JP2002123150A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2002123150A
JP2002123150A JP2001032879A JP2001032879A JP2002123150A JP 2002123150 A JP2002123150 A JP 2002123150A JP 2001032879 A JP2001032879 A JP 2001032879A JP 2001032879 A JP2001032879 A JP 2001032879A JP 2002123150 A JP2002123150 A JP 2002123150A
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peripheral device
cpu
image forming
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main
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JP2001032879A
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Toru Nagatsuma
徹 永妻
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体各機種に対して 周辺機のハードウエア
のみならずソフトウエアまで含めた共通化を行う。 【解決手段】 CPU107を有する周辺機100Bが
CPU101を有する画像形成装置本体100Aに接続
され、周辺機100BのCPU107と画像形成装置本
体100AのCPU101中とが相互に通信を行いなが
ら画像形成装置100Aと周辺機100Bが連携動作を
行う画像形成システムにおいて、画像形成装置本体10
0Aに周辺機100Bが接続されているか否かを第3の
通信ライン116からCPU101が検知し、画像形成
装置本体100Aに対して周辺機100Bが連携動作す
るために必要な情報をF−ROM110を備え、このF
−ROM110にはROM102に保持された情報(パ
ラメータなど)をCPU101を介して転送し、画像形
成装置本体100Aと周辺機100Bの連携動作を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動両面ユニット
やフィニッシャなどの周辺機器をオプションで接続して
1つのシステムを構成するプリンタ、ファクシミリ、複
写機などの画像形成装置、特にこれらの各機能を1台に
備えたいわゆるマルチファンクション画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年レーザプリンタ等の画像形成装置に
おいては、ネットワーク化に伴う複数ユーザ対応や省資
源対応として大量の給/排紙化や 排紙の仕分けおよび
両面印字といった機能選択の市場要求が ますます強ま
っており、開発/製造メーカにおいても 本体装置の開
発/製造はもとより、これら各種の機能を達成するため
に本体装置に付加させる 周辺機の開発/製造の高能率
化がますます必要となっている。
【0003】これら周辺機は、特定の本体装置(特定の
機種)に対して専用の周辺機として開発/製造 される
ことは、上述の高能率化にとって好ましいものではな
い。自動両面ユニットあるいはフィニッシャといった各
機種(本体)に共通して望まれる機能を達成するための
周辺機は、各機種(本体)共通に使用可能である方が各
周辺機の機種数を増やす必要がないので周辺機の開発/
製造の高能率化を望むことが可能となり、 かつ、コス
ト面 および 品質管理上も有利である。
【0004】ところが 同一メーカ内において開発され
る各機種(本体)は、それぞれの機種に対する要求スペ
ックの相違から記録紙を搬送する速度が異なるため、そ
れらに付加される周辺機も各々の機種(本体)のスピー
ドに準じた対応が必要となり、各本体装置に対応して各
周辺機を作り分けることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、周辺機のC
PUが周辺機を制御するために必要なプログラムおよび
データは全て周辺機内のROMに格納されていたため
に、周辺機のハードウエアとしては各機種(本体)間で
共通化されても、周辺機内のステッピングモータの各機
種(本体)に対応したスルーアップテーブルのパラメー
タといった様な極めて微妙な制御タイミングを司るソフ
トウエアは各機種(本体)に対して最適化する必要があ
るため、周辺機内のソフトウエアまでを含んだ完全な共
通化は困難であり、結局は当該プログラムを内蔵した周
辺機内のROMを各機種(本体)毎に作り分けすること
となり、各周辺機の機種数は増えてしまっていた。
【0006】さらに、フィニッシャ等の周辺機において
は、同一本体に対して大型/中型/小型がラインアップ
され、ユーザの選択範囲を広げる傾向もあり、この場
合、各々が本体装置の一つの共通な周辺機(フィニッシ
ャ)I/Fコネクタに接続されるにもかかわらず各々が
異なった動作タイミングを必要とするために、本体各機
種に対してさらに各種のフィニッシャを作り分けするこ
ととなり、各周辺機の機種数は増大する一方であった。
【0007】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、本体装置が、自分自身に
付加される周辺機の動作速度/タイミングを決定するた
めの情報(パラメータデータ)を本体装置内に持ち、必
要時にそれを本体装置から周辺機にデータ転送を行うこ
とにより、周辺機側に内蔵するソフトウエアを本体各機
種間に対して固定化し、本体各機種間に対する変動部分
を本体各機種側に持たせることによって、本体各機種に
対して周辺機のハードウエアのみならずソフトウエアま
で含めた共通化を行うことにある。
【0008】第2の目的は、ある本体装置に対し、それ
に付加される周辺機の動作速度/タイミングを決定する
ためのパラメータデータをユーザーもしくはサービスマ
ンが周辺機を設置する際に、当該周辺機に同梱されたI
Cカードを本体装置に接続し、本体装置の操作部から選
択した本体機種用のパラメータデータテーブルをICカ
ードから本体装置にダウンロードし、必要時にそれを本
体装置から周辺機にデーター転送して、周辺機側に内蔵
するソフトウエアを本体各機種間に対して固定化し、本
体各機種間に対する変動部分を本体各機種側に持たせる
ことによって、本体各機種に対して 周辺機のハードウ
エアのみならずソフトウエアまで含めた共通化を行うこ
とにある。
【0009】第3の目的は、本体装置から転送されたパ
ラメータデータを、周辺機内の不揮発性メモリ(F−R
OM)にダウンロードさせることによって、その周辺機
がその本体装置もしくはそれと同一機種の本体装置に接
続して使用される限りにおいては、本体〜周辺機設置後
の電源投入時に自動的に1度だけパラメータデータの転
送/ダウンロードの処理が行われるだけで その後は転
送/ダウンロード処理を行う必要をなくすことにある。
【0010】第4の目的は、本体装置から転送されたパ
ラメータデータを周辺機内のワークRAM上に設けられ
たRAMエリアにダウンロードさせることによって、本
体〜周辺機設置後の電源投入毎にパラメータデータの転
送/ダウンロードの処理を行うことにより、周辺機内の
ハードウエアおよびソフトウエアの構成をよりシンプル
にすることにある。
【0011】第5の目的は、ある本体装置に対し、それ
に付加される周辺機の動作速度/タイミングを決定する
ための情報(パラメータデータ)をユーザもしくはサー
ビスマンが周辺機を設置する際に当該周辺機もしくは本
体装置に同梱された情報表(パラメータ表)に従って本
体装置の操作部より入力し、必要時にそれを本体装置か
ら周辺機にデータ転送を行うことによって周辺機側に内
蔵するソフトウエアを本体各機種間に対して固定化し、
本体各機種間に対する変動部分を本体各機種側に持たせ
ることによって、本体各機種に対して周辺機のハードウ
エアのみならずソフトウエアまで含めた共通化を行うこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1および第3の目
的を達成するため、本発明は、中央制御装置を有する周
辺機が中央制御装置を有する画像形成装置に接続され、
周辺機の中央制御装置と画像形成装置本体の中央制御装
置とが相互に通信を行いながら画像形成装置と周辺機が
連携動作を行う画像形成システムにおいて、前記画像形
成装置本体に前記周辺機が接続されているか否かを検知
する手段と、前記画像形成装置本体に対して周辺機が連
携動作するために必要な情報を保持する手段と、前記情
報を周辺機に対して転送する手段とを前記画像形成装置
本体に備えていることを特徴とする。
【0013】前記第2の目的を達成するため、前記情報
が格納されたICカードを接続する接続手段と、この接
続手段に接続されたICカードから前記情報を転送する
際に、前記画像形成装置本体の操作部から対応する機種
の種類を入力する入力手段とをさらに備えるとよい。
【0014】さらに、前記情報が転送されたときに前記
情報がダウンロードされる不揮発性メモリと、前記情報
が画像形成装置本体側から転送された際にそれを前記不
揮発性メモリにダウンロードする手段と、画像形成装置
本体の電源投入時に前記画像形成装置本体からの問い合
わせに対して、現在前記情報のダウンロードがすでに行
われているのかどうか、すでに行われている場合はいか
なる機種の画像形成装置に対する情報なのかを画像形成
装置本体側に回答する手段とを周辺機内に設け、一方、
前記画像形成装置本体の電源投入時に、周辺機の接続の
有無を確認する手段と周辺機の接続有りの場合にすでに
前記情報のダウンロードがなされているかどうか、なさ
れている場合にはいかなる機種の画像形成装置に対する
情報なのかを周辺機に問い合わせる手段を前記画像形成
装置本体内に設ける。その際、前記情報がまだダウンロ
ードなされていなかった場合、あるいはすでにダウンロ
ードされている情報が機種として前記画像形成装置本体
と異なる場合には、前記情報を周辺機に対して転送する
手段を設けることが望ましい。
【0015】第4の目的を達成するためには、前記周辺
機内のワークRAM上に前記情報が前記画像形成装置本
体側から転送される際にダウンロードするためのRAM
エリアを設け、前記画像形成装置本体に複数種類の周辺
機が接続可能な共通のI/Fコネクタを設ける。
【0016】第5の目的を達成するためには、前記画像
形成装置本体に対して周辺機が連携動作するために必要
な前記情報を入力する手段と、入力された情報を記憶す
る手段とを前記画像形成装置本体に設ける。
【0017】さらに具体的には、第1の手段は、本体装
置に追加接続することによって両面印字可能とする自動
両面ユニットや本体装置に追加接続することによって大
量排紙およびステープル排紙排紙が可能となるフィニッ
シャといったオプション周辺機にて、周辺機内に周辺機
の動作を制御するためのCPUを持ち、本体のCPUと
周辺機のCPUが相互に通信を行いながら本体装置と周
辺機の連携動作うレーザプリンタ等の画像形成装置にお
いて、本体装置に周辺機が接続されているか否かを検知
するための接続検知手段と、その本体装置に対して周辺
機が連携動作するために必要な周辺機のモーター回転ス
ピードや動作タイミングを決定するためのパラメータデ
ータのテーブル(ステッピングモータ起動時のスルーア
ップデータテーブル等)と、上記パラメータデータを周
辺機に対して転送する通信制御手段を本体装置内に設け
る。
【0018】第2の手段は、第1の手段において、本体
装置に対して周辺機が連係動作するために必要な情報、
例えば、周辺機のモーター回転スピードや動作タイミン
グを決定するための各本体機種毎に対応したパラメータ
データ(ステッピングモーター起動時のスルーアップデ
ーターテーブル等)が格納されたICカードを接続する
ICカードI/Fを備え、本体装置の操作部から選択し
た機種(本体装置)用のパラメータデータを入力できる
ようにした。
【0019】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、周辺機内に上述のパラメータデータが本体装置か
ら転送される際にデータをダウンロードするためのフラ
ッシュROM等の不揮発性メモリ(以後F−ROMと呼
