JP2002128274A - 層単位ピッキング装置 - Google Patents

層単位ピッキング装置

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JP2002128274A
JP2002128274A JP2000322832A JP2000322832A JP2002128274A JP 2002128274 A JP2002128274 A JP 2002128274A JP 2000322832 A JP2000322832 A JP 2000322832A JP 2000322832 A JP2000322832 A JP 2000322832A JP 2002128274 A JP2002128274 A JP 2002128274A
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picking
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JP2000322832A
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English (en)
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Yoshiaki Nishina
慶晃 西名
Seiji Enoeda
成治 榎枝
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Shinichiro Eto
信一郎 衛藤
Yoji Ishikawa
洋史 石川
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、多層状に積み重ねられた商品層内
の商品の押し潰しの恐れがなく、しかも上層部から複数
の層単位で取り出しが可能で高能率に商品層をヒッキン
グできるピッキング装置を実現する。 【解決手段】 本発明は、多層状に積み重ねられた商品
層を上層部から層単位でピッキングする層単位ピッキン
グ装置において、商品層の側面を対向方向から押圧して
クランプするクランプ手段を設け、商品層を複数単位で
ピッキングするときにクランプ手段で同時に2以上の商
品層をクランプする層単位ピッキング装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層状に積み重ねら
れた商品層を、層単位でピッキングする層単位ピッキン
グ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パレット上に複数段に積み付けられた物
品を段単位に荷卸しする装置として、特開平10−31
6245号公報に記載のような装置がある。この公報記
載の装置は図6の原理図で示すように複数段に積み付け
られた物品Wの最上段を把持機構の一対の押圧具c1,
c2で両側から押圧し、パレットPをパレット昇降装置
Lにより下降させることで把持した最上段の物品と、上
から2段目の物品以下とを分離させる装置である。上記
公開特許公報には、最上段の物品の一段分だけを分離し
て荷卸しすることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の荷卸し装置
は物品Wの一段分だけを押圧把持して荷卸しするので、
能率上に難点がある。また、荷卸しの能率を向上させる
ために、仮に一対の押圧具c1,c2で一挙に複数段の
物品Wを把持しようとすると、押圧具c1,c2に段数
分の荷重が加わることになる。したがって、一対の押圧
具c1,c2で把持するための押圧力を、荷重の増加量
に対応して大きくすることが必要になる。しかしなが
ら、押圧具c1,c2の押圧力を大きくすると、結果的
に把持された物品Wの押し潰されが大きくなって不良品
が発生する恐れがある等の問題点が生じる。
【0004】本発明は従来装置のかかる問題点を解消す
るためになされたもので、多層状に積み重ねられた商品
層内の商品の押し潰しの恐れがなく、しかも上層部から
複数の層単位での取り出しが可能で高能率に商品層をヒ
ッキングできるピッキング装置を実現することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層状に積み
重ねられた商品層を上層部から層単位でピッキングする
層単位ピッキング装置において、商品層の側面を対向方
向から押圧してクランプするクランプ手段を設け、商品
層を複数単位でピッキングするときにクランプ手段で同
時に2以上の商品層をクランプする層単位ピッキング装
置を構成したものである。また、本発明は、多層状に積
み重ねられた商品層を上層部から層単位でピッキングす
る層単位ピッキング装置において、商品層の側面を対向
方向から押圧してクランプするクランプ手段を設け、ク
ランプ手段は調整手段による可調整な押圧力により商品
層の側面を層別に押圧する押圧具を2以上備えてなり、
商品層を複数単位でクランプするときに2以上の押圧具
で商品層をクランプする層単位ピッキング装置を構成し
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明にお
ける実施の形態1の構成を示す側面図、図2は図1の平
面図である。図1と図2において、1はピッキング装
置、2はピッキング装置1に設けられたクランプ機構で
ある。3はクランプ機構2の本体、4は本体3に取付ら
れた保持部である。図示されていないが保持部4にはア
クチュエータ等の駆動機構が内蔵されて、この駆動機構
が制御手段で制御されて本体3に沿って上,下動して停
止位置が設定される。5は保持部4に保持された角枠型
