次いで、冷鉄源31が溶解室1に装入され
た状態でアーク電極6によりアーク7を形成し、冷鉄源
31を溶解する。この際に、ランス12aにより酸素を
供給し、冷鉄源31の溶解を補助する。そして、溶解室
1内に溶鋼8が溜まってきたら、ランス12bからスラ
グ9中に補助熱源としての炭材、例えばコークスをイン
ジェクションしてスラグフォーミング操業に移行し、ア
ーク電極6の先端をスラグ9中に埋没させ、アーク7が
スラグ9内に形成されるようにする。この補助熱源とし
てインジェクションされた炭材は、別に供給された酸素
と反応しCOガスが発生すると同時にその反応熱は冷鉄
源31の溶解に寄与する。また、副原料投入手段35
(図1のみに図示)より、石灰、フラックス、合金金属
等の副原料を冷鉄源31とともに溶解室1に投入する。
【0037】このような冷鉄源31の溶解により発生す
るCO排ガスは、溶解室1への侵入空気または空気導入
口16からの吹き込み空気により一部燃焼されるととも
に、予備室2に供給され、この排ガスの熱により、予備
室2内の冷鉄源31が予熱される。そして、予備室2に
供給されたCO排ガスは、さらに予備室2に設けられた
空気導入口16からの空気により順次燃焼する。この場
合に、CO排ガスを主に予備室2の上部空間で燃焼させ
ることができ、これにより出口付近すなわち排気部2a
の部分の排ガス温度を高温に制御することができる。
【0038】このように排ガスを高温に制御することが
できることから、その後、排ガス処理系20のガス冷却
塔21で排ガスを急冷することにより、ダイオキシンに
代表される芳香族塩素化合物等の有害物質の発生および
白煙・悪臭の発生を防止することができる。
【0039】有害物質の発生を有効に防止する観点から
は、予備室2の出口付近の排ガスの温度をこれらの分解
が促進される750℃以上にすることが好ましく、90
0℃以上にすることが一層好ましい。
【0040】予備室2の排気部2aから排出された排ガ
スは、排ガス処理系20において、ブロワー25により
吸引されて、まずガス冷却塔21に至る。ここで排ガス
を急冷して、前述のようにダイオキシン等の有害物質の
発生を防止する。次いで、吸着剤供給部22から吸着剤
を排ガスに供給することにより、排ガス中の有害物質を
さらに低レベルまで低減し、主集塵機構51において製
鉄ダストが捕集される。ここで捕集された製鉄ダスト
は、製鉄ダスト投入部210のダストホッパー121に
供給される。
【0041】溶解室1内で冷鉄源31が溶解すると、予
備室2の冷鉄源31が溶解室1に供給されるため、予備
室2内の冷鉄源31の上端位置が低下してくる。この場
合に、上述したように、好ましくは、冷鉄源31が操業
中常に溶解室1と予備室2に連続して存在する状態を保
つように、冷鉄源供給機構32により冷鉄源貯留容器3
0から予備室2へ冷鉄源31を連続的または断続的に供
給する。
【0042】以上のようにして冷鉄源31の溶解が進行
して所定量、例えば1チャージ分以上の溶鋼8が炉内に
溜まったら、取鍋111を溶解設備100からの出鋼位
置に配置し、好ましくは、溶解室1および予備室2内に
冷鉄源が連続して存在する状態を保ったまま、溶解室1
を傾動させて出湯口14から1チャージ分の溶鋼を取鍋
111に出鋼する。出鋼に際しては、溶鋼8の凝固によ
る出湯口14の詰まりを防止するために、バーナー13
で溶鋼8を加熱してもよい。
【0043】このようにして溶解設備100において冷
鉄源31を溶解する場合には、予備室2内にはプッシャ
ーやフィンガー等のスクラップ搬送供給のための設備を
備えていないので、排ガス温度を高めることができる。
したがって、より高い温度に冷鉄源31を予熱すること
が可能になり、エネルギー効率を良好にすることができ