ぶ)と上記パラメータデータが本体装置から転送された
際にそれを上記F−ROM内にダウンロードする制御手
段を具備し、かつ 装置の電源投入時に 本体装置から
の問い合わせに対して、現在、上述のパラメータのダウ
ンロードがすでに行われているのかいないのか、また、
すでに行われている場合は、いかなる機種の本体装置に
対するパラメータデータなのかを本体装置に回答する通
信制御手段を周辺機内に設け、また、装置の電源投入時
に 周辺機の接続の有無を確認する制御手段と 周辺機
の接続有りの場合にすでにパラメータデータのダウンロ
ードがなされているかどうか、また、なされている場合
には、いかなる機種の本体装置に対するパラメータデー
タなのかを周辺機に問い合わせる通信制御手段を本体装
置内に具備し、かつ、上述のパラメータデータがまだダ
ウンロードなされていなかった場合、もしくはすでにダ
ウンロードされているパラメータデータが機種として当
本体装置と異なる場合においてはパラメータデータを周
辺機に対して転送する通信制御手段を本体装置内に設け
た。
【0020】第4の手段は、第1または第2の手段にお
いて、周辺機内のワークRAM上に上述のパラメータデ
ータが本体装置から転送される際にデータをダウンロー
ドするためのRAMエリアを設け、上記パラメータデー
タが本体装置から転送された際にそれを前記RAMエリ
ア内にダウンロードする制御手段を周辺機内に設け、ま
た、装置の電源投入時に周辺機の接続の有無を確認する
制御手段と周辺機の接続有りの場合は前述のパラメータ
データを周辺機に対して転送する通信制御手段を本体装
置内に設けた。
【0021】第5の手段は、本体の一つの共通な周辺機
I/Fコネクタに対して数種類の周辺機が接続可能であ
る第1の手段の前提となる画像形成システムに、本体装
置に周辺機が接続されているか否かおよび接続されてい
る場合は、その周辺機の種類を検知するための接続検知
手段と、その本体装置に対してそれぞれの周辺機が連携
動作するために必要な周辺機のモータ回転スピードや動
作タイミングを決定するためのそれぞれの周辺機に応じ
たパラメータデータのテーブル(ステッピングモータ起
動時のスルーアップデータテーブル等)と、上記パラメ
ータデータを周辺機に対して転送する通信制御手段を本
体装置内に設けた。
【0022】第6の手段は、第5の手段において、周辺
機内に上述のパラメータデータが本体装置から転送され
る際にデータをダウンロードするためのフラッシュRO
M等の不揮発性メモリと上記パラメータデータが本体装
置から転送された際にそれを上記F−ROM内にダウン
ロードする制御手段を設け、かつ、装置の電源投入時に
本体装置からの問い合わせに対して周辺機としての自分
自身の種類および現在上述のパラメータのダウンロード
がすでに行われているのかいないのか、また、すでに行
われている場合はいかなる機種の本体装置に対するパラ
メータデータなのかを本体装置に回答する通信制御手段
を周辺機内に設け、また、装置の電源投入時に、周辺機
の接続の有無を確認する制御手段と周辺機の接続有りの
場合はその周辺機の種類を確認する制御手段と、すでに
パラメータデータのダウンロードがなされているかどう
か、また、なされている場合には、いかなる機種の本体
装置に対するパラメータデータなのかを周辺機に問い合
わせる通信制御手段を本体装置内に設け、かつ、上述の
パラメータデータがまだダウンロードなされていなかっ
た場合、もしくは、すでにダウンロードされているパラ
メータデータが機種として当本体装置と異なる場合にお
いては、その周辺機の種類に応じたパラメータデータを
周辺機に対して転送する通信制御手段を本体装置内に設
けた。
【0023】第7の手段は、第6の手段において、周辺
機内のワークRAM上に上述のパラメータデータが本体
装置から転送される際にデータをダウンロードするため
のRAMエリアを設け、上記パラメータデータが本体装
置から転送された際に それを前記RAMエリア内にダ
ウンロードする制御手段を周辺機内に設け、また、装
置の電源投入時に周辺機の接続の有無を確認する制御手
段と、周辺機の接続有りの場合はその周辺機の種類を確
認する制御手段と、その周辺機の種類に応じた前述のパ
ラメータデータを周辺機に対して転送する通信制御手段
を本体装置内に設けた。
【0024】第8の手段は、本体装置に追加接続される
周辺機によって、周辺機内に周辺機の動作を制御するた
めのCPUを持ち、本体のCPUと周辺機のCPUが相
互に通信を行いながら本体装置と周辺機の連携動作を行
うレーザプリンタ等の画像形成装置において、本体装置
に周辺機が接続されているか否かを検知するための接続
検知手段と、その本体装置に対して周辺機が連係動作す
るために必要な周辺機のモータ回転スピードや動作タイ
ミングを決定するためのパラメータデータ(ステッピン
グモータ起動時のスルーアップデータテーブル等)を本
体装置の操作部から入力する入力手段と、前記の入力さ
れたパラメータデータを、一旦本体内のメモリ(RA
M)にストックしておく記憶手段と、前記の記憶された
パラメータデータを周辺機に対して転送する通信制御手
段を本体装置内に設けた。
【0025】第9の手段は、第8の手段において、周辺
機内に上述のパラメータデータが本体装置から転送され
る際にデータをダウンロードするためのフラッシュRO
M等の不揮発性メモリ(以後F−ROMと呼ぶ)と上記
パラメータデータが本体装置から転送された際に、それ
を上記F−ROM内にダウンロードする制御手段を設
け、かつ 装置の電源投入時に 本体装置からの問い合
わせに対して現在上述のパラメータのダウンロードがす
でに行われているのかいないのか、また、すでに行われ
ている場合はいかなる機種の本体装置に対するパラメー
タデータなのかを本体装置に回答する通信制御手段を周
辺機内に設け、また、装置の電源投入時に、周辺機の接
続の有無を確認する制御手段と 周辺機の接 続有りの
場合にすでにパラメータデータのダウンロードがなされ
ているかどうか また なされている場合には いかな
る機種の本体装置に対するパラメータデータなのかを
周辺機に問い合わせる通信制御手段を本体装置内に具備
し、かつ 上述のパラメータデータが まだダウンロー
ドされていなかった場合、もしくは、すでにダウンロー
ドされているパラメータデータが機種として当本体装置
と異なる場合においてはパラメータデータを周辺機に対
して転送する通信制御手段を本体装置内に設けた。
【0026】第10の手段は第8の手段において、前述
した本体内のRAMに一旦ストックされたパラメータデ
ータを本体装置内のフラッシュROM等の不揮発性メモ
リに記録する記憶手段を持ち、かつ、周辺機内のワーク
RAM上に上述のパラメータデータが本体装置から転送
される際にデータをダウンロードするためのRAMエリ
アを設け、上記パラメータデータが本体装置から転送さ
れた際に、それを前記RAMエリア内にダウンロードす
る制御手段を周辺機内に設け、また、装置の電源投入時
に周辺機の接続の有無を確認する制御手段と、周辺機の
接続有りの場合は前述のパラメータデータを周辺機に対
して転送する通信制御手段を本体装置内に設けた。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0028】1.第1の実施形態 1.2 全体構成 図1は第1の実施形態に係る画像形成システムのハード
構成を示す機能ブロック図である。図1において、この
画像形成システムは、画像形成装置本体(以下、「本体
装置」と称する。)100Aと周辺機100Bとからな
り、本体装置100Aと周辺機100Bは、コネクタ1
00Cによって電気的に接続される。
【0029】本体装置100Aには、CPU101、R
OM102、RAM103、I/Oポート104、デー
タバス105およびメカトロ部品105が設けられてい
る。また、周辺機100Bにも同様に、CPU107、
ROM108、RAM109、I/Oポート111、デ
ータバス112およびメカトロ部品113が設けられ、
さらにフラッシュROM(F−ROM)110も設け
られている。
【0030】前記本体装置側のCPU101は本体装置
100Aを動作させるための制御を司る。ROM102
はCPU101が動作をするためのプログラムを内蔵す
るとともに、周辺機100Bの動作速度や動作タイミン
グを設定するためのパラメータデータも内蔵されてい
る。RAM103であり、CPU101が動作をする際
のワークエリアとして機能する。I/Oポート104に
は本体装置100Aを構成するモータ/ソレノイド/ク
ラッチおよび各種センサ類といったメカトロ部品106
が接続され、本I/Oポート104を介してCPU10
1によって制御される。本体装置100AのCPU10
1のデータバス105は、ROM102、RAM103
およびI/Oポート104を相互に接続している。
【0031】前記周辺機側のCPU107は、周辺機1
00Bを動作させるための制御を司る。ROM108は
CPU107が動作をするためのプログラムを内蔵す
る。RAM109はCPU107が動作をする際のワー
クエリアとして機能する。F−ROM110には周辺機
100Bの動作速度や動作タイミングを設定するための
パラメータデータが格納される。このパラメータデータ
は、上述した様に本体装置100AのROM102に内
蔵されており、必要時に本体装置100Aから周辺機1
00Bにコネクタ100Cを介して転送され、このF−
ROM110に格納される。I/Oポート111には周
辺機100Bを構成するモータ/ソレノイド/クラッチ
および各種センサ類といったメカトロ部品113が接続
され、周辺機100B側のCPU107によって制御さ
れる。周辺機100BのCPU107には前記データバ
ス112が接続され、ROM108、RAM109、F
−ROM110およびI/Oポート111は前記データ
バス120を介して相互に通信可能となっている。
【0032】また、前記コネクタ100Cにはシリアル
通信を行なうための第1ないし第3の3本の通信ライン
114,115,116が接続されている。その内の1
本である第1の通信ライン114は本体装置100Aの
CPU101と周辺機100BのCPU107がシリア
ル通信を行うための通信ラインであり、本体装置100
AのCPU101に内蔵されるUARTのEXD(入
力)と、周辺機100BのCPU107に内蔵されるU
ARTのTXD(出力)が接続されるように結線され
る。
【0033】第2の通信ライン115は、本体装置10
0AのCPU101と周辺機100BのCPU107が
シリアル通信を行うための通信ラインの内の1本であ
り、本体装置100AのCPU101に内蔵されるUA
RTのTXD(出力)と周辺機100BのCPU107
に内蔵されるUARTのEXD(入力)が接続されるよ
うに結線される。
【0034】第3の通信ライン116は、周辺機100
Bが本体装置100Aに接続されているかどうかを本体
装置100AのCPU101が検出するための接続検知
信号を得るための通信ラインであり、コネクタ100C
が接続されていない状態では、接続検知信号は本体装置
側100Aのプルアップ抵抗117によってプルアップ
されているのでハイ状態となり、コネクタ100Cが接
続されている状態では、周辺機100B側のGND11
8にコネクタ100Cを介して接続されるため、ロー状
態となる。これらの状態を本体装置100AのCPU1
01はI/Oポート104を介して知ることができる。
【0035】1.2 動作 図2は図1に示した第1の実施形態における画像処理シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。図2に
おいて、200Aは本体装置100AのCPU101を
動作させるためのフローチャートであり、本体装置10
0AのROM102にそのプログラムが格納される。2
00Bは周辺機100BのCPU107を動作させるた
めのフローチャートであり、周辺機100BのROM1
08にそのプログラムが格納される。
【0036】1.2.1 本体装置側の動作 本体装置100A側の処理は、以下のステップ201か
らステップ212までの手順で実行される。
【0037】ステップ201:装置の電源がONされ
る。
【0038】ステップ202:CPU101は、I/O
ポート104を介して第3の通信ライン116からの接
続検知信号の状態を読むことにより、本体装置100A
に周辺機100Bが接続されているかどうかを確認す
る。接続されていない場合は、ステップ208まで飛び
