JP2002122490A - 圧縮ばねの荷重測定装置 - Google Patents
圧縮ばねの荷重測定装置Info
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- JP2002122490A JP2002122490A JP2000312306A JP2000312306A JP2002122490A JP 2002122490 A JP2002122490 A JP 2002122490A JP 2000312306 A JP2000312306 A JP 2000312306A JP 2000312306 A JP2000312306 A JP 2000312306A JP 2002122490 A JP2002122490 A JP 2002122490A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭小な測定位置での多数の被測定ばねのばね
荷重を同時に測定することが可能な圧縮ばねの荷重測定
装置を提供する。 【構成】 昇降手段１２によって上下動する可動体１１
と、該可動体１１に吊下げ支持され、可動体１１を下降
することにより被測定ばねＷに押し当って該被測定ばね
Ｗのばね荷重に応じた分だけ圧縮される荷重測定用ばね
１６と、該荷重測定用ばね１６の伸縮に連動して移動す
るスピンドル１５を有し、該スピンドル１５の移動変位
量を荷重測定用ばね１６の撓み量として検出するデジタ
ル測長ゲージ１４からなる変位測定手段と、荷重測定用
ばね１６の撓み量に伴う被測定ばねＷの荷重線図データ
をインプットし、このデータに基づいて被測定ばねＷの
荷重を算出する荷重算出手段とを具備させる。
荷重を同時に測定することが可能な圧縮ばねの荷重測定
装置を提供する。 【構成】 昇降手段１２によって上下動する可動体１１
と、該可動体１１に吊下げ支持され、可動体１１を下降
することにより被測定ばねＷに押し当って該被測定ばね
Ｗのばね荷重に応じた分だけ圧縮される荷重測定用ばね
１６と、該荷重測定用ばね１６の伸縮に連動して移動す
るスピンドル１５を有し、該スピンドル１５の移動変位
量を荷重測定用ばね１６の撓み量として検出するデジタ
ル測長ゲージ１４からなる変位測定手段と、荷重測定用
ばね１６の撓み量に伴う被測定ばねＷの荷重線図データ
をインプットし、このデータに基づいて被測定ばねＷの
荷重を算出する荷重算出手段とを具備させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用弁ばね等
の線形圧縮ばねのばね荷重を測定する装置に関するもの
である。
の線形圧縮ばねのばね荷重を測定する装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、線形圧縮ばねのばね荷重を測定す
る場合、例えば図５に示すような荷重測定装置が用いら
れている。この荷重測定装置は、ステージ１上に間欠的
に回転するように設けられターンテーブル２と、ばね荷
重を測定すべき線形圧縮ばね（以下の説明では「被測定
ばね」と称す）Ｗを所定長さに圧縮させる油圧シリンダ
等の圧縮用アクチュエータ３と、ばね圧縮時の電圧変位
によって被測定ばねＷのばね荷重を測定する荷重測定用
ロードセル４とによって構成されている。ターンテーブ
ル２には、被測定ばねＷを収納するための複数個のポケ
ット５が円周方向等間隔に貫通して形成されている。ア
クチュエータ３は、ターンテーブル２の上方にポケット
５の回転停止位置に対応するように配設されており、先
端に圧子６を取付けている。ロードセル４は、ステージ
１にアクチュエータ３と対向して据え付けられている。
る場合、例えば図５に示すような荷重測定装置が用いら
れている。この荷重測定装置は、ステージ１上に間欠的
に回転するように設けられターンテーブル２と、ばね荷