る。また、常に冷鉄源31が溶解室1と予備室2に連続
して存在する状態を保つように予備室2へ冷鉄源31を
供給するようにし、溶解室1内で1チャージ分の溶鋼が
形成されてこれを出湯する際にも、溶解室1および予備
室2に連続して冷鉄源31が存在するようにすることに
より、排ガスによる冷鉄源31の予熱効率をより高くす
ることができる。この場合に、溶解中および出湯時に1
チャージ分の50%以上の冷鉄源31を溶解室1および
予備室2に連続して存在するようにすることによって、
予熱効率が極めて高いものとなる。
【0044】次に、溶解設備100から出湯さた溶鋼を
受けた取鍋111を電極135直下位置に搬送し、電極
135を溶鋼133に浸漬させることにより加熱炉20
0を構成し、この状態で電源136から電極135に電
力を供給し、アーク放電することにより取鍋111内の
溶鋼133が加熱・昇温される。この際、溶鋼133上
には副原料投入手段151(図1にのみ図示)より石
灰、フラックス、合金元素等の副原料が投入される。ま
た、蓋体112に設けられた排気口115からは排ガス
が排気され、上記溶解設備100からの排ガスと同様に
主集塵機構51に導かれて製鉄ダストが捕集される。こ
こで捕集された製鉄ダストは、製鉄ダスト投入部210
のダストホッパー121に供給される。溶鋼加熱処理を
終了した後の溶鋼は連続鋳造設備250において連続鋳
造され、ビレットやスラブ等に製造される。
【0045】以上のようにして、溶解設備100におい
て冷鉄源31の溶解処理を行い、次いで加熱炉200に
おいて溶鋼133の加熱処理を行うことにより、連続鋳
造に適した温度の溶鋼を連続鋳造設備250に供給する
ことができる。すなわち、上述のように溶解設備100
では溶解室1内に溶鋼8と冷鉄源31とが共存した状態
であるため、出湯される溶鋼の温度は1560〜157
0℃程度と比較的低いが、上記のように加熱処理するこ
とにより溶鋼を1600℃以上の温度に昇温することが
できる。
【0046】一方、以上のように溶解設備100で冷鉄
源溶解を行うことにより、溶解設備100からは酸化ス
ラグ311が生じるが、この酸化スラグ311は酸化ス
ラグ処理部310の酸化スラグ処理装置312により処
理され、路盤材313として利用される。また、加熱炉
200で溶鋼加熱処理を行うことにより還元スラグ30
1が生じるが、これは還元スラグ処理部300の粉砕装
置302により粉砕され、CO吸収装置303により
CO吸収処理され、CO吸収処理された固体305
は成形装置306で魚礁、テトラポットその他に成形さ
れて利用されるとともに、CO吸収装置303からの
排ガス304は前述の主集塵機構51に導かれ、製鉄ダ
ストが回収される。
【0047】次に、処理動作Bについて説明する。ここ
では、溶解設備100における廃棄物処理と加熱炉20
0における製鉄ダスト処理とを並行して行う。まず、溶
解設備100において、上述したようにして冷鉄源貯留
容器30から予備室2を介して溶解室1に冷鉄源を装入
し、アーク電極6によりアーク7を形成し、冷鉄源を溶
解して、予め溶解室1に溶鋼8を形成した状態とする。
冷鉄源は蓋5を開放して直接溶解室1に装入してもよ
い。この際に、ランス12aにより酸素を供給し、冷鉄
源の溶解を補助する。そして、溶解室1内に溶鋼8が溜
まってきたら、ランス12bからスラグ9中に補助熱源
としてのコークスをインジェクションしてスラグフォー
ミング操業に移行し、アーク電極6の先端をスラグ9中
に埋没させ、アーク7がスラグ9内に形成されるように
する。この際に、予備室2内には冷鉄源31が存在しな
い状態とし、アーク7による熱は溶鋼8の加熱に寄与す
る。なお、上述のように溶解設備100において冷鉄源
31の溶解を行った後に廃棄物41の処理を連続的に行
