JP2002140216A - ファイル管理システム - Google Patents

ファイル管理システム

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JP2002140216A
JP2002140216A JP2001249450A JP2001249450A JP2002140216A JP 2002140216 A JP2002140216 A JP 2002140216A JP 2001249450 A JP2001249450 A JP 2001249450A JP 2001249450 A JP2001249450 A JP 2001249450A JP 2002140216 A JP2002140216 A JP 2002140216A
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file
management system
file management
system diagram
files
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JP2001249450A
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Osamu Shimomura
修 下村
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Original Assignee
NS Solutions Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル管理体系図上においてユーザが前回
使用したファイルを容易に把握することができるファイ
ル管理システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータ端末10a,10b,10
c,・・・ の表示装置には、フォルダとファイルの階層関
係を示すファイル管理体系図が表示される。管理用コン
ピュータ20は、ファイル管理体系図上で選択されたフ
ァイルについて、その操作に関する履歴を記録する。コ
ンピュータ端末10a,10b,10c,・・・ は、ファ
イル管理体系図を表示する旨の指示を受けた場合、ファ
イル操作に関する履歴に基づいて、所定の時間以上開い
ていたファイルのうち、各ファイルをその閉じられた日
時が新しいものから古いものへ順に並べたとしたときに
最初から数えて少なくとも一つのファイルを特定し、そ
の特定したファイルが上位に配置されたファイル管理体
系図を作成して、表示装置の画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のファイルを
階層的に管理するファイル管理システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンピュータで図面や文書の作成、DT
P(Desk Top Publishing )、ソフトウェアの開発等を
行う際には多数のファイルが作成されるが、その作成し
たファイルを管理するファイル管理システムがこれまで
数多く提案されている。かかるファイル管理システムで
は、データベースに格納された複数のファイルを系統立
てて管理することが行われている。具体的には、データ
ベースの中身をいくつかのフォルダ(ディレクトリ)を
用いて階層的に分類し、ファイルを所定のフォルダに格
納する。また、この分類により、フォルダ間及びフォル
ダとファイルとの間の階層関係を示すファイル管理体系
図が作成される。
【0003】かかるファイル管理体系図は、フォルダを
表すシンボルとファイルを表すシンボルとを用いて画面
上に表示される。ユーザがファイル管理体系図上で所定
のフォルダを指示すると、その中身が表示される。すな
わち、その指示したフォルダに包含され且つその指示し
たフォルダの一つ下の階層のフォルダ又はファイルが表
示される。このように、上の階層のフォルダから順次下
の階層のフォルダを辿ることにより、所望のファイルを
見い出すことができる。このとき、フォルダを表すシン
ボルと、ファイルを表すシンボルとを違うものにした
り、さらにはファイルのフォーマットに応じて、ファイ
ルを表すシンボルを違うものにすることができる。これ
により、ユーザは、視覚的にファイルの存在位置を知る
ことができる。
【0004】また、ファイル管理体系図を画面上に表示
する際に、ファルダを表すシンボルやファイルを表すシ
ンボルは、所定の順番で配置される。この順番は、例え
ば、ファイルの名称、ファイルフォーマット、作成日、
ファイルサイズ等に基づいて決められる。作成日の古い
順にフォルダ及びファイルを表すシンボルを表示するよ
うに指定した場合には、それらのフォルダが作成日の古
い順に表示される。そして、それらのフォルダのうち一
のフォルダを開いたときに、その中にファイルが入って
いれば、かかるファイルも作成日の古い順に表示され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファイル管理システムでは、フォルダやファイルの数が
多くなると、ファイル管理体系図そのものが大きくな
り、ファイル管理体系図上で所望のフォルダやファイル
を探すのに非常に手間がかかるという問題がある。特に
階層が深くなると、たとえ上述したようにシンボルの配
置を並べ替えて、ユーザが使いやすいようにしていたと
しても、次々にフォルダを開いていってようやく所望の
ファイルに辿り着くということになる。また、ユーザが
コンピュータで作業を行う際には、同じファイル又はフ
ォルダを繰り返し使用する傾向が強いが、作業を開始す
る度に、ファイル管理体系図上で当該ファイルを探すの
では、ユーザの負担が大きい。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、ファイル管理体系図上においてユーザが前回使
用したファイルを容易に把握することができるファイル
管理システムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、複数のファイルを階層的に管理するファ
イル管理システムにおいて、フォルダを表すシンボルと
ファイルを表すシンボルとを用いてフォルダとファイル
の階層関係を示すファイル管理体系図を表示する表示手
段と、前記表示手段の画面に表示された前記ファイル管
理体系図上でシンボルを選択するシンボル選択手段と、
前記シンボル選択手段で選択されたファイルを表すシン
ボルについて、当該ファイルの操作に関する履歴を記録
する履歴記録手段と、所定の指示を受けた場合、前記履
歴記録手段により記録された前記履歴に基づいて、所定
の時間以上開いていたファイルのうち、各ファイルをそ
の閉じられた日時が新しいものから古いものへ順に並べ
たとしたときに最初から数えて少なくとも一つのファイ
ルを特定し、前記特定したファイルを表すシンボルが所
定の位置に配置された前記ファイル管理体系図を作成し
て、前記表示手段の画面に表示させる表示処理手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0008】また、上記の目的を達成するための本発明
は、複数のファイルを階層的に管理するファイル管理シ
ステムにおいて、フォルダを表すシンボルとファイルを
表すシンボルとを用いてフォルダとファイルの階層関係
を示すファイル管理体系図を表示する表示手段と、前記
表示手段の画面に表示された前記ファイル管理体系図上
でシンボルを選択するシンボル選択手段と、前記シンボ
ル選択手段で選択されたファイルを表すシンボルについ
て、当該ファイルの操作に関する履歴を記録する履歴記
録手段と、所定の指示を受けた場合、前記履歴記録手段
により記録された前記履歴に基づいて、保存されたファ
イルのうち、各ファイルをその保存された日時が新しい
ものから古いものへ順に並べたとしたときに最初から数
えて少なくとも一つのファイルを特定し、前記特定した
ファイルを表すシンボルが所定の位置に配置された前記
ファイル管理体系図を作成して、前記表示手段の画面に
表示させる表示処理手段と、を具備することを特徴とす
るものである。
【0009】上記の目的を達成するための本発明は、複
数のファイルを階層的に管理すると共に、フォルダを表
すシンボルとファイルを表すシンボルとを用いてフォル
