JP2002138624A - 壁パネルのパネル材 - Google Patents

壁パネルのパネル材

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JP2002138624A
JP2002138624A JP2000373525A JP2000373525A JP2002138624A JP 2002138624 A JP2002138624 A JP 2002138624A JP 2000373525 A JP2000373525 A JP 2000373525A JP 2000373525 A JP2000373525 A JP 2000373525A JP 2002138624 A JP2002138624 A JP 2002138624A
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JP
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panel
panel material
wall
wall panel
pumice
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Toshihiko Takayasu
利彦 高安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造でき、かつ、保温性、保冷
性、耐火性、防湿性、防臭性および清潔性に富む壁パネ
ルのパネル材の提供。 【解決手段】 軽石21と、珪藻土22と、木炭23
と、竹24と、麻25と、に布海苔26を混合して混合
剤とし、この混合剤をパネル材20の型枠(図示せず)
に流し込む際に、その厚さ方向中央部に凹凸に形成され
たスチール製網目30を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルのパネル
材に関し、特に、低コストで製造でき、かつ、保温性、
保冷性、耐火性、防湿性、防臭性および清潔性に富む壁
パネルのパネル材に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建築物の場合、その構造あるいはそ
の建材等に起因して常に問題となるのが、保温、保冷、
耐火、防湿あるいは防臭の問題である。このため、従来
より、例えば、木造建築物の壁構築に用いられる壁パネ
ルのパネル材に化学物質からなる断熱層や耐火層を設け
たり、あるいは、防湿剤または防臭剤等を用いることに
より、これらに起因する問題を解消するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の壁パネルのパネル材によると、ある1つの問題
の解決のために用いる手段が他の問題を解決するための
障害になることがある。例えば、断熱層や耐火層を設け
ると保温・保冷等については問題は解消されるが、防湿
性が損なわれたり、場合によっては断熱層や耐火層を設
けることによって悪臭を発生するような場合さえもあ
る。また、前述したような化学物質は人体への影響が未
だ検証されていないものもある。更に、これらのものを
用いた場合に、壁パネル自体が高コストになるという問
題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、低コストで製造
でき、かつ、保温性、保冷性、耐火性、防湿性、防臭性
および清潔性に富む、人体にやさしい壁パネルのパネル
材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、木造建築物の壁構築に用いられる壁パネ
ルのパネル材であって、前記壁パネル材は、軽石,珪藻
土,木炭,竹および麻に布海苔を所定の割合で混合した
混合剤と、該パネル材の強度を補強するスチール製網目
とから構成されることを特徴とする壁パネルのパネル材
を提供するものである。
【0006】この場合、前記所定の割合は、軽石の割合
を5としたとき、珪藻土が3、木炭および竹がそれぞれ
2、麻が1の割合であることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の実施の形態によるパネル
材が収容される壁パネルを示す図である。図に示すよう
に、この壁パネル1は、パネル枠体10と、パネル枠体
10に収容されるパネル材20とからなる。
【0009】図2は、このパネル枠体10に収容される
パネル材20の構造を示す一部破断図である。図に示す
ように、このパネル材20は、軽石21と、珪藻土22
と、木炭23と、竹24と、麻25と、に布海苔26を
混合してなるものであり、厚さ方向中央部には、凹凸に
形成されたスチール製網目30が配置されている。
【0010】ここで、軽石21を用いるのは、軽石自体
が保温・保冷の機能を有するからであり、珪藻土22を
用いるのは、珪藻土自体が耐火・耐湿の機能を有するか
らであり、木炭23を用いるのは、木炭自体が防湿・防
臭の機能を有するからであり、竹24を用いるのは、竹
自体が殺菌・清潔の機能を有するからである。また、麻