う場合には、溶解設備100からの出湯の際に溶鋼の一
部を残留させるようにし、残留した溶鋼をアーク加熱す
るようにしてもよい。
【0048】この状態で、廃棄物供給機構42により廃
棄物貯留容器40から予備室2内に廃棄物41を連続的
または断続的に装入する。この予備室2内において、廃
棄物41は溶解室1に存在する高温の溶鋼8の熱によっ
て熱分解されるとともに、溶解室1への侵入空気および
空気導入口16から導入された空気によって一部燃焼さ
れ、残存した灰分は流動層化した状態で溶解室1に至
る。そして、溶解室1において、アーク7により高温に
加熱されている溶鋼8の熱によりスラグ化し溶鋼8上の
スラグ9の一部となる。このようにしてスラグ9が一定
量以上溜まった時点でスラグドア15をあけて酸化スラ
グ314を排出し、後述する酸化スラグ処理部310で
処理する。
【0049】一方、廃棄物41が熱分解して生じた可燃
性のガスは空気導入口16からの空気により、主に予備
室2の上部空間で燃焼させることができ、これにより出
口付近すなわち排気部2aの部分の排ガス温度を高温に
制御することができる。
【0050】このように排ガスを高温に制御することが
できることから、廃棄物処理の際にも冷鉄源の溶解の際
と同様、その後、排ガス処理系20のガス冷却塔21で
排ガスを急冷することにより、ダイオキシンに代表され
る芳香族塩素化合物等の有害物質の発生および白煙・悪
臭の発生を防止することができる。
【0051】予備室2の排気部2aから排出された排ガ
スは、排ガス処理系20において、冷鉄源の溶解の際と
全く同様に、ブロワー25により吸引されて、まずガス
冷却塔21で排ガスを急冷して、有害物質の発生を防止
し、次いで、吸着剤供給部22から吸着剤を排ガスに供
給することにより、排ガス中の有害物質をさらに低レベ
ルまで低減し、さらに、排ガスはバグフィルター23を
経てスタック24に至り大気に放出される。
【0052】このようにして廃棄物41を処理すること
により、廃棄物41を容易にガス成分とスラグにするこ
とができる。この際に、廃棄物41の不燃分はアーク7
により加熱されている溶鋼8の顕熱で溶融するため、廃
棄物41をスラグ化するためのコークス等の燃料を大量
に使用する必要はない。また、廃棄物41の熱分解ない
し燃焼は基本的に侵入空気で行うことができ、酸素の大
量使用も不要である。そのため、最終排ガスの顕熱も小
さく、ガス回収を行う必要がないため、ボイラー等の設
備は不要であり、簡易な設備で廃棄物41の処理を行う
ことができる。また、最終的に生成する酸化スラグ31
4は有効利用することができ、廃棄物処理の際には溶解
室1内の溶鋼8は排出することなく繰り返し使用するこ
とが可能である。
【0053】一方、加熱炉200において、取鍋111
内に溶鋼133を保持した状態で、電源136から電極
135に電力を供給し、アーク放電することにより溶鋼
133を加熱し、溶鋼133の温度を1400〜160
0℃に維持するようにする。前述した冷鉄源の溶解を行
った後に、廃棄物および製鉄ダストの処理に連続的に移
行する場合には、溶鋼133は溶解設備100から出鋼
された溶鋼を利用してもよい。
【0054】製鉄ダスト投入部210のダストホッパー
121、コークスホッパー123およびバインダホッパ
ー125から、主集塵機構51で捕集等された製鉄ダス
ト122、還元用コークス124およびバインダ126
をそれぞれ所定量切り出し、これらを混合機127で混
合し、塊成化装置128でブリケット状(例えば、直径
15〜30mm、厚さ10〜20mm)に塊成化し、乾
燥・予熱装置129で予熱した後、中間ホッパー130
を介して定量供給器131から溶鋼133上に定量投入
する。投入されたブリケットはその比重が1.2〜2.
