JP2002120216A - コンクリート用コアドリル - Google Patents

コンクリート用コアドリル

Info

Publication number
JP2002120216A
JP2002120216A JP2000313185A JP2000313185A JP2002120216A JP 2002120216 A JP2002120216 A JP 2002120216A JP 2000313185 A JP2000313185 A JP 2000313185A JP 2000313185 A JP2000313185 A JP 2000313185A JP 2002120216 A JP2002120216 A JP 2002120216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core drill
tube
air
concrete
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000313185A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ichikawa
進一 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHIKAWA SEIKI KK
Original Assignee
ICHIKAWA SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICHIKAWA SEIKI KK filed Critical ICHIKAWA SEIKI KK
Priority to JP2000313185A priority Critical patent/JP2002120216A/ja
Publication of JP2002120216A publication Critical patent/JP2002120216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水源の確保及び排水処理を不要にして、汎用性
を飛躍的に高めるとともに、大幅なコストダウンに寄与
する。 【解決手段】円筒形に形成したチューブ部2と、このチ
ューブ部2の先端部2fに周方向に沿って固着した複数
の切削用チップ3…と、チューブ部2の後端部2rに固
着することにより回転駆動部D側に着脱するアダプタ部
4を具備するとともに、チューブ部2及びアダプタ部4
の内部に、チューブ部2の先端部2fにおける切削用チ
ップ3…が存在しない面に開口した空気噴射部6に連通
し、かつ圧力空気供給部Pから圧力空気Aが供給される
空気供給路5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート等の
被切削部位に穴明けを行うためのコンクリート用コアド
リルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート,アスファルト,煉
瓦,石材等の穴明けを行うコンクリート用コアドリル
は、実開昭62−162010号公報等で知られてい
る。
【0003】この種のコアドリルは、円筒形に形成した
チューブ部と、このチューブ部の先端部に周方向に沿っ
て固着した複数の切削用チップと、当該チューブ部の後
端部に固着することにより回転駆動部に着脱するアダプ
タ部を備えるとともに、切削時には、発熱によりコアド
リルがかなりの高温になるため、コアドリルの内側に冷
却水を供給して当該コアドリルを冷却する水冷機構を備
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のコンクリート用コアドリルは、次のような問題点があ
った。
【0005】第一に、コアドリルの冷却に水冷機構を用
いるため、水源を確保できない場合には使用が制限さ
れ、また、水源を確保しようとする場合には、大幅なコ
ストアップを強いられる。
【0006】第二に、作業中に冷却後の水が流出するた
め、場所によっては排水処理が大変となる。
【0007】本発明は、このような従来技術に存在する
課題を解決したものであり、水源の確保及び排水処理を
不要にして、汎用性を飛躍的に高めるとともに、大幅な
コストダウンに寄与できるコンクリート用コアドリルの
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、円筒形に形成したチューブ部2と、このチューブ部
2の先端部2fに周方向に沿って固着した複数の切削用
チップ3…と、チューブ部2の後端部2rに固着するこ
とにより回転駆動部D側に着脱するアダプタ部4を具備
するコンクリート用コアドリル1を構成するに際して、