メイン処理に戻る。接続されている場合は、ステップ2
03の処理に移行する。
【0039】ステップ203:CPU101は、周辺機
100BのCPU107に対して現在周辺機の状態がど
の様になっているのかを回答してくれるように問い合わ
せ(a)を行う。
【0040】ステップ204:CPU101は、周辺機
100BのCPU107からの回答(b)が来るまで待
つ。
【0041】ステップ205:周辺機100BのCPU
107からの回答(b)が来たら、CPU101はその
内容をチェックし、周辺機100BのF−ROM110
にすでにパラメータデータがダウンロードされているの
かどうかを判別する。まだ、ダウンロードが行われてい
ない場合は、ステップ209(後述する)に移行し、す
でに、ダウンロードが行われている場合は、ステップ2
06に移行する。
【0042】ステップ206:CPU101は、周辺機
100BのCPU107からの回答(b)をチェック
し、周辺機100BのF−ROM101にすでにダウン
ロードされているパラメータデータの機種番号が、自分
の機種番号と適合するかどうかを確認する。適合しない
場合は、ステップ209の処理(後述する)に移行す
る。適合する場合は、ステップ207の処理に移行す
る。
【0043】ステップ207:CPU101は、周辺機
100BのCPU107に対し、すでに 周辺機100
BのF−ROM110には適合するパラメータデータが
ダウンロードされているので、あらためて本体装置Aか
ら周辺機100Bに対してパラメータデータを転送する
必要のない旨(c)送信する。
【0044】ステップ208:本件に関わる一連の処理
が終了した後の、本体装置Aを動作させるためのメイン
処理で、ステップ202で接続されていない場合、およ
びステップ207で転送の必要なし(c)を送信した後
にこのメイン処理に戻る。
【0045】ステップ209:CPU101は、周辺機
100BのCPU107に対して周辺機100BのF−
ROM110には、まだパラメータデータがダウンロー
ドされていないか、もしくは、適切でないパラメータデ
ータがダウンロードされているので、あらためてパラメ
ータデータの転送を行う必要がある旨(c)を送信す
る。
【0046】ステップ210:CPU101は、CPU
107からパラメータデータ受信の準備OK(READ
Y)(d)の連絡を受け取るまで待機する。
【0047】ステップ211:周辺機100BのCPU
107からREADYの連絡を受信したら、CPU10
1はROM102からパラメータデータを読み出し、周
辺機100BのCPU107に送信(e)する。
【0048】ステップ212:CPU101は、すべて
のパラメータデータを送信終了したかどうかをチェック
する。すべてのパラメータデータの送信を終了した場合
は、ステップ207の処理に移行し、まだ、すべてのパ
ラメータデータの送信が終了していない場合は、ステッ
プ209の処理に戻ってパラメータデータの送信がすべ
て終了するまでこのステップ209からステップ212
のループを繰り返す。
【0049】1.2.2 周辺機側の動作 一方、周辺機100B側の処理は、以下のようにステッ
プ213からステップ222までの手順で実行される。
【0050】ステップ213:装置の電源がONされ
る。
【0051】ステップ214:周辺機100BのCPU
107は、前述した本体装置100Aからの問い合わせ
(a)が来るのを待つ。
【0052】ステップ215:問い合わせ(a)を受信
したら、周辺機100BのCPU107はF−ROM1
10の内容を読み、すでにパラメータデータがダウンロ
ードされているかどうか、およびダウンロードされてい
る場合はそのパラメータデータを使用する機種は何か
(機種番号)を確認する。
【0053】ステップ216:周辺機100BのCPU
107は、ステップ215で確認した内容をCPU10
1に回答(b)する。
【0054】ステップ217:周辺機100BのCPU
107は、本体装置100AのCPU101から 次の
指示(c)が来るまで待機する。
【0055】ステップ218:本体装置100AのCP
U101からの指示(c)が転送の必要なしであった場
合は、ステップ219のメイン処理に移行する。本体装
置100AのCPU101からの指示(c)が転送の必
要有りであった場合は、ステップ220の処理に移行す
る。
【0056】ステップ219:本件に関わる一連の処理
が終了した後の周辺機を動作させるためのメイン処理で
ある。
【0057】ステップ220:本体装置100AのCP
U101からの指示cが転送の必要ありであった場合
は、周辺機100BのCPU107は本体装置100A
のCPU101に対して、パラメータデータの受信準備
OK(d)を送信する。
【0058】ステップ221:本体装置100AのCP
U101から送られて来たパラメータデータ(e)を受
信する。
【0059】ステップ222:周辺機100BのCPU
107は、受信したパラメータデータ(e)をF−RO
M110内の所定エリアに書き込み、ステップ217の
処理に戻る。そして、本体装置100AのCPU101
からの指示(c)が転送の必要なしになるまでステップ
217,218,220,221,222のループを繰
り返す。
【0060】2.第2の実施形態 2.1 全体構成 図3は第2の実施形態に係る画像形成システムのハード
構成を示す機能ブロック図である。図3において、この
画像形成システムも第1の実施形態と同様に本体装置3
00Aと、周辺機300Bとからなり、本体装置300
Aと周辺機300Bは、コネクタ300Cによって電気
的に接続される。この第2の実施形態のハード構成は、
第1の実施形態における周辺機BにF−ROM110が
設けられていない点が第1の実施形態と異なり、この構
成の相違により異なってくる点もしくは機能のみを説明
し、その他第1の実施形態と同等な各部には下2桁が同
一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。すなわ
ち、これらの実施形態では、最上位の桁に対応する数字
は図番を、下2桁の数字および添え字がその図における
各部の参照符号となるようにしてある。
【0061】この実施形態では、本体装置300A側の
ROM302には、CPU301が動作をするためのプ
ログラム以外に、周辺機Bの動作速度や動作タイミング
を設定するためのパラメータデータも内蔵する。一方、
周辺機B側のRAM309は、CPU307が動作をす
る際のワークエリアと周辺機Bの動作速度や動作タイミ
ングを設定するためのパラメータデータが格納されるパ
ラメータデータテーブルエリアの2通りのエリアに内部
領域が分けられる。このパラメータデータは、上述した
様に本体装置のROM302に内蔵されており、必要時
に本体装置300Aから周辺機300Bにコネクタ30
0Cを介して転送され、RAM309に格納される。
【0062】その他の各部前述の第1の実施形態を同等
に構成されている。
【0063】2.2 動作 図4は図3に示した第2の実施形態における処理手順を
示すフローチャートである。図4において、400Aは
本体装置AのCPU101を動作させるためのフローチ
ャートであり、本体装置300AのROM302にその
プログラムが格納される。400Bは周辺機300Bの
CPU307を動作させるためのフローチャートであ
り、周辺機300BのROM308に、そのプログラム
が格納される。
【0064】2.2.1 本体装置側の動作 本体装置300A側の処理は、以下のステップ401か
らステップ408の手順で実行される。
【0065】ステップ401:装置の電源がONされ
る。
【0066】ステップ402:CPU301は、I/O
ポート304を介して第3の通信ライン316からの接
続検知信号の状態を読むことにより、本体装置300に
周辺機300が接続されているかどうかを確認する。接
続されていない場合は、ステップ408まで飛び、メイ
ン処理に戻る。接続されている場合は、 ステップ40
3の処理に移行する。
【0067】ステップ403:CPU301は、周辺機
300BのCPU307に対し、パラメータデータの転
送を行う必要がある旨(a)を送信する。
【0068】ステップ404:CPU301は、周辺機
300BのCPU307からパラメータデータ受信の準
備OK(READY)(b)の連絡を受け取るまで待機
する。
【0069】ステップ405:CPU301からREA
DYの連絡を受信したら、周辺機BのCPU307はR
OM302からパラメータデータを読み出し、CPU3
07に送信(c)する。
【0070】ステップ406:CPU301は、すべて
のパラメータデータを送信終了したかどうかをチェック
する。すべてのパラメータデータの送信を終了した場合
は、処理をステップ407に移す。まだ、すべてのパラ
メータデータの送信が終了していない場合は、処理をス
テップ403に戻し、パラメータデータの送信がすべて
終了するまでループを繰り返す。
【0071】ステップ407:CPU301は、周辺機
300BのCPU307に対し、すべてのパラメータデ
ータの転送を終了したので、パラメータデータを転送す
る必要のない旨(a)を送信し、ステップ408の処理
に移行する。
【0072】ステップ408:本件に関わる一連の処理
が終了した後の本体装置を動作させるためのメイン処理
に戻る。
【0073】2.2.2 周辺機側の動作 ステップ409: 装置の電源がONされる。
【0074】ステップ410:周辺機300BのCPU
307は、前述した本体装置300Aからの問い合わせ
(a)が来るのを待つ。 ステップ411:本体装置300AのCPU301から
の指示(a)が転送の必要なしであった場合は、処理を
ステップ412に移す。本体装置300AのCPU30
1からの指示(a)が転送の必要有りであった場合は、
処理をステップ413に移す。
【0075】ステップ412:本件に関わる一連の処理
が終了した後の周辺機300Bを動作させるためのメイ
ン処理に戻る。
【0076】ステップ413:本体装置300AのCP
U301からの指示(a)が転送の必要ありであった場
合は、周辺機300BのCPU307は本体装置300
AのCPU301に対して、パラメータデータの受信準
備OK(b)を送信する。
【0077】ステップ414:本体装置300AのCP
U301から送られて来たパラメータデータ(c)を受
信する。
【0078】ステップ415:周辺機300BのCPU
307は、受信したパラメータデータ(c)をRAM3
09内のパラメータデータテーブルエリアに書き込み、
処理をステップ410に戻す。CPU301からの指示
(a)が転送の必要なしになるまでステップ410,4
11,413,414,415のループが繰り返され
る。
【0079】3.第3の実施形態 3.1 全体構成 この実施形態は、図1および図2に示した第1の実施形
態において、本体装置100AのCPU101が第2お
よび第3の通信ライン115,116を介して周辺機1
00BのCPU107と通信を行い、現在接続されてい
る周辺機100Bの種類を知ることができる機能を加え
たもので、その他の構成は第1の実施形態と同一であ
る。したがって、第3の実施形態のハード構成も図1に
示した第1の実施形態のハード構成と同一なので、説明
は省略する。
【0080】3.2 動作 前述のようにこの第3の実施形態のハード構成自体は、
第1の実施形態と同一なので、処理についても大半は図
2のフローチャートに沿って説明した処理と同じであ
る。そこで、異なる点についてのみ説明する。
【0081】すなわち、この第3の実施形態において
も、本体装置100AのCPU101はステップ201
からステップ208までの処理を実行し、周辺機100
Bはステップ213からステップ222までの処理を実
行する。その際、ステップ203の問い合わせ内容が異
なる。このステップ203の問い合わせでは、現在の周
辺機300Bの種類に加えて現在の状況がどのようにな
っているのかを問い合わせる。この問い合わせに対し
て、周辺機100Bはステップ216で回答(b)を行
う。本体装置100Aでは、さらに、ステップ206で
前記回答(b)をチェックし、周辺機100BのF−R
OM110にすでにダウンロードされているパラメータ
データの機種番号が自分100Aの機種および周辺機1
00Bの機種と適合するかどうかを確認する。この確認
結果に応じてステップ207またはステップ209の処
理に移行する。
【0082】その他の各処理は、前述の図2に示したフ
