JP2002136471A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002136471A
JP2002136471A JP2000331166A JP2000331166A JP2002136471A JP 2002136471 A JP2002136471 A JP 2002136471A JP 2000331166 A JP2000331166 A JP 2000331166A JP 2000331166 A JP2000331166 A JP 2000331166A JP 2002136471 A JP2002136471 A JP 2002136471A
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switch
imaging
driving
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Application number
JP2000331166A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Kuniaki Kami
邦彰 上
Takeo Usui
健夫 碓井
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Koji Yasunaga
浩二 安永
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ操作直後に視野が急に移動すること
なく、視野移動を行うことが可能な内視鏡装置を実現す
る。 【解決手段】 内視鏡装置は、CCD移動機構及びズー
ムレンズ移動機構を有するTVカメラ及びこのTVカメ
ラのCCD移動機構及びズームレンズ移動機構のステッ
ピングモータを制御し、上下左右方向(X軸、Y軸方
向)への視野移動及び光軸方向(Z軸方向)への視野拡
大・広角観察を行う視野移動制御装置を備えて構成され
る。前記視野移動制御装置は、前記ステッピングモータ
を駆動制御するパルスジェネレータ23a〜23cを備
えている。前記視野移動制御装置は、前記パルスジェネ
レータ23a〜23cを制御し、視野移動の指令を行う
スイッチがオンされてから徐々に速度を上げるように視
野移動を行うことが可能な制御を行うCPU24(制御
手段)を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡下手術に用
いられる内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡下手術は、よく行われてい
る。内視鏡下手術は、内視鏡装置を構成する内視鏡と処
置具とをそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入して行うも
のである。この場合、術者は、体腔内に挿入した処置具
の先端部分の像を内視鏡の観察視野内に捉え、処置具に
よる患部の処置状態を観察モニタによって観察しながら
その処置作業を行なっている。
【0003】また、この場合、術者は両手に処置具を持
って処置を行ない、助手が内視鏡を把持している。そし
て、助手は、術者にとって手術のし易い視野が得られる
ように術者の指示に従って、内視鏡の保持位置を変更し
ている。
【0004】このような内視鏡下手術で用いられる内視
鏡装置の操作は、習熟が必要である。このため、上記内
視鏡下手術では、なかなか術者の望む視野が得られず、
手術が円滑に進行しないという問題がある。
【0005】これを解決するものとして、例えば、特開
平9−28663号公報に記載の内視鏡装置は、内視鏡
に用いられる撮像光学系の1部分をアクチュエータで移
動させ、内視鏡画像の撮像範囲を変更するようにしたも
のが提案されている。このアクチュエータによる撮像光
学系の1部分の移動は、術者の手元にあるスイッチ等に
よって可能であり、術者は自分の操作で思い通りの視野
を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−286
63号公報に記載の内視鏡装置は、視野移動を行うため
のアクチュエータを等速度で駆動している。この方式
は、制御回路構成が簡単である反面、視野移動の動き始
めの速度と、目標速度が同一である。このため、上記方
式は、視野移動スイッチの操作と同時に急に内視鏡視野
が移動するので、操作者に違和感を与えてしまうことが
ある。
【0007】これを回避するために、アクチュエータの
駆動方式をこのアクチュエータの動き始めの速度を遅く
するように構成すると、目的の観察対象位置まで視野移
動するのに時間がかかる。このため、操作者は、フラス
トレーションを感じてしまうという問題があった。
【0008】また、内視鏡手術においては、術野全体を
見回すための大きな視野移動と、剥離/縫合/結紮処置
等を行う際の微少な視野移動が必要である。この大きな
視野移動の際には、アクチュエータの移動距離が大きく
なる。このため、従来の内視鏡装置は、上述したように
アクチュエータを常に等速度で駆動して視野移動を行っ
ているので、術者は視野移動に緩慢さを感じることもあ
った。
【0009】また、この大きな視野移動の際、観察倍率
が高倍であると上記方式は、観察視野外への視野移動を
行うことになる。このため、上記方式は、視野移動の際
のオリエンテーションが困難であるので、低倍観察にて
大きな視野移動を行うのが望ましい。しかしながら、こ
の場合、上記内視鏡装置は、観察倍率をいちいち変える
ためのスイッチ操作が必要であり、操作が煩雑であっ
た。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、スイッチ操作直後に視野が急に移動することな
く、視野移動を行うことが可能な内視鏡装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の内視
鏡装置は、先端部より被検体像が入力される長尺な挿入
部に挿通され、前記先端部より入力された被写体像をこ
の挿入部の基端側に伝達する伝達手段と、前記伝達手段
により伝達された被写体像を撮像する撮像範囲の変更が
可能な撮像光学系と、前記撮像範囲を変更するために前
記撮像光学系を駆動し、かつ前記撮像光学系を駆動する
駆動速度を変えることが可能な駆動手段と、を具備した
ことを特徴としている。また、本発明の請求項2の内視
鏡装置は、先端部より被検体像が入力される長尺な挿入
部に挿通され、前記先端部より入力された被写体像をこ
の挿入部の基端側に伝達する伝達手段と、前記伝達手段
により伝達された被写体像を撮像する撮像範囲の変更が
可能な撮像光学系と、前記撮像範囲を変更するために前
記撮像光学系を駆動し、かつ前記撮像光学系を駆動する
駆動速度を変えることが可能な駆動手段と、前記撮像光
学系の撮像範囲の変更を指示する入力手段と、前記入力
手段からの入力に応じて前記駆動手段を制御する制御手