チューブ部2及びアダプタ部4の内部に、チューブ部2
の先端部2fにおける切削用チップ3…が存在しない面
に開口した空気噴射部6に連通し、かつ圧力空気供給部
Pから圧力空気Aが供給される空気供給路5を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、チュ
ーブ部2は、アウタ部2oとインナ部2iからなる二重
構造により構成し、インナ部2iの外周面2isに、ア
ウタ部2oに組付けた際に空気通路5c…を形成する複
数の溝部11…を設けるとともに、インナ部2iの後端
部2r側に、外周面2isの全周に段差が生じ、アウタ
部2oに組付けた際に溝部11…に連通する通気空間1
3を形成する薄肉部14を設け、空気通路5c…と通気
空間13により空気供給路5を構成する。また、インナ
部2iの外周面2is及び/又はアウタ部2oの内周面
2osは、凹凸を有する粗面Fにより形成する。一方、
アダプタ部4は、筒状の装着部15及びこの装着部15
の端部15sから外方に一体形成したドーナツ状のフラ
ンジ部16により構成し、アダプタ部4には、装着部1
5の内部に形成した第一孔部17a…,フランジ部16
の内部に形成した第二孔部17b…及びフランジ部16
の外側に形成することにより当該アダプタ部4をチュー
ブ部2に固着した際に通気空間13に連通する第三孔部
17c…からなる空気通路17…を設ける。また、圧力
空気供給部Pには、第一孔部17a…に圧力空気Aを供
給するアタッチメント18を設ける。
【0010】これにより、圧力空気供給部Pから空気供
給路5に圧力空気Aが供給されるため、コアドリル1の
使用中に、チューブ部2の先端部2fに開口した空気噴
射部6から圧力空気Aを噴射させることができる。よっ
て、噴射した圧力空気Aは、被切削部位とコアドリル1
間の隙間を通って外部に排出され、コアドリル1に対し
て空冷方式による冷却が行われるとともに、切削粉の排
出が行われる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係るコンクリート用コア
ドリル1の構成について、図1〜図8を参照して説明す
る。
【0013】コアドリル1は、図1に示すように、同図
中、上から、アダプタ部4,チューブ部2,複数の切削
用チップ3…を一体に備える。
【0014】アダプタ部4は、筒状に形成した装着部1
5と、この装着部15の先端(図1中、下端)から外方
に一体に形成したドーナツ状のフランジ部16からな
る。装着部15は、外周面に、着脱用工具が係合する工
具係合部21を有するとともに、内周面に、雌ネジ部2
2を有する。さらに、装着部15とフランジ部16の内
部には四つの空気通路17…を周方向へ90°間隔で設
ける(図3参照)。この場合、最初に、フランジ部16
の内部に径方向に貫通する第二孔部17bを形成し、こ
の後、装着部15の端面15sから当該第二孔部17b
の内側に連通する第一孔部17aを形成するとともに、
フランジ部16の端面外周側から当該第二孔部17bの
外側に連通する第三孔部17cを形成し、第二孔部17
bの内側端部を溶接部17s等により閉塞すれば、装着
部15の端面15sに開口する空気流入口17i(第一
孔部17aの開口端)と第三孔部17cが連通する空気
通路17を設けることができる。なお、装着部4の端面
15sの内側には、後述するアタッチメント18を螺着
した際に通気空間23(図2参照)を形成する段差部2
4を設ける。
【0015】チューブ部2は、アウタ部2oとインナ部
2iからなる二重構造により構成する。アウタ部2oと
インナ部2iは、(JIS)STKM−S45C,ST
KM−13C等の炭素鋼鋼管により形成する。アウタ部
2oは、全体が同厚となる円筒形に形成し、内周面2o
sと外周面は表面仕上げを行う。インナ部2iは、図7
に示すように、全体を円筒形に形成するも、後端側(図
1中、上端側)には外周面に段差が生ずる薄肉部14を
設ける。これにより、アウタ部2oとインナ部2iを重
ねた際には、薄肉部14とアウタ部2o間に通気空間1
3が形成される。さらに、インナ部2iの外周面2is
には、軸方向に沿った四つの溝部11…を周方向へ90
°間隔で設ける。これにより、アウタ部2oとインナ部
2iを重ねた際には、溝部11…とアウタ部2oにより
四つの空気通路5c…が形成され、各空気通路5c…の
後端側は、通気空間13に連通するとともに、各空気通
路5c…の先端側は、空気噴射口6o…となってチュー
ブ部2の先端部2fに開口する。よって、通気空間13
と四つの空気通路5c…により空気供給路5が構成され
るとともに、四つの空気噴射口6o…により空気噴射部
6が構成される。
【0016】また、インナ部2iの外周面2isは、凹
凸を有する粗面Fにより形成する。この場合、粗面Fの