ダとファイルの階層関係を示すファイル管理体系図を表
示手段の画面に表示するファイル管理システムをコンピ
ュータに実現させるためのプログラムが記録されたコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記ファイ
ル管理体系図上でシンボル選択手段によって選択された
ファイルを表すシンボルについて、当該ファイルの操作
に関する履歴を記録する第一機能と、所定の指示を受け
た場合、前記第一機能により記録された前記履歴に基づ
いて、所定の時間以上開いていたファイルのうち、各フ
ァイルをその閉じられた日時が新しいものから古いもの
へ順に並べたとしたときに最初から数えて少なくとも一
つのファイルを特定し、前記特定したファイルを表すシ
ンボルが所定の位置に配置された前記ファイル管理体系
図を作成して、前記表示手段の画面に表示させる第二機
能と、を実現させるためのプログラムが記録されたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、上記の目的を達成するための本発明
は、複数のファイルを階層的に管理すると共に、フォル
ダを表すシンボルとファイルを表すシンボルとを用いて
フォルダとファイルの階層関係を示すファイル管理体系
図を表示手段の画面に表示するファイル管理システムを
コンピュータに実現させるためのプログラムが記録され
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記
ファイル管理体系図上でシンボル選択手段によって選択
されたファイルを表すシンボルについて、当該ファイル
の操作に関する履歴を記録する第一機能と、所定の指示
を受けた場合、前記第一機能により記録された前記履歴
に基づいて、保存されたファイルのうち、各ファイルを
その保存された日時が新しいものから古いものへ順に並
べたとしたときに最初から数えて少なくとも一つのファ
イルを特定し、前記特定したファイルを表すシンボルが
所定の位置に配置された前記ファイル管理体系図を作成
して、前記表示手段の画面に表示させる第二機能と、を
実現させるためのプログラムが記録されたことを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
であるファイル管理システムの概略構成図、図2はその
ファイル管理システムの各コンピュータ端末の概略ブロ
ック図である。
【0012】本実施形態のファイル管理システムは、図
1に示すように、複数のコンピュータ端末10a,10
b,10c,・・・ と、管理用コンピュータ20と、デー
タベースを記憶している記憶装置30とを備えるもので
ある。管理用コンピュータ20と複数のコンピュータ端
末10a,10b,10c,・・・ とは専用回線により接
続され、ネットワークが構築されている。これにより、
複数のコンピュータ端末10a,10b,10c,・・・
と管理用コンピュータ20との間でデータのやりとりを
行うことができる。
【0013】データベースは、各種のデータが入れられ
たファイルを系統的に整理して格納するものである。か
かるデータとしては、例えば図面データや文書データ
等、いろいろな種類のものがある。また、各ファイル
は、フォルダという概念を用いて階層的に分類されてい
る。フォルダは、その中にフォルダやファイルを格納す
るものである。各ファイルは、ファイルIDやファイル
名(ファイル管理情報)を持っており、各フォルダは、
フォルダID、フォルダ名やリンク情報(フォルダ管理
情報)を持っている。このリンク情報としては、例え
ば、当該フォルダに包含され且つ当該フォルダよりも一
つ下の階層に属するフォルダやファイルのIDを示した
ものである。したがって、複数のフォルダ及びファイル
は、かかるリンク情報により構築される階層的な体系に
従って系統立てて管理される。
【0014】管理用コンピュータ20は、複数のコンピ
ュータ端末10a,10b,10c,・・・ とデータの送
受信を行うと共に、データベースに格納されたファイル
を管理する。また、管理用コンピュータ20は、各ファ
イルに対して実行された操作に関する履歴をログファイ
ルに記録する機能(履歴記録手段)を有する。このログ
ファイルは記憶装置30に記憶される。具体的に、ログ
ファイルに記録される履歴には、操作したファイルのI
D、操作を行ったユーザのID、操作の内容及び操作の
日時が含まれる。かかる操作の内容としては、ファイル
の新規作成、ファイルのオープン(open)、ファイルの
クローズ(close )、ファイルの保存(save)、ファイ
ルへのアクセス権の設定、ファイルのステータスの変更
等がある。
【0015】例えば、ファイルを開く場合、ユーザがコ
ンピュータ端末の画面上で所定のファイルを指示する
と、オープンコマンドがコンピュータ端末から管理用コ
ンピュータ20に送られる。管理用コンピュータ20は
そのコマンドを受け取った日時をファイルオープンの日
時として認識して記録する。そして、管理用コンピュー
タ20は、当該指示されたファイルのコピーを作成し
て、そのコンピュータ端末に送信する。これにより、ユ
ーザは、かかるファイルの内容を変更したり、所定の作
業を行う。その後、管理用コンピュータ20は、コンピ
ュータ端末から保存コマンドを受け取ると、その日時を
ファイル保存の日時として認識し、また、クローズコマ
ンドを受け取ると、その日時をファイルクローズの日時
として認識する。
【0016】また、ネットワーク接続されたシステムで
は、重要なファイルを誰でも自由に削除したり改変した
りすることを防ぐために、ファイルへのアクセス権を特
定のユーザに限定することが行われている。かかるアク
セス権の設定は、例えば、各ファイル毎にアクセス可能
なユーザIDを指定することにより行われ、その設定を
行ったときにも、その日時が履歴として記録される。ま
た、管理用コンピュータ20は、通常、一のファイルに
対して変更目的でアクセスする権利を一つに調整する排
他制御を行っている。これは、同じファイルの内容が同
時に複数のユーザによって書き換えられてしまうのを防
止するためである。かかる排他制御がかかると、当該フ
ァイルに対してステータスのフラグが立ち、他のユーザ
は当該ファイルを書換え目的で開くことができなくな
る。そして、最初のユーザが当該ファイルを閉じると、
ステータスのフラグが元に戻り、その後は誰でも書換え
目的でファイルを開くことが可能となる。かかるステー
タスの変更があったときにも、その日時が履歴として記
録される。
【0017】このように、ログファイルに記録された履
歴の内容を調べることにより、各ファイルについて、例
えば、過去に一定時間以上開いていたことがあるかどう
か、その内容を書き換えて保存されたことがあるかどう
か等、ファイルの過去の利用状況を調べることができ
る。
【0018】各コンピュータ端末10a,10b,10
c,・・・ は、図2に示すように、入力装置11と、中央
処理装置12と、記憶部13と、表示装置14とを備え
る。表示装置14は、フォルダを表すシンボル、ファイ
ルを表すシンボル、及びシンボル間を繋ぐ接続線を用い
てフォルダとファイルの階層関係を示す図(ファイル管
理体系図)を画面上に表示したりするものである。かか
るファイル管理体系図は、ファイル管理用のアプリケー
ションが起動されると、中央処理装置12によって自動
的に作成される。
【0019】図3にファイル管理体系図の一例を示す。
本実施形態では、ファイル管理体系図として、上の階層
に属するシンボルを左側に、下の階層に属するシンボル
を右側に配置したものを作成することにする。各階層に
は、フォルダを表すシンボルやファイルを表すシンボル
が配置されている。各シンボルには、当該シンボルが表
すフォルダ又はファイルの名称が文字情報として表示さ
れる。かかるフォルダ名やファイル名はユーザが所望の
ファイルを探すときの手掛かりとなる。また、フォルダ
を表すシンボル間、フォルダを表すシンボルとファイル
を表すシンボルとの間を繋ぐ接続線は、隣り合う階層間
におけるそれらの包含関係を表現している。以下では、
フォルダを表すシンボルのことを単に「フォルダ」と、
ファイルを表すシンボルのことを単に「ファイル」とも
称することにする。
【0020】図3の例では、第一番目の階層には、フォ
ルダ名が「AAA」であるフォルダを配置し、第二番目
の階層には、フォルダ名が「A」,「B」である二つの
