JP2002149623A - マイクロコンピュータ - Google Patents
マイクロコンピュータInfo
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Abstract
的に保持することができると共に、ホスト側での識別情
報の照合を円滑に行うようにする。 【解決手段】マイクロコンピュータ10の供給者を特定
するためのベンダーIDを記憶するためのベンダーID
データ領域54をフラッシュROM50内に設け、US
Bの初期化時において、ベンダーIDデータ領域54か
ら読み出されたベンダーIDをUSBインターフェース
回路30を介して、パーソナルコンピュータ100に送
信する。
Description
ェース回路及びプログラム格納用メモリとしてEEPR
OMを内蔵したマイクロコンピュータに関するものであ
り、特にマイクロコンピュータの供給者を特定するため
の識別情報を有するマイクロコンピュータに関する。
て、周辺デバイスの拡張性の自由度を高めるために、U
SB(Universal Serial Bus)のサポートが始められて
いる。USBはユーザの利便性を考慮して考案されたシ
リアルインターフェース規格であって、キーボード、マ
ウス、カメラ、プリンタ、スキャナー、スピーカ等の様
々な周辺デバイスとパーソナルコンピュータ等との通信
に共通に使用できる。
ュータと周辺デバイスとの接続構成例を示す図である。
上位のパーソナルコンピュータ100とハブ101との
間はUSBケーブルで接続され、さらにハブ101の下
位には周辺デバイス102〜105が接続され得る。そ
して、パーソナルコンピュータ100によって周辺デバ
イス102〜105の管理が行われる仕組みになってい
る。このように、USBは多重スター型のネットワーク
構造の双方向通信可能なシリアルバスといえる。
が含まれる。その内訳は電源用2本と、データ信号用2
本である。データ信号は基本的には差動信号(D+,
D-)として扱われる。また、USBを利用したデータ
転送は、転送単位がフレームという概念で時間分割さ
れ、そのフレームを積み重ねていくことにより行う。1
つのフレームはSOF(Start Of Frame)パケットによ
り開始する。そして、ホストのパーソナルコンピュータ
は予めそのフレームの中にスケジューリングされたデー
タ転送要求トークン(キーボードやカメラからのデータ
入力要求や、音声データの出力要求)を順次送出するこ
とにより、複数の周辺デバイスとのデータ転送を並行し
て行う。
えば「Interface」(1997年1月号)、特開平11
−205412号公報等がある。
期化の過程において、ホスト側からデバイスを特定する
ために各デバイスに対してアドレスデータの割り付けが
行われると共に、デバイス側からは、デバイスの供給者
を特定するための識別情報(以下、ベンダーIDとい
う)をホスト側へ送信し、ホストにおいてベンダーID
の照合が行われる。このベンダーIDはUIF(USB Im
plemental Forum)という機関において登録、発行が行
われている。したがって、デバイス側でベンダーIDを
保持することが必要であったが、そのデバイスに最適な
保持方法について従来は十分検討がなされていなかっ
た。
の識別情報を効率的に保持すると共に、ホスト側のベン
ダーIDの照合を円滑に行えるようにしたマイクロコン
ピュータを提供することを目的とする。
ュータは、上述した課題を解決するために、ホストとマ
イクロコンピュータ間のデータ送受信のインターフェー
スを行うUSBインターフェース回路と、電気的に書き
換え及び読み出し可能なプログラム格納用の不揮発性メ
モリと、前記不揮発性メモリから読み出されるプログラ
ムを実行するCPUと、を備えたマイクロコンピュータ
であって、当該マイクロコンピュータの供給者を特定す
るための識別情報を記憶するための特定のメモリ領域を
前記不揮発性メモリ内に設け、USBの初期化時におい
て、前記特定のメモリ領域から読み出された前記識別情
報を前記USBインターフェース回路を介して、ホスト
に送信することを特徴とする。
情報を効率的に保持すると共に、ホスト側のベンダーI
Dの照合を円滑に行うことができる。
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形
態に係るマイクロコンピュータの構成を示すブロック図
である。
ット構成として説明する。マイクロコンピュータ10と
パーソナルコンピュータ100とは1対の差動信号線に
よって接続される。そして、USB差動信号(D+,
D-)はマイクロコンピュータ10の端子P1,P2を
介して入出力される。20は、端子P1,P2に接続さ