段と、を具備したことを特徴としている。また、本発明
の請求項3は、請求項2に記載の内視鏡装置において、
前記入力手段は、前記撮像手段が撮像する撮像範囲の変
更を指示すると共に、この変更される方向への前記駆動
手段の駆動量を指示する変位入力手段を有し、前記制御
手段は、前記変位入力手段による入力に応じた前記撮像
手段の撮像範囲の方向及び前記駆動手段の駆動量で駆動
するように前記駆動手段を制御することを特徴としてい
る。この構成により、スイッチ操作直後に視野が急に移
動することなく、視野移動を行うことが可能な内視鏡装
置を実現する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の
内視鏡装置の概略構成を示す概略構成図、図2は図1の
視野移動制御装置要部の回路ブロック図、図3は図1の
ラチェット付き鉗子を示す外観図、図4は図3のラチェ
ット付き鉗子のハンドル部分をA方向から見た外観図、
図5は本実施の形態の作用を示すフローチャート、図6
は本実施の形態の動作を示す説明図であり、図6(a)
は従来の一定速度による視野移動速度を示すグラフ、図
6(b)はタイマカウンタの規定値を第1と第2の規定
値の2つ設定した場合の視野移動速度を示すグラフ、図
6(c)は同図(b)の目標速度到達までの時間2秒を
10等分し、0.2秒毎に規定値を設定した場合の視野
移動速度を示すグラフである。
【0013】図1に示すように本実施の形態の内視鏡装
置1は、患者の体腔内に挿入される長尺な挿入部2a及
びこの挿入部2aの基端部に連結された接眼部2bで構
成される硬性内視鏡(スコープとも言う)2と、このス
コープ2の接眼部2bに着脱自在に取り付け可能で、こ
のスコープ2の接眼部2bから伝達される被写体像を撮
像する後述の撮像手段を内蔵した外付けTVカメラ(以
下、TVカメラ)3と、このTVカメラ3により得られ
た撮像信号を信号処理するCCU(カメラコントロール
ユニット)4と、前記TVカメラ3に内蔵された後述の
撮像光学系を制御する視野移動制御装置5と、この視野
移動制御装置5を操作するための後述するハンドスイッ
チを設け、前記スコープ2とは別の場所から挿入されて
患部を処置可能な処置具6と、前記CCU4で信号処理
した映像信号による内視鏡画像を表示する表示モニタ
(以下、モニタ)7とから主に構成される。尚、スコー
プ2は、関節構造のスコープ保持具8により移動可能に
保持されるようになっている。また、スコープ2は、こ
の挿入部2aを予め体腔内に刺入されたトラカール9に
挿通され、体腔内を観察するように体腔内に挿入される
ようになっている。CCU4には、前記モニタ7の他に
顔面装着型映像表示装置FMD( Face Mounted Displa
y ;HMD ( Head Mounted Display )とも呼ばれる)等
に接続しても良い。
【0014】前記TVカメラ3は、撮像手段として固体
撮像素子であるCCD11を内蔵している。前記TVカ
メラ3は、前記CCD11が撮像する撮像範囲の変更が
可能な撮像光学系としてズームするためのズームレンズ
12と、このズームレンズ12の光軸方向に対して直交
する上下左右方向(X軸、Y軸方向)に移動可能なCC
D移動機構13と、前記ズームレンズ12をこの光軸方
向(Z軸方向)に進退動させるズームレンズ移動機構1
4とを設けて構成されている。
【0015】また、前記TVカメラ3は、このTVカメ
ラ3のケーシング3a外面に原点復帰スイッチ15、視
野拡大(TELE)スイッチ16a及び広角観察(WI
DE)スイッチ16bが設けられている。このTVカメ
ラ3は、前記視野移動制御装置5及び前記CCU4に接
続されている。
【0016】前記視野移動制御装置5は、前記TVカメ
ラ3の視野拡大スイッチ16a及び広角観察スイッチ1
6bの操作により、前記TVカメラ3のCCD移動機構
13及びズームレンズ移動機構14を制御して、上下左
右方向(X軸、Y軸方向)への視野移動及び光軸方向
(Z軸方向)への視野拡大・広角観察を行うようになっ
ている。
【0017】また、前記視野移動制御装置5は、前記T
Vカメラ3の視野拡大スイッチ16a及び広角観察スイ
ッチ16bと同様な操作スイッチを備え、前記処置具6
に取り付け可能なハンドスイッチ17に接続されるよう
になっている。尚、このハンドスイッチ17の他に、前
記視野移動制御装置5に接続されるものとしては、フッ
トスイッチ、リモコン(いずれも図示せず)等がある。
また、前記視野移動制御装置5に接続されるものとして
は、操作スイッチと同様の機能を有する音声認識装置
(図示せず)を視野移動制御装置5に接続して、音声に
より制御するような構成としても良い。
【0018】前記視野移動制御装置5のフロントパネル
部には、上下左右の視野移動スイッチ、視野拡大(TE
LE)、広角観察(WIDE)を行うなうスイッチ、原
点復帰スイッチ及びTVカメラ3との接続を行なうため
のレセプタクル、操作スイッチとの(以上いずれも図示
せず)が設けられている。
【0019】図2は本実施の形態に関する視野移動制御
装置5の要部のみ抜粋した回路ブロック図である。前記
視野移動制御装置5の内部には、データバス21を通じ
てPIO22及びX軸用パルスジェネレータ23a、Y
軸用パルスジェネレータ23b、Z軸用パルスジェネレ
ータ23cに接続されるCPU24が設けられている。
前記PIO22は、前記TVカメラ3の視野拡大スイッ
チ16a及び広角観察スイッチ16b又は前記ハンドス
イッチ17等の操作スイッチの操作により信号が入力さ
れるようになっている。
【0020】前記パルスジェネレータ23a〜23c
は、TVカメラ3に設けられているCCD移動機構13
及びズームレンズ移動機構14に組み込まれたそれぞれ
の図示しないステッピングモータに接続され、これらス
テッピングモータをそれぞれ駆動制御するようになって
いる。更に具体的には、X軸用パルスジェネレータ23
aは、CCD移動機構13に設けられた左右方向駆動用
ステッピングモータに接続され、この左右方向駆動用ス
テッピングモータを駆動制御するようになっている。Y
軸用パルスジェネレータ23bは、CCD移動機構13
に設けられた上下方向駆動用ステッピングモータに接続
され、この上下方向駆動用ステッピングモータを駆動制
御するようになっている。Z軸用パルスジェネレータ2
3cは、ズームレンズ移動機構14に設けられたズーム
駆動用ステッピングモータに接続され、このズーム駆動
用ステッピングモータを駆動制御するようになってい
る。
【0021】前記CPU24は、前記PIO22に入力
された信号によりスイッチの状態を検知すると共に、内
蔵されているタイマ(不図示)を起動して、このタイマ
に設定された時間ごとに値をインクリメントしてゆくタ
イマカウンタ(不図示)を備えている。そして、前記C
PU24は、検知されたスイッチに対応して速度と位置
を設定し、データバス21を介して前記パルスジェネレ