フォルダを配置している。フォルダ「A」,「B」はそ
れぞれフォルダ「AAA」と接続線で接続されているの
で、フォルダ「A」,「B」はフォルダ「AAA」に包
含されている。また、第三番目の階層には、四つのフォ
ルダ「a1」,「a2」,「a3」,「b1」が配置さ
れている。このうちフォルダ「a1」,「a2」,「a
3」はフォルダ「A」に包含され、フォルダ「b1」は
フォルダ「B」に包含されている。また、第四番目の階
層には、七つのファイル「a11」,「a12」,「a
21」,「a31」,「a32」,「a33」,「b1
1」が配置されている。このうちファイル「a11」,
「a12」はフォルダ「a1」に包含され、ファイル
「a21」はフォルダ「a2」に包含され、ファイル
「a31」,「a32」,「a33」はフォルダ「a
3」に包含されている。そして、ファイル「b11」は
フォルダ「b1」に包含されている。また、ファルダと
ファイルとでは、そのシンボルを違うものとしている。
かかるファイル管理体系図により、ユーザは各ファイル
の存在位置を視覚的に認識することができる。
【0021】入力装置11としては、キーボードや、シ
ンボル選択手段としてのマウスが用いられる。このシン
ボル選択手段は、表示装置14の画面に表示したファイ
ル管理体系図上においてフォルダ又はファイルを選択す
ることにより、操作対象となるフォルダ又はファイルを
指示するものである。中央処理装置12は、図2に示す
ように、表示処理部12aと、設定部12bとを有す
る。表示処理部12aは、所定の指示を受けたときに、
ファイル管理体系図を作成して、表示装置14の画面に
表示するものである。
【0022】本実施形態では、ファイル管理体系図をい
ろいろな形式で表示することができる。設定部12b
は、ユーザが画面上で所定のボタンを押したときに、表
示形式を設定するための表示形式設定画面を表示装置1
4の画面上に表示するものである。図4に表示形式設定
画面の一例を示す。表示形式設定画面には、表示形式の
リストと、簡略表示に関するボタンとが表示される。表
示形式のリストには、「通常表示」、「第一上位表
示」、「第二上位表示」の三種類の表示形式が記載され
ている。この表示形式設定画面で設定した内容は、その
設定を行ったユーザのIDと共に記憶部13に記憶され
る。また、表示処理部12aは、ファイル管理体系図を
表示する際に、ネットワークを介して管理用コンピュー
タ20にアクセスし、フォルダ・ファイルの管理情報及
びログファイルを受け取る。そして、かかるフォルダ・
ファイルの管理情報及びログファイルに基づいて、当該
ユーザにより表示形式設定画面で設定された表示形式に
従ったファイル管理体系図を作成する。
【0023】次に、各表示形式について詳しく説明す
る。「通常表示」形式とは、従来のファイル管理体系図
の表示形式のことである。ここで、図3に示すファイル
管理体系図が通常表示形式のものであるとする。具体的
には、表示処理部12aは、最初にファイル管理体系図
を表示するときには、例えば、図3に示すファイル管理
体系図の全体のうち、第一番目及び第二番目の各階層の
部分についてのファイル管理体系図を作成して、画面上
に表示する。そして、ユーザがマウスを用いて所定のフ
ォルダを指示する度に、その指示されたフォルダに包含
され且つその指示されたフォルダよりも一つ下の階層に
属するフォルダ又はファイルを加えたファイル管理体系
図を表示する。通常、あるフォルダに包含され且つ当該
フォルダの属する階層よりも一つ下の階層に属するフォ
ルダ又はファイルについては、ファイル管理体系図上の
所定の部分に順序立てて配置されるが、この配置する順
番は、予め定められた所定のルールに従って決定され
る。このルールとしては、例えば、フォルダやファイル
の作成日時の古い順に上位から下位に配置するというも
のがある。その他、フォルダやファイルの名称、ファイ
ルフォーマット、ファイルサイズ等に基づいて、フォル
ダやファイルを配置する順番を決めることもある。かか
るルールは初期設定されており、以下、このルールをデ
フォルトの法則とも称する。
【0024】「第一上位表示」形式は、過去に所定の時
間以上開いていたファイルのうち、各ファイルをその閉
じられた日時が新しいものから古いものへ順に並べたと
したときに最初から数えて少なくとも一つのファイルを
上位に配置するようにして、ファイル管理体系図を表示
するものである。当然、かかる上位に配置すべきファイ
ルを包含する各フォルダも上位に配置されることにな
る。ここで、上位に配置すべきファイルの個数について
は、図4に示すように、表示形式のリストに記載された
「第一上位表示」の右側にある「対象ファイル数」の欄
にユーザが入力して、自由に設定することができる。特
に、この第一上位表示形式では、過去に所定の時間以上
開いていたファイルを、上位に配置する対象としている
ので、例えば、ユーザが間違ってファイルを開いてしま
い、すぐにファイルを閉じたような場合等には、当該フ
ァイルは上位に配置する対象から除外される。このた
め、ユーザが実際に前回使用していたファイルだけをフ
ァイル管理体系図上の上位の位置に配置することができ
る。
【0025】また、「第二上位表示」形式は、過去に保
存されたファイルのうち、各ファイルをその保存された
日時が新しいものから古いものへ順に並べたとしたとき
に最初から数えて少なくとも一つのファイルを上位に配
置するようにして、ファイル管理体系図を表示するもの
である。このとき、当然、かかる上位に配置すべきファ
イルを包含する各フォルダも上位に配置される。また、
上位に配置すべきファイルの個数については、図4に示
すように、表示形式のリストに記載された「第二上位表
示」の右側にある「対象ファイル数」の欄にユーザが入
力することになる。特に、この第二上位表示形式では、
過去に保存したファイルを、上位に配置する対象として
いるので、例えば、ユーザがファイルを長時間開いてい
たが、保存せずに閉じたような場合には、当該ファイル
は上位に配置する対象から除外される。
【0026】実際、ユーザがコンピュータで作業を行う
際、同じファイルを繰り返し使用する傾向が強い。ここ
で、本実施形態では、ファイルの「使用」とは、ファイ
ルを所定の時間以上開くこと又はファイルを保存するこ
とを意味する。具体的には、閉じた日時が最新のファイ
ルほど、あるいは保存された日時が最新のファイルほ
ど、ユーザが再度、使用する可能性が高いと考えられ
る。このため、ユーザが前回使用していたファイルを再
度使用するような場合には、第一上位表示形式又は第二
上位表示形式のファイル管理体系図を表示することによ
り、当該ファイルを表すシンボルがユーザにとって最も
よく見える上位の位置に配置されるので、ユーザがファ
イルを探す手間を省くことができ、とでも便利である。
【0027】次に、第一上位表示形式又は第二上位表示
形式で表示したファイル管理体系図の具体例を説明す
る。図5、図6及び図7は第一上位表示形式又は第二上
位表示形式で表示したファイル管理体系図の例を示す図
である。
【0028】第一の例として、表示形式設定画面上で表
示形式として「第一上位表示」が設定され、また、対象
ファイル数として「1」が設定されている場合を考え
る。ここでは、簡略表示を行わない旨のボタンが押され
ている。例えば、ログファイルに記録された履歴によれ
ば、図3に示すファイル管理体系図において、ファイル
「a32」が所定の時間以上開かれており且つ最新に閉
じられたものであるとする。この場合、表示処理部12
aは、図5に示すように、ファイル「a32」が最上位
に配置されたファイル管理体系図を作成して、表示装置
14の画面に表示する。
【0029】具体的には、表示処理部12aは、まず、
ログファイルに記録された履歴に基づいて、所定の時間
以上開いていたファイルのうち最新に閉じられたファイ
ル「a32」を特定すると共に、リンク情報に基づいて
その特定したファイル「a32」を包含する各フォルダ
「AAA」,「A」,「a3」を抽出する。そして、そ
の抽出した各フォルダ「AAA」,「A」,「a3」及
び特定したファイル「a32」をそれぞれ、当該階層に
おいて最上位に配置する。その後、表示処理部12a
は、こうして上位に配置されたフォルダ及びファイル以
外のフォルダ及びファイルの各々を、デフォルトの法則
に従って所定の位置に配置する。こうして、図5に示す
ように、ファイル「a32」が上位に配置されたファイ