ローチャート通りであるので、説明は省略する。
【0083】4.第4の実施形態 4.1 全体構成 この実施形態は、図3および図4に示した第2の実施形
態において、本体装置300AのCPU301が第2お
よび第3の通信ライン315,316を介して周辺機3
00BのCPU307と通信を行い、現在接続されてい
る周辺機300Bの種類を知ることができる機能を加え
たもので、その他の構成は第2の実施形態と同一であ
る。したがって、第4の実施形態のハード構成も図1に
示した第1の実施形態のハード構成と同一なので、説明
は省略する。
【0084】4.2 動作 前述のようにこの第4の実施形態のハード構成自体は第
2の実施形態と同一なので、処理についても大半は図2
のフローチャートに沿って説明した処理と同じである。
そこで、異なる点についてのみ説明する。
【0085】すなわち、この第4の実施形態において
も、本体装置300AのCPU301はステップ401
からステップ408までの処理を実行し、周辺機300
Bはステップ409からステップ415までの処理を実
行する。その際、ステップ403からステップ405ま
での処理内容が若干異なる。そのステップ403〜40
5の処理内容は以下の通理である。
【0086】ステップ403:CPU301は、周辺機
300BのCPU307に対し、周辺機300Bの機種
の問い合わせ、およびパラメータデータの転送を行う必
要がある旨(a)を送信する。
【0087】ステップ404:CPU301は、周辺機
300BのCPU307から周辺機300Bの機種の回
答、およびパラメータデータ受信の準備OK(READ
Y)(b)の連絡を受け取るまで待機する。
【0088】ステップ405:CPU301から周辺機
300Bの機種の回答、およびREADYの連絡を受信
したら、周辺機BのCPU307はROM302からパ
ラメータデータを読み出し、CPU307に送信(c)
する。
【0089】ステップ413:本体装置300AのCP
U301からの指示(a)が転送の必要ありであった場
合は、周辺機300BのCPU307は本体装置300
AのCPU301に対して、パラメータデータの受信準
備OK(b)を送信する。また、これに加えて周辺機3
00Bの機種を送信する。
【0090】その他の各処理は、前述の図4に示したフ
ローチャート通りであるので、説明は省略する。
【0091】5.第5の実施形態 5.1 全体構成 図5は第5の実施形態に係る画像形成システムのハード
構成を示す機能ブロック図である。図5において、この
画像形成システムは、本体装置500Aと周辺機500
Bとからなり、本体装置500Aと周辺機500Bはコ
ネクタ500Cによって電気的に接続される。
【0092】本体装置500Aには、操作部521、コ
ントローラ部522、CPU501、ROM502、R
AM503、I/Oポート504およびメカトロ部品5
06が設けられている。
【0093】操作部521は本体装置500Aの操作部
であり、ここでは通常の一般的なレーザプリンタの操作
部としての操作を行うことに加え、本体装置500Aに
周辺機500Bを設置する際においては、設置者(ユー
ザもしくは サービスマン)が当該本体装置500Aに
対して当該周辺機500Bが連係動作するために必要な
周辺機500Bの動作速度や動作タイミングを設定する
ためのパラメータデータをキー入力するものである。コ
ントローラ部(コントローラボード)502は本体装置
500A内に搭載され、レーザプリンタ等の出力画像用
の画像データを生成し、また、本体装置500Aの操作
部521の制御を司る。CPU501は本体装置を動作
させるための制御を司る。CPU501とコントローラ
部522との間にはシリアル通信を行うための第4およ
び第5の2本の通信ライン519,520が設けられて
いる。すなわち、第4通信ライン519はコントローラ
部522のUARTのEXD(入力)と本体装置500
AのCPU501に内蔵されるUARTのTXD(出
力)が接続されるように結線される。第5の通信ライン
520はコントローラ部522のUARTのTXD(出
力)と本体装置500AのCPU501に内蔵されるU
ARTのEXD(入力)が接続されるように結線され
る。
【0094】ROM502はCPU501が動作をする
ためのプログラムを内蔵する。RAM503はCPU5
01が動作をする際のワークエリアとして機能する。先
に述べた操作部521から入力されたパラメータデータ
は、CPU501によって一時的にここにストックされ
る。I/Oポート504には本体装置500Aを構成す
るモータ/ソレノイド/クラッチおよび各種センサ類と
いったメカトロ部品506が接続され、本I/Oポート
504を介してCPU501によって制御される。デー
タバス505は 本体装置500AのCPU501のデ
ータバスであり、このデータバス505を介してROM
502、RAM503およびI/Oポート504は相互
に接続されている。
【0095】周辺機500Bには、CPU507、RO
M508、RAM509、F−ROM510、I/Oポ
ート511、データバス512およびメカトロ部品51
3が設けられている。
【0096】CPU507は周辺機500Bを動作させ
るための制御を司る。ROM508は周辺機500Bn
CPU507が動作をするためのプログラムを内蔵す
る。RAM509はCPU507が動作をする際のワー
クエリアとして機能する。F−ROM510は周辺機5
00Bの動作速度や動作タイミングを設定するためのパ
ラメータデータが格納される所である。このパラメータ
データは、上述した様に本体装置500AのRAM50
3に内蔵されており、操作部521の操作に応じて本体
装置500Aから周辺機500Bにコネクタ500Cを
介して転送され、このF−ROM510に格納される。
周辺機500Bを構成するモータ/ソレノイド/クラッ
チおよび各種センサ類といったメカトロ部品513は、
前記I/Oポート511を介してCPU507によって
制御される。ROM508、RAM509、F−ROM
510およびI/Oポート511は前記データバス51
2によって相互に接続されている。
【0097】また、前記コネクタ500Cにはシリアル
通信を行なうための第1ないし第3の3本の通信ライン
514,515,516が接続されている。その内の1
本である第1の通信ライン514は本体装置500Aの
CPU501と周辺機500BのCPU507がシリア
ル通信を行うための通信ラインであり、本体装置500
AのCPU501に内蔵されるUARTのEXD(入
力)と、周辺機500BのCPU507に内蔵されるU
ARTのTXD(出力)が接続されるように結線され
る。
【0098】第2の通信ライン515は、本体装置50
0AのCPU501と周辺機500BのCPU507が
シリアル通信を行うための通信ラインの内の1本であ
り、本体装置500AのCPU501に内蔵されるUA
RTのTXD(出力)と周辺機500BのCPU507
に内蔵されるUARTのEXD(入力)が接続されるよ
うに結線される。
【0099】第3の通信ライン516は、周辺機500
Bが本体装置500Aに接続されているかどうかを本体
装置500AのCPU501が検出するための接続検知
信号を得るための通信ラインであり、コネクタ500C
が接続されていない状態では、接続検知信号は本体装置
側500Aのプルアップ抵抗517によってプルアップ
されているのでハイ状態となり、コネクタ500Cが接
続されている状態では、周辺機500B側のGND51
8にコネクタ500Cを介して接続されるため、ロー状
態となる。これらの状態を本体装置500AのCPU5
01はI/Oポート504を介して知ることができる。
【0100】5.2 動作 図6は図5に示した第5の実施形態における画像処理シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。図6に
おいて、600Aは本体装置500AのCPU501を
動作させるためのフローチャートであり、本体装置50
0AのROM502にそのプログラムが格納される。6
00Bは周辺機500BのCPU507を動作させるた
めのフローチャートであり、周辺機500BのROM5
08にそのプログラムが格納される。
【0101】5.2.1 本体装置の動作 本体装置500A側の処理は、以下のステップ601か
らステップ616までの手順で実行される。
【0102】ステップ601:装置の電源がONされ
る。
【0103】ステップ602:CPU501は、I/O
ポート504を介して第3の通信ライン516からの接
続検知信号の状態を読むことにより、本体装置500A
に周辺機500Bが接続されているかどうかを確認す
る。接続されていない場合は、ステップ608まで飛び
メイン処理に戻る。接続されている場合は、 ステップ
603の処理に移行する。
【0104】ステップ603:CPU501は、周辺機
500BのCPU507に対して現在周辺機500Bの
状態がどの様になっているのかを回答してくれるように
問い合わせ(a)を行う。
【0105】ステップ604:CPU501は、周辺機
500BのCPU507からの回答(b)が来るまで待
つ。
【0106】ステップ605:周辺機500BのCPU
507からの回答(b)が来たら、CPU501は そ
の内容をチェックし、周辺機500BのF−ROM51
0にすでにパラメータデータがダウンロードされている
のかどうかを判別する。まだ、ダウンロードが行われて
いない場合は、後述のステップ609の処理に移行し、
すでに、ダウンロードが行われている場合は、ステップ
606の処理に移行する。
【0107】ステップ606:CPU501は、周辺機
500BのCPU507からの回答(b)をチェック
し、周辺機500BのF−ROM510に すでにダウ
ンロードされているパラメータデータの機種番号が、自
分の機種番号と適合するかどうかを確認する。適合しな
い場合はステップ609に移行し、適合する場合はステ
ップ607の処理に移行する。
【0108】ステップ607:CPU501は、周辺機
500BのCPU507に対し、すでに周辺機500B
のF−ROM510には適合するパラメータデータがダ
ウンロードされているので、あらためて本体装置500
Aから周辺機500Bに対してパラメータデータを転送
する必要のない旨(c)送信する。
【0109】ステップ608:本件に関わる一連の処理
が終了した後の本体装置500Aを動作させるためのメ
イン処理で、ステップ602で接続されていない場合、
およびステップ607で転送の必要のない旨(c)を送
信した後にこのメイン処理に戻る。
【0110】ステップ609:コントローラ部522
は、CPU501から現時点のシステム(本体装置+周
辺機)の状況を受け取り、その状態を操作部521に表
示する。すなわち、ここにおいては、本体装置500A
に対して現在接続されている周辺機500Bが連係動作
するためのパラメータデータがまだインストールされて
いないか、もしくはすでにインストールされているパラ
メータデータは本体装置500A用のものではないので
この本体装置500A向けのパラメータデータをインス
トールする必要がある旨を操作部521に表示する。
【0111】ステップ610:操作部521の表示によ
ってパラメータデータをインストールする必要があるこ
とを知ったオペレータは、周辺機500Bに同梱されて
いるパラメータ表に従って当該本体装置500A(機
種)用のパラメータデータを操作部521からキー入力
する。
【0112】ステップ611:CPU501は操作部5
21より入力されたパラメータデータをコントローラ部
522から受け取り、RAM503にストックする。
【0113】ステップ612:CPU501はコントロ
ーラ部522より終了コードを受信したかどうかを確認
する。終了していない場合はステップ609に戻り、終
了するまでステップ609から612のループを繰り返
す。そして、このループが終了した場合は、ステップ6
13の処理に移行する。
【0114】ステップ613:CPU501は、周辺機
500BのCPU507に対し、周辺機500BのF−
ROM510にはまだパラメータデータがダウンロード
されていないか、もしくは適切でないパラメータデータ
がダウンロードされているので、あらためてパラメータ
データの転送を行う必要がある旨(c)送信する。
【0115】ステップ614:CPU501は、周辺機
500BのCPU507からパラメータデータ受信の準
備OK(READY)(d)の連絡を受け取るまで待機
する。
