JP2002133402A - 画像データ読み取り装置 - Google Patents

画像データ読み取り装置

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JP2002133402A
JP2002133402A JP2000330785A JP2000330785A JP2002133402A JP 2002133402 A JP2002133402 A JP 2002133402A JP 2000330785 A JP2000330785 A JP 2000330785A JP 2000330785 A JP2000330785 A JP 2000330785A JP 2002133402 A JP2002133402 A JP 2002133402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装面積を小さくし、かつ被検体が軟質物であ
っても正しく被検体上のパターンの画像データを読み取
ることを可能にする。 【解決手段】透明回転ローラ29は、筐体に設けられた
スリットから外周面の一部を露出させて回転するように
実装されている。透明回転ローラ29の下部には、セル
フォックレンズ22、1次元撮像素子24、光源21が
設けられている。光源21から照射され読み取り部に圧
接される被検体である指先において反射した光は、透明
回転ローラ29を透過してセルフォックレンズ22によ
り集光されて1次元撮像素子24により光電変換され、
さらにA/D変換回路により指紋パターンを表す画像デ
ータとして変換される。また、透明回転ローラ29の近
傍には、透明回転ローラ29の回転量を検知するための
回転検知センサー28が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋パターンなど
の画像データを読み込むための画像データ読み取り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、人物を識別するための装置と
して、人の指紋パターンを画像データとして読み取り、
この指紋パターンに対して照合処理を実行することによ
り人物を特定するパターン照合装置(画像データ読み取
り装置)が用いられるようになってきている。
【0003】従来の1次元撮像素子を用いて指紋パター
ンを読み取るための機構としては、指紋パターンの読み
取り位置であるセンシング部に透明平板を設け、その下
部に照明用の光源とロッドレンズ群(セルフォックレン
ズ)と1次元撮像素子を配置する構造が考えられる。光
源から照射された光は、センシング部に圧接されている
指先に反射し、この反射光がロッドレンズ群により1次
元撮像素子に集光され、1次元撮像素子によって画像デ
ータとして変換されので、透明平面上で指先を1方向に
スライド移動させることで指紋パターンを表す画像デー
タを読み取ることができる。
【0004】この構造では、指先を透明平面上で安定し
てスライド移動させるために案内用のローラと、指先の
移動量を測定するための測定用ローラとを、指の移動方
向で透明平板をはさんで同列上に配置することが必要と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のパタ
ーン照合装置では、案内用のローラと移動量測定用のロ
ーラとの2つを実装する必要があるため実装面積が大き
くなってしまい、これに伴って装置全体が大きくなって
しまうという問題があった。また、案内用のローラが設
けられているものの被検体が人の指など軟質物の場合に
は、読み取り面(透明平面)上でスライド移動させる際
に、被検体上のパターン(指紋パターン)が変形してし
まい、正しいパターンを表す画像データを読み取ること
ができないことも考えられる。
【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、実装面積を小さくし、かつ被検体が軟質物で
あっても正しく被検体上のパターンの画像データを読み
取ることが可能な画像データ読み取り装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検体の表面
で反射した光を撮像素子により検出して画像データを読
み取る画像データ読み取り装置において、被検体が圧接
した状態で移動されることで回転する透明回転ローラ
と、前記透明回転ローラにおける被検体が圧接される部
分を前記撮像素子に結像させる結像光学系と、前記透明
回転ローラの回転を検知する回転検知手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0008】また、前記透明回転ローラの側面に光源を
配置し、前記透明回転ローラは前記光源からの光束を導
光体として取り込み、被検体が前記透明回転ローラと接
触する部分の反射光を前記撮像素子で検出することを特
徴とする。
【0009】また、前記透明回転ローラの外周面に1周
に渡って所定のパターンが付されており、被検体と共に
画像データが読み取られることを特徴とする。
【0010】また、被検体の画像データと共に読み取ら
れた前記所定のパターンの画像データをもとに、前記被
検体のパターンを表す画像データを生成する処理手段を
具備したことを特徴とする。
【0011】また、前記透明回転ローラと前記結像光学
系との間に、前記透明回転ローラの曲率による光学影響
を補正するための補正素子を設けたことを特徴とする。
【0012】また、前記透明回転ローラの両端部の外径
が前記被検体により圧接される部分よりも大きいことを
特徴とする。
【0013】また、前記透明回転ローラの両端部を平面
物に圧接して当該平面物の表面画像データを読み取る場
合に、前記透明回転ローラの中央部の外径と両端部の外
径の差に応じて前記撮像素子と前記結像光学系の配置位
置を調整する手段を設けたことを特徴とする。
【0014】また本発明は、光源から照射され被検体に