形成方法は任意に実施でき、例えば、インナ部2iを回
転させ、バイトを外周面2isに当てることにより、図
5に示すように、ピッチLpが0.3〜0.4〔mm〕
程度で、深さLdが0.3〜0.4〔mm〕程度の螺旋
溝による粗面Fを形成することもできる。このように、
粗面Fは、細かな凹凸、特に、先端が尖形となる三角状
の凹凸により形成することが望ましく、この際、できる
だけアウタ部2oの内周面2osに接触した際の接触面
積が小さくなり、かつアウタ部2oとインナ部2i間に
形成される空気層Sの体積が大きくなるように考慮す
る。このような凹凸を有する粗面Fは、アウタ部2oの
内面2osに設けてもよいし、インナ部2iの外面2i
sとアウタ部2oの内面2osの双方に設けてもよい。
なお、各溝部11…の形成は粗面Fの形成後に行う。
【0017】インナ部2iの外径とアウタ部2oの内径
は同一となるように形成する。そして、インナ部2iを
アウタ部2oに組み付ける際は、まず、アウタ部2oを
加熱し、膨張させた後、インナ部2iを挿入するととも
に、アウタ部2oにインナ部2iを完全に挿入したな
ら、周面における複数の所定位置をレーザー溶接する。
これにより、チューブ部2が出来上がる。
【0018】一方、チューブ部2の後端にはアダプタ部
4を溶接により固着する。これにより、チューブ部2と
アダプタ部4は一体化され、フランジ部16とチューブ
部2間に通気空間13が形成されるとともに、第三孔部
17cが通気空間13に臨む。この際、チューブ部2側
には全周に沿った通気空間13が設けられているため、
チューブ部2にアダプタ部4を固着する際の位置決めが
不要となる。
【0019】他方、チューブ部2の先端部2fには、八
個の切削用チップ3…をロー付等により固着する。この
場合、各切削用チップ3…は周方向に沿って等間隔に配
する。この際、上述した各空気噴射口6o…は、図6に
示すように、各切削用チップ3…の相互間の中央に位置
するように考慮する。なお、切削用チップ3…は、ダイ
ヤモンド粒子をバインダと混合して焼結した直方体状の
小ブロックである。
【0020】さらに、空気供給路5に圧力空気Aを供給
する圧力空気供給部Pを設ける。圧力空気供給部Pは、
エアコンプレッサ等を有する圧力空気源31と、装着部
15の雌ネジ部22に螺着するアタッチメント18(図
8参照)と、圧力空気源31からアタッチメント18に
圧力空気を供給する圧力空気供給機構32を備える。ま
た、前述したアダプタ部4に設けた四つの空気通路17
…も、本実施例(本発明)における圧力空気供給部Pに
含まれる。これにより、圧力空気供給部Pから空気供給
路5(通気空間13,空気通路5c…)に圧力空気Aが
供給される空冷機構が構成される。
【0021】この場合、圧力空気供給機構32は、既設
(従来)の冷却水供給機構をそのまま利用できる。した
がって、アタッチメント18は、既設の冷却水供給機構
(圧力空気供給機構32)から装着部15の通気空間2
3に圧力空気Aを供給するために必要となる。アタッチ
メント18は、一端に端面部18sを有し、他端を開放
した円筒状のナット部18aと、当該端面部18sの外
面に一体形成したボルト部18bと、ナット部18aを
貫通して内部と外部を連通させる複数の空気通路18c
…を有する。ナット部18aは回転駆動部Dにおける回
転駆動軸Dsの先端に螺着するとともに、ボルト部18
bは装着部4の雌ネジ部22に螺着する。これにより、
ボルト部18bを雌ネジ部22に螺着した際には、段差
部24が閉塞され、通気空間23が形成されるととも
に、この通気空間23は空気通路18c…によりナット
部18aの内側空間に連通接続される。
【0022】一方、圧力空気供給機構32は、回転駆動
部Dにおける回転駆動軸Dsに付設する。圧力空気供給
機構32は、回転駆動軸Dsの先端面に形成した通気凹
部35を有し、また、回転駆動部Dには、回転駆動軸D
sの外周面を覆うハウジング部36を備える。ハウジン
グ部36と回転駆動軸Ds間には、ベアリング37,3
7が介在するとともに、外部に対して密閉される通気空
間38を有する。さらに、回転駆動軸Dsには通気空間
38と通気凹部35が連通する通気孔35s…を有する
とともに、ハウジング部36には外部に突出した接続口
39sと通気空間38が連通する通気孔39を有する。
なお、接続口39sと圧力空気源31は、配管40によ
り連通接続する。これにより、既設の冷却水供給機構を
利用した圧力空気供給機構32が構成され、容易かつ低
コストに実施できる。
【0023】次に、本実施例に係るコアドリル1の使用
方法及び機能について、各図を参照して説明する。
【0024】まず、回転駆動部Dの回転駆動軸Dsに、
アタッチメント18のナット部18aを螺着するととも
