JP2002151840A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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JP2002151840A
JP2002151840A JP2000348968A JP2000348968A JP2002151840A JP 2002151840 A JP2002151840 A JP 2002151840A JP 2000348968 A JP2000348968 A JP 2000348968A JP 2000348968 A JP2000348968 A JP 2000348968A JP 2002151840 A JP2002151840 A JP 2002151840A
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plate
resin sheet
wiring board
base substrate
printed wiring
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JP2000348968A
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Shuji Maeda
修二 前田
Daisuke Kanetani
大介 金谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路を形成したベ−ス基板上に樹脂シ−トを
重ねて絶縁層を密着形成するプリント配線板の製造方法
にあって、絶縁層の厚みのばらつきを少なくすることが
できるプリント配線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ベ−ス基板2に樹脂シ−ト3を重ねた積
層体1を長尺のキャリアシート5上に載置して真空成形
機31に導入し、この積層体1を減圧下でプレ−ト板4
により上下から加熱加圧して、ベ−ス基板2上に絶縁層
3aを密着形成する。上記ベ−ス基板2、樹脂シ−ト
3、プレ−ト板4の外形寸法が樹脂シ−ト3、プレ−ト
板4、ベ−ス基板2の順に大きいものを用い、上記加熱
加圧の際に、上記樹脂シ−ト3の外周縁はプレ−ト板4
の内側に配置し、上記ベ−ス基板2の外周縁はプレ−ト
板4よりはみ出した状態で配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
製造方法に関し、具体的には、ビルドアップ方式で行う
多層のプリント配線板にあって、回路を形成したベ−ス
基板上に樹脂シ−トを重ねて絶縁層を密着形成するプリ
ント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、電気機器に用いられる多層の
プリント配線板は、回路を形成したベ−ス基板面に、基
材に樹脂を含浸し半硬化したプリプレグを重ね、その外
側に回路基板、または、銅箔を重ね、加熱加圧すること
により製造する。近年、高密度化、小型化、薄型化の要
求に伴って、プリプレグに代わり、エポキシ樹脂等の樹
脂のみで絶縁層を形成するビルドアップ方式が採用され
ている。このビルドアップ方式による樹脂層の形成は、
例えば、ベ−ス基板上に液状の絶縁材料を塗工または印
刷した後、乾燥硬化する方法、または、ベ−ス基板上に
絶縁材料からなる半硬化状の樹脂シ−トを重ね、真空成
形して密着する方法が挙げられる。液状の絶縁材料を塗
工または印刷する方法は、絶縁材料の塗工又は印刷作業
が煩雑なため、品質の安定や生産効率の点で工業的に不
十分な状況である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、半硬化状の樹脂
シ−トを重ねて真空成形する方法は、ベ−ス基板に樹脂
シ−トを重ねた積層体を上下からキャリアフィルムに挟
んでキャリアフィルム内を真空引きして密着させてい
る。この方法では、ベ−ス基板と絶縁層の密着性向上、
絶縁層に空隙が生じることのない充填性向上、及び、絶
縁層表面の平滑性が求められており、この改善として上
記積層体を減圧下でプレ−ト板で上下から加熱加圧する
方法が提案されている。
【0004】上記積層体をプレ−ト板で上下から加熱加
圧した場合、樹脂シ−トが溶融してベ−ス基板上を流れ
るため、絶縁層の厚みのばらつきが大きくなり易く、絶
縁層の厚み精度の向上が求められている。また、樹脂が
流出することは、ベ−ス基板に形成されているガイド穴
を埋めてしまったり、ベ−ス基板の端部がこの流れた樹
脂で汚れる恐れがある。ベ−ス基板上に樹脂シ−トを重
ねるビルドアップ方式では、これらの改善が望まれてい
る。この対策として、最適な加熱加圧の製造条件を見出
しながら設定しているが、溶融した樹脂の流れは、シー