重を測定すべき線形圧縮ばね（以下の説明では「被測定
ばね」と称す）Ｗを所定長さに圧縮させる油圧シリンダ
等の圧縮用アクチュエータ３と、ばね圧縮時の電圧変位
によって被測定ばねＷのばね荷重を測定する荷重測定用
ロードセル４とによって構成されている。ターンテーブ
ル２には、被測定ばねＷを収納するための複数個のポケ
ット５が円周方向等間隔に貫通して形成されている。ア
クチュエータ３は、ターンテーブル２の上方にポケット
５の回転停止位置に対応するように配設されており、先
端に圧子６を取付けている。ロードセル４は、ステージ
１にアクチュエータ３と対向して据え付けられている。
【０００３】この装置を用いて被測定ばねＷのばね荷重
を測定するには、先ず、収納位置でターンテーブル２の
各ポケット５に被測定ばねＷを順次供給して収納させ、
被測定ばねＷをターンテーブル２の間欠回転に伴って測
定位置に移送させる。そして、測定位置において、アク
チュエータ３を駆動してその先端に取付けた圧子６で被
測定ばねＷを所定長さに圧縮させることによりロードセ
ル４を電圧変位させ、このロードセル４の電圧変位によ
って被測定ばねＷのばね荷重を測定する。この後、ばね
荷重を測定した被測定ばねＷを、ターンテーブル２の間
欠回転に伴い排出位置に移送させ、排出位置でターンテ
ーブル２のポケット５から排出させる。
を測定するには、先ず、収納位置でターンテーブル２の
各ポケット５に被測定ばねＷを順次供給して収納させ、
被測定ばねＷをターンテーブル２の間欠回転に伴って測
定位置に移送させる。そして、測定位置において、アク
チュエータ３を駆動してその先端に取付けた圧子６で被
測定ばねＷを所定長さに圧縮させることによりロードセ
ル４を電圧変位させ、このロードセル４の電圧変位によ
って被測定ばねＷのばね荷重を測定する。この後、ばね
荷重を測定した被測定ばねＷを、ターンテーブル２の間
欠回転に伴い排出位置に移送させ、排出位置でターンテ
ーブル２のポケット５から排出させる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の荷重
測定装置においては、測定位置で１個１個しか被測定ば
ねＷのばね荷重を測定することができず、手間や時間が
かかり、作業性が低いという問題がある。従って、多数
の圧縮ばねのばね荷重を測定する場合、全数測定ではな
く抜き取り測定が行われている。
測定装置においては、測定位置で１個１個しか被測定ば
ねＷのばね荷重を測定することができず、手間や時間が
かかり、作業性が低いという問題がある。従って、多数
の圧縮ばねのばね荷重を測定する場合、全数測定ではな
く抜き取り測定が行われている。
【０００５】そこで、測定位置に多数のロードセル４を
据え付けて多数の被測定ばねのばね荷重を同時に測定す
ることが考えられるが、狭小な測定位置に対応した狭い
据え付けピッチで多数のロードセル４を据え付けること
が困難であった。
据え付けて多数の被測定ばねのばね荷重を同時に測定す
ることが考えられるが、狭小な測定位置に対応した狭い
据え付けピッチで多数のロードセル４を据え付けること
が困難であった。
【０００６】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、狭小な測定位置での多数の被測定ばねのば
ね荷重を同時に測定することが可能な圧縮ばねの荷重測
定装置を提供することを目的とする。
れたもので、狭小な測定位置での多数の被測定ばねのば
ね荷重を同時に測定することが可能な圧縮ばねの荷重測
定装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、昇降手段によって上下動する可動体と、
該可動体に吊下げ支持され、可動体を下降することによ
り被測定ばねに押し当って該被測定ばねのばね荷重に応