ータ23a、23b、23cに送信し、これらを制御し
てそれぞれのステッピングモータを制御するようになっ
ている。尚、このCPU24の制御動作は、後述する。
【0022】前記ハンドスイッチ17は、前記処置具6
に取り付けられるようになっている。本実施の形態で
は、図3に示すように処置具6としてラチェット付き鉗
子6aを用いている。前記ラチェット付き鉗子6aは、
術者が力を掛けなくても組織を継続的に把持できるラチ
ェット6bをハンドル部6cに備えたものである。この
ラチェット付き鉗子6aのハンドル部6cに前記ハンド
スイッチ17は、取り付けられるようになっている。
【0023】前記ハンドスイッチ17は、上下左右方向
(X軸、Y軸方向)の接点を有するジョイスティック3
1と、ズーム操作を行うための接点を有するズームスイ
ッチ32a、32bを具備している。尚、ハンドスイッ
チ17は、術中にほぼ交換しない、組織を把持する鉗子
6aのハンドルに取り付けられるようになっている。こ
のため、このようなラチェットの付いたハンドルは、よ
り有効である。尚、処置具6として、この鉗子6aの代
わりにレーザープローブ、縫合器、電気メス、持針器、
超音波吸引器等の処置具を用いても良い。尚、TVカメ
ラ3の内部構成は、本出願人が先に提案している特願平
10−115322号に詳細が開示されており、ここで
は説明を省略する。
【0024】次に、図4ないし図6を参照してこのよう
に構成された第1の実施の形態の作用について説明す
る。先ず、スコープ2は、この接眼部2bにTVカメラ
3を取り付けられ、トラカール9を介して体腔内に挿入
され、スコープ保持具8により移動可能に保持される。
同時に、処置具6としてラチェット付き鉗子6aは、ス
コープ2とは別の場所から挿入される。そして、スコー
プ2の挿入部2aから取り込まれた被写体像は、接眼部
2bよりTVカメラ3に伝達され、TVカメラ3のCC
D11により撮像される。TVカメラ3のCCD11で
撮像された被写体像は、電気信号に変換され、この電気
信号はCCU4で標準的な映像信号に信号処理される。
このCCU4で信号処理された映像信号は、モニタ7に
入力され、このモニタ7で内視鏡画像として表示され
る。
【0025】このとき、術者は、図4に示すようにラチ
ェット付き鉗子6aのラチェットにより組織を継続的に
把持しつつ、手術の必要上ハンドスイッチ17のジョイ
スティック31やズームスイッチ32a、32bを操作
して、上下左右方向(X軸、Y軸方向)への視野移動及
び光軸方向(Z軸方向)への視野拡大・広角観察を行
う。
【0026】そして、図2で上述したように前記ハンド
スイッチ17のスイッチ状態は、PIO22により検知
され、そのデータはCPU24に取り込まれるようにな
っている。このデータ取り込み後の制御フローは、図5
のフローチャートに示すようになっている。
【0027】CPU24は、ハンドスイッチ17のスイ
ッチがオンされた(OFF→ON)ことを検知すると
(ステップS1)、内蔵されているタイマを起動すると
共に、タイマカウンタのカウントを開始する(ステップ
S2)。そして、CPU24は、検知されたスイッチに
対応して初期速度及び指令位置を設定する(ステップS
3)。CPU24は、初期速度として、従来の移動速度
に対して低い値を選択する。その後で、CPU24は、
それぞれのスイッチに対応したパルスジェネレータ23
a〜23cに出力開始指令を設定する(ステップS
4)。
【0028】ここで、CPU24は、ハンドスイッチ1
7のジョイスティック31の左右方向のどちらか一方の
スイッチがオンされると、X軸用パルスジェネレータ2
3aに初期速度と指令位置を設定し動作させる。CPU
24は、ハンドスイッチ17のジョイスティック31の
上下方向のどちらか一方のスイッチがオンされると、Y
軸用パルスジェネレータ23bに初期速度と指令位置を
設定し動作させる。CPU24は、ハンドスイッチ17
のズームスイッチ32a、32bのどちらか一方のスイ
ッチがオンされると、Z軸用パルスジェネレータ23c
に初期速度と指令位置を設定し動作させる。そして、C
PU24は、再度スイッチ状態を検知する処理(ステッ
プS1)に戻る。尚、これらの設定は、CPU24から
データバス21を介して行われる。
【0029】この処理によって、それぞれのパルスジェ
ネレータ23a〜23cに接続されているステッピング
モータが動作を開始し、ハンドスイッチ17の操作に対
応した視野移動動作が初期速度にて行われる。例えば、
ハンドスイッチ17のジョイスティック31の左右方向
のどちらか一方のスイッチがオンされた場合、CPU2
4は、X軸用パルスジェネレータ23aに初期速度と指
令位置を設定し、パルス出力をすることでCCD移動機
構13の視野移動を行う。そして、スイッチがオンされ
ている間の処理は、スイッチ状態を検知する処理(ステ
ップS1)の分岐である左側へ移行する。
【0030】スイッチが連続してオンされ続けている
と、CPU24はタイマカウンタの値をチェックし(ス
テップS5)、タイマカウンタの値を規定値と比較する
(ステップS6)。CPU24は、タイマカウンタの値
が規定値に達していなければ何も設定を変えず、スイッ
チ状態を検知する処理(ステップS1)に戻る。CPU
24は、タイマカウンタの値が規定値に達した場合には
その値に応じた所定の速度(出力パルス速度)に変更し
パルスジェネレータを設定する(ステップS7)。尚、
規定値は上下左右方向(X軸、Y軸方向)及びズームの
全移動時間を複数に分割した値である。
【0031】例えば、左右方向の全移動時間を4秒に設
定した場合、第1の規定値は1秒、第2の規定値は2秒
というように設定する。この処理によって、右方向スイ
ッチが連続してオンされ視野移動動作中を行っている間
に第1の規定値に達した場合は、第1の規定値に対応し
ている初期速度よりも速い移動速度で視野移動が行われ
る。更にスイッチがオンされ続け、視野移動動作中に第
2の規定値に達した場合は同様に第2の規定値に対応し
ている目標速度にて視野移動を行う。この後は再度スイ
ッチ状態検知の処理に戻る。
【0032】そして、スイッチがOFFされた場合(O
N→OFF)の処理は、スイッチ状態を検知する処理
(ステップS1)の分岐である右側へ移行する。尚、ス
イッチがOFF(OFF→OFF)のままの場合は、何
の処理も行わずスイッチ状態を検知する処理(ステップ
S1)に戻る。
【0033】スイッチがOFFされた場合、CPU24
はタイマを停止してタイマカウンタの値をゼロにリセッ
トする(ステップS8)。CPU24は、検知されたス
イッチに対応するパルスジェネレータにパルス出力停止
指令を設定する(ステップS9)。その後でCPU24
は、視野移動が行われていた移動機構の現在位置の検出
を行い(ステップS10)、再度スイッチ状態検知の処
理に戻る(ステップS1)。
【0034】この現在位置検出処理は、ステッピングモ
ータを用いた本実施の形態の場合、パルスジェネレータ