トの膜厚、ベ−ス基板に形成された回路の占有率、回路
のピッチ、回路の厚み等に依存するため、細かく製造条
件を設定しなければならず、非常に煩雑で困難なもので
ある。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、回路を形成したベ−ス基
板上に樹脂シ−トを重ねて絶縁層を密着形成するプリン
ト配線板の製造方法にあって、絶縁層の厚みのばらつき
を少なくすることができるプリント配線板の製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意研究を重ねた結果、加熱加圧した際
に、溶融した樹脂シートの樹脂が流れる区域を広げない
ために、上記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の外
形寸法を特定し、これらベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ
−ト板が配置される形状を特定することで、絶縁層の厚
みのばらつきを少なくすることができることを見出し、
本発明の完成に至ったものである。
【0007】請求項1記載のプリント配線板の製造方法
は、回路を形成したベ−ス基板に半硬化状の樹脂シ−ト
を重ねた積層体を長尺のキャリアシート上に載置して真
空成形機に導入し、この積層体を減圧下でプレ−ト板に
より上下から加熱加圧して、上記ベ−ス基板上に絶縁層
を密着形成するプリント配線板の製造方法において、上
記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の外形寸法が樹
脂シ−ト、プレ−ト板、ベ−ス基板の順に大きいものを
用い、上記加熱加圧の際に、上記樹脂シ−トの外周縁は
プレ−ト板の内側に配置し、上記ベ−ス基板の外周縁は
プレ−ト板よりはみ出した状態で配置することを特徴と
する。上記によって、加熱加圧の際に、上記弾性膜体が
ベ−ス基板とプレ−ト板の外周縁に密着して樹脂シ−ト
の溶融した樹脂がプレ−ト板の外周縁よりも広範囲に流
出することを防止することができるものである。
【0008】請求項2記載のプリント配線板の製造方法
は、回路を形成したベ−ス基板に半硬化状の樹脂シ−ト
を重ねた積層体を長尺のキャリアシート上に載置して真
空成形機に導入し、この積層体を減圧下でプレ−ト板に
より上下から加熱加圧して、上記ベ−ス基板上に絶縁層
を密着形成するプリント配線板の製造方法において、上
記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の外形寸法がプ
レ−ト板とベ−ス基板は略等しく、樹脂シ−トはプレ−
ト板とベ−ス基板より小さいものを用い、上記加熱加圧
の際に、上記樹脂シ−トの外周縁はプレ−ト板の内側に
配置し、上記ベ−ス基板の外周縁はプレ−ト板の外周縁
と重なるように配置することを特徴とする。上記によっ
て、加熱加圧の際に、上記弾性膜体がベ−ス基板とプレ
−ト板の外周縁に密着して樹脂シ−トの溶融した樹脂が
プレ−ト板の外周縁よりも広範囲に流出することを防止
することができるものである。
【0009】請求項3記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項1又は請求項2記載のプリント配線板の製造
方法において、プレ−ト板は、樹脂シ−トより外側に配
置される周縁部にわたって凸条部を形成してなることを
特徴とする。上記によって、弾性膜体がベ−ス基板やプ
レ−ト板の外周縁との密着程度が不十分な場合であって
も、樹脂シ−トの溶融した樹脂がプレ−ト板の凸条部よ
り外側に流出することを抑制するので、樹脂が広範囲に
流出することを防止できるものである。
【0010】請求項4記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項3記載のプリント配線板の製造方法におい
て、凸条部は、シリコ−ンゴムで形成したものであるこ
とを特徴とする。上記によって、凸条部の先端がキャリ
アシートを介して、ベ−ス基板の表面と密着するように
し易く、より樹脂の流出を防止できるものである。
【0011】請求項5記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項1乃至請求項4いずれか記載のプリント配線
板の製造方法において、プレ−ト板は、樹脂シ−トの内
側に配置されるところに突起片を備え、この突起片で加
圧して絶縁層に薄厚個所を形成することを特徴とする。
上記によって、後工程でプリント配線板に各種加工を施
す場合に、その基準となる基準位置の絶縁層を薄くして
おくことで、その基準位置を容易に視認することができ
るものである。
【0012】請求項6記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項5記載のプリント配線板の製造方法におい
