JP2002147496A - 車両用クラッチ駆動装置 - Google Patents

車両用クラッチ駆動装置

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JP2002147496A
JP2002147496A JP2000347886A JP2000347886A JP2002147496A JP 2002147496 A JP2002147496 A JP 2002147496A JP 2000347886 A JP2000347886 A JP 2000347886A JP 2000347886 A JP2000347886 A JP 2000347886A JP 2002147496 A JP2002147496 A JP 2002147496A
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clutch
motors
transmission
gear
motor
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Akira Inoue
章 井上
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Original Assignee
Exedy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータを用いたクラッチアクチュエータにお
いて、クラッチの断接を高速で行う。 【解決手段】 クラッチアクチュエータ5は、クラッチ
3を駆動するための装置であって、運動変換機構9と2
個のモータ19,20とを備えている。運動変換機構9
は、回転運動を直線運動に変換し、クラッチ3に操作力
を及ぼすための機構である。2個のモータ19,20
は、運動変換機構9に回転力を付与するためのものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用クラッチ駆
動装置、特に、モータを用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バスやトラック等の大型車両では、現在
でも手動変速機が主に採用されている。手動変速機で
は、コントロールロッド等のリンク機構で運転席のチェ
ンジレバーと変速機を機械的に連結している。したがっ
て、シフト時にはシフト操作をすることでギヤ機構を駆
動することが必要になる。このため、頻繁にシフト操作
を要求される場合には、シフト操作が運転者にとって大
きな負担になる。
【0003】そこで、この問題を解決するために、手動
変速機にギヤ変速装置を設け、さらにこのギヤ変速装置
を電気信号によって制御するためのトランスミッション
ECUを設けた遠隔操作式手動変速装置が開発されてい
る。この構造では、単にチェンジレバーを操作するだけ
の小さな力でシフトを行えるようになり、シフト操作に
関する運転者の負担が軽減される。
【0004】さらに、シフト操作に関する運転者の負担
をさらに軽減するために、クラッチを自動的に断接する
クラッチアクチュエータを設けて、クラッチペダルを踏
むことなく変速操作を行えるオートマチックトランスミ
ッションもある。
【0005】また、上記自動変速と手動変速を選択的に
切換え可能に構成されたいわゆるセミオートマチックト
ランスミッションもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のトランスミッシ
ョンECUからの信号によってクラッチを駆動するクラ
ッチアクチュエータは、例えば、マスタシリンダと運動
方向変換機構とモータとから構成されている。マスタシ
リンダは、クラッチのレリーズ装置近傍に配置されたス
レーブシリンダに接続されている。運動変換機構は、マ
スタシリンダのピストンに当接するロッドと、ロッドの
他端に固定されクランク機構を構成するウォームホイー
ルと、それに噛み合うとともにモータの回転軸に固定さ
れたウォームギヤとから構成されている。モータが回転
すると、ウォームギヤがウォームホイールを回転させ、
その結果ロッドが直線運動してマスタシリンダのピスト
ンを駆動する。この結果、マスタシリンダからスレーブ
シリンダに油圧が供給され、スレーブシリンダがレリー
ズ機構を駆動することで、クラッチが切断される。
【0007】クラッチの断接動作は短時間で行う必要が
あるが、系のイナーシャ成分によって十分に高速化が図
れないことがある。本発明の課題は、モータを用いたク
ラッチアクチュエータにおいて、クラッチ断接を高速に
行うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
クラッチ駆動装置は、車両用クラッチを駆動するための
装置であって、運動変換機構と2個のモータとを備えて
いる。運動変換機構は、回転運動を直線運動に変換し、
クラッチに操作力を付与するための機構である。2個の
モータは、運動変換機構に回転力を付与するためのもの
である。
【0009】このクラッチ駆動装置では、モータを2個
用いているため、クラッチの断接動作を高速化できる。
【0010】
【発明の実施の形態】(1)全体構造 図1に、本発明に係るマニュアルトランスミッション自
動変速システム図を示す。図において、エンジン1とト
ランスミッション2との間には、乾式単板クラッチディ
スクを含むクラッチ3が配置されている。トランスミッ
ション2を駆動するアクチュエータとしては、ギヤ変速
装置4が設けられている。クラッチ3を駆動するアクチ
ュエータとしては、クラッチアクチュエータ5が設けら
れている。クラッチアクチュエータ5は、クラッチ3の
近傍に設けられたスレーブシリンダ6に油圧回路を介し
て接続されたマスタシリンダ8を有している。
【0011】このシステムにはエンジンECU51とト
ランスミッションECU52が設けられており、互い通
信可能となっている。例えば、両者はエンジン回転情報
やアクセル開度情報をやりとりできる。エンジンECU
51は、エンジン1の制御を行っており、アクセルペダ
ル54からのアクセル開度信号が入力されるようになっ
ている。
【0012】トランスミッションECU52は、主にク
ラッチ制御と変速制御を行うためのものであり、クラッ
チアクチュエータ5にクラッチ制御信号を、ギヤ変速装
置4に変速制御信号を出力するようになっている。これ
ら制御信号は具体的には各種モータを駆動するための信
号である。
【0013】また、トランスミッションECU52には
各種センサからの信号が入力される。具体的には、アク
セルペダル54からアイドル信号、シフトレバー55か
らシフトポジション信号、クラッチペダル56からクラ
ッチストローク信号、クラッチアクチュエータ5からの
クラッチストローク信号及び液圧信号、クラッチ3から
クラッチ回転信号、トランスミッション2から車速信
号、ギヤ変速装置4からシフト・セレクトストローク信
号が、トランスミッションECU52に入力される。
【0014】以上に述べたシステムでは、トランスミッ
ションECU52によってクラッチ操作とギヤ変速操作
が自動的に制御される。また、シフトレバー55の操作
によってギヤ変速操作を行う手動操作を選択的に用いる
こともできる。
【0015】クラッチペダル56に連動する第2マスタ
シリンダ57は、油路を介してスレーブシリンダ6に接
続されている。したがって、運転者がクラッチペダル5
6を操作すると第2マスタシリンダ57からスレーブシ
リンダ6に油圧が供給され、クラッチ断・接動作が行わ
れる。なお、この実施形態では、クラッチペダル56は
クラッチアクチュエータ5等の電気関係に不具合が生じ
たときのみに使用する緊急用であり、通常走行時には折
り畳まれている。 (2)クラッチアクチュエータの構造 図2を用いて、クラッチアクチュエータ5の構造につい
て詳細に説明する。クラッチアクチュエータ5は、主
に、前述のマスタシリンダ8と、運動変換機構9と、制
御モータ機構10とから構成されている。マスタシリン
ダ8は、シリンダ本体12内に配置されたピストン13
によって油室14を形成している。油室14は前述のス
レーブシリンダ6に接続されている。運動変換機構9
は、2個のモータ19,20の回転を軸方向の動きに変
換するための機構であり、一端がシリンダ本体12内に
挿入されピストン13に当接するロッド16と、ロッド
16の他端が係止され両者でクランク機構を構成するウ
ォームホイール17と、ウォームホイール17に噛み合
うウォームギヤ18とから構成されている。ウォームギ
ヤ18が回転するとウォームホイール17が回転し、ロ
ッド16が長手方向に直線運動する。
【0016】制御モータ機構10は2個のモータ19,
20から構成されている。2個のモータ19,20は、
直流モータ、交流モータ、SRモータ、ステッピングモ
ータ等のいずれでも良い。2個のモータ19,20は、
ウォームギヤ18の両端に配置され、それらの回転軸1
0aはウォームギヤ18の各端に各々固定されている。
この結果、2個のモータ19,20のトルクはともにウ
ォームギヤ18に入力されるようになっている。なお、
2個のモータ19,20は、前述のトランスミッション