じた分だけ圧縮される荷重測定用ばねと、該荷重測定用
ばねの伸縮に連動して移動するスピンドルを有し、該ス
ピンドルの移動変位量を荷重測定用ばねの撓み量として
検出するデジタル測長ゲージからなる変位測定手段と、
荷重測定用ばねの撓み量に伴う被測定ばねの荷重線図デ
ータをインプットし、このデータに基づいて被測定ばね
の荷重を算出する荷重算出手段とを具備することを特徴
としている。そして、好ましくは、複数の被測定ばねを
カセットに適宜の配置で収納させ、かつ、可動体に被測
定ばねと同数の荷重測定用ばねおよび変位測定手段をカ
セット内の被測定ばねと同じ配置で設ける。
め、本発明は、昇降手段によって上下動する可動体と、
該可動体に吊下げ支持され、可動体を下降することによ
り被測定ばねに押し当って該被測定ばねのばね荷重に応
じた分だけ圧縮される荷重測定用ばねと、該荷重測定用
ばねの伸縮に連動して移動するスピンドルを有し、該ス
ピンドルの移動変位量を荷重測定用ばねの撓み量として
検出するデジタル測長ゲージからなる変位測定手段と、
荷重測定用ばねの撓み量に伴う被測定ばねの荷重線図デ
ータをインプットし、このデータに基づいて被測定ばね
の荷重を算出する荷重算出手段とを具備することを特徴
としている。そして、好ましくは、複数の被測定ばねを
カセットに適宜の配置で収納させ、かつ、可動体に被測
定ばねと同数の荷重測定用ばねおよび変位測定手段をカ
セット内の被測定ばねと同じ配置で設ける。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。図１および図２は本発明の圧縮ばねの
荷重測定装置の一実施形態を示す要部側面図である。
尚、図１および図２に示す圧縮ばねの荷重測定装置は、
８個の被測定ばねＷのばね荷重を同時に測定するもので
ある。
基いて説明する。図１および図２は本発明の圧縮ばねの
荷重測定装置の一実施形態を示す要部側面図である。
尚、図１および図２に示す圧縮ばねの荷重測定装置は、
８個の被測定ばねＷのばね荷重を同時に測定するもので
ある。
【０００９】図１において、１１は油圧サーボシリンダ
等の昇降手段１２によって昇降される可動体である。可
動体１１には、所定の数（ばね荷重を測定すべき被測定
ばねＷと同数）、即ち、８個のゲージ取付孔１３が前後
２列左右４列の配列で形成されている。これらのゲージ
取付孔１３には、変位測定手段、即ち、デジタル測長ゲ
ージ１４がそれぞれ取付けられている。これらのデジタ
ル測長ゲージ１４は、軸方向に移動自在なスピンドル１
５を有する。スピンドル１５には、図示しない付勢手段
によって図中下方に付勢する力が作用している。デジタ
ル測長ゲージ１４は、可動体１１のゲージ取付孔１３に
スピンドル１５を挿通し、スピンドル１５を可動体１１
の下面から所定の長さ突出させて取付けられている。
等の昇降手段１２によって昇降される可動体である。可
動体１１には、所定の数（ばね荷重を測定すべき被測定
ばねＷと同数）、即ち、８個のゲージ取付孔１３が前後
２列左右４列の配列で形成されている。これらのゲージ
取付孔１３には、変位測定手段、即ち、デジタル測長ゲ
ージ１４がそれぞれ取付けられている。これらのデジタ
ル測長ゲージ１４は、軸方向に移動自在なスピンドル１
５を有する。スピンドル１５には、図示しない付勢手段
によって図中下方に付勢する力が作用している。デジタ
ル測長ゲージ１４は、可動体１１のゲージ取付孔１３に
スピンドル１５を挿通し、スピンドル１５を可動体１１
の下面から所定の長さ突出させて取付けられている。
【００１０】１６は可動体１１の下面から突出するスピ
ンドル１５の外周にそれぞれ巻装された荷重測定用ばね
である。これらの荷重測定用ばね１６は、可動体１１の
下面に上端を固定することにより可動体１１に吊下げ状
態で支持されている。
ンドル１５の外周にそれぞれ巻装された荷重測定用ばね