ル管理体系図が作成される。
【0030】次に、第二の例として、表示形式設定画面
上で表示形式として「第一上位表示」が、対象ファイル
数として「2」が設定されており、また、簡略表示を行
う旨のボタンが押されている場合を考える。例えば、ロ
グファイルに記録された履歴によれば、図3に示すファ
イル管理体系図において、ファイル「a12」とファイ
ル「a32」が所定の時間以上開かれており、且つ、フ
ァイル「a12」が最新に閉じられ、ファイル「a3
2」がそれよりも一つ前に閉じられたものであるとす
る。この場合、表示処理部12aは、図6に示すよう
に、ファイル「a12」が最上位に、ファイル「a3
2」がファイル「a12」の一つ下位に配置されたファ
イル管理体系図を作成する。
【0031】具体的には、表示処理部12aは、まず、
ログファイルに記録された履歴に基づいて、所定の時間
以上開いていたファイルのうち最新に閉じられたファイ
ル「a12」を特定すると共に、リンク情報に基づいて
その特定したファイル「a12」を包含する各フォルダ
「AAA」,「A」,「a1」を抽出する。そして、そ
の抽出した各フォルダ「AAA」,「A」,「a1」及
び特定したファイル「a12」をそれぞれ、当該階層に
おいて最上位に配置する。次に、表示処理部12aは、
ログファイルに記録された履歴に基づいて、所定の時間
以上開いていたファイルのうち最新に閉じられたファイ
ル「a12」の次に最新に閉じられたファイル「a3
2」を特定すると共に、リンク情報に基づいてその特定
したファイル「a32」を包含する各フォルダ「AA
A」,「A」,「a3」を抽出する。そして、今回抽出
した各フォルダ「AAA」,「A」,「a3」のうち既
に配置したフォルダ以外のフォルダ「a3」を、当該階
層において既に配置したフォルダ「a1」の一つ下位に
配置し、また、今回特定したファイル「a32」を、当
該階層において既に配置したファイル「a12」の一つ
下位に配置する。
【0032】その後、表示処理部12aは、こうして上
位に配置されたフォルダ及びファイル以外のフォルダ及
びファイルの各々を、デフォルトの法則に従って所定の
位置に配置する。このとき、最上位に配置したファイル
「a12」を包含し且つ当該ファイル「a12」よりも
一つ上の階層に属するフォルダ「a1」が、ファイル
「a12」以外に他のファイルを包含している場合に
は、例えば、図6に示すように、当該フォルダとファイ
ル「a12」との間に上下方向に沿って点線を引くこと
により、当該他のファイルの表示を省略する。こうし
て、図6に示すように、ファイル「a12」が最上位
に、ファイル「a32」がその一つ下位に配置されたフ
ァイル管理体系図が得られる。
【0033】また、この例では、簡略表示を行う旨のボ
タンが押されている。簡略表示とは、第一上位表示形式
又は第二上位表示形式が設定されているときに、上位に
配置すべきファイル及び当該ファイルを包含するフォル
ダを除き、所定の階層以下の各階層に属するフォルダ及
びファイルを省略して、ファイル管理体系図を表示する
ことをいう。例えば、簡略表示として、第四番目の階層
以下の各階層に属するフォルダ及びファイルを省略する
ことが予め定められているものとすると、図6に示すよ
うに、フォルダ「a2」,「b1」に包含されるファイ
ルは表示されない。この例では、簡略表示を行っている
ことを示すため、フォルダ「a2」,「b1」を表すシ
ンボルには所定の目印(例えば「+」)を付けている。
但し、通常表示の場合と同様に、ユーザがマウスを用い
て、例えばフォルダ「a2」を指示すると、その指示さ
れたフォルダ「a2」に包含されるファイルが表示され
る。
【0034】次に、第三の例として、表示形式設定画面
上で表示形式として「第一上位表示」が、対象ファイル
数として「3」が設定されており、また、簡略表示を行
う旨のボタンが押されている場合を考える。例えば、ロ
グファイルに記録された履歴によれば、図3に示すファ
イル管理体系図において、ファイル「a31」,「a3
2」,「a33」が所定の時間以上開かれており、且
つ、ファイル「a31」が最新に閉じられ、ファイル
「a32」がファイル「a31」よりも一つ前に閉じら
れ、ファイル「a33」がファイル「a32」よりも一
つ前に閉じられたものであるとする。この場合、表示処
理部12aは、図7に示すように、ファイル「a31」
が最上位に、ファイル「a32」がファイル「a31」
の一つ下位に、そして、ファイル「a33」がファイル
「a32」の一つ下位に配置されたファイル管理体系図
を作成する。
【0035】具体的には、表示処理部12aは、まず、
ログファイルに記録された履歴に基づいて、所定の時間
以上開いていたファイルのうち最新に閉じられたファイ
ル「a31」を特定すると共に、リンク情報に基づいて
その特定したファイル「a31」を包含する各フォルダ
「AAA」,「A」,「a3」を抽出する。そして、そ
の抽出した各フォルダ「AAA」,「A」,「a3」及
び特定したファイル「a31」をそれぞれ、当該階層に
おいて最上位に配置する。
【0036】次に、表示処理部12aは、ログファイル
に記録された履歴に基づいて、所定の時間以上開いてい
たファイルのうち最新に閉じられたファイル「a31」
の次に最新に閉じられたファイル「a32」を特定する
と共に、リンク情報に基づいてその特定したファイル
「a32」を包含する各フォルダ「AAA」,「A」,
「a3」を抽出する。このとき、今回抽出した各フォル
ダ「AAA」,「A」,「a3」は既に配置したフォル
ダと完全に一致するので、表示処理部12aは、今回特
定したファイル「a32」だけを、当該階層において既
に配置したファイル「a31」の一つ下位に配置する。
【0037】その後、表示処理部12aは、ログファイ
ルに記録された履歴に基づいて、所定の時間以上開いて
いたファイルのうち前回特定したファイル「a32」の
次に最新に閉じられたファイル「a33」を特定すると
共に、リンク情報に基づいてその特定したファイル「a
33」を包含する各フォルダ「AAA」,「A」,「a
3」を抽出する。このとき、今回抽出した各フォルダ
「AAA」,「A」,「a3」は既に配置したフォルダ
と完全に一致するので、表示処理部12aは、今回特定
したファイル「a33」だけを、当該階層において既に
配置したファイル「a32」の一つ下位の位置に配置す
る。
【0038】次に、表示処理部12aは、こうして上位
の位置に配置されたフォルダ及びファイル以外のフォル
ダ及びファイルの各々を、デフォルトの法則に従って所
定の位置に配置する。これにより、図7に示すように、
ファイル「a31」が最上位に、ファイル「a32」が
ファイル「a31」の一つ下位に、そしてファイル「a
33」がファイル「a32」の一つ下位に配置されたフ
ァイル管理体系図が得られる。但し、この場合、簡略表
示を行っている。
【0039】尚、上記の三つの例では、「第一上位表
示」を設定した場合について説明したが、「第二上位表
示」を設定した場合も、上位に配置すべきファイルの特
定の仕方が異なるだけで、同様にして、ファイル管理体
系図が作成される。
【0040】また、上記の各例において、上位に配置す
べきファイルを表すシンボルについては、他のファイル
を表すシンボルと異なる形状にしたり、異なる色彩を付
したりして表示するようにしてもよい。これにより、ユ
ーザは、かかる形状等の異なるシンボルを見るだけで、
上位に配置されたファイルであること、したがって前回
使用したファイルであることを容易に認識することがで
きる。
【0041】次に、本実施形態のファイル管理システム
においてファイル操作に関する履歴を記録する処理手順
を説明する。図8はそのファイル管理システムにおいて
ファイル操作に関する履歴を記録する処理手順を説明す
るためのフローチャートである。ここでは、特に、第一
上位表示形式及び第二上位表示形式のファイル管理体系
図を作成する際に必要な情報となる、ファイルのオープ
ン、保存、クローズに関する履歴のみを記録する場合を
考える。
【0042】まず、管理用コンピュータ20は、各コン
ピュータ端末10a,10b,10c,・・・ からアクセ
スがあり、ファイル操作がなされたか否かを判断してい
る(S1)。ファイル操作がなされていない場合には、
ステップS8に移行する。一方、ファイル操作がなされ
た場合には、管理用コンピュータ20は、その操作の内
