JP2002154328A - スライディングルーフ装置 - Google Patents
スライディングルーフ装置Info
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- B60J7/02—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
- B60J7/04—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
- B60J7/057—Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs
- B60J7/0573—Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs power driven arrangements, e.g. electrical
Abstract
伝達部材を摺動可能にガイドするケーシングのガタつき
を防止すること。 【解決手段】 車両のルーフに形成された開口部の少な
くとも前縁に沿って配設されたハウジングと、このハウ
ジングに沿って配設されたケーシングと、このケーシン
グ内に摺動自在に組付けられてガイドされ駆動機構によ
り駆動される駆動力伝達部材と、この駆動力伝達部材に
連結されて同駆動力伝達部材の摺動動作によって前記開
口部を開閉するように可動するスライドパネルとを備え
たスライディングルーフ装置において、前記ケーシング
27,28を可撓性素材にて形成するとともに、前記ハ
ウジング16に上下および前後の少なくとも一方にて変
位する複数の係止部16a〜16gを設けて、これら係
止部16a〜16gにケーシング27,28を係合固定
して蛇行配置した。
Description
付けられて使用されるスライディングルーフ装置(サン
ルーフ装置と言われることもある)に関する。
一般に、車両のルーフに形成された開口部の少なくとも
前縁に沿って配設されたハウジングと、このハウジング
に沿って配設されたケーシングと、このケーシング内に
摺動自在に組付けられてガイドされ駆動機構により駆動
される駆動力伝達部材と、この駆動力伝達部材に連結さ
れて同駆動力伝達部材の摺動動作によって前記開口部を
開閉するように可動するスライドパネルとを備えてい
て、例えば、特開平7−69069号公報に示されてい
る。
報に示されているスライディングルーフ装置において
は、ケーシングとして少なくとも中間部位を浮動状態と
したパイプが採用されるとともに、駆動力伝達部材とし
て歯付ケーブル(例えば、実開平4−31358号公報
参照)が採用されている。このため、パイプが浮動状態
の中間部位にて大きく振動してガタつくおそれがある。
また、従来の歯付ケーブルは、螺旋状の歯部を有してい
て、駆動機構として歯付ケーブルの螺旋状歯部と噛合す
るはすば歯車とこれを回転駆動するモータが採用されて
いる。ところで、はすば歯車における力の伝達率は平歯
歯車の伝達率より悪いため、モータには高い出力トルク
が要求され、モータ自体が大型となる。
を解決するために、車両のルーフに形成された開口部の
少なくとも前縁に沿って配設されたハウジングと、この
ハウジングに沿って配設されたケーシングと、このケー
シング内に摺動自在に組付けられてガイドされ駆動機構
により駆動される駆動力伝達部材と、この駆動力伝達部
材に連結されて同駆動力伝達部材の摺動動作によって前
記開口部を開閉するように可動するスライドパネルとを
備えたスライディングルーフ装置において、前記ケーシ
ングを可撓性素材にて形成するとともに、前記ハウジン
グに上下および前後の少なくとも一方にて変位する複数
の係止部を設けて、これら係止部に前記ケーシングを係
合固定して蛇行配置したこと(請求項1に係る発明)に
特徴がある。
して樹脂製の平歯ラックベルトを採用すること(請求項
2に係る発明)、また、前記スライドパネルとともに前
後動するシュー部材と前記平歯ラックベルトの端部とを
前記開口部の側縁に沿って前後方向に配設されるガイド
レールにそれぞれ摺動自在に組付けるとともに、前記シ
ュー部材に設けた係合爪を前記平歯ラックベルトの端部
に設けた係合孔に嵌合して前記シュー部材と前記平歯ラ
ックベルトを連結すること(請求項3に係る発明)が可
能である。
フ装置(請求項1に係る発明)においては、ケーシング
が可撓性素材にて形成されていて容易に湾曲変形可能で
あるため、ハウジングに設けた上下および前後の少なく
とも一方にて変位する(互い違いに配置した)複数の係
止部にケーシングを容易に係合固定して組付けることが
できる。しかも、ハウジングに組付けたケーシングは蛇
行配置されていて、その弾性復帰力によって確実に保持