である。これらの荷重測定用ばね１６は、可動体１１の
下面に上端を固定することにより可動体１１に吊下げ状
態で支持されている。
【００１１】１７は荷重測定用ばね１６の下端にそれぞ
れ取付けられた圧子である。これらの圧子１７は荷重測
定用ばね１６の伸縮に応じて自由に図中上下方向に移動
する。圧子１７の上面には、デジタル測長ゲージ１４の
スピンドル１５の先端が当接されており、圧子１７と連
動してデジタル測長ゲージ１４のスピンドル１５が図中
上下方向に移動する。デジタル測長ゲージ１４には、ス
ピンドル１５の移動変位量を電気的に検出して荷重測定
用ばね１６の撓み量としてデジタル出力する機構が内蔵
されている。また、デジタル測長ゲージ１４には、荷重
測定用ばね１６の撓み量に伴う被測定ばねＷの荷重線図
データをインプットしたコンピュータ等の荷重算出手段
（図示せず）が接続されている。荷重算出手段は、予め
インプットした被測定ばねＷの荷重線図データとデジタ
ル測長ゲージ１４によって検出されたばね荷重測定用１
６の撓み量とで被測定ばねＷのばね荷重を算出するよう
に構成されている。
れ取付けられた圧子である。これらの圧子１７は荷重測
定用ばね１６の伸縮に応じて自由に図中上下方向に移動
する。圧子１７の上面には、デジタル測長ゲージ１４の
スピンドル１５の先端が当接されており、圧子１７と連
動してデジタル測長ゲージ１４のスピンドル１５が図中
上下方向に移動する。デジタル測長ゲージ１４には、ス
ピンドル１５の移動変位量を電気的に検出して荷重測定
用ばね１６の撓み量としてデジタル出力する機構が内蔵
されている。また、デジタル測長ゲージ１４には、荷重
測定用ばね１６の撓み量に伴う被測定ばねＷの荷重線図
データをインプットしたコンピュータ等の荷重算出手段
（図示せず）が接続されている。荷重算出手段は、予め
インプットした被測定ばねＷの荷重線図データとデジタ
ル測長ゲージ１４によって検出されたばね荷重測定用１
６の撓み量とで被測定ばねＷのばね荷重を算出するよう
に構成されている。
【００１２】１８は８個の被測定ばねＷを収納してステ
ージ１９上を移送させるカセットである。カセット１８
には、図３に示すように、被測定ばねＷを収納するため
の８個のポケット２０がデジタル測長ゲージ１４と同じ
配置で貫通して形成されている。
ージ１９上を移送させるカセットである。カセット１８
には、図３に示すように、被測定ばねＷを収納するため
の８個のポケット２０がデジタル測長ゲージ１４と同じ
配置で貫通して形成されている。
【００１３】このように、本発明の圧縮ばねの荷重測定
装置は構成されており、次にこの装置によるばね荷重の
測定動作を説明する。
装置は構成されており、次にこの装置によるばね荷重の
測定動作を説明する。
【００１４】図１は初期の状態を示し、今、可動体１１
は昇降手段１２によって上位位置に上昇されている。先
ず、収納位置でカセット１８の各ポケット２０に被測定
ばねＷをそれぞれ収納させる。
は昇降手段１２によって上位位置に上昇されている。先
ず、収納位置でカセット１８の各ポケット２０に被測定
ばねＷをそれぞれ収納させる。
【００１５】次に、被測定ばねＷを収納したカセット１
８をステージ１９の測定位置に移送し、図１に示すよう
に、カセット１８に収納された各被測定ばねＷを荷重測
定用ばね１６にそれぞれ対応するように設置させる。
８をステージ１９の測定位置に移送し、図１に示すよう
に、カセット１８に収納された各被測定ばねＷを荷重測
定用ばね１６にそれぞれ対応するように設置させる。
【００１６】次に、図２に示すように、昇降手段１２を
駆動して可動体１１を下位位置まで降下し、荷重測定用
ばね１６を介して圧子１７によってカセット１８に収納
された各被測定ばねＷをそれぞれ押圧させる。このと
き、圧子１７は被測定ばねＷを圧縮させながらその被測