容がファイルのオープンであるか否かを判断する(S
2)。ファイルが開かれたと判断すると、管理用コンピ
ュータ20は、当該アクセスしたユーザのID及び当該
ファイルのIDと共に、当該ファイルを開いた日時をロ
グファイルに記録する(S3)。そして、ステップS8
に移行する。
【0043】一方、ステップS2においてファイルが開
かれていないと判断された場合、管理用コンピュータ2
0は、当該ファイル操作の内容がファイルの保存である
か否かを判断する(S4)。ファイルが保存されたと判
断すると、管理用コンピュータ20は、当該アクセスし
たユーザのID及び当該ファイルのIDと共に、当該フ
ァイルを保存した日時をログファイルに記録する(S
5)。そして、ステップS8に移行する。
【0044】また、ステップS4においてファイルが保
存されていないと判断された場合には、管理用コンピュ
ータ20は、当該ファイル操作の内容がファイルのクロ
ーズであるか否かを判断する(S6)。ファイルが閉じ
られていないと判断すると、ステップS8に移行する。
一方、ファイルが閉じられたと判断すると、管理用コン
ピュータ20は、当該アクセスしたユーザのID及び当
該ファイルのIDと共に、当該ファイルを閉じた日時を
ログファイルに記録する(S7)。そして、ステップS
8に移行する。
【0045】ステップS8では、管理用コンピュータ2
0がかかる履歴を記録する処理を終了するか否かを判断
する。本システムでは、ファイル管理用アプリケーショ
ンが起動しているときは、かかる履歴記録処理を終了せ
ずに、ステップS1に移行することにしている。これに
より、管理用コンピュータ20は、各ユーザからファイ
ル操作がなされたか否かを常時監視している。
【0046】次に、本実施形態のファイル管理システム
においてファイル管理体系図を表示する処理手順につい
て説明する。図9はそのファイル管理システムにおいて
ファイル管理体系図を表示する処理手順を説明するため
のフローチャートである。
【0047】いま、ユーザがあるコンピュータ端末から
自己のIDを入力すると共に、ファイル管理用アプリケ
ーションを起動したとする。これにより、そのコンピュ
ータ端末の表示処理部12aは、図9に示すフローに従
った処理を開始する。ここでは、当該ユーザが表示形式
設定画面上で「第一上位表示」及び「第二上位表示」の
いずれかの表示形式を設定しているものとする。
【0048】まず、表示処理部12aは、管理用コンピ
ュータ20にアクセスし、記憶装置30に記憶されてい
るログファイル及びフォルダ・ファイルの管理情報を受
け取る。また、表示処理部12aは、記憶部13に記憶
されている表示形式の設定情報の中から、当該ユーザI
Dを有するものを見い出し、第一上位表示形式、第二上
位表示形式のいずれが設定されているかを認識する。
【0049】次に、表示処理部12aは、ログファイル
の中に、当該ユーザIDと同じユーザIDを有する履歴
であって、第一上位表示形式が設定されている場合には
所定の時間以上開いていたファイルについての履歴が存
在するか否か、第二上位表示形式が設定されている場合
には保存されたファイルについての履歴が存在するか否
かを判断する(S11)。かかる履歴が存在しない場合
には、表示処理部12aは、フォルダ・ファイルの管理
情報に基づいて、各フォルダやファイルを表すシンボル
をデフォルトの法則に従って配置したファイル管理体系
図を作成して、表示装置13の画面上に表示する(S1
2)。この場合には、これで図9のフローが終了する。
【0050】一方、ステップS11において当該ユーザ
IDを有する所定の履歴が存在すると判断された場合、
表示処理部12aは、第一上位表示形式が設定されてい
るときには(S13)、ログファイルに記録された履歴
に基づいて、当該ユーザIDを有するファイルであっ
て、所定の時間以上開かれており且つ最新の日時に閉じ
られたファイルのIDを特定する(S14)。また、表
示処理部12aは、第二上位表示形式が設定されている
ときには(S13)、ログファイルに記録された履歴に
基づいて、当該ユーザIDを有するファイルであって、
最新の日時に保存されたファイルのIDを特定する(S
15)。その後、表示処理部12aは、フォルダ管理情
報に基づいて、ステップS14又はステップS15で特
定されたIDを有するファイルを包含するフォルダのI
Dを抽出する。そして、その抽出された各IDを有する
フォルダとステップS14又はステップS15で特定さ
れたIDを有するファイルとについて、それらを表すシ
ンボルをそれぞれ、当該階層において最上位に配置した
ファイル管理体系図を作成して、表示装置13の画面上
に表示する(S16)。
【0051】次に、表示処理部12aは、当該ユーザI
Dを有する表示形式の設定情報のうち、対象ファイル数
についての情報に基づいて、さらに上位に配置すべきフ
ァイルがあるか否かを判断する(S17)。上位に配置
すべきファイルがない場合には、表示処理部12aは、
既に配置したフォルダ及びファイルを除くフォルダ及び
ファイルについて、それらを表すシンボルをデフォルト
の法則に従ってファイル管理体系図上の所定の位置に表
示する(S18)。この場合、これで図9のフローが終
了する。
【0052】一方、ステップS17でさらに上位に配置
すべきファイルがあると判断された場合、表示処理部1
2aは、第一上位表示形式が設定されているときには
(S19)、ログファイルに記録された履歴に基づい
て、当該ユーザIDを有するファイルであって、所定の
時間以上開かれており且つ既に上位に配置したファイル
を除いて最新の日時に閉じられたファイルのIDを特定
する(S20)。また、表示処理部12aは、第二上位
表示形式が設定されているときには(S19)、ログフ
ァイルに記録された履歴に基づいて、当該ユーザIDを
有するファイルであって、既に上位に配置したファイル
を除いて最新の日時に保存されたファイルのIDを特定
する(S21)。次に、表示処理部12aは、フォルダ
管理情報に基づいて、ステップS20又はステップS2
1で特定されたIDを有するファイルを包含するフォル
ダのうち、既に配置したフォルダを除くフォルダのID
を抽出する。そして、その抽出された各IDを有するフ
ォルダとステップS20又はステップS21で特定され
たIDを有するファイルとについて、それらを表すシン
ボルを、当該階層における上位の位置に追加して配置し
たファイル管理体系図を表示する(S22)。
【0053】その後、表示処理部12aは、まだ表示さ
れていないフォルダ又はファイルがあるか否かを判断す
る(S23)。すべてのフォルダ及びファイルが表示さ
れた場合には、これで図9のフローが終了する。一方、
まだ表示されていないフォルダ又はファイルがある場合
には、ステップS17に移行する。ステップS17の判
断が肯定的の場合には、さらにステップS19〜S23
の処理を繰り返す。
【0054】こうして、表示装置14の画面上に表示さ
れたファイル管理体系図には、ユーザが前回使用したフ
ァイルを表すシンボルが上位に配置される。ユーザが引
き続きそのファイルについて再度作業を行う場合には、
ファイル管理体系図上で最上位に配置されたファイルを
マウスで指定すればよい。これにより、コンピュータ端
末は、管理用コンピュータ20にアクセスして、その指
定したファイルのコピーを受け取り、そのファイルの内
容が表示装置14の画面上に表示される。
【0055】ところで、上述したファイル管理体系図を
表示する処理は、ファイル管理用のアプリケーションが
起動したときに実行される。このため、そのアプリケー
ションを一旦終了しない限り、今回行ったファイル操作
に関する履歴を反映したファイル管理体系図は表示され
ない。しかし、この場合でも、そのアプリケーションの
起動中に、例えば、ユーザが表示装置14の画面上で所
定のボタンを押して、ファイル管理体系図を表示する旨
の指示を与えることにより、表示処理部12aが、当該
指示を受けた時点までに行われたファイル操作に関する
履歴に基づいてファイル管理体系図を作成して、表示装
置13の画面に表示させるようにすることは可能であ
る。これにより、例えば、表示形式設定画面で「第一上
位表示」から「第二上位表示」に設定を切り替えたとき
に、上記のボタンを押せば、現在までのファイル操作の
履歴を反映した第二上位表示形式のファイル管理体系図
が表示装置13の画面上に表示されることになる。
【0056】本実施形態のファイル管理システムでは、