に設定するパルス数を管理することで行う。例えば、タ
イマカウンタの規定値を上述のごとく第1と第2の規定
値の2つ設定した場合の視野移動速度の変化は、図6
(b)に示すように3段階の階段状になる。更に、視野
移動時間を等間隔で細分化し、規定値を多く設定した場
合、例えば、左右方向の目標速度到達までの時間2秒を
10等分し、0.2秒毎に規定値を設定し、その規定値
の増加に正比例して速度を増加させるよう設定した場合
は図6(c)に示すように、直線状に速度が上昇するた
め、より滑らかな視野移動を行うことができる。これは
従来行われていた図6(a)の一定速度による視野移動
に比して、いずれも徐々に移動速度が上昇して目標速度
に達するのがわかる。このタイマカウンタの規定値の設
定は、フロントパネルに設けた設定スイッチ(図示しな
い)によって切り換えることが可能である。
【0035】この結果、視野移動の指令を行うスイッチ
がオンされてから徐々に速度を上げるように視野移動制
御を行うことにより、一定速度による視野移動の場合に
見られた、急な視野移動による違和感を術者に感じさせ
ることがない。また、速度変化の段階を細分化すること
で、簡易な等速度制御の回路構成をもって加速度制御を
実現することができる。
【0036】(第2の実施の形態)図7ないし図9は本
発明の第2の実施の形態に係り、図7は本発明の第2の
実施の形態を備えた内視鏡装置の視野移動制御装置要部
の回路ブロック図、図8はジョイスティックタイプの複
合スイッチを備えたハンドスイッチを示す説明図、図9
は本実施の形態の作用を示すフローチャート、図10は
図9の変形例であるフローチャート。
【0037】本第2の実施の形態では、スイッチ操作時
の変位情報を検出可能な入力手段を設け、この入力手段
により検出した変位情報に応じて視野移動速度を変化さ
せるように構成する。それ以外の構成は、上記第1の実
施の形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には
同じ符号を付して説明する。
【0038】図7に示すように本第2の実施の形態の内
視鏡装置は、データバス21に接続されるA/Dコンバ
ータ40が設けられた以外は、第1の実施の形態と同様
な視野移動制御装置を備えて構成される。
【0039】また、本第2の実施の形態の内視鏡装置に
用いられるハンドスイッチは、図8に示すように上下左
右方向(X軸、Y軸方向)の接点情報に加えて、それぞ
れのスイッチ操作時の変位情報を検出可能な変位センサ
を備えたジョイスティックタイプの複合スイッチであ
る。
【0040】この複合スイッチ41は、具体的には上下
左右方向(X軸、Y軸方向)に操作可能なジョイスティ
ック31の操作により閉じる機械接点式の4つのスイッ
チ42(図8中では1つで示している)と、ジョイステ
ィック31の上下方向・左右方向の操作加速度を検出
し、アナログの変位量として出力する変位センサ42と
から構成される。この変位センサ42は、図示しないが
ジョイスティック31に取り付けられ、直交する2軸
(上下/左右)方向の加速度を検出する加速度センサ
(不図示)及び検出した加速度を2回積分してアナログ
の変位量として出力する演算回路で構成される。それ以
外の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0041】次に、図9を参照してこのように構成され
た第2の実施の形態の作用について説明する。上記第1
の実施の形態と同様に、内視鏡下手術を行う。術者は、
図4で説明したようにラチェット付き鉗子6aのラチェ
ットにより組織を継続的に把持しつつ、手術の必要上複
合スイッチ41の複合スイッチを操作して、上下左右方
向(X軸、Y軸方向)への視野移動を行う。尚、ここで
は、ズームスイッチの制御については従来と同様である
ので省略する。
【0042】そして、複合スイッチ41のスイッチ状態
は、PIO22により検知され、そのデータはCPU2
4に取り込まれる(ステップS11)。例えば、上方向
に視野移動を行うスイッチがオンされた(OFF→O
N)場合、CPU24は、A/Dコンバータ40で検知
された複合スイッチ41のジョイスティック31の上方
向への変位量を取り込む(ステップS12)。そして、
CPU24は、取り込んだ上方向への変位量を規定値と
比較する(ステップS13)。
【0043】比較した結果、CPU24は、上方向への
変位量が規定値よりも大きければ、検知された上方向ス
イッチに対応するY軸用パルスジェネレータ23bに高
速移動用の速度値を設定する(ステップS14)。その
後、Y軸用パルスジェネレータ23bに指令位置及びパ
ルス出力開始指令を設定する(ステップS15)。これ
により、検知された上方向スイッチに対応し上方向への
視野移動が高速度で行われる。その後は再度複合スイッ
チの状態検知処理(ステップS11)に戻る。この変位
量の規定値は複合スイッチ41のジョイスティック31
の全変位量の1/2に設定される。
【0044】一方、上方向の変位量が規定値よりも小で
あれば、Y軸用パルスジェネレータ23bに低速移動用
の速度値を設定する(ステップS16)。そして、上記
高速移動の場合と同様にY軸用パルスジェネレータ23
bに指令位置とパルス出力開始指令を設定することで上
方向への視野移動が低速度で行われる。その後は再度複
合スイッチの状態検知処理(ステップS11)に戻る。
【0045】また、スイッチがオンされている間の処理
は、スイッチ状態を検知する処理(ステップS11)の
分岐である左側へ移行する。スイッチが連続してオンさ
れ続けている間にも、CPU24は複合スイッチ41の
変位量検知を行う(ステップS17)。そして、CPU
24は、取り込んだ複合スイッチ41の変位量を規定値
と比較する(ステップS18)。ここで、例えば、CP
U24は、上方向スイッチの変位量が規定値より小であ
ったのが大に変化していることを検知すると、高速移動
用の速度値をY軸用パルスジェネレータ23bに設定す
る(ステップ19)。これにより、CPU24は、CC
D駆動機構13を上方向に高速度で駆動させるようにし
て、視野移動を低速から高速に変える。一方、その逆に
CPU24は、上方向のスイッチの変位量が規定値より
大であったのが小に変化したことを検知した場合は、低
速移動用の速度値を動作中の移動機構に対応しているY
軸用パルスジェネレータ23bに設定し(ステップ2
0)、視野移動を高速から低速に変える。また、上方向
スイッチの変位量と規定値の関係が変化しなかった場
合、CPU24は、速度の設定を変えずそのままの速度
で動作を継続させる。いずれの処理後も、再度複合スイ
ッチの状態検知処理(ステップ11)に戻る。スイッチ
がOFFのままの場合は何の処理も行わずスイッチ状態
を検知する処理に戻る。
【0046】そして、スイッチがOFFされた場合(O
N→OFF)の処理は、スイッチ状態を検知する処理
(ステップS11)の分岐である右側へ移行する。尚、