のフレーム、6は商品、7はフレーム5内に設けられた
押圧具、8と9は押圧具7を構成するアクチュエータと
その可動端の押圧片である(5〜9の一桁数字は総
称)。
【0007】角枠型のフレーム5は、上,下2つの類似
構造のフレーム5aと5bで構成されている。また、商
品6は複数個が平面的に並べられて、図2に示すように
輪郭形状が方形に形成されている。上下2つのフレーム
5aと5bの各辺部の内側には、それぞれ押圧具7が配
置されている。そして、対向する一対または2対の押圧
具7のアクチュエータ8が図示されていない制御手段に
より独立的に制御されて、可調整の押圧力で次に説明す
る商品層の側面を対向方向から押圧してクランプするク
ランプ手段が構成される。
【0008】10はリフター、11はパレットである。
61,62…はパレット11上で層状に積み重ねた各層
の商品層で、リフター10に載置されて一体に昇降され
る。パレット11上の商品層61,62…は前述のフレ
ーム5との相対的な位置に関連して昇降範囲内の停止位
置が制御されて、クランプ機構2により単一または複数
の層単位でピッキングされる。12は荷受け台、13は
ローラフレーム、14はローラである。荷受け台12は
前後一対のローラフレーム13,13と、その間に設け
られた複数の駆動ローラ14により格子状に構成され
る。
【0009】15は走行機構、16は走行レールであ
る。走行機構15はローラフレーム13を、走行レール
16上を水平方向に往復動させる。17と18は搬出用
のリフターと空パレットである。19はストッパーであ
る。
【0010】上述のように構成された実施の形態1の動
作を、図3(a)〜(c)を併用して説明する。実施の
形態1では商品6を平面的に配列して層状に積み重ねら
れた商品層61,62…のうちの最上層から3層分の商
品層61〜63を一括して、空パレット18上にピッキ
ングする場合を例示して説明する。商品層61,62…
を積み重ねたパレット11がリフター10に移載される
と、リフター10が駆動されて上昇動作を開始する。リ
フター10の上昇動作で商品層61,62…の上層部が
フレーム5内に侵入する。上昇する商品層61,62…
が予め制御手段によって取り出したい高さと層数から演
算したレベルに達すると、リフター10の上昇動作が停
止する。このときの停止状態では図1に示すように、2
層目と3層目の商品層62と63が上下のフレーム5a
と5bに対向する。
【0011】ここで、フレーム5a,5b内の1対また
は2対の押圧具7aと7bが作動して、商品層62,6
3が独立的に制御された押圧力で対向方向から押圧され
る。この結果、フレーム5a,5b内で挾持された商品
層62,63を介して、3層分の商品層61〜63がク
ランプ機構2に一体に保持される。次に、リフター10
によりパレット11を下降させ、図3(a)のようにフ
レーム5側を上昇させる。パレット11の下降とフレー
ム5の上昇動作により、フレーム5側の商品層63の底
面の接着がそれより下段側の商品64,…から引き剥が
される。この引き剥がせで、商品層63と64の間に隙
間Gが形成される。次いで、図3(b)に示すように、
走行用の駆動機構15が駆動されて、荷受け台12が前
進して形成された隙間G内に挿入される。
【0012】次に、フレーム5aと5bを幾分下降させ
てから、アクチュエータ8aと8bを後退させて押圧具
7aと7bによる対向方向の押圧を解除する。この結
果、クランプ機構2でクランプされた商品層61〜63
が、前進した荷受け台12の上に載置される。引き続い
て、図3(c)のようにフレーム5aと5bをさらに上
昇させてから、商品層61〜63を載置した荷受け台1
2を待機位置に後退させる。後退する荷受け台12が待
機位置に戻る途中で、荷受け台12上の商品層61〜6
3は規制ストッパ19に規制されて空パレット18上に
移し替えられる。その後、制御手段によって予め設定さ
れたリフター10の上下動動作等がほぼ同様に繰り返さ
れて、パレット11上の残りの商品層64,65が空パ
レット18上に移し替えられるようになっている。
【0013】一般に、この種の方形に積み重ねられた商
品層61,62…の補強や搬送中等の荷崩れをなくすた
めに、商品層61,62…の積み重ね方向を交互的に転
換させることが行われる。例えば、商品層61,62…
の素子的な商品6が長方形の角箱形の段ボール箱のよう
な場合には、各層を構成する商品6が図4に示すように
行・列からなるのマトリックス状に平面的に配列されて
いる。そして、奇数層61,63…と偶数層62,64
…の積み重ね方向を図4(a)と図4(b)のように順
次交互的に交叉させた、所謂ゆる“インターロック積
み”が採用される。“インターロック積み”の積み重ね
パターンを構成すると、荷重に対して強弱差のある短辺
部と長辺部が交叉するので商品層61,62…の積み重
ね構造が補強されて荷崩れの防止が期待される。
【0014】これに対して、上述のように本発明の実施
の形態1においては、独立的に駆動制御される複数で対
構造の押圧具7aと7bを利用して商品層62と63の
側面を同時に押圧して挾持するように構成した。したが
って、たとえ交叉的な積み重ねパターンを形成する“イ
ンターロック積み”を採用しても、小さい押圧力で、し
かも均等化された押圧力でクランプでき、その上商品層
61,62…の荷崩れの発生を防止することができる。
また、素子的な商品6が段ボール箱のように長さがバラ
ついていて縦横に寸法差(図4のδ)がある場合でも、
商品6の変形を防ぎ、且つ商品層61,62…を確実に
クランプすることもできる。
【0015】図5は実施の形態1の変形例の構成を示す
側面図である。図5に示す変形例で実施の形態1と異な