おいて反射した光を撮像素子により検出して画像データ
を読み取る画像データ読み取り装置において、被検体が
圧接した状態で移動されることで回転する中空の透明回
転ローラを設け、前記透明回転ローラの中空内にローラ
の回転と連動しないように、前記光源、前記撮像素子、
前記透明回転ローラにおける被検体が圧接される部分を
前記撮像素子に結像させる結像光学系、及び前記透明回
転ローラの回転を検知する回転検知手段とを実装したこ
とを特徴とする。
【0015】また本発明は、光源から照射され被検体に
おいて反射した光を撮像素子により検出して画像データ
を読み取る画像データ読み取り装置において、被検体が
圧接されて画像データが読み取られる読み取り面の両端
に、被検体が前記読み取り面に圧接されることで共に圧
接されるように設けられた2つの第1のローラと、前記
第1のローラが被検体により圧接されていない状態では
前記第1のローラを前記読み取り面よりも突出させ、前
記被検体により圧接されることで押し込まれるようにす
る弾性部材と、被検体が圧接した状態で移動されること
で回転する2つの前記第1のローラを連動させるため
の、それぞれ前記第1のローラが回転するのに伴って回
転する回転軸が連結された2つの第2のローラと、前記
第2のローラの回転を検知する回転検知手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係わる画像データ読み取り装置を搭載した携帯電話
の電子回路の構成を示すブロック図である。携帯電話
は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、この
読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピ
ュータによって構成される。
【0017】図1に示す携帯電話は、CPU10が記憶
装置12、RAM14、通話ユニット16、表示部1
8、キー部19、指紋読み取り部20などの各種デバイ
スとバスを介して接続されることで構成されている。指
紋読み取り部20は、被検体を人の指先として、指先上
の指紋パターンの読み取りを行う。
【0018】CPU10は、RAM14のプログラムエ
リアに格納されたプログラムを実行することにより各種
の機能を実現する。CPU10は、携帯電話としての機
能を制御する他、指紋読み取り部20による指紋パター
ンの画像データの読み取り制御と、この画像パターンに
対する各種処理を実行する。記憶装置12は、プログラ
ムやデータ等が記憶されるもので、必要に応じて読み出
されてRAM14に格納される。
【0019】RAM14は、プログラムや各種データが
格納されてCPU10によってアクセスされるもので、
携帯電話を制御する各種プログラムの他、指紋読み取り
部20によって読み取られた指紋パターンの画像データ
に対する処理を実行する処理プログラムなどが格納され
る。指紋読み取り部20よる指紋パターンの画像データ
の読み取り時には、読み取られた画像データが格納され
る。
【0020】通話ユニット16は、携帯電話としての無
線通信を行うためのユニットである。表示部18は、C
PU10により実現される各種機能を実行する際に様々
なデータ等を表示する。キー部19は、電話番号入力用
の数字キーや各種の機能キーからなる複数のキーにより
構成されている。指紋読み取り部20は、指紋パターン
を表す画像データを読み取るもので、例えば図2に示す
携帯電話の外観例に示すように前面上部に設けられる。
第1実施形態における指紋読み取り部20には、光源2
1、レンズ光学系(セルフォックレンズ22)、1次元
撮像素子24、撮像制御回路26、A/D変換回路2
7、回転検知センサー28、透明回転ローラ29が含ま
れており、透明回転ローラ29の外周面の一部が携帯電
話の筐体に設けられたスリットを介して外部に露出され
ている。この露出された透明回転ローラ29の部分が指
紋パターンの読み取り部となる。指紋パターンの読み取
りを行う場合には、読み取り部に被検体である指先が圧
接されて、その状態で所定の方向で移動されることで行
われる。
【0021】図3には、指紋読み取り部20の機構部分
の概略構成(側面断面図)を示している。図3に示すよ
うに、携帯電話の筐体には透明回転ローラ29の回転軸
に沿って、透明回転ローラ29の外周面の一部が指紋パ
ターンの読み取り部として露出するようなスリットが設
けられている。透明回転ローラ29は、光が透過するよ
うに透明な材料、例えばアクリルやガラスなどにより構
成され、筐体に設けられたスリットから外周面の一部を
露出させて回転するように実装されている。筐体内部の
透明回転ローラ29の筐体面に対して垂直方向の下部に
は、セルフォックレンズ群あるいはロッドレンズ群によ
って構成される結像光学系(図中ではセルフォックレン
ズ22)と、CCDラインセンサまたはCMOSライン
センサなどによって構成される1次元撮像素子24が設
けられている。セルフォックレンズ22は、透明回転ロ
ーラ29における被検体が圧接される部分(読み取り
部)を1次元撮像素子24に結像させる。また、透明回
転ローラ29の下方部には、LED、蛍光管、ハロゲン
ランプなどにより構成される光源21が設けられてお
り、透明回転ローラ29を通じて透明回転ローラ29の
読み取り部に対して光を照射する。光源21から照射さ
れ読み取り部に圧接(接触)される被検体である指先に
おいて反射した光は、透明回転ローラ29を透過してセ
ルフォックレンズ22により集光されて1次元撮像素子
24により光電変換され、さらにA/D変換回路27に
より指紋パターンを表す画像データとして変換される。
また、透明回転ローラ29の近傍には、透明回転ローラ
29の回転量を検知するための回転検知センサー28が
設けられている。例えば、回転検知センサー28は、透
明回転ローラ29の外周部に印刷された回転量検出のた
めの所定の印刷パターンを読み取って、その検出タイミ