定ばねＷのばね荷重に応じた分だけ荷重測定用ばね１６
を圧縮させる。これにより、デジタル測長ゲージ１４の
スピンドル１５が上方へ押し上げられ、デジタル測長ゲ
ージ１４がスピンドル１５の移動変位量を荷重測定用ば
ね１６の撓み量として荷重算出手段にデジタル出力す
る。そして、荷重算出手段において、予めインプットさ
れた被測定ばねＷの荷重線図データとデジタル測長ゲー
ジ１４によって検出された荷重測定用ばね１６の撓み量
とで被測定ばねＷのばね荷重を算出することにより、被
測定ばねＷのばね荷重が測定される。
駆動して可動体１１を下位位置まで降下し、荷重測定用
ばね１６を介して圧子１７によってカセット１８に収納
された各被測定ばねＷをそれぞれ押圧させる。このと
き、圧子１７は被測定ばねＷを圧縮させながらその被測
定ばねＷのばね荷重に応じた分だけ荷重測定用ばね１６
を圧縮させる。これにより、デジタル測長ゲージ１４の
スピンドル１５が上方へ押し上げられ、デジタル測長ゲ
ージ１４がスピンドル１５の移動変位量を荷重測定用ば
ね１６の撓み量として荷重算出手段にデジタル出力す
る。そして、荷重算出手段において、予めインプットさ
れた被測定ばねＷの荷重線図データとデジタル測長ゲー
ジ１４によって検出された荷重測定用ばね１６の撓み量
とで被測定ばねＷのばね荷重を算出することにより、被
測定ばねＷのばね荷重が測定される。
【００１７】以上のようにして被測定ばねＷのばね荷重
が測定されると、図１に示すように、昇降手段１２を駆
動して可動体１１を上位位置まで上昇し、荷重測定用ば
ね１６を介して圧子１７を上昇させる。これにより、圧
子１７によるカセット１８に収納された各被測定ばねＷ
への押圧がそれぞれ解除される。この後、ばね荷重を測
定した被測定ばねＷを、カセット１８とともに排出位置
に移送させ、排出位置でカセット１８の各ポケット２０
から排出させる。
が測定されると、図１に示すように、昇降手段１２を駆
動して可動体１１を上位位置まで上昇し、荷重測定用ば
ね１６を介して圧子１７を上昇させる。これにより、圧
子１７によるカセット１８に収納された各被測定ばねＷ
への押圧がそれぞれ解除される。この後、ばね荷重を測
定した被測定ばねＷを、カセット１８とともに排出位置
に移送させ、排出位置でカセット１８の各ポケット２０
から排出させる。
【００１８】本発明の圧縮ばねの荷重測定装置は、上下
動する可動体１１に荷重測定用ばね１６を測定すべき被
測定ばねＷと同じ配置で吊下げ支持し、荷重測定用ばね
１６を下降させて被測定ばねＷを圧縮させながらその被
測定ばねＷのばね荷重に応じた分だけ荷重測定用ばね１
６を圧縮し、この荷重測定用ばね１６の撓み量をデジタ
ル測長ゲージ１４により検出して被測定ばねＷのばね荷
重として変換することにより、被測定ばねＷのばね荷重
を測定している。即ち、本発明の圧縮ばねの荷重装置で
は、デジタル測長ゲージ１４により被測定ばねＷのばね
荷重を測定しているから、多数の被測定ばねＷのばね荷
重を同時に測定することが可能である。何故なら、デジ
タル測長ゲージ１４は狭いピッチで取付けることが可能
であり、狭小な測定位置に多数のデジタル測長ゲージ１
４を取付けることができるからである。これにより、圧
縮ばねのばね荷重測定の作業性の向上が図れ、多数の圧
縮ばねのばね荷重を抜き取り測定ではなく全数測定する
ことが可能である。
動する可動体１１に荷重測定用ばね１６を測定すべき被
測定ばねＷと同じ配置で吊下げ支持し、荷重測定用ばね
１６を下降させて被測定ばねＷを圧縮させながらその被
測定ばねＷのばね荷重に応じた分だけ荷重測定用ばね１
６を圧縮し、この荷重測定用ばね１６の撓み量をデジタ
ル測長ゲージ１４により検出して被測定ばねＷのばね荷
重として変換することにより、被測定ばねＷのばね荷重
を測定している。即ち、本発明の圧縮ばねの荷重装置で
は、デジタル測長ゲージ１４により被測定ばねＷのばね