スイッチがOFF(OFF→OFF)のままの場合は、
何の処理も行わずスイッチ状態を検知する処理(ステッ
プS1)に戻る。
【0047】スイッチがOFFされた場合、CPU24
は、検知されたスイッチに対応するパルスジェネレータ
にパルス出力停止指令を設定する(ステップS21)。
その後でCPU24は、視野移動が行われていた移動機
構の現在位置の検出を行い(ステップS22)、再度ス
イッチ状態検知の処理に戻る(ステップS11)。
【0048】例えば、上方向スイッチがOFFされた場
合は、Y軸用パルスジェネレータ23bにパルス出力停
止指令を設定し、上方向の視野移動を停止させ、CCD
駆動機構13の上下方向(Y軸)の現在位置を検出した
後、複合スイッチの状態検知まで戻る。以上の処理によ
り、複合スイッチ41を規定の変位であるジョイスティ
ック31の全変位量の1/2を超えるように大きく倒す
と高速で上下左右方向(X軸、Y軸方向)の視野移動を
行い、規定の変位以下になるように小さく倒すと低速で
視野移動を行う。
【0049】この結果、複合スイッチ41の変位に対応
して視野移動速度を変化させることにより、大きな視野
移動は高速で迅速に、また小さな視野移動は低速で確実
にそれぞれ行うことが操作性よく可能である。
【0050】また、図10に示すようなフローチャート
に従って、視野移動を高速にするのと同時にズーム倍率
が最低となるように視野移動が行われるような制御を行
っても良い。
【0051】図10に示すように複合スイッチ41がオ
ンされ、複合スイッチ41のスイッチ状態は、PIO2
2により検知され、そのデータはCPU24に取り込ま
れる(ステップS31)。CPU24は、A/Dコンバ
ータ40で検知された複合スイッチ41の変位量を取り
込む(ステップS32)。そして、CPU24は、取り
込んだ変位量を規定値と比較する(ステップS33)。
CPU24は、比較した結果、変位量がジョイスティッ
ク31全変位量の1/2に設定されている規定値よりも
大きい場合、検知されたスイッチに対応するX軸用パル
スジェネレータ23a又はY軸用パルスジェネレータ2
3bに高速移動用の速度値と指令位置を設定する(ステ
ップS34)。同時に、CPU24は、Z軸用パルスジ
ェネレータ23cに最低倍率に移動するための指令位置
を設定する(ステップS35)。
【0052】そして、CPU24は、X軸用パルスジェ
ネレータ23a又はY軸用パルスジェネレータ23b及
びZ軸用パルスジェネレータ23cにそれぞれパルス出
力開始指令を設定する(ステップS36)。これによ
り、CPU24は、CCD駆動機構13及びズームレン
ズ移動機構14を高速度で駆動させることで、視野全体
を観察可能な状態で高速に視野移動が行える。
【0053】例えば、ジョイスティック31を左方向に
規定値を超えて変位させた場合、CPU24は、CCD
駆動機構13の左方向駆動用ステッピングモータに接続
されているX軸用パルスジェネレータ23aに高速移動
用速度値と左方向移動のための指令位置を設定し、更に
ズームレンズ移動機構14に接続されているZ軸用パル
スジェネレータ23cにズーム倍率が最低となる指令位
置を設定する。すると、左方向への視野移動と同時にズ
ーム倍率が低くなり、内視鏡視野全体を見ながら左右方
向への視野移動が行われる。
【0054】一方、左方向の変位量が規定値よりも小で
あれば、低速移動用速度値と左方向移動のための指令位
置を設定し、更にZ軸用パルスジェネレータ23cに指
定の指令位置を設定する(ステップS37)。そして、
CPU24は、X軸用パルスジェネレータ23a及びZ
軸用パルスジェネレータ23cにそれぞれパルス出力開
始指令を設定する(ステップS38)。その後は再度複
合スイッチの状態検知処理(ステップS31)に戻る。
【0055】また、スイッチがオンされている間の処理
は、スイッチ状態を検知する処理(ステップS31)の
分岐である左側へ移行する。スイッチが連続してオンさ
れ続けている間にも、CPU24は複合スイッチ41の
変位量検知を行う(ステップS39)。そして、CPU
24は、取り込んだ複合スイッチ41の変位量を規定値
と比較する(ステップS40)。
【0056】ここで、例えば、CPU24は、左方向ス
イッチの変位量が規定値より小であったのが大に変化し
ていることを検知すると、高速移動用の速度値をX軸用
パルスジェネレータ23aに設定し(ステップ41)、
視野移動を低速から高速に変える。その後、CPU24
は、Z軸用パルスジェネレータ23cに最低倍率に移動
するための指令位置とパルス出力開始指令を設定する
(ステップ42)。これにより、CPU24は、左方向
の視野移動を高速にかつ最低倍率で行える。
【0057】一方、その逆にCPU24は、左方向のス
イッチの変位量が規定値より大であったのが小に変化し
たことを検知した場合は、低速移動用の速度値を動作中
の移動機構に対応しているX軸用パルスジェネレータ2
3a及びZ軸用パルスジェネレータ23cに設定し(ス
テップ43)、視野移動を高速から低速に変える。ま
た、上方向スイッチの変位量と規定値の関係が変化しな
かった場合、CPU24は、速度の設定を変えずそのま
まの速度で動作を継続させる。いずれの処理後も、再度
複合スイッチの状態検知処理(ステップ31)に戻る。
スイッチがOFFのままの場合は何の処理も行わずスイ
ッチ状態を検知する処理に戻る。
【0058】そして、スイッチがOFFされた場合(O
N→OFF)の処理は、スイッチ状態を検知する処理
(ステップS31)の分岐である右側へ移行する。尚、
スイッチがOFF(OFF→OFF)のままの場合は、
何の処理も行わずスイッチ状態を検知する処理(ステッ
プS31)に戻る。
【0059】スイッチがOFFされた場合、CPU24
は、検知されたスイッチに対応するパルスジェネレータ
にパルス出力停止指令を設定する(ステップS44)。
その後でCPU24は、視野移動が行われていた移動機
構の現在位置の検出を行い(ステップS45)、再度ス
イッチ状態検知の処理に戻る(ステップS31)。
【0060】この結果、複合スイッチの変位量が規定値
よりも大の場合、視野移動を高速にするのと同時にズー
ム倍率が最低となるように視野移動が行われるため、視
野全体を観察できオリエンテーションがつきやすい状況
で、大きな視野移動が簡便な操作で実現できる。
【0061】尚、本第2の実施の形態では、複合スイッ
チ41によって上下左右の操作方向とそれぞれの変位量
を検知しているが、この変位量の代わりに上下左右方向
(X軸、Y軸方向)のスイッチ操作時にジョイスティッ
ク31にかかるひずみを検出して、これを用いても良
い。この場合、変位センサ42の代わりにジョイスティ
ック31にひずみゲージを取り付け、これらのセンサで
検出した信号を視野移動制御装置5に出力し、その信号
の大きさによって前述したような制御を行う。更に、本
第2の実施の形態では、複合スイッチ41の代わりにト
ラックボールを用いれば、2つの検出要素を用いること