ングをCPU10に出力する。CPU10は、回転検知
センサー28からの出力をもとにして透明回転ローラ2
9の回転量を算出する。CPU10は、算出された一定
の回転量毎に1次元撮像素子24(A/D変換回路2
7)から出力される画像データの取り込みを行ない、R
AM14(あるいは記憶装置12)に格納する。従っ
て、透明回転ローラ29の読み取り部に圧接された指先
が所定方向に移動されるのに伴って、ライン毎に画像デ
ータが順次格納され、読み取り終了後に指紋パターンを
表す2次元画像データが取得される。
【0022】次に、第1実施形態における画像データ読
み取り装置の作用効果について説明する。第1実施形態
における画像データ読み取り装置では、透明回転ローラ
29の外周面の一部を筐体から露出させ、指紋パターン
の読み取りを行う場合には、この露出された部分におい
て指先を圧接させて所定方向に移動させる。すなわち、
1本の透明回転ローラ29によって、指先をスライド移
動させるための案内用のローラと、指先の移動量を測定
するための測定用ローラとを兼用している。従って、案
内用のローラと測定用ローラとを両方設けた従来の構成
と比較して、実装面積を小さくすることができる。従っ
て、画像データ読み取り装置を搭載する携帯電話自体を
小型にし、外部実装表面積を小さくすることができる。
【0023】次に、第2実施形態について説明する。図
4は本発明の第2実施形態に係わる画像データ読み取り
装置を搭載した携帯電話の電子回路の構成を示すブロッ
ク図である。第2実施形態は、第1実施形態における回
転検知センサー28を用いた透明回転ローラ29の回転
量検出を行わない構成であり、外周面に1周に渡って所
定のパターンが付された透明回転ローラ29aが設けら
れた指紋読み取り部20aを有している。図4におい
て、図1と同じ構成部分については同一符号を付して説
明を省略する。
【0024】図5には、指紋読み取り部20の機構部分
の概略構成(斜視図)を示している。基本的には、第1
実施形態における図3に示す構成と同一であるが、透明
回転ローラ29aには、ローラ端部において外周面に1
周に渡って所定の印刷パターン30(図5に示す例では
等ピッチパターン)が付されており、光源21が透明回
転ローラ29aの側面、例えば端面近傍の回転軸位置に
配置された構成となっている。光源21を透明回転ロー
ラ29aの端面近傍に配置することで、透明回転ローラ
29aを導光体として光源21からの光束を取り込ん
で、読み取り部に接触された指先(被検体)に照射し、
その反射光が1次元撮像素子24によって読み取られる
ようにしている。セルフォックレンズ22と1次元撮像
素子24の透明回転ローラ29aに対する配置について
は第1実施形態と同じである。
【0025】図6には、透明回転ローラ29aに付され
る印刷パターン30の一例を示している。図6(a)
は、等ピッチパターンによる印刷パターン30aの例を
示している。等ピッチパターンは、透明回転ローラ29
aの回転軸と平行に等間隔で配置された複数の直線パタ
ーンにより構成されている。図6(a)では、パターン
形状が分かりやすいように比較的広いピッチで太い直線
パターンが配置された例を示しているが、直線パターン
の位置の画像データを取り込むことでパターン照合をす
るに十分な指紋パターンの画像データが取得できる程度
のピッチで直線パターンが配置されるものとする。
【0026】図6(b)は、三角波パターンによる印刷
パターン30bの例を示している。三角波パターンは、
透明回転ローラ29aの回転軸と平行とならない連続す
る直線パターンが三角波を表すように構成されている。
【0027】透明回転ローラ29aに付された印刷パタ
ーン30は、指紋パターンの読み取りの際に指紋パター
ンの画像データと共に読み取られ、照合の対象とする指
紋パターンを表す画像データを生成するために用いられ
る。すなわち、CPU10の指紋読み取り部20aによ
って読み取られた画像データに対する処理機能(処理手
段)により、指紋パターン(被検体)の画像データと共
に読み取られた印刷パターン30の画像データをもと
に、指紋パターンを表す画像データを生成し、この生成
した画像データを対象として照合処理を実行する。
【0028】次に、第2実施形態における指紋パターン
の読み取りの動作(CPU10による処理機能)につい
て説明する。まず、図6(a)に示す印刷パターン30
aが付された透明回転ローラ29aを用いる場合につい
て、図7に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0029】ここでは、1次元撮像素子24によって検
出される1ライン分のデータをRAM14に順次格納す
ることで、処理対象とする全てのラインデータがRAM
14に格納されているものとする。このRAM14に格
納された全てのラインデータから1ラインデータを読み
出して指紋パターンを表す画像データを生成する処理を
実行する。
【0030】まず、RAM14に格納された画像データ
から1ライン分のデータを処理対象として読み込む(ス
テップA1)。この1ライン分のデータには透明回転ロ
ーラ29aの指先が圧接される部分と印刷パターン30
aが印刷される部分の範囲を含んでいる。
【0031】CPU10は、読み込んだ画像データに対
して、所定位置(例では透明回転ローラ29aの端部)
に印刷パターン30a(等ピッチパターン)を表す画像
データが含まれているかを判別する(ステップA2)。
ここで、印刷パターン30aの画像データが含まれてい
ないと判別された場合、指紋パターンの画像データとし
て取得しないものとして、次データがあれば次のライン
の処理に移る(ステップA5)。
【0032】一方、印刷パターン30aの画像データが
含まれていると判別された場合、直前に処理対象として
いたラインにおいて印刷パターン30aが含まれていな
いと判別されていれば、現在の処理対象としている1ラ
インの画像データが指紋パターンを表す画像データであ