【0116】ステップ615:周辺機500BのCPU
507からREADYの連絡を受信したら、CPU50
1はRAM503からパラメータデータを読み出し、周
辺機500BのCPU507に送信(e)する。
【0117】ステップ616:CPU501は、すべて
のパラメータデータの送信が終了したかどうかをチェッ
クする。すべてのパラメータデータの送信を終了した場
合は、ステップ607に移行し、まだ、すべてのパラメ
ータデータの送信が終了していない場合は、ステップ6
13に戻ってパラメータデータの送信がすべて終了する
までステップ613からステップ616までのループを
繰り返す。
【0118】5.2.2 周辺機側の動作 一方、周辺機500B側の処理は、以下のようにステッ
プ617からステップ626までの手順で実行される。
【0119】ステップ617:装置の電源がONされ
る。
【0120】ステップ618:周辺機500BのCPU
507は、前述した本体装置500Aからの問い合わせ
(a)が来るのを待つ。
【0121】ステップ619:問い合わせ(a)を受信
したら、周辺機500BのCPU507はF−ROM5
10の内容を読み、すでにパラメータデータがダウンロ
ードされているかどうか、およびダウンロードされてい
る場合 はそのパラメータデータを使用する機種は何か
(機種番号)を確認する。
【0122】ステップ620:周辺機500BのCPU
507は、ステップ619で確認した内容を本体装置5
00A側のCPU501に回答(b)する。
【0123】ステップ621:周辺機500BのCPU
507は、本体装置500AのCPU501から次の指
示(c)が来るまで待機する。
【0124】ステップ622:本体装置500AのCP
U501からの指示(c)が転送の必要なしであった場
合はステップ処理623のメイン処理に移行する。一
方、本体装置500AのCPU501からの指示(c)
が転送の必要有りであった場合は、ステップ624に移
行する。
【0125】ステップ623:本件に関わる一連の処理
が終了した後の、周辺機500Bを動作させるためのメ
イン処理である。
【0126】ステップ624:本体装置500AのCP
U501からの指示(c)が転送の必要ありであった場
合は、周辺機500BのCPU507は 本体装置50
0AのCPU501に対して、パラメータデータの受信
準備OK(d)を送信する。
【0127】ステップ625:本体装置500AのCP
U501から送られて来たパラメータデータ(e)を受
信する。
【0128】ステップ626:周辺機500BのCPU
507は、受信したパラメータデータ(e)をF−RO
M510内の所定エリアに書き込み、ステップ621に
戻る。そして、本体装置500AのCPU501からの
指示(c)が転送の必要なしになるまでステップ62
1,622,624,625,626のループを繰り返
す。
【0129】6.第6の実施形態 6.1 全体構成 図7は第6の実施形態に係る画像形成システムのハード
構成を示す機能ブロック図である。図7において、この
画像形成システムも第5の実施形態と同様に本体装置7
00Aと、周辺機700Bとからなり、本体装置700
Aと周辺機700Bは、コネクタ700Cによって電気
的に接続される。この第6の実施形態のハード構成は、
第5の実施形態における周辺機B側のF−ROMを省略
し、その代わりに本体装置700A側に新たにF−RO
Mを設けた点が第5の実施形態と異なり、この構成の相
違により異なってくる点もしくは機能のみを説明し、そ
の他第5の実施形態と同等な各部には下2桁が同一の参
照符号を付し、重複する説明は省略する。前述のように
この第6の実施形態においても、最上位の桁に対応する
数字は図番を、下2桁の数字および添え字がその図にお
ける各部の参照符号となるようにしてある。
【0130】本体装置700A側に設けられ、データバ
ス705によってCPU701と接続されたF−ROM
723には、周辺機700Bの動作速度や動作タイミン
グを設定するためのパラメータデータが格納される。こ
のパラメータデータは、後述するが本体装置700Aの
RAM703に一時的にストックされており、CPU7
01によってRAM703から本F−ROM723に格
納される。
【0131】周辺機700B側のRAM709はCPU
707が動作をする際のワークエリアと、周辺機700
Bの動作速度や動作タイミングを設定するためのパラメ
ータデータが格納されるパラメータデータテーブルエリ
アの2通りのエリアに内部領域が分けられる。このパラ
メータデータは、上述した様に本体装置のF−ROM7
23に内蔵されており、必要時に本体装置700Aから
周辺機700Bにコネクタ700Cを介して転送され、
RAM709のパラメータデータテーブルエリア格納さ
れる。
【0132】その他、特に説明しない各部は前述の第5
の実施形態と同等に構成されている。
【0133】6.2 動作 図8は図7に示した第6の実施形態における画像処理シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。図8に
おいて、800Aは本体装置800AのCPU701を
動作させるためのフローチャートであり、本体装置70
0AのROM702にそのプログラムが格納される。8
00Bは周辺機700BのCPU707を動作させるた
めのフローチャートであり、周辺機700BのROM7
08にそのプログラムが格納される。
【0134】6.2.1 本体装置の動作 本体装置700A側の処理は、以下のステップ801か
らステップ618までの手順で実行される。
【0135】ステップ801:装置の電源がONされ
る。
【0136】ステップ802:CPU701は、I/O
ポート704を介して第3の通信ライン716からの接
続検知信号の状態を読むことにより、本体装置700A
に周辺機700Bが接続されているかどうかを確認す
る。接続されていない場合は、ステップ808まで飛び
メイン処理に戻る。接続されている場合は、ステップ8
03の処理に移行する。
【0137】ステップ803:CPU701はF−RO
M723の内容を確認する。
【0138】ステップ804:CPU701は確認した
F−ROM723の内容から、すでにF−ROM723
の内部に周辺機700Bの動作タイミングを設定するた
めのパラメータデータがダウンロードされているかどう
かを判断する。すでにダウンロードされている場合はス
テップ805の処理に移行し、ステップ805の処理を
実行する。まだ、ダウンロードされていない場合は、ス
テップ809に移行する。
【0139】ステップ805:CPU701は、周辺機
700BのCPU707に対して当該周辺機の機種番号
を回答してくれるように 問い合わせ(a)を行う。
【0140】ステップ806:CPU701は、周辺機
700BのCPU707からの回答(b)が来るまで待
つ。
【0141】ステップ807:CPU701は、周辺機
700BのCPU707からの回答(b)をチェック
し、F−ROM723にすでにダウンロードされている
パラメータデータの機種番号が、当該周辺機700Bの
機種番号と適合するかどうかを確認する。適合しない場
合は、ステップ809の処理に移す。適合する場合は、
ステップ814の処理に移行する。
【0142】ステップ808:本件に関わる一連の処理
が終了した後の本体装置700Aを動作させるためのメ
イン処理で、ステップ802で接続されていない場合、
およびステップ818で転送の必要のない旨(c)を送
信した後にこのメイン処理に戻る。
【0143】ステップ809:コントローラ部722
は、CPU701から現時点のシステム(本体装置+周
辺機)の状況を受け取り、その状態を操作部721に表
示する。すなわち ここにおいては、当該本体装置70
0Aに対して 現在接続されている周辺機700Bが
連係動作するためのパラメータデータが まだインスト
ールされていないか、もしくは、すでにインストールさ
れているパラメータデータは当該周辺機用のものではな
いので当該周辺機向けのパラメータデータをインストー
ルする必要がある旨を操作部721に表示する。
【0144】ステップ810:操作部721の表示によ
ってパラメータデータをインストールする必要があるこ
とを知ったオペレータは、周辺機700Bに同梱されて
いるパラメータ表に従って当該本体装置700A(機
種)に対する当該周辺機動作用のパラメータデータを操
作部721からキー入力する。
【0145】ステップ811:CPU701は操作部7
21(FIG2−1)から入力されたパラメータデータ
をコントローラ部722から受け取り、RAM703に
ストックする。
【0146】ステップ812:CPU701はコントロ
ーラ部722から終了コードを受信したかどうかを確認
する。終了していない場合はステップ809に戻り、ス
テップ812で終了になるまで、ステップ809〜81
2のループを繰り返す。終了した場合は、ステップ81
3の処理に移行する。
【0147】ステップ813:CPU701は、RAM
703に一時的にストックしていたパラメータデータを
F−ROM723に転送する。
【0148】ステップ814:CPU701は、周辺機
700BのCPU707に対してパラメータデータの転
送を行う必要がある旨(c)送信する。
【0149】ステップ815:CPU701は、周辺機
700BのCPU707からパラメータデータ受信の準
備OK(READY)(d)の連絡を受け取るまで待機
する。
【0150】ステップ816:周辺機700BのCPU
707からREADYの連絡を受信したら、本体装置7
00AのCPU701はF−ROM723からパラメー
タデータを読み出し、CPU707に送信(e)する。
【0151】ステップ817:CPU701は、すべて
のパラメータデータを送信終了したかどうかをチェック
する。すべてのパラメータデータの送信を終了した場合
は、ステップ818の処理に移行する。まだ、すべての
パラメータデータの送信が終了していない場合は、ステ
ップ814に戻り、パラメータデータの送信がすべて終
了するまでステップ814からステップ818のループ
を繰り返す。
【0152】ステップ818:CPU701は、周辺機
700BのCPU707に対し、すべてのパラメータデ
ータの転送を終了したので、パラメータデータを転送す
る必要のない旨(c)送信する。
【0153】6.2.2 周辺機側の動作 一方、周辺機700B側の処理は、以下のようにステッ
プ819からステップ828までの手順で実行される。
【0154】ステップ819:装置の電源がONされ
る。
【0155】ステップ820:周辺機700BのCPU
707は、前述した本体装置からの問い合わせ(a)が
来るのを待つ。 ステップ821:問い合わせ(a)を受信したら、周辺
機700BのCPU707は自分の機種は何か(機種番
号)を確認する。
【0156】ステップ822:周辺機700BのCPU
707は、ステップ821で確認した内容を本体装置7
00AのCPU701に回答(b)する。
【0157】ステップ823:周辺機700BのCPU
707は、本体装置700AのCPU701から次の指
示(c)が来るまで待機する。
【0158】ステップ824:本体装置700AのCP
U701からの指示(c)が転送の必要なしであった場
合は、ステップ825のメイン処理に移行する。本体装
置700AのCPU701からの指示(c)が転送の必
要有りであった場合は、ステップ826の処理に移行す
る。
【0159】ステップ825:本件に関わる一連の処理
が終了した後の、周辺機700Bを動作させるためのメ
イン処理である。
【0160】ステップ826:本体装置700AのCP
U701からの指示(c)が転送の必要ありであった場
合は、周辺機700BのCPU707は本体装置700
AのCPU701に対して、パラメータデータの受信準
備OK(d)を送信する。
【0161】ステップ827:本体装置700AのCP
U701から送られて来たパラメータデータ(e)を受
信する。
【0162】ステップ828:周辺機700BのCPU
707は、受信したパラメータデータ(e)をRAM7
09内のパラメータデータテーブルエリアに書き込み、
ステップ823の処理に戻る。そして、CPU701か
らの指示(c)が転送の必要なしになるまでステップ8
23,824,826,827,828のループを繰り
返す。
【0163】7.第7の実施形態 7.1 全体構成 図9は第7の実施形態に係る画像形成システムのハード
構成を示す機能ブロック図である。図9において、この