なしに、方向と操作速度という2つの情報を検知するこ
とができ、上述したような制御を行うことができる。
【0062】ところで、上記第1、第2の実施の形態で
説明した視野移動を行うためのハンドスイッチの鉗子6
aへの取付け構造は、図11及び図12に示すような形
態でも良い。図11は上記第1の実施の形態よりも良好
な操作性のハンドスイッチを示す説明図、図12は図1
1のスイッチ取付け板を説明する説明図である。
【0063】図11に示すようにハンドスイッチ44
は、鉗子6aの挿入部上に固定的に移動可能であるスイ
ッチ取付け板45に設けられている。そして、鉗子6a
の挿入部シース46上には、図12に示すように円周状
に溝46aが複数形成されている。前記スイッチ取付け
板45には、ばね47で付勢された位置固定用のリング
48が設けられている。前記溝46aと前記位置固定用
のリング48が噛み合うことにより、前記スイッチ取付
け板45の位置を固定するようになっている。
【0064】この構成により、上記第1の実施の形態で
説明したハンドスイッチ17でスイッチ操作をしづらい
指の長い術者にも、良好な操作性のハンドスイッチ44
を提供することができる。また、図示しないが視野移動
スイッチを従来のものからLED等の発光素子とフォト
トランジスタ、フォトダイオード等の受光素子を複数用
いたものの組合せで構成しても良い。この場合、ハンド
スイッチは、受光素子毎に視野移動機能を割り付け、そ
の受光素子を指で遮光することで割り付けられた機能の
視野移動を行うようにしても良い。
【0065】更に、図示しないが例えば、発光素子を鉗
子6aの挿入部シース46に、受光素子をハンドル部6
cに設ける構成が考えられる。この構成においては、ス
イッチを押す操作が不要であるため、視野移動のための
操作がより容易となる。また、ハンドル部6cに設けら
れた受光素子の数を増やして、術者が好みの位置の受光
素子に任意の視野移動機能を割り付けるようにしても良
い。更に、発光素子−受光素子の組含せの代わりに、小
型圧力センサや小型ロードセル等の感圧素子を用いても
良い。更に、また、これらの感圧素子に、小型熱電対や
小型サーミスタ等の温度センサを組み込んで、感圧素子
がオンされたという信号が出力された場合に、温度セン
サからの出力が予め設定した規定値以上である場合のみ
視野移動を行わせてもよい。このことにより、感圧素子
が誤つて他の物体にぶつかった場合の不意の視野移動を
防ぐことができる。
【0066】ところで、上述した内視鏡装置は、TVカ
メラ3と視野移動制御装置5との接続状態を検知してい
ない。このため、内視鏡装置は、電源オンの状態(原点
検出)後、コネクタを抜き、そこでSW操作を行って、
再度コネクタを接続すると、TVカメラ3のステッピン
グモータと、視野移動制御装置5のパルスジェネレータ
23a〜23cでの設定の現在位置とが合致しなくな
り、基準位置がずれる場合がある。そこで、TVカメラ
3の接続状態を判断し、TVカメラ3が接続されていな
い場合には、CPU24の制御を停止するように構成す
る。
【0067】図13ないし図16は、内視鏡装置の構成
例に係わり、図13はTVカメラに内蔵されたステッピ
ングモータと視野移動制御装置との接続関係を示す説明
図、図14は図13の抵抗値検知回路の内部構成を示す
構成図、図15はモータ巻線の抵抗値検知処理を取り入
れた処理のフローチャート、図16は図15の巻線抵抗
値検知処理の処理のフローチャートである。
【0068】図13に示すようにTVカメラ3内部のス
テッピングモータ51は、視野移動制御装置5と接続さ
れている。視野移動制御装置5は、前記ステッピングモ
ータ51を駆動制御するパルスジェネレータ52を備え
ている。前記TVカメラ3の移動機構は、第1、第2の
実施の形態で説明したようにCCD駆動機構13及びズ
ームレンズ移動機構14の2つが組み込まれているの
で、前記ステッピングモータ51及び前記パルスジェネ
レータ52は、それぞれ3つ設けられている。尚、図1
3中では、前記ステッピングモータ51及び前記パルス
ジェネレータ52のうちの1系統の構成のみ図示してい
る。
【0069】前記ステッピングモータ51は、信号線5
3を介して視野移動制御装置5内部のラインセレクタ5
4に接続されている。このラインセレクタ54は、リレ
ーやアナログスイッチ等から構成される。そして、この
ラインセレクタ54は、ステッピングモータ51の接続
先を、前記パルスジェネレータ52と抵抗値検知回路5
5との2系統のどちらかに選択するようになっている。
この分岐制御は、PIO22から出力される制御信号に
よって行われるようになっている。
【0070】図14に示すように前記抵抗値検知回路5
5は、モータ巻線の抵抗値をデジタル電圧値に変換する
回路である。この抵抗値検知回路55は、モータ巻線抵
抗Rmとの分圧比を求め、かつ抵抗値検出時の電流制限
を行うための抵抗Rと、この抵抗Rで検出されたアナロ
グ電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ
56とから構成される。
【0071】このように構成された内視鏡装置は、図1
5及び図16のフロートに従って制御される。図15に
示すように視野移動制御装置5の電源投入直後は、視野
移動処理装置12のシステム初期化処理(CPU/周辺
IC/ソフトウエアの初期化)を行う(ステップ5
0)。その後図16に示すモータの巻線抵抗値検知処理
を行う(ステップS51)。先ず、図16の巻線抵抗値
検知処理(ステップS51)を説明する。
【0072】この処理は、図16に示すようにまずCP
U24からラインセレクタ54に、抵抗値検知回路55
とステッピングモータ51とを接続する指令を出力する
(ステップS52)。その後、CPU24は、抵抗値検
知回路55に備えられているA/Dコンバータ56で検
出した、モータ巻線抵抗値のデジタル電圧値を取り込む
(ステップS53)。そして、CPU24は、取り込ん
だデジタル電圧値を予め設定された設定値と比較する
(ステップS54)。この比較結果により、取り込んだ
デジタル電圧値が予め設定された設定値の範囲内である
か、設定範囲最小値よりも小であるか、設定範囲最大値
よりも大であるかによって、その後の処理を分岐させる
(ステップS55)。
【0073】ここで、図14に示したように直流電源V
ccが抵抗Rを経てモータ巻線抵抗Rmに印加された場
合、A/Dコンバータ56に入力される電圧値Vadは、 Vad=Vcc・Rm/(Rm+R)・・・(1) となる。
【0074】CPU24は、この電圧値の設定範囲を電
源Vcc、抵抗R、巻線抵抗Rmのばらつきを考慮し、前
記(1)式のVadの±30%に設定する。尚、抵抗Rの
値は、巻線抵抗Rmに近い値にすると巻線抵抗値の変化
がA/Dコンバータ56に入力される電圧値を大きく左
右するため、巻線抵抗値検知をより精度良く行うことが
できる。
【0075】CPU24は、TVカメラ3に備えられて