るものとして登録する(ステップA3,A4)。ただ
し、印刷パターン30aの画像データが含まれていると
判別されても、直前に処理対象としていたラインにおい
て印刷パターン30aが含まれている場合には、指紋パ
ターンの同じ部分の画像データが連続して読み取られて
いるものとして登録しない。
【0033】例えば、図8(1)〜(5)に示すように
ラインデータが処理対象となっているものとする。この
例において、図8(3)に示す1ラインデータは印刷パ
ターン30aが含まれていると判別され、直前の図8
(2)に示すラインデータは印刷パターン30aが含ま
れていないと判別されるので、図8(3)に示すライン
データは指紋パターンを表す画像データであるとして登
録する。しかし、図8(4)に示す1ラインデータは印
刷パターン30aが含まれていると判別されるが、直前
の図8(3)に示すラインデータも印刷パターン30a
を含んでいると判別されるので、図8(3)と図8
(4)は指紋パターンの同じ部分のラインデータである
ものとして、図8(4)に示す1ラインデータについて
は登録しない。
【0034】従って、指紋パターンの読み取りの際に、
被検体である指先が透明回転ローラ29aの読み取り部
に対して圧接された状態で所定の方向に移動される時、
安定して移動されず同じ部分の画像データが読み取られ
たとしてもCPU10による処理機能によって、印刷パ
ターン30aを利用して照合対象とする指紋パターンの
画像データを生成することができる。
【0035】図9(a)には、図7に示す指紋読み取り
処理によって得られる指紋パターンを表す画像データの
一例を示している。図9(a)に示すように、印刷パタ
ーン30aを含む画像データが重複することなく登録す
ることで指紋パターンを表す画像データを生成すること
ができる。
【0036】次に、図6(b)に示す印刷パターン30
bが付された透明回転ローラ29aを用いる場合につい
て、図10に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。ここでは、前述と同様にして、処理対象とする全て
のラインデータがRAM14に格納されており、1ライ
ンデータごとに読み出して指紋パターンを表す画像デー
タを生成する処理を実行するものとする。
【0037】まず、RAM14に格納された画像データ
から1ライン分のデータを処理対象として読み込む(ス
テップB1)。この1ライン分のデータには透明回転ロ
ーラ29aの指先が圧接される部分と印刷パターン30
bが印刷される部分の範囲を含んでいる。
【0038】CPU10は、読み込んだ画像データに対
して、所定位置(例では透明回転ローラ29aの端部)
にある印刷パターン30b(三角波パターン)を表す画
像データを判断する(ステップB2)。ここで、印刷パ
ターン30bの画像データと判断された部分の位置をも
とに処理対象としている1ライン分の画像データの登録
位置を判断し(ステップB3)、この登録位置に合わせ
て指紋パターンを表す画像データとして登録する(ステ
ップB4)。
【0039】そして、次データがあれば(ステップB
5)、前述のようにして印刷パターン30bをもとに登
録位置を判断して、その位置に合わせて画像データを登
録する(ステップB1〜B4)。
【0040】例えば、図11(1)〜(5)に示すよう
にラインデータが処理対象となっているものとする。印
刷パターン30bは、透明回転ローラ29aの回転軸と
平行とならない連続する直線パターンとなっているた
め、各ラインにおける印刷パターン30bによるパター
ンデータの位置が所定分ずつ異なっている。従って、図
11(1)〜(3),(5)のラインデータは、それぞ
れパターンデータの位置が所定分ずれているために、各
ラインの画像データが指紋パターンを表す画像データと
して登録される。ただし、図11(4)のラインデータ
は、図11(3)のラインデータとパターンデータの位
置が同じであるから、図11(4)のラインデータが図
11(3)のラインデータに上書きされることになる。
なお、先に処理対象となったラインデータと同じ位置に
パターンデータが存在するラインデータがあった場合に
は、このラインデータが指紋パターンを表す画像データ
でないとして登録しないようにしても良い。
【0041】従って、印刷パターン30bを用いた場合
も指紋パターンの読み取りの際に、被検体である指先が
透明回転ローラ29aの読み取り部に対して圧接された
状態で所定の方向に移動される時、安定して移動されず
同じ部分の画像データが読み取られたとしてもCPU1
0による処理機能によって、印刷パターン30aを利用
して照合対象とする指紋パターンの画像データを生成す
ることができる。
【0042】図9(b)には、図10に示す指紋読み取
り処理によって得られる指紋パターンを表す画像データ
の一例を示している。図9(b)に示すように、印刷パ
ターン30bを含む画像データが各ラインのパターンデ
ータの位置に応じて登録することで指紋パターンを表す
画像データを生成することができる。
【0043】なお、図6(b)に示す三角波パターン以
外のパターンであっても同様の作用をもたらすことがで
きる。すなわち、透明回転ローラ29aの読み取り部に
おいて読み取られた1ライン分の画像データに注目した
場合に、透明回転ローラ29aの回転に伴って印刷パタ
ーンの位置が変動する連続パターンであれば良い。ま
た、印刷パターン30aの等ピッチパターンと印刷パタ
ーン30bの三角波パターンの何れも、透明回転ローラ
29aの一方の端部に設けられているとしているが、端
部の近傍やそれ以外の予め決められた所定位置に設けら
れていれば良い。すなわち、CPU10による処理機能
によって認識されるのであれば、特に印刷位置は限定さ
れない。また、透明回転ローラ29aの端部のみのよう
に1箇所ではなく両端部に設けるなど、複数箇所に印刷
パターン30を設けるようにしても良い。