画像形成システムは、本体装置900Aと周辺機900
Bとからなり、本体装置900Aと周辺機900Bはコ
ネクタ900Cによって電気的に接続される。
【0164】本体装置900Aには、操作部921、コ
ントローラ部922、CPU901、F−ROM90
2、RAM903、I/Oポート904、メカトロ部品
906およびICカードI/F930が設けられてい
る。
【0165】操作部921は本体装置900Aの操作部
であり、ここでは通常の一般的なレーザプリンタの操作
部としての操作を行うことに加え、本体装置900Aに
周辺機900Bを設置する際においては、設置者(ユー
ザもしくはサービスマン)が後述のICカード940に
格納された当該本体装置900Aに対して当該周辺機9
00Bが連係動作するために必要な周辺機900Bの動
作速度や動作タイミングを設定するためのパラメータデ
ータテーブルを本体機種に対応して選択するためにキー
入力するものである。コントローラ部(コントローラボ
ード)922は本体装置900A内に搭載され、レーザ
プリンタ等の出力画像用の画像データを生成し、また、
本体装置900Aの操作部921の制御を司る。CPU
901は本体装置を動作させるための制御を司る。CP
U901とコントローラ部922との間にはシリアル通
信を行うための第4および第5の2本の通信ライン91
9,920が設けられている。すなわち、第4通信ライ
ン919はコントローラ部922のUARTのEXD
(入力)と本体装置900AのCPU901に内蔵され
るUARTのTXD(出力)が接続されるように結線さ
れる。第5の通信ライン920はコントローラ部922
のUARTのTXD(出力)と本体装置900AのCP
U901に内蔵されるUARTのEXD(入力)が接続
されるように結線される。
【0166】本体装置900Aには、また、ICカード
I/F930が設けられている。このICカードI/F
930は、後述するICカード940が接続された際
に、その内容を後述するF−ROM902もしくはRA
M903にダウンロードするためのものである。
【0167】ICカード940は必要時に機外からIC
カードI/F930に接続することが可能なものであ
る。このICカード940は、装置製造時あるいは、市
場でのバージョンアップ時にインストールされる本体装
置900Aを制御するためのソフトウエアが格納されて
いるもの、つまり従来の使われ方のものに加え、本件に
関しては 周辺機900Bに同梱されており、当該周辺
機900Bが接続可能な数種類の本体装置900Aに対
応する数種類のパラメーターテーブルが格納されてい
る。
【0168】F−ROM902は本体装置900AのC
PU901を動作させるためのプログラムを保持するた
めのもので、ICカード940からICカードI/F9
30を介して本F−ROM902内にダウンロードさ
れ、それ以降、その内容は再度書き換えられない限り保
持される。
【0169】RAM903は、本体装置900AのCP
U901が動作をする際のワークエリアとして機能し、
前述のICカード940に内蔵された周辺機動作用のパ
ラメータデータは、CPU901によってICカードI
/F930を介して読み込まれ、一時的にこのRAM9
03にストックされる。I/Oポート904には本体装
置900Aを構成するモータ/ソレノイド/クラッチお
よび各種センサ類といったメカトロ部品906が接続さ
れ、本I/Oポート904を介してCPU901によっ
て制御される。データバス905は 本体装置500A
のCPU501のデータバスであり、このデータバス5
05を介してF−ROM902、RAM903、I/O
ポート904およびICカードI/F930は相互に接
続されている。
【0170】周辺機900Bには、CPU907、RO
M908、RAM909、F−ROM910、I/Oポ
ート911、データバス912およびメカトロ部品91
3が設けられている。
【0171】CPU907は周辺機900Bを動作させ
るための制御を司る。ROM908は周辺機900Bの
CPU907が動作をするためのプログラムを内蔵す
る。RAM909はCPU907が動作をする際のワー
クエリアとして機能する。F−ROM910は周辺機9
00Bの動作速度や動作タイミングを設定するためのパ
ラメータデータが格納される所である。このパラメータ
データは、前述した様に本体装置900AのRAM90
3に内蔵されており、操作部921の操作に応じて本体
装置900Aから周辺機900Bにコネクタ900Cを
介して転送され、このF−ROM910に格納される。
周辺機900Bを構成するモータ/ソレノイド/クラッ
チおよび各種センサ類といったメカトロ部品913は、
前記I/Oポート911を介してCPU907によって
制御される。ROM908、RAM909、F−ROM
910およびI/Oポート911は前記データバス91
2によって相互に接続されている。
【0172】また、前記コネクタ900Cにはシリアル
通信を行なうための第1ないし第3の3本の通信ライン
914,915,916が接続されている。その内の1
本である第1の通信ライン914は本体装置900Aの
CPU901と周辺機900BのCPU907がシリア
ル通信を行うための通信ラインであり、本体装置900
AのCPU901に内蔵されるUARTのEXD(入
力)と、周辺機900BのCPU907に内蔵されるU
ARTのTXD(出力)が接続されるように結線され
る。
【0173】第2の通信ライン915は、本体装置90
0AのCPU901と周辺機900BのCPU907が
シリアル通信を行うための通信ラインの内の1本であ
り、本体装置900AのCPU901に内蔵されるUA
RTのTXD(出力)と周辺機900BのCPU907
に内蔵されるUARTのEXD(入力)が接続されるよ
うに結線される。
【0174】第3の通信ライン916は、周辺機900
Bが本体装置900Aに接続されているかどうかを本体
装置900AのCPU901が検出するための接続検知
信号を得るための通信ラインであり、コネクタ900C
が接続されていない状態では、接続検知信号は本体装置
側900Aのプルアップ抵抗917によってプルアップ
されているのでハイ状態となり、コネクタ900Cが接
続されている状態では、周辺機900B側のGND91
8にコネクタ500Cを介して接続されるため、ロー状
態となる。これらの状態を本体装置900AのCPU9
01はI/Oポート904を介して知ることができる。
【0175】7.2 動作 図10および図11は図9に示した第7の実施形態にお
ける画像処理システムの処理手順を示すフローチャート
である。図10における1000Aは本体装置900A
のCPU901を動作させるためのフローチャートであ
り、本体装置900AのF−ROM902にそのプログ
ラムが格納される。図11における1000Bは周辺機
900BのCPU907を動作させるためのフローチャ
ートであり、周辺機900BのROM908にそのプロ
グラムが格納される。
【0176】7.2.1 本体装置の動作 本体装置900A側の処理は、以下のステップ1001
からステップ1020までの手順で実行される。
【0177】ステップ1001:本体装置900Aの電
源がONされる。
【0178】ステップ1002:CPU901は、I/
Oポート904を介して接続検知信号916の状態を読
むことにより、本体装置900Aに周辺機900Bが接
続されているかどうかを確認する。接続されていない場
合は、ステップ1008まで飛び、メイン処理に戻る。
接続されている場合は、ステップ1003に移行する。
【0179】ステップ1003:CPU901は、周辺
機900BのCPU907に対して現在周辺機の状態が
どの様になっているのかを回答してくれるように問い合
わせ(a)を行う。
【0180】ステップ1004:CPU901は、周辺
機900BのCPU907からの回答(b)が来るまで
待つ。
【0181】ステップ1005:周辺機900BのCP
U907からの回答(b)が来たら、CPU901はそ
の内容をチェックし、周辺機900BのF−ROM91
0にすでにパラメータデータがダウンロードされている
のかどうかを判定する。まだ、ダウンロードが行われて
いない場合は、処理を後述のステップ1009に移す。
すでに、ダウンロードが行われている場合は、処理をス
テップ1006に移す。
【0182】ステップ1006:CPU901は、CP
U907からの回答(b)をチェックし、周辺機900
BのF−ROM910に すでにダウンロードされてい
るパラメータデータの機種番号が、自分の機種番号と適
合するかどうかを確認する。適合しない場合は、ステッ
プ1009に移行する。適合する場合は、ステップ10
07に移行する。
【0183】ステップ1007:CPU901は、周辺
機900BのCPU907に対し、すでに周辺機900
BのF−ROM910には適合するパラメータデータが
ダウンロードされているので、あらためて本体装置90
0Aから周辺機900Bに対してパラメータデータを転
送する必要のない旨(c)を送信する。
【0184】ステップ1008:本件に関わる一連の処
理が終了した後の本体装置900Aを動作させるための
メイン処理である。
【0185】ステップ1009:コントローラー部92
2は、CPU901から現時点のシステム(本体装置+
周辺機)の状況を受け取り、その状態を操作部921に
表示する。すなわち、ここにおいては、当該本体装置9
00Aに対して現在接続されている周辺機900Bが
連係動作するためのパラメータデータが まだインスト
ールされていないか、もしくは、すでにインストールさ
れているパラメータデータは当該本体装置900A用の
ものではないので、当該本体装置900A向けのパラメ
ータデータをインストールする必要がある旨を操作部9
21に表示する。
【0186】ステップ1010:操作部921の表示に
よってパラメータデータをインストールする必要がある
ことをオペレータが知ると、表示にしたがってオペレー
タは周辺機900Bに同梱されているICカード940
を本体装置900AのICカードI/F930に接続す
る。
【0187】ステップ1011:当該本体装置(機種)
900A用のパラメータデータを操作部921からキー
入力にて指定し、パラメータデータダウンロード開始の
起動をかける。
【0188】ステップ1012:本体装置900AのC
PU901は、操作部921で指定されたICカード9
40内のパラメータデータエリアのパラメータデータを
ICカード940から読み込む。
【0189】ステップ1013:CPU901は、IC
カード940から読み込んだパラメータデータをRAM
903にストックする。
【0190】ステップ1014:CPU901は、IC
カード940から終了コードをリードしたかどうかを確
認する。終了していない場合は ステップ1012の処
理に戻り、終了するまでステップ1012,1013,
1014のループを繰り返す。終了した場合は、ステッ
プ1015の処理に移行する。
【0191】ステップ1015:操作部921にパラメ
ータデータのダウンロードが終了した旨表示する。
【0192】ステップ1016:操作部921の表示に
よってパラメータデータのダウンロードが終了したこと
をオペレータが知ると、オペレータは、ICカード94
0を本体装置900AのICカードI/F930から抜
く。
【0193】ステップ1017:CPU901は、周辺
機900BのCPU907に対し、周辺機900BのF
−ROM910には、まだ、パラメータデータがダウン
ロードされていないか、もしくは、適切でないパラメー
タデータがダウンロードされているので、あらためてパ
ラメータデータの転送を行う必要がある旨(c)送信す
る。
【0194】ステップ1018:本体装置900AのC
PU901は、CPU907からパラメータデータ受信
の準備OK(READY)(d)の連絡を受け取るまで
待機する。
【0195】ステップ1019:周辺機900BのCP
U907からREADYの連絡を受信したら、本体装置
900AのCPU901はRAM903からパラメータ
データを読み出し、周辺機900BのCPU907に送
信(e)する。
【0196】ステップ1020:本体装置900AのC
PU901は、すべてのパラメータデータを送信終了し
たかどうかをチェックする。すべてのパラメータデータ
の送信を終了した場合は、ステップ1007の処理に移
行する。まだ、すべてのパラメータデータの送信が終了
していない場合は、ステップ1017に戻って以降の処