て、絶縁層に形成する薄厚個所は、上記ベ−ス基板の基
準マークが配置される個所であることを特徴とする。上
記によって、後工程でプリント配線板にレーザー照射、
ドリル加工等を施す場合に、その基準となる基準マーク
を容易に視認することができるものである。
【0013】請求項7記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項1乃至請求項6いずれか記載のプリント配線
板の製造方法において、プレ−ト板は、樹脂シ−トの外
側に配置されるところに突起物を備え、上記加熱加圧の
際に、この突起物がベ−ス基板に形成した位置決め用ガ
イド穴の内に挿入されることを特徴とする。上記によっ
て、位置決め用ガイド穴に樹脂が流入することを防止す
るものである。
【0014】請求項8記載のプリント配線板の製造方法
は、請求項1乃至請求項7いずれか記載のプリント配線
板の製造方法において、上記真空成形機に導入した積層
体を、一対のキャリアシートで上下より挟んで加熱加圧
した後に、この一対のキャリアシートに内包された積層
体をプレ−ト板より離脱し、長尺のキャリアシートを引
き出してこの積層体を真空成形機より搬出することを特
徴とする。上記によって、積層体を加熱加圧するため
に、連続して積層体を真空成形機に導入、及び、真空成
形機から搬出することができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜4は、請求項1、8に係る
発明に対応する実施の形態の一例を示し、図1は加熱加
圧前の状態を説明する断面図、図2は加熱加圧中の状態
を説明する断面図、図3は成形装置の全体を説明する概
略図、図4はベ−ス基板と樹脂シ−トの配置を説明した
断面図である。
【0016】本発明の対象となるプリント配線板は、い
わゆる、ビルドアップ方式で行う多層のプリント配線板
である。本発明は、図4に示すように、回路8を形成し
たベ−ス基板2上に樹脂シ−ト3を重ね、加熱加圧して
ベ−ス基板2上に絶縁層を密着形成する製造方法であ
る。
【0017】上記ベ−ス基板2は、エポキシ樹脂ガラス
基材等の絶縁基板15の表面に回路8を形成したもので
あり、ベ−ス基板2の端部には必要に応じて、回路形成
工程で利用される位置決め用のガイド穴9が設けてあ
る。また、上記樹脂シ−ト3は、エポキシ樹脂等の熱硬
化製樹脂を半硬化状態(Bステージ)としてシート状に
したものが用いられる。上記樹脂シ−ト3は、ベ−ス基
板2において、回路形成に必要な範囲に対応する寸法に
形成してある。
【0018】本発明に用いられる真空成形機31につい
て説明する。上記真空成形機31は、図1に示すよう
に、固定された上熱盤12と、上下に可動する下熱盤1
1を備え、下熱盤11は、真空引き用凹部14が形成され
ている。上記下熱盤11は、上記真空引き用凹部14を囲
むようにパッキン13が設けてある。上記真空成形機3
1は、下熱盤11を可動して型締めした際に、上記真空
引き用凹部14が密封されるようにしてある。上記真空成
形機31は、下熱盤11を覆うように配置したダイヤフ
ラム構造からなる弾性膜体7が設けられている。上記弾
性膜体7としては、クロロプレンゴム、シリコン系ゴ
ム、フッ素系樹脂等の軟質のゴム状弾性体のシートが挙
げられる。
【0019】上記真空成形機31は、上熱盤12の中央
部に表面が平滑なプレ−ト板4が接着等で取りつけてあ
り、これと対向する下熱盤11の中央に弾性膜体7を介
して、同様のプレ−ト板4が接着等で取りつけてある。
上記プレ−ト板4は、ステンレス板等鏡面金属板を用い
ることができる。
【0020】本発明の製造方法においては、ベ−ス基板
2に樹脂シ−ト3を重ねて構成した積層体1が、長尺の
キャリアシート5上に載置した状態で真空成形機31に
導入される。また、真空成形機31に導入される積層体
1の上側に、同様の長尺のキャリアシート6が配置され
る。上記キャリアシート5、6としては、加熱加圧した
後にプレ−ト板4と絶縁層を剥離する際の作業性から、
ポリエチレンテレフタラート(PET)等のフィルムを
用いることができる。
【0021】上記製造方法においては、図2に示すよう
に、下熱盤11を可動して型締めすると、弾性膜体7と
下熱盤11との間に空気が導入され、弾性膜体7が積層
体1、及び、上下のプレ−ト板4の外周縁を覆い、密封
状態を形成する。上記上熱盤12と下熱盤11は、ヒー
タ等の発熱体を内蔵しており、プレ−ト板4を介して上
記積層体1を加熱する。上記加熱温度は、ベ−ス基板2
に接した樹脂シ−ト3の樹脂が溶融する程度の温度がよ
く、例えば、110〜130℃程度が好適であり、加圧
時間は、ベ−ス基板2に樹脂シ−ト3が密着すればよ
く、例えば50〜90秒程度でよい。また、樹脂シ−ト
3は、真空成形機31より取り出した後に、さらに、例