【0044】また、前述した図7、図10に示すフロー
チャートの説明では、処理対象とする全ラインデータを
RAM14に格納した後に、1ラインデータ毎に読み込
んで処理を行うものとして説明しているが、指紋読み取
り部20aによって1ラインデータが読み込まれるごと
に各ラインを処理対象として前述した同様の処理を行う
ようにしても良い。
【0045】このようにして、透明回転ローラ29aの
所定位置に印刷パターン30を設け、この印刷パターン
30の画像パターンを指紋パターンの画像データと共に
読み取って、照合対象とする指紋パターンの画像パター
ンを生成するので、画像データの読み取りタイミングを
検出するための回転検知センサーを設ける必要がなく、
指紋読み取り部20aの実装面積をより小さくすること
ができる。
【0046】また、透明回転ローラ29aを導光体とし
て利用することにより、指紋パターンを読み取る場合に
透明回転ローラ29aの指先が接触している読み取り部
において乱反射を起こすので、指紋パターンを良好に読
み込めるようになる。
【0047】次に、第3実施形態について説明する。第
3実施形態は、第1実施形態における構成と組み合わせ
ることができるもので、図12には、指紋読み取り部2
0の機構部分の概略構成(側面断面図)を示している。
図12に示すように、第3実施形態の構成では、第1実
施形態の構成に光学補正素子32が設けられた構成であ
る。
【0048】光学補正素子32は、例えば凹レンズ、具
体的には片面が平面で反対面が凹曲面であるシリンドリ
カルレンズによって構成されるもので、透明回転ローラ
29とセルフォックレンズ22との間の透明回転ローラ
29の下部近傍に配置され、被検体である指先が圧接さ
れた部分の透明回転ローラ29の曲率による光学影響、
すなわち歪んだ像を補正するためのものである。光学補
正素子32は、透明回転ローラ29の外径と同等、ある
いは近傍の曲率を持つものとする。すなわち、透明回転
ローラ29の径が小さくなるほど、透明回転ローラ29
の外周部のセルフォックレンズ22側での屈曲が撮像光
学系に大きく影響するので、光学補正素子32によって
その屈曲を補正するようにしている。
【0049】これにより、第3実施形態の指紋読み取り
部20の構成であれば、透明回転ローラ29の形状によ
り透明回転ローラ29の読み取り部における指紋パター
ンに歪みが発生したとしても、光学補正素子32に補正
された上でセルフォックレンズ22により集光されて1
次元撮像素子24により検出されるので、品質良く指紋
パターンを読み取ることができる。従って、透明回転ロ
ーラ29の径を小さくし、指紋読み取り部20の実装面
積を小さくしたとしても指紋パターンの照合に悪影響を
及ぼさない。
【0050】なお、第3実施形態は、第2実施形態の構
成と組み合わせることも可能である。この場合、図12
に示す回転検知センサー28は不要であり、CPU10
による指紋パターンを表す画像データを生成する処理機
能が設けられる。
【0051】次に、第4実施形態について説明する。第
4実施形態は、第1〜第3実施形態における構成と組み
合わせることができるもので、第1〜第3実施形態にお
ける透明回転ローラ29を図13に示すローラ40よう
な構成としたものである。第4実施形態において用いら
れるローラ40の両端部には、ローラ40の外径よりも
大きい径のガイド部42が設けられている。ガイド部4
2はローラ40と一体型に形成されており、同一の回転
軸において回転するように実装される。
【0052】ガイド部42は、被検体である指先がロー
ラ40の読み取り部において圧接された状態で移動され
る際に、図14(a)に示すように、指の移動方向を規
定するためのガイド(案内機構)としての役割と、通常
時におけるローラ40を保護するための役割を持ってい
る。ローラ40は、筐体の外部に露出されるように実装
されているために、ローラ40に対して直接外部から衝
撃が加わり易いが、ガイド部42が設けられていること
でローラ40よりもガイド部42に対して直接衝撃が加
わり易くなり、ローラ40を保護することができる。
【0053】また、ガイド部42を設けることにより、
被検体が平面物、例えば紙などの印刷物を、図14
(b)に示すように読み取り対象とすることができる。
すなわち、ガイド部42の外周部に被検体が圧接されな
がら移動されることで、ローラ40と共にガイド部42
が回転し、被検体に記録されたパターンを読み取る。こ
の場合、第1実施形態と第3実施形態の構成と組み合わ
せる場合、ローラ40に圧接された指を移動させる時の
移動量と、ガイド部42に圧接された印刷物を移動させ
る時の移動量が同じであっても、ローラ40とガイド部
42の回転量が、ローラ40の外径とガイド部42の外
径の差によって異なるので、パターンを表す表面画像デ
ータを外径比で補正したタイミングで読み取る。また、
第2実施形態と組み合わせる場合には、ローラ40に印
刷パターン(図6参照)を付しておき、この印刷パター
ンの画像イメージも共に読み取り、この印刷パターンを
もとに印刷物に記録されたパターンを表す画像イメージ
を生成するようにしても良い。
【0054】なお、ガイド部42に圧接された印刷物の
読み取り(表面画像データの読み取り)を行う場合に
は、ローラ40における読み取り部と、ガイド部42に
圧接された印刷物(平面物)とで、ローラ40とガイド
部42の外径差による結像光学系(セルフォックレンズ
22)のフォーカスずれが生じてしまう。そこで、印刷
物の読み取りを行う場合には、セルフォックレンズ22
と1次元撮像素子24の配置位置を、ローラ40の外径
とガイド部42の外径との差に応じて調整することで補
正する。例えば、セルフォックレンズ22と1次元撮像
素子24を、ローラ40とガイド部42の外径の半径差
分だけ被検体方向に移動させる。セルフォックレンズ2
2と1次元撮像素子24の位置の調整は、CPU10の
制御もとで自動に行う、あるいは手動によって行うこと