ECU52からのクラッチ制御信号によって回転・停止
を制御される。
【0017】シリンダ本体12内において、油室14と
反対側の空間にはアシストスプリング21が配置されて
いる。アシストスプリング21は、ピストン13を常に
油室14と反対側(クラッチ接続方向)に付勢してお
り、それによりモータの馬力を節約している。 (3)変速動作 トランスミッションECU52は、手動変速時にはシフ
トレバー55からのシフトポジション信号にしたがい、
又は自動変速時には各種センサからの信号にしたがっ
て、ギヤシフト動作を行う。
【0018】具体的には、トランスミッションECU5
2はクラッチアクチュエータ5にクラッチ制御信号を出
力する。この結果、2個のモータ19,20が回転し、
ウォームギヤ18を回転させる。このため、ウォームホ
イール17が駆動され、ロッド16が長手方向に移動
し、ピストン13を押す。この結果、油室14からスレ
ーブシリンダ6油圧が供給され、クラッチ3が切断され
る。次に、トランスミッションECU52は、変速制御
信号をギヤ変速装置4に出力し、図示しないモータを駆
動することでギヤ変速を行う。最後に、トランスミッシ
ョンECU52は、クラッチアクチュエータ5にクラッ
チ制御信号を出力する。この結果、2個のモータ19,
20が反対方向に回転し、ウォームギヤ18を回転させ
る。このため、ウォームホイール17が駆動され、ロッ
ド16及びピストン13がシリンダ本体12から出る方
向に移動する。この結果、スレーブシリンダ6への油圧
が解除され、クラッチ3が接続される。
【0019】以上のギヤシフト操作において、2個のモ
ータ19,20を用いているため、ウォームギヤ18に
入力されるトルクが大きくなり、ピストン13の移動速
度つまりクラッチ3の操作速度が高速化している。
【0020】さらに、2個のモータ19,20を用いて
いるため、1個のモータ10が故障した場合や1個のモ
ータ10とトランスミッションECU52と間の信号線
に断線が生じた場合などの不具合が生じても、他方のモ
ータ10によって、クラッチ操作を行うことができる。
この場合に、クラッチの操作速度が低下するため変速フ
ィーリングが若干低下するが、走行不能という事態は生
じない。 〔他の実施形態〕前記実施形態ではクラッチ3とクラッ
チアクチュエータ5の接続を油圧で行っているが、ケー
ブル式とすることもできる。
【0021】ウォームギヤ構造を通常の歯車減速機構に
することもできる。その場合に、クラッチ3の反力がク
ラッチアクチュエータ5に作用したとしても、アシスト
スプリング21によってピストン13に荷重が付与され
ているため、クラッチ3は切断されることなく半クラッ
チ位置近傍で停止する。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るクラッチ駆動装置では、モ
ータを2個用いているため、クラッチの断接動作が高速
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニュアルトランスミッション自動変速システ
ム図
【図2】クラッチアクチュエータの模式図。
【符号の説明】
5 クラッチアクチュエータ 8 マスタシリンダ 9 運動変換機構 10 制御モータ機構 19,20 2個のモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用クラッチを駆動するための装置であ
    って、 回転運動を直線運動に変換し、前記クラッチに操作力を
    付与するための運動変換機構と、 前記運動変換機構に回転力を付与するための2個のモー
    タと、を備えた車両用クラッチ駆動装置。
JP2000347886A 2000-11-15 2000-11-15 車両用クラッチ駆動装置 Pending JP2002147496A (ja)

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KR1020010069148A KR20020038484A (ko) 2000-11-15 2001-11-07 차량용 클러치 구동장치 및 차량용 변속기의 기어변속장치
FR0114730A FR2816554A1 (fr) 2000-11-15 2001-11-14 Systeme de transmission de vehicule et dispositif de changement de vitesse pour cette transmission
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