されているため、ケーシングのガタつきを防止すること
ができる。また、可撓性素材として樹脂を採用すれば、
軽量化を図ることができる。
装置(請求項2に係る発明)においては、駆動力伝達部
材として樹脂製の平歯ラックベルトが採用されていて、
駆動機構として平歯ラックベルトの歯部と噛合する平歯
歯車とこれを回転駆動するモータを採用することができ
る。このため、モータの回転を平歯歯車から平歯ラック
ベルトに効率よく伝達することができ、モータの小型・
軽量化を図ることができる。
装置(請求項3に係る発明)においては、シュー部材と
平歯ラックベルトの端部がガイドレールにそれぞれ摺動
自在に組付けられていて、シュー部材に設けた係合爪を
平歯ラックベルトの端部に設けた係合孔に嵌合して連結
することで、シュー部材と平歯ラックベルトを容易かつ
的確に連結することが可能である。しかも、シュー部材
の係合爪と平歯ラックベルトの係合孔は、簡単な加工ま
たは成形によって容易に形成できて、安価に実施するこ
とができる。
面に基づいて説明する。図1〜図9は本発明によるスラ
イディングルーフ装置を示していて、このスライディン
グルーフ装置においては、図1に仮想線にて示した車両
のルーフパネル11に形成された開口部13の左右両側
縁に沿って対のガイドレール14,15が車両前後方向
に延在して配置され、また開口部13の前縁に沿ってハ
ウジング16が車両左右方向に延在して配置されてい
て、両ガイドレール14,15とハウジング16にてル
ーフパネル11の下面にそれぞれ固定されている。
の後縁より後方部位にてサポート17を介して互いに連
結されていて、このサポート17においてもルーフパネ
ル11の下面に固定されている。また、各ガイドレール
14,15には、スライドパネル18を下方から支持す
るリンク部材21,22が前端部にて車両前後方向に摺
動自在かつ上下方向に傾動可能に組付けられるととも
に、リンク部材21,22を車両前後方向に摺動させる
とともに上下方向に傾動させるシュー部材23,24が
車両前後方向に摺動自在に組付けられ、またシュー部材
23,24を車両前後方向に摺動させる平歯ラックベル
ト25,26の後端部が車両前後方向に摺動自在に組付
けられている。
レール14,15の前端に連結されていて、対の平歯ラ
ックベルト25,26を摺動自在に収容してガイドする
ケーシング27,28を支持するとともに、両平歯ラッ
クベルト25,26を駆動する駆動機構30を支持して
いる。駆動機構30は、両平歯ラックベルト25,26
の各平歯25a,26aと図7に示したように噛合する
平歯歯車31と、これを回転駆動するモータ32と、こ
れらを支持するギヤハウジング33を備えていて、モー
タ32が平歯歯車31を正転または逆転駆動することに
より、両平歯ラックベルト25,26が逆方向に駆動さ
れるようになっている。
転または逆転駆動すると、リンク部材21,22とシュ
ー部材23,24が駆動されて、スライドパネル18が
ルーフパネル11に形成された開口部13を開閉するよ
うに可動する。なお、リンク部材21,22とシュー部
材23,24が駆動されるのに伴って、両ガイドレール
14,15の前端に左右両端にて傾動可能に連結されて
スプリング(図示省略)によって常に上方へ付勢されて
いるデフレクター(風防)19が傾動して、開口部13
が開かれるときにはルーフパネル11より上方に突出
し、開口部13が閉じられるときにはルーフパネル11
より下方に収容される。
ング16に沿って配設されたケーシング27,28が樹
脂等の可撓性素材にて断面矩形に形成されるとともに、
ハウジング16に上下および前後方向にて変位する(互
い違いに配置した)複数の係止部16a〜16gが設け
られていて、これら係止部16a〜16gに形成した係
止溝(図2の係止溝16c1,16c2と図3の係止溝
16b1,16b2参照)にケーシング27,28が係
合固定されて図6に示したように蛇行配置されている。
湾曲変形させることができて、ハウジング16に設けた
複数の係止部16a〜16gにケーシング27,28を
容易に係合固定して組付けることができる。しかも、ハ
ウジング16に組付けたケーシング27,28は蛇行配
置されていて、その弾性復帰力によって確実に保持され
ているため、ケーシング27,28のガタつきを防止す
ることができる。また、ケーシング27,28の素材と
して樹脂が採用されているため、軽量化を図ることがで
きる。
0の駆動力をシュー部材23,24に伝達する駆動力伝
達部材として樹脂製の平歯ラックベルト25,26が採
用されていて、駆動機構30として平歯ラックベルト2
5,26の歯部25a,26aと噛合する平歯歯車31
とこれを回転駆動するモータ32を備えるものが採用さ