5であり、溶鋼133に比べて小さいため、溶鋼133
表面上に層状に堆積する。
【0055】この際、電極135は、製鉄ダストの投入
により溶鋼133の温度が低下しないようにアーク放電
を行って、溶鋼133に熱を供給するようにする。ま
た、取鍋111底部に設けられた底吹きガス装置137
から窒素ガスを噴出させ、溶鋼133を攪拌するように
する。このように、溶鋼133に熱を供給することおよ
び攪拌することにより、製鉄ダスト処理の反応速度の向
上を図ることができる。
【0056】上記のように溶鋼133上に投入されるこ
とにより、製鉄ダスト122中の酸化鉄は、主として、
ブリケット中のカーボンによって還元されて鉄として溶
鋼133中に回収される。また、酸化亜鉛はブリケット
中のカーボンによって還元され、蒸発し、蓋体112に
設けられた空気導入口113から炉内へ流入する空気中
の酸素によって酸化され、10μm未満の微細な酸化亜
鉛粒子となり、炉内雰囲気とともに蓋体112に設けら
れた排気口115から炉外へ排出される。
【0057】溶鋼133上に投入された製鉄ダスト12
2の一部は、溶鋼133からの熱衝撃により粉化し、未
反応のままで排気口115から炉外へ排出される。ま
た、一部溶鋼133の表面からの酸化鉄も炉外へ排出さ
れる。
【0058】これら酸化亜鉛粒子、粉化された未反応製
鉄ダストおよび酸化鉄、ならびに、これらの混在した粒
子等を含む加熱炉200からの排気は、排気経路139
を介して第1の集塵装置140に導かれ、ここで粒径の
比較的粗い粒子が捕集された後、第2の集塵装置141
に導かれ、ここで粒径の比較的細かい粒子が捕集され
る。この際、第1の集塵装置140で捕集された粒子は
ダストリサイクルライン145を経てダストホッパー1
21に戻され、第2の集塵装置141で捕集された粒子
は高亜鉛濃度ダストホッパー142に貯えられる。第2
の集塵装置141からの排気は、前記乾燥・予熱装置1
29に導かれ、ブリケットの乾燥および余熱に利用され
た後、大気に放出される。
【0059】表1には、第1の集塵装置140として粒
径10μm以上の粒子を捕集する乾式サイクロンを用
い、第2の集塵装置141として粒径10μm未満の粒
子を捕集する乾式サイクロンを用いた場合に、それぞれ
の集塵装置で捕集される粒子の成分を比較して示す。表
1に示すように、この場合には第1の集塵装置140で
捕集された粒子は亜鉛濃度が31%であったのに対し
て、第2の集塵装置141で捕集された粒子は亜鉛濃度
が52%であった。このように、酸化亜鉛は粒径の細か
い粒子により多く含まれており、上記のように第1の集
塵装置140で捕集された粒子はダストホッパー124
に戻すようにし、第2の集塵装置141で捕集された粒
子を高亜鉛濃度ダストホッパー142に選択的に回収す
ることにより、亜鉛濃度が高く亜鉛をリサイクル可能な
ダストを回収することができる。高亜鉛濃度ダストホッ
パー142に回収された亜鉛濃度の高いダストは、塊成
化装置143により塊成化処理され、製鋼設備から搬出
され、精錬メーカ等の精錬設備330において金属Zn
回収が行われる。
【0060】
【表1】
【0061】一方、上記のように溶解設備100で廃棄
物処理を行い、加熱炉200で製鉄ダスト処理を行うこ
とにより、溶解設備100および加熱炉200からは、
高Cu溶銑321および322が生じるが、これらは高
Cu溶銑処理部320においてCu回収され、残余の鉄
分は鉄源として利用される。
【0062】以上のように、本実施形態によれば、一つ
の溶解設備100で冷鉄源の溶解および廃棄物の処理を
効率よく行うことができることに加えて、溶解設備10
0で冷鉄源溶解を行う場合には加熱炉200で溶鋼加熱
処理を行うことにより連続鋳造に適した温度の溶鋼を連
続鋳造設備250に供給することができ、溶解設備10
0で廃棄物処理を行う場合には空いている加熱炉200
を利用して製鉄ダストの処理を行うことにより溶解設備
100および加熱炉200を有効に活用し、これらの処
理を効率よく行うことができる。
【0063】また、上記のようにそれぞれの工程で生じ
る排ガスおよびスラグ等を、主集塵機構51,還元スラ
グ処理部300、酸化スラグ処理部310および高Cu
溶銑処理部320において、有用成分を回収すること、