ファイル管理体系図を表示装置の画面上に表示したとき
に、ユーザによって前回使用されたファイルを表すシン
ボルが上位に配置されるので、ユーザは、前回使用して
いたファイルについて再び作業を行う場合等に当該ファ
イルを容易に探し出すことができる。また、ユーザ毎に
ファイル操作に関する履歴を記録することにより、ユー
ザ毎に、当該ユーザによって前回使用されたファイルを
上位に配置したファイル管理体系図を表示することがで
きるので、かかるシステムは、例えば、複数のユーザが
あるプロジェクトに参加しているが、各ユーザがそれぞ
れ、異なるファイルについて作業を行っているような場
合等に用いるのに特に好適である。
【0057】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。
【0058】例えば、企業等でプロジェクトが組まれて
いる場合等には、個人のユーザとは別に、それよりも一
ランク上のグループというユーザが設定されることがあ
るが、かかる場合にも本発明を適用することができる。
この場合、表示処理部12aは、各グループユーザ毎に
ファイル管理体系図を作成して、表示装置13の画面上
に表示する。これにより、あるグループについてのファ
イル管理体系図には、当該グループにおいて前回使用さ
れたファイルが上位に配置されることになる。このた
め、例えば、新たに当該グループに参加した者であって
も、当該グループが前回使用したファイルを容易に見い
出すことができる。
【0059】また、上記の実施形態では、ファイル管理
体系図を作成する際に、ログファイルに記録した履歴に
基づいて上位に配置すべきファイルを特定する場合につ
いて説明した。しかし、必ずしもログファイルに記録し
た履歴を用いなくとも、例えば、所定のメモリに履歴を
記憶しておき、かかる履歴を用いて上位に配置すべきフ
ァイルを特定するようにしてもよい。また、この場合、
すべての履歴を取っておくのではなく、必要最小限の履
歴だけを取っておくようにしてもよい。
【0060】更に、上記の実施形態において、第一上位
表示形式又は第二上位表示形式のファイル管理体系図を
画面上に表示する際に、通常表示形式のファイル管理体
系図を画面上に表示する場合と同様に、最初に第一番目
と第二番目の階層に属するフォルダだけを表示し、その
後、ユーザがフォルダを指定する度に、当該フォルダを
開いていくようにしてもよい。この表示形式は、特に、
ファイルの数が多く、ファイル管理体系図のすべてを画
面上に一度に表示できない場合等に便利である。
【0061】また、上記の実施形態において、表示形式
として「通常形式」が設定されている場合、フォルダを
開いてそれに包含されるファイルを表示するときには、
ログファイルに記録された履歴に基づいて、各フォルダ
毎にファイルの表示順序を並べ替えるようにしてもよ
い。すなわち、例えば、図3のファイル管理体系図にお
いて、第三番目の階層に属するフォルダまでが表示され
ているとする。このとき、フォルダ「a3」をマウスで
指定して、フォルダ「a3」を開くと、フォルダ「a
3」に包含されるファイルのうち最新に使用したファイ
ルが、それらのファイルの中で最上位に配置される。ま
た、第三番目の階層に属する別のフォルダ「a1」をマ
ウスで指定して開くと、フォルダ「a1」に包含される
ファイルの中で最新に使用したファイルが、それらのフ
ァイルの中で最上位に配置される。通常、複数のプロジ
ェクトが組まれている場合、各プロジェクト毎にそのプ
ロジェクト関連のドキュメントが一つのフォルダに格納
される。したがって、例えば、ユーザが複数のプロジェ
クト等に参加しているようなときには、ユーザは現在作
業を行おうとするプロジェクトに対応したフォルダを開
けば、当該プロジェクトに関して前回使用したファイル
が、そのフォルダの中で最上位に配置されるので、ファ
イルを探す手間が省ける。
【0062】更に、上記の実施形態において、表示形式
設定画面における表示形式のリストに「仮想フォルダ表
示」を追加するようにしてもよい。この仮想フォルダ表
示形式とは、ファイル管理体系図を表示する際に、前回
使用したファイルのコピーを格納する仮想フォルダを表
すシンボルを上位に配置するものである。これを実現す
るには次のようにすればよい。すなわち、管理用コンピ
ュータ20は、ユーザによりファイルを閉じる際に仮想
フォルダに格納する旨の指示が入力されたファイルにつ
いて、そのファイルのコピーを作成して、仮想フォルダ
に格納する。ここで、仮想フォルダは各ユーザ毎に作成
される。表示処理部12aは、次回、ファイル管理体系
図を表示する旨の指示を受けたときに、仮想フォルダ表
示形式が設定されていれば、仮想フォルダ表示形式のフ
ァイル管理体系図を表示する。この仮想フォルダ表示形
式のファイル管理体系図には、当該ユーザに対する仮想
フォルダを表すシンボルが上位に配置されると共に、そ
の一つ下の階層においてその仮想フォルダに格納された
ファイルを表すシンボルが上位に配置される。このと
き、ユーザが仮想フォルダであることを容易に認識でき
るように、仮想フォルダを表すシンボルを他のフォルダ
を表すシンボルと異なる形状・色彩とすることが望まし
い。
【0063】図10に仮想フォルダ表示形式のファイル
管理体系図の一例を示す。例えば、前回、図3に示すフ
ァイル管理体系図において、ファイル「a12」とファ
イル「a32」とを使用し、これらのファイル「a1
2」,「a32」について仮想フォルダに格納する旨の
指示が入力されたとする。この場合、次回、表示処理部
12aによって作成されるファイル管理体系図には、図
10に示すように、仮想フォルダを表すシンボルが第三
番目の階層の最上位に配置され、ファイル「a12」と
ファイル「a32」とを表すシンボルが第四番目の階層
の上位に配置される。この例では、仮想フォルダを表す
シンボルを破線で示している。また、仮想フォルダを表
すシンボルとファイル「a12」,「a32」を表すシ
ンボルよりも下位の領域には、通常表示形式のファイル
管理体系図が表示される。かかる仮想フォルダ表示形式
のフォルダ管理体系図を表示することにより、ユーザは
その仮想フォルダに包含されるファイルを見るだけで、
前回使用したファイルを知ることができるので、引き続
き当該ファイルについて作業を行う場合に、ファイルを
探す手間を省くことができる。
【0064】尚、仮想フォルダ表示形式のファイル管理
体系図を表示する際に、まず、その上位の部分に仮想フ
ォルダを表すシンボルだけを表示しておき、その仮想フ
ォルダを指定して開いたときに、その仮想フォルダに包
含されるファイルを表すシンボルを表示するようにして
もよい。
【0065】また、かかる仮想フォルダ表示形式のファ
イル管理体系図については、上述したように表示形式設
定画面で設定するのではなく、次のような使い方をする
こともできる。すなわち、ファイル管理体系図を表示装
置の画面に表示してからそれを閉じるまでの間に複数の
ファイルについて所定の操作がなされた場合、当該複数
のファイルが異なるフォルダに格納されているときに、
管理用コンピュータ20が仮想フォルダを自動的に作成
し、その中に当該複数のファイルのコピーを格納する。
そして、次回、第一上位表示形式又は第二表示形式のフ
ァイル管理体系図を表示する際に、表示処理部12a
は、図6に示すような第一上位表示形式又は第二上位表
示形式のファイル管理体系図を作成する代わりに、自動
的に仮想フォルダ表示形式のファイル管理体系図を作成
するようにしてもよい。
【0066】更に、上記の実施形態では、管理用コンピ
ュータと各コンピュータ端末とをネットワーク接続した
場合に本発明を適用したが、一つのコンピュータを用い
て本発明のファイル管理システムを実現するようにして
もよい。
【0067】なお、本発明の目的は、上述した実施の形
態の装置の機能を実現するソフトウエアのプログラムコ
ード(実行形式を含む)を、その全体あるいは一部を記
録した記憶媒体により、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はC
PU,MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコー
ドを読み出して、動作の全部或いは一部を実行すること
によっても達成されることは言うまでもない。
【0068】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本実施の形態の機能を実現すること