れた入出力回路であって、差動入力バッファ21、入力
バッファ22,23及び出力バッファ24,25から構
成されている。ここで、入力バッファ22,23はUS
B差動信号(D+,D-)の状態が(L,L)となる場合
を考慮して設けられている。
SBインターフェース回路30は、パーソナルコンピュ
ータ100との間のデータ送受信のインターフェースを
行うもので、特にデータ受信時は入出力回路20からの
USB差動信号(D+,D-)を受けて各種のデータ処理
を行う。USB差動信号(D+,D-)は、USB通信プ
ロトコルに従ったシリアルデータ信号である。
シリアルデータ信号から必要なデータを抽出する。この
時、USBインターフェース回路30は当該シリアルデ
ータ信号が如何なる転送フォーマットであるかを判別す
ると共に、エラー信号処理等を行う。またUSBインタ
ーフェース回路30は、上記データ処理が施されたシリ
アル信号をマイクロコンピュータ100が処理可能な所
定形式のパラレル信号(例えば8ビット構成)に変換す
る。
は、パラレル変換された8ビット×4=32ビットのプ
ログラムデータを一時記憶するテンポラリレジスタ31
及び制御レジスタ(不図示)を備えている。
100がホストとして管理すべき各種データがセットさ
れる。例えば、エニュミュレーションによるUSBの初
期化の中で、デバイスに割り付けられるアドレスデータ
がセットされる。
マイクロコンピュータ10からパーソナルコンピュータ
100へのデータ送信時には上記と全く逆のデータ処理
(パラレルデータからシリアルデータへの変換等)を行
っている。
30のテンポラリレジスタ31のデータから逐次転送さ
れる32ビット単位のプログラムデータを一時記憶する
ために利用される。そして、USBインターフェース回
路30とRAM40との間のデータ転送を行うために、
専用の32本の信号線が設けられている。RAM40に
蓄積されたプログラムデータが所定量(例えば128バ
イト)に達すると、128バイトのプログラムデータは
マイクロコンピュータ10のバス45を経由してフラッ
シュROM50へ転送される。
たプログラムデータをRAM40へ転送し、そのRAM
40内に記憶されたプログラムデータをUSBインター
フェース回路30のテンポラリレジスタ31へ転送する
ことも可能である。
ンピュータ100から大量のデータがデバイス側に送出
されるため、デバイス側には特別のデータバッファを設
けることが行われる。
ュータ10がデータメモリとして本来有しているRAM
40をUSB通信によるデータを一時記憶するために利
用するという構成を採ることでデータメモリの有効活用
を図っている点も特徴である。
ロック図である。USBインターフェース回路30から
はアドレス信号ADR1、CPU70からはアドレス信
号ADR2が出力され、アドレス選択回路80に入力さ
れる。アドレス選択回路80はアドレス信号ADR1,
ADR2のいずれかを選択してアドレス指定回路81に
入力する。
ドレスデコーダ41に入力され、アドレス信号ADR
1,ADR2のいずれかに応じて同一のデータ領域がア
クセス可能に構成されている。
タ領域42はアドレス信号ADR2が選択された場合は
CPU70がコントロールするデータメモリ領域として
利用可能であると共に、アドレス信号ADR1が選択さ
れた場合には、USBインターフェース回路30からの
プログラムデータ(32ビット単位)を一時記憶するた
めのデータメモリ領域としても利用可能である。すなわ
ち、RAM40のデータ領域は、CPU70とUSBイ
ンターフェース回路30の両方からアクセス可能であ
る。
ルコンピュータ100とのデータ送受信中については、
USBインターフェース回路30からのアドレス信号A
DR1を選択するように構成されている。これはパーソ
ナルコンピュータ100からのデータ転送が途中で中断
できないというUSBの特性に基づくものである。具体
的は、USBインターフェース回路30のテンポラリレ
ジスタ31がフル状態なったことを検知する信号に基づ
いて、マイクロコンピュータ10はウエイト(待機)状
態に自動的に設定される。
OMであり、USB制御プログラム(USBの初期化プ
ログラム及びプログラムデータの書き込み制御プログラ
ム)が予め書き込まれ、格納された第1のプログラム領
域53とパーソナルコンピュータ100からのプログラ
ムデータがRAM40を経由して書き込まれる第2のプ
ログラム領域52と、に分割されている。
してベンダーIDデータ領域54が設けられている。ベ
ンダーIDデータ領域54にはマイクロコンピュータの
供給者を特定するための識別情報が含まれている。な
お、ベンダーIDデータ領域54はフラッシュROMの