荷重を測定しているから、多数の被測定ばねＷのばね荷
重を同時に測定することが可能である。何故なら、デジ
タル測長ゲージ１４は狭いピッチで取付けることが可能
であり、狭小な測定位置に多数のデジタル測長ゲージ１
４を取付けることができるからである。これにより、圧
縮ばねのばね荷重測定の作業性の向上が図れ、多数の圧
縮ばねのばね荷重を抜き取り測定ではなく全数測定する
ことが可能である。
【００１９】図４は本発明の荷重測定装置を用いた線形
圧縮ばねの選別装置の構成図である。この選別装置は、
複数のステーションＡ〜Ｌを有し、カセット１８に圧縮
ばね（被測定ばねＷ）を収納させて各ステーションＡ〜
Ｌを順次移動させることにより圧縮ばねの選別を行う。
即ち、先ず、ステーションＡでパレット１８の各ポケッ
ト２０にばね供給機（図示せず）により圧縮ばねをそれ
ぞれ収納する。ステーションＢ〜Ｅは測定ステーション
であって、各測定装置（図示せず）で圧縮ばねの各種測
定（例えば、密着長さ測定、内径測定、外径測定、自由
高さ測定、ばね荷重測定等）を行う。この後、ステーシ
ョンＦでステーションＢ〜Ｅの測定により不良品と判断
された圧縮ばねをカセット１８から排除する。次に、ス
テーションＧ〜Ｊで測定ステーションＢ〜Ｅ以外の圧縮
ばねの各種測定を行う。この後、ステーションＫでステ
ーションＧ〜Ｊの測定で不良品と判断された圧縮ばねを
カセット１８から排除する。そして、ステーションＬで
カセット１８に残った圧縮ばねを良品として排出する。
圧縮ばねの選別装置の構成図である。この選別装置は、
複数のステーションＡ〜Ｌを有し、カセット１８に圧縮
ばね（被測定ばねＷ）を収納させて各ステーションＡ〜
Ｌを順次移動させることにより圧縮ばねの選別を行う。
即ち、先ず、ステーションＡでパレット１８の各ポケッ
ト２０にばね供給機（図示せず）により圧縮ばねをそれ
ぞれ収納する。ステーションＢ〜Ｅは測定ステーション
であって、各測定装置（図示せず）で圧縮ばねの各種測
定（例えば、密着長さ測定、内径測定、外径測定、自由
高さ測定、ばね荷重測定等）を行う。この後、ステーシ
ョンＦでステーションＢ〜Ｅの測定により不良品と判断
された圧縮ばねをカセット１８から排除する。次に、ス
テーションＧ〜Ｊで測定ステーションＢ〜Ｅ以外の圧縮
ばねの各種測定を行う。この後、ステーションＫでステ
ーションＧ〜Ｊの測定で不良品と判断された圧縮ばねを
カセット１８から排除する。そして、ステーションＬで
カセット１８に残った圧縮ばねを良品として排出する。
【００２０】上記選別装置はステーションＢ〜Ｅ，Ｇ〜
Ｊのいずれかに本発明の圧縮ばねの荷重測定装置を設置
させており、そのステーションで本発明の圧縮ばねの荷
重測定装置により圧縮ばねのばね荷重を測定する。
Ｊのいずれかに本発明の圧縮ばねの荷重測定装置を設置
させており、そのステーションで本発明の圧縮ばねの荷
重測定装置により圧縮ばねのばね荷重を測定する。
【００２１】尚、上述した実施形態では、８個の圧縮ば
ね（被測定ばねＷ）のばね荷重を同時に測定するように
したが、当然ながらばね荷重を測定すべき圧縮ばねの数
は、８個に限定されるものではない。
ね（被測定ばねＷ）のばね荷重を同時に測定するように
したが、当然ながらばね荷重を測定すべき圧縮ばねの数
は、８個に限定されるものではない。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上下動
する可動体に荷重測定用ばねを吊下げ支持し、荷重測定
用ばねを下降させて被測定ばねのばね荷重に応じた分だ
け荷重測定用ばねを圧縮し、この荷重測定用ばねの撓み
量をデジタル測長ゲージにより検出して被測定ばねのば
ね荷重として変換することで被測定ばねのばね荷重の測
定を行っているから、多数の圧縮ばねのばね荷重を同時