えば160〜180℃程度に加熱して、より硬化が進行
した状態(BとCステージの間)に絶縁層を形成する。
なお、上記プリント配線板にあっては、後工程で、この
絶縁層の表面に回路をパターニングによって、多層のプ
リント配線板が作製されるものである。また、この回路
のパターニング、及びそれに伴う加熱によって絶縁層の
樹脂は、完全硬化(Cステージ)するものである。
【0022】上記製造方法においては、図1に示すよう
に、上記ベ−ス基板2、樹脂シ−ト3、プレ−ト板4
は、樹脂シ−ト3の外形寸法L1、プレ−ト板4の外形
寸法L2、ベ−ス基板2の外形寸法L3の順に大きいもの
を用いるものである。・L1<L2<L3さらに、上記製
造方法は、上記樹脂シ−ト3の外周縁はプレ−ト板4の
外形より内側になるように配置し、上記ベ−ス基板1の
外周縁はプレ−ト板4の外形よりはみ出した状態となる
ように配置して、加熱加圧するものである。
【0023】上記製造方法は、上記ベ−ス基板2、樹脂
シ−ト3、プレ−ト板4をこのように配置することによ
って、加熱加圧の際に、上記弾性膜体7がベ−ス基板2
とプレ−ト板4の外周縁に密着して樹脂シ−ト3の溶融
した樹脂がプレ−ト板4の外周縁よりも広範囲に流出す
ることを防止することができるものである。その結果、
上記製造方法は、樹脂シ−ト3の樹脂が流出する区域を
制限するので、広範囲に樹脂が流出しないため、絶縁層
の厚みのばらつきを少なくすることができるものであ
る。
【0024】また、上記製造方法は、ベ−ス基板2のガ
イド穴9が、プレ−ト板4の外周縁より外側に形成して
おくと、樹脂シ−ト3の流出する樹脂でガイド穴9が埋
もれることを防止できるので、好ましい。
【0025】次に、本発明を実施するに使用する成形装
置の一例を図3に基づいて説明する。上記成形装置は、
真空成形機31の前工程にセットテーブル33を備え、
このセットテーブル33でロール状に巻かれたキャリア
シート5に上記積層体1が載置される。また、上記成形
装置は、セットテーブル33の上側にも、ロール状に巻
かれたキャリアシート6を備える。上記成形装置は、真
空成形機31の後工程に上記キャリアシート5、6を巻
き取る巻き取り装置34、35を備え、巻き取り装置3
4、35をモータ等で稼動させることによって、上記キ
ャリアシート5、6を真空成形機31に導入、及び、搬
出することができる。上記製造方法にあっては、上記真
空成形機31に導入した積層体1は、加熱加圧されるこ
とで、積層体1が一体化すると共に、上下より一対のキ
ャリアシート5、6に内包された状態となる。上記成形
装置は、真空成形機31の後工程側の近傍でキャリアシ
ート6の上側に、キャリアシート離脱機32を備える。
上記キャリアシート離脱機32は、上下に可逆的に移動
するエアーシリンダ等を備え、加熱加圧後に上側よりキ
ャリアシート6の幅方向の複数個所を押圧することで、
キャリアシート6を上熱盤12から離脱するものであ
る。その後、上記成形装置は、巻き取り装置34、35
を稼動して一対のキャリアシート5、6に内包された積
層体1aを真空成形機31より搬出するものである。上
記成形装置は、巻き取り装置34、35、真空成形機3
1、及び、キャリアシート離脱機32の稼動、及び、セ
ットテーブル33で積層体1の載置を自動的に行うよう
に設定することによって、連続的に積層体1を加熱加圧
することができる。その結果、上記成形装置は、生産効
率の向上が可能となるものである。
【0026】なお、上記樹脂シ−ト3は、その取り扱い
の便宜性から、樹脂シ−ト3外形よりやや大きめのポリ
エチレンテレフタラート(PET)等の離型フィルムを
表面に付設した状態で搬送してもよい。また、ベ−ス基
板2に樹脂シ−ト3を積層する際、作業中に埃等の付着
を防止するために、樹脂シ−ト3は、プレ−ト板4側の
離型フィルム(図示せず)を付設したまま積層してもよ
い。
【0027】図5は、請求項2に係る発明に対応する実
施の形態の一例を示し、加熱加圧前の状態を説明する断
面図である。上記実施の形態と異なる個所のみ説明す
る。
【0028】上記製造方法においては、図5に示すよう
に、上記ベ−ス基板2、樹脂シ−ト3、プレ−ト板4
は、プレ−ト板4の外形寸法L2とベ−ス基板2の外形
寸法L3が略等しく、樹脂シ−ト3の外形寸法L1がプレ
−ト板4の外形寸法L2とベ−ス基板2の外形寸法L3
り小さいものを用いる。・L1<L2=L3さらに、上記
製造方法は、上記樹脂シ−ト3の外周縁はプレ−ト板4
の外形より内側になるように配置し、上記ベ−ス基板1
の外周縁はプレ−ト板4の外周縁と重なるように配置し
て、加熱加圧するものである。
【0029】上記製造方法は、上記ベ−ス基板2、樹脂
シ−ト3、プレ−ト板4をこのように配置することによ
って、加熱加圧の際に、上記弾性膜体7がベ−ス基板2
とプレ−ト板4の外周縁に密着して樹脂シ−ト3の溶融