中であれば、どのアドレス領域に設けられていても良い
が、そのアドレスは特定されていなければならない。
出力はフラッシュROM50のアドレスデコーダ51に
印加されている。プログラムカウンタ60の出力値は後
に説明するようにUSB通信の状態に応じて、CPUか
らの命令により所定番地にジャンプする。
かのプログラムデータの書き込み時には、プログラムカ
ウンタ60は第1のプログラム領域53(書き込み制御
プログラム)の先頭アドレスである(FF00)番地に
ジャンプすると共に、プログラムデータの書き込み後
は、第2のプログラム領域52の先頭アドレスである
(0000)番地にジャンプする。そして、CPU70
は、フラッシュROM50から読み出されるプログラム
命令に従ってマイクロコンピュータ10の動作を実行す
る。
の動作例について図3のフローチャートを参照しながら
説明する。まず、最初のステップ200では、マイクロ
コンピュータ10がUSBケーブルに接続される。この
とき、USBケーブルの電源ラインによってマイクロコ
ンピュータ10に電源が投入されることにより、マイク
ロコンピュータ10がパワーオンリセットによりリセッ
トされる。
ムカウンタ60の値は、第1のプログラム領域53(書
き込み制御プログラム)の先頭アドレスである(FF0
0)番地へジャンプする。従って、その後マイクロコン
ピュータ10は当該書き込み制御プログラムに従って以
下の処理を実行する。
Bケーブルにマイクロコンピュータ10が接続される
と、マイクロコンピュータ10側に設けられたプルアッ
プ抵抗を介して、USB差動信号(D+,D-)が(L,
L)から例えば(H,L)へと変化する。パーソナルコ
ンピュータ100はこのUSB差動信号(D+,D-)の
変化により、マイクロコンピュータ100がUSBネッ
トワークに接続されたことを検知し、所定時間後にUS
Bバスリセット信号を発行する。ステップ202では、
このUSBバスリセット信号待ち状態である。
号を受信したか否かを判定するステップであり、NOと
判定された場合には待ち状態を維持する。YESと判定
されると、次のステップ204に進む。
(Enumeration)によるUSBの初期化を行う。ここ
で、エニュミュレーションとは、一般にマイクロコンピ
ュータ10とパーソナルコンピュータ100との間でU
SBデータの送受信を行うことが可能な環境設定を行う
ための一連のソフトウエア処理である。
処理は、パーソナルコンピュータ100の初期化と、パ
ーソナルコンピュータ100が支配するデバイスにアド
レスを割り付ける処理、及びベンダーIDの照合であ
る。ベンダーIDの照合(ステップ204A)におい
て、フラッシュROM50のベンダーIDデータ領域5
4からベンダーIDが読み出され、USBインターフェ
ース回路30を経由して、パーソナルコンピュータ10
0へ送信される。パーソナルコンピュータ100側で
は、そのベンダーIDが正規に登録されているものかど
うかを照合する。
ナルコンピュータ100が割り当てた特定のアドレスを
USBインターフェース回路30内の制御レジスタ(ア
ドレスレジスタ)内に記憶する。これにより、マイクロ
コンピュータ10は、USBの初期化後にパーソナルコ
ンピュータ100が送信して来たUSBパケット内のア
ドレスと上記アドレスレジスタ内のアドレスとを照合
し、それらが一致した場合にのみ送信されてきたUSB
データの処理を行う。
とが可能な環境設定が終了すると、ステップ205では
パーソナルコンピュータ100からフラッシュROMに
書き込むべきプログラムデータがUSB差動信号データ
(D+,D-)の形で入力されてくる。
差動信号データ(D+,D-)をUSBインターフェース
回路30によってデータ処理する。このデータ処理内容
は上述した通りであるが、シリアルデータ(8ビット×
4)を所定のパラレルデータ(32ビット)に変換する
のがその主な処理である。
ース回路30からRAM40へパラレル変換されたプロ
グラムデータが書き込まれる。そして、RAM40へ書
き込まれたプログラムデータ量が所定量(例えば128
バイト)に達すると、この所定量を単位としてRAM4
0からバス45を介してフラッシュROM50の第2の
プログラム領域52へ書き込みが開始される(ステップ
208)。これはフラッシュROM50が複数ブロック
に分割されており、128バイトをブロックとして構成
されていることによる。したがって、RAM40のデー
タの蓄積量はフラッシュROM50のブロック構成に応
じて適宜に選択可能である。
回路30からRAM40へパラレル変換されたプログラ
ムデータの書き込み動作と、RAM40からフラッシュ
ROM50への書き込み動作は並行して行われるため