および、所定の処理を施して所定の用途に利用すること
により、製鋼設備で生じる廃棄物の量を著しく少なくす
ることが可能となる。
【0064】また、溶解設備100および加熱炉200
から生じる廃耐火物は、冷鉄源を溶解する際にMgO源
として溶解設備100内に添加することができる。ま
た、ビレット、スラブ等に連続鋳造した後には圧延して
圧延材とすることができるが、この際のミス品は冷鉄源
として再利用することができる。また、この圧延により
生じるミルスケール、スラッジ等は脱炭剤、鉄源等とし
て再利用することができる。さらに、その他の製鋼設備
で生じるスケール、スラッジ、廃油等は溶解設備100
にて鉄源または熱源として利用することができる。
【0065】なお、本発明における溶解設備および加熱
炉は上記に限定されることなく種々変形可能である。例
えば、上記溶解設備100では空気導入口16を設けた
が、空気に限らず他の酸素含有ガス、例えば酸素ガスを
導入するようにしてもよい。またこのような空気導入口
16を溶解室1および予備室2の両方に設けたが、必ず
しも両方に設ける必要はなくどちらか一方に設けてもよ
い。さらに、侵入空気が十分な場合には、必ずしも空気
導入口16は必要がない。さらにまた、溶湯を加熱する
手段としてアーク電極を用いたが、これに限らず、例え
ば酸素バーナー等他の加熱手段を用いることもできる。
さらにまた、予備室2は溶解室1とは離れた位置に配置
してもよい。また、上記では加熱炉200で製鉄ダスト
を処理して亜鉛濃度の高いダストを排気から回収する場
合について説明したが、これに限るものではなく、別の
処理を行うようにしてもよい。さらに、ここでは溶解設
備100で冷鉄源31を溶解して溶鋼とする場合につい
て示したが、これに限られるものではなく、溶銑等、他
の溶湯であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷鉄源の溶解を行う際には、前記溶解設備において、冷
鉄源を前記予備室に連続的または断続的に供給し、前記
溶解室内で加熱・溶解し、前記溶解室内に所定量の溶湯
が溜まった時点で出湯する処理を行うとともに、前記加
熱炉において、前記溶解設備から出湯された溶湯を加熱
・昇温する処理を行い、廃棄物および製鉄ダストの処理
を行う際には、前記溶解設備において、廃棄物を前記予
備室に連続的または断続的に供給し、前記溶解室内で加
熱された溶湯の熱により廃棄物をガス化またはスラグ化
する処理を行うとともに、前記加熱炉において、製鉄ダ
ストを前記加熱炉内の溶湯に連続的または断続的に投入
し、前記加熱炉内で加熱された溶湯の熱により製鉄ダス
トを処理するので、スクラップ等の冷鉄源の溶解および
廃棄物の処理を一つの設備で効率よく行うことができ、
さらにこれらの処理と連携して製鉄ダストの処理を効率
よく行うことができる。また、前記溶解設備で廃棄物処
理を行う際に空いている前記加熱炉を利用して製鉄ダス
トの処理を行うので、前記溶解設備および前記加熱炉を
有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した製鋼設備および
その処理の流れを示す概略図。
【図2】上記製鋼設備の溶解設備で冷鉄源を溶解してい
る状態の断面図。
【図3】上記製鋼設備の溶解設備で廃棄物を処理してい
る状態の断面図。
【図4】溶解設備の変形例を示す図面。
【図5】溶解設備の他の変形例を示す図面。
【図6】上記製鋼設備の加熱炉で溶鋼の加熱・昇温を行
っている状態の拡大断面図。
【図7】上記製鋼設備の加熱炉で製鉄ダストの処理を行
っている状態の拡大断面図。
【符号の説明】
1;溶解室 2;予備室 6;電極 7;アーク 8;溶鋼 9;スラグ 15;スラグドア 16;空気導入口 20;排ガス処理系 21;ガス冷却塔 26;二次燃焼室 30;冷鉄源貯留容器 31;冷鉄源 40;廃棄物貯留容器 41;廃棄物 51;主集塵機構 100;溶解設備 111;取鍋 112;蓋体 113;空気導入口 115;排気口 128;塊成化装置 131;定量投入器 140;第1の集塵装置 141;第2の集塵装置 142;高亜鉛濃度ダストホッパー 145;ダストリサイクルライン 200;加熱炉 210;製鉄ダスト投入部 220;高亜鉛濃度ダスト回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 