した樹脂がプレ−ト板4の外周縁よりも広範囲に流出す
ることを防止することができるものである。その結果、
上記製造方法は、樹脂シ−ト3の流出する樹脂が流出す
る区域を制限するので、広範囲に樹脂が流出しないため
絶縁層の厚みのばらつきを少なくすることができるもの
である。
【0030】図6、7は、請求項3、4に係る発明に対
応する実施の形態の一例を示し、図6は加熱加圧前の状
態を説明する断面図、図7は加熱加圧後のプリント配線
板を説明した断面図である。上記実施の形態と異なる個
所のみ説明する。
【0031】上記製造方法に用いられるプレ−ト板4
は、樹脂シ−ト3より外側に配置される周縁部にわたっ
て凸条部21が形成されている。上記凸条部21は、加
熱加圧の際に、樹脂シ−ト3の溶融した樹脂がプレ−ト
板4の凸条部21より外側に流出することを抑制するも
のである。上記凸条部21は、その高さが絶縁層以下で
あり、より好ましくは、上記凸条部21の先端23がキ
ャリアシート5、6を介して、ベ−ス基板2の表面に密
着することである。上記凸条部21の材料としては、ベ
−ス基板2の表面との密着性を高めるため、例えば、シ
リコ−ンゴム等の弾性材料が好適である。上記製造方法
は、上記弾性膜体7がベ−ス基板2やプレ−ト板4の外
周縁との密着程度が不十分な場合であっても、樹脂シ−
ト3の溶融した樹脂が広範囲に流出することを防止する
ことができる。上記製造方法で作製したプリント配線板
は、図7に示すように凸条部21の先端23がキャリア
シート5、6を介してベ−ス基板2の表面個所24に接
するので、凸条部21で樹脂の流出が抑えられるもので
ある。その結果、上記製造方法は、プリント配線板にお
ける絶縁層3aの厚みのばらつきを少なくすることがで
きる。
【0032】図8、9は、請求項5、6に係る発明に対
応する実施の形態の一例を示し、図8は加熱加圧前の状
態を説明する断面図、図9は加熱加圧後のプリント配線
板を説明した断面図である。上述の実施の形態と異なる
個所のみ説明する。
【0033】上記製造方法に用いられるプレ−ト板4
は、樹脂シ−ト3の内側であって、上記ベ−ス基板2の
基準マークとなるマーク回路8aが配置される個所に突
起片25を備えている。上記製造方法で作製したプリン
ト配線板は、図9に示すように、上記突起片25が、マ
ーク回路8aが配置される個所19の絶縁層3aを薄厚
とするものである。上記突起片25は、その高さが絶縁
層3a以下である。上記製造方法は、マーク回路8aが
配置される個所19の絶縁層3aを薄厚とするので、後
工程でプリント配線板にレーザー照射、ドリル加工等を
施す場合に、その基準となるマーク回路8aを容易に視
認することができるものである。
【0034】また、上記突起片25は、プレ−ト板4に
500μm程度のざぐり穴を開け、この穴にピンを挿入
する等の方法で形成する。
【0035】図10、11は、請求項7に係る発明に対
応する実施の形態の一例を示し、図10は加熱加圧前の
状態を説明する断面図、図11は加熱加圧後のプリント
配線板を説明した断面図である。上述の実施の形態と異
なる個所のみ説明する。
【0036】上記製造方法に用いられるプレ−ト板4
は、樹脂シ−ト3の外側であって、上記ベ−ス基板2の
位置決め用ガイド穴9が配置される個所に突起物22を
備えている。そして、加熱加圧の際に、この突起物22
は、位置決め用ガイド穴9の内に挿入される。上記製造
方法で作製したプリント配線板は、図11に示すよう
に、突起物22で位置決め用ガイド穴9に樹脂シ−ト3
の樹脂が流入することを防止するものである。上記突起
物22は、その高さが絶縁層3a以上である。上記製造
方法は、位置決め用ガイド穴9に樹脂が流入することを
防止するので、後工程でプリント配線板にドリル加工等
を施す場合に、位置決め用ガイド穴9を容易に視認する
ことができるものである。
【0037】なお、上記突起物22は、プレ−ト板4に
500μm程度のざぐり穴を開け、この穴にピンを挿入
する等の方法で形成する。
【0038】また、図12、13に他の実施の形態とし
て、上記プレ−ト板4が、ベ−ス基板2の基準マークと
なるマーク回路8aが配置される個所に突起片25を、
位置決め用ガイド穴9が配置される個所に突起物22を
備えたものを示した。図12は加熱加圧前の状態を説明
する断面図、図13は加熱加圧後のプリント配線板を説
明した断面図である。なお、この実施の形態は、プレ−
ト板4の外形寸法L2とベ−ス基板2の外形寸法L3が略
等しい場合の実施の形態を示すものである。上記製造方
法で作製したプリント配線板は、図13に示すように、
突起物22で位置決め用ガイド穴9に樹脂シ−ト3の樹
脂が流入することを防止すると共に、突起片25で、マ
ーク回路8aが配置される個所19の絶縁層3aを薄厚
とする。これによって、後工程でプリント配線板にレー