に、アタッチメント18のボルト部18bに、装着部4
の雌ネジ部22を螺着する。この状態を図2に示す。ま
た、圧力空気源31と接続口39sは、配管40により
接続する。
【0025】これにより、回転駆動部Dを作動させれ
ば、回転駆動軸Ds及びこの回転駆動軸Dsに装着した
コアドリル1が回転するため、切削用チップ3…をコン
クリート面等の被切削部位に圧接させれば、当該被切削
部位の穴明けを行うことができる。
【0026】この際、圧力空気源31からは、0.4〜
0.5〔MPa〕程度の圧力空気Aが供給されるため、
圧力空気Aは、配管40を通って通気空間38に供給さ
れる。通気空間38に供給された圧力空気Aは、点線矢
印で示すように、通気孔35s,通気凹部35,ナット
部18aの内側空間,空気通路18c…,通気空間2
3,空気通路17…(第一孔部17a…,第二孔部17
b…,第三孔部17c…),通気空間13,各空気通路
5c…を通って空気噴射口6o…に至り、圧力空気A
は、この空気噴射口6oからコアドリル1の前方に噴射
される。
【0027】これにより、コアドリル1の使用中には、
各空気噴射口6o…から噴射された圧力空気Aが、被切
削部位とコアドリル1間の隙間を通って外部に排出され
るため、コアドリル1に対して空冷方式による冷却が行
われるとともに、切削粉の排出が行われる。よって、水
源の確保及び排水処理が不要となり、汎用性を飛躍的に
高めることができるとともに、大幅なコストダウンに寄
与できる。
【0028】しかも、本実施例に係るコアドリル1によ
れば、ベース部2の一部を構成するチューブ部12は、
アウタ部2oとインナ部2iからなる二重構造により構
成するとともに、インナ部2iの外周面2isを、凹凸
を有する粗面Fにより形成したため、アウタ部2oの内
周面2osとインナ部2iの外周面2is間には、当該
粗面Fにより空気層Sが形成され、この空気層Sが防音
層(遮音層)として機能する。この結果、ベース部2か
らの発生音(共鳴音)は大幅に低減され、もって、作業
現場における騒音発生も大幅に低減される。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除すること
ができる。例えば、アタッチメント18は、回転駆動軸
Dsの先端に一体形成してもよいし、コアドリル1の形
態によっては不要の場合もある。即ち、実施例は、残コ
ア抜棒を使えるようにコアドリル1の全体が軸方向に貫
通しているが、フランジ部16の中心に開口を有しない
円盤形に形成されている場合には、回転駆動軸Dsの先
端を直接装着部15に螺着するとともに、圧力空気Aを
第二孔部17b…の内側開口から供給するようにしても
よい。したがって、この場合には、第一孔部17a…が
不要となる。また、空気通路5c…(溝部11…)は、
軸方向に平行に設けた場合を示したが、例えば、図1に
仮想線で示す空気通路5csのように傾斜させて形成し
てもよい。これにより、螺旋方向に圧力空気Aを噴射す
ることができる。さらに、複数に分割したチューブを連
結したコアドリル1であっても同様に本発明を適用でき
る。なお、本発明では、圧力空気Aを供給することが基
本となるが、使用場所(被切削部位)等によっては圧力
空気Aの代わりに、ガス類や水等の液体を供給してもよ
い。従来、水等の液体は、チューブ部2の内方に供給し
ていたが、本発明の空気噴射口6o…から水等の液体を
噴射することにより、局部的な噴射が可能となるため、
特に、切削粉の排出に有効となる。したがって、本発明
で使用する空気とは、広くは流体の概念である。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係るコンクリート
用コアドリルは、チューブ部及びアダプタ部の内部に、
チューブ部の先端部における切削用チップが存在しない
面に開口した空気噴射口に連通し、かつ圧力空気供給部
から圧力空気が供給される空気供給路を設けたため、次
のような顕著な効果を奏する。
【0031】(1) 空冷方式による冷却を行うことが
できるため、水源の確保及び排水処理が不要となり、汎
用性を飛躍的に高めることができるとともに、大幅なコ
ストダウンに寄与できる。
【0032】(2) 好適な実施の形態により、チュー
ブ部を、アウタ部とインナ部からなる二重構造により構
成し、インナ部の外周面に、アウタ部に組付けた際に空
気通路を形成する溝部を設けるとともに、インナ部の後
端部側に、外周面の全周に段差が生じ、アウタ部に組付
けた際に溝部に連通する通気空間を形成する薄肉部を設
ければ、チューブ部をアダプタ部に組付ける際の位置合
わせが不要となる利点がある。
【0033】(3) 好適な実施の形態により、インナ
部の外周面及び/又はアウタ部の内周面を、凹凸を有す
る粗面により形成すれば、ベース部からの発生音(共鳴