いる3つのモータの巻線抵抗値検知を順次行い、いずれ
も設定値範囲内であれば、ラインセレクタ54にパルス
ジェネレータ52とステッピングモータ51とを接続す
る指令を出力し(ステップS5)、図15の処理(B)
へ移行する。
【0076】また、A/Dコンバータ56から取り込ん
だ値が設定範囲最小値よりも小であれるモータが1つで
もあれば、図15の処理(A)へ移行する。更に、A/
Dコンバータ56から取り込んだ値が設定範囲最大値よ
りも大であるモータが1つでもあれば、図15の処理
(C)へ移行する。
【0077】そして、図16の巻線抵抗値検知処理(ス
テップS51)の結果、(B)へ移行した場合(設定値
範囲内)は、TVカメラ3が接続されていると見なす。
そして、図15に示すようにCPU24は、先ず、視野
移動初期動作を行う(ステップS57)。その後、CP
U24は、通常の視野移動制御処理を行い(ステップS
58)、繰り返しループでスイッチの状態を検知し、そ
の結果に応じてモータ制御を行う。そして、巻線抵抗値
検知処理(ステップS51)を行い、モータが動作中で
ない場合に(B)へ処理がなされた場合(設定値範囲
内)に、CPU24は、視野移動制御処理を継続する。
【0078】一方、CPU24は、システム初期化処理
後と視野移動制御処理後の巻線抵抗値検知処理の結果、
(A)へ移行した場合、いずれもTVカメラ3側の短絡
と見なす。この場合、CPU24は、視野移動移動制御
を行わず、LEDによる表示や音声によって、TVカメ
ラ故障の虞れ有りとの故障告知を行う(ステップ5
9)。また、システム初期化処理後と視野移動制御処理
後の巻線抵抗値検知処理の結果、(C)へ移行した場
合、いずれの場合もTVカメラ3が接続されていない
か、又は接続されているがTVカメラ3内部で断線して
いるかの双方が考えられる。
【0079】従って、CPU24は、先ず、LEDによ
る表示や音声によって、TVカメラ3との接続確認を促
すヘッド接続確認告知を行う(ステップ60)。その
後、再び巻線抵抗値検知処理を行い(ステップ51)、
(C)の処理がなされた場合はタイマを起動する(ステ
ップ61)。このタイマで計測した時間をチェックし
(ステップ62)、計測した時間と予め規定された時間
とを比較する(ステップ63)。そして、この比較結果
により、予め規定された時間が経過していない場合は、
再度TVカメラ3との接続確認処理(ステップ60)に
戻る。
【0080】一方、計測した時間が規定時間を経過した
場合は、接続確認がされた状態で不具合があるものと判
断する。このとき、CPU24は、視野移動移動制御を
行わず、LEDによる表示や音声によって、TVカメラ
故障の虞れ有りとの故障告知を行う(ステップ64)。
一方、TVカメラ3との接続確認処理で(B)の処理が
なされた場合は、当初接続されていなかったTVカメラ
3が接続された状態と判断できるため、視野移動初期動
作処理(ステップ51)にジャンプして、その後は通常
の視野移動処理を実行する。
【0081】この結果、TVカメラ3に備えられたモー
タの巻線抵抗値を検知することで、TVカメラ3側に特
別な構成を追加することなく、TVカメラ3の接続検知
と故障検知を実現することができる。
【0082】尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0083】[付記] (付記項1) 先端部より被検体像が入力される長尺な
挿入部に挿通され、前記先端部より入力された被写体像
をこの挿入部の基端側に伝達する伝達手段と、前記伝達
手段により伝達された被写体像を撮像する撮像範囲の変
更が可能な撮像光学系と、前記撮像範囲を変更するため
に前記撮像光学系を駆動し、かつ前記撮像光学系を駆動
する駆動速度を変えることが可能な駆動手段と、を具備
したことを特徴とする内視鏡装置。
【0084】(付記項2) 先端部より被検体像が入力
される長尺な挿入部に挿通され、前記先端部より入力さ
れた被写体像をこの挿入部の基端側に伝達する伝達手段
と、前記伝達手段により伝達された被写体像を撮像する
撮像範囲の変更が可能な撮像光学系と、前記撮像範囲を
変更するために前記撮像光学系を駆動し、かつ前記撮像
光学系を駆動する駆動速度を変えることが可能な駆動手
段と、前記撮像光学系の撮像範囲の変更を指示する入力
手段と、前記入力手段からの入力に応じて前記駆動手段
を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする内
視鏡装置。
【0085】(付記項3) 前記入力手段は、前記撮像
手段が撮像する撮像範囲の変更を指示すると共に、この
変更される方向への前記駆動手段の駆動量を指示する変
位入力手段を有し、前記制御手段は、前記変位入力手段
による入力に応じた前記撮像手段の撮像範囲の方向及び
前記駆動手段の駆動量で駆動するように前記駆動手段を
制御することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装
置。
【0086】(付記項4) 先端部より被写体像が入力
される長尺な挿入部と、この挿入部に挿通され、前記先
端部より入力された被写体像をこの挿入部の基端側に伝
達する伝達手段と、この伝達手段により伝達された被写
体像を撮像する撮像手段と、この撮像手段の撮像範囲の
変更が可能な駆動手段を有する撮像光学系を備えた内視
鏡装置において、前記撮像光学系の駆動手段を制御して
前記撮像手段の撮像範囲を変更すると共に、前記撮像光
学系の駆動手段の駆動速度の変更が可能な制御手段を設
けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0087】(付記項5) 先端部より被写体像が入力
される長尺な挿入部と、この挿入部に挿通され、前記先
端部より入力された被写体像をこの挿入部の基端側に伝
達する伝達手段と、この伝達手段により伝達された被写
体像を撮像する撮像手段と、この撮像手段の撮像範囲の
変更が可能な駆動手段を有する撮像光学系を備えた内視
鏡装置において、前記撮像手段の撮像範囲の変更を指示
する入力手段と、前記入力手段からの入力に応じて、前
記撮像光学系の駆動手段を制御して前記撮像手段の撮像
範囲を変更すると共に、前記撮像光学系の駆動手段の駆
動速度の変更が可能な制御手段と、を設けたことを特徴
とする内視鏡装置。
【0088】(付記項6) 前記入力手段は、前記撮像
手段が撮像する撮像範囲の変更を指示すると共に、この
変更される方向への前記駆動手段の駆動量を指示する変
位入力手段を有し、前記制御手段は、前記変位入力手段
による入力に応じた撮像範囲の方向及び駆動量で駆動す
るように前記撮像光学系の駆動手段を制御することを特
徴とする付記項5に記載の内視鏡装置。
【0089】(付記項7) 患者の体腔内に挿入される
内視鏡から伝達される被写体像を撮像する撮像手段と、
前記被写体像の変倍を行なう変倍光学系と、前記撮像手