ザー照射、ドリル加工等を施す場合に、その基準となる
マーク回路8a及び位置決め用ガイド穴9を容易に視認
することができるものである。
【0039】
【実施例】本発明の効果を確認するため、以下の実施例
及び比較例を行い、絶縁層厚み、樹脂流出状態を評価し
た。
【0040】(実施例1)ベ−ス基板として外形寸法
(L3×L3)が280×280mm、厚み0.8mmの
基板(松下電工株式会社製:R−1705)を用い、そ
の表裏面に試験用回路を形成した。樹脂シートとして外
形寸法(L1×L1)が250×250mm、厚み0.0
7mmの熱硬化性エポキシ樹脂のシート(味の素株式会
社製、ABF−SH)を用いた。また、プレ−ト板は、
外形寸法(L2×L2)が270×270mm、厚み1.
5mmのステンレス板を用い、キャリアシートは、厚み
0.1mmのポリエチレンテレフタラート(PET)の
フィルムを用いた。
【0041】図1に示すようにして、上記ベ−ス基板の
上下に樹脂シートを重ねた積層体をキャリアシート上に
載置して真空成形機(株式会社名機製作所製、MVLP
−500/600)に導入した。加熱加圧の条件は、以
下の通りで行った。下熱盤を可動して型締めした後に、
真空引き時間が30秒、真空度が400Pa(3tor
r)、上熱盤と下熱盤の温度が120℃、圧力が0.2
MPa、加圧時間が60秒の条件で行った。その後、真
空成形機よりプリント配線板を搬出し、170℃で30
分間過熱して、ベース基板の表面に絶縁層を形成した。
【0042】(実施例2)プレ−ト板は、外形寸法(L
2×L2)が270×270mm、厚み1.5mmのステ
ンレス板を用い、この260×260mmの周縁部にわ
たって、高さが0.07mmのシリコ−ンゴムからなる
凸条部を形成した。
【0043】ベ−ス基板として外形寸法(L3×L3)が
280×280mm、厚み0.8mmの基板(松下電工
株式会社製:R−1705)を用い、その表裏面に試験
用回路を形成した。樹脂シートとして外形寸法(L1×
1)が250×250mm、厚み0.07mmの熱硬
化性エポキシ樹脂のシート(味の素株式会社製、ABF
−SH)を用い、キャリアシートは、厚み0.1mmの
ポリエチレンテレフタラート(PET)のフィルムを用
いた。
【0044】図6に示すようにして、上記ベ−ス基板の
上下に樹脂シートを重ねた積層体をキャリアシート上に
載置して真空成形機(株式会社名機製作所製、MVLP
−500/600)に導入した。その後は、実施例1と
同様の加熱加圧条件で行い、ベース基板の表面に絶縁層
を形成した。
【0045】(実施例3)プレ−ト板の外形寸法L2
ベ−ス基板の外形寸法L3が等しいものを用いた。ベ−
ス基板として外形寸法(L3×L3)が270×270m
m、厚み0.8mmの基板(松下電工株式会社製:R−
1705)を用い、その表裏面に試験用回路を形成し
た。樹脂シートとして外形寸法(L1×L1)が250×
250mm、厚み0.07mmの熱硬化性エポキシ樹脂
のシート(味の素株式会社製、ABF−SH)を用い
た。また、プレ−ト板は、外形寸法(L2×L2)が27
0×270mm、厚み1.5mmのステンレス板を用
い、キャリアシートは、厚み0.1mmのポリエチレン
テレフタラート(PET)のフィルムを用いた。
【0046】図5に示すようにして、上記ベ−ス基板の
上下に樹脂シートを重ねた積層体をキャリアシート上に
載置して真空成形機(株式会社名機製作所製、MVLP
−500/600)に導入した。その後は、実施例1と
同様の加熱加圧条件で行い、ベース基板の表面に絶縁層
を形成した。
【0047】(実施例4)プレ−ト板は、外形寸法(L
2×L2)が265×265mm、厚み1.5mmのステ
ンレス板を用い、ベ−ス基板の基準マークが配置される
個所に高さが0.6mmのピンからなる突起片を、位置
決め用ガイド穴が配置される個所に高さが0.9mmの
ピンからなる突起片を備えているものを用いた。
【0048】ベ−ス基板として外形寸法(L3×L3)が
265×265mm、厚み0.8mmの基板(松下電工
株式会社製:R−1705)を用い、その表裏面に試験
用回路を形成した。樹脂シートとして外形寸法(L1×
1)が250×250mm、厚み0.07mmの熱硬
化性エポキシ樹脂のシート(味の素株式会社製、ABF
−SH)を用い、キャリアシートは、厚み0.1mmの
ポリエチレンテレフタラート(PET)のフィルムを用
いた。
【0049】図12に示すようにして、上記ベ−ス基板
の上下に樹脂シートを重ねた積層体をキャリアシート上
に載置して真空成形機(株式会社名機製作所製、MVL
P−500/600)に導入した。その後は、実施例1
と同様の加熱加圧条件で行い、ベース基板の表面に絶縁
層を形成した。
【0050】(比較例1)ベ−ス基板として外形寸法
(L3×L3)が245×245mm、厚み0.8mmの
基板(松下電工株式会社製:R−1705)を用い、そ