5/00 C22B 1/242 4K063 C08J 11/12 7/00 F C21B 13/12 7/02 A C22B 1/242 9/02 7/00 19/30 7/02 F27D 7/02 Z 9/02 17/00 104G 19/30 104D F27D 7/02 105A 17/00 104 23/04 B09B 3/00 ZAB 105 303H 23/04 5/00 N (72)発明者 牧 敏道 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA07 AA28 AA36 AA46 AB07 BA05 CA15 CA27 CA28 CA29 CA32 CB04 CB31 DA13 4F301 CA09 CA24 CA52 4K001 AA10 BA01 BA05 BA14 CA26 CA29 DA01 FA10 GA16 GB05 GB09 HA01 JA01 4K045 AA04 BA02 BA10 CA02 RB02 RB16 RB29 RC18 4K056 AA05 BA01 BB08 CA02 CA20 DB12 EA14 FA08 4K063 AA04 AA12 BA02 BA13 CA01 CA02 DA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷鉄源を溶解する溶解室と、その上方に
    直結する予備室と、前記溶解室内で冷鉄源を加熱・溶解
    するための加熱手段と、前記予備室内に冷鉄源を供給す
    る冷鉄源供給手段と、前記予備室内に廃棄物を供給する
    廃棄物供給手段とを有し、冷鉄源の溶解および廃棄物の
    処理を行う溶解設備と、 溶湯を収容する溶湯容器と、前記溶湯容器内の溶湯を加
    熱・昇温するための加熱手段とを有する加熱炉と、 前記加熱炉の前記溶湯容器内の溶湯上に製鉄ダストを投
    入するための製鉄ダスト投入手段とを具備し、冷鉄源の
    溶解ならびに廃棄物および製鉄ダストの処理を行う処理
    設備であって、 冷鉄源の溶解を行う際には、 前記溶解設備においては、前記冷鉄源供給手段から冷鉄
    源を前記予備室に連続的または断続的に供給し、前記溶
    解室内で前記加熱手段により冷鉄源を加熱・溶解し、前
    記溶解室内に所定量の溶湯が溜まった時点で出湯する処
    理を行い、 前記加熱炉においては、前記溶解設備から出湯された溶
    湯を前記溶湯容器に収容し、前記加熱手段で加熱・昇温
    する処理を行い、 廃棄物および製鉄ダストの処理を行う際には、 前記溶解設備においては、前記溶解室内に溶湯を保持し
    た状態で廃棄物を前記予備室に連続的または断続的に供
    給し、前記溶解室内で前記加熱手段により加熱された溶
    湯の熱により廃棄物をガス化またはスラグ化する処理を
    行い、 前記加熱炉においては、前記溶湯容器内に溶湯を保持し
    た状態で前記製鉄ダスト投入手段から前記溶湯容器内の
    溶湯に製鉄ダストを連続的または断続的に投入し、前記
    加熱手段で加熱された溶湯の熱により製鉄ダストの還元
    処理を行うことを特徴とする処理設備。
  2. 【請求項2】 前記冷鉄源供給手段は、前記冷鉄源の溶
    解を行う際に、冷鉄源が前記溶解設備の前記予備室およ
    び前記溶解室に連続して存在する状態を保つように、冷
    鉄源を供給し、前記溶解設備から出湯する際には、前記
    溶解室および前記予備室に冷鉄源が存在する状態で出湯
    することを特徴とする請求項1に記載の処理設備。
  3. 【請求項3】 前記製鉄ダスト投入手段は、製鉄ダスト
    を塊成化して溶湯上に投入することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の処理設備。
  4. 【請求項4】 製鉄ダストの処理を行う際に、前記加熱
    炉の排気から亜鉛を含む粒子を回収する粒子回収手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか1項に記載の処理設備。
  5. 【請求項5】 前記粒子回収手段は、粒径の比較的大き
