JP2002132258A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2002132258A
JP2002132258A JP2000325769A JP2000325769A JP2002132258A JP 2002132258 A JP2002132258 A JP 2002132258A JP 2000325769 A JP2000325769 A JP 2000325769A JP 2000325769 A JP2000325769 A JP 2000325769A JP 2002132258 A JP2002132258 A JP 2002132258A
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JP2000325769A
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Tadayuki Ishida
忠幸 石田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン操作による設定をその操作前の設定
に容易に戻せるようにすること。 【解決手段】 テンポ値設定部22にはテンポスイッチ
14で設定されたテンポ値を記憶する。テンポスイッチ
14の機能を代替するテンポスイッチ13Aを有するリ
モコン20を備える。リモコン20側のテンポスイッチ
13Aを操作した時に、その直前に本体側のテンポスイ
ッチ14で設定されたパラメータ値をテンポバッファ2
4に保持する。リモコンキャンセルスイッチ13を操作
することにより、バッファ24に保持されたパラメータ
値がテンポ値設定部22に転送される。この構成によ
り、必要な時にスイッチ13の操作によって容易にパラ
メータを読み出して再設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器に関し、
特に、遠隔操作によって設定したパラメータを設定前の
ものに復帰させることができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】楽音発生に使用されるパラメータを、リ
モートコントローラ(リモコン)を使用して遠隔操作で
設定することができる電子楽器が知られている。例え
ば、音楽教室で使用される指導用の電子オルガンのテン
ポや音量等を教師が遠隔から設定する場合にリモコンが
用いられる。このような電子オルガンでは、設定された
パラメータに従って自動演奏装置が駆動され、楽音が発
生される。
【0003】例えば、1回のボタン操作でテンポが
「1」ずつ変えられるリモコンを使用してテンポを「1
25」から「134」に遠隔操作で変更する場合、9回
のボタン操作によって所望のテンポ「134」が電子オ
ルガンの本体に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のリモコンでパラ
メータを設定する場合、次のような不都合が生じること
がある。例えば、電子楽器本体側でテンポを設定後、生
徒の指導のため教師が電子楽器を離れ、そこで遠隔操作
によってテンポを変更して自動演奏をさせた後、さらに
その変更後のテンポを元に戻して再び自動演奏をさせる
ような場合を想定する。この場合、遠隔操作で変更する
前の値にテンポを戻すためには、変更前のテンポを覚え
ておくか、リモコンのテンポ操作スイッチの操作回数を
覚えておくかしなければならない。しかし、人の記憶に
頼った操作で元のパラメータに復帰させることは容易で
はなく、正しいパラメータに基づく自動演奏ができない
ことが多い。
【0005】本出願人は、パラメータのプリセットスイ
ッチを設けた電子楽器を先に提案している(特許掲載公
報第2876359号明細書参照)。この電子楽器で
は、変更されたパラメータをプリセット値に戻すことは
できるが、リモコンによる変更の直前の値に戻すことが
できるものではないので、上記不具合を解消することは
できない。
【0006】本発明は、上記問題点を解消し、リモコン
操作で変更されたパラメータを変更前のものに確実・容
易に復帰させることができる電子楽器を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、楽音発生用パラメータを
設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータ設定手
段にパラメータを設定するための複数の操作子を有する
主操作部と、前記主操作部の操作子の少なくとも1つに
関して、その少なくとも一部の機能を代替する副操作子
を有する副操作部と、前記副操作子の操作時に、その直
前に前記主操作子で設定されたパラメータ値を保持する
バッファ手段と、前記バッファ手段に保持されたパラメ
ータ値で前記パラメータ設定手段の設定内容を書替える
指示を入力するスイッチ手段とを具備した点に第1の特
徴がある。
【0008】また、本発明は、楽音発生用パラメータを