音)を大幅に低減でき、もって、作業現場における騒音
発生も大幅に低減できる。
【0034】(4) 好適な実施の形態により、第一孔
部に圧力空気を供給するアタッチメントを用いれば、既
設(従来)の冷却水供給機構をそのまま利用して圧力空
気供給部を構成することができ、容易かつ低コストに実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るコンクリート用コ
アドリルの半裁断正面図、
【図2】同コンクリート用コアドリルに用いる圧力空気
供給部の縦断面図、
【図3】図1中Z−Z線断面図、
【図4】図1中Y−Y線断面図、
【図5】図4中円X内の拡大断面図、
【図6】同コンクリート用コアドリルの底面図、
【図7】同コンクリート用コアドリルにおけるインナ部
の一部を示す斜視図、
【図8】同コンクリート用コアドリルに用いるアタッチ
メントの縦断面図、
【符号の説明】
1 コンクリート用コアドリル 2 チューブ部 2f チューブ部の先端部 2r チューブ部の後端部 2o アウタ部 2os アウタ部の内周面 2i インナ部 2is インナ部の外周面 3… 切削用チップ 4 アダプタ部 5 空気供給路 5c… 空気通路 6 空気噴射部 11… 溝部 13 通気空間 14 薄肉部 15 装着部 15s 装着部の端部 16 フランジ部 17… 空気通路 17a… 第一孔部 17b… 第二孔部 17c… 第三孔部 18 アタッチメント D 回転駆動部 P 圧力空気供給部 A 圧力空気 F 粗面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形に形成したチューブ部と、このチ
    ューブ部の先端部に周方向に沿って固着した複数の切削
    用チップと、前記チューブ部の後端部に固着することに
    より回転駆動部側に着脱するアダプタ部とを具備するコ
    ンクリート用コアドリルにおいて、前記チューブ部及び
    前記アダプタ部の内部に、前記チューブ部の先端部にお
    ける前記切削用チップが存在しない面に開口した空気噴
    射口に連通し、かつ圧力空気供給部から圧力空気が供給
    される空気供給路を設けたことを特徴とするコンクリー
    ト用コアドリル。
  2. 【請求項2】 前記チューブ部は、アウタ部とインナ部
    からなる二重構造により構成し、前記インナ部の外周面
    に、前記アウタ部に組付けた際に空気通路を形成する複
    数の溝部を設けるとともに、前記インナ部の後端部側
    に、外周面の全周に段差が生じ、前記アウタ部に組付け
    た際に前記溝部に連通する通気空間を形成する薄肉部を
    設け、前記空気通路と前記通気空間により空気供給路を
    構成することを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    用コアドリル。
  3. 【請求項3】 前記インナ部の外周面及び/又は前記ア
    ウタ部の内周面は、凹凸を有する粗面により形成するこ
    とを特徴とする請求項2記載のコンクリート用コアドリ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記アダプタ部は、筒状の装着部及びこ
    の装着部の端部から外方に一体形成したドーナツ状のフ
    ランジ部により構成することを特徴とする請求項1記載
    のコンクリート用コアドリル。
  5. 【請求項5】 前記アダプタ部は、前記装着部の内部に
    形成した第一孔部,前記フランジ部の内部に形成した第
    二孔部及び前記フランジ部の外側に形成することにより
    当該アダプタ部を前記チューブ部に固着した際に前記通
    気空間に連通する第三孔部からなる空気通路を有するこ
    とを特徴とする請求項4記載のコンクリート用コアドリ
    ル。
  6. 【請求項6】 前記圧力空気供給部は、前記第一孔部に
    圧力空気を供給するアタッチメントを備えることを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート用コアドリル。
JP2000313185A 2000-10-13 2000-10-13 コンクリート用コアドリル Pending JP2002120216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313185A JP2002120216A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 コンクリート用コアドリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313185A JP2002120216A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 コンクリート用コアドリル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002120216A true JP2002120216A (ja) 2002-04-23