ができる機構をさらに設け、この機構により実現される
ものとする。
【0055】さらに、セルフォックレンズ22と1次元
撮像素子24の位置を移動させるのではなく、ローラ4
0とガイド部42の外径のそれぞれに合わせたセルフォ
ックレンズ22と1次元撮像素子24の組を設け、被検
体が指であるか印刷物(平面体)であるから応じて画像
データを読み込む組を選択的に切り替えられるようにし
ても良い。
【0056】このようにして、ローラ40の両端部の外
径をローラ40において指先などの被検体が圧接される
部分よりも大きいガイド部42を設けることで、ローラ
40を保護することができると共に、実装面積を多大に
増加させることなく、印刷物などの被検体に記録された
パターンの読み取りを行うことができるようになる。
【0057】次に、第5実施形態について説明する。第
5実施形態は、第1〜第4実施形態の構成における透明
回転ローラ29(透明回転ローラ29a)あるいはロー
ラ40を、図15に示すように中空とした中空透明回転
ローラ44を設け、この中空内に第1〜第4実施形態に
おける機構部分を中空透明回転ローラ44の回転と連動
しないように実装した構成をしている。図15に示す構
成は、第1実施形態における光源21、セルフォックレ
ンズ22、1次元撮像素子24、及び回転検知センサー
28を実装した例を示しており、第3実施形態のように
光学補正素子32をさらに実装するようにしても良い
し、中空透明回転ローラ44を第4実施形態のように両
端部の外径を中空透明回転ローラ44の読み取り部より
大きくした構成であっても良い。ただし、第3実施形態
のように光学補正素子32を実装する場合、光学補正素
子32は、例えば凸レンズ、具体的には片面が平面で反
対面が凸曲面であるシリンドリカルレンズによって構成
され、中空透明回転ローラ44の内径と同等、あるいは
近傍の曲率を持つものとする。光学補正素子32は、中
空透明回転ローラ44の読み取り部近傍のセルフォック
レンズ22との間に実装される。
【0058】このようにして、中空透明回転ローラ44
を中空にしてその内部に機構部を実装することで、実装
面積をより小さくすることが可能となると共に、前述し
た第1〜第4実施形態における効果を得ることができ
る。
【0059】次に、第6実施形態について説明する。第
6実施形態は、第1または第2実施形態における図1ま
たは図4に示す構成において、指紋読み取り部20にお
ける機構部分の構成が異なるものである。図16には、
第6実施形態における指紋読み取り部の機構部分の概略
構成(側面断面図)を示している。図16に示すよう
に、指紋パターンの読み取り部として長方形状の透明平
行板50を設け、透明平行板50の両側近傍に2つのロ
ーラ56a,56bが設けられている。ローラ56a,
56bの間隔(透明平行板50の読み取り部とする範
囲)は、被検体である指先が透明平行板50に圧接しよ
うとする場合に、ローラ56aあるいはローラ56bの
少なくとも何れか一方に先に接触するように指幅より狭
く設けられる。携帯電話の筐体面には透明平行板50が
実装されると共にローラ56a,56bの回転軸に沿っ
て、図17に示すように、ローラ56a,56bの外周
面の一部が露出(突出)するようなスリットが設けられ
ている。ローラ56a,56bには、それぞれローラ5
6a,56bが回転すると共に回転するように圧接した
状態でリンクアーム62により連結されたリンクローラ
58a,58bが設けられている。リンクローラ58
a,58bは、リンクローラシャフト59によって回転
軸において結合されており、ローラ56a,56bの少
なくとも何れか一方が回転することに伴って、リンクロ
ーラ58a,58bの両方が回転するようになってい
る。また、リンクアーム62は、ローラ56a,58b
を結合した状態で、リンクローラ58a,58bの回転
軸を中心に可動するようになっている。通常、ローラ5
6a,56bは、図17に示すように、リンクアーム6
2のローラ56a,56bの回転軸と固定部との間に装
着されたバネ64の作用により、筐体に設けられたスリ
ットから一部が突出するように維持されている。そし
て、被検体である指先が透明平行板50に圧接される場
合、ローラ56aあるいはローラ56bが透明平行板5
0より先に接触されるので、そのまま押しつけられるこ
とによって、図18に示すようにローラ56a,56b
の筐体から突出していた部分がバネ64の作用に反して
筐体内に収容されるようにしてローラ56a,56bが
移動する。従って、透明平行板50の読み取り部に圧接
された指先が所定方向に移動されるのに伴って、ローラ
56aまたはローラ56bの少なくとも一方が回転する
ことになる。従って、リンクローラ58a,58bが回
転することになり、リンクローラ58a(あるいはロー
ラ56aまたはローラ56b)も回転する。
【0060】透明平行板50は、光が透過するように透
明な材料、例えばアクリルやガラスなどにより構成され
ている。筐体内部の透明平行板50に対して垂直方向の
下部には、セルフォックレンズ群あるいはロッドレンズ
群によって構成される結像光学系(図中ではセルフォッ
クレンズ52)と、CCDラインセンサまたはCMOS
ラインセンサなどによって構成される1次元撮像素子5
4が設けられている。セルフォックレンズ52は、透明
平行板50における被検体が圧接される部分(読み取り
部)を1次元撮像素子24に結像させる。また、透明平
行板50の下方部には、LED、蛍光管、ハロゲンラン
プなどにより構成される光源(図示せず)が設けられて
おり、透明平行板50を通じて読み取り部に対して光を
照射する。光源から照射され読み取り部において圧接さ
れる被検体である指先において反射した光は、透明平行
板50を透過してセルフォックレンズ52により集光さ
れて1次元撮像素子54により光電変換され、さらにA
/D変換回路27により指紋パターンを表す画像データ
として変換される。
【0061】リンクローラ58aの近傍には、リンクロ