    い粒子を捕集する第1の集塵機構と、前記第1の集塵機
    構の排気から粒径が比較的小さく亜鉛濃度の高い粒子を
    捕集する第2の集塵機構とを有することを特徴とする請
    求項4に記載の処理設備。
  6. 【請求項6】 前記溶解設備および前記加熱炉の排気か
    ら製鉄ダストを回収する製鉄ダスト回収手段をさらに具
    備し、 冷鉄源の溶解を行う際に、前記溶解設備および前記加熱
    炉の排気から前記製鉄ダスト回収手段により製鉄ダスト
    を回収し、 廃棄物および製鉄ダストの処理を行う際には、前記製鉄
    ダスト回収手段が回収した製鉄ダストを前記加熱炉で処
    理することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    か1項に記載の処理設備。
  7. 【請求項7】 溶解室および前記溶解室の上方に直結す
    る予備室を有する溶解設備と、溶湯容器を有する加熱炉
    とを用い、冷鉄源の溶解、ならびに、廃棄物および製鉄
    ダストの処理を行う処理方法であって、 冷鉄源の溶解を行う際には、 前記溶解設備においては、冷鉄源を前記予備室に連続的
    または断続的に供給し、前記溶解室内で冷鉄源を加熱・
    溶解し、前記溶解室内に所定量の溶湯が溜まった時点で
    出湯する処理を行うとともに、 前記加熱炉においては、前記溶解設備から出湯された溶
    湯を加熱・昇温する処理を行い、 廃棄物および製鉄ダストの処理を行う際には、 前記溶解設備においては、前記溶解室内に溶湯を保持し
    た状態で廃棄物を前記予備室に連続的または断続的に供
    給し、前記溶解室内で加熱された溶湯の熱により廃棄物
    をガス化またはスラグ化する処理を行うとともに、 前記加熱炉においては、前記溶湯容器内に溶湯を保持し
    た状態で製鉄ダストを前記溶湯容器内の溶湯に連続的ま
    たは断続的に投入し、前記加熱炉内で加熱された溶湯の
    熱により製鉄ダストを還元処理することを特徴とする処
    理方法。
  8. 【請求項8】 前記冷鉄源の溶解を行う際に、冷鉄源が
    前記溶解設備の前記予備室および前記溶解室に連続して
    存在する状態を保つように、冷鉄源の供給および出湯を
    行うことを特徴とする請求項7に記載の処理方法。
  9. 【請求項9】 製鉄ダストは、炭素源およびバインダー
    とともに塊成化された状態で前記溶湯容器内の溶湯に投
    入されることを特徴とする請求項7または請求項8に記
    載の処理方法。
  10. 【請求項10】 廃棄物および製鉄ダストを処理する際
    に、前記加熱炉の排気から亜鉛を含む粒子を回収するこ
    とを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に
    記載の処理方法。
  11. 【請求項11】 前記加熱炉の排気から粒径の比較的大
    きい粒子を捕集した後に、粒径が比較的小さく亜鉛濃度
    の高い粒子を回収することを特徴とする請求項10に記
    載の処理方法。
  12. 【請求項12】 冷鉄源の溶解を行う際に、前記溶解設
    備および前記加熱炉の排気から製鉄ダストを捕集し、こ
    の捕集された製鉄ダストを前記加熱炉の前記溶湯容器内
    の溶湯に投入することを特徴とする請求項7から請求項
    11のいずれか1項に記載の処理方法。
  13. 【請求項13】 前記溶解設備の前記溶解室および前記
    予備室に酸素含有ガスを供給することを特徴とする請求
    項7から請求項12のいずれか1項に記載の処理方法。
  14. 【請求項14】 前記溶解設備からの排気を急冷するこ
    とを特徴とする請求項7から請求項13のいずれか1項
    に記載の処理方法。
  15. 【請求項15】 前記溶湯容器内の溶湯を攪拌すること
    を特徴とする請求項7から請求項14のいずれか1項に
    記載の処理方法。
  16. 【請求項16】 前記溶湯容器内の溶湯にガスを吹き込
    むことにより攪拌することを特徴とする請求項15に記
    載の処理方法。
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