となり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することとなる。
【0069】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、ROM,フレキシブルディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用
いることができる。さらに、通信回線を介してダウンロ
ードすることによってプログラムコードを供給するよう
にしてもよいし、JAVA(登録商標)などの技術を利
用してプログラムを供給して実行するようにしてもよ
い。
【0070】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施
の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うま
でもない。
【0071】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータが接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、そ
の処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0072】加えて、本発明はコンピュータに上記実施
形態の装置の機能を実現させるためのプログラムを含む
プログラム・プロダクトであってもよい。ここで、プロ
グラム・プロダクトというのは、コンピュータ・プログ
ラムだけでなく、プログラムを記録した記録媒体或いは
コンピュータを含むものである。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファイル管
理システムによれば、ファイル操作に関する履歴を蓄積
しておき、表示処理手段が、ファイル管理体系図を表示
手段に表示する旨の指示を受けた場合、履歴に基づい
て、所定の時間以上開いていたファイルのうち各ファイ
ルをその閉じられた日時が新しいものから古いものへ順
に並べたとしたときに最初から数えて少なくとも一つの
ファイル、或いは保存されたファイルのうち各ファイル
をその保存された日時が新しいものから古いものへ順に
並べたとしたときに最初から数えて少なくとも一つのフ
ァイルを特定し、その特定したファイルを表すシンボル
が所定の位置に配置されたファイル管理体系図を作成す
る。これにより、ファイル管理体系図を表示装置の画面
上に表示すると、ユーザが前回使用したファイルを表す
シンボルが上位に配置されるので、ユーザは、前回使用
していたファイルについて再び作業を行う場合等には、
当該ファイルを容易に探し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるファイル管理システ
ムの概略構成図である。
【図2】そのファイル管理システムの各コンピュータ端
末の概略ブロック図である。
【図3】ファイル管理体系図の一例を示す図である。
【図4】表示形式設定画面の一例を示す図である。
【図5】第一上位表示形式又は第二上位表示形式で表示
したファイル管理体系図の例を示す図である。
【図6】第一上位表示形式又は第二上位表示形式で表示
したファイル管理体系図の例を示す図である。
【図7】第一上位表示形式又は第二上位表示形式で表示
したファイル管理体系図の例を示す図である。
【図8】本実施形態のファイル管理システムにおいてフ
ァイル操作に関する履歴を記録する処理手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】そのファイル管理システムにおいてファイル管
理体系図を表示する処理手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】仮想フォルダ表示形式のファイル管理体系図
の一例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b,10c,・・・ コンピュータ端末 11 入力装置 12 中央処理装置 12a 表示処理部 12b 設定部 13 記憶部 14 表示装置 20 管理用コンピュータ 30 記憶装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルを階層的に管理するファ
    イル管理システムにおいて、 フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボルとを
    用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファイル管
    理体系図を表示する表示手段と、 前記表示手段の画面に表示された前記ファイル管理体系
    図上でシンボルを選択するシンボル選択手段と、 前記シンボル選択手段で選択されたファイルを表すシン
    ボルについて、当該ファイルの操作に関する履歴を記録
    する履歴記録手段と、 前記ファイル管理体系図を表示する旨の指示を受けた場
    合、前記履歴記録手段により記録された前記履歴に基づ
    いて、所定の時間以上開いていたファイルのうち、各フ
    ァイルをその閉じられた日時が新しいものから古いもの
    へ順に並べたとしたときに最初から数えて少なくとも一
    つのファイルを特定し、前記特定したファイルを表すシ
    ンボルが所定の位置に配置された前記ファイル管理体系
    図を作成して、前記表示手段の画面に表示させる表示処
    理手段と、 を具備することを特徴とするファイル管理システム。
  2. 【請求項2】 複数のファイルを階層的に管理するファ
    イル管理システムにおいて、 フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボルとを
    用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファイル管
    理体系図を表示する表示手段と、 前記表示手段の画面に表示された前記ファイル管理体系
    図上でシンボルを選択するシンボル選択手段と、 前記シンボル選択手段で選択されたファイルを表すシン
    ボルについて、当該ファイルの操作に関する履歴を記録
    する履歴記録手段と、 前記ファイル管理体系図を表示する旨の指示を受けた場
    合、前記履歴記録手段により記録された前記履歴に基づ
    いて、保存されたファイルのうち、各ファイルをその保
    存された日時が新しいものから古いものへ順に並べたと
    したときに最初から数えて少なくとも一つのファイルを
    特定し、前記特定したファイルを表すシンボルが所定の
    位置に配置された前記ファイル管理体系図を作成して、
    前記表示手段の画面に表示させる表示処理手段と、 を具備することを特徴とするファイル管理システム。
  3. 【請求項3】 前記ファイル管理体系図は上の階層に属
    するシンボルを左側に、下の階層に属するシンボルを右
    側に配置したものであり、前記表示処理手段は、前記特
    定したファイルを表すシンボルを前記ファイル管理体系
    図における上位の位置に配置することを特徴とする請求
    項1又は2記載のファイル管理システム。
  4. 【請求項4】 前記履歴記録手段は、各ユーザに付与さ
    れたユーザ識別情報毎に前記履歴を記録するものであ
    り、前記表示処理手段は、前記ファイル管理体系図を表
    示する旨の指示を受けたときに、当該ユーザに付与され
    た前記ユーザ識別情報に対応する前記履歴に基づいて、
    前記ファイル管理体系図を生成して、前記表示手段の画
    面に表示させることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載のファイル管理システム。
  5. 【請求項5】 前記ファイル管理体系図を前記表示手段
    の画面に表示してからそれを閉じるまでの間に複数のフ
    ァイルについて所定の操作がなされた場合、当該複数の
    ファイルが異なるフォルダに格納されているときに、仮
    想フォルダを作成し、その作成した仮想フォルダに当該
    複数のファイルのコピーを格納する仮想フォルダ作成手