ーラ58aの回転量を検知するための回転検知センサ6
0が設けられている。例えば、回転検知センサ60は、
リンクローラ58aの外周部に印刷された回転量検出の
ための所定の印刷パターンを読み取って、その検出タイ
ミングをCPU10に出力する。CPU10は、回転検
知センサ60からの出力をもとにしてリンクローラ58
a(あるいはローラ56aまたはローラ56b)の回転
量を算出する。CPU10は、算出された一定の回転量
毎に1次元撮像素子24(A/D変換回路27)から出
力される画像データを取り込み、RAM14(あるいは
記憶装置12)に格納する。従って、透明平行板50の
読み取り部に圧接された指先が所定方向に移動されるの
に伴って、ライン毎に画像データが順次格納され、読み
取り終了後に指紋パターンを表す2次元画像データが取
得される。
【0062】なお、被検体が指先である場合には、ロー
ラ56a,56bの間隔を指幅より狭くするものとして
いるが、ローラ56a,56bの間隔と透明平行板50
における読み取り部の範囲については被検体のサイズに
応じて変更すれば良い。例えば、印刷物などの平面物を
被検体とする場合には、その印刷物のパターン読み取り
対象とする範囲に合わせてローラ56a,56bの間隔
と透明平行板50における読み取り部の範囲を決めれば
良い。
【0063】このようにして、第6実施形態における指
紋読み取り部20の機構部では、ローラ56a,56b
を分割し、リンクローラ58a,58bによりリンクさ
せて回転量を検出する構成としたので、透明平行板50
における読み取り部の位置と被検体である指先を移動さ
せる際のガイド(案内機構)となるローラ56a,56
bとの位置を近傍とすることができる。従って、パター
ン読み取り位置である読み取り部と、読み取り部で入力
された画像データの取得タイミングを決定するための被
検体についての移動量の計測位置とが一致するために、
歪みの少ない良好なパターンを表す画像データを取得す
ることができる。また、ローラ56a,56bを被検体
による圧接に応じて可動としたので、被検体が指先の場
合や印刷物などの平面物である場合の何れであっても、
読み取り面の位置が同一となるため、撮像光学系(セル
フォックレンズ52)や1次元撮像素子54の位置を被
検体に応じて移動させるといったことが不要となり、そ
のための機構を実装するために必要な実装面積を小さく
することができる。
【0064】なお、前述した説明では、指先の画像デー
タである指紋パターンを読み取る場合について説明して
いるが、掌紋パターンなど他の人体部分のパターンを検
出部分に接触させて画像データを読み取る場合など、被
検体が軟質物である場合に適用することで効果を得るこ
とができる。
【0065】また、前述した説明では、本実施形態にお
ける画像データ読み取り装置を携帯電話に実装した場合
を例にして説明しているが、他の情報機器に実装するよ
うにしても良いし、画像データ読み取り装置として単独
で構成されるものであっても良い。
【0066】また、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。また、前述
した実施形態の内容は可能な限り適宜組み合わせて実施
しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が
含まれており、開示される複数の構成要件における適宜
の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例え
ば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要
件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構
成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被検体が
圧接した状態で移動されることで回転する透明回転ロー
ラと、透明回転ローラにおける被検体が圧接される部分
を撮像素子に結像させる結像光学系と、透明回転ローラ
の回転を検知する回転検知手段とを設けることで、被検
体をスライド移動させるための案内用のローラと、被検
体の移動量を測定するための測定用ローラとを透明回転
ローラによって兼用させているので、実装面積を小さく
し、かつ被検体が軟質物であっても正しく被検体上のパ
ターンの画像データを読み取ることが可能となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる画像データ読み
取り装置を搭載した携帯電話の電子回路の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本実施形態における指紋読み取り部20が実装
された携帯電話の外観例に示す図。
【図3】第1実施形態における指紋読み取り部20の機
構部分の概略構成(側面断面図)を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態に係わる画像データ読み
取り装置を搭載した携帯電話の電子回路の構成を示すブ
ロック図。
【図5】第2実施形態における指紋読み取り部20の機
構部分の概略構成(斜視図)を示す図。
【図6】透明回転ローラ29aに付される印刷パターン
30の一例を示す図。
【図7】図6(a)に示す印刷パターン30aが付され
た透明回転ローラ29aを用いる場合の指紋パターンの
読み取り動作を説明するためのフローチャート。
【図8】第2実施形態における印刷パターン30aが用
いられた場合の処理対象とするラインデータの一例を示
す図。
【図9】図7に示す指紋読み取り処理によって得られる
指紋パターンを表す画像データの一例を示す図。
【図10】印刷パターン30bが付された透明回転ロー
ラ29aを用いる場合の指紋パターンの読み取り動作を
説明するためのフローチャート。
【図11】第2実施形態における印刷パターン30bが