の表裏面に試験用回路を形成した。樹脂シートとして外
形寸法(L1×L1)が250×250mm、厚み0.0
7mmの熱硬化性エポキシ樹脂のシート(味の素株式会
社製、ABF−SH)を用いた。また、プレ−ト板は、
外形寸法(L2×L2)が240×240mm、厚み1.
5mmのステンレス板を用い、キャリアシートは、厚み
0.1mmのポリエチレンテレフタラート(PET)の
フィルムを用いた。
【0051】外側から樹脂シート、ベ−ス基板、プレ−
ト板の順に外縁がなるように配置し、真空成形機(株式
会社名機製作所製、MVLP−500/600)に導入
した。その後は、実施例1と同様の条件で加熱加圧し
て、ベース基板の表面に絶縁層を形成した。
【0052】(比較例2)ベ−ス基板として外形寸法
(L3×L3)が250×250mm、厚み0.8mmの
基板(松下電工株式会社製:R−1705)を用い、そ
の表裏面に試験用回路を形成した。樹脂シートとして外
形寸法(L1×L1)が250×250mm、厚み0.0
7mmの熱硬化性エポキシ樹脂のシート(味の素株式会
社製、ABF−SH)を用いた。また、プレ−ト板は、
外形寸法(L2×L2)が250×250mm、厚み1.
5mmのステンレス板を用い、キャリアシートは、厚み
0.1mmのポリエチレンテレフタラート(PET)の
フィルムを用いた。
【0053】ベ−ス基板、樹脂シート、プレ−ト板が略
同じ位置で重なるように配置し、真空成形機(株式会社
名機製作所製、MVLP−500/600)に導入し
た。その後は、実施例1と同様の加熱加圧条件で行い、
ベース基板の表面に絶縁層を形成した。
【0054】(評価)得られたプリント配線板の絶縁層
厚み、及び、樹脂流出状態を評価した。絶縁層厚みは、
回路が形成されている18箇所を測定しその平均値と標
準偏差を計算した。樹脂流出は、樹脂シートから流出し
た長さ、及び、プリント配線板の剥離作業性が良好か困
難かで判定した。結果は、表1に示すとおり、実施例は
いずれも、絶縁層厚みの標準偏差が比較例に比べて少な
く、厚さのばらつきが少ないことが、確認された。ま
た、比較例1及び比較例2は、絶縁層が、ベース基板の
端部及びキャリアシートと密着して剥離が困難であっ
た。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のプリント配線板
の製造方法は、ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の
外形寸法が樹脂シ−ト、プレ−ト板、ベ−ス基板の順に
大きいものを用い、上記加熱加圧の際に、上記樹脂シ−
トの外周縁はプレ−ト板の内側に配置し、上記ベ−ス基
板の外周縁はプレ−ト板よりはみ出した状態で配置する
ので、プリント配線板の絶縁層の厚みのばらつきを少な
くすることができる。
【0057】本発明の請求項2記載のプリント配線板の
製造方法は、上記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板
の外形寸法がプレ−ト板とベ−ス基板は略等しく、樹脂
シ−トはプレ−ト板とベ−ス基板より小さいものを用
い、上記加熱加圧の際に、上記樹脂シ−トの外周縁はプ
レ−ト板の内側に配置し、上記ベ−ス基板の外周縁はプ
レ−ト板の外周縁と重なるように配置するので、プリン
ト配線板の絶縁層の厚みのばらつきを少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、加熱加圧前
の状態を説明する断面図である。
【図2】同上の加熱加圧中の状態を説明する断面図であ
る。
【図3】成形装置の全体を説明する概略図である。
【図4】ベ−ス基板と樹脂シ−トの配置を説明した断面
図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の一例を示し、加熱加
圧前の状態を説明する断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の一例を示し、加熱加
圧前の状態を説明する断面図である。
【図7】同上の加熱加圧後のプリント配線板を説明した
断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の一例を示し、加熱加
圧前の状態を説明する断面図である。
【図9】同上の加熱加圧後のプリント配線板を説明した
断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の一例を示し、加熱
加圧前の状態を説明する断面図である。
【図11】同上の加熱加圧後のプリント配線板を説明し
た断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の一例を示し、加熱
加圧前の状態を説明する断面図である。
【図13】同上の加熱加圧後のプリント配線板を説明し