設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータ設定手
段にパラメータを設定するための複数の操作子を有する
主操作部と、前記主操作部の操作子の少なくとも1つに
関して、その少なくとも一部の機能を代替する副操作子
を有する副操作部と、前記主操作部の操作子が操作され
たときに、その操作によって前記パラメータ設定手段に
設定されたパラメータを転記するバッファ手段と、前記
バッファ手段に保持されたパラメータ値で前記パラメー
タ設定手段の設定内容を書替える指示を入力するスイッ
チ手段とを具備した点に第2の特徴がある。
【0009】また、本発明は、前記スイッチ手段が、前
記主操作部および副操作部の少なくとも一方に設けられ
た点に第3の特徴がある。
【0010】また、本発明は、前記主操作部が電子楽器
本体側に設けられるとともに、前記副操作部が、前記主
操作部に遠隔から前記パラメータの設定信号を送出可能
に構成された点に第4の特徴がある。
【0011】また、本発明は、前記副操作部が、前記主
操作部によって設定されたパラメータ値を初期値として
その値を変更するよう構成された点に第5の特徴があ
る。
【0012】また、本発明は、前記スイッチ手段が、複
数の操作子の少なくとも1つで兼用されている点に第6
の特徴があり、前記スイッチ手段が、パラメータを設定
するため主操作部に設けられた操作子に隣接して、各パ
ラメータの種類単位で専用に設けられている点に第7の
特徴がある。
【0013】上記特徴によれば、副操作子が操作されて
パラメータが変更された場合、その変更直前のパラメー
タ値がバッファ手段に保持される。そして、スイッチ手
段から与えられる指示により、前記バッファ手段に保持
されたパラメータ値で前記パラメータ設定手段の設定内
容が書替えられる。すなわち、スイッチ手段の操作によ
って、副操作子による変更前のパラメータを簡単に再設
定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る電子
オルガンのコントロールパネルを示す図である。主操作
部としてのコントロールパネル9は鍵盤に隣接して配置
され、電子オルガンの操作および操作結果の表示に供さ
れる。コントロールパネル9には、音量調整用のスライ
ドボリューム10、効果スイッチ群11、音色スイッチ
群12、リモコンキャンセルスイッチ13、テンポスイ
ッチ14、リズムスイッチ群15、選曲スイッチ16お
よび液晶表示器(LCD)17が設けられる。本実施形
態では、楽音の発生に際してスイッチないしボリューム
操作で設定される音量、テンポ、リズム、効果等をパラ
メータとして想定しているが、楽音の発生に際して使用
者が設定できる楽音形成要素であれば、これ以外のもの
もパラメータに含まれる。
【0015】上記の各スイッチ群11,12,15はそ
れぞれ複数のスイッチを有する。効果スイッチ群11に
はサスティン、ビブラート、リバーブ、コーラス等の付
与を選択するための複数のスイッチが設けられ、音色ス
イッチ群12にはピアノ、チェンバロ、バイオリン、ス
トリングス等の音色を選択するための複数のスイッチが
設けられる。さらに、リズムスイッチ群15には8ビー
ト、16ビート、ワルツ、ボサノバ等のリズムを選択す
るための複数のスイッチが設けられる。
【0016】テンポスイッチ14は、自動演奏のテンポ
を速くするためのスイッチ(+)とテンポを遅くするた
めのスイッチ(−)がそれぞれ設けられる。選曲スイッ
チ16によって自動演奏の曲を選択する。リモコンキャ
ンセルスイッチ13は、リモコン操作で設定された上記
各スイッチの値を、そのリモコン操作前の値に戻すため
に使用される。詳細は後述する。液晶表示器17は上記
各スイッチによる設定に対応する情報が文字情報として
表示される。例えば、音色名、曲名、テンポ等が表示さ
れる。
【0017】図3は、上記コントロールパネル9を含む
電子オルガンのハード構成を示すブロック図である。同
図において、CPU1は、ROM2に格納されたプログ
ラム、並びに鍵盤7から入力された押鍵情報(音高、ベ
ロシティ等)およびコントロールパネル9の操作部91
としての各スイッチから入力された音色、テンポ、リズ
ム等に基づいて楽音発生部としての音源装置5を制御
し、楽音信号を発生させる。音源装置5は、例えば、正
弦波加算方式で楽音を合成する。音源装置5から発生さ
れた楽音信号はD/A変換部6によってアナログ信号に
変換され、アナログ信号処理部8に入力される。アナロ
グ信号処理部8は、入力されたアナログ信号に効果付与
等の信号処理を施す。アナログ信号処理部8の出力はア
ンプ18で増幅された後、スピーカシステム19に入力
され発音される。
【0018】鍵盤7の押鍵はキースキャン回路7aで検
出され、押鍵情報としてCPU1に入力される。また、
操作部91の操作はパネルスキャン回路91aで検出さ
れ、パネルスキャン情報としてCPU1に入力される。
さらに操作部91による操作の少なくとも一部は副操作
部としてのリモコン20(さらに図4参照)によっても
代替することができる。リモコン20の操作は光信号に