用いられた場合の処理対象とするラインデータの一例を
示す図。
【図12】第3実施形態における指紋読み取り部20の
機構部分の概略構成(側面断面図)を示す図。
【図13】第4実施形態におけるローラ40の構成を示
す図。
【図14】第4実施形態におけるローラ40の作用効果
を説明するための図。
【図15】第5実施形態における指紋読み取り部20の
機構部分の概略構成(側面断面図)を示す図。
【図16】第6実施形態における指紋読み取り部の機構
部分の概略構成(側面断面図)を示す図。
【図17】第6実施形態における機構部分の作用効果を
説明するための図。
【図18】第6実施形態における機構部分の作用効果を
説明するための図。
【符号の説明】
10…CPU 12…記憶装置 14…RAM 16…通話ユニット 18…表示部 19…キー部 20…指紋読み取り部 21…光源 22,52…セルフォックレンズ(レンズ光学系) 24,54…1次元撮像素子 26…撮像制御回路 27…A/D変換回路 28…回転検知センサー 29…透明回転ローラ 30…印刷パターン 32…光学補正素子 40…ローラ 42…ガイド部 44…中空透明回転ローラ 50…透明平行板 56a,56b…ローラ 58a,58b…リンクローラ 62…リンクアーム 64…バネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の表面で反射した光を撮像素子に
    より検出して画像データを読み取る画像データ読み取り
    装置において、 被検体が圧接した状態で移動されることで回転する透明
    回転ローラと、 前記透明回転ローラにおける被検体が圧接される部分を
    前記撮像素子に結像させる結像光学系と、 前記透明回転ローラの回転を検知する回転検知手段とを
    具備したことを特徴とする画像データ読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記透明回転ローラの側面に光源を配置
    し、前記透明回転ローラは前記光源からの光束を導光体
    として取り込み、被検体が前記透明回転ローラと接触す
    る部分の反射光を前記撮像素子で検出することを特徴と
    する請求項1記載の画像データ読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記透明回転ローラの外周面に1周に渡
    って所定のパターンが付されており、被検体と共に画像
    データが読み取られることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の画像データ読み取り装置。
  4. 【請求項4】 被検体の画像データと共に読み取られた
    前記所定のパターンの画像データをもとに、前記被検体
    のパターンを表す画像データを生成する処理手段を具備
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の画像データ読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記透明回転ローラと前記結像光学系と
    の間に、前記透明回転ローラの曲率による光学影響を補
    正するための補正素子を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の画像データ読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記透明回転ローラの両端部の外径が前
    記被検体により圧接される部分よりも大きいことを特徴
    とする請求項1記載の画像データ読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記透明回転ローラの両端部を平面物に
    圧接して当該平面物の表面画像データを読み取る場合
    に、前記透明回転ローラの中央部の外径と両端部の外径
    の差に応じて前記撮像素子と前記結像光学系の配置位置
    を調整する手段を設けたことを特徴とする請求項6記載
    の画像データ読み取り装置。
  8. 【請求項8】 光源から照射され被検体において反射し
    た光を撮像素子により検出して画像データを読み取る画
    像データ読み取り装置において、 被検体が圧接した状態で移動されることで回転する中空
    の透明回転ローラを設け、 前記透明回転ローラの中空内にローラの回転と連動しな
    いように、 前記光源、前記撮像素子、前記透明回転ローラにおける
    被検体が圧接される部分を前記撮像素子に結像させる結
    像光学系、及び前記透明回転ローラの回転を検知する回
    転検知手段とを実装したことを特徴とする画像データ読
    み取り装置。
  9. 【請求項9】 光源から照射され被検体において反射し
    た光を撮像素子により検出して画像データを読み取る画
    像データ読み取り装置において、 被検体が圧接されて画像データが読み取られる読み取り
    面の両端に、被検体が前記読み取り面に圧接されること
    で共に圧接されるように設けられた2つの第1のローラ
    と、 前記第1のローラが被検体により圧接されていない状態
    では前記第1のローラを前記読み取り面よりも突出さ
    せ、前記被検体により圧接されることで押し込まれるよ
    うにする弾性部材と、 被検体が圧接した状態で移動されることで回転する2つ
    の前記第1のローラを連動させるための、それぞれ前記
    第1のローラが回転するのに伴って回転する回転軸が連
    結された2つの第2のローラと、 前記第2のローラの回転を検知する回転検知手段とを具
    備したことを特徴とする画像データ読み取り装置。
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