理をパラメータデータの送信がすべて終了するまで繰り
返す。
【0197】7.2.2 周辺機器側の動作 一方、周辺機900B側の処理は、以下のステップ10
21からステップ1030までの手順で実行される。
【0198】ステップ1021:周辺機900Bの電源
がONされる。
【0199】ステップ1022:周辺機900BのCP
U907は、前述した本体装置900Aからの問い合わ
せ(a)が来るのを待つ。
【0200】ステップ1023:ステップ1022にお
ける問い合わせ(a)を受信したら、周辺機900Bの
CPU907はF−ROM910の内容を読み、すでに
パラメータデータがダウンロードされているかどうか、
および、ダウンロードされている場合はそのパラメータ
データを使用する機種は何か(機種番号)を確認する。
【0201】ステップ1024:周辺機900BのCP
U907は、ステップ1019で確認した内容をCPU
901に回答(b)する。
【0202】ステップ1025:周辺機900BのCP
U907は、本体装置900AのCPU901から次の
指示(c)が来るまで待機する。
【0203】ステップ1026:前記本体装置900A
のCPU901からの指示(c)が転送の必要なしであ
った場合は、ステップ1027のメイン処理に移行し、
本体装置900AのCPU901からの指示(c)が転
送の必要有りであった場合はステップ1028の準備O
K処理に移行する。
【0204】ステップ1027:本件に関わる一連の処
理が終了した後の周辺機900Bを動作させるためのメ
イン処理である。
【0205】ステップ1028:本体装置900AのC
PU901からの指示(c)が転送の必要ありであった
場合は、周辺機のCPU907は本体装置900AのC
PU901に対して、パラメータデータの受信準備OK
(d)を送信する。
【0206】ステップ1029:本体装置900AのC
PU901から送られて来たパラメータデータ(e)を
受信する。
【0207】ステップ1030:周辺機900BのCP
U907は、受信したパラメータデータ(e)をF−R
OM910内の所定エリアに書き込み、ステップ102
5に戻る。そして、CPU901からの指示(c)が転
送の必要なしになるまで、ステップ1025からステッ
プ1030までの処理を繰り返す。
【0208】8.第8の実施形態 8.1 全体構成 図12は第8の実施形態に係る画像形成システムのハー
ド構成を示す機能ブロック図である。図12において、
この画像形成システムも第7の実施形態と同様に本体装
置1100Aと、周辺機1100Bとからなり、本体装
置1100Aと周辺機1100Bは、コネクタ1100
Cによって電気的に接続される。この第8の実施形態の
ハード構成は、第7の実施形態における周辺機900B
側のF−ROM910を省略した点、およびその省略に
伴って若干の構成要素の機能が第7の実施形態と異なる
が、その他各部の構成は第7の実施形態と同等に構成さ
れているので、この構成の相違により異なってくる点も
しくは機能のみを説明する。その、他第7の実施形態と
同等な各部には下2桁が同一の参照符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0209】第7の実施形態におけるICカードI/F
930は、ICカード940が接続された際に、その内
容をF−ROM902もしくはRAM903にダウンロ
ードするためのものであるが、第8の実施形態における
ICカードI/F1130は、ICカード1140が接
続された際に、その内容をF−ROM1102にダウン
ロードするためのものである。
【0210】また、第7の実施形態におけるF−ROM
902は本体装置900AのCPU901を動作させる
ためのプログラムを保持するためのもので、ICカード
940からICカードI/F930を介して本F−RO
M902内にダウンロードされ、それ以降、その内容は
再度書き換えられない限り保持されるようになっている
が、第8の実施形態におけるF−ROM1102は、本
体装置1100AのCPU1101を動作させるための
プログラムおよび周辺機1100Bの動作速度や動作タ
イミングを設定するためのパラメータデータがICカー
ド1140からICカードI/F1130を介して本F
−ROM1102内にダウンロードされ、それ以降、そ
の内容は再度書き換えられない限り保持されるようにな
っている。
【0211】さらに、第7の実施形態におけるRAM9
09はCPU907が動作をする際のワークエリアとし
て機能し、F−ROM910には周辺機900Bの動作
速度や動作タイミングを設定するためのパラメータデー
タが格納されるようになっているが、この第8の実施形
態では、周辺機1100B側にF−ROMは存在しない
ので、RAM1109にF−ROM910の機能も持た
せている。すなわち、周辺機1100B側のRAM11
09は、周辺機1100B側のCPU1107が動作を
する際のワークエリアとして機能するとともに、周辺機
1100Bの動作速度や動作タイミングを設定するため
のパラメータデータが格納される。RAM1109は、
パラメータデータテーブルエリアの2通りのエリアに内
部領域が分けられている。このパラメータデータは、前
述のように本体装置1100AのF−ROM1102に
内蔵されており、必要時に本体装置1100Aから周辺
機1100Bにコネクタ1100Cを介して転送され、
本RAM1109パラメータデータテーブルエリア格納
される。
【0212】その他の各部は第7の実施形態と同等に構
成され、同様の機能を有する。
【0213】8.2 動作 図13および図14は図12に示した第8の実施形態に
おける画像処理システムの処理手順を示すフローチャー
トである。図13における1200Aは本体装置110
0AのCPU1101を動作させるためのフローチャー
トであり、本体装置1100AのF−ROM1102に
そのプログラムが内蔵される。図14における1200
Bは周辺機1100BのCPU1107を動作させるた
めのフローチャートであり、周辺機1100BのROM
1108にそのプログラムが格納される。
【0214】8.2.1 本体装置の動作 本体装置1100A側の処理は、以下のステップ120
1から1222までの手順で実行される。
【0215】ステップ1201:本体装置1100Aの
電源がONされる。
【0216】ステップ120 ステップ1202:CP
U1101は、I/Oポート1104を介して接続検知
信号1116の状態を読むことより、本体装置1100
Aに周辺機1100Bが接続されているかどうかを確認
する。接続されていない場合は、ステップ1108まで
飛び、メイン処理に戻る。接続されている場合は、ステ
ップ1203の処理に移行する。
【0217】ステップ1203:CPU1101はF−
ROM1102の内容を確認する。
【0218】ステップ1204:CPU1101は確認
したF−ROM1102の内容から、すでにF−ROM
1102の内部に周辺機1100Bの動作タイミングを
設定するためのパラメータデータがダウンロードされて
いるかどうかを判断する。すでにダウンロードされてい
る場合は、ステップ1105に移行し、まだ、ダウンロ
ードされていない場合は、ステップ1209の処理に移
行して、以降の処理を実行する。
【0219】ステップ1205:CPU1101は、周
辺機1100BのCPU1107に対して当該周辺機1
100Bの機種番号を回答してくれるように問い合わせ
(a)を行う。 ステップ1206:CPU1101は、周辺機1100
BのCPU1107からの回答(b)が来るまで待つ。
【0220】ステップ1207:CPU1101は、周
辺機1100BのCPU1107からの回答(b)をチ
ェックし、F−ROM1102にすでにダウンロードさ
れているパラメータデータの機種番号が、当該周辺機の
機種番号と適合するかどうかを確認する。適合しない場
合は、ステップ1109の処理に移行し、適合する場合
は、ステップ1218の処理に移行する。
【0221】ステップ1208:本件に関わる一連の処
理が終了した後の本体装置を動作させるためのメイン処
理である。
【0222】ステップ1209:コントローラ部112
2は、CPU1101から現時点のシステム(本体装置
+周辺機)の状況を受け取り その状態を操作部112
1に表示する。すなわち ここにおいては、当該本体装
置1100Aに対して現在接続されている周辺機110
0Bが連係動作するためのパラメータデータがまだイン
ストールされていないか、もしくはすでにインストール
されているパラメータデータは当該周辺機用のものでは
ないので、当該周辺機向けのパラメータデータをインス
トールする必要がある旨を操作部1121に表示する。
【0223】ステップ1210:操作部1121の表示
によってパラメータデータをインストールする必要があ
ることを知ったオペレータは、その表示に基づいて周辺
機1100Bに同梱されているICカード1140を本
体装置1100AのICカードI/F1130に接続す
る。
【0224】ステップ1211:オペレータはさらに、
当該本体装置(機種)用のパラメータデータを操作部1
121からキー入力にて指定し、パラメータデータダウ
ンロード開始の起動をかける。
【0225】ステップ1212:CPU1101は操作
部1121から指定されたICカード1140内のパラ
メータデータエリアのパラメータデータをICカード1
140から読み込む。
【0226】ステップ1213:CPU1101はIC
カード1140から読み込んだパラメータデータをRA
M1103にストックする。
【0227】ステップ1214:CPU1101はIC
カード1140から終了コードをリードしたかどうかを
確認する。終了していない場合はステップ1212に戻
り、処理が終了するまでステップ1212ないし121
4の処理を繰り返す。終了した場合は、ステップ121
5の処理に移行する。
【0228】ステップ1215:操作部1121にパラ
メータデータのダウンロードが終了した旨を表示する。
【0229】ステップ1216:操作部1121の表示
によってパラメータデータのダウンロードが終了したこ
とをオペレータが知ると、オペレータはICカード11
40を本体装置1100AのICカードI/F1130
から抜く。
【0230】ステップ1217:CPU1101は、R
AM1103に一時的にストックしていたパラメータデ
ータをF−ROM1102に転送する。
【0231】ステップ1218:CPU1101は、周
辺機1100BのCPU1107に対し、パラメータデ
ータの転送を行う必要がある旨(c)を送信する。
【0232】ステップ1219:CPU1101は、周
辺機1100BのCPU1107からパラメータデータ
受信の準備OK(READY)(d)の連絡を受け取る
まで待機する。
【0233】ステップ1220:周辺機1100BのC
PU1107からREADYの連絡を受信したら、本体
装置1100AのCPU1101はF−ROM1102
からパラメータデータを読み出し、周辺機1100Bの
CPU1107に送信(e)する。
【0234】ステップ1221:CPU1101は、す
べてのパラメータデータを送信終了したかどうかをチェ
ックする。すべてのパラメータデータの送信を終了した
場合は、ステップ1222に移行し、転送不能の旨を送
信する。まだ、すべてのパラメータデータの送信が終了
していない場合は、ステップ1218に戻ってパラメー
タデータの送信がすべて終了するまでステップ1118
〜1121の処理を繰り返す。
【0235】ステップ1222:CPU1101は、周
辺機1100BのCPU1107に対し、すべてのパラ
メータデータの転送を終了したので、パラメータデータ
を転送する必要のない旨(c)を送信する。
【0236】8.2.2 周辺機器側の動作 一方、周辺機1100B側の処理は、以下のようにステ
ップ1223からステップ1232までの手順で実行さ
れる。
【0237】ステップ1223:周辺機1100Bの電
源が、ONされる。
【0238】ステップ1224:周辺機1100BのC
PU1107は、前述した本体装置1100Aからの問
い合わせ(a)が来るのを待つ。
【0239】ステップ1225:問い合わせ(a)を受
信したら、周辺機のCPU1107は自分の機種は何
か、すなわち、自分の機種番号を確認する。
【0240】ステップ1226:周辺機1100BのC
PU1107は、ステップ1225で確認した内容をC
PU1101に回答(b)する。