変換されて送信され、この光信号は電子オルガンの本体
側に設けられるリモコン受光部21で受光されてCPU
1に伝送される。
【0019】RAM3は操作部91やリモコン20の操
作によって設定されるテンポや音量等、各種パラメータ
の記憶エリアや、CPU1のワークエリアとして使用さ
れる。また、RAM3には、リモコン20によるパラメ
ータ変更操作が行われたときに、その変更操作前のパラ
メータを記憶するエリアも設けられる。
【0020】図4はリモコン20の正面図である。リモ
コン20にはテンポスイッチ14A、音量スイッチ10
A、効果スイッチ群11A、およびリモコンキャンセル
スイッチ13Aが設けられる。これらスイッチおよびス
イッチ群はコントロールパネル9上の同名称のスイッチ
およびスイッチ群と同等の機能を有する。
【0021】図5は、上記電子オルガンの楽音発生処理
のメインフローチャートである。この処理は、本体に設
けられるメインスイッチが投入されたときに開始され
る。電源ステップS1ではレジスタやフラグの初期化
(イニシャライズ)を行う。ステップS2ではパネルス
イッチイベントか否かが判断される。つまり、操作部9
1に含まれるリモコンキャンセル等のスイッチのオンま
たはオフ操作の有無が判断される。ステップS2が肯定
ならば、ステップS3のパネルスイッチイベント処理
(図6)に進む。操作部91のスイッチに変化がないと
きは、ステップS2からステップS4に進む。
【0022】ステップS4ではリモコンイベントか否か
が判断される。リモコン20が操作されたならば、ステ
ップS4からステップS5のリモコンイベント処理(図
8)に進む。リモコン20の操作がなければ、ステップ
S4からステップS6に進んでその他の処理を行う。そ
の他の処理には鍵盤イベント処理やペダルイベント処理
などが含まれる。
【0023】図6はパネルスイッチイベント処理のフロ
ーチャートである。ステップS31ではリモコンキャン
セルスイッチ13がオンになったか否かが判断され、こ
の判断が肯定ならばステップS32に進んでリモコンキ
ャンセル処理を行う。ステップS33では、その他の処
理、つまりコントロールパネル9上の各種スイッチやボ
リューム変更操作に応答し、これらスイッチ等に予め対
応付けられた処理を行う。
【0024】図7は前記リモコンキャンセル処理のフロ
ーチャートである。ステップS321では、当該電子オ
ルガンによる楽音発生のための各パラメータ値(テン
ポ、音量、効果の有無を示す情報等)をRAM3内のバ
ッファPAR BUF に記憶されているデータに書替える。こ
のバッファPAR BUF には、後述のリモコンイベント処理
においてリモコン20が操作されたときの各パラメータ
値が保持されているので、このステップS321の処理
により、各パラメータ値が、リモコン20操作で変更さ
れる前のデータに戻される。
【0025】図8はリモコンイベント処理のフローチャ
ートである。なお、リモコン20は、コントロールパネ
ル9の操作によって設定された値を初期値として、その
値を変更するよう動作する。すなわち、コントロールパ
ネル9の操作によって本体側に設定されているパラメー
タ値を、リモコン20のスイッチ操作により、増減ない
し切り替える。
【0026】図8において、ステップS51では各パラ
メータ値の現在値(パラメータ設定状態)をバッファPA
R BUF に格納する。これによって、リモコン操作時のパ
ラメータ設定状態が保存される。なお、ステップS51
の処理は1回だけ実行されるよう、フラグを立てるなど
して処理済みであることを示し、このフラグが立ってい
るときはステップS51はスキップする。そして、この
フラグはステップS321の処理の後クリアにする。ス
テップS52ではテンポアップスイッチがオンか否かが
判断される。この判断が肯定ならばステップS53でテ
ンポアップ(テンポを速める)処理が実施される。ま
た、ステップS54ではテンポダウンスイッチがオンか
否かが判断される。この判断が肯定ならばステップS5
5でテンポダウン(テンポを落とす)処理が実施され
る。ステップS56では、その他の処理、つまりリモコ
ン20に設けられる各種スイッチ操作に応答し、これら
スイッチ等に予め対応付けられた処理を行う。
【0027】なお、テンポアップスイッチやテンポダウ
ンスイッチの操作によるテンポの調整、ならびにその他
のスイッチの操作による処理は、リモコン操作に特有の
ものではない。すなわち、リモコン20およびコントロ
ールパネル9に共通に設けられるスイッチ等は、リモコ
ン20およびコントロールパネル9のいずれで操作され
ても、同等に作用して各スイッチに予め対応付けた処理
が行われる。テンポの調整、音量の変化、効果の設定、
およびリズムの選択等は、周知の手段によって行うこと
ができるので、詳細は省略する。
【0028】図1は上記の処理を行うためのCPU1の
要部機能を示すブロック図である。ここでは、パラメー
タ設定の一例としてテンポ設定をあげて説明する。同図
において、メモリで構成されるパラメータ設定手段とし