25を用いるのは、パネル材20にせん断応力を持たせ
るためであり、布海苔26を用いるのはこれらを混合し
たときに、布海苔がこれらのつなぎとしての機能を有す
るためである。なお、凹凸に形成されたスチール製網目
30を厚さ方向中央部に配置するのは、パネル材20自
体の強度を増大させるためである。
【0011】以下、このパネル材20の製造方法を説明
する。まず、軽石21、珪藻土22、木炭23、竹24
および麻25を、それぞれ、5:3:2:2:1の割合
で準備し、これに布海苔26を加え混合剤とする。この
割合にすることで、前述した各素材の機能が充分に発揮
できるからである。なお、このとき、軽石21、木炭2
3および竹24は、小豆の大きさのものを用い、麻25
は約30cm程度のものを用いる。この大きさあるいは
長さにするのは、あまりに大きさが大きかったり、長さ
が長かったりすると、それぞれが有効に機能しなくなる
ためである。
【0012】そしてこの混合剤を、図示しない型枠の半
分の高さまで流し込む。その後、その型枠に合わせた大
きさのスチール製網目30を混合剤上に配置し、更にそ
の上から混合剤を型枠の上限の高さまで流し込む。そし
て、所定の時間にわたって混合剤を乾燥させ、パネル材
20を成形する。
【0013】このようにして成形されたパネル材20を
パネル枠体10の大きさに切り取り、パネル枠体10に
収容して壁パネル1を形成させる。
【0014】以上のように、この壁パネルによれば、壁
パネルを構成するパネル材に、軽石、珪藻土、木炭およ
び竹を用いているので、保温・保冷、耐火・耐湿、防湿
・防臭、殺菌・清潔性に優れた壁パネルを提供すること
ができる。また、麻を用いることにより、せん断応力を
持たせることができ、布海苔を用いることにより、これ
らを効果的につなぐことができる。更に、スチール製網
目を厚さ方向中央部に配置するようにしたので、パネル
材自体の強度を増大させることができる。また、スチー
ル製網目にすることにより、例えば、パネル材の大きさ
を3分の1あるいは4分の1の大きさにしても、パネル
材が前後に折れることはない。
【0015】また、更に、軽石、珪藻土、木炭、竹、麻
および布海苔からなる混合剤は、一切化学物質を使用し
ていないので、これらを家屋の内壁あるいは外壁に使用
すれば人体にやさしい部屋を形成することができる。同
時に、これらは、自然の物であるので、廃棄するに際し
ても、自然に還元することができる。このため、環境破
壊等を防ぐこともできる。また、これらは、安価に入手
できるので、低コストで製造することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の壁パネル
のパネル材によれば、木造建築物の壁構築に用いられる
壁パネルのパネル材であって、前記壁パネル材は、軽
石,珪藻土,木炭,竹および麻に布海苔を所定の割合で
混合した混合剤と、該パネル材の強度を補強するスチー
ル製網目とから構成するようにしたため、低コストで製
造でき、かつ、保温性、保冷性、耐火性、防湿性、防臭
性および清潔性に富む、人体にやさしい壁パネルを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるパネル材が収容され
る壁パネルを示す図である。
【図2】パネル材の構造を示す一部破断図である。
【符号の説明】
1 壁パネル 10 パネル枠体 20 パネル材 21 軽石 22 珪藻土 23 木炭 24 竹 25 麻 26 布海苔 30 スチール製網目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築物の壁構築に用いられる壁パネ
    ルのパネル材であって、 前記壁パネル材は、軽石,珪藻土,木炭,竹および麻に
    布海苔を所定の割合で混合した混合剤と、該パネル材の
    強度を補強するスチール製網目とから構成されることを
    特徴とする壁パネルのパネル材。
  2. 【請求項2】 前記所定の割合は、軽石の割合を5とし
    たとき、珪藻土が3、木炭および竹がそれぞれ2、麻が
    1の割合であることを特徴とする請求項1に記載の壁パ
    ネルのパネル材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011200A (ko) * 2002-07-29 2004-02-05 주식회사 다우리 화산암재를 이용한 기능성 판넬 및 이의 제조방법
KR100863383B1 (ko) 2008-04-10 2008-10-13 여미선 교체 가능한 숯판재 및 제조방법
US7625631B2 (en) 2005-08-31 2009-12-01 Huber Engineered Woods Llc Wood panel containing inner culm flakes
CN102564686A (zh) * 2011-12-28 2012-07-11 福建省计量科学研究院 力标准机的机架结构

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Effective date: 20040406