Family

ID=18792640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000313185A Pending JP2002120216A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 コンクリート用コアドリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002120216A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321024A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター
JP2006321022A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター
JP2006321023A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321024A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター
JP2006321022A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター
JP2006321023A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Cosmo Koki Co Ltd ホールカッター
JP4675674B2 (ja) * 2005-05-19 2011-04-27 コスモ工機株式会社 ホールカッター
JP4689348B2 (ja) * 2005-05-19 2011-05-25 コスモ工機株式会社 ホールカッター
JP4694257B2 (ja) * 2005-05-19 2011-06-08 コスモ工機株式会社 ホールカッター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6102486A (en) Frustum cutting bit arrangement
JP4057371B2 (ja) コア採取方法、コアバーレル及びコアビット
US8313050B2 (en) Diamond nozzle
JP2001162416A (ja) 空気駆動回転切削器
JPH07329049A (ja) 削岩ドリル
US20090123243A1 (en) Method for forming through-hole
BR0309737B1 (pt) método para produzir um compacto de metal pulverizado em um conjunto de punção e matriz, e cabeça de corte.
WO2018052118A1 (ja) コアドリル
KR20090063114A (ko) 칩 제거 기계가공을 위한 공구의 기본체
JP2016520008A (ja) 真空穿孔システム及びその方法
US5382121A (en) Drill bit for use in concrete and asphalt
JPH10501183A (ja) 丸くされたインサート支持表面を有するドリル工具
EP1334790A2 (en) Sawing arrangement and saw blade with integrated cooling means
EP1407865A1 (en) TOOL, DEVICE, AND METHOD FOR DRILLING
JP2002120216A (ja) コンクリート用コアドリル
JP2020521646A (ja) 切削工具
JP2007090565A (ja) ドリル用コアビット
JP2007136643A (ja) コアドリル
JP4660836B2 (ja) コアドリル
JP2892123B2 (ja) 穿孔方法
JPS6240781Y2 (ja)
JP2002120217A (ja) コンクリート用コアドリル
JP2019137056A (ja) 電動工具のための切削アクセサリ
JP2963698B2 (ja) 中空ドリル工具
JPH0746496Y2 (ja) 小孔穿孔用回転ドリル