てのテンポ値設定部22にはデフォルト値が設定されて
いて、この値はコントロールパネル9のテンポスイッチ
14の操作によって増減される。テンポ調整部23はテ
ンポ値設定部22に設定された値を読み出して楽音発生
のテンポを調整する。
【0029】また、テンポ値設定部22の値は、リモコ
ン20のテンポスイッチ13Aによっても変更できる。
リモコン20のテンポスイッチ13Aが操作されると、
リモコン20はテンポスイッチ13Aに対応して予め設
定されているテンポ変更情報を光信号として出力する。
リモコン受光部21はこの光信号を受光して電気信号に
変換し、信号処理部23に入力する。信号処理部23は
入力された信号に付加されている識別情報によってリモ
コン20から出力された光信号がテンポ変更情報である
かを判別する。そして、テンポ変更情報を検出したなら
ば、それに応じてテンポ増減指令を出力してテンポ値設
定部22の設定値を増減する。
【0030】コントロールパネル9のテンポスイッチ1
4によってテンポ値設定部22の設定値が変更された
後、信号処理部23から最初にテンポ増減指令がテンポ
値設定部22に入力されると、テンポ値設定部22の設
定値はテンポバッファ24に読込まれる。リモコンキャ
ンセルスイッチ13は、テンポ値を含め、コントロール
パネル9で操作されたすべてのパラメータ値をリモコン
操作前の状態に戻すスイッチである。ここでは、テンポ
値についてのみ記述しており、リモコンキャンセルスイ
ッチ13が操作されるとバッファ24から前記リモコン
20のテンポスイッチ13Aによる変更前の値が復帰さ
れる。つまり、リモコンキャンセルスイッチ13の操作
に応答して、テンポバッファ24に保持されている値が
テンポ値設定部22に読み出され、テンポ値設定部22
の値が元の値に戻される。
【0031】なお、テンポバッファ24に保持されてい
る値は、リモコン20のテンポスイッチ14Aが操作さ
れたときに、テンポ値設定部22の現在値を保持するの
に限らない。コントロールパネル9のテンポスイッチ1
4の操作によって、テンポ値設定部22に新たに設定さ
れた値を、その都度、テンポバッファ24に取り込んで
記憶させるようにしてもよい。
【0032】本発明は、テンポバッファ24にテンポ値
設定部22の値を保持し、リモコンキャンセルスイッチ
13が押されたときにこれを呼び出す上記実施形態に限
らない。例えば、コントロールパネル9のテンポスイッ
チ14が操作された後、リモコン20のテンポスイッチ
14Aが操作された回数を計数するカウンタを設ける。
そして、リモコンキャンセルスイッチ13が押されたと
きに、このカウンタの計数値が「0」に戻るようテンポ
値設定部22の値を戻していく手段を設けることによ
り、リモコン20による変更前のテンポ値に復帰させる
ことができる。テンポスイッチ14Aが操作された回数
を計数する場合、テンポアップとテンポダウンとでは、
カウンタ値の増減を異ならせるのはもちろんである。
【0033】以上、本発明を、テンポの設定に関して説
明したが、音量、効果、リズム等、楽音発生のためのパ
ラメータのうち、リモコンで操作されるものには、テン
ポ設定と同様にして本発明を適用することができる。
【0034】また、上述のようにリモコンキャンセルス
イッチ13をコントロールパネル9とリモコン20の双
方に設けるのの限らず、コントロールパネル9およびリ
モコン20のいずれか一方に設けるようにしてあれば良
い。
【0035】また、リモコンキャンセルスイッチは、専
用のスイッチとするのではなく、例えば、コントロール
パネル9上の、パラメータ設定用のスイッチ、つまり前
記効果スイッチ群11、音色スイッチ群12、テンポス
イッチ14、およびリズムスイッチ群15等を構成して
いるスイッチのうち、少なくとも1つにリモコンキャン
セルスイッチの機能を持たせるようにしてもよい。
【0036】例えば、テンポスイッチ14にリモコンキ
ャンセルスイッチの機能を持たせた場合を想定すると、
リモコン20が操作されたときにテンポスイッチ14は
テンポ変更手段からリモコンキャンセルスイッチとして
の機能を有するものに切り替わる。したがって、次にこ
のテンポスイッチ14が操作されたときには、このスイ
ッチ14はリモコンキャンセルスイッチとして作用す
る。そしてリモコンキャンセルスイッチとしての機能を
1回果たせば、再び本来のテンポ変更手段に戻る。この
ように、パラメータ設定用のスイッチをリモコンキャン
セルスイッチと兼用することにより、リモコンキャンセ
ルスイッチを設けるスペースを新たに設ける必要がな
い。
【0037】さらに、各パラメータ設定用のスイッチ毎
に専用のリモコンキャンセルスイッチを設けるようにし
てもよい。図9はコントロールパネル9の他の実施形態
を示す平面図である。効果スイッチ群11、音色スイッ
チ群12、テンポスイッチ14、リズムスイッチ群15
のそれぞれにリモコンキャンセルスイッチを設ける。こ
のようにリモコンキャンセルスイッチを各パラメータ変
更用スイッチに専用に併設することにより、リモコン2