に、高速書き込みが実現される。
Mへの書き込みが開始されるがこれには所定の時間を要
する。そこで、ステップ209ではマイクロコンピュー
タ10はソフト的にNACK状態にセットされる。これ
はUSBパケットのハンドシェイク・パケットの一種で
あって、ホストであるパーソナルコンピュータ100か
らのデータを受け付けることができないことを知らせる
ためにパーソナルコンピュータ100へ返される。
か否かを判定する。その判定結果がNOであれば、NA
CK状態を維持する。その判定結果がYESであれば、
ACK状態にセットされ、ACKはマイクロコンピュー
タ10側でデータを受け付け可能であることを知らせる
ためにパーソナルコンピュータ100へ返される。
ュROM50へのプログラムデータの書き込みが全て終
了したかを判定する。その判定結果がNOであれば、ス
テップ204へ戻り、残余のプログラムデータの書き込
みを続行する。ここで、プログラムデータの書き込みは
ブロック(ページ)単位(例えば128バイト)で行わ
れるため、全部のページが書き込まれるまでこの処理は
繰り返される。
カウンタ60の値は第2のプログラム領域52の先頭ア
ドレスである(0000)番地にジャンプする。
ソナルコンピュータ10から供給されたプログラムデー
タを読み出し、CPU70は解読されたプログラム命令
に基づいてマイクロコンピュータの動作を実行開始す
る。
コンピュータ100からマイクロコンピュータ10のフ
ラッシュROM50に対してプログラムデータを書き込
む場合について説明したが、フラッシュROM50に書
き込まれたプログラムデータを読み出して、パーソナル
コンピュータ100へ送り返し、ベリファイを行うこと
も可能である。その場合には、データ処理の順序は上述
したものと逆の順序となる。
出されたプログラムデータはRAM40に一時記憶され
た後、USBインターフェース回路30へ逐次転送され
る。そして、USBインターフェース回路30では書き
込みの際とは逆のデータ処理を施し、パラレルデータを
所定のシリアルデータに変換後、USBケーブルを介し
てパーソナルコンピュータ100へ送出する。
いてプログラムデータを書き込むべき第1のプログラム
領域が空状態であるが、これに限定されることなくプロ
グラムのバージョンアップに伴うプログラムの書き換え
も同様に適用することができる。
の供給者を特定するための識別情報(ベンダーID)を
記憶するための特定のメモリ領域をマイクロコンピュー
タに内蔵された不揮発性メモリ内に設け、USBの初期
化時にそのメモリ領域から読み出された識別情報をホス
トに送信するようにしたので、当該識別情報を効率的に
保持することができると共に、ホスト側での識別情報の
照合が円滑に行われる。
を示すブロック図である。
のRAM及び周辺回路を示すブロック図である。
10の動作例を示すフローチャートである。
辺デバイスとの接続構成例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ホストとマイクロコンピュータ間のデー
タ送受信のインターフェースを行うUSBインターフェ
ース回路と、電気的に書き換え及び読み出し可能なプロ
グラム格納用の不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリ
から読み出されるプログラムを実行するCPUと、を備
えたマイクロコンピュータであって、当該マイクロコン
ピュータの供給者を特定するための識別情報を記憶する
ための特定のメモリ領域を前記不揮発性メモリ内に設
け、USBの初期化時において、前記特定のメモリ領域
から読み出された前記識別情報を前記USBインターフ
ェース回路を介して、ホストに送信することを特徴とす
るマイクロコンピュータ。 - 【請求項2】 前記不揮発性メモリは、書き込み制御プ
ログラムが格納された第1のプログラム領域とプログラ
ムデータが書き込まれる第2のプログラム領域と有し、
前記第1のプログラム領域に格納された書き込み制御プ
ログラムに従って、プログラムデータを第2のプログラ
ム領域に書き込むことを特徴とする請求項1に記載のマ
イクロコンピュータ。 - 【請求項3】 前記識別情報が記憶される前記不揮発性
メモリの特定のメモリ領域は、前記第1のプログラム領
域に隣接して設けられたメモリ領域であることを特徴と
する請求項2に記載のマイクロコンピュータ。 - 【請求項4】 前記ホストはパーソナルコンピュータで
あることを特徴とする請求項1、2、及び3に記載のマ
イクロコンピュータ。
Priority Applications (7)
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