段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、前記変
倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段と、前記変倍
光学系移動手段及び前記撮像範囲移動手段の動作を制御
する視野移動制御手段と、前記変倍光学系移動手段及び
撮像範囲移動手段の動作指令を行う視野移動指令手段
と、を具備し、前記視野移動制御手段は、前記視野移動
指令手段からの動作指令入力があった場合に、前記変倍
光学系移動手段及び前記撮像範囲移動手段の動作速度を
段階的に上昇させることを特徴とする内視鏡装置。
【0090】(付記項8) 患者の体腔内に挿入される
内視鏡から伝達される被写体像を撮像する撮像手段と、
前記被写体像の変倍を行なう変倍光学系と、前記撮像手
段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動手段と、前記変
倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段と、前記変倍
光学系移動手段及び前記撮像範囲移動手段の動作を制御
する視野移動制御手段と、前記変倍光学系移動手段及び
撮像範囲移動手段の動作指令を行う視野移動指令手段
と、を具備し、前記視野移動指令手段は、入力される視
野移動方向の検知手段及び前記入力により発生する物理
量の検知手段を備えた撮像範囲移動指令手段を有し、前
記視野移動制御手段は前記撮像範囲移動指令手段によっ
て検知された方向への視野移動を、同じく検知された物
理量に応じて移動速度を変化させて行うことを特徴とす
る内視鏡装置。
【0091】(付記項9) 前記視野移動制御手段は、
前記撮像範囲移動指令手段によって検知された物理量に
応じて、変倍光学系を移動させることを特徴とする付記
項8に記載の内視鏡装置。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
イッチ操作直後に視野が急に移動することなく、視野移
動を行うことができる効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の概略
構成を示す概略構成図
【図2】図1の視野移動制御装置要部の回路ブロック図
【図3】図1のラチェット付き鉗子を示す外観図
【図4】本実施の形態の作用を示すフローチャート
【図5】本実施の形態の作用を示すフローチャート
【図6】本実施の形態の動作を示す説明図
【図7】本発明の第2の実施の形態を備えた内視鏡装置
の視野移動制御装置要部の回路ブロック図
【図8】ジョイスティックタイプの複合スイッチを備え
たハンドスイッチを示す説明図
【図9】本実施の形態の作用を示すフローチャート
【図10】図9の変形例であるフローチャート
【図11】第1の実施の形態よりも良好な操作性のハン
ドスイッチを示す説明図
【図12】図11のスイッチ取付け板を説明する説明図
【図13】TVカメラに内蔵されたステッピングモータ
と視野移動制御装置との接続関係を示す説明図
【図14】図13の抵抗値検知回路の内部構成を示す構
成図
【図15】モータ巻線の抵抗値検知処理を取り入れた処
理のフローチャート
【図16】図15の巻線抵抗値検知処理の処理のフロー
チャート
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …スコープ(硬性内視鏡) 3 …TVカメラ(外付けTVカメラ) 4 …CCU 5 …視野移動制御装置 6 …処置具 6a …ラチェット付き鉗子 11 …CCD(撮像手段) 12 …ズームレンズ 13 …CCD駆動機構 14 …ズームレンズ移動機構 17 …ハンドスイッチ 23a …X軸用パルスジェネレータ 23b …Y軸用パルスジェネレータ 23c …Z軸用パルスジェネレータ 24 …CPU(制御手段) 31 …ジョイスティック 32a,32b…ズームスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 碓井 健夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安永 浩二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA03 DA02 DA21 DA32 FA02 GA01 4C061 AA24 BB02 BB03 CC06 DD01 FF02 FF03 FF12 FF47 HH60 JJ06 JJ17 LL03 NN01 NN05 PP12 RR06 RR17 RR22 RR30 SS21 VV01 VV10 WW03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部より被検体像が入力される長尺な
    挿入部に挿通され、前記先端部より入力された被写体像
    をこの挿入部の基端側に伝達する伝達手段と、 前記伝達手段により伝達された被写体像を撮像する撮像
    範囲の変更が可能な撮像光学系と、 前記撮像範囲を変更するために前記撮像光学系を駆動
    し、かつ前記撮像光学系を駆動する駆動速度を変えるこ
    とが可能な駆動手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 先端部より被検体像が入力される長尺な
    挿入部に挿通され、前記先端部より入力された被写体像
    をこの挿入部の基端側に伝達する伝達手段と、 前記伝達手段により伝達された被写体像を撮像する撮像
    範囲の変更が可能な撮像光学系と、 前記撮像範囲を変更するために前記撮像光学系を駆動
    し、かつ前記撮像光学系を駆動する駆動速度を変えるこ
    とが可能な駆動手段と、 前記撮像光学系の撮像範囲の変更を指示する入力手段
    と、 前記入力手段からの入力に応じて前記駆動手段を制御す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記撮像手段が撮像す
    る撮像範囲の変更を指示すると共に、この変更される方
    向への前記駆動手段の駆動量を指示する変位入力手段を
    有し、 前記制御手段は、前記変位入力手段による入力に応じた
    前記撮像手段の撮像範囲の方向及び前記駆動手段の駆動
    量で駆動するように前記駆動手段を制御することを特徴
    とする請求項2に記載の内視鏡装置。
JP2000331166A 2000-10-30 2000-10-30 内視鏡装置 Withdrawn JP2002136471A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013179693A1 (ja) * 2012-05-29 2013-12-05 国立大学法人東京工業大学 内視鏡操作システム

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