0で設定されたパラメータのうち、元に戻したいものだ
けを選択的に復帰させることができるので自由度が増大
する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜請求項7の発明によれば、副操作子の操作によるパ
ラメータ値の変更操作が行われたときに、その時点のパ
ラメータ値がバッファに保持され、必要な時にスイッチ
手段の操作によって容易に再設定できる。したがって、
副操作子の操作前のパラメータ値を使用者が覚えておく
必要がないので、副操作子を操作して気軽にパラメータ
の変更をして楽音を種々に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の要部機
能を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る電子楽器のコント
ロールパネルを示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の全体構
成を示すブロック図である。
【図4】 リモコンの正面図である。
【図5】 電子楽器のメインフローチャートである。
【図6】 パネルスイッチイベント処理のフローチャー
トである。
【図7】 リモコンキャンセルの処理フローチャートで
ある。
【図8】 リモコンイベント処理のフローチャートであ
る。
【図9】 変形例に係るコントロールパネルを示す図で
ある。
【符号の説明】
1…CPU、 6…D/A変換器、 9…コントロール
パネル、 10…音源装置、 13…リモコンキャンセ
ルスイッチ、 14…テンポスイッチ、 20…リモコ
ン、 21…リモコン受光部、 22…テンポ設定部、
24…テンポバッファ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音発生用パラメータを設定するパラメ
    ータ設定手段と、 前記パラメータ設定手段にパラメータを設定するための
    複数の操作子を有する主操作部と、 前記主操作部の操作子の少なくとも1つに関して、その
    少なくとも一部の機能を代替する副操作子を有する副操
    作部と、 前記副操作子の操作時に、その直前に前記主操作子で設
    定されたパラメータ値を保持するバッファ手段と、 前記バッファ手段に保持されたパラメータ値で前記パラ
    メータ設定手段の設定内容を書替える指示を入力するス
    イッチ手段とを具備したことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 楽音発生用パラメータを設定するパラメ
    ータ設定手段と、 前記パラメータ設定手段にパラメータを設定するための
    複数の操作子を有する主操作部と、 前記主操作部の操作子の少なくとも1つに関して、その
    少なくとも一部の機能を代替する副操作子を有する副操
    作部と、 前記主操作部の操作子が操作されたときに、その操作に
    よって前記パラメータ設定手段に設定されたパラメータ
    を転記するバッファ手段と、 前記バッファ手段に保持されたパラメータ値で前記パラ
    メータ設定手段の設定内容を書替える指示を入力するス
    イッチ手段とを具備したことを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段が、前記主操作部およ
    び副操作部の少なくとも一方に設けられたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記主操作部が電子楽器本体側に設けら
    れるとともに、 前記副操作部が、前記主操作部に遠隔から前記パラメー
    タの設定信号を送出可能に構成されたことを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子楽器。
  5. 【請求項5】 前記副操作部が、前記主操作部によって
    設定されたパラメータ値を初期値として、その値を変更
    するよう構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれかに記載の電子楽器。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ手段が、前記主操作部の操
    作子の少なくとも1つで兼用されていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子楽器。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ手段が、パラメータを設定
    するため主操作部に設けられた操作子に隣接して、各パ
    ラメータの種類単位で専用に設けられていることを特徴
    とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子楽
    器。
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