    段を備え、前記表示処理手段は、次回、前記ファイル管
    理体系図を表示する旨の指示を受けた場合、前記履歴に
    基づいて特定したファイルを表すシンボルが所定の位置
    に配置された前記ファイル管理体系図を作成する代わり
    に、当該仮想フォルダを表すシンボル及び当該仮想フォ
    ルダの中に格納されたファイルを表すシンボルが所定の
    位置に配置された前記ファイル管理体系図を作成して、
    前記表示手段の画面に表示させることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載のファイル管理システム。
  6. 【請求項6】 複数のファイルを階層的に管理すると共
    に、フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボル
    とを用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファイ
    ル管理体系図を表示手段の画面に表示するファイル管理
    システムをコンピュータに実現させるためのプログラム
    が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
    いて、 前記ファイル管理体系図上でシンボル選択手段によって
    選択されたファイルを表すシンボルについて、当該ファ
    イルの操作に関する履歴を記録する第一機能と、 所定の指示を受けた場合、前記第一機能により記録され
    た前記履歴に基づいて、所定の時間以上開いていたファ
    イルのうち、各ファイルをその閉じられた日時が新しい
    ものから古いものへ順に並べたとしたときに最初から数
    えて少なくとも一つのファイルを特定し、前記特定した
    ファイルを表すシンボルが所定の位置に配置された前記
    ファイル管理体系図を作成して、前記表示手段の画面に
    表示させる第二機能と、 を実現させるためのプログラムが記録されたことを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能が記録媒体。
  7. 【請求項7】 複数のファイルを階層的に管理すると共
    に、フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボル
    とを用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファイ
    ル管理体系図を表示手段の画面に表示するファイル管理
    システムをコンピュータに実現させるためのプログラム
    が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
    いて、 前記ファイル管理体系図上でシンボル選択手段によって
    選択されたファイルを表すシンボルについて、当該ファ
    イルの操作に関する履歴を記録する第一機能と、 所定の指示を受けた場合、前記第一機能により記録され
    た前記履歴に基づいて、保存されたファイルのうち、各
    ファイルをその保存された日時が新しいものから古いも
    のへ順に並べたとしたときに最初から数えて少なくとも
    一つのファイルを特定し、前記特定したファイルを表す
    シンボルが所定の位置に配置された前記ファイル管理体
    系図を作成して、前記表示手段の画面に表示させる第二
    機能と、を実現させるためのプログラムが記録されたこ
    とを特徴とするコンピュータ読み取り可能が記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記ファイル管理体系図は上の階層に属
    するシンボルを左側に、下の階層に属するシンボルを右
    側に配置したものであり、前記第二機能は、前記特定し
    たファイルを表すシンボルを前記ファイル管理体系図に
    おける上位の位置に配置することを特徴とする請求項6
    又は7記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記第一機能は、各ユーザに付与された
    ユーザ識別情報毎に前記履歴を記録するものであり、前
    記第二機能は、前記ファイル管理体系図を前記表示手段
    に表示する旨の指示を受けたときに、当該ユーザに付与
    された前記ユーザ識別情報に対応する前記履歴に基づい
    て、前記ファイル管理体系図を生成して、前記表示手段
    の画面に表示させることを特徴とする請求項6、7又は
    8記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記ファイル管理体系図を前記表示手
    段の画面に表示してからそれを閉じるまでの間に複数の
    ファイルについて所定の操作がなされた場合、当該複数
    のファイルが異なるフォルダに格納されているときに、
    仮想フォルダを作成し、その作成した仮想フォルダに当
    該複数のファイルのコピーを格納する機能を実現させる
    ためのプログラムが記録されており、且つ、前記第二機
    能は、次回、前記ファイル管理体系図を表示する旨の指
    示を受けた場合、前記履歴に基づいて特定したファイル
    を表すシンボルが所定の位置に配置された前記ファイル
    管理体系図を作成する代わりに、当該仮想フォルダを表
    すシンボル及び当該仮想フォルダの中に格納されたファ
    イルを表すシンボルが所定の位置に配置された前記ファ
    イル管理体系図を作成して、前記表示手段の画面に表示
    させることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 複数のファイルを階層的に管理すると
    共に、フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボ
    ルとを用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファ
    イル管理体系図を表示手段の画面に表示する機能をコン
    ピュータに実現させるためのプログラムであって、 前記ファイル管理体系図上でシンボル選択手段によって
    選択されたファイルを表すシンボルについて、当該ファ
    イルの操作に関する履歴を記録する第一機能と、 所定の指示を受けた場合、前記第一機能により記録され
    た前記履歴に基づいて、所定の時間以上開いていたファ
    イルのうち、各ファイルをその閉じられた日時が新しい
    ものから古いものへ順に並べたとしたときに最初から数
    えて少なくとも一つのファイルを特定し、前記特定した
    ファイルを表すシンボルが所定の位置に配置された前記
    ファイル管理体系図を作成して、前記表示手段の画面に
    表示させる第二機能と、 をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 複数のファイルを階層的に管理すると
    共に、フォルダを表すシンボルとファイルを表すシンボ
    ルとを用いてフォルダとファイルの階層関係を示すファ
    イル管理体系図を表示手段の画面に表示する機能をコン
    ピュータに実現させるためのプログラムであって、 前記ファイル管理体系図上でシンボル選択手段によって
    選択されたファイルを表すシンボルについて、当該ファ
    イルの操作に関する履歴を記録する第一機能と、 所定の指示を受けた場合、前記第一機能により記録され
    た前記履歴に基づいて、保存されたファイルのうち、各
    ファイルをその保存された日時が新しいものから古いも
    のへ順に並べたとしたときに最初から数えて少なくとも
    一つのファイルを特定し、前記特定したファイルを表す
    シンボルが所定の位置に配置された前記ファイル管理体
    系図を作成して、前記表示手段の画面に表示させる第二
    機能と、 をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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