れている。このため、モータ32の回転を平歯歯車31
から平歯ラックベルト25,26に効率よく伝達するこ
とができ、モータ32の小型・軽量化を図ることができ
る。
ネル18とともに前後動するシュー部材23,24と平
歯ラックベルト25,26の後端部とをガイドレール1
4,15にそれぞれ摺動自在に組付けるとともに、シュ
ー部材23,24に設けた側方に延びる5個の係合爪
(図8および図9の係合爪23a参照)を平歯ラックベ
ルト25,26の後端部に設けた左右方向に貫通する5
個の係合孔(図8および図9の係合孔25b参照)に嵌
合してシュー部材23,24と平歯ラックベルト25,
26を連結している。
側方に延びる係合爪(23a)を平歯ラックベルト2
5,26の後端部に設けた左右方向に貫通する係合孔
(25a)に単に嵌合して連結することで、シュー部材
23,24と平歯ラックベルト25,26を容易かつ的
確に連結することができる。しかも、シュー部材23,
24の係合爪(23a)と平歯ラックベルト25,26
の係合孔(25a)は、簡単な加工または成形によって
容易に形成できて、安価に実施することができる。
16に平歯歯車31の上方を覆うカバー16hが一体的
に形成されていて、このカバー16hにギヤハウジング
33が2本のねじ34,35によって組付けられてい
て、この際に各ケーシング27,28(ギヤハウジング
33を中央として二分割されている)の中央連結部が挟
み込まれて支持されるようになっている。このため、部
品数の低減を図って低コスト・軽量化を図ることができ
る。
のフロント辺における樋部13aが車両のルーフパネル
11側に設けられていて、この樋部13aに落ちた水が
ハウジング16の左右両端部に形成した樋部16i,1
6jに導かれて、ハウジング16に組付けたドレンパイ
プ36,37を通して排出されるように構成されてい
る。また、ルーフパネル11側の樋部13aには、開口
に向けて水平に延びるフランジ部13bが形成されてい
て、このフランジ部13bに内装天井11aが固定され
るように構成されている。このため、ハウジング16の
必要強度を低く設定することができるとともに、ハウジ
ング16を小型化できて、ハウジング16の低コスト化
を図ることができる。
実施形態を示す平面図である。
省略した断面図である。
省略した断面図である。
省略した断面図である。
ける前方構成の分解斜視図である。
面図である。
平面図である。
ルトの後端部を示す分解斜視図である。
示す平面図である。
ドレール、16…ハウジング、16a〜16g…係止
部、17…サポート、18…スライドパネル、21,2
2…リンク部材、23,24…シュー部材、23a…係
合爪、25,26…平歯ラックベルト(駆動力伝達部
材)、25a…係合孔、27,28…ケーシング、30
…駆動機構、31…平歯歯車、32…モータ、33…ギ
ヤハウジング。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のルーフに形成された開口部の少な
くとも前縁に沿って配設されたハウジングと、このハウ
ジングに沿って配設されたケーシングと、このケーシン
グ内に摺動自在に組付けられてガイドされ駆動機構によ
り駆動される駆動力伝達部材と、この駆動力伝達部材に
連結されて同駆動力伝達部材の摺動動作によって前記開
口部を開閉するように可動するスライドパネルとを備え
たスライディングルーフ装置において、前記ケーシング
を可撓性素材にて形成するとともに、前記ハウジングに
上下および前後の少なくとも一方にて変位する複数の係
止部を設けて、これら係止部に前記ケーシングを係合固
定して蛇行配置したことを特徴とするスライディングル
ーフ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスライディングルーフ
装置において、前記駆動力伝達部材として樹脂製の平歯
ラックベルトを採用したことを特徴とするスライディン
グルーフ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のスライディングルーフ
装置において、前記スライドパネルとともに前後動する
シュー部材と前記平歯ラックベルトの端部とを前記開口
部の側縁に沿って前後方向に配設されるガイドレールに
それぞれ摺動自在に組付けるとともに、前記シュー部材
に設けた係合爪を前記平歯ラックベルトの端部に設けた
係合孔に嵌合して前記シュー部材と前記平歯ラックベル
トを連結したことを特徴とするスライディングルーフ装
置。
Priority Applications (3)
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