るところは、クランプ機構2のフレーム5の構造にあ
る。この変形例ではクランプ機構2において、高さ方向
の把持幅を拡張した単一のフレーム5が構成されてい
る。また、対構造の押圧具7の押圧片9も広幅に構成さ
れて、必要により出力がやや大きいアクチュエータ8が
設けられる。そして、図5のピッキング装置1において
は、一対または2対の押圧具7の広幅の押圧片9で2層
の商品層62,63が同時にクランプされて実施の形態
1と同様に能率が向上する。このような構成の変形例
は、前記のような商品層61,62…の各層間の輪郭幅
に寸法差δの少ない場合に適用される。
【0016】なお、上述の実施の形態ではフレームの各
辺に単一の押圧具を配置した場合を例示して説明した
が、各辺に複数の押圧具を併設するようにしてもよい。
また、荷受け台を駆動ローラで構成した場合について説
明したが、フリーローラや短冊状のスラット板で構成し
てもよい。さらに、フレームの上下動と押圧具のクラン
プ動作等をアクチュエータで駆動した場合で説明した
が、電動シリンダーや流体シリンダー等の制御可能な駆
動源を利用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の層単位ピ
ッキング装置によれば、複数の商品層を同時にピッキン
グできるので高能率になる。また、多層に積み重ねられ
た商品層の上部から複数の層単位で取り出す場合でも、
同時に複数の商品層の側面をクランプするようにしたの
で、1層当たりの把持力を抑えることが可能となり商品
の押し潰し量を小さくすることができる。さらに、各層
毎に独立した押圧具を設ければ、層毎に商品層の積み重
ね寸法が違っても、各層毎に把持位置を調整することが
可能である。よって、各商品層の側面への押圧力を均等
にすることが可能であり、小さな押圧力で確実に商品層
を把持することができる。
【0018】よって、本発明によれば、多層状に積み重
ねられた商品層内の商品の押し潰しの恐れがなく、しか
も上層部からの複数の層単位での取り出しが可能で高能
率に商品層をヒッキングできるピッキング装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す側面図であ
る。
【図2】実施の形態1の平面図である。
【図3】実施の形態1の動作を示す説明図である。
【図4】実施の形態1の別の動作を示す平面図である。
【図5】実施の形態1の変形例の構成を示す側面図であ
る。
【図6】従来の荷卸し装置の原理的な説明図である。
【符号の説明】 1 ピッキング装置 2 クランプ機構 3 本体 4 保持部 5 フレーム 6 商品 7 押圧具 8 アクチュエータ 9 押圧片 10 リフター 11 パレット 12 荷受け台 13 ローラフレーム 14 ローラ 15 駆動機構 16 走行レール 17 リフター 18 空パレット 5a 上部フレーム 5b 下部フレーム 8a 上部アクチュエータ 8b 下部アクチュエータ 9a 上部押圧片 9b 下部押圧片 61,62… 商品層 G 隙間 δ 寸法差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 陽一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 衛藤 信一郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 石川 洋史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F030 AA04 AB04 BA02 BA05 BC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層状に積み重ねられた商品層を上層部
    から層単位でピッキングする層単位ピッキング装置にお
    いて、 前記商品層の側面を対向方向から押圧してクランプする
    クランプ手段を設け、前記商品層を複数単位でピッキン
    グするときに前記クランプ手段で同時に2以上の商品層
    をクランプすることを特徴とする層単位ピッキング装
    置。
  2. 【請求項2】 多層状に積み重ねられた商品層を上層部
    から層単位でピッキングする層単位ピッキング装置にお
    いて、 前記商品層の側面を対向方向から押圧してクランプする
    クランプ手段を設け、該クランプ手段は調整手段による
    可調整な押圧力により前記商品層の側面を層別に押圧す
    る押圧具を2以上備えてなり、前記商品層を複数単位で
    クランプするときに2以上の押圧具で前記商品層をクラ
    ンプすることを特徴とする層単位ピッキング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014506865A (ja) * 2011-03-01 2014-03-20 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー 品物を操作する装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014506865A (ja) * 2011-03-01 2014-03-20 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー 品物を操作する装置および方法
CN103764528A (zh) * 2011-03-01 2014-04-30 米德韦斯特瓦科包装系统有限责任公司 物品操作装置及方法

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