【0241】ステップ1227:周辺機1100BのC
PU1107は、本体装置のCPU1101から次の指
示(c)が来るまで待機する。
【0242】ステップ1228:本体装置1100Aの
CPU1101からの指示(c)が転送の必要なしであ
った場合は、ステップ1229に移行する。本体装置1
100AのCPU1101からの指示(c)が転送の必
要有りであった場合には、ステップ1230に移行す
る。
【0243】ステップ1229:本件に関わる一連の処
理が終了した後の周辺機を動作させるためのメイン処理
である。
【0244】ステップ1230:本体装置1100Aか
らの指示(c)が転送の必要ありであった場合は、周辺
機1100BのCPU1107は本体装置1100Aの
CPU1101に対して、パラメータデータの受信準備
OK(d)を送信する。
【0245】ステップ1231:本体装置1100Aの
CPU1101から送られて来たパラメータデータ
(e)を受信する。
【0246】ステップ1232:周辺機1100BのC
PU1107は、受信したパラメータデータ(e)をR
AM1109内のパラメータデータテーブルエリアに書
き込み、ステップ1227に戻って、CPU1101か
らの指示(c)が転送の必要なしになるまでステップ1
227〜1232の処理を繰り返す。
【0247】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、画像形成装置本体に周辺機が接続されているか否か
を検知する手段と、画像形成装置本体に対して周辺機が
連携動作するために必要な情報を保持する手段と、情報
を周辺機に対して転送する手段と記画像形成装置本体に
備えているので、ソフトウエアを接続された周辺機に本
体装置側から転送して本体装置と制御的にも一体下する
ことが可能となり、本体各機種に対して周辺機のハード
ウエアのみならずソフトウエアまで含めて共通化するこ
とができる。これにより、周辺機の開発/製造に対して
高能率化を可能とし、かつコスト面および品質管理面に
も有効に作用することから、装置の信頼性を低コストで
向上させることができる。
【0248】請求項2記載の発明によれば、画像形成装
置本体に対して周辺機が連携動作するために必要な情報
が格納されたICカードを接続する接続手段と、この接
続手段に接続されたICカードから前記情報を転送する
際に、前記画像形成装置本体の操作部から対応する機種
の種類を入力する入力手段とを備えているので、ソフト
ウエアを接続された周辺機に本体装置に接続されたIC
カードから読み出された前記情報を転送して本体装置と
制御的にも一体下することが可能となり、本体各機種に
対して周辺機のハードウエアのみならずソフトウエアま
で含めて共通化することができる。これにより、周辺機
の開発/製造に対して高能率化を可能とし、かつコスト
面および品質管理面にも有効に作用することから、装置
の信頼性を低コストで向上させることができる。
【0249】請求項3記載の発明によれば、画像形成装
置本体の電源投入時に前記画像形成装置本体からの問い
合わせに対して、情報がダウンロード済みかどうかを画
像形成装置本体側に回答する手段とを周辺機内に備え、
前記画像形成装置本体の電源投入時に 周辺機の接続の
有無を確認する手段と 周辺機の接続有りの場合に前記
情報がダウンロードされているかどうかを周辺機に問い
合わせる手段を前記画像形成装置本体内に備えているの
で、本体装置および周辺機設置後の電源投入時に 自動
的に前記情報の転送/ダウンロードの処理が一度行われ
るだけで その後は転送やダウンロード処理を行う必要
がなくなり、これによって通常使用時の装置の電源投入
後の立ち上がり時間が短縮され、ユーザの使い勝手の向
上を図ることができる。
【0250】請求項4記載の発明によれば、回答する手
段は、前記情報のダウンロードがすでに行われている場
合は、いかなる機種の画像形成装置に対する情報なのか
を画像形成装置本体側に回答し、問い合わせる手段は、
情報のダウンロードがなされている場合には、いかなる
機種の画像形成装置に対する情報なのかを周辺機に問い
合わせるので、機種に対応して請求項3記載の発明の効
果を奏することができる。
【0251】請求項5記載の発明によれば、前記情報が
まだダウンロードなされていなかった場合、あるいはす
でにダウンロードされている情報が機種として前記画像
形成装置本体と異なる場合には、前記情報を周辺機に対
して転送する手段を備えているので、本体装置側から自
身の周辺機として使用できる状態に自動的に設定するこ
とができる。
【0252】請求項6記載の発明によれば、周辺機内の
ワークRAM上に前記情報が前記画像形成装置本体側か
ら転送される際にダウンロードするためのRAMエリア
が設けられているので、特別な装置を必要とせずに、請
求項1ないし4の発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成システ
ムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施形態における画像処理
システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る画像形成システ
ムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図4】図3に示した第2の実施形態における処理手順
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る画像形成システ
ムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示した第5の実施形態における画像処理
システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る画像形成システ
ムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示した第6の実施形態における画像処理
システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第7の実施形態に係る画像形成システ
ムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図10】図9に示した第7の実施形態における画像処
理システムの本体装置の処理手順を示すフローチャート
である。
【図11】図9に示した第7の実施形態における画像処
理システムの周辺機の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の第8の実施形態に係る画像形成シス
テムのハード構成を示す機能ブロック図である。
【図13】図12に示した第8の実施形態における画像
処理システムの本体装置の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】図12に示した第8の実施形態における画像
処理システムの周辺機の処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
100A,300A,500A,700A,900A,
1100A 本体装置 100B,300B,500B,700B,900B,
1100B 周辺機 100C,300C,500C,700C,900C,
1100C コネクタ 101,301,501,701,901,1101
本体装置側のCPU 102,302,502,702 本体装置側のROM 103,303,503,703,903,1103
本体装置側のRAM 104,304,504,704,904,1104
本体装置側のI/Oポート 105,305,505,705,905,1105
本体装置側のデータバス 106,306,506,706,906,1106
本体装置側のメカトロ部品 107,307,507,707,907,1107
周辺機側のCPU 108,308,508,708 周辺機側のROM 109,309,509,709 周辺機側のRAM 110,510,910 周辺機側のF−ROM 111,311,511,711,911,1111
周辺機側のI/Oポート 112,312,512,712,912,1112
周辺機側のデータバス 113,313,513,713,913,1113
周辺機側のメカトロ部品 114,314,514,714,914,1114
第1の通信ライン 115,315,515,715,915,1115
第2の通信ライン 116,316,516,716,916,1116
第3の通信ライン 519,719,919,1119 第4の通信ライン 520,720,920,1120 第5の通信ライン 902,1102 本体装置側のF−ROM 930,1130 ICカードI/F 940,1140 ICカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置を有する周辺機が中央制御
    装置を有する画像形成装置に接続され、周辺機の中央制
    御装置と画像形成装置本体の中央制御装置とが相互に通
    信を行いながら画像形成装置と周辺機が連携動作を行う
    画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置本体に前記周辺機が接続されているか
    否かを検知する手段と、 前記画像形成装置本体に対して周辺機が連携動作するた
    めに必要な情報を保持する手段と、 前記情報を周辺機に対して転送する手段と、を前記画像
    形成装置本体に備えていることを特徴とする画像形成シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記情報が格納されたICカードを接続
    する接続手段と、 この接続手段に接続されたICカードから前記情報を転
    送する際に、前記画像形成装置本体の操作部から対応す
    る機種の種類を入力する入力手段と、をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記情報が転送されたときに前記情報が
    ダウンロードされる不揮発性メモリと、 前記情報が画像形成装置本体側から転送された際にそれ
    を前記不揮発性メモリにダウンロードする手段と、 画像形成装置本体の電源投入時に前記画像形成装置本体
    からの問い合わせに対して、前記情報のダウンロードが
    すでに行われているかどうかを画像形成装置本体側に回
    答する手段とを周辺機内に備え、 前記画像形成装置本体の電源投入時に周辺機の接続の有
    無を確認する手段と、周辺機の接続有りの場合にすでに
    前記情報のダウンロードがなされているかどうか問い合
    わせる手段とを前記画像形成装置本体内に備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の画像形成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記回答する手段は、前記情報のダウン
    ロードがすでに行われている場合はいかなる機種の画像
    形成装置に対する情報なのかを画像形成装置本体側に回
    答し、前記問い合わせる手段は、前記情報のダウンロー
    ドがなされている場合にはいかなる機種の画像形成装置
    に対する情報なのかを周辺機に問い合わせることを特徴
    とする請求項2記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記情報がまだダウンロードなされてい
    なかった場合、あるいはすでにダウンロードされている
    情報が機種として前記画像形成装置本体と異なる場合に
    は、前記情報を周辺機に対して転送する手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 周辺機内のワークRAM上に前記情報が
    前記画像形成装置本体側から転送される際にダウンロー
    ドするためのRAMエリアが設けられていることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形
    成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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