に測定することができて測定作業の作業性の向上が図
れ、多数の圧縮ばねのばね荷重を抜き取り計測ではなく
全数測定することが可能である。
する可動体に荷重測定用ばねを吊下げ支持し、荷重測定
用ばねを下降させて被測定ばねのばね荷重に応じた分だ
け荷重測定用ばねを圧縮し、この荷重測定用ばねの撓み
量をデジタル測長ゲージにより検出して被測定ばねのば
ね荷重として変換することで被測定ばねのばね荷重の測
定を行っているから、多数の圧縮ばねのばね荷重を同時
に測定することができて測定作業の作業性の向上が図
れ、多数の圧縮ばねのばね荷重を抜き取り計測ではなく
全数測定することが可能である。
【図１】本発明の荷重測定装置の要部側面図で、荷重測
定前を示す。
定前を示す。
【図２】本発明の荷重測定装置の要部側面図で、荷重測
定時を示す。
定時を示す。
【図３】被測定ばねを収納するカセットを示し、（ａ）
は平面図、（ｂ）は縦断面図。
は平面図、（ｂ）は縦断面図。
【図４】本発明の荷重測定装置を用いた圧縮線状ばねの
選別装置を示す
選別装置を示す
【図５】従来の荷重測定装置を示す説明図。
Ｗ 被測定ばね １１ 可動体 １２ 昇降手段 １３ ゲージ取付孔 １４ デジタル測長ゲージ １５ スピンドル １６ 荷重測定用ばね １７ 圧子 １８ カセット １９ ステージ ２０ ポケット Ａ〜Ｌ ステーション
Claims (2)
- 【請求項１】 昇降手段によって上下動する可動体と、
該可動体に吊下げ支持され、可動体を下降することによ
り被測定ばねに押し当って該被測定ばねのばね荷重に応
じた分だけ圧縮される荷重測定用ばねと、該荷重測定用
ばねの伸縮に連動して移動するスピンドルを有し、該ス
ピンドルの移動変位量を荷重測定用ばねの撓み量として
検出するデジタル測長ゲージからなる変位測定手段と、
荷重測定用ばねの撓み量に伴う被測定ばねの荷重線図デ
ータをインプットし、このデータに基づいて被測定ばね
の荷重を算出する荷重算出手段とを具備することを特徴
とする圧縮ばねの荷重測定装置。 - 【請求項２】 複数の被測定ばねをカセットに適宜の配
置で収納させ、かつ、可動体に被測定ばねと同数の荷重
測定用ばねおよび変位測定手段をカセット内の被測定ば
ねと同じ配置で設けたことを特徴とする請求項１記載の
圧縮ばねの荷重測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000312306A JP2002122490A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 圧縮ばねの荷重測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000312306A JP2002122490A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 圧縮ばねの荷重測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002122490A true JP2002122490A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18791927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000312306A Pending JP2002122490A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | 圧縮ばねの荷重測定装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002122490A (ja) |
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