た断面図である。
【符号の説明】
1 積層体 2 ベ−ス基板 3 樹脂シ−ト 4 プレ−ト板 5、6 キャリアシート 7 弾性膜体 9 位置決め用のガイド穴 11 下熱盤 12 上熱盤 21 凸条部 22 突起物 25 突起片 31 真空成形機 L1 樹脂シ−トの外形寸法 L2 プレ−ト板の外形寸法 L3 ベ−ス基板の外形寸法

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路を形成したベ−ス基板に半硬化状の
    樹脂シ−トを重ねた積層体を長尺のキャリアシート上に
    載置して真空成形機に導入し、この積層体を減圧下でプ
    レ−ト板により上下から加熱加圧して、上記ベ−ス基板
    上に絶縁層を密着形成するプリント配線板の製造方法に
    おいて、上記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の外
    形寸法が樹脂シ−ト、プレ−ト板、ベ−ス基板の順に大
    きいものを用い、上記加熱加圧の際に、上記樹脂シ−ト
    の外周縁はプレ−ト板の内側に配置し、上記ベ−ス基板
    の外周縁はプレ−ト板よりはみ出した状態で配置するこ
    とを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 回路を形成したベ−ス基板に半硬化状の
    樹脂シ−トを重ねた積層体を長尺のキャリアシート上に
    載置して真空成形機に導入し、この積層体を減圧下でプ
    レ−ト板により上下から加熱加圧して、上記ベ−ス基板
    上に絶縁層を密着形成するプリント配線板の製造方法に
    おいて、上記ベ−ス基板、樹脂シ−ト、プレ−ト板の外
    形寸法がプレ−ト板とベ−ス基板は略等しく、樹脂シ−
    トはプレ−ト板とベ−ス基板より小さいものを用い、上
    記加熱加圧の際に、上記樹脂シ−トの外周縁はプレ−ト
    板の内側に配置し、上記ベ−ス基板の外周縁はプレ−ト
    板の外周縁と重なるように配置することを特徴とするプ
    リント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のプレ−ト板
    は、樹脂シ−トより外側に配置される周縁部にわたって
    凸条部を形成してなることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の凸条部は、シリコ−ンゴムで
    形成したものであることを特徴とする請求項3記載のプ
    リント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載のプレ−ト板
    は、樹脂シ−トの内側に配置されるところに突起片を備
    え、この突起片で加圧して絶縁層に薄厚個所を形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の
    プリント配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の絶縁層に形成する薄厚個
    所は、上記ベ−ス基板の基準マークが配置される個所で
    あることを特徴とする請求項5記載のプリント配線板の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載のプレ−ト板
    は、樹脂シ−トの外側に配置されるところに突起物を備
    え、上記加熱加圧の際に、この突起物がベ−ス基板に形
    成した位置決め用ガイド穴の内に挿入されることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6いずれか記載のプリント配
    線板の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記真空成形機に導入した積層体を、一
    対のキャリアシートで上下より挟んで加熱加圧した後
    に、この一対のキャリアシートに内包された積層体をプ
    レ−ト板より離脱し、長尺のキャリアシートを引き出し
    てこの積層体を真空成形機より搬出することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7いずれか記載のプリント配線板
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093928A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Meiki Co Ltd 積層装置及び積層